JP2009203607A - シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断抑制部材をスラットに設けることにより、侵入者等に対する防犯性を高めつつ、切断抑制部材の断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズの制約を低減させるのに有利なシャッタ装置を提供する。
【解決手段】本装置は、複数のスラット6を屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテン1と、スラットカーテン1を開閉させる開閉駆動機構とを具備する。スラットカーテン1を形成する複数のスラット6のうち少なくとも一つのスラット6には、侵入者等によるスラット6の切断を抑制する切断抑制部材700が設けられている。切断抑制部材700は、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部が対面して形成される空間以外の領域MBに配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スラットカーテンを有するシャッタ装置に関する。
近年、シャッタ装置のスラットカーテンを鋸刃で切断する侵入者が増加している。特許文献1は、侵入者による切断に対処するシャッタ装置を開示している。このシャッタ装置は、複数のスラットを屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテンと、スラットカーテンを開閉させる開閉駆動機構とを有する。スラットは、隣設するスラット同士を屈曲可能に係合させる係合端部を有する。係合端部同士による係合により、隣設するスラット同士は常時接続されている。この場合、隣設するスラット同士の接続部分は屈曲可能に接続されている。故に、スラットカーテンが巻き取り可能となるように、スラットカーテンの可撓性が確保されている。ここで、隣設するスラットの係合端部同士の対面により微小空間が形成されている。微小空間は、スラットの長手方向に延びるように形成されている。そして鋸刃で切断困難な棒状をなす補強部材を微小空間に挿入することにより、侵入者に対するスラットカーテンの強化を図っている。
特開2006−161493号公報
上記したシャッタ装置においては、スラットの端部に形成されている係合端部同士の係合による接続により、隣設するスラットは常時接続されている。そして、隣設するスラットを係合させる係合端部同士が互いに対面して微小空間を形成している。この微小空間を有効利用すべく、鋸刃で切断困難な補強部材をこの微小空間に挿入している。このため補強部材の断面形状、サイズ等によっては、隣設するスラット同士の屈曲性が阻害されるおそれがある。ひいては、複数のスラットを接続して形成したスラットカーテンの可撓性を阻害するおそれがある。従って、前記した補強部材の断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズには大きな制約がある。補強部材として、板状をなす部材は事実上採用できず、棒状の形状に制約される。これは、隣設するスラットの係合端部同士の対面により形成される微小空間に、棒状をなす補強部材を挿入している防犯構造に起因する。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、侵入者等による切断行為に対して障害となる補強部材等の切断抑制部材をスラットに配設することにより、侵入者に対する防犯性を高めつつ、切断抑制部材の断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズの制約を低減させるのに有利なシャッタ装置を提供することを課題とするにある。
本発明に係るシャッタ装置は、シャッタを形成する複数のスラットを屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテンと、スラットカーテンを開閉させる開閉駆動機構とを備え、スラットカーテンを形成する複数のスラットのうち少なくとも一つのスラットには、スラットの切断を抑制する切断抑制部材が設けられており、切断抑制部材は、スラットのうち、隣設するスラット同士を係合させる係合端部同士が互いに対面して形成される空間以外の領域に配設されていることを特徴とする。
スラットには、切断を抑制する機能をもつ切断抑制部材が配設されている。配設は、切断抑制部材がスラットの壁の内部に埋設されている形態、スラットの室内空間側に配置されている形態、スラットの室外空間側に配置されている形態、スラットの内部の収容室が形成されている場合には収容室に配置されている形態を含む意味である。このため、侵入者等がスラットカーテンを鋸刃等の切断手段により切断しようとしても、スラットの切断が抑制される。
また切断抑制部材としては、スラットの材質よりも高い融点をもつ材料、例えば金属、ガラス、焼結セラミックスのうちの少なくとも一つの材料で形成されていることが好ましい。高い融点であれば、熱による切断に対処し易い。切断抑制部材としては、棒状部材、板状部材、ワイヤ部材(ロープを含む)、網状部材、転動体集合体のうちの少なくとも一つで形成されていることが好ましい。転動体としては径が小さなものを採用でき、球状体、円柱体、円筒体が例示される。一つのスラットにあたり、切断抑制部材は複数配設されており、一の切断抑制部材は、他の切断抑制部材と異なる位置に配置されていることが好ましい。切断障害箇所が複数化するためである。
切断抑制部材における切断箇所の局部的な集中化を避けるためには、切断抑制部材は、スラットに対して相対移動可能に配置されていることが好ましい。鋸刃等の切断手段が切断抑制部材を切断しようとしても、切断抑制部材がスラットに対して相対移動すれば、切断抑制部材が鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、切断抑制部材における切断箇所が安定しないため、切断箇所の局部的な集中化を避けるのに有利となる。故に、鋸刃等の切断手段による切断が遅延化または不可能化される。この意味で、スラットは、切断抑制部材をスラットに対して相対回転可能に支持する回転支持部を備えている形態が例示される。スラットは、切断抑制部材をスラットの長手方向に沿ってスラットに対して相対移動可能に支持する移動支持部を備えている形態が例示される。またスラットは、切断抑制部材を相対回転可能に支持する回転支持部を備えている形態が例示される。
切断抑制部材は、挿入孔をもつと共にスラットの長手方向に沿って延設された第1切断抑制部材と、第1切断抑制部材の挿入孔に挿入され且つスラットの長手方向に沿って延設された第2切断抑制部材とを備えていることが好ましい。第2切断抑制部材は、第1切断抑制部材の挿入孔において、第1切断抑制部材に対して相対変位可能に挿入されていることが好ましい。
スラットは、取付螺子が取り付けられる螺子取付孔をもつスラット本体と、スラット本体の螺子取付孔に取付螺子を取り付けることによりスラット本体に接続されるスラットカバーとを備えていることが好ましい。切断抑制部材は、スラット本体の螺子取付孔に移動可能または回転可能に配置されていることが好ましい。この場合、既存の螺子取付孔を有効利用できる。
