JP2009204802A - 電気光学装置、その駆動方法および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】低輝度表示の場合においてOLED素子を流れる電流のピーク値を低減するとともに画素内の消費電力を低減するOLED素子における消費電流量を低減する。
【解決手段】電気光学素子11に対して指定された階調値に対応する駆動電流Idsの電流量が通常モードよりも小さい低輝度モードの場合は、データ電位VDの変化幅△VD(L)は、通常モードよりも小さく設定され、高位側電位VELと低位側電位VCTとの間の電位差は、通常モードよりも小さく設定され、スイッチング用トランジスタTsのゲートに供給される電位の変化幅△VG(L)は、通常モードよりも小さく設定される。
【選択図】 図6
【解決手段】電気光学素子11に対して指定された階調値に対応する駆動電流Idsの電流量が通常モードよりも小さい低輝度モードの場合は、データ電位VDの変化幅△VD(L)は、通常モードよりも小さく設定され、高位側電位VELと低位側電位VCTとの間の電位差は、通常モードよりも小さく設定され、スイッチング用トランジスタTsのゲートに供給される電位の変化幅△VG(L)は、通常モードよりも小さく設定される。
【選択図】 図6
Description
本発明は、電気光学素子を用いた電気光学装置、その駆動方法および電子機器に関する。
近年、有機EL(ElectroLuminescent)素子や発光ポリマー素子などと呼ばれる有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下「OLED」という)素子などの電気光学素子を用いた電気光学装置が各種提案されている。そのような電気光学装置においては、PWM(Puise Width Modulation)方式を利用して電気光学素子の輝度調整を行うという技術が知られている。
例えば、特許文献1には、低輝度表示の場合は、画像信号に応じたデータのパルス幅を狭くしてOLED素子に対する駆動電流の供給時間を短くすることで、OLED素子に供給される駆動電流の量を少なくするという技術が開示されている。
特開2001―109421号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、OLED素子に対する駆動電流の供給時間を制御するものであるため、低輝度表示の場合においてOLED素子に流れる電流のピーク値は高輝度表示の場合においてOLED素子に流れる電流のピーク値と変わらない。OLED素子に流れる電流のピーク値が大きいほどOLED素子は劣化するから、低輝度表示の場合であってもOLED素子の劣化は高輝度表示の場合と同等に進行するという問題があった。
以上の事情に鑑みて、本発明は、低輝度表示の場合において電気光学素子を流れる電流のピーク値を低減するとともに画素内の消費電力を低減するという課題の解決を目的としている。
以上の事情に鑑みて、本発明は、低輝度表示の場合において電気光学素子を流れる電流のピーク値を低減するとともに画素内の消費電力を低減するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、複数の単位回路を備えた電気光学装置であって、複数の単位回路の各々は、高位側電位が供給される高位側電源線と低位側電位が供給される低位側電源線との間に配置されて駆動電流に応じた輝度で発光する電気光学素子と、電気光学素子に対して直列に接続されるとともに駆動電流を生成する駆動トランジスタと、駆動トランジスタのゲートの電位を保持するための容量素子と、駆動トランジスタのゲートとデータ電位が供給されるデータ線との間に配置されてゲートに供給される電位に応じてオン状態およびオフ状態が切り替わるトランジスタであって、オン状態にされることで駆動トランジスタのゲートの電位をデータ電位に応じた電位に設定するスイッチ用トランジスタと、を具備し、当該単位回路の前記電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モード(例えば本明細書中の通常モード)よりも小さく設定されることで、電気光学素子に対して指定された階調に対応する駆動電流の電流値が第1モードよりも小さくなる第2モード(例えば本明細書中の低輝度モード)の場合は、高位側電位と低位側電位との間の電位差は、第1モードよりも小さく設定され、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の変化幅は、第1モードよりも小さく設定される。
この態様によれば、第2モードにおいては、電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モードよりも小さく設定されることで、電気光学素子に対して指定された階調に対応する駆動電流の電流値が第1モードよりも小さくなるから、第2モードにおいて電気光学素子へ供給される駆動電流のピーク値を第1モードにおけるピーク値よりも低減できる。また、第2モードにおいては、電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モードよりも小さく設定されるから、高位側電位と低位側電位との電位差を第1モードよりも小さく設定できる。これにより、第2モードにおける駆動トランジスタのドレイン・ソース間電圧を第1モードにおける値よりも小さくできる。さらに、第2モードにおいては、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の変化幅を第1モードよりも小さく設定できる。すなわち、この態様によれば、第2モードにおいて電気光学素子を流れる駆動電流のピーク値を第1モードに比べて低減できるとともに、単位回路内における消費電力を第1モードに比べて節減できる。
本発明に係る電気光学装置の具体的な態様としては、駆動トランジスタはPチャネル型のトランジスタで構成され、第2モードの場合は、データ電位の最低値は第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、データ電位の最高値は第1モードにおける値と同じ値に設定され、低位側電位は、第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、高位側電位は、第1モードにおける値と同じ値に設定され、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値は第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値は第1モードにおける値と同じ値に設定される。
また、駆動トランジスタはNチャネル型のトランジスタで構成される態様とすることもできる。この態様においては、第2モードの場合は、データ電位の最高値は第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、データ電位の最低値は第1モードにおける値と同じ値に設定され、高位側電位は、第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、低位側電位は、第1モードにおける値と同じ値に設定され、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値は第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値は第1モードにおける値と同じ値に設定される。
また、本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。この電子機器の典型例は、電気光学装置を表示装置として利用した機器である。この種の機器としては、パーソナルコンピュータや携帯電話機などがある。もっとも、本発明に係る電気光学装置の用途は画像の表示に限定されない。例えば、光線の照射によって感光体ドラムなどの像担持体に潜像を形成する構成の画像形成装置(印刷装置)においては、像担持体を露光する手段(いわゆる露光ヘッド)として本発明の電気光学装置を採用することもできる。
