JP2009204131A - エンジンバランサ装置 - Google Patents
エンジンバランサ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009204131A JP2009204131A JP2008048998A JP2008048998A JP2009204131A JP 2009204131 A JP2009204131 A JP 2009204131A JP 2008048998 A JP2008048998 A JP 2008048998A JP 2008048998 A JP2008048998 A JP 2008048998A JP 2009204131 A JP2009204131 A JP 2009204131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shaft
- thrust
- balancer device
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
【課題】
はすば歯車が伝える振動的なトルクが静的なトルクに比べて大きいバランサ装置に好適な、低騒音かつ低コストのスラスト軸受を有するバランサ装置を提供する。
【解決手段】
偏心位置にバランスウェイトを有する駆動軸及び従動軸と、駆動軸及び従動軸と同軸に設けた、はすば駆動歯車及びはすば従動歯車からなるエンジンバランサ装置において、いずれか一方の歯車の両側面に固定した円板状のスラストカラーにより、他方の歯車を挟み込むことで、動力の伝達により歯車間に発生する軸方向荷重をスラストカラーが分担する構造として、軸方向の変動荷重が歯車箱に伝わらないようにするとともに、軸受隙間を精密に管理し、スラスト打音の発生を抑制する。
【選択図】図1
はすば歯車が伝える振動的なトルクが静的なトルクに比べて大きいバランサ装置に好適な、低騒音かつ低コストのスラスト軸受を有するバランサ装置を提供する。
【解決手段】
偏心位置にバランスウェイトを有する駆動軸及び従動軸と、駆動軸及び従動軸と同軸に設けた、はすば駆動歯車及びはすば従動歯車からなるエンジンバランサ装置において、いずれか一方の歯車の両側面に固定した円板状のスラストカラーにより、他方の歯車を挟み込むことで、動力の伝達により歯車間に発生する軸方向荷重をスラストカラーが分担する構造として、軸方向の変動荷重が歯車箱に伝わらないようにするとともに、軸受隙間を精密に管理し、スラスト打音の発生を抑制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンバランサ装置の振動や騒音を低減するための振動低減機構に関わり、特にはすば歯車を用いて構成されたエンジンバランサ装置の振動を低減する軸受構造に関する。
乗用車などに搭載されている原動機の多くはレシプロエンジンであるが、4気筒ディーゼルエンジンなど、比較的気筒数が少なく爆発力が大きいエンジンにおいては、この爆発のサイクルでエンジン振動が発生し、乗員に不快感を与えるため、エンジンの底部にバランサ装置と呼ばれる振動低減装置が装着されることがある。
この装置は、回転軸上の偏心位置にバランスウェイトを設け、この軸を回転させることにより発生する慣性力を用いて振動を打ち消す。たとえば4ストローク4気筒エンジンの場合、エンジン出力軸(クランク軸)1回転当たり2回の爆発があるため、クランク軸の回転を歯車などで増速し、前述のバランスウェイト軸をクランク軸の2倍の速度で回転させれば、エンジン振動を低減することが可能となる。バランスウェイト軸の振れ回り振動を抑制するため、ほとんどの場合、バランサ装置は平行して置かれた2本のバランスウェイト軸から構成されており、位相を合わせたバランスウェイトが互いに逆方向に回転することで、2本の軸の中心線で形成される平面に対して法線方向の慣性力を得ている。2個のバランスウェイトの位相合わせには、かみ合い振動が小さい、はすば歯車が用いられる。
上述したバランスウェイト軸を回転させるのに要するトルクは、歯車及び軸受の粘性摩擦損失や流体損失、加減速に伴う軸回りの慣性トルクなどであり、その大きさは基本的に小さい。しかし、エンジンの爆発のたびに大きなトルク変動が発生するため、バランスウェイトを駆動するはすば歯車は、軸方向の変動荷重を発生させる。また歯車自体がかみ合って回転することによっても、同様に軸方向の変動荷重が発生する。前者の周期はエンジンの爆発サイクル、後者は歯車の歯のかみ合いサイクルとなり、はすば歯車を軸方向に保持しているスラスト軸受に変動荷重を生じさせる。この変動荷重は、歯車箱からエンジンマウントを介して車室へと伝播して、車室内壁を振動させるため、乗員に騒音として認識されて問題となることがある。
