JP2009206364A - 薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置 - Google Patents

薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことが可能な薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置を提供する。
【解決手段】直列接続された光電変換素子Dにおいて、隣接する一方の光電変換素子Dの第2電極と他方の光電変換素子Dの第1電極とが接続される。薄膜光電変換モジュールの製造方法は、複数個の光電変換素子Dのうち、複数個の光電変換素子Dが間に接続された1対の光電変換素子Dを第1の光電変換素子Dおよび第2の光電変換素子Dに設定するステップと、第1の光電変換素子Dおよび第2の光電変換素子Dの第1電極にそれぞれ第1の電圧を供給し、かつ第1の光電変換素子Dおよび第2の光電変換素子Dの第2電極にそれぞれ第2の電圧を供給することにより、第1の光電変換素子Dおよび第2の光電変換素子Dに逆バイアスをかけるステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関し、特に、直列接続された光電変換素子に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行なう薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関する。
近年、ガスを原料としてプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成される薄膜太陽電池が注目されている。この薄膜太陽電池の例として、シリコン系薄膜からなるシリコン系薄膜太陽電池ならびにCIS化合物薄膜太陽電池およびCIGS化合物薄膜太陽電池等が挙げられ、開発および生産量の拡大が進められている。
これらの薄膜太陽電池を構成する薄膜光電変換素子は、プラズマCVD法、スパッタ法または真空蒸着法等により、基板上に半導体膜および電極膜を積層することにより形成される。薄膜光電変換素子では2つの電極に挟まれた半導体層の層厚が薄いため、半導体層中のピンホールによる電極間の短絡が生じ易く、これによって発電特性が低下する。
このような薄膜太陽電池の特性回復を目的として、特開2000−323738号公報には、太陽電池セルの電極間に逆バイアス電圧を印加して短絡部(ピンホール)を除去する太陽電池モジュールの逆バイアス処理装置に関する発明が記載されている。
また、特開2000−323738号公報に記載された太陽電池モジュールの逆バイアス処理装置は、互いに隣り合う3段以上の太陽電池セルにおける電極に接触する複数段のプローブと、複数段のプローブを一体的に昇降させる昇降手段と、複数段のプローブから隣り合う任意の1対の太陽電池セルの電極間に逆バイアス電圧を印加する1対のプローブを選択する切換スイッチとを具備したことを特徴としている。プローブを下降させて太陽電池セルの電極に接触させた後、スイッチ切り替えにより複数段の太陽電池セルの逆バイアス処理ができる。このため、最も時間のかかるプローブの下降操作の回数を従来よりも大幅に減少させることができることから、逆バイアス処理全体の効率を向上できるとされている。
図10および図11は、従来の光電変換素子の逆バイアス処理装置を説明するための図面である。図10は、従来の薄膜光電変換モジュールの概略断面図である。図11は従来の薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
図10に示すように、薄膜光電変換モジュールMDにおいて、光電変換素子D1〜D6は、ガラス等の透明絶縁基板B上に、SnO2等の透明導電膜からなる表面電極Sと、光電変換層を含む半導体層Lと、金属および透明電極からなる裏面電極RSとが積層された構造を有する。
表面電極S、半導体層Lおよび裏面電極RSの一部が除去されて、表面電極S1,S2,S3,S4,S5,S6と裏面電極RS1,RS2,RS3,RS4,RS5,RS6とがそれぞれ電気的に接続される。これにより、光電変換素子D1〜D6が直列接続される。
図11の等価回路においては、光電変換素子D1〜D6、表面電極S1〜S6および裏面電極RS1〜RS7が示される。ここで、特開2000−323738号公報に記載された装置では、裏面電極RS7と裏面電極RS6との間、すなわち光電変換素子D6に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行なった後、切換スイッチにより裏面電極RS6と裏面電極RS5との間、すなわち光電変換素子D5に逆バイアス電圧を印加して逆バイアス処理を行ない、その後順次光電変換素子D1まで逆バイアス処理を行なう。
また、特開昭62−176173号公報には、直列接続された複数個の光電変換素子全部に同時に逆バイアス処理を行なう構成が開示されている。
特開2000−323738号公報 特開昭62−176173号公報
しかしながら、特開2000−323738号公報に記載された装置では、全ての光電変換素子に逆バイアス処理を施すためには光電変換素子の数に応じた時間を要するという問題点がある。また、特開昭62−176173号公報に記載された構成では、光電変換素子ごとに電源が必要になってしまい、薄膜光電変換モジュールの製造装置の構成が複雑化してしまうという問題点がある。