次に、本発明に係る電気光学装置の駆動方法は、複数の単位回路を備えるとともに、複数の単位回路の各々は、高位側電位が供給される高位側電源線と低位側電位が供給される低位側電源線との間に配置されて駆動電流に応じた輝度で発光する電気光学素子と、電気光学素子に対して直列に接続されるとともに駆動電流を生成する駆動トランジスタと、駆動トランジスタのゲートの電位を保持するための容量素子と、駆動トランジスタのゲートとデータ電位が供給されるデータ線との間に配置されてゲートに供給される電位に応じてオン状態およびオフ状態が切り替わるトランジスタであって、オン状態にされることで駆動トランジスタのゲートの電位をデータ電位に応じた電位に設定するスイッチ用トランジスタと、を具備する電気光学装置の駆動方法であって、当該単位回路の前記電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モードよりも小さく設定されることで、電気光学素子に対して指定された階調に対応する駆動電流の電流値が第1モードよりも小さくなる第2モードの場合は、単位回路における電気光学素子に対して指定された階調値に対応する駆動電流の電流値が第1モードよりも小さい第2モードの場合は、高位側電位と低位側電位との電位差を、第1モードよりも小さく設定し、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の変化幅を、第1モードよりも小さく設定する。
本発明に係る電気光学装置の駆動方法の具体的な態様として、駆動トランジスタをPチャネル型のトランジスタで構成し、第2モードの場合は、データ電位の最低値を第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、データ電位の最高値を第1モードにおける値と同じ値に設定し、低位側電位を、第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、高位側電位を、第1モードにおける値と同じ値に設定し、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値を第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値を第1モードにおける値と同じ値に設定することもできる。
また、本発明に係る電気光学装置の駆動方法の具体的な態様として、駆動トランジスタをNチャネル型の薄膜トランジスタで構成し、第2モードの場合は、データ電位の最高値を第1モードにおける値よりも低い値に設定する一方、データ電位の最低値を第1モードにおける値と同じ値に設定し、高位側電位を、第1モードにおける値よりも低い値に設定する一方、低位側電位を、第1モードにおける値と同じ値に設定し、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値を第1モードにおける値よりも低い値に設定する一方、スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値を第1モードにおける値と同じ値に設定することもできる。
<A:第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る電気光学装置10の構成を示すブロック図である。この電気光学装置10は、画像を表示するための手段として各種の電子機器に採用される装置であり、複数の画素回路Pが面状に配列された画素アレイ部100と、各画素回路Pを駆動する走査線駆動回路20およびデータ線駆動回路30と、電気光学装置10で利用される各種電位を生成する電位生成部40とを有する。なお、図1においては、走査線駆動回路20とデータ線駆動回路30と電位生成部40とが別個の回路として図示されているが、これらの回路の一部または全部が単一の回路とされた構成も採用される。
図1は、本実施形態に係る電気光学装置10の構成を示すブロック図である。この電気光学装置10は、画像を表示するための手段として各種の電子機器に採用される装置であり、複数の画素回路Pが面状に配列された画素アレイ部100と、各画素回路Pを駆動する走査線駆動回路20およびデータ線駆動回路30と、電気光学装置10で利用される各種電位を生成する電位生成部40とを有する。なお、図1においては、走査線駆動回路20とデータ線駆動回路30と電位生成部40とが別個の回路として図示されているが、これらの回路の一部または全部が単一の回路とされた構成も採用される。
図1に示すように、画素アレイ部100には、X方向に延在するm本の走査線102と、X方向に直交するY方向に延在するn本のデータ線104とが設けられる(mおよびnは自然数)。各画素回路Pは、走査線102とデータ線104との交差に対応する位置に配置される。従って、これらの画素回路Pは縦m行×横n列のマトリクス状に配列する。
走査線駆動回路20は、複数の画素回路Pを水平走査期間ごとに行単位で選択するための回路である。走査線駆動回路20は、順次アクティブとなる走査信号VG[1]〜VG[m]をm本の走査線102の各々に出力する。第i行(iは1≦i≦mを満たす整数)の走査線102に出力される走査信号VG[i]のアクティブレベルへの遷移は、第i行の選択を意味する。走査信号VG[i]は、1フレーム期間内の第i番目の水平走査期間にて電位VHH(アクティブレベル)に設定され、それ以外の期間においては電位VSS(非アクティブレベル)に設定される。
データ線駆動回路30は、走査線駆動回路20が選択した走査線102に対応する1行分のn個の画素回路Pの各々に対応するデータ電位VD[1]ないしVD[n]を生成して各データ線104に出力する。第i行の選択時に第j列目(jは1≦j≦nを満たす整数)のデータ線104に出力されるデータ電位VD[j]は、第i行の第j列目に位置する画素回路Pに対して指定された階調に対応する電位となる。
電位生成部40は、高位側電位VELおよび低位側電位VCTを生成する。電位生成部40で生成された高位側電位VELは、高位側電源線106を介して各画素回路Pに共通に供給される。また、電位生成部40で生成された低位側電位VCTは、低位側電源線108を介して各画素回路Pに共通に供給される。さらに、電位生成部40は、走査信号VGのアクティブレベルの電位VHHと、非アクティブレベルの電位VSSとを生成して走査線駆動回路20へ供給する。なお、電位生成部40は、接地電位を基準にして上述の各電位を生成する。
次に、図2を参照して、各画素回路Pの構成を説明する。同図においては、第i行の第j列目に位置するひとつの画素回路Pのみを図示しているが、その他の画素回路Pも同様の構成である。同図に示すように、画素回路Pは、Pチャネル型の駆動トランジスタTdrと、スイッチング素子として機能するNチャネル型のスイッチ用トランジスタTsと、容量素子Cと、電気光学素子11とを有する。電気光学素子11は、陽極と陰極との間に有機EL材料の発光層を介在させたOLED素子であって、高位側電位VELが供給される高位側電源線106と低位側電位が供給される低位側電位供給線108との間に介挿される。
図2に示すように、高位側電源線106から電気光学素子11の陽極に至る経路には駆動トランジスタTdrが介挿される。駆動トランジスタTdrは、そのゲートの電位に応じた電流値の駆動電流Idsを生成するための手段であり、そのソースが高位側電源線106に接続されるとともにドレインが電気光学素子11の陽極に接続される。
容量素子Cは、駆動トランジスタTdrのゲートの電位を保持するための手段であり、一方の電極は駆動トランジスタTdrのゲートと接続され、他方の電極は駆動トランジスタTdrのソースと接続される。
