JP2009206227A - 照明光学系およびこれを用いた投影露光装置 - Google Patents

照明光学系およびこれを用いた投影露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】少ないミラー枚数で円弧領域を良好に照明することを可能とする照明光学系を提供する。
【解決手段】光源からの光が入射する一対のフライアイミラー211と、一対のフライアイミラー211からの光を集光する第1コンデンサー212と、母線方向が揃った複数の円筒反射面を備え、第1コンデンサー212からの光が入射する波板インテグレータ213と、母線方向に垂直に配置された開口絞り215と、波板インテグレータ213の複数の円筒反射面からの光を被照明面上で重ね合わせる第2コンデンサー216とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は照明光学系に関する。本発明は、例えば、波長10〜15nmの極端紫外領域(Extreme Ultra Violet:EUV)露光光を用いた露光装置の照明光学系に好適である。
従来から、波長10〜15nmの極端紫外領域の光(EUV光)を用いた露光装置(EUV露光装置)が使用されており、原版(レチクル)の照明領域を効率的かつ均一に照明することができる照明光学系が要求されている。
EUV領域では物質による吸収が非常に大きくなるので、レンズを利用した屈折光学系は実用的でない。このため、EUV露光装置には、反射光学系が用いられる。
このような反射光学系を用いたEUV露光装置用の照明光学系が、特許文献1、2、3に開示されている。
特許文献1には、円弧状の輪郭を持つ第1のフライアイミラーと第2のフライアイミラーを用いた構成により円弧状の領域を照明している照明光学系が開示されている。第2のフライアイミラー上に複数の光源像を形成するように第1および第2のフライアイミラーを配置させ、2枚のフライアイミラーによって1つのインテグレータとしての効果を持たせている。
特許文献2には、矩形状の輪郭を持つ第1のフライアイミラーと第2のフライアイミラーを持ち、円弧状の領域を照明するために少なくとも1つ以上の斜入射型のフィールド反射鏡を用いた照明光学系が開示されている。第2のフライアイミラー上に複数の光源像を形成するように第1および第2のフライアイミラーを配置させ、2枚のフライアイミラーによって1つのインテグレータとしての効果を持たせている。
特許文献3には、第1の波板インテグレータ(多数の円筒面を平行に多数並べたインテグレータ)と第1のコンデンサーによって第2の波板インテグレータを均一に照明する。第2の波板インテグレータと第2のコンデンサーによって円弧状の領域を照明する照明光学系が開示されている。
特開平11−312638号公報 特表2004−510340号公報 特開2003−045774号公報
しかしながら、従来技術の構成は、原版(レチクル)の照明領域を効率的かつ均一に照明する上で以下のような問題点があった。
特許文献1に開示されている照明光学系は、円弧状のフライアイミラーを製造するのが難しいという問題を有している。
また、特許文献2に開示されている照明光学系は、矩形状の照明領域を斜入射型のフィールド反射鏡によって歪ませているために有効光源分布が歪み、結像性能が悪化するという問題を有している。
また、特許文献3に開示されている照明光学系は、波板インテグレータを2つ用いることによって有効光源のムラを解消しているが、フィールドミラーがないためエテンデューの大きな光源の場合、照明効率が低下するという問題を有している。
本発明は、光源の揺らぎや角度分布の影響による有効光源のムラを抑え、エテンデューの大きな光源でも効率よく円弧状の領域に照明することが可能な照明光学系を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての照明光学系は、光源からの光が入射する一対のフライアイミラーと、前記一対のフライアイミラーからの光を集光する第1コンデンサーと、母線方向が揃った複数の円筒反射面を備え、前記第1コンデンサーからの光が入射する反射型インテグレータと、前記母線方向に垂直に配置された開口絞りと、前記反射型インテグレータの前記複数の円筒反射面からの光を被照明面上で重ね合わせる第2コンデンサーとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、有効光源のムラを極力抑え、効率よく照明を行うことが可能な照明装置を実現できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