それゆえに、本発明の目的は、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことが可能な薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる薄膜光電変換モジュールの製造方法は、直列接続され、各々が第1電極および第2電極を有する複数個の光電変換素子を含み、隣接する一方の光電変換素子の第2電極と他方の光電変換素子の第1電極とが接続された薄膜光電変換モジュールの製造方法であって、第1の電位および第2の電位を生成するステップと、複数個の光電変換素子のうち、複数個の光電変換素子が間に接続された1対の光電変換素子を第1の光電変換素子および第2の光電変換素子に設定するステップと、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の第1電極にそれぞれ第1の電位を供給し、かつ第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ第2の電位を供給することにより、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子に逆バイアスをかけるステップとを含む。
好ましくは、薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、第1の電位と第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成するステップと、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子同士を接続する1または複数のノードに1または複数の電位を供給するステップとを含む。
好ましくは、薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、第1の電位と第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成するステップと、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子にそれぞれ順バイアスがかかるように、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子同士を接続する複数のノードに1または複数の電位を供給するステップとを含む。
より好ましくは、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子を設定するステップにおいては、複数個の光電変換素子のうち、3個以上の光電変換素子が間に接続された1対の光電変換素子を第1の光電変換素子および第2の光電変換素子に設定し、複数の電位を生成するステップにおいては、3個以上の光電変換素子同士を接続する複数のノードの数の電位であって、等間隔のレベル差を有する複数の電位を生成する。
好ましくは、薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子のうちのいずれかを新たな第1の光電変換素子に設定し、かつ第1の光電変換素子との間に第2の光電変換素子を挟む光電変換素子を新たな第2の光電変換素子に設定するステップと、新たな第1の光電変換素子および新たな第2の光電変換素子の第1電極にそれぞれ第1の電位を供給し、かつ新たな第1の光電変換素子および新たな第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ第2の電位を供給するステップとを含む。
好ましくは、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子を設定するステップにおいては、第1の電位および第2の電位の差を光電変換素子の内蔵電位で除した数より大きい数の光電変換素子が間に接続された1対の光電変換素子を第1の光電変換素子および第2の光電変換素子に設定する。
好ましくは、第1の電位および第2の電位の差は、光電変換素子の耐電圧以下である。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる薄膜光電変換モジュールの製造装置は、直列接続され、各々が第1電極および第2電極を有する複数個の光電変換素子を含み、隣接する一方の光電変換素子の第2電極と他方の光電変換素子の第1電極とが接続された薄膜光電変換モジュールの製造装置であって、第1の電位および第2の電位を生成することが可能に構成された電位生成部と、電位生成部によって生成された第1の電位および第2の電位を光電変換素子に供給することが可能に構成された電位供給部とを備え、電位供給部は、複数個の光電変換素子が間に接続された第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の第1電極にそれぞれ第1の電位を供給し、かつ第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ第2の電位を供給することが可能に構成されている。