スイッチ用トランジスタTsは、駆動トランジスタTdrのゲートとデータ線104との間に介挿される。図2に示すように、スイッチ用トランジスタTsのドレインは駆動トランジスタTdrのゲートと容量素子Cの一方の電極とに接続される一方、ソースはデータ線104に接続される。駆動トランジスタTdrのゲートは走査線102と接続される。スイッチ用トランジスタTsはゲートに供給される電位(走査信号VG[i])に応じてオン状態およびオフ状態が切り替わり、スイッチ用トランジスタTsがオン状態になると、データ線104からのデータ電位VD[j]が駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるとともに、容量素子Cに書き込まれる。すなわち、スイッチ用トランジスタTsは、駆動トランジスタTdrのゲートの電位をデータ電位VD[j]に応じた電位に設定するスイッチング手段である。
次に、図3を参照しながら、データ線駆動回路30の構成について説明する。図3は、データ線駆動回路30の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、データ線駆動回路30は、表示データ変換回路32と、シリアルパラレル変換部34と、n個のD/A変換器36とを有する。
表示データ変換回路32は、図示しない制御回路から供給される画像信号Dを表示モードに応じて変換してシリアルパラレル変換部34へ出力する。画像信号Dは、n本のデータ線104の各々に対応する階調データd(d1〜dn)がシリアル形式に連続したデジタルデータである。
本実施形態においては、表示モードには、通常モードと低輝度モードの2種類のモードがある。通常モードにおいては、電気光学素子11に対して指定された階調値に応じた駆動電流Idsが生成される。低輝度モードにおいては、通常モードと同じ階調値が指定された場合でも、その階調値に対応して生成される駆動電流Idsの電流値が通常モードの場合よりも小さくなるように設定される。
表示モードが通常モードの場合、表示データ変換回路32は、画像信号Dをそのままシリアルパラレル変換部34へ出力する。一方、表示モードが低輝度モードの場合、表示データ変換回路32は、画像信号Dを上位ビット側にビットシフトしてシリアルパラレル変換部34へ出力する。したがって、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が電気光学素子11に対して指定されても、表示データ変調回路32からシリアルパラレル変換部34へ出力される階調データdの値は通常モードにおける値よりも大きい値となる。
シリアルパラレル変換部34は、表示データ変換回路32から出力されたシリアル形式の階調データd(d1〜dn)をパラレル形式のn個の階調データd(d1〜dn)に変換して、n個のD/A変換器36の各々へ分配する。
n個のD/A変換器36は、n本のデータ線104に各々対応して設けられ、各々に供給される階調データd(d1〜dn)をデジタル信号からアナログ信号に変換する。変換後のアナログ信号はデータ電位VD[1]〜VD[n]として各データ線104に出力される。前述したように、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、表示データ変換回路32から出力される階調データdの値は通常モードにおける値よりも大きくなるから、データ電位VDの値も通常モードにおける値よりも高くなる。
図4は、駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsと、データ電位VDとの関係を示す図である。駆動トランジスタTdrは、Pチャネル型のトランジスタで構成されるから、図4に示すように、駆動トランジスタTdrのゲートの電位、すなわちデータ電位VDの値が高いほどゲート・ソース間電圧Vgs(=|VEL−VD|)が小さくなって、駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsが小さくなる。従って、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、画素回路Pにおける駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsの値が通常モードにおける値よりも小さくなる。つまり、低階調モードにおいては、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、電気光学素子11の輝度は通常モードの場合よりも低輝度となる。
図5は、通常モードおよび低輝度モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VDを示す図である。先ず、通常モードの場合について説明する。通常モードにおいては、VDmin(N)からVDmaxまでの範囲内の複数の電位の何れかが、階調データdの示す階調値に応じて選択されてデータ電位VDとして出力される。
電気光学素子11に対して最低階調が指定された場合(例えば黒が指定された場合)は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値はその最高値であるVDmaxに設定される。データ電位VDがVDmaxに設定された場合は、駆動トランジスタTdrはオフ状態になる。一方、電気光学素子11に対して最高階調が指定された場合(例えば白が指定された場合)は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値は最低値VDmin(N)に設定される。
次に、低輝度モードの場合について説明する。図5に示すように、低輝度モードにおいては、VDmin(L)からVDmaxまでの範囲内の複数の電位の何れかが、階調データdの示す階調値に応じて選択されてデータ電位VDとして出力される。電気光学素子11に対して最低階調が指定された場合は、通常モードの場合と同様に、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値はVDmaxに設定されて駆動トランジスタTdrはオフ状態になる。
一方、電気光学素子11に対して最高階調が指定された場合は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値は最低値VDmin(L)に設定される。図5に示すように、最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmin(L)の値は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmin(N)の値よりも高い。前述したように、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、データ電位VDの値は通常モードにおける値よりも高いためである。従って、図5に示すように、低輝度モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VD(L)は、通常モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VD(N)よりも小さい。
図4に示すように、通常モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmin(N)に対応する駆動電流Idsの電流値をIdsmax(N)と表記し、低輝度モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmin(L)に対応する駆動電流Idsの電流値をIdsmax(L)と表記する。低輝度モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmin(L)は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmin(N)より大きいから、Idsmax(L)はIdsmax(N)よりも小さい値となる。従って、図4に示すように、低輝度モードにおける駆動電流Idsのピーク値(Idsmax(L))は、通常モードにおける駆動電流Idsのピーク値(Idsmax(N))よりも△Idsだけ小さいから、低輝度モードにおいては通常モードよりも電気光学素子11の劣化を抑制できる。