以下、図1を参照して、実施例1の露光装置1000について説明する。ここで、図1は、露光装置1000の概略構成図である。
露光装置1000は、露光光としてEUV光(例えば、波長13.5nm)を用いて、例えば、ステップアンドスキャン方式でマスク(レチクル)Rの回路パターンをウエハ(被露光体)Wに露光するEUV露光装置である。
露光装置1000は、光源部100と装置本体200によって構成される。光源部100及び装置本体200の各構成要素は、それぞれ真空容器101,201内に収納される。真空容器101と201とは、接続部120によって接続されている。真空容器101及び201並びに接続部120の内部は、EUV光の減衰を防ぐために、露光中、真空に維持される。
まず光源部100の各構成要素について説明する。光源部100は、真空容器101内部に、放電ヘッダ111、集光ミラー112、デブリフィルタ113、波長フィルタ114、差動排気機構115、アパーチャ116を有する。
集光ミラー112は、プラズマ発光部EPからほぼ等方的に放射されるEUV光を集光する回転楕円ミラー等で構成される。デブリフィルタ113は、EUV光が発生する際に生じるデブリ(飛散粒子)の露光経路への侵入を低減する。波長フィルタ114は、発光部EPから発せられるEUV光以外の波長の光を除去する。差動排気機構115は、真空容器101から真空容器201に向けて段階的に内部圧力を減少させる。アパーチャ116は、集光ミラー112の集光点近傍に配置されたピンホール状の開口である。露光光としてのEUV光は、このアパーチャ116を通過して装置本体200側に進む。
なお、本実施例では、光源部100として放電型プラズマ光源を使用しているが、レーザープラズマ光源など他の種類のEUV光源を使用してもよい。
次いで装置本体200の各構成要素の説明を行う。装置本体200は、真空容器201内部に、照明光学系210、マスクステージ220、投影光学系230、ウエハステージ240を有する。
照明光学系210は、EUV光を伝播してマスクRを照明する手段である。照明光学系210は、一対のフライアイミラー211、第1コンデンサー212、反射型インテグレータとしての波板インテグレータ213、開口絞り215、円弧変換光学系としての第2コンデンサー216、平面ミラー217、スリット218を有する。一対のフライアイミラー211は、第1のフライアイミラー211aと、第2のフライアイミラー211bとにより構成される。波板インテグレータ213は、母線方向が揃った複数の円筒反射面で構成される。第2コンデンサー216は、凸面鏡216aと、凹面鏡216bとにより構成される。
上記アパーチャ116を通過したEUV光束ILは第1のフライアイミラー211aに入射し、多数の光束に分割される。図2(a)に第1のフライアイミラー211aの様子を示す。実施例1では、後述する円弧照明領域のスリット幅方向であるY軸方向とスリット長手方向であるX軸方向の分割数が4×4となっている。ここで、Y軸方向は、波板インテグレータ213を構成する各円筒反射面の母線に対して平行な方向に対応し、X軸方向は、母線に対して直交する方向(複数の円筒反射面の配列方向)に対応する。
第1のフライアイミラー211aに入射する光束の領域は、図2(a)の113aに示すように円の中心が抜けてしまっているような領域であるが、これはデブリを除去するためのフィルタ113に起因する。フライアイミラー211aでは領域113aが示すように光束が当たる部分と当たらない部分があるが、後述する第2のインテグレータである波板インテグレータ213があるため、照度ムラや有効光源のムラへの影響は小さい。しかし、これらの影響が大きいときは第1のフライアイミラー211aの分割数を増やし、光束の当たっている部分のみを使うことによって影響を低減できる。
