JP2009203858A - 内燃機関のノックセンサ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノッキングとノイズとを効果的に区別することができ、ノッキングの検出精度を向上させることのできる、ノックセンサの取付構造を提供する。
【解決手段】所定の第1軸線16c上を往復動するスプール弁を有する燃料噴射弁16や所定の第2軸線11c上を往復動する吸気弁11、所定のセンサ軸線18c上を変位する振動子を有するノックセンサ20がシリンダヘッド1に配設されている。クランクシャフトの軸線Sの方向から見て、第1軸線16c及び第2軸線11cは交差しており、センサ軸線18cは第1軸線16cに直交する方向と第2軸線11cに直交する方向との中間の方向に延びている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関のノッキングを検出するノックセンサの取付構造に関し、ノッキングの検出精度を向上する技術分野に属する。
ノッキングは、適正な着火によらずに圧力上昇などによって混合気の一部が自己着火する異常燃焼であり、ノックセンサは、そのノッキングによって生じる振動を間接的に検出するためにエンジン(内燃機関)に取り付けられる。その際、ノックセンサは、所定方向の振動を検出(その方向を振動検出方向ともいう)するのが一般的である。
ノッキングの検出精度の向上を目的としたノックセンサの取付構造に関しては、例えば、ウォータージャケットが邪魔になってノッキングの振動が伝わり難くなるため、そのウォータジャケットを避けるようにシリンダブロックの側壁の下方にあった凹所を埋めてセンサ取付ボスを設けるとともに、そのセンサ取付ボスの取付面を傾斜させて、センサ取付ボスに取り付けたノックセンサが燃焼室の方向を指向するようにしたものがある(特許文献1、第2実施例)。
特開2001−193520号公報
ノックセンサは、その取付部位に伝わる振動を検出するものであるため、一般に、ノックセンサはノッキングが発生する燃焼室にできるだけ近づけた方が、ノッキングの振動がその伝達過程で減衰するのを小さくすることができるため有利ではある。
しかし、燃焼室の近くにはノイズとなるノッキング以外の振動を発生する燃料噴射弁や吸気弁等が存在し、これらの振動も伝わり易くなってしまうことから、ノッキングとノイズとが、同じようなタイミングでノックセンサに伝わると両者の区別が難しくなるという問題がある。
特に、燃料噴射弁や吸気弁は、いずれも方向性のある作動をしているために、ノックセンサの振動検出方向がこれらの作動方向と重なると、ノッキングよりもノイズが検出され易くなってノッキングの検出精度を悪くするおそれもある。
従って、先の特許文献1のように、単にノックセンサを燃焼室の方向に指向させただけでは必ずしもノッキングの検出精度を向上することができるとは限らない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノックセンサを燃焼室に近づけても、ノッキングとノイズとを効果的に区別することができ、ノッキングの検出精度を向上させることのできる、ノックセンサの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ノックセンサの振動検出方向が、吸気弁及び燃料噴射弁の作動方向からできるだけずれるようにノックセンサを配設した。
具体的には、燃焼室への燃料の供給を制御するために所定の第1軸線上を往復動する弁体を有する燃料噴射弁と、上記燃焼室への空気の流入を制御するために所定の第2軸線上を往復動する吸気弁と、上記燃焼室で発生するノッキングを検出するために所定のセンサ軸線上を変位する振動子を有するノックセンサと、を備え、クランクシャフトの軸線の方向から見て、上記第1軸線と第2軸線とが交差しており、上記センサ軸線は、第1軸線に直交する方向と第2軸線に直交する方向との中間の方向に延びているものとする。
尚、ここでいう中間の方向とは、中央の方向に限定されるものではなく、第1軸線に直交する方向と、第2軸線に直交する方向とに挟まれた方向であれば、いずれの方向であってもよい。