切断抑制部材にはゴムや樹脂等の緩衝被膜が積層されていることが好ましい。切断抑制部材が移動しても、異音が抑制される。鋸刃等の切断手段に付着可能な接着剤を収容すると共に破壊可能な接着剤収容部がスラットに設けられていることが好ましい。接着剤は、鋸刃等の切断手段の切断能力を低下させるのに有利である。接着剤収容部は、スラットのうち室外空間に向けて膨出している部分の裏面に配置されていることが好ましい。この場合、侵入者等が鋸刃等の切断手段によりスラットを切断させる際に、接着剤収容部が切断行為の早期に破損される。このため、鋸刃等の切断手段に接着剤を早期に付着させ、切断手段の切断能力を低下させることができる。故に、鋸刃等の切断手段の切断能力を、切断行為の早期に低下させるのに有利となる。なお、スラットカーテンとしては、スラットカーテンが閉鎖されているとき、採光や通風等のためにスラットをブラインド式に開放されるブラインドタイプでも良いし、あるいは、スラットを開放できない非ブラインドタイプでも良い。
本発明によれば、スラットカーテンが閉鎖されているとき、侵入者等が鋸刃等の切断手段によりスラットカーテンを切断しようとしても、スラットカーテンを構成しているスラットの切断が切断抑制部材により抑制される。このため侵入者等による侵入が困難化または不可能化する。
更に切断抑制部材は、スラットのうち、隣設するスラット同士を係合させる係合端部同士が互いに対面して形成される空間以外の領域に配置されている。このため切断抑制部材の断面形状やサイズ等を変化させたとしても、隣設するスラット同士の屈曲性を阻害するおそれが低減される。ひいては、スラットカーテンの可撓性を阻害するおそれが低減される。従って、切断抑制部材の断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に切断抑制部材を調整する自由度が拡大する。従って、切断抑制部材としては、棒状部材(直棒、曲成棒を含む)、板状部材(平板、波板を含む)、ワイヤ部材(ロープを含む)、網状部材、転動体集合体等を任意に採用することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
図1は、建築物等の構造物の開口を開閉するように、構造物に据え付けられるシャッタ装置の正面図を模式的に示す。シャッタ装置は、スラット6を高さ方向に沿って複数個並設して形成されたシャッタカーテン1と、シャッタカーテン1を巻き取る横軸形の巻取体2と、巻取体2を回転させる駆動機構の主要素である駆動源としてのモータ3と、巻取体2を回転可能に保持する横フレーム4と、シャッタカーテン1の両側の側方に設けられた2個の縦支柱5とを備えている。モータ3を制御するスイッチ(図示せず)が設けられている。スイッチによりモータ3が駆動し、巻取体2がこれの回転中心2xを中心として一方向へ回転すると、シャッタカーテン1は巻取体2に巻取られる。スイッチによりモータ3が逆動し、巻取体2が逆方向へ回転すると、巻取体2からシャッタカーテン1が巻き下される。縦支柱5は、シャッタカーテン1の端部の昇降を案内する。巻取体2およびモータ3は、シャッタカーテン1を開閉させる開閉駆動機構を構成する。スラット6は、2個の縦支柱5間において、左右方向(L方向)に沿って延設されている。巻取体2またはモータ3には、巻取体2の回動を不能とするブレーキ部20が設けられている。図1はあくまでも模式図を示しており、スラット6の数は図1に限定されるものではない。図1に示すように、シャッタカーテン1の左右両側には、チェーン状の線状連結部材7がそれぞれ設けられている。線状連結部材7は、シャッタ装置の高さ方向(矢印H方向)に隣設する各スラット6の端部同士を連結すると共に、巻取体2に巻き上げ、巻き下ろし可能とされている。これにより線状連結部材7は、高さ方向(矢印H方向)に沿って伸縮可能とされている。
図2は一つのスラット6の正面視を示す。図3はスラット6の横断面を示す。図3に示すように、スラット6は、室外空間X1に対面可能な外壁601と、室内空間に対面可能な内壁602と、外壁601と内壁602とで区画される中空室610と、外壁601と内壁602とを繋ぐと共に中空室610を薄形偏平形の第1中空室611と薄形偏平形の第2中空室612とに仕切る第2連設壁622とをもつ。下側の第1中空室611の断面空間容積は、上側の第2中空室612の断面空間容積よりも大きくされている。図3に示すように、スラット6の外壁601は、室外空間X1に対面可能な膨出部604をもつ。内壁602は、室内空間X2に対面可能な凹み部605をもつ。連設壁620は、第1連設壁621と第1連設壁622とを有する。なおスラット6は、アルミニウム等の素材をスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って同一の断面形状で押出成形することにより形成されている。このため第1中空室611および第2中空室612はスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って同一の断面形状で延設されている。
シャッタ装置はブラインドシャッタ装置であり、スラットカーテン1が閉鎖されている状態において、通風、採光等のためスラット6が開閉可能とされている。スラット6の横断面(図3)において、スラットカーテン1の開閉移動方向を矢印H方向として示す。スラット6のうち矢印H方向の一端部には凸状の嵌合部60が係合端部として形成されている。スラット6のうち矢印H方向の他端部には、凸状の嵌合部60と嵌合可能な凹状の被嵌合部61が相手側の係合端部として形成されている。スラットカーテン1が閉鎖されているとき、互いに隣設するスラット6のうち一方のスラット6の凸状の嵌合部60と他方のスラット6の凹状の被嵌合部61とが嵌合され、互いに対面し、空間MEが形成されている(図3参照)。このような本実施例によれば、スラットカーテン1が閉鎖されているとき、スラットカーテン1の開閉移動方向(矢印H方向)において互いに隣設するスラット6同士を嵌合させて係合させる。これにより閉鎖されているスラットカーテン1の剛性が高められ、防犯性が高められる。
図2に示すように、スラット6の中空室610には、スラット6の完全切断を抑制する切断抑制部材700が配設されている。スラット6の長手方向の端部6rと切断抑制部材700の長手方向の端部との間には、隙間619が形成されており、切断抑制部材700はスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って移動可能とされている。切断抑制部材700は、鋸等の切断手段に対して障害物となるものであり、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延設されており、スラット1個あたり複数個設けられている。切断抑制部材700は、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延設された第1切断抑制部材701と、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延設された第2切断抑制部材702とを備えている。
図3に示すようにスラット6の厚み方向である矢印T方向において、第1切断抑制部材701は、スラット6の第1中空室611においてスラット6に対して相対移動可能に配置されている。第2切断抑制部材702は、スラット6の第2中空室612にスラット6に対して相対移動可能に配置されている。