上記第1のフライアイミラー211aで分割された光束は第2のフライアイミラー211b上に集光され、2次光源の像が複数形成される。第2のフライアイミラー211bの素子は、図2(b)に示すように、スリット幅方向とスリット長手方向に関し異なる数で配置される。ここで、スリット幅方向とスリット長手方向に関し異なる数で配置されるとは、第2のフライアイミラー211bのY軸方向またはX軸方向における長さ(要素ミラーの数)が異なることを意味している。例えば、図2(b)に示す円形状の複数の要素ミラーからなる第2のフライアイミラー211bにおいて、ひとつの要素ミラーの直径の長さを1とすると、図中のスリット幅方向の長さは2、スリット長手方向の長さは、ほぼ9.6となる。これはスリット幅方向とスリット長手方向でのラグランジュ不変量を調整するためであり、実施例1の第1のフライアイミラー211aではスリット幅方向と長手方向の分割数が4×4、第2のフライアイミラー211bでは2×8程度に分割されている。よって、各要素ミラーのラグランジュ不変量は第1のフライアイミラー211aによって、スリット幅方向・長手方向共に光源のラグランジュ不変量の1/4程度になる。そして、第2のフライアイミラー211bのスリット幅方向・長手方向の個数によって各要素ミラーのラグランジュ不変量が足しあわされる。そのため、実施例1では光源のラグランジュ不変量に対して、フライアイミラー通過後のスリット幅方向のラグランジュ不変量は半分(1/4×2)に調整される。また、長手方向は2倍(1/4×8)に調整され、第2のフライアイミラー211bの外形はスリット長手方向に長い矩形に近い形状となる。
このとき第1のフライアイミラー211aの光学素子一つ一つは第2のフライアイミラー211bの光学素子一つ一つに対応するよう角度調整されている。また、第2のフライアイミラー211bの一つ一つも第1のフライアイミラー211aからきた光束を第1のコンデンサー212へと偏向するためにそれぞれ角度調整されている。また、第2のフライアイミラー211bとアパーチャ116とは共役な関係にあるため、第2のフライアイミラー211bの個々の形状はアパーチャ116の形状とほぼ同じであることが望ましい。
ここで上記のフライアイミラー211a,211bは,EUV光を効率良く反射するための反射多層膜が成膜されており、高温のプラズマ発光部EPからの放射エネルギーを一部吸収するために、露光中に高温になる。そのために材質としては熱伝導性の高い金属等の材料を用いるとともに、水冷など不図示の冷却手段を有しており、露光中は常に冷却されている。
また、以下では特に明示しないが、光学系に用いられている各ミラーの反射面には、EUV光を効率良く反射するための反射多層膜が成膜されており、必要に応じてミラーは熱伝導性の高い金属等の材料を用いたり、冷却手段を装備したりしている。
次に、第2のフライアイミラー211bからの複数の光束は第1のコンデンサー212によって重畳され、EUV光束ILとして複数の円筒面ミラーを有するインテグレータ213がほぼ均一に照明されるように入射する。インテグレータに入射したEUV光束ILは各円筒面により分割されて発散し後述する開口絞り215を経る。開口絞り215の開口は、有効光源の形状を定める。
第2コンデンサー216は、波板インテグレータ213からの光を円弧状に集光し、複数の3次光源それぞれからの光を、平面ミラー217を介して被照明面上(マスクR上)で重ね合わせるための光学系である。第2コンデンサー216は、凸面鏡216a及び凹面鏡216bの作用でマスクRの照明に好適な円弧照明領域を形成する。平面ミラー217は、第2コンデンサー216からの光を、マスクRへ所定の角度で入射させるための部材である。
波板インテグレータ213の各円筒反射面により分割されて発散する光束は、第2コンデンサー216により円弧状に集光されて、スリット218の開口、ひいてはマスクR面上で、均一な照度分布をもつ円弧照明領域を形成する。円弧照明領域は、その曲率中心が投影光学系230の光軸(中心軸)AX1に一致するよう、設定される。
スリット218は、マスクR上での照明領域を定める部材である。図12の平面図に示すように、スリット218は、円弧状の開口部218aと、開口部218aの幅を部分的に調節する可動部218bとを有する。また、図12において、AIAは波板インテグレータ213及び第2コンデンサー216により形成された円弧照射領域である。照明領域AIAと開口部218aによりマスクRの照明領域が決定される。