好ましくは、電位生成部は、さらに、第1の電位と第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成することが可能に構成され、電位供給部は、さらに、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子同士を接続する1または複数のノードに1または複数の電位を供給することが可能に構成されている。
好ましくは、電位生成部は、さらに、第1の電位と第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成することが可能に構成され、電位供給部は、さらに、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子にそれぞれ順バイアスがかかるように、第1の光電変換素子および第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子同士を接続する複数のノードに1または複数の電位を供給することが可能に構成されている。
本発明によれば、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で短時間で行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。
図1を参照して、薄膜光電変換モジュールの製造装置101は、電位生成部1と、電位供給部2とを備える。電位供給部2は、複数個の端子14と、複数本のケーブル15と、切り替え部11とを含む。
電位生成部1は、電位V1およびV2を生成し、切り替え部11に供給する。電位供給部2は、電位生成部1によって生成された電位V1およびV2をケーブル15および端子14経由で光電変換素子D1〜D6に供給する。
光電変換素子D1〜D6は、たとえば上述した図10に示す光電変換素子D1〜D6と同じ構造を有する。
以下、光電変換素子D1〜D6の各々を光電変換素子Dと称する場合がある。また、裏面電極RS1〜RS7の各々を裏面電極RSと称する場合がある。また、表面電極S1〜S6の各々を表面電極Sと称する場合がある。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
図2を参照して、光電変換素子D1〜D6の各々において、隣接する光電変換素子Dの表面電極Sに裏面電極RSが電気的に接続される。すなわち、隣接する一方の光電変換素子Dの表面電極Sと他方の光電変換素子Dの裏面電極RSとが順次接続される。これにより、光電変換素子D1〜D6が直列接続される。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が逆バイアス電圧を供給する動作を示す図である。図3は、それぞれN個(Nは3以上の自然数)の裏面電極RSすなわち(N−1)個の光電変換素子Dで構成される組へ電位V1およびV2が供給される場合を示している。ここでは、図3に示された光電変換素子D1〜D(3N+2)について代表的に説明する。
なお、薄膜光電変換モジュールが含む光電変換素子Dの数は、(N−1)の組数倍に限定されるものではない。すなわち、(N−1)個の間隔をあけて、光電変換素子Dに逆バイアスをかければよく、直列接続された光電変換素子Dの端における1個または複数個の光電変換素子Dには逆バイアス電圧が印加されない場合があってもよい。
図3を参照して、電位生成部1は、たとえば接地電位である電位V1を生成し、かつたとえば3Vである電位V2を生成し、切り替え部11へ出力する。
切り替え部11において、スイッチSW1は、裏面電極RS1、RS(N+1)、RS(2N+1)およびRS(3N+1)と電位V1すなわち接地電圧が供給されるノードV1とを接続する。スイッチSW2は、裏面電極RS2、RS(N+2)、RS(2N+2)およびRS(3N+2)と電位V2すなわち3Vの直流電圧が供給されるノードV2とを接続する。また、スイッチSW3〜SWNは、他の裏面電極RSを開放状態とする。
なお、本実施の形態および以下の実施の形態において、「ノード」とは、2つの回路素子同士の電気回路上の接続点を意味し、たとえば、接続された光電変換素子Dの裏面電極および表面電極自体、および裏面電極および表面電極を接続する配線等を含む。
これにより、光電変換素子D1、D(N+1)、D(2N+1)およびD(3N+1)に3Vの逆バイアス電圧が印加される。このような構成により、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理することができる。すなわち、N個の光電変換素子Dで構成される組数の光電変換素子Dを1回の電位設定で逆バイアス処理することができる。したがって、光電変換素子の逆バイアス処理時間を短縮することができる。
また、裏面電極RS2、RS(N+2)およびRS(2N+2)に供給される3Vの電位および裏面電極RS(N+1)、RS(2N+1)およびRS(3N+1)に供給される接地電位により、光電変換素子D2〜DN、D(N+2)〜D(N+N)およびD(2N+2)〜D(2N+N)に順バイアス電圧が印加される。
ここで、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数(N−1)は、順バイアス電圧により光電変換素子Dを通して流れる電流によって光電変換素子Dが破損せず、かつ順バイアス電圧により光電変換素子Dを通して流れる電流の合計が電位生成部1の電流容量より小さくなるように設定することが好ましい。例えば、逆バイアス電圧を光電変換素子Dの内蔵電位で除した数より(N−1)が大きくなるように設定すればよい。