具体的には、第1切断抑制部材701は第1中空室611においてスラット6の厚み方向(矢印T方向)においても、スラット6の長手方向(矢印L方向)においても相対移動できる。また第1切断抑制部材701は第1中空室611においてスラット6の厚み方向(矢印T方向)および長手方向(矢印L方向)に対して斜め方向においても相対移動できる。室外空間X1に存在する侵入者等が鋸刃等の切断手段により第1切断抑制部材701を切断しようとしても、第1切断抑制部材701が第1中空室611においてスラット6に対して一次元的、二次元的または三次元的に相対移動すれば、第1切断抑制部材701が鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、第1切断抑制部材701のうち鋸刃等の切断手段が第1切断抑制部材701に接触する部位が時間により変動する。このため第1切断抑制部材701において切断箇所が集中せず、不安定化する。よって第1切断抑制部材701を切断する切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
また第2切断抑制部材702は第2中空室612においてスラット6の厚み方向(矢印T方向)においても、スラット6の長手方向(矢印L方向)においても相対移動できる。また第2切断抑制部材702は第2中空室612においてスラット6の厚み方向(矢印T方向)および長手方向(矢印L方向)に対して斜め方向においても相対移動できる。室外空間X1に存在する侵入者等が鋸刃等の切断手段により第2切断抑制部材702を切断しようとしても、第2切断抑制部材702が第2中空室612においてスラット6に対して一次元的、二次元的または三次元的に相対移動すれば、第2切断抑制部材702が鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、第2切断抑制部材702のうち鋸刃等の切断手段が第2切断抑制部材702に接触する部位が変動する。故に鋸刃等の切断手段が第2切断抑制部材702に接触する部位が変動する。この結果、第2切断抑制部材702において切断箇所が集中せず不安定化する。よって、侵入者等による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
図3に示すように、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)同士の対面で形成される狭い空間ME以外の領域MBに配置されている。狭い空間MEに比較して、スラット6の領域MBは広い面積を有するため、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702を配設する自由度が高まる。従って第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702の形状、位置等の自由度が高まる。図3に示すように、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は板状部材である。第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は、スラット6の材質(例えばアルミニウム合金、鉄系合金)よりも硬い金属または高い融点をもつ材料(例えば金属、ガラス、焼結セラミックス等のうちの少なくとも一つの材料)で形成されている。ガラス、焼結セラミックス等は、スラット6の材質よりも硬い硬度および高い融点をもつ。金属としては鉄系、チタン系、超硬合金系が例示される。鉄系としては炭素鋼(浸炭鋼を含む)、合金鋼が例示され、焼入等の熱処理を施して硬度を高めことができる。硬い金属であれば機械的な切断に対処し易い。高い融点であれば熱による切断に対処し易い。第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は、の材質がガラスであれば、鋸刃等の切断手段が滑り易いため、更に、硬度が硬く、融点が高いため、切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。また第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702の材質が焼入材や焼結セラミックスであれば、硬度が硬いため、更に、融点が高いため、鋸刃、溶断等の切断手段による切断が困難となり、切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。ここで、スラット6に形成されている第1連設壁621、第1連設壁622、内壁602、外壁601は、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延設されており、従って、切断抑制部材700をスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿ってスラット6に対して相対移動可能に支持する移動支持部として機能することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、スラットカーテン1が閉鎖されているとき(図1参照)、侵入者等がスラットカーテン1を鋸刃等の切断手段により切断しようとしても、スラット6の外壁601が破損したとしても、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702が鋸刃、溶断等の切断手段に対する障害物として機能する。これによりスラット6の完全切断が抑制される。このため侵入者等による侵入が困難化する。殊に本実施例によれば、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702がスラット6に対して相対移動可能にスラット6の中空室610に収容されている。このため、第1切断抑制部材701を鋸刃等の切断手段が切断しようとするとき、第1切断抑制部材701はスラット6および切断手段に対して相対移動する。この結果、第1切断抑制部材701のうち鋸刃等の切断手段が接触部位が時間により変動する。故に、第1切断抑制部材701における切断箇所が不安定化し、切断箇所の局部的集中が避けられ、侵入者等による切断行為が遅延化または不可能化され易い。仮に鋸刃等の切断手段により切断対象物を切断させるときには、切断対象物が固定されていると、切断の進行は速い。これに対して、鋸刃等の切断手段により切断対象物が移動すると、切断の進行は著しく遅延するか、切断が不可能となる。
更に本実施例においては、第2切断抑制部材702を鋸刃等の切断手段が切断しようとするとき、第2切断抑制部材702はスラット6、鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、第2切断抑制部材702における切断箇所が集中しないため安定せず、第2切断抑制部材702の切断が遅延化または不可能化される。