走査露光において、開口部218aのスリット長手方向に照度ムラが存在すると、露光ムラの要因となる。この問題を解決するために、可動部218bを用いてスリット幅をスリット長手方向の位置に応じて調整する。これにより、露光領域全面で積算露光量を均一にして露光することができる。なお、走査露光中はスリット218は投影光学系230に対して静止している。
マスクRは、反射型マスクであり、転写されるべき回路パターンが形成されている。回路パターンは、多層膜反射鏡と、その上に設けられたEUV吸収体などからなる非反射部によって形成される。マスクRは、マスクステージ220にチャックを介して載置され、マスクステージ220によって矢印方向に駆動される。
投影光学系230は、複数(本実施例では6枚)の多層膜ミラーによって構成され、光軸AX1に対して軸外の円弧状の領域が良好な結像性能をもつように設計されている。投影光学系230は、像側テレセントリックな系で構成されている。物体側(マスクR側)は、マスクRに入射する照明光との物理的干渉を避けるために、非テレセントリックな構成となっている。例えば、本実施例においては、物体側主光線はマスクRの法線方向に対して6度程度傾いている。
マスクRから発せられた回折光は、投影光学系230を介してウエハW上に達し、マスクRに形成された回路パターンがウエハW上に縮小投影される。ウエハWは、ウエハステージ240にチャックを介して載置され、ウエハステージ240によって矢印方向に駆動される。本実施例の露光装置1000は、ステップアンドスキャン方式の露光装置であるため、マスクRとウエハWとを各ステージにより縮小倍率比の速度比で走査しながら、回路パターンの露光転写を行う。
次に図3〜6を参照して、波板インテグレータ213が円弧状の領域を均一に照明する原理を説明する。図3は前述したように波板インテグレータ213の拡大斜視図である。図4は、凸形状の円筒反射面213aでのEUV光の反射を説明するための概略斜視図である。図5は、波板インテグレータ213の一部拡大断面図である。図6は、円筒反射面213aで反射したEUV光の角度分布を表す図である。
図3(a)に示すように、複数の円筒反射面213aを有するインテグレータ213に平行な照明光ILが入射すると、インテグレータ213の表面近傍に母線方向Gに伸びる線状の光源が形成される。この線状光源から放射されるEUV光の角度分布は円錐面状となっている。次に、この線状光源の位置を焦点とする第2コンデンサー216でEUV光を反射してマスクR又はそれと共役な面を照明することにより、円弧形状の照明が可能となる。
図4を参照して、波板インテグレータ213の作用を説明するために、一つの円筒反射面213aに照明光ILが入射した場合の反射光の振る舞いを説明する。今、一つの円筒反射面213aに、その中心軸(z軸)に垂直な面(xy面)に対してθの角度で照明光ILが入射する場合を考える。照明光ILの光線ベクトルを
P1=(0,−cosθ,sinθ)
として定義し、円筒面形状の反射面の法線ベクトルを
n=(−sinα,cosα,0)
として定義する。すると、反射光の光線ベクトルは、
P2=(−cosθ×sin2α,cosθ×cos2α,sinθ)
となる。
反射光の光線ベクトルを位相空間にプロットすれば、図6に示すように、xy平面上で半径cosθの円となる。すなわち、反射光は円錐面状の発散光となり、この円錐面の頂点の近傍に3次光源が存在することになる。3次光源は、円筒反射面が図3(a)に示すように凸形状であれば内部に虚像として存在し、図3(b)に示すように凹形状であれば外部に実像として存在する。また、図5に示すように、反射面が円筒面の一部であり、その中心角が2φである場合は、図6に示すように反射光の光線ベクトルP2の存在範囲はxy平面上で中心角4φの円弧Aとなる。
次に、3次光源の位置に焦点を持つ焦点距離fの回転放物面ミラーを設け、この反射鏡からfだけ離れた位置に被照射面を配置した場合を考える。3次光源から出た光は円錐面状の発散光になり焦点距離fの反射鏡で反射したのち平行光となる。このときの反射光は半径f×cosθで中心角4φの円弧状断面のシートビームになる。したがって、図6で示した被照射面上の半径f×cosθで中心角4φの円弧状領域Aのみが照明される。