また、これらの荷重は軸受に対して変動的に作用するため、スラスト軸受の軸方向に比較的大きな隙間があると、軸受面が打撃され、いわゆるスラスト打音を生じさせて問題となることがある。
更に、バランスウェイト軸の回転速度は最高で毎分12000回転を越えるため、滑り速度が大きいスラスト軸受における動力損失は、バランサ装置の損失の大きな部分を占めている。
以上のような問題に対し、たとえば特許文献1に示すような構造が提案されている。すなわち、車両用主減速機に使用される遊星歯車装置の太陽歯車,遊星歯車,内歯車をはすば歯車を用いて構成し、遊星歯車が発生する軸方向荷重を、太陽歯車の外周部、及び内歯車の内周部に設けた、いわゆるスラストカラーによって分担する。スラストカラーを太陽歯車に固定すると組み立て性を悪化させるので、カラーが軸方向荷重を受けた場合に径が変化するばねリングを設け、カラーが軸方向荷重を分担すると、リングの径が変化して太陽歯車とカラーとが締結されるようにしている。
以上のような構成により、歯車が発生する軸方向荷重は相手側歯車に設けたカラーにより分担されるため、歯車箱へ伝播する振動は小さくなる。またカラーは歯車とともに回転しているため、スラスト軸受を静止側に設けた場合と比べて滑り速度が小さく、軸受の動力損失も減少する。
バランサ装置のように、歯車が伝える振動的なトルクの振幅が静的なトルクを上回る場合、スラスト軸受部に比較的大きな隙間があると、スラスト打音が発生する。これは、軸方向の支持剛性に関しても同様であり、この剛性が低いと、軸方向の振動振幅が増加して騒音となる。従って、バランサ装置を構成するスラスト軸受においては、軸受隙間は小さく、支持剛性は高くなければならない。またエンジンの補機であるため、低コスト性も強く要求されている。
一方、上述した構成では、遊星歯車の軸方向荷重をばねリングが分担するため、ばねが全圧するまでは遊星歯車の軸方向支持剛性は低くなる傾向にある。また、構造が複雑であるため、低コストで信頼性の高いシステムを構築することは容易ではない。
本発明は、はすば歯車が伝える振動的なトルクが静的なトルクに比べて大きいバランサ装置に好適な、低騒音かつ低コストのスラスト軸受を有するバランサ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のエンジンバランサ装置は、偏心位置にバランスウェイトを有する駆動軸及び従動軸と、両軸と同軸に設けた、駆動歯車及び従動歯車から構成され、互いにかみ合う駆動歯車及び従動歯車は、いずれもはすば歯車であり、いずれか一方の歯車の両側面に固定した円板状のスラストカラーにより、他方の歯車を挟み込むことで、動力の伝達により歯車間に発生する軸方向荷重をスラストカラーが分担する構造としている。
上記のような構造とすることで、歯車対の軸方向振動は歯車箱に伝わりにくいため、歯車のかみ合い騒音及びトルク変動による騒音が小さく、軸受隙間の管理が容易であり支持剛性も高いためスラスト打音が小さく、構造が簡単であるため低コストのスラスト軸受を有するエンジンバランサ装置が提供される。
以下、本発明に係る実施例を説明する。
本発明による一実施形態の斜視図を図1、正面図を図2に示し、これを用いて本実施形態の構成及び動作を説明する。
図示しないクランク軸と同軸に設けたクランク歯車1は、これよりやや径が小さい中間歯車2とかみ合っており、中間歯車2はこれより更に径が小さい駆動歯車3とかみ合っており、駆動歯車3はこれと同一径の従動歯車4とかみ合っている。クランク歯車1と駆動歯車3の径比は2になるよう調整されており、全ての歯車は、はすば歯車である。
中間歯車2は、図示しない歯車箱に固定された中間歯車軸12によって回転自在に支持されているが、中間歯車2の軸穴部に設けた中間歯車軸受15により径方向に拘束されるとともに、中間歯車軸12の基部及び軸端に設けたスラスト押さえ13及び14により、軸方向にも拘束されている。
駆動歯車3は、駆動歯車軸5の一方の軸端部に固設されており、駆動歯車軸5は、歯車側軸受19と反歯車側軸受20により回転自在に支持されている。駆動歯車軸5の偏心位置には、駆動軸バランスウェイト7が設けられている。
従動歯車4は、駆動歯車軸5と略並行に設けた従動歯車軸6の一方の軸端部に固設されており、従動歯車軸6は、歯車側軸受21と反歯車側軸受22により回転自在に支持されている。従動歯車軸6の偏心位置には、従動軸バランスウェイト8が設けられている。駆動軸バランスウェイト7と従動軸バランスウェイト8とは、駆動歯車3と従動歯車4のかみ合い位置により、同位相に調整されている。
駆動歯車3の一方の側面には、軸受側スラストカラー10が設けられており、他方の側面には、軸端側スラストカラー9が設けられている。軸受側スラストカラー10及び軸端側スラストカラー9は、いずれも中央部に軸穴を設けた円盤形状をしており、歯車側面に設けた円柱状の段付部と軸穴とを嵌合させた上で、固定ねじ11を用いて駆動歯車3の側面に固定されている。