かかる構成では、クランクシャフトの軸線の方向から見て、上記燃料噴射弁及び吸気弁は、互いの第1軸線及び第2軸線が交差するように配設されている。そして、これら燃料噴射弁及び吸気弁の振動はそれぞれ第1軸線と第2軸線の方向に比較的大きく発生することから、これらの軸線と直交する方向が最もその振動の影響を受け難く、ノックセンサの振動検出方向をこれらに近づければ、ノイズを相対的に小さくすることができる。
そこで、その振動検出方向であるセンサ軸線が、第1軸線に直交する方向と、第2軸線に直交する方向との中間の方向に延びるようにノックセンサを配設することで、振動の影響を受け易い第1軸線及び第2軸線からバランスよくずらすことができ、両方のノイズを効率的に小さくすることができる。
燃料噴射弁及び吸気弁から伝わる振動が小さくなれば、ノックセンサで検出されるこれらノイズとノッキングとの差が相対的に大きくなるため、同じようなタイミングでノックセンサに伝わってもノッキングを高精度に検出することができるようになる。
そうして更に、ノックセンサを燃焼室の近くに配設すれば、減衰量が減る分、ノッキングとノイズとの振動レベルの差も更に大きくなって両者を区別し易くなり、ノッキングをより高精度に検出することができるようになる。
例えば、上記ノックセンサは、上記内燃機関のシリンダヘッドに配設することができる。シリンダヘッドであれば、シリンダブロックよりも燃焼室に近づいて、ノッキングの振動をより直接的に検出することができ、ノッキングの検出精度を更にいっそう向上させることができる。シリンダブロックに比べれば、ウォータージャケットが邪魔にならずに取り付け易いという利点もある。
また、上記ノックセンサは、上記内燃機関の吸気側に配設するのが好ましい。
ノッキングは、燃焼室の中でも吸気側で発生する傾向が認められるため、ノッキングがよく発生する部位の近くにノックセンサを位置させることで、ノッキングをより高精度に検出することができるからである。
具体的には、上記内燃機関はクランクシャフトに沿って一列に並ぶ複数のシリンダを備え、そのシリンダ個々の燃焼室に直接燃料を噴射するように、シリンダヘッドの吸気側に各々燃料噴射弁が配設され、上記ノックセンサは、シリンダヘッドの側壁部におけるシリンダ列の略中央位置に一つ配設されている構成とすることができる。
この構成では、燃焼室に直接燃料を噴射する所謂直噴型の多気筒エンジン(内燃機関)が前提となっている。すなわち、燃料噴射弁は燃焼室近傍のシリンダヘッドに配設され、しかもノッキングの発生し易い吸気側に位置しているため、ノッキングとそのノイズとが区別し難い構成となっている。特に燃焼室に直接燃料を噴射する場合には比較的噴射圧が高く設定されるため、吸気ポートに噴射する場合に比べて大きな振動が発生し易い傾向がある。
ところが、このような場合であっても、上述したようにノックセンサを配設することで、ノッキングと燃料噴射弁によるノイズとを効果的に区別することができるようになる。
また、ノックセンサをシリンダ列の略中央に設けることで、両端に位置するシリンダからノックセンサまでの各々の距離がほぼ等しくなって、ノックセンサに伝わるノッキングの振動の減衰量が偏るのを軽減でき、一つのノックセンサで複数のシリンダのノッキングを高精度に検出することができる。
以上説明したように、本発明のノックセンサの取付構造によれば、ノッキングの検出には特に影響を与えずに、燃料噴射弁及び吸気弁から伝わる振動をバランスよく低減することができるため、ノッキングとノイズとの振動レベルの差が大きくなる結果、両者を効果的に区別することができ、ノッキングの検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜図4に本実施形態を適用した直列4気筒ガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)の要部を示す。