更に図6に示すように、スラット6の厚み方向である矢印T方向において、第1切断抑制部材701は第2切断抑制部材702と異なる位置に配置されており、ずれ量ΔXぶん(図6参照)室内空間X2側に配置されている。このため仮に侵入者等が室外側の第1切断抑制部材701を切断したとしても、第2切断抑制部材702が鋸刃等の切断手段に障害物として対向する。このため切断が一層困難となり、切断行為に対する防犯性が向上する。なお1個のスラット6あたり、第1切断抑制部材701は1個とすることができる。1個のスラット6あたり、第2切断抑制部材702は1個とすることができる。但し1個に限定されない。
更に本実施例によれば、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)同士が対面して形成される空間ME以外の領域MB(図3参照)に配置されている。このため切断抑制部材700の断面形状やサイズ等を変化させたとしても、スラット6の屈曲性、つまり、スラットカーテン1を構成するスラット6同士の屈曲性を阻害するおそれが低減される。従って、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702の断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702を調整する自由度が拡大する。従って第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702を板状とすることができる。なお、第1切断抑制部材および第2切断抑制部材としては、平板状に限らず、波板状でも良く、更に、棒状、パイプ状、線状、波板状、ワイヤ状(ロープ状)、網状としても良い。
図7は実施例2を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図7(A)は第1切断抑制部材701Aおよび第2切断抑制部材702Aの断面を示す。図7(A)に示すように、第1切断抑制部材701Aおよび第2切断抑制部材702Aの外壁面には、緩衝機能をもつ緩衝被膜730が被覆されている。緩衝被膜730は、ゴムや軟質樹脂や軟質テープを積層することにより形成されている。スラットカーテン1の開閉により第1切断抑制部材701Aおよび第2切断抑制部材702Aがスラット6の収容室610で移動するときであっても、異音が低減される。緩衝被膜730は、第1切断抑制部材701Aおよび第2切断抑制部材702Aの外壁面のうちの少なくとも一つに形成できる。
図7(B)は波板状の第1切断抑制部材701Bおよび波板状の第2切断抑制部材702Bの断面を示す。波板状の第1切断抑制部材701Bおよび波板状の第2切断抑制部材702Bに矢印WA方向から鋸刃等の切断手段が接触しようとしても、波板状で形成される曲面により鋸刃等の切断手段を滑られることを期待でき、切断行為を遅延化または不可能化させるのに有利となる。
図8は実施例3を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。1個のスラット6あたり、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って、隙間空間709を形成するように第1切断抑制部材701は複数個並設されている。1個のスラット6あたり、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って、隙間空間709を形成するように第2切断抑制部材702は複数個並設されている。隙間空間709は、第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702がスラット6の長手方向(矢印L方向)に移動することを許容させる。このため侵入者等による切断行為時において第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702の位置が集中しないため、安定せず、切断行為を妨げるのに有利となる。
図9は実施例4を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。1個のスラット6あたり、スラット6の長手方向(矢印L方向)において、第1切断抑制部材701Cを複数個並設させている。従って第1切断抑制部材701Cの移動性が確保されている。但し、第1切断抑制部材701Cは、長手方向の中間に設けられ厚みtaをもつ中間板部705と、長手方向の両端部に設けられた厚みtc(厚みtcは厚みtaよりも薄い)をもつ端板部707とを備えている。第1切断抑制部材701Cがスラット6の収容室610に収容されているとき、一方の第1切断抑制部材701Cの端板部707と他方の第1切断抑制部材701Cの端板部707とは対面しつつ重なる。このため、複数個の第1切断抑制部材701Cがスラット6の長手方向(矢印L方向)に並設されている場合、第1切断抑制部材701Cがスラット6の長手方向(矢印L方向)に移動可能であっても、第1切断抑制部材701Cの長手方向の端板部707同士が重なり合う。このため、断面で蛇行クランク形状の隙間空間709aが形成されるものの、第1切断抑制部材701Cの長手方向の端板部707間に、直状をなす大きな隙間空間が形成されることが抑制される。更に、第1切断抑制部材701Cは長手方向にされているため、分割体自体は軽量化され、切断行為時に移動し易くなる。よって切断箇所の集中を避けるのに有利となる。
本実施例によれば、図9に示すように、隙間空間709aは蛇行形状(クランク形状)であるため、鋸刃等の切断手段が矢印WA方向に進入せんとしても、鋸刃等の切断手段が第1切断抑制部材701Cを形成する硬い材料(端板部707)に当たる。このため鋸刃等の切断手段が隙間空間709aのみに進入することが抑えられ、防犯性が高くなる。従って隙間空間709aが鋸刃等の切断手段に対して弱点となることが抑制される。なお、第2切断抑制部材702Cも同様の構造とすることができる。
図10は実施例5を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。第1切断抑制部材701は炭素鋼、合金鋼等の硬質な金属で形成されている。第1切断抑制部材701のうち少なくとも一部には、セラミックス材または金属材等の溶射材をプラズマ溶射等の溶射方法により硬質の溶射被膜750が形成されている。溶射被膜750は硬い硬度をもち、第1切断抑制部材701のうちスラット6の外壁601に対向する外表面(侵入者等による切断手段に対向する面)、更に、スラット6の内壁602に対向する内表面に形成されている。この結果、鋸刃等の切断手段により第1切断抑制部材701を切断することが困難となる。この場合、侵入者等による切断行為が大幅に遅延化または不可能化され易い。セラミックス材としてはアルミナ、シリカ、窒化珪素、炭化珪素、ジルコニア、マグネシア等のうちの少なくとも1種が例示される。金属材として炭素鋼または合金鋼が例示される。溶射時に溶射材は急冷されるため、溶射被膜750の硬度を高めるのに有利である。なお、図10には第2切断抑制部材702が設けられていないが、設けても良い。
図11は実施例6を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702は、多数の砂、焼結セラミックス等の高い硬度をもつ硬質粒子762と、多数の硬質粒子762を埋設して結合させる母材764とで形成されている。母材764は硬質粒子762を保持できるものであればよく、金属、樹脂等を例示できる。硬質粒子762はスラット6の材質よりも硬い硬度を有するため、鋸刃等の切断手段の切断能力を低下させるのに有利である。この結果、鋸刃等の切断手段により第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702を切断することが困難となる。第1切断抑制部材701および第2切断抑制部材702に緩衝被膜を積層しても良い。