これまでは1つの円筒反射面に照明光ILが入射した場合の挙動について説明してきたが、続いて波板インテグレータ213に照明光ILが入射した場合の挙動について説明する。図7は、照明光ILが入射する波板インテグレータ213の概略断面図である。図7においてIPは被照射面であり、マスクRと等価である。
第2コンデンサー216は、軸AX2を中心対称軸とした共軸系である。第2コンデンサー216は、開口絞り215の開口中心ACと被照射面IPとを互いに光学的なフーリエ変換の関係の配置となるようにしている。すなわち、開口絞り215は、被照射面IPの瞳面に相当する。
第2コンデンサー216は、像側非テレセントリックである。第2コンデンサー216からの像側主光線の被照射面IPへの入射角度U1は、投影光学系230の物体側主光線の傾斜角と等しくなるように設定されている。また、回転対称軸AX2と主光線との間隔が被照明面IPに近づくにつれて狭くなる方向に、主光線は傾斜している。例えば、本実施例は入射角度U1を約6°に設定している。また、第2コンデンサー216は、被照明面IP上でのボケについても良好に補正されており、スポット径が5mm以下、望ましくは1mm以下になるように設定されている。
第2コンデンサー216を構成する凸面鏡216a及び凹面鏡216bへの主光線の入射角は、低入射角度、具体的には20°以下に設定されている。これにより、円弧変換光学系を1つの回転放物面ミラーで構成する場合よりも、被照射面IPへの集光の際に生じるボケ量を小さくして円弧照明領域への集光効率を高めることができる。また、スリット218におけるケラレによる光の損失を抑え、照明効率を向上することができる。
平面ミラー217で照明光を反射して、マスクRの方向へはね上げることによって、円弧照明領域の円弧の向きは反転する。この場合、円弧照明領域の曲率中心は投影光学系230の光軸AX1とマスクRの交点に一致するように設定されている。そして、前述したようにU1を設定することによって、第2コンデンサー216の像側主光線と投影光学系230の物体側主光線とを、マスクRの前後で互いに一致させることが可能となる。
波板インテグレータ213を構成する各円筒反射面213aで反射された光の角度分布は、前述した単一の円筒反射面での例と変わらない。したがって、被照射面IPの一点に入射する光は、波板インテグレータ213への照明光ILの照射領域全域から到達する。照明光ILの光束径をD、第2コンデンサー216の焦点距離をfとすると、その角度広がり(すなわち集光NA)U2は、
U2=D/f
で表される。
このとき、円弧照明領域においては、円弧に沿った方向に多数の円筒反射面213aからの各光束が重畳されて照度の均一性を達成する。これにより、効率がよく均一な円弧照明を行うことが可能となる。
次に、波板インテグレータ213と開口絞り215の配置の詳細について、図8を用いて説明する。図8において、IL1は波板インテグレータ213に入射する照明光IL中の主光線の方向を示している。主光線IL1は、波板インテグレータ213の中心付近のyz断面内を通過する。ACは、先に述べたように開口絞り215の中心であり、第2光学コンデンサー216の瞳面の中心に相当する。このACを原点としてxyz座標が記載されているが、z軸は第2コンデンサー216の光軸AX2と一致している。
また照明領域調整のため、インテグレータ213に不図示の駆動機構を設けてもよい。
開口絞り215は、その開口部が波板インテグレータ213の各円筒反射面の母線方向に対して垂直となるように、波板インテグレータ213の射出側に配置されている。図に示される開口絞り215の開口形状は、標準的な照明モードにおける円形開口の例を示している。
なお、有効光源分布の微調整のために、開口絞り215は波板インテグレータ213の各円筒反射面の母線方向に対して完全に垂直ではなく、若干(1〜2°程度)傾けて配置するようにしてもよい。本実施例においては、このように垂直から僅かに傾けた場合も含めて、開口絞り215の配置を「円筒反射鏡の母線方向に垂直に配置」と記述している。また、有効光源分布の調整やテレセントリック性の度合いの調整を可能とするため、波板インテグレータ213に対する開口絞り215の角度を調整する駆動機構を設けてもよい。
このように波板インテグレータ213の射出側に開口絞り215を配置することで、円弧照明領域内の任意の位置から見た有効光源分布を均一な形状とすることができる。これは第1光学コンデンサー212からの光束全体が波板インテグレータ213に入射した後に開口絞り215を通過するためである。