図1は、そのエンジンの本体を構成しているシリンダヘッド1の下面図であり、図示しないクランクシャフトの軸線S(クランク軸線Sともいう)の方向に長く形成されたシリンダヘッド1を、その長手方向を左右に向けてシリンダブロック2との接合面1aを上に向けた状態で示してある。一方、図2〜図4は、それぞれ、この図1におけるX−X線、Y−Y線、及びZ−Z線における断面図であり、シリンダブロック2に接合した状態で示してある。尚、図2〜図4の各部材の位置関係については、いずれもクランク軸線Sの方向から見たものであるため、便宜上その前提の下で説明する。
これらに示すように、シリンダブロック2には、4つのシリンダ2a,2b,2c,2dが、クランクシャフトに沿って一列に並ぶように形成されており、これらの内部には、各シリンダ2a,・・,2dの軸線C(シリンダ軸線Cともいう)上を往復動して、図示しないコンロッドを介してクランクシャフトを回転駆動するピストン3,3,・・が備えられている。
図1に示すように、シリンダヘッド1のその接合面1a側には、各シリンダ2a,・・,2dを上方から閉塞して燃焼室4を形成する4つの凹部が形成され、それら凹部の上面にはそれぞれ4つの燃焼室天井部4a,4b,4c,4dが設けられている。尚、符号5は、ウォータージャケットであり、符号6は、シリンダヘッド1とシリンダブロック2とを締結固定する図示しないボルトを挿通するためのボルト孔である。
これら燃焼室天井部4a,・・4dは、所謂ペントルーフ型の形状をしており、その略中央部には、シリンダ軸線Cと略平行にシリンダヘッド1の上壁部1cまで貫通するプラグ孔7が開口している(図2参照)。そして、このプラグ孔7には、図示しない点火プラグがその先端を燃焼室4内に突出する状態で配設される。
また、各燃焼室天井部4a,・・4dの傾斜面には、図1に示すように、この点火プラグを囲んで吸気ポート8の開口部8a及び排気ポート9の開口部9aがそれぞれ2つずつ形成されている。これら吸気ポート8の燃焼室4側の開口部8a,8a及び排気ポート9の燃焼室4側の開口部9a,9aは、それぞれクランク軸線Sと略平行に並設されていて、各シリンダ2a,・・,2dのシリンダ軸線Cを含む仮想平面Pの両側に各々配設されている。以下、エンジンの、この吸気ポート8がある側を吸気側、排気ポート9のある側を排気側という。
図3に示すように、各吸気ポート8は、それぞれ燃焼室4から斜め上方に向かって略直線状に延びていて、シリンダヘッド1の吸気側の側壁部1dの上部に横並びに開口している。一方、各排気ポート9は、それぞれ燃焼室4から略水平方向に延びて合流した後、シリンダヘッド1の排気側の側壁部の下部に開口している。各ポート8,9の燃焼室4側の開口部8a,9aの周縁には、ひとまわり大径の弁座10が設けられている。
そして、これら吸気ポート8及び排気ポート9の弁座10,・・・には、吸気弁11及び排気弁12のかさ部11a,12aがそれぞれ配設されていて、これらの上面中心部からは、それぞれ弁軸部11b,12bが直線状に延びている(図3にのみ仮想線で示す)。
図3において、吸気弁11の弁軸部11bは吸気ポート9の上側に配設されたバルブガイド13に支持され、吸気弁11の軸線11c(第2軸線11cともいう)はシリンダ軸線Cから吸気側に少し傾斜した斜め上方に延びる一方、排気弁12の弁軸部12bは排気ポート9の上側に配設されたバルブガイド14に支持され、排気弁12の軸線12cはシリンダ軸線Cから排気側に少し傾斜した斜め上方に延びている。
そうして、吸気弁11及び排気弁12のかさ部11a,12aは、それぞれ図示しないコイルばねやカム機構によって各ポート8,9の燃焼室4側の開口部8a,9aを閉じる位置と開く位置とにこれら軸線11c,12c上を往復動し、吸気弁11は燃焼室4への空気の流入を制御するように、また、排気弁12は燃焼室4からの既燃ガスの流出を制御するように構成されている。
従って、吸気弁部11aや排気弁部12aが弁座10に着座する際の衝撃やこれら吸気弁11及び排気弁12の作動等により、シリンダヘッド1にはこれら軸線11c,12cの方向に比較的大きな振動が発生する。
