JP2009203634A - 水洗便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 便器ボウル部内の適宜箇所に水垢付着防止効果または汚物付着防止効果を有効に発揮させて便器ボウル部内を清潔に保つことのできる水洗便器を提供する。
【解決手段】 便器ボウル部3に溜水が溜まる水洗便器1である。便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも下部部位を親水性領域4にする。溜水喫水部Aよりも上部部位を撥水性領域5にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水洗便器に関するものである。
従来から、水洗便器の便器ボウル部の内面には、汚物や水垢などの付着を防止するために、撥水性処理や、親水性処理を一様に施す提案が為されている(たとえば特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、内面に一様に撥水性処理を施した便器ボウル部では、洗浄のための水が内面に残らず流下して水垢付着防止効果が期待できるものの、汚物に含まれる油脂系の汚れが付着して残留し易くなるという問題がある。該付着した油脂系の汚れは細菌やカビなどの微生物に起因する汚れも伴って生じさせ易い。
一方、内面に一様に親水性処理を施した便器ボウル部では、汚物に含まれる油脂系の汚れが付着しにくくて汚物付着防止効果が期待できるものの、水が水膜として残り易くてこれが乾燥して水垢が発生し易くなるという問題があった。
特開2000−257139号公報 特開2000−232948号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、便器ボウル部内の適宜箇所に水垢付着防止効果または汚物付着防止効果を有効に発揮させて便器ボウル部内を清潔に保つことのできる水洗便器を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、以下の構成を有する。つまり、便器ボウル部3に溜水が溜まる水洗便器1である。便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも下部部位を親水性領域4にする。溜水喫水部Aよりも上部部位を撥水性領域5にする。
これによると、便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも下部部位では、溜水が接して該内面での水の乾燥が無くて水垢の発生はないものの、溜水内には最終的に汚物が集まってくるのであって汚物付着の恐れが高いのであるが、該溜水喫水部Aよりも下部部位に設けた親水性領域4によって汚物に含まれる油脂系の汚れを付着しにくくできて汚物付着防止効果を有効に発揮させることができる。また、便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも上部部位では、汚物を含む溜水が接せずに汚物の付着の恐れは小さいものの、洗浄のための水が内面に残って乾燥することでの水垢発生の恐れが高いのであるが、該溜水喫水部Aよりも上部部位に設けた撥水性領域5によって洗浄のための水を残らず流下させて該内面に残留させないようにできて水垢付着防止効果が期待できる。つまり、溜水の溜まる便器ボウル部3内で、水垢付着防止効果または汚物付着防止効果を必要に応じて有効に発揮させることができて、便器ボウル部3内を清潔に保つことができる。
また、請求項2に係る発明にあっては、請求項1に加えて以下の構成を有する。つまり、便器ボウル部3を樹脂で形成する。
これによると、便器ボウル部3を樹脂製にすることで、陶器製の便器ボウル部3で生じる素材表面のOH基と水中のケイ素との結合による水垢の固着現象を回避でき、便器ボウル部3内の清潔さを高めることができる。
本発明にあっては、溜水の溜まる便器ボウル部内で、水垢付着防止効果または汚物付着防止効果を必要に応じて有効に発揮させることができて、便器ボウル部内を清潔に保つことができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の水洗便器1は、図1のように、上方に開口した便器ボウル部3を備えた便器本体2を有している。便器本体2の便器ボウル部3の上方には、便器ボウル部3内に用をたす用便者が座る座部6、便器ボウル部3の上方開口を塞ぐ便蓋7が、開閉自在にして載設されている。
水洗便器1であるので、便器ボウル部3内に洗浄水を供給して便器ボウル部3内から汚物と共に該洗浄水を勢い良く排出する水洗手段が設けられている。本例では、便器本体2における便器ボウル部3の後部上面に載設したロータンク9に溜めた洗浄水を便器ボウル部3内に流下させて供給し、便器ボウル部3の下流側に連設したトラップ8にて洗浄水を汚物と共に勢い良く排水管に流し込む構造が採用されている。