図12は実施例7を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。スラット6の中空室610(第1中空室611および第2中空室612)には、装填材670が装填されている。装填材670としては樹脂材(例えば軟質樹脂または硬質樹脂)、ゴム材、高分子系の多孔質体(発泡体)が例示される。通常使用時においてスラットカーテン1が矢印H方向に開閉移動するとき、スラット6の第1中空室611内で第1切断抑制部材701が過剰に動作すること、スラット6の第2中空室612内で第2切断抑制部材702が過剰に動作することが抑制され、異音化が抑制される。なお、他の実施例においても、異音化抑制のため装填材を設けても良い。
図13〜図15は実施例8を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。切断抑制部材700Dは、スラット6の長手方向に延びる断面円形状の挿入孔703をもつ長尺状の中空の金属パイプまたはセラミックスパイプで形成された硬質の第1切断抑制部材701Dと、第1切断抑制部材701Dの挿入孔703に移動可能に挿入された複数本の硬質の第2切断抑制部材702Dとを備えている。硬質とは、スラット6の材質よりも硬度が硬いという意味である。
第2切断抑制部材702Dはワイヤ状をなしており、ピアノ線等の硬線、超硬線、焼入線材(浸炭焼入材を含む)またはセラミックス線材(アルミナ、シリカ等)で形成されている。第2切断抑制部材702Dは第1切断抑制部材701Dよりも硬い硬度をもつことが好ましい。第1切断抑制部材701Dは、スラット6の第1中空室611および第2中空室612の双方に相対移動可能に配置されている。
第1切断抑制部材701Dはスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延びているものであり、スラット6の厚み方向(矢印T方向)においても、スラット6の長手方向(矢印L方向)においても、矢印T方向および矢印L方向に対して傾斜する方向においても相対移動できる。このため、外方の侵入者等が鋸刃等の切断手段により第1切断抑制部材701Dを切断しようとしても、第1切断抑制部材701Dが中空室610内においてスラット6に対して一次元的、二次元的または三次元的に相対移動する。このため、第1切断抑制部材701Dが鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、第1切断抑制部材701Dにおける切断箇所が集中しないため安定せず、切断が困難化する。鋸刃等の切断手段による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
更に、第2切断抑制部材702Dは、第1切断抑制部材701Dの挿入孔703内において、スラット6の厚み方向(矢印T方向)においても、スラット6の長手方向(矢印L方向)においても、矢印T方向および矢印L方向に対して傾斜する方向においても相対移動できる。このため、万一、第1切断抑制部材701Dが鋸刃等の切断手段により破損した場合、外方の侵入者等が鋸刃等の切断手段に対して硬質の第2切断抑制部材702Dが障害物となる。更に。切断しようとしても、破損した第1切断抑制部材701Dの挿入孔703において第2切断抑制部材702Dがスラット6に対して一次元的、二次元的または三次元的に相対移動する。このため、第2切断抑制部材702Dが鋸刃等の切断手段に対して相対移動し易くなる。この結果、第2切断抑制部材702Dにおける切断箇所が集中しないため安定せず、鋸刃等の切断手段による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
更に本実施例によれば、図14に示すように、第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dは、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)同士が対面して形成される空間ME以外の領域MBに配置されている。このため第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dの断面形状やサイズ等を変化させたとしても、スラット6の屈曲性、つまり、スラットカーテン1の可撓性を阻害するおそれが低減される。従って、第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dの断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dを調整する自由度が拡大する。
更に図15に示すように、第1切断抑制部材701Dの外壁面に、異音防止機能または緩衝機能をもつゴム、軟質樹脂等の緩衝被膜730を形成しても良い。第2切断抑制部材702Dの外壁面に緩衝被膜730を形成しても良い。緩衝被膜730は緩衝機能をもつゴム、軟質樹脂、多孔質材料等で形成されている。
なお本実施例においても、スラット6の中空室610(第1中空室611および第2中空室612)に装填材を装填しても良い。装填材としては樹脂材(軟質樹脂または硬質樹脂)、ゴム材、多孔質材料が例示される。スラットカーテン1が開閉移動するとき、スラット6の中空室610内で第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dが過剰に動作することが抑制され、異音化が抑制される。なお第1切断抑制部材701Dおよび第2切断抑制部材702Dの硬度については、特に限定されず、同じ程度の硬さとしても良い。
図16〜図18は実施例9を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図16に示すように、各スラット6は、スラット本体6aと、スラット本体6aの長手方向の端部に着脱可能に接続されるスラットカバー6cとを備えている。スラット本体6aは、螺子取付孔801を有する壁状の螺子取付部803をもつ。螺子取付部803(取付部)および螺子取付孔801(取付孔)は、スラット6を押出成形するときに同時に成形されているため、スラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って延びている。螺子取付部803は、第2連設壁622に開口803xを形成しつつ壁状に形成されている。螺子取付部803は、第2連設壁622に連なるが、これに限定されるものではない。螺子取付部803は断面ほぼC形状であるが、筒形状となっていても良い。
スラット本体6aの螺子取付孔801には、螺子を自動的に形成できる機能をもつタッピング螺子である取付螺子800が着脱可能に取り付けられる。取付螺子800は雄螺子800rをもつ。図16から理解できるように、取付螺子800をスラットカバー6cの螺子開口801aに挿入し、取付螺子800をスラット本体6aの螺子取付部803(支持部)の螺子取付孔801に着脱可能に取り付ける。これによりスラットカバー6cはスラット本体6aの長手方向(矢印L方向)の端部に着脱可能に取り付けられる。スラットカバー6cはスラット6の長手方向の端部の意匠性を高めるものであり、樹脂またはゴム等で形成されており、スラット6の長手方向の端部に取り付けられ、スラット6の中空室610を塞ぐ。