ここで、飽和領域において駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsは、次に示す式(1)で表される。
Ids=(β/2)*(Vgs−Vth)2 ・・・(1)
上記式(1)において、βは利得係数を表している。また、駆動トランジスタTdrは、次に示す式(2)で表される飽和条件を満たす必要がある。
Vgs−Vth<Vds ・・・(2)
上記式(2)において、Vdsは駆動トランジスタTdrのドレイン・ソース間電圧を表している。
Ids=(β/2)*(Vgs−Vth)2 ・・・(1)
上記式(1)において、βは利得係数を表している。また、駆動トランジスタTdrは、次に示す式(2)で表される飽和条件を満たす必要がある。
Vgs−Vth<Vds ・・・(2)
上記式(2)において、Vdsは駆動トランジスタTdrのドレイン・ソース間電圧を表している。
いま、通常モードから低輝度モードに切り替えられた場合を想定する。前述したように、低輝度モードにおいては、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsの値は通常モードにおける値よりも小さい。上記式(1)において、利得係数βおよび閾値電圧Vthは定数であるから、駆動電流Idsが減少すれば、駆動トランジスタTdrのゲート・ソース間電圧Vgsが減少することが分かる。式(2)からも理解されるように、ゲート・ソース間電圧Vgsが減少した分だけドレイン・ソース間電圧Vdsを減少させても、駆動トランジスタTdrの動作領域を飽和領域に保つことができる。本実施形態においては、低輝度モードの場合は、電位生成部40が、高位側電位VELと低位側電位VCTとの電位差を通常モードの場合における値よりも小さい値に設定する。これにより、低輝度モードの場合におけるドレイン・ソース間電圧Vdsの値が通常モードの場合における値よりも小さく設定される。
さらに詳述すると以下のとおりである。駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsの電流値は、駆動トランジスタTdrのゲート・ソース間電圧Vgsで決まる。つまり、駆動トランジスタTdrのドレイン側の電位の値は、生成される駆動電流Idsの値に殆ど影響を及ぼさない。図2に示すように、駆動トランジスタTdrのソースは高位側電源線106に接続され、そのドレインは低位側電源線108に接続されるから、本実施形態においては、図6に示すように、低輝度モードの場合は、低位側電位VCT(L)が通常モードにおける低位側電位VCT(N)よりも高い値に設定される一方、高位側電位VELは通常モードにおける値と同じ値に設定される。これにより、データ電位VDと駆動電流Idsとの関係を維持したまま、高位側電位VELと低位側電位VCTとの間の電位差が通常モードにおける値よりも小さく設定される。その結果、低輝度モードにおける駆動トランジスタTdrのドレイン・ソース間電圧Vdsが通常モードにおけるドレイン・ソース間電圧Vdsよりも小さくなるから、高位側電位供給線106から駆動トランジスタTdrを介して電気光学素子11へ至る電流経路における消費電力量を低減できる。
図7は、走査信号VGの電位の変化幅(振幅)△VGと、データ電位VDの変化幅△VDとを通常モードの場合と低輝度モードの場合とについて示す図である。先ず、通常モードの場合について説明する。前述したように、図2に示すスイッチ用トランジスタTsがオン状態になると、データ電位VDが駆動トランジスタTdrのゲートに供給される。これによって、駆動トランジスタTdrのゲートの電位がデータ電位VDに応じた電位に設定される。データ電位VDの変化幅△VDがVDmin(N)とVDmaxとの間に設定される通常モードにおいて、走査信号VGの電位の変化幅△VG(N)は、データ電位VDが如何なる値に設定されても、スイッチ用トランジスタTsを確実にオン状態にできるとともに確実にオフ状態にできる範囲内に設定される必要がある。
図2に示すように、本実施形態においては、スイッチ用トランジスタTsはNチャネル型のトランジスタで構成され、ゲートが走査線102に接続されるとともにソースがデータ線104に接続される。スイッチ用トランジスタTsをオン状態にするためには、走査信号VGのアクティブレベルの電位VHHは、データ電位VDよりもスイッチ用トランジスタTsの閾値電圧Vth2以上に高い値に設定されればよい。本実施形態においては、走査信号VGのアクティブレベルの電位VHHは、データ電位VDの最大値VDmaxよりも閾値電圧Vth2以上に高い値に設定される。これにより、データ電位VDの値がVDmax以下の如何なる値に設定されても、アクティブレベルの走査信号VGによってスイッチ用トランジスタTsを確実にオン状態にできる。
一方、図7に示すように、走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)は、データ電位VDの値が最低値VDmin(N)に設定された場合でも、スイッチ用トランジスタTsを確実にオフ状態にできる電位に設定される。すなわち、走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)は、データ電位VDの最低値VDmin(N)より閾値電圧Vth2だけ高い電位よりも低い値に設定されればよい。図7に示すように、本実施形態においては、走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)はデータ電位VDの最低値VDmin(N)よりも低い電位に設定される。これにより、データ電位VDの値がVDmin(N)以上の如何なる値に設定されても、非アクティブレベルの走査信号VGによってスイッチ用トランジスタTsを確実にオフ状態にできる。
次に、低輝度モードの場合について説明する。本実施形態においては、最低階調が指定された場合におけるデータ電位VDmaxの値は、通常モードの場合であっても低輝度モードの場合であっても同じ値に設定されるから、図7に示すように、低輝度モードにおける走査信号VGのアクティブレベルの電位VHHは、通常モードにおける値と同じである。
一方、低輝度モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmi
n(L)の値は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmin(N)の値よりも高い。そうすると、低輝度モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(L)の値は、通常モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)の値よりも高い値に設定できる。図7に示すように、本実施形態においては、低輝度モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(L)の値は、通常モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)の値よりも高い値に設定される。従って、本実施形態においては、図7に示すように、低輝度モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)が通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(N)よりも小さく設定される。これによって、低輝度モード時における消費電力を通常モード時における消費電力に比べて小さくできる。