図9に円弧照明領域内の各位置から見た有効光源分布の形状を示す。同図において、AIAは円弧照明領域であり、AIA1及びAIA2の各点はそれぞれ円弧の中央部及び端部における有効光源分布の観測位置を示している。図9(a)は、前述した開口絞り215が配置されていない場合の有効光源分布を示しており、図9(b)は、開口絞り215を配置した場合の本実施例の有効光源分布を示した図である。
照明領域の任意の点における有効光源分布は、その点に、ある開口数(NA)で円錐状に入射する光束の角度分布を示している。有効光源分布の形状が照明領域の位置により異なるということは、露光NAの非対称性があるということを意味する。露光NAの非対称性は、解像性能に悪影響を与える原因となる。
図9(a)は、前述の開口絞り215が配置されていない場合の有効光源分布を示している。円弧領域の中央部AIA1においては正円形状の分布となっていても、開口絞りがないことで円弧領域の端部に移るに従って分布が歪んでいき、円弧領域の端部AIA2において有効光源分布は楕円形状となっている。これに対して、本実施例によれば、図9(b)から明らかなように、いずれの観測位置からも有効光源分布が同一形状となっており、露光NAの対称性が向上している。
なお、図9(a),(b)に示した有効光源分布において描かれている線は、波板インテグレータ213によって生じる3次光源が線状の分布であることを示している。この線の間隔は波板インテグレータ213を構成する円筒反射面の幅に依存している。したがって、インテグレータ全体の幅に対して、円筒反射面の配列される方向の幅を狭くして円筒反射面の数を増やすことにより、3次光源の間隔を狭くして有効光源分布の密度を緻密にすることができる。
次に、開口絞り215の切り替えにより、コヒーレントファクタσを変える方法及び輪帯照明等の変形照明を行う方法について述べる。開口絞り215と投影光学系230の瞳面とは互いに共役な関係にあるので、開口絞り215の開口形状、つまり光の透過パターンが投影光学系の瞳面における分布と対応している。図10は、開口絞り215が有する開口部の形状の例を示す図であり、(a)は通常照明の大σ、(b)は通常照明の小σ、(c)は輪帯照明、(d)は四重極照明の各モードに対応している。
このようないくつかの開口パターンを例えば一列に並べて用意しておき、開口絞り駆動系により順次切り替えることで、所望の開口形状に切り替えることが可能である。
ここで、後述する実施例2との大きな相違点である第2のフライアイミラー211b以降の配置について、図11によって詳しく説明する。図11では簡単化のため、本来反射系である本実施例の照明光学系を屈折系として表している。図11(a)はスリット幅方向の配置を示しており、説明のためフライアイミラーの分割数を変えている。また、スリット幅方向では波板インテグレータ213は平面ミラーと同じであるために不図示とした。第2のフライアイミラー211bの一つ一つは光源と共役であり、それぞれの発散光が同じ方向を向くように第2のフライアイミラー211bは角度調整されている。このとき第1のコンデンサー212を第2のフライアイミラー211bと開口絞り215の中間に配置する。また、本実施例1では図11(a)に示すように第2のフライアイミラー211bと第1のコンデンサー212の距離を第1のコンデンサー212の焦点距離fyとほぼ同じにすることによって、開口絞り215をケーラー照明している。しかし、第2のフライアイミラー211bの角度を調整することによってこれらの距離は変更することができる。開口絞り215を通過した光束は第2のコンデンサー216によって反射マスクRに結像するため、第2のフライアイミラー211bと反射マスクRは共役な関係であり、クリティカル照明される。
一方、図11(b)で示すスリット長手方向では、波板インテグレータ213が開口絞り215直前にあるため、第2のフライアイミラー211bからの光束は第1のコンデンサー212によって波板インテグレータ213へ重畳するようにケーラー照明される。
その後、ケーラー照明された波板インテグレータ213で光束が複数の3次光源として再分割され、波板インテグレータ213で再分割された光束は第2のコンデンサー216によって反射マスクRへ重畳するように照明される。