なお、上記ロータンク9の代わりに水道経路の末端を便器ボウル部3に直結させて水道圧を利用して水道水を洗浄水として便器ボウル部3内に供給させることもできる。また、上記トラップ8としては図1では便器本体2に一体に形成したサイホンゼット式のトラップ装置が採用されているが、便器ボウル部3に上流端を連結させたトラップ筒の下流端を上下に回動駆動させるターントラップ式のトラップ装置を採用することもできる。
便器ボウル部3内には、上記トラップ8などの封水部によって、封水として機能する一定の溜水が溜められるのであるが、本例の便器ボウル部3の内面には、溜水喫水部Aよりも下部部位(いわゆる溜水に水没する部位)を親水性領域4にし、溜水喫水部Aよりも上部部位(いわゆるトイレ室の空気に触れる部位)を撥水性領域5にする工夫が施してある。換言すると、便器ボウル部3の内面を溜水喫水面を挟んで相対的に親水性領域と撥水性領域に分けるように形成する工夫が施されている。
ここで、溜水喫水部Aは、便器ボウル部3内に溜められる溜水の喫水面が位置する部位である。便器ボウル部3の内面の親水性領域4は、便器ボウル部3の内面に親水剤をコーティングして親水層を形成したりなどの親水性処理を施すことで得ることができる。この親水性領域では、便器ボウル部3の内面と水との接触角が65度以下であり、好ましくは55度以下に設定される。また、便器ボウル部3の内面の撥水性領域5は、便器ボウル部3の内面に撥水剤をコーティングして撥水層を形成したりなどの撥水性処理を施すことで得ることができる。この撥水性領域では、便器ボウル部3の内面と水との接触角が65度以上であり、好ましくは70度以上に設定される。
なお詳しくは、親水性領域4は便器ボウル部3の内面の下端部から設計上の溜水喫水面よりも若干低い位置にまで設けられており、便器ボウル部3の内面における親水性領域4以外の部位が撥水性領域5にされている。ここで、設計上の溜水喫水面は溜水を堰き止めるトラップ8の頂部8aの高さによって決定されるものである。設計上の溜水喫水面よりも若干低い位置にまで親水性領域4を設けたのは、水洗便器1の長期未使用時に生じる溜水の蒸発による水位低下を考慮して確実に親水性領域4を溜水に水没させるためであり、たとえば親水性領域4は設計水位に対して7〜9割の高さ位置にまで設けるのが好ましい。
このように便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも下部部位を親水性領域4にすると共に、溜水喫水部Aよりも上部部位を撥水性領域5にしたことによると、以下の利点を有する。
つまり、便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも下部部位では、溜水が接して該内面での水の乾燥が無くて水垢の発生はないものの、溜水内には最終的に汚物が集まってくるのであって汚物付着の恐れが高いのであるが、該溜水喫水部Aよりも下部部位に設けた親水性領域4によって汚物に含まれる油脂系の汚れを付着しにくくできて汚物付着防止効果を有効に発揮させることができる。
また、便器ボウル部3の内面における溜水喫水部Aよりも上部部位では、汚物を含む溜水が接せずに汚物の付着の恐れは小さいものの、洗浄のための水が内面に残って乾燥することでの水垢発生の恐れが高いのであるが、該溜水喫水部Aよりも上部部位に設けた撥水性領域5によって洗浄のための水を残らず流下させて該内面に残留させないようにできて水垢付着防止効果が期待できる。
すなわち、溜水の溜まる便器ボウル部3内で、部位ごとに異なる汚れ発生要因に適合して、水垢付着防止効果または汚物付着防止効果をそれぞれ有効に発揮させることができたのであり、便器ボウル部3内を清潔に保つことができたのである。
なお、図1の便器ボウル部3を備えた便器本体2は陶器で形成してあるが、樹脂で形成するのも好ましい。これによると、便器ボウル部3をアクリル(PMMA)等の樹脂製にすることで、陶器製の便器ボウル部3で生じる素材表面のOH基と水中のケイ素との結合による水垢の固着現象を回避できるのであり、便器ボウル部3内の清潔さを高めることができる。
また、図1の水洗便器1はいわゆる洋式の水洗便器1であるが、用便者の座る座部6等が無いいわゆる和式の水洗便器1においても適用できるのは言うまでもない。
本発明の実施の形態の例の水洗便器の側断面図である。
符号の説明
1 水洗便器
2 便器本体
3 便器ボウル部
4 親水性領域
5 撥水性領域
6 座部
7 便蓋
8 トラップ
8a 頂部
9 ロータンク
A 溜水喫水部

Claims (2)

  1. 便器ボウル部に溜水が溜まる水洗便器であって、便器ボウル部の内面における溜水喫水部よりも下部部位を親水性領域にすると共に、溜水喫水部よりも上部部位を撥水性領域にしたことを特徴とする水洗便器。
  2. 便器ボウル部を樹脂で形成したことを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
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