図17および図18に示すように、切断抑制部材700Eは、断面円形状をなす棒状部材であり、スクラップ6よりも硬い硬度(高い融点)をもち、スラット本体6aの壁状の螺子取付部803(支持部)の螺子取付孔801に出入可能に挿入されている。従って、切断抑制部材700Eは、これの周方向(矢印S方向)において自由に回動可能に配置されている。よって螺子取付部803は、切断抑制部材700Eを回転可能に支持する回転支持部として機能する。このように切断抑制部材700Eは、断面円形状をなす棒状部材であり、スラット本体6aの螺子取付部803(支持部)の螺子取付孔801に移動可能に挿入されている。このため、切断抑制部材700Eは、スラット6の長さ方向(矢印L方向)に沿って移動可能に配置されている。
このため、万一、スラット6の外壁601が鋸刃等の切断手段により破損した場合であっても、スラット本体6aよりも硬い硬度をもつ切断抑制部材700Eが障害物となる。このため鋸刃等の切断手段による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。殊に、切断抑制部材700Eは移動可能に支持されているため、鋸刃等の切断手段が切断抑制部材700Eに触れると、切断抑制部材700Eがこれの周方向(矢印S方向)またはスラット6の長手方向(矢印L方向)に沿って相対移動することができる。このため切断抑制部材700Eにおける切断箇所が集中せず、安定しない。故に、侵入者等による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
本実施例によれば、切断抑制部材700Eは、スラット本体6aの壁状の螺子取付部803(支持部)の螺子取付孔801に挿入されて周方向(矢印S方向)において回動可能に支持されている。このため、スラットカーテン1が開閉するときであっても、切断抑制部材700Eの過剰な移動が抑制され、異音の低減に有利である。螺子取付部803はスラットカバー6cを取り付けるために既存のスラット6に既に形成されている。このため、切断抑制部材700Eをスラット6の内部に配設するに当たり、既存の螺子取付部803を有効利用することができる。
更に本実施例においても、図17(B)に示すように、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)の対面で形成される空間ME以外の領域MBに、切断抑制部材701Eは配置されている。このため切断抑制部材700の断面形状やサイズ等を変化させたとしても、隣設するスラット6同士の屈曲性を阻害するおそれが低減される。ひいては、スラットカーテン1の可撓性を阻害するおそれが低減される。従って、切断抑制部材700Eの断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に切断抑制部材700Eを調整する自由度が拡大する。
図19は実施例10を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図19に示すように、切断抑制部材700Fは、断面円形状をなす棒状部材であり、スラット本体6aの螺子取付孔801に挿入されてスラット6の長手方向において移動可能に配置されている。切断抑制部材700Fの外径は、螺子取付部803の螺子取付孔801の内径に比較して小さい。このため、周方向(矢印S方向)への切断抑制部材700Fの円滑な回転性は確保されている。螺子取付部803は、切断抑制部材700Fを回転可能に支持する回転支持部として機能する。この結果、切断抑制部材700Fの移動性は確保され、切断抑制部材700Fにおける切断箇所が集中せず、安定しない。故に、侵入者等による切断行為が大幅に遅延化または不可能化される。
更に、図19に示すように、流動可能な瞬間接着剤等の接着剤901(または油)を収容すると共に破壊可能な接着剤収容部900(または油収容部)がスラット6の第1中空室611に設けられている。このため、外方の侵入者等が鋸刃等の切断手段によりスラット6の外壁601を破損させ、更に接着剤収容部900(または油収容部)を破損させると、流動性をもつ瞬間接着剤等の接着剤901(潤滑性が高い油)を鋸刃等の切断手段に付着させることができる。瞬間接着剤等の接着剤901が鋸刃等の切断手段に付着すると、鋸刃等の切断手段の動作性を低下させ、鋸刃等の切断手段の切断能力を低下させることが期待できる。接着剤901としては、接着力が早期に発揮できるものが好ましい。この結果、スラットカーテン1の切断が遅延化または不可能化され、侵入防止に有効である。接着剤収容部900は、スラット6の収容室610の内部に形成されている第2支持部6xによりスラット6の内部に支持されている。接着剤収容部900はスラット6の長手方向に沿って延設されている。接着剤収容部900は、スラット6の外壁601のうち室外空間X1に向けて最も突出している膨出部604の裏面側に配置されている。
従って、鋸刃等の切断手段によりスラット6が切断されるとき、鋸刃等の切断手段は切断行為の早期に膨出部604に早期に接触する。このため侵入者等により膨出部604が破壊されると、接着剤収容部900は切断行為の早期に破壊され、接着剤901を流出させ、鋸刃等の切断手段に付着させる。よって、鋸刃等の切断手段の切断能力を切断行為の早期に低下させる。この意味において、接着剤901は鋸刃等の切断手段に強固に付着することが好ましい。このため侵入者等による切断行為が大幅に遅延化または不可能化させるのに有利となる。他の実施例においても、瞬間接着剤等の接着剤901を収容すると共に破壊可能な接着剤収容部900をスラット6に配設させることができる。
なお、接着剤901は経年劣化するおそれがあるため、メンテナンス時等において、スラット本体6aからスラットカバー6c(図16参照)を外した状態で、接着剤収容部900を交換可能とすることが好ましい。これにより接着剤901の経年劣化に対応できる。接着剤901に代えて粘着剤を用いても良い。
更に本実施例においても、図19に示すように、切断抑制部材700Fは、スラット6のうち、隣設するスラット6を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)同士の対面で形成される空間ME以外の領域に配置されている。このため切断抑制部材700の断面形状やサイズ等を変化させたとしても、スラット6の屈曲性、つまり、スラットカーテン1の可撓性を阻害するおそれが低減される。従って、切断抑制部材700Fの断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に切断抑制部材700Fを調整する自由度が拡大する。なお、棒状をなす接着剤収容部900を、スラット本体6aの螺子取付部803(支持部)の螺子取付孔801に挿入してスラット6内において支持しても良い。