具体的には、逆バイアス電圧が8Vであり、光電変換素子Dの内蔵電位が1Vである場合、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数(N−1)を9以上に設定する。
ここで、光電変換素子Dの内蔵電位とは、光電変換素子Dを形成するPIN接合の内蔵電位(光電変換素子Dが複数のPIN接合を含む場合はそれらの内蔵電位の和)のことである。光電変換素子Dの内蔵電位は、素子構造によっても異なるが、例えば0.6〜1.8Vである。
また、光を照射したときの無負荷状態の光起電圧(開放電圧Voc)を目安にしてもよい。すなわち、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの開放電圧Vocが逆バイアス電圧より大きくなるように(N−1)を設定してもよい。
開放電圧を目安にする場合、光電変換素子の開放電圧を直接測定してもよいが、たとえば、直列接続された光電変換素子全体の開放電圧を測定し、その測定値を光電変換素子の数で除すことで、1つの光電変換素子あたりの開放電圧の値を求めることもできる。
たとえば、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数(N−1)を以下のように設定することができる。
たとえば、逆バイアス電圧が8Vである場合であって、光電変換素子Dが単層のPIN接合を有するときには、(N−1)は12以上が好ましく、15以上がさらに好ましい。また、光電変換素子Dがタンデム構造を有する、すなわち2層のPIN接合を有するときには、(N−1)は6以上が好ましく、7以上がさらに好ましい。また、光電変換素子Dがトリプル構造を有する、すなわち3層のPIN接合を有するときには、(N−1)は4以上が好ましく、5以上がさらに好ましい。
逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数が多くなるほど、順方向電流が減るため、逆バイアス処理に寄与する電力を増加させることができ、確実に逆バイアス処理を行うことができる。このため、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数は多い方が好ましい。一方、逆バイアス電圧が印加される1対の光電変換素子D間に接続される光電変換素子Dの数が多すぎると、同時に逆バイアス処理できる光電変換素子の数が少なくなるため好ましくない。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、逆バイアス電圧が3Vであるとしたが、これに限定するものではない。逆バイアス電圧は、光電変換素子DのPIN接合が破壊されて短絡状態となることを防ぐために、光電変換素子Dの耐電圧以下の電圧であればよい。光電変換素子の耐電圧は、半導体層の膜厚および層数等、光電変換素子の構造により異なるが、一般的には数V〜20V程度である。
次に、電位供給部2は、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する。そして、電位供給部2は、新たに設定された光電変換素子Dに逆バイアス電圧を印加する。
より詳細には、切り替え部11において、スイッチSW2は、裏面電極RS2、RS(N+2)、RS(2N+2)およびRS(3N+2)とノードV1とを接続する。スイッチSW3は、裏面電極RS3、RS(N+3)、RS(2N+3)およびRS(3N+3)とノードV2とを接続する。また、スイッチSW1,SW4〜SWNは、他の裏面電極RSを開放状態とする。
これにより、光電変換素子D2、D(N+2)、D(2N+2)およびD(3N+2)に3Vの逆バイアス電圧が印加される。
以降も同様に、新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dの設定および新たに設定された光電変換素子Dへの逆バイアス電圧印加を繰り返し行なう。このような動作を合計N回行なうことにより、すべての光電変換素子Dの逆バイアス処理を行なうことができる。
なお、ここでは、電位供給部2は、逆バイアス電圧の印加された光電変換素子Dに隣接する光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。逆バイアス電圧の印加されていない光電変換素子Dを新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dに設定する構成であればよい。
ところで、複数の光電変換素子に逆バイアス電圧を印加して同時に処理する方法として、以下のような方法が考えられる。
図4は、薄膜光電変換モジュールの製造装置において複数の光電変換素子に逆バイアスをかけた状態を示す回路図である。
図4を参照して、特開2000−323738号公報に記載された装置を用いて、間に1個の光電変換素子Dを挟む1対の光電変換素子Dを選択し、選択した光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理する。例えば、光電変換素子D6と光電変換素子D4とを同時に逆バイアス処理する。すなわち、裏面電極RS7および裏面電極RS5に3Vの電位を付与し、かつ、裏面電極RS6および裏面電極RS4に0Vの電位を付与する。