また、シリンダヘッド1には、図1、図2に示すように、2つの吸気ポート8,8の燃焼室4側の開口部8a,8aの間に一端が開口し、これら吸気ポート8,8の下方を直線状に延びてシリンダヘッド1の吸気側の側壁部1dの下部に開口するノズル孔15が、各燃焼室天井部4a,・・4d毎に形成されている。これらノズル孔15,15,・・には、燃料噴射ノズルが燃焼室4内に臨むように、細長の燃料噴射弁16が配設され、燃焼室4に燃料を直接噴射するように構成されている(図2にのみ仮想線で示す)。
この燃料噴射弁16は、燃料の供給を制御するために、その内部に、燃料噴射弁16の軸線16c(第1軸線16cともいう)上を往復動するスプール弁(弁体)やソレノイドなどで構成される燃料噴射制御機構が設けられていて(図示せず)、第2軸線16cの方向に大きな振動が発生し易い構造となっている。特に燃焼室4に直接燃料を噴射する場合には比較的噴射圧が高く設定されるため、吸気ポートに噴射する場合に比べて大きな振動が発生し易い傾向がある。
図2において、この第1軸線16cは、シリンダ軸線Cから吸気側に大きく傾斜した斜め側方に延びていて、上述した第2軸線11cとは互いに交差するようになっている。
換言すれば、図2、図3において、第2軸線11cがシリンダ軸線Cから時計回りの吸気側へ傾斜する角度θ1は、第1軸線16cがシリンダ軸線Cから吸気側へ傾斜する角度θ2よりも小さい関係にある。
尚、これら各シリンダ2a,・・,2dの点火プラグや吸気弁11、排気弁12、燃料噴射弁16等は、クランク軸線Sの方向から見ていずれも略同一の位置に配設されているため、その位置関係も各シリンダ2a,・・,2dにおいて同じである。
更に、図1に示すように、シリンダヘッド1の吸気側の側壁部1dにおけるシリンダ列の略中央位置、詳しくは、シリンダ列の中央近傍で隣接する2つのシリンダ2b,2c、換言すれば2つの燃焼室天井部4b,4cに各々配設された2つの燃料噴射弁16,16の間の部位には、ノックセンサ20を取り付けるためのセンサ取付ボス18が1つ配設されている。
図4に示すように、このセンサ取付ボス18には、斜め上向きに開口するセンサ取付穴18aが形成されており、このセンサ取付穴18aにノックセンサ20が取り付けられている(図3、図4にのみ仮想線で示す)。
ノックセンサ20は、その内部に所定の軸線(センサ軸線ともいう)上を変位する図示しない振動子を有し、その変位を圧電素子等によって電圧等の電気信号に変えて出力するように構成されている。本実施形態では、図4におけるセンサ取付穴18aの軸線18cとこのセンサ軸線とが一致しており、これの延びる方向がノックセンサ20の振動検出方向となっている。
そして、各シリンダ2a,・・,2dの燃焼室4内の圧力が上昇する、ノッキングの発生し易い所定のタイミングにおいて、ノックセンサ20で所定時間毎に電気信号をサンプリングし、その電気信号を例えば予め設定されている閾値と比較することによってノッキングの判定が行われる。
それに対し、ノッキングは、燃焼室4の中でも特に吸気側で発生する傾向があるうえ、燃料噴射弁16や吸気弁11で発生する比較的大きな振動が同じようなタイミングでノックセンサ20に伝わることから、このノックセンサ20のセンサ軸線18cが、第1軸線16c、あるいは第2軸線11cと重なるような方向に向いていると、その振動によるノイズに紛れてノッキングが検出できなかったり、ノイズをノッキングと誤って検出したりするおそれがある。
そこで、ノックセンサ20に対するこれらノイズの影響ができるだけ小さくなるよう、ノックセンサ20は、その振動検出方向が特定の方向に向くように配設されている。
具体的には、図4に示すように、ノックセンサ20の振動検出方向であるセンサ軸線18cが、燃料噴射弁16の第1軸線16cに直交する方向(図中、第1仮想線16dで示す)と、吸気弁11の第2軸線11cに直交する方向(図中、第2仮想線11dで示す)の中間の方向に延びるように、ノックセンサ20が配設されている。
換言すれば、図4において、センサ軸線18cがシリンダ軸線Cから時計回りの吸気側へ傾斜する角度θ3は、第1仮想線16dがシリンダ軸線Cから吸気側へ傾斜する角度θ4と、第2仮想線11dがシリンダ軸線Cから吸気側へ傾斜する角度θ5との間に位置する関係にある。