中間歯車2及び従動歯車4の両側面には、それぞれ中間歯車スラスト面16a及び16b,従動歯車スラスト面17a及び17bが形成してあり、軸受側スラストカラー10と軸端側スラストカラー9の側面に設けたカラー摺動面18a及び18bと当接するようになっている。スラスト面16及び17とカラー摺動面18は、軸直角断面に対して略並行に形成されている。
以上のようにバランサ装置を構成して、クランク歯車1を矢印30の方向に回転させると、中間歯車2,駆動歯車3,従動歯車4は、それぞれ矢印31,32,33の方向に回転することになる。クランク歯車1と駆動歯車3の径比は2であり、駆動歯車3と従動歯車4は同一径であるため、駆動歯車3と従動歯車4は、クランク歯車1の倍の速度で回転する。また、駆動歯車軸5と従動歯車軸6はそれぞれ逆方向に回転するため、駆動軸バランスウェイト7と従動軸バランスウェイト8もそれぞれ逆方向に回転し、互いの振れ回り荷重は打ち消されて、両軸の軸中心線で形成される平面に対して法線方向の荷重成分のみが、エンジン振動を低減するための力として取り出されることになる。
ここで、まず歯車列が伝達する静的な荷重を考えると、中間歯車2と駆動歯車3はかみ合い部が2箇所あり、それぞれ別の歯面でかみ合うことになる。若干の損失分を除けば、各かみ合い部における伝達荷重は概略等しいため、かみ合い部で生じる軸方向荷重は、大きさが同じで方向が逆となり、ほとんど打ち消されてしまう。一方、クランク歯車1と従動歯車4は、かみ合い部がそれぞれ1箇所であるため、クランク歯車1においては図示しないクランク軸の軸受,従動歯車4においては軸端側スラストカラー9が、それぞれ発生する軸方向荷重を分担することになる。ただ前述したように、歯車列が伝達する静的な荷重は比較的小さいため、これらに基づき発生する軸方向荷重も微小なものとなる。
次に、歯車のかみ合いによって発生する加振力は歯車対を加振するため、この歯車の振動が歯車箱に伝播すると、エンジンマウントを経由して車室内壁を振動させ、車室内騒音が増加する可能性がある。またエンジンの爆発による振動的荷重は、前述の静的荷重よりもはるかに大きいため、これにより歯車対が発生する軸方向荷重は、その方向が交互に変化することになる。この軸方向振動も、歯車箱へ伝播すると振動や騒音を引き起こす。さらには、このとき軸受隙間が大きいと、軸受面が打撃されてスラスト打音が発生する。
本発明においては、これらの軸方向の変動荷重を、軸端側スラストカラー9と軸受側スラストカラー10とが分担する。歯面と一方のスラストカラーとの間に発生する軸方向荷重は、歯車間の内力として作用するため、歯車箱へ伝播する振動は減少し、騒音も同時に低減される。また歯車側面に設けたスラスト面16及び17と、カラー摺動面18は平面であるため、研削加工で容易に形成可能であるとともに、それぞれの寸法管理も容易であるため、低コストで軸受隙間を精度よく管理可能となる。また、歯車相互の軸方向の支持剛性は、軸端側スラストカラー9と軸受側スラストカラー10の曲げ剛性で調整可能なため、振動振幅を制限するのに十分な剛性を確保することが可能である。通常、上記のような平面軸受は動圧が発生しにくく焼き付き限界が低いが、バランサ装置のスラスト軸受に作用する荷重は変動成分が支配的であるため、絞り膜作用により油膜が形成され、耐焼き付き能が確保される。
また本発明においては、駆動歯車3及び従動歯車4が発生する軸方向荷重は、駆動歯車3の両側面に設けた軸端側スラストカラー9、及び軸受側スラストカラー10が分担するため、最も高速で回転する駆動歯車軸5、及び従動歯車軸6にはスラスト軸受は必要ない。ただ、駆動歯車軸5及び従動歯車軸6には、軸方向の位置決めが必要であるため、これらよりもやや低速で回転する中間歯車に容量が小さく損失も小さいスラスト軸受を設け、これらの軸方向の位置決めを行う。以上の結果、スラスト軸受による動力損失が減少し、車両の燃費が向上される。
本発明による別の実施形態のスラストカラー部拡大図を図3に示し、これを用いて本実施形態の構成及び動作を説明する。
両側面を平面に形成された駆動歯車3は、駆動歯車軸5の一方の軸端付近に設けた、つば部23に突き当てて固設されており、中心部軸方向に軸穴25を設けた円板状の軸端側スラストカラー9、及び軸受側スラストカラー10はそれぞれ、つば部23の外径部、及び駆動歯車軸5の軸端部近傍と嵌合し、駆動歯車3の側面に止めねじ11で固定されている。カラー摺動面18a及び18bは円すい状に形成され、これと当接する中間歯車スラスト面16a及び16bも同様に円すい状に形成されているため、両者は円すい母線で線接触することになる。なお、図示しない従動歯車スラスト面も中間歯車スラスト面16a及び16bと同様に円すい状に形成されている。また、軸受側スラストカラー10の駆動歯車3と当接する側の側面には導油溝24bが設けられ、軸穴部25付近には導油溝入り口24aが設けられ、さらに軸受側スラストカラー10と嵌合するつば部23の一部が円すい状に形成されている。これら以外の構成は、前記の一実施形態と同一であるため、図示及び説明は省略する。