また、第1のコンデンサー212は入射角度が60度以上となるような高入射で使われることが望ましい。これは反射膜の入射角度特性により高入射での反射率が高いためである。このように第1のコンデンサー212は高入射で使用するため、非点収差が生じるのでスリット幅方向とスリット長手方向の曲率を変えることによって非点収差を補正できるトロイダルミラーであることが望ましい。
以上説明した本実施例の照明光学系によれば、光源の揺らぎや角度分布の影響による有効光源のムラを抑え、エテンデューの大きな光源でも効率よく円弧状の領域に照明することが可能となる。
実施例2では、実施例1との大きな相違点である第2のフライアイミラー211b以降の配置について、図13によって詳しく説明する。また、要部概略図としては実施例1で示した図1と同じであるため省略する。
実施例2でのスリット幅方向の配置を図13(a)に示す。実施例2では実施例1と同じように第1のコンデンサー212を第2のフライアイミラー211bと開口絞り215の中間に配置している。しかし、第2のフライアイミラー211bと第1のコンデンサー212の距離は実施例1と違い、第1のコンデンサー212の焦点距離fy2の2倍となっている。よって、第2のフライアイミラー211bの像が開口絞り215付近に等倍で結像するため、開口絞り215はクリティカル照明される。このとき第2のフライアイミラー211bの個々の中心光線が第1のコンデンサー212の焦点位置に集光するよう第2のフライアイミラー211bを角度調整することが望ましい。開口絞り215を通過した光束は第2のコンデンサー216によって反射マスクRに重畳され、ケーラー照明される。
一方、図13(b)で示すスリット長手方向では、実施例1と同じように波板インテグレータ213と反射マスクRはケーラー照明される。このとき実施例1と違い実施例2では、開口絞り215の位置でスリット幅方向はクリティカル照明、スリット長手方向はケーラー照明と異なっているにもかかわらず、被照明領域である開口絞り215はスリット幅方向の長さと長手方向の長さが等しい。このため実施例1と違い実施例2では図14に示すように第1のフライアイミラー211aのスリット幅方向とスリット長手方向で分割数を変えることが望ましい。さらに第2のフライアイミラー211bについてもスリット幅方向とスリット長手方向で曲率が異なるようなアナモルフィックな面であることが望ましい。
実施例2では図14(a)に示すように第1のフライアイミラー211aのスリット幅方向とスリット長手方向の分割数は10×3、図14(b)に示すように第2のフライアイミラー211bの分割数は5×6である。よって、各要素ミラーのラグランジュ不変量は第1のフライアイミラー211aによってスリット幅方向は1/10、長手方向は光源のラグランジュ不変量の1/3程度になる。そして、第2のフライアイミラー211bのスリット幅方向・長手方向の個数によって各要素ミラーのラグランジュ不変量が足しあわされる。そのため、実施例2でも実施例1と同じように光源のラグランジュ不変量に対して、フライアイミラー通過後のスリット幅方向のラグランジュ不変量は半分(1/10×5)に、長手方向は2倍(1/3×6)に調整される。
また、実施例2では第2のフライアイミラー211bの像を開口絞り215付近に等倍で結像させることによってクリティカル照明したが、拡大・縮小結像させてクリティカル照明しても良い。また、実施例1でも述べたように第1のコンデンサー212を第2のフライアイミラー211bと開口絞り215から等距離に配置する必要性は必ずしもないことは言うまでもない。
本実施例の照明光学系によっても、実施例1と同様に、光源の揺らぎや角度分布の影響による有効光源のムラを抑え、エテンデューの大きな光源でも効率よく円弧状の領域に照明することが可能となる。