n(L)の値は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmin(N)の値よりも高い。そうすると、低輝度モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(L)の値は、通常モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)の値よりも高い値に設定できる。図7に示すように、本実施形態においては、低輝度モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(L)の値は、通常モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSS(N)の値よりも高い値に設定される。従って、本実施形態においては、図7に示すように、低輝度モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)が通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(N)よりも小さく設定される。これによって、低輝度モード時における消費電力を通常モード時における消費電力に比べて小さくできる。
以上に説明したように、本実施形態においては、駆動トランジスタTdrがPチャネル型で構成されたうえで、低輝度モードの場合は、データ電位VDの最低値VDmin(L)は通常モードにおける値よりも高い値に設定されるから(第1の処理)、低輝度モードにおいて電気光学素子11へ供給される駆動電流Idsのピーク値を通常モードにおけるピーク値よりも低減できる。一方、データ電位VDの最高値VDmaxは通常モードにおける値と同じ値に設定されるから、低輝度モードにおいては、データ電位VDの変化幅△VDは通常モードにおける値よりも小さく設定される。従って、低輝度モードにおいては、低位側電位VCTと高位側電位VELとの電位差を通常モードにおける値よりも小さく設定できる(第2の処理)とともに、走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)を通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅VG(N)よりも小さく設定できる(第3の処理)。すなわち、前述の第1乃至第3の処理を行うことにより、低輝度モードにおける駆動電流Idsのピーク値を通常モードに比べて低減できるとともに、画素回路P内における消費電力を通常モードに比べて節減できる。
<B:第2実施形態>
上述の第1実施形態においては、画素回路Pにおける駆動トランジスタTdrは、Pチャネル型のトランジスタで構成される。これに対して、本実施形態においては、図8に示すように、駆動トランジスタTdrは、Nチャネル型のトランジスタで構成される点で上述の第1実施形態と相違する。
上述の第1実施形態においては、画素回路Pにおける駆動トランジスタTdrは、Pチャネル型のトランジスタで構成される。これに対して、本実施形態においては、図8に示すように、駆動トランジスタTdrは、Nチャネル型のトランジスタで構成される点で上述の第1実施形態と相違する。
また、本実施形態においては、低輝度モードの場合は、図3に示す表示データ変換回路32は、画像信号Dを下位ビット側にビットシフトしてシフトレジスタ34へ出力する。これにより、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が電気光学素子11に対して指定されても、表示データ変換回路32からシリアルパラレル変換部34へ出力される階調データdの値は通常モードにおける値よりも小さい値となるから、データ電位VDの値は通常モードにおける値よりも低くなる。本実施形態においては、駆動トランジスタTdrは、Nチャネル型のトランジスタで構成されるから、図9に示すように、データ電位VDの値が小さいほど駆動トランジスタTdrのゲート・ソース間電圧Vgsが小さくなって、駆動電流Idsが小さくなる。従って、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、画素回路Pにおける駆動トランジスタTdrで生成される駆動電流Idsの値は通常モードにおける値よりも小さくなる。
図10は、通常モードおよび低輝度モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VDを示す図である。先ず、通常モードの場合について説明する。通常モードにおいては、VDminからVDmax(N)までの範囲内の複数の電位の何れかが、階調データdの示す階調値に応じて選択されてデータ電位VDとして出力される。電気光学素子11に対して指定された階調値が最低階調の場合は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値はその最低値であるVDminに設定される。データ電位VDがVDminに設定された場合は、駆動トランジスタTdrはオフ状態になる。一方、指定された階調値が最高階調の場合は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値は最高値VDmax(N)に設定される。
次に、低輝度モードの場合について説明する。図10に示すように、低輝度モードにおいては、VDminからVDmax(L)までの範囲内の複数の電位の何れかが、階調データdの示す階調値に応じて選択されてデータ電位VDとして出力される。電気光学素子11に対して指定された階調値が最低階調の場合は、通常モードの場合と同様に、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値はVDminに設定されて駆動トランジスタTdrはオフ状態になる。
一方、指定された階調値が最高階調の場合は、駆動トランジスタTdrのゲートに供給されるデータ電位VDの値はVDmax(L)に設定される。図10に示すように、最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmax(L)の値は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmax(N)の値よりも低い。本実施形態においては、低輝度モードの場合は、通常モードの場合と同じ階調値が指定されても、データ電位VDの値は通常モードにおける値よりも低いためである。従って、図10に示すように、低輝度モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VD(L)は、通常モードにおけるデータ電位VDの変化幅△VD(N)よりも小さい。
低輝度モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmax(L)は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合のデータ電位VDmax(N)より低いから、図9に示すように、VDmax(L)に対応する駆動電流Idsmax(L)の値はVDmax(N)に対応する駆動電流Idsmax(N)の値よりも小さい値となる。従って低輝度モードにおいては通常モードよりも電気光学素子11の劣化を抑制できる。