以上のようにスラストカラー部、及びその近傍を構成すると、駆動歯車3の側面は平面であるため加工性が向上し、なおかつスラストカラーの軸穴25は、駆動歯車軸5の軸端部、及びつば部23の外周部と直接嵌合するため、芯だし精度が向上する。また、カラー摺動部18a及び18b,中間歯車スラスト面16a及び16bが円すい状に形成されており、両者が円すい母線で線接触するため、前述の絞り膜作用に加えてくさび膜作用によっても油膜が形成され、カラー摺動部18a及び18bの耐焼き付き能はさらに向上し、より大型のバランサ装置にも適用可能となる。さらに、駆動軸歯車側軸受19から漏出した潤滑油は、遠心力により導油溝入り口24aから導油溝24bを経由して、歯車の歯面26やカラー摺動面18a及び18bへと供給されるため、特別な給油ノズルが不要となるばかりでなく、摺動部に直接給油がなされるため、焼き付きや摩耗に対する信頼性が向上する。
本発明による歯車は、通常の場合と同様に炭素鋼や合金鋼を用いて構成するのがよく、焼結材を用いてもよい。スラストカラーにも同種材料を用いてよいが、さらに好ましくは、ねずみ鋳鉄や球状黒鉛鋳鉄などの耐焼き付き能の高い材料を用いるとよく、初期なじみ性を高めるため、コーティングや表面処理を実施してもよい。
また本発明の実施例では、歯車とスラストカラーとを別部品としているが、焼結や鍛造,鋳造などにより、一方、あるいは両方のスラストカラーを歯車と一体に形成してもよい。さらに、実施形態の構成には中間歯車2が含まれているが、駆動歯車3はクランク歯車1と直接かみ合ってもよい。
1 クランク歯車
2 中間歯車
3 駆動歯車
4 従動歯車
5 駆動歯車軸
6 従動歯車軸
7 駆動軸バランスウェイト
8 従動軸バランスウェイト
9 軸端側スラストカラー
10 軸受側スラストカラー
11 固定ねじ
12 中間歯車軸
13,14 スラスト押さえ
15 中間歯車軸受
16a,16b 中間歯車スラスト面
17a,17b 従動歯車スラスト面
18a,18b カラー摺動面
19 駆動軸歯車側軸受
20 駆動軸反歯車側軸受
21 従動軸歯車側軸受
22 従動軸反歯車側軸受
23 つば部
24a 導油溝入り口
24b 導油溝
25 軸穴
30 クランク歯車回転方向
31 中間歯車回転方向
32 駆動歯車回転方向
33 従動歯車回転方向
2 中間歯車
3 駆動歯車
4 従動歯車
5 駆動歯車軸
6 従動歯車軸
7 駆動軸バランスウェイト
8 従動軸バランスウェイト
9 軸端側スラストカラー
10 軸受側スラストカラー
11 固定ねじ
12 中間歯車軸
13,14 スラスト押さえ
15 中間歯車軸受
16a,16b 中間歯車スラスト面
17a,17b 従動歯車スラスト面
18a,18b カラー摺動面
19 駆動軸歯車側軸受
20 駆動軸反歯車側軸受
21 従動軸歯車側軸受
22 従動軸反歯車側軸受
23 つば部
24a 導油溝入り口
24b 導油溝
25 軸穴
30 クランク歯車回転方向
31 中間歯車回転方向
32 駆動歯車回転方向
33 従動歯車回転方向
Claims (6)
- 偏心位置にバランスウェイトを有する駆動軸及び従動軸と、前記駆動軸及び前記従動軸と同軸に設けた、駆動歯車及び従動歯車からなるエンジンバランサ装置において、
互いにかみ合う前記駆動歯車及び前記従動歯車ははすば歯車であり、いずれか一方の歯車の両側面に固定した円板状のスラストカラーにより、他方の歯車を挟み込むことで、動力の伝達により歯車間に発生する軸方向荷重を前記スラストカラーが分担することを特徴とするエンジンバランサ装置。 - 請求項1に記載のエンジンバランサ装置において、前記駆動軸及び前記従動軸にスラスト軸受を持たないことを特徴とするエンジンバランサ装置。
- 請求項1又は2に記載のエンジンバランサ装置において、エンジンのクランク軸と同軸に設けられたクランク歯車と、前記クランク歯車及び前記駆動歯車とかみ合う中間歯車とを備えており、前記スラストカラーを前記駆動歯車側面に設けたことを特徴とするエンジンバランサ装置。