この場合、光電変換素子D5のp側電極が3Vの電位となり、かつ、n側電極が0Vの電位となるため、光電変換素子D5に過大な順方向電流IFが流れる。そうすると、光電変換素子D5が破損し、また、逆バイアス電圧を供給する電源の電力容量以上の過大電流が流れ、各光電変換素子に印加する電圧を所望の電圧に保つことができないという問題が生じる。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、直列接続された複数個の光電変換素子Dのうち、複数個の光電変換素子Dが間に接続された1対の光電変換素子Dを逆バイアス電圧が印加されるべき1対の光電変換素子に設定する。電位供給部2は、複数個の光電変換素子Dが間に接続された1対の光電変換素子Dの裏面電極RSにそれぞれ接地電位を供給し、かつこの1対の光電変換素子Dの表面電極Sにそれぞれ3Vの電位を供給する。
このような構成により、逆バイアス電圧が印加されるべき1対の光電変換素子の間に直列接続された光電変換素子の数を適切に設定することで、光電変換素子に過大な順方向電流が流れることを防ぐことができる。また、光電変換素子ごとに電源を用意することなく、より少ない電源で同時に複数個の光電変換素子Dに逆バイアス処理を行なうことができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で安定して短時間で行なうことができる。
なお、本実施の形態および以下の実施の形態において、「同時に逆バイアス処理する」とは、複数の光電変換素子の逆バイアス処理が同時に開始および終了される場合に限らず、異なった時刻に開始される場合および異なった時刻に終了する場合も含む。すなわち、ある時刻において、複数の光電変換素子に逆バイアス電圧が印加されて逆バイアス処理が行なわれていればよい。
また、本実施の形態および以下の実施の形態においては、端子14を裏面電極RSに接触させているが、表面電極Rが露出している場合には、表面電極Rに端子14を接触させても良い。すなわち、端子14を裏面電極RSおよび表面電極Rのいずれに接触させても良い。
また、本実施の形態および以下の実施の形態においては、透明基板を使用したスーパーストレート型の光電変換素子を例に挙げたが、不透明基板を使用したサブストレート型の光電変換素子であってもよい。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と比べて印加する電位の種類を増やした薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様である。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が光電変換素子に逆バイアスをかける際の動作について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置がバイアス電圧を供給する動作を示す図である。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置がバイアス電圧を供給する動作を示すグラフ図である。
図5および図6を参照して、電位生成部21は、電位V1と電位V2との間のレベルを有し、かつ光電変換素子D1およびD(N+1)間、光電変換素子D(N+1)およびD(2N+1)間ならびに光電変換素子D(2N+1)およびD(3N+1)間の各々に接続された(N−1)個の光電変換素子D同士を接続するノードVB2〜VBNの数だけ互いに異なる複数個の電位を生成する。すなわち、電位生成部21は、互いに異なる(N−2)個の電位を生成する。
電位供給部22は、たとえば接地電位をノードVB1に供給し、電位VRたとえば3Vの電位をノードVB2に供給する。これにより、光電変換素子D1、D(N+1)、D(2N+1)およびD(3N+1)に3Vの逆バイアス電圧が印加される。このような構成により、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理することができる。すなわち、N個の光電変換素子Dで構成される組数の光電変換素子Dを1回の電位設定で逆バイアス処理することができる。したがって、光電変換素子の逆バイアス処理時間を短縮することができる。
なお、電位供給部22は、ノードVB2〜VBNのすべてに電位を供給する構成に限らず、少なくともいずれか1つのノードに電位V1と電位V2との間のレベルを有する電位を供給する構成であってもよい。
また、電位供給部22は、光電変換素子D2〜DN、D(N+2)〜D(N+N)およびD(2N+2)〜D(2N+N)にそれぞれ順バイアスがかかるように、(N−2)個の電位をノードVB3〜VBNに供給する。
電位供給部22は、表面電極RS1〜RSNの組と、表面電極RS(N+1)〜RS(N+N)の組と、表面電極RS(2N+1)〜RS(2N+N)の組とで、対応の裏面電極RSに共通の電位を供給する。これにより、各組において同じ逆バイアス電圧および同じ順バイアス電圧を各光電変換素子Dに印加することができる。
また、電位生成部21は、等間隔のレベル差を有する(N−2)個の電位を生成する。電位供給部22は、等間隔のレベル差を有する(N−2)個の電位をノードVB3〜VBNに供給する。このような構成により、各光電変換素子Dに印加する順バイアス電圧を等しくすることができる。なお、電位生成部21は、等間隔のレベル差を有する電位を生成する構成に限定されるものではない。