また、本実施形態においては、低輝度モードの場合は、電位生成部40が、高位側電位VELと低位側電位VCTとの電位差を通常モードの場合における値よりも小さい値に設定する。さらに詳述すると以下のとおりである。図8に示すように、Nチャネル型の駆動トランジスタTdrのドレインは高位側電源線106に接続され、そのソースは低位側電源線108に接続されるから、本実施形態においては、図11に示すように、低輝度モードの場合は、高位側電位VEL(L)が通常モードにおける高位側電位VEL(N)よりも低い値に設定される一方、低位側電位VCTは通常モードにおける値と同じ値に設定される。これにより、データ電位VDと駆動電流Idsとの関係を維持したまま、高位側電位VELと低位側電位VCTとの間の電位差が通常モードにおける値よりも小さく設定される。その結果、低輝度モードにおける駆動トランジスタTdrのドレイン・ソース間電圧Vdsが通常モードにおけるドレイン・ソース間電圧Vdsよりも小さくなる。
図12は、走査信号VGの電位の変化幅△VGと、データ電位VDの変化幅△VDとを通常モードの場合と低輝度モードの場合とについて示す図である。先ず、通常モードの場合について説明する。データ電位VDの変化幅△VDがVDminとVDmax(N)との間に設定される通常モードにおいて、走査信号VGの電位の変化幅△VGは、データ電位VDが如何なる値に設定されても、スイッチ用トランジスタTsを確実にオン状態にできるとともに確実にオフ状態にできる範囲内に設定される必要がある。
本実施形態においては、通常モードにおける走査信号VGのアクティブレベルの電位VHH(N)は、データ電位VDの最高値VDmax(N)よりも閾値電圧Vth2以上に高い値に設定される。これにより、データ電位VDの値が最高値VDmax(N)以下の如何なる値に設定された場合でも、アクティブレベルの走査信号VGによってスイッチ用トランジスタTsを確実にオン状態にできる。
一方、通常モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSSは、データ電位VDの値が最低値VDminに設定された場合でも、スイッチ用トランジスタTsを確実にオフ状態にできる電位に設定される。すなわち、走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSSは、データ電位VDの最低値VDminよりも閾値電圧Vth2だけ高い電位よりも低く設定されればよい。図12に示すように、本実施形態においては、走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSSはデータ電位VDの最低値VDminよりも低い電位に設定される。これにより、データ電位VDの値がVDmin(N)以上の如何なる値に設定された場合でも、非アクティブレベルの走査信号VGによってスイッチ用トランジスタTsを確実にオフ状態にできる。
次に、低輝度モードの場合について説明する。本実施形態においては、最低階調が指定された場合におけるデータ電位VDminの値は、通常モードの場合であっても低輝度モードの場合であっても同じ値に設定されるから、図12に示すように、低輝度モードにおける走査信号VGの非アクティブレベルの電位VSSは、通常モードにおける値と同じである。
一方、低輝度モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmax(L)の値は、通常モードにおいて最高階調が指定された場合におけるデータ電位VDmax(N)の値よりも低い。低輝度モードにおける走査信号VGのアクティブレベルの電位VHH(L)の値は、低輝度モードにおけるデータ電位VDの最高値VDmax(L)よりも閾値電圧Vth2以上に高い値に設定されればよいから、本実施形態においては、図12に示すように、低輝度モードにおける走査信号VGのアクティブレベルの電位VHH(L)の値は、通常モードにおける走査信号VGのアクティブレベルの電位VHH(N)の値よりも低い値に設定される。従って、本実施形態においては、低輝度モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)を通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅VG(n)よりも小さく設定できる。これによって、低輝度モード時における消費電力を通常モード時における消費電力に比べて小さくできる。
以上に説明したように、本実施形態においては、駆動トランジスタTdrがNチャネル型で構成されたうえで、低輝度モードの場合は、データ電位VDの最高値VDmax(L)は通常モードにおける値よりも低い値に設定されるから(第1の処理)、低輝度モードにおいて電気光学素子11へ供給される駆動電流Idsのピーク値を通常モードにおけるピーク値よりも低減できる。一方、データ電位VDの最低値VDminは通常モードにおける値と同じ値に設定されるから、低輝度モードにおいては、データ電位VDの変化幅△VDは通常モードにおける値よりも小さく設定される。従って、低輝度モードにおいては、低位側電位VCTと高位側電位VELとの電位差を通常モードにおける値よりも小さく設定できる(第2の処理)とともに、走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)を通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅VG(N)よりも小さく設定できる(第3の処理)。すなわち、前述の第1乃至第3の処理を行うことにより、低輝度モードにおける駆動電流Idsのピーク値を通常モードに比べて低減できるとともに、画素回路P内における消費電力を通常モードに比べて節減できる。
<C:変形例>
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
(1)変形例1
各階調値に対応するデータ電位VDを通常モードと低輝度モードとで相違させる方法は任意である。上述の各実施形態において例示されたビットシフト方式の他、外部から入力される画像信号Dと、各D/A変換器36に供給すべき階調データdとが対応付けられたテーブルを各モードごとに表示データ変換回路32が保持し、表示データ変換回路32は、入力される画像信号Dと選択されたモードとに基づいてD/A変換器36に供給すべき階調データdの値を決定する態様(いわゆるルックアップテーブル方式)であってもよい。また、表示モードに応じてD/A変換器36のゲイン調整を行うことにより、入力される階調データdに応じて各データ線104に出力されるデータ電位VDを各モードごとに決定する態様であってもよい。
各階調値に対応するデータ電位VDを通常モードと低輝度モードとで相違させる方法は任意である。上述の各実施形態において例示されたビットシフト方式の他、外部から入力される画像信号Dと、各D/A変換器36に供給すべき階調データdとが対応付けられたテーブルを各モードごとに表示データ変換回路32が保持し、表示データ変換回路32は、入力される画像信号Dと選択されたモードとに基づいてD/A変換器36に供給すべき階調データdの値を決定する態様(いわゆるルックアップテーブル方式)であってもよい。また、表示モードに応じてD/A変換器36のゲイン調整を行うことにより、入力される階調データdに応じて各データ線104に出力されるデータ電位VDを各モードごとに決定する態様であってもよい。
(2)変形例2
上述の各実施形態においては、スイッチ用トランジスタTsがNチャネル型で構成される態様が例示されているが、スイッチ用トランジスタTsがPチャネル型で構成される態様とすることもできる。この態様においても、低輝度モードにおいて、電気光学素子11に対して指定された階調値が最低階調の場合におけるデータ電位VDと、最高階調の場合におけるデータ電位VDとの電位差△VD(L)が通常モードにおける値よりも小さく設定されることにより、走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)を通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(N)よりも小さく設定できる。