- 請求項1に記載のエンジンバランサ装置において、前記スラストカラーは円板の中心部軸方向に軸穴を有しており、前記スラストカラーの軸穴は前記駆動軸あるいは前記従動軸と嵌合することを特徴とするエンジンバランサ装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジンバランサ装置において、前記スラストカラーの側面で、前記駆動歯車あるいは前記従動歯車の側面と当接する面に、導油溝を設けたことを特徴とするエンジンバランサ装置。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエンジンバランサ装置において、前記スラストカラーの側面及びこれと当接する歯車の側面を、いずれも略円すい形に形成し、両円すいの母線において両者が当接するよう構成したことを特徴とするエンジンバランサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008048998A JP2009204131A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | エンジンバランサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008048998A JP2009204131A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | エンジンバランサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009204131A true JP2009204131A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41146607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008048998A Pending JP2009204131A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | エンジンバランサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009204131A (ja) |
-
2008
- 2008-02-29 JP JP2008048998A patent/JP2009204131A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5288086B2 (ja) | ラジアル支承装置 | |
JP5533194B2 (ja) | 変速歯車装置 | |
JP2014047836A (ja) | エンジンバランサ装置 | |
JP2009537764A (ja) | オーバランニング・クラッチ | |
KR20070089931A (ko) | 밸런스 샤프트 유닛 및 관련 베어링 | |
JP2010270783A (ja) | バランサシャフトの支持用軸受装置 | |
JP2008014351A (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
KR102083694B1 (ko) | 밸런싱 장치 및 피스톤 기관 | |
JP2010261507A (ja) | 偏心シャフトの軸受構造 | |
JP2009204131A (ja) | エンジンバランサ装置 | |
JP2006207505A (ja) | 可変圧縮比内燃機関 | |
JP2018044626A (ja) | バランサシステムの同期歯車 | |
JP2017129271A (ja) | 遠心振り子ダンパ及びトルク伝達装置 | |
JP2001295891A (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
EP1707769B1 (en) | Engine balancer | |
JP5033677B2 (ja) | 動力伝達機構におけるギヤの噛合い構造 | |
JP2000249191A (ja) | 往復動内燃機関におけるマスバランスおよび/またはモーメントバランスのための装置 | |
JP2015007406A (ja) | エンジンおよび車両 | |
JP2015127579A (ja) | 減速装置 | |
JP2012202442A (ja) | 内燃機関のバランサ装置及び金属シャフトの軸受構造 | |
JP4421958B2 (ja) | バランサ機構 | |
JP6613201B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2018091430A (ja) | 内燃機関のバランス装置 | |
JP2010019301A (ja) | バランスシャフトの支持構造 | |
JP2010060075A (ja) | バランサ装置 |