電位VRのレベルをVRとすると、たとえば、電位供給部22は、ノードVB1に接地電位を供給し、ノードVB2にVRの電位を供給し、ノードVB3にVR×(N−2)/(N−1)の電位を供給し、ノードVB4にVR×(N−3)/(N−1)の電位を供給し、以降同様に、ノードVBNにVR×1/(N−1)の電位を供給する(グラフA1)。
これにより、光電変換素子D1、D(N+1)、D(2N+1)およびD(3N+1)にそれぞれVRの逆バイアス電圧が印加される。また、光電変換素子D2〜DN、D(N+2)〜D(N+N)およびD(2N+2)〜D(2N+N)にそれぞれVR/(N−1)の順バイアス電圧が印加される。
このような構成により、順バイアスがかかる光電変換素子を通して流れる電流を電位生成部21の電流容量より十分に小さくすることができるため、電位生成部21の電流容量が不足することなく、複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理することができる。
すなわち、順バイアスがかかる光電変換素子D2〜DN、D(N+2)〜D(N+N)およびD(2N+2)〜D(2N+N)の中で、多くの光電変換素子が短絡している場合であっても、これらの光電変換素子に印加される順バイアス電圧はVR/(N−1)で固定されている。このため、光電変換素子が短絡していてもVR/(N−1)の電圧による電流が流れるだけであることから、逆バイアス電圧を供給する電源の電力容量以上の過大電流が流れることを防ぐことができるため、逆バイアス処理を確実に行なうことができる。
なお、VR/(N−1)の順バイアス電圧は、光電変換素子Dの内蔵電位より小さいことが好ましい。このような構成により、光電変換素子Dを通して電流が殆ど流れないようにすることができる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置において複数の光電変換素子に逆バイアスおよび順バイアスをかけた状態の具体例を示す回路図である。
図7を参照して、電位供給部22は、ノードVB1に0ボルトを供給し、ノードVB2に3ボルトを供給し、ノードVB3に9/4ボルトを供給し、ノードVB4に6/4ボルトを供給し、ノードVB5に3/4ボルトを供給する。
他の例として、VR=8V、N=10の場合、電位供給部22は、ノードVB1に0ボルトを供給し、ノードVB2に8ボルトを供給し、ノードVB3に7.11ボルトを供給し、ノードVB4に6.22ボルトを供給し、ノードVB5に5.33ボルトを供給し、ノードVB6に4.44ボルトを供給し、ノードVB7に3.56ボルトを供給し、ノードVB8に2.67ボルトを供給し、ノードVB9に1.78ボルトを供給し、ノードVB10に0.89ボルトを供給する。
次に、電位供給部22は、ノードVB2に接地電位を供給し、ノードVB3にVRの電位を供給し、ノードVB4にVR×(N−2)/(N−1)の電位を供給し、ノードVB5にVR×(N−3)/(N−1)の電位を供給し、以降同様に、ノードVBNにVR×2/(N−1)の電位を供給し、ノードVB1にVR×1/(N−1)の電位を供給する(グラフA2)。
これにより、光電変換素子D2、D(N+2)、D(2N+2)およびD(3N+2)にそれぞれVRの逆バイアス電圧が印加される。また、光電変換素子D3〜D(N+1)、D(N+3)〜D(2N+1)およびD(2N+3)〜D(3N+1)にそれぞれVR/(N−1)の順バイアス電圧が印加される。
以降同様に、電位供給部22は、グラフA3〜ANに示すようにノードVB1〜VBNに供給する電位を切り替えることにより、光電変換素子D3〜DN、D(N+3)〜D(N+N)およびD(2N+3)〜D(2N+N)に3Vの逆バイアス電圧を順次印加する。
このように、電位供給部22は、新たに逆バイアス電圧が印加されるべき光電変換素子Dの設定および新たに設定された光電変換素子Dへの逆バイアス電圧印加を繰り返し行なう。このような動作を合計N回行なうことにより、すべての光電変換素子Dの逆バイアス処理を行なうことができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。したがって、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で安定して短時間で行なうことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、切り替え部を用いない薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様である。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略上面図である。図9は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の図8におけるIX−IX断面を示す断面図である。
図8および図9を参照して、薄膜光電変換モジュールの製造装置103は、薄膜光電変換モジュールの製造装置101と比べて、切り替え部11を備えない構成である。
薄膜光電変換モジュールの製造装置103において、たとえば隣接する2個の光電変換素子Dの裏面電極RSに対応する間隔で2個の端子14が設けられ、この2個の端子の複数組が間隔をあけて設けられている。
以下、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置を用いて光電変換素子に逆バイアスをかける方法について説明する。