図20は実施例11を示す。本実施例は実施例9、10と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図20に示すように、スラット6の中空室610には、切断抑制部材700Fおよび接着剤収容部900が収容されている他に、多数の転動体770の集合体が収容されている。転動体770は硬い金属、焼結セラミックス等で形成されている。この結果、鋸刃等の切断手段による切断行為が遅延化または不可能化され、防犯性が向上する。更に本実施例においても、図20に示すように、転動体770の集合体は、スラット6のうち、隣設するスラット6同士を係合させる係合端部(嵌合部60および被嵌合部61)同士の対面で形成される空間ME以外の領域MBに配置されている。このためスラット6の屈曲性、つまり、スラットカーテン1の可撓性を阻害するおそれが低減される。転動体770の過剰移動は接着剤収容部900により制限されているため、スラットカーテン1が開閉移動するときにおいても、転動体770の衝突に起因する異音が低減される。衝突異音防止用の軟質層を転動体770の表面に被覆しても良い。接着剤収容部900に代えて、油を収容する油収容部としても良い。
図21は実施例12を示す。本実施例は実施例9と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図21に示すように、スラット6の外壁601の裏面(収容室610に対面する側)には、硬質の断面円形の棒状の切断抑制部材700Kを隙間601eを介して移動可能に支持する筒形状の移動支持部680が形成されている。移動支持部680は、スラット6をこれの長手方向に沿って押出成形することにより成形されている。棒状の切断抑制部材700Kは、これの周方向および長さ方向に移動可能とされている。移動支持部680はスラット6の長手方向に沿って延設されている。複数個の切断抑制部材700Kは、スラット6の厚み方向において少しずつずれた位置に配置されている。棒状の切断抑制部材700Kは、スラット6のほぼ全長にわたり延設されていても良いし、スラット6の長手方向において複数本並設されていても良い。なお、スラット6の内壁602の裏面(収容室610に対面する側)にも、切断抑制部材を移動可能に支持する移動支持部を形成しても良い。
図22は実施例13を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。シャッタ装置はブラインド型のシャッタ装置ではなく、スラットカーテン1が閉鎖されているとき、スラット6Hは回動しない。図22はスラット6Hの横断面を示す。図22に示すように、スラット6Hのうち高さ方向(矢印H方向)の一端部には、嵌合部60Hが係合端部として形成されている。スラット6Hのうち高さ方向(矢印H方向)の他端部には、被嵌合部61Hが係合端部として形成されている。一方のスラット6Hの嵌合部60Hと他方のスラット6Hの被嵌合部61Hとが常時嵌って係合し、スラットカーテン1が形成されている。スラット6Hのうち嵌合部60Hおよび被嵌合部61H以外の領域においては、支持部690が形成されている。支持部690により、切断抑制部材700Hは隙間690rを介して移動可能に支持されており、スラット6Hの室内空間X2側に配置されている。切断抑制部材700Hはスラット6Hに覆われているため、室外空間X1に存在する侵入者等から視認することができない。侵入者等が鋸刃等の切断手段によりスラット6Hを破損したとしても、鋸刃等の切断手段に対して板状の切断抑制部材700Hが障害物となる。更に切断抑制部材700Hはこれの長手方向および厚み方向に移動可能である。このため、鋸刃等の切断手段による切断行為が遅延化または不可能化され、防犯性が向上する。
更に本実施例においても、図22に示すように、切断抑制部材700Hは、スラット6のうち、隣設するスラット6を係合させる係合端部(嵌合部60Hおよび被嵌合部61H)同士の対面で形成される空間ME以外の領域MBに配置されている。このため切断抑制部材700Hの断面形状やサイズ等を変化させたとしても、スラット6の屈曲性、つまり、スラットカーテン1の可撓性を阻害するおそれが低減される。従って、切断抑制部材700Hの断面形状等の形状、断面サイズ等のサイズを変化させ得る自由度を拡大させることができる。従って防犯に適する形状、サイズ等に切断抑制部材700Hを調整する自由度が拡大する。
図23および図24は実施例14を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。複雑化を避けるため、図面ではハッチングが省略されている。図23および図24に示すように、スラット6の内部には硬質の切断抑制部材700がこれの長さ方向および厚み方向に移動可能に配置されている。スラット6を搬送させる線状連結部材7は、第1リンク71と第2リンク72とを備えている。第2リンク72の係合ピン74は第1リンク71の長孔73にスライド可能に嵌合している。縦支柱5は、高さ方向(矢印H方向)に沿って延設された主案内通路50および主レール部51をもつ他に、副案内通路53と、副案内通路53を形成する副レール部54とをもつ。副案内通路53は主案内通路50と平行に高さ方向(矢印H方向)に沿って並設されている。主レール部51と副レール部54とを繋ぐように、案内部55が縦支柱5に取り付けられている。案内部55は副レール部54に繋がる。副案内通路53と主案内通路50とは連通されている。シャッタカーテン1が巻き下ろされている途中では、スラット6の嵌合部60と被嵌合部61との嵌合量は低下している、このため、スラット6のストッパ部68と被ストッパ部69は離脱して非接触状態とされており、スラット6同士は相対回動可能とされている。ここで、捻りコイルバネで形成された閉鎖バネ89(図23参照、閉鎖用付勢部材)が各スラット6に設けられている。この閉鎖バネ89の付勢力により、スラット6は常時、閉鎖するように付勢されているため、シャッタカーテン1が巻き下ろされている途中では、スラット6は閉鎖された状態で下降する。
さて、スラット回動機構8が縦支柱5に取り付けられている。スラット回動機構8は、シャッタカーテン1を構成する複数のスラット6のうち、所定のスラット6を回動させる機能をもつ。図23に示すように、スラットカバー6cの端部6fには、第1リンク71と共に、回動リンク57(スラット6を横向きに回動させるための回動部材)が設けられている。回動リンク57は、スラット6と一体回動するようにスラット6の端部6fに枢支ピン6wにより一体的に取り付けられている。回動リンク57は、枢支ピン6wを中心として線状連結部材7に対してスラット6と共に回動できる。回動リンク57には、被案内ピン59(係合子)が横向きに突出されている。被案内ピン59は、スラット6の一部に相当する。ここで、巻取体2にシャッタカーテン1が巻き取られている状態において、モータ3が一方向(巻下ろし方向)に駆動すると、巻取体2が巻き下ろし方向に回動し、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に向けて次第に巻き下ろされる。ここで、スラット6の被案内ピン59は主案内通路50に進入し、主案内通路50内を主レール部51に沿って下降する。被案内ピン59が通過する係合位置KA(図23参照)が主案内通路50の上部に設けられている。図23に示すように、スラット回動機構8は、カム案内面81をもつ作動体としてのカム80と、カム80を作動させるアクチェエータ85とを備えている。カム80は、アクチェエータ85は電磁ソレノイドで形成されているが、モータ機構、空気圧シリンダを利用して形成しても良い。図23に示すように、カム80は、カムピン88を回動中心として退避方向(矢印E2方向),係合方向(矢印E3方向)に回動できる。アクチェエータ85に取り付けられている駆動ロッド86には、連結ピン86eおよびカムリターンバネ87を介してカム80が連結されている。カムリターンバネ87により、常時、カム80は退避方向(矢印E2方向)に付勢されている。このため、通常の状態では、カム80のカム案内面81は退避位置MAに待機しており、スラット6の一部である被案内ピン59に係合しないように設定されている。