次に、図15及び図16を参照して、実施例1,2で説明した露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図15は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いてリソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図16は、図15に示すステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置によってマスクパターンをウエハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、かかる露光装置を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面として機能するものである。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施形態ではEUV光を使用して説明したが、本発明は真空紫外線やX線領域の光源にも適用することができる。
本発明の実施例1、2の概略図 実施例1のフライアイミラーを示す図 インテグレータの概略図 インテグレータの断面形状を示す図 円筒面で反射した光束の角度分布を説明する図 円筒面で反射した光束により円弧領域が形成されることを示す図 波板インテグレータに光束が入射した場合について説明する図 波板インテグレータ、開口絞りの配置を示す概略図 有効光源分布を示す図 照明モードの切り替えのための開口絞りの概略図 実施例1について屈折系で表した第2のフライアイミラー以降の配置を示す図 円弧スリットの概略図 実施例2について屈折系で表した第2のフライアイミラー以降の配置を示す図 実施例2のフライアイミラーを示す図 デバイスの製造を説明するためのフローチャート ウエハプロセスの詳細なフローチャート
符号の説明
1000 露光装置
100 光源部
200 装置本体
210 照明光学系
211 第1のインテグレータ(フライアイミラー)
212 第1コンデンサー
213 第2のインテグレータ(波板インテグレータ)
215 開口絞り
216 第2コンデンサー
220 マスクステージ
230 投影光学系
240 ウエハステージ

Claims (7)

  1. 光源からの光が入射する一対のフライアイミラーと、
    前記一対のフライアイミラーからの光を集光する第1コンデンサーと、
    母線方向が揃った複数の円筒反射面を備え、前記第1コンデンサーからの光が入射する反射型インテグレータと、
    前記母線方向に垂直に配置された開口絞りと、
    前記反射型インテグレータの前記複数の円筒反射面からの光を被照明面上で重ね合わせる第2コンデンサーと
    を有することを特徴とする照明光学系。
  2. 前記一対のフライアイミラーは、複数の要素ミラーを備える第1のフライアイミラーと、
    前記第1のフライアイミラーの各要素ミラーに対して1つの要素ミラーが対応するよう設けられた複数の要素ミラーを備える第2のフライアイミラーとにより構成され、
    第1のフライアイミラーと第2のフライアイミラーの少なくとも一方は、
    前記母線方向と、前記複数の円筒反射面の配列方向で、前記要素ミラーの配列された数が異なることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記第1コンデンサーは、前記第2のフライアイミラーからの光で、前記反射型インテグレータをケーラー照明するよう構成されることを特徴とする請求項2に記載の照明光学系。
  4. 前記第1コンデンサーは、前記第2のフライアイミラーからの光で、前記反射型インテグレータを母線方向に関してはクリティカル照明、配列方向に関してはケーラー照明するように構成されることを特徴とする請求項2に記載の照明光学系。
  5. 前記第2のフライアイミラーが備える各要素ミラーは、アナモルフィックな面形状であることを特徴とする請求項4に記載の照明光学系。
  6. 光源からの光を用いてレチクルを照明する請求項1乃至5いずれか一項に記載の照明光学系と、
    前記レチクルのパターンを被露光体に投影する投影光学系と、を有することを特徴とする露光装置。
  7. 請求項6に記載の露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、
    当該露光された被露光体を現像するステップと、を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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