上述の各実施形態においては、スイッチ用トランジスタTsがNチャネル型で構成される態様が例示されているが、スイッチ用トランジスタTsがPチャネル型で構成される態様とすることもできる。この態様においても、低輝度モードにおいて、電気光学素子11に対して指定された階調値が最低階調の場合におけるデータ電位VDと、最高階調の場合におけるデータ電位VDとの電位差△VD(L)が通常モードにおける値よりも小さく設定されることにより、走査信号VGの電位の変化幅△VG(L)を通常モードにおける走査信号VGの電位の変化幅△VG(N)よりも小さく設定できる。
(3)変形例3
上述の各実施形態においては、スイッチ用トランジスタTsの一方の端子(各実施形態においてはドレイン)が駆動トランジスタTdrのゲートと容量素子Cの一方の電極とに接続される態様について例示されているが、これに限らず、例えば図13に示すように、スイッチ用トランジスタTsの一方の端子(図13においてはドレイン)が容量素子Cの一方の電極に接続されるとともに、容量素子Cの他方の電極が駆動トランジスタTdrのゲートに接続される態様とすることもできる。
上述の各実施形態においては、スイッチ用トランジスタTsの一方の端子(各実施形態においてはドレイン)が駆動トランジスタTdrのゲートと容量素子Cの一方の電極とに接続される態様について例示されているが、これに限らず、例えば図13に示すように、スイッチ用トランジスタTsの一方の端子(図13においてはドレイン)が容量素子Cの一方の電極に接続されるとともに、容量素子Cの他方の電極が駆動トランジスタTdrのゲートに接続される態様とすることもできる。
図13の構成においては、駆動トランジスタTdrのゲートとドレインとの間にトランジスタTgが介挿される。図13の構成においては、第1に、トランジスタTgがオン状態となって、駆動トランジスタTdrがダイオード接続される。これによって、駆動トランジスタTdrのゲートの電位は、「VEL−Vth」に収束する。第2に、トランジスタTgをオフ状態としたうえでスイッチ用トランジスタTsをオン状態とすることで、駆動トランジスタTdrのゲートの電位がデータ電位VDに応じたレベルに設定される。
すなわち、スイッチ用トランジスタTsは、その一方の端子が駆動トランジスタTdrのゲートに直接接続される態様であってもよいし、容量素子Cを介して間接的に接続される態様であってもよい。要するに、スイッチ用トランジスタTsは、オン状態にされることで駆動トランジスタTdrのゲートの電位をデータ電位VDに応じた電位に設定する手段であればよい。
(4)変形例4
上述の各実施形態においては、電気光学装置10が通常モード(第1モード)と低輝度モード(第2モード)とを有する態様について例示されているが、これに限らず、電気光学装置10が高輝度モード(第1モード)と通常モード(第2モード)とを有する態様とすることもできる。すなわち、電気光学装置10は、同じ階調値に対応する駆動電流Idsの値が異なる複数のモードを有する態様であればよい。
上述の各実施形態においては、電気光学装置10が通常モード(第1モード)と低輝度モード(第2モード)とを有する態様について例示されているが、これに限らず、電気光学装置10が高輝度モード(第1モード)と通常モード(第2モード)とを有する態様とすることもできる。すなわち、電気光学装置10は、同じ階調値に対応する駆動電流Idsの値が異なる複数のモードを有する態様であればよい。
電気光学装置10が高輝度モード(第1モード)と通常モード(第2モード)とを有する態様においては、通常モードの場合は、データ電位VDの変化幅△VDが高輝度モードにおける値よりも小さく設定されることで、同じ階調値に対応する駆動電流Idsの値が高輝度モードにおける値よりも小さくなる。また、通常モードにおいては、低位側電位VCTと高位側電位VELとの電位差が高輝度モードにおける値よりも小さく設定されるとともに、走査信号VGの電位の変化幅△VGが高輝度モードにおける走査信号VGの電位の変化幅VGよりも小さく設定される。これにより、通常モードにおける駆動電流Idsのピーク値を高輝度モードに比べて低減できるとともに、画素回路P内における消費電力を高輝度モードに比べて節減できる。
(5)変形例5
上述の各実施形態においては、電位生成部40は、接地電位を基準にして各電位を生成する態様について例示されているが、基準となる電位は任意に設定することができる。例えば、データ電位VDの最低値VDminと最高値VDmaxとの間の電位を基準とすれば、接地電位を基準とする場合に比べて、電位生成部40にて生成される電位の振幅を低減できる。これにより、電位生成部40の低消費電力化を図ることができるという利点がある。
上述の各実施形態においては、電位生成部40は、接地電位を基準にして各電位を生成する態様について例示されているが、基準となる電位は任意に設定することができる。例えば、データ電位VDの最低値VDminと最高値VDmaxとの間の電位を基準とすれば、接地電位を基準とする場合に比べて、電位生成部40にて生成される電位の振幅を低減できる。これにより、電位生成部40の低消費電力化を図ることができるという利点がある。
(6)変形例6
上述の各実施形態においては、電気光学素子11の一例として、OLED素子を取り上げたが、無機発光ダイオードやLED(Light Emitting Diode)であってもよい。要は、駆動電流に応じた発光輝度で発光するのであれば、どのような素子であってもよい。
上述の各実施形態においては、電気光学素子11の一例として、OLED素子を取り上げたが、無機発光ダイオードやLED(Light Emitting Diode)であってもよい。要は、駆動電流に応じた発光輝度で発光するのであれば、どのような素子であってもよい。
<D:応用例>
次に、本発明に係る電気光学装置10を利用した電子機器について説明する。図14は、以上に説明した何れかの形態に係る電気光学装置10を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置10と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置10は電気光学素子11にOLED素子を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
次に、本発明に係る電気光学装置10を利用した電子機器について説明する。図14は、以上に説明した何れかの形態に係る電気光学装置10を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置10と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置10は電気光学素子11にOLED素子を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図15に、実施形態に係る電気光学装置10を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置としての電気光学装置10を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置10に表示される画面がスクロールされる。
図16に、実施形態に係る電気光学装置10を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置としての電気光学装置10を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置10に表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図14から図16に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。また、本発明に係る電気光学装置の用途は画像の表示に限定されない。例えば、光書込み型のプリンタや電子複写機といった画像形成装置においては、用紙などの記録材に形成されるべき画像に応じて感光体を露光する書込みヘッドが使用されるが、この種の書込みヘッドとしても本発明の電気光学装置は利用される。本発明にいう電子回路とは、各実施形態のように表示装置の画素を構成する画素回路のほか、画像形成装置における露光の単位となる回路をも含む概念である。