まず、薄膜光電変換モジュールの製造装置103の位置決めを行なう。すなわち、複数個の端子14がそれぞれ図8および図9で示す位置になるように薄膜光電変換モジュールの製造装置103を光電変換素子Dの配列方向および延伸方向に移動させる。
次に、薄膜光電変換モジュールの製造装置103を降下させることにより、光電変換素子Dの裏面電極RSに複数個の端子14を接触させる。
次に、薄膜光電変換モジュールの製造装置103を用いて複数個の光電変換素子Dを同時に逆バイアス処理する。すなわち、複数個の端子14を介して複数個の光電変換素子Dに同時に逆バイアス電圧を印加する。
次に、薄膜光電変換モジュールの製造装置103を上昇させる。そして、前回と異なる新たな光電変換素子Dに逆バイアス電圧が印加されるように、薄膜光電変換モジュールの製造装置103を光電変換素子Dの配列方向に移動させ、降下させ、そして逆バイアス電圧を印加する。
以降も同様に、薄膜光電変換モジュールの製造装置103の移動および光電変換素子Dへの逆バイアス電圧印加を繰り返し行なうことにより、すべての光電変換素子Dの逆バイアス処理を行なうことができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。したがって、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造方法および製造装置では、複数の直列接続された光電変換素子の逆バイアス処理を簡易な構成で安定して短時間で行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置が逆バイアス電圧を供給する動作を示す図である。 薄膜光電変換モジュールの製造装置において複数の光電変換素子に逆バイアスをかけた状態を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置がバイアス電圧を供給する動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置がバイアス電圧を供給する動作を示すグラフ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置において複数の光電変換素子に逆バイアスおよび順バイアスをかけた状態の具体例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の概略上面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄膜光電変換モジュールの製造装置の図8におけるIX−IX断面を示す断面図である。 従来の薄膜光電変換モジュールの概略断面図である。 従来の薄膜光電変換モジュールの等価回路図である。
符号の説明
1,21 電位生成部、2,22 電位供給部、11 切り替え部、14 端子、15 ケーブル、101,103 薄膜光電変換モジュールの製造装置、RS1〜RS(3N+2) 裏面電極、D1〜D(3N+2) 光電変換素子、SW1〜SWN スイッチ、B 透明絶縁基板、S1〜S6 表面電極、L 半導体層。

Claims (10)

  1. 直列接続され、各々が第1電極および第2電極を有する複数個の光電変換素子を含み、隣接する一方の前記光電変換素子の第2電極と他方の前記光電変換素子の第1電極とが接続された薄膜光電変換モジュールの製造方法であって、
    第1の電位および第2の電位を生成するステップと、
    前記複数個の光電変換素子のうち、複数個の前記光電変換素子が間に接続された1対の前記光電変換素子を第1の前記光電変換素子および第2の前記光電変換素子に設定するステップと、
    前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の第1電極にそれぞれ前記第1の電位を供給し、かつ前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ前記第2の電位を供給することにより、前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子に逆バイアスをかけるステップとを含む薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  2. 前記薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、
    前記第1の電位と前記第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成するステップと、
    前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された複数個の前記光電変換素子同士を接続する1または複数のノードに前記1または複数の電位を供給するステップとを含む請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  3. 前記薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、
    前記第1の電位と前記第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成するステップと、