すなわち、第1軸線16cの方向に発生する振動に関しては、第1軸線16cに直交する方向に近づくほどその振動の影響が小さくなる一方、第2軸線11cの方向に発生する振動に関しては、第2軸線11cに直交する方向に近づくほどその振動の影響が小さくなるため、これら振動の影響がバランスよく小さくなるようにノックセンサ20が配設されている。
そうすることで、いずれの振動によるノイズも効率よく小さくすることができ、これらノイズが小さくなれば、ノックセンサ20で検出されるこれらノイズとノッキングとの振動レベルの差が相対的に大きくなるため、ノックセンサ20を燃焼室4の近傍に配設して振動の減衰量を軽減することと相俟ってノッキングを高精度に検出することができるようになる。
特に、燃料噴射弁16よりも吸気弁11の方がノイズの影響が大きい傾向が認められることから、センサ軸線18cは、第1仮想線16dよりも第2仮想線11d側の方向に近い方向に延びるように配設するのが好ましい。具体的には、第1仮想線16dと第2仮想線11dの間の角の2等分線21dが延びる方向と、第2仮想線11dが延びる方向との中間の方向にセンサ軸線18cが延びるように、ノックセンサ20を配設すればよい。
以上説明したように、本発明にかかるノックセンサ取付構造によれば、ノッキングの発生箇所の近くにノックセンサ20が配設され、しかもノッキングと同じようなタイミングで発生してノッキングの検出に邪魔になる燃料噴射弁16及び吸気弁11の振動によるノイズがバランスよく低減されるようになっているため、ノッキングの検出精度をよりいっそう向上させることができる。
エンジンのシリンダヘッドの下面図である。 図1におけるX−X線断面図である。 図1におけるY−Y線断面図である。 図1におけるZ−Z線断面図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
1d 吸気側の側壁部
2a〜2d シリンダ
4 燃焼室
4a〜4d 燃焼室天井部
8 吸気ポート
9 排気ポート
11 吸気弁
11c 軸線(第2軸線)
12 排気弁
16 燃料噴射弁
16c 軸線(第1軸線)
18 センサ取付ボス
18c 軸線(センサ軸線)
20 ノックセンサ
S クランクシャフトの軸線

Claims (4)

  1. 燃焼室への燃料の供給を制御するために所定の第1軸線上を往復動する弁体を有する燃料噴射弁と、上記燃焼室への空気の流入を制御するために所定の第2軸線上を往復動する吸気弁と、上記燃焼室で発生するノッキングを検出するために所定のセンサ軸線上を変位する振動子を有するノックセンサと、を備え、
    クランクシャフトの軸線の方向から見て、上記第1軸線と第2軸線とが交差しており、上記センサ軸線は、第1軸線に直交する方向と第2軸線に直交する方向との中間の方向に延びていることを特徴とする内燃機関のノックセンサ取付構造。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のノックセンサ取付構造において、
    上記ノックセンサは、上記内燃機関のシリンダヘッドに配設されていることを特徴とする内燃機関のノックセンサ取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のノックセンサ取付構造において、
    上記ノックセンサは、上記内燃機関の吸気側に配設されていることを特徴とする内燃機関のノックセンサ取付構造。
  4. 請求項3に記載の内燃機関のノックセンサ取付構造において、
    上記内燃機関はクランクシャフトに沿って一列に並ぶ複数のシリンダを備え、
    そのシリンダ個々の燃焼室に直接燃料を噴射するように、シリンダヘッドの吸気側に各々燃料噴射弁が配設され、
    上記ノックセンサは、シリンダヘッドの側壁部におけるシリンダ列の略中央位置に一つ配設されていることを特徴とする内燃機関のノックセンサ取付構造。
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