10……電気光学装置、11……電気光学素子、20……走査線駆動回路、30……データ線駆動回路、32……表示データ変換回路、34……シリアルパラレル変換部、36……D/A変換器、40……電位生成部、102……走査線、104……データ線、P……画素回路、Tdr……駆動トランジスタ、Ts……スイッチ用トランジスタ、Ids……駆動電流、VD……データ電位、VG……走査信号、VHH……アクティブレベルの電位、VSS……非アクティブレベルの電位。
Claims (7)
- 複数の単位回路を備えた電気光学装置であって、
前記複数の単位回路の各々は、
高位側電位が供給される高位側電源線と低位側電位が供給される低位側電源線との間に配置されて駆動電流に応じた輝度で発光する電気光学素子と、
前記電気光学素子に対して直列に接続されるとともに前記駆動電流を生成する駆動トランジスタと、
前記駆動トランジスタのゲートの電位を保持するための容量素子と、
前記駆動トランジスタのゲートとデータ電位が供給されるデータ線との間に配置されてゲートに供給される電位に応じてオン状態およびオフ状態が切り替わるトランジスタであって、オン状態にされることで前記駆動トランジスタのゲートの電位を前記データ電位に応じた電位に設定するスイッチ用トランジスタと、を具備し、
当該単位回路の前記電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モードよりも小さく設定されることで、前記電気光学素子に対して指定された階調に対応する前記駆動電流の電流値が前記第1モードよりも小さくなる第2モードの場合は、
前記高位側電位と前記低位側電位との電位差は、前記第1モードよりも小さく設定され、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の変化幅は、前記第1モードよりも小さく設定される
電気光学装置。 - 前記駆動トランジスタはPチャネル型のトランジスタで構成され、
前記第2モードの場合は、
前記データ電位の最低値は前記第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、前記データ電位の最高値は前記第1モードにおける値と同じ値に設定され、
前記低位側電位は、前記第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、前記高位側電位は、前記第1モードにおける値と同じ値に設定され、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値は前記第1モードにおける値よりも高い値に設定される一方、前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値は前記第1モードにおける値と同じ値に設定される
請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記駆動トランジスタはNチャネル型のトランジスタで構成され、
前記第2モードの場合は、
前記データ電位の最高値は前記第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、その最低値は前記第1モードにおける値と同じ値に設定され、
前記高位側電位は、前記第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、前記低位側電位は、前記第1モードにおける値と同じ値に設定され、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値は前記第1モードにおける値よりも低い値に設定される一方、前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値は前記第1モードにおける値と同じ値に設定される
請求項1に記載の電気光学装置。 - 請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置を具備する電気光学装置。
- 複数の単位回路を備えるとともに、前記複数の単位回路の各々は、高位側電位が供給される高位側電源線と低位側電位が供給される低位側電源線との間に配置されて駆動電流に応じた輝度で発光する電気光学素子と、前記電気光学素子に対して直列に接続されるとともに前記駆動電流を生成する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタのゲートの電位を保持するための容量素子と、前記駆動トランジスタのゲートとデータ電位が供給されるデータ線との間に配置されてゲートに供給される電位に応じてオン状態およびオフ状態が切り替わるトランジスタであって、オン状態にされることで前記駆動トランジスタのゲートの電位を前記データ電位に応じた電位に設定するスイッチ用トランジスタと、を具備する電気光学装置の駆動方法であって、
前記単位回路の前記電気光学素子に対して最低階調が指定された場合におけるデータ電位と、最高階調が指定された場合におけるデータ電位との電位差が第1モードよりも小さく設定されることで、前記電気光学素子に対して指定された階調に対応する前記駆動電流の電流値が前記第1モードよりも小さくなる第2モードの場合は、
前記高位側電位と前記低位側電位との電位差を、前記第1モードよりも小さく設定し、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の変化幅を、前記第1モードよりも小さく設定する
電気光学装置の駆動方法。 - 前記駆動トランジスタはPチャネル型のトランジスタで構成され、
前記第2モードの場合は、
前記データ電位の最低値を前記第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、前記データ電位の最高値を前記第1モードにおける値と同じ値に設定し、
前記低位側電位を、前記第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、前記高位側電位を、前記第1モードにおける値と同じ値に設定し、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値を前記第1モードにおける値よりも高い値に設定する一方、前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値を前記第1モードにおける値と同じ値に設定する
請求項5に記載の電気光学装置の駆動方法。 - 前記駆動トランジスタはNチャネル型のトランジスタで構成され、
前記第2モードの場合は、
前記データ電位の最高値を前記第1モードにおける値よりも小さい値に設定する一方、その最低値を前記第1モードにおける値と同じ値に設定し、
前記高位側電位を、前記第1モードにおける値よりも低い値に設定する一方、前記低位側電位を、前記第1モードにおける値と同じ値に設定し、
前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最高値を前記第1モードにおける値よりも低い値に設定する一方、前記スイッチング用トランジスタのゲートに供給される電位の最低値を前記第1モードにおける値と同じ値に設定する
請求項5に記載の電気光学装置の駆動方法。
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