    前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された前記複数個の光電変換素子にそれぞれ順バイアスがかかるように、前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された前記複数個の光電変換素子同士を接続する複数のノードに前記1または複数の電位を供給するステップとを含む請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  4. 前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子を設定するステップにおいては、前記複数個の光電変換素子のうち、3個以上の前記光電変換素子が間に接続された1対の前記光電変換素子を前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子に設定し、
    前記複数の電位を生成するステップにおいては、前記3個以上の前記光電変換素子同士を接続する複数のノードの数の電位であって、等間隔のレベル差を有する複数の電位を生成する請求項3に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  5. 前記薄膜光電変換モジュールの製造方法は、さらに、
    前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された複数個の光電変換素子のうちのいずれかを新たな第1の光電変換素子に設定し、かつ前記第1の光電変換素子との間に前記第2の光電変換素子を挟む前記光電変換素子を新たな第2の光電変換素子に設定するステップと、
    前記新たな第1の光電変換素子および前記新たな第2の光電変換素子の第1電極にそれぞれ前記第1の電位を供給し、かつ前記新たな第1の光電変換素子および前記新たな第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ前記第2の電位を供給するステップとを含む請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  6. 前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子を設定するステップにおいては、前記第1の電位および前記第2の電位の差を前記光電変換素子の内蔵電位で除した数より大きい数の前記光電変換素子が間に接続された1対の前記光電変換素子を前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子に設定する請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  7. 前記第1の電位および前記第2の電位の差は、前記光電変換素子の耐電圧以下である請求項1に記載の薄膜光電変換モジュールの製造方法。
  8. 直列接続され、各々が第1電極および第2電極を有する複数個の光電変換素子を含み、隣接する一方の前記光電変換素子の第2電極と他方の前記光電変換素子の第1電極とが接続された薄膜光電変換モジュールの製造装置であって、
    第1の電位および第2の電位を生成することが可能に構成された電位生成部と、
    前記電位生成部によって生成された前記第1の電位および前記第2の電位を前記光電変換素子に供給することが可能に構成された電位供給部とを備え、
    前記電位供給部は、複数個の前記光電変換素子が間に接続された第1の前記光電変換素子および第2の前記光電変換素子の第1電極にそれぞれ前記第1の電位を供給し、かつ前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の第2電極にそれぞれ前記第2の電位を供給することが可能に構成された薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  9. 前記電位生成部は、さらに、前記第1の電位と前記第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成することが可能に構成され、
    前記電位供給部は、さらに、前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された複数個の前記光電変換素子同士を接続する1または複数のノードに前記1または複数の電位を供給することが可能に構成された請求項8に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
  10. 前記電位生成部は、さらに、前記第1の電位と前記第2の電位との間のレベルを有する1または複数の電位を生成することが可能に構成され、
    前記電位供給部は、さらに、前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された前記複数個の光電変換素子にそれぞれ順バイアスがかかるように、前記第1の光電変換素子および前記第2の光電変換素子の間に接続された前記複数個の光電変換素子同士を接続する複数のノードに前記1または複数の電位を供給することが可能に構成された請求項8に記載の薄膜光電変換モジュールの製造装置。
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