上記したようにカム80が退避位置MAに退避している場合において、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に巻き下ろされるときには、線状連結部材7の第1リンク71、第2リンク72および枢支ピン6wは、主案内通路50を主レール部51に沿って下降する。更に、スラット6の被案内ピン59は、カム80のカム案内面81に係合せず、主案内通路50に沿って下方向(矢印H2方向)に移動する。この結果、スラット6は縦向き状態、つまり閉鎖された状態で下方向(矢印H2方向)に移動する。その理由としては、閉鎖バネ89により各スラット6は、常に閉鎖する方向(通気開口6eを形成しない方向)に付勢されているためである。従って、シャッタカーテン1が閉鎖されたとき、全てのスラット6は縦向きで閉鎖された状態とされ、通気開口6eは形成されない。
これに対して、シャッタカーテン1のスラット6間に通気開口6eを形成する場合には、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に巻き下ろされるときに、使用者はスイッチを操作して、アクチェエータ85をオン作動させる。すると、アクチュエータ85により駆動ロッド86が駆動方向(図23の矢印E1方向)に移動する。このため、カムリターンバネ87に抗してカム80がカムピン88を回動中心として係合方向(図23の矢印E3方向)回動し、カム80のカム案内面81が係合位置KAに突出する。この状態において、スラット6の被案内ピン59が下降して係合位置KAを通過する。この結果、図24から理解できるように、被案内ピン59は、カム80のカム案内面81に沿って移動するため、主案内通路50から副案内通路53に横方向(図24の矢印S1方向)に案内される。これに対して、線状連結部材7の第1リンク71、第2リンク72および枢支ピン6wは、主案内通路50を主レール部51に沿って下降する。この結果、回動リンク57は枢支ピン6wを中心として通気促進方向(図24の矢印F1方向)にスラット6と共に回動する。
従って、スラット6が横向きとなり、スラット6間に通気開口6e(図24参照)が形成される。そして、被案内ピン59は下降しつつ副案内通路53内を副レール部54に沿って下方(矢印H2方向)に移動する。このようにスラット6は、通気可能位置つまり横向きとされた状態で下方(矢印H2方向)に移動する。この結果、シャッタカーテン1が全閉とされている状態であっても、シャッタカーテン1の上部側のスラット6は、通気可能位置つまり横向きとなる。故に、視認開口または採光開口を兼ねる通気開口6eが形成される。
(その他)本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施例に特有の構造および機能は他の実施例に適用することもできる。例えば、全ての実施例に係る切断抑制部材に溶射被膜を形成することもできる。また全ての実施例に係る切断抑制部材を、鋸刃等の切削手段に対して滑り性をもつ強化ガラス材等のガラス材で形成することができる。スラットカーテン1は高さ方向に開閉するタイプであるが、横方向に沿って開閉するタイプとしても良い。
上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
(付記項1)複数のスラットを屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテンと、前記スラットカーテンを開閉させる開閉駆動機構とを備え、前記スラットカーテンを形成する複数の前記スラットのうち少なくとも一つの前記スラットには、鋸刃等の切断手段に付着可能な接着剤を収容すると共に破壊可能な接着剤収容部が設けられていることを特徴とするシャッタ装置。
鋸刃等の切断手段の切断能力を切断中に低下させるのに有利である。鋸刃等の切断手段に付着可能な粘着物を収容すると共に破壊可能な粘着材収容部を採用しても良い。
(付記項2)シャッタを形成する複数のスラットを屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテンと、前記スラットカーテンを開閉させる開閉駆動機構とを備え、前記スラットカーテンを形成する複数の前記スラットのうち少なくとも一つの前記スラットには、前記スラットの切断を抑制する切断抑制部材が設けられていることを特徴とするシャッタ装置。
本発明は例えば家屋等の建築物、車両、船舶といった構造物の開口を開閉するシャッタ装置に利用できる。
シャッタ装置の正面図である。 1個のスラットの正面図である。 複数のスラットが接続されている状態を示す横断面図である。 第1切断抑制部材および第2切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの部分正面図である。 第1切断抑制部材および第2切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの部分斜視図である。 第1切断抑制部材および第2切断抑制部材が収容室に配置されているスラットを切断手段で切断している途中の状態を示す横断面図である。 実施例2に係り、(A)は緩衝鼓膜が被覆されている第1切断抑制部材および第2切断抑制部材の横断面図であり、(B)は波板形状をなす第1切断抑制部材および第2切断抑制部材の横断面図である。 実施例3に係り、第1切断抑制部材および第2切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの正面図である。 実施例4に係り、第1切断抑制部材の断面図である。 実施例5に係り、第1切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの横断面図である。 実施例6に係り、第1切断抑制部材の断面図である。 実施例7に係り、第1切断抑制部材および第2切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの部分斜視図である。 実施例8に係り、(A)は、切断抑制部材が収容されている1個のスラットの部分正面図であり、(B)は、切断抑制部材が収容されている1個のスラットの横断面図である。 実施例8に係り、切断抑制部材が収容されている1個のスラットの部分斜視図である。 実施例8に係り、(A)は第1切断抑制部材の横断面図であり、(B)は第2切断抑制部材の横断面図である。 スラット本体にスラットカバーを取り付ける状態を示す部分斜視図である。 実施例9に係り、(A)は、切断抑制部材が収容されている1個のスラットの部分正面図であり、(B)は、切断抑制部材が収容されている1個のスラットの横断面図である。 実施例9に係り、切断抑制部材が収容室に配置されているスラットの部分斜視図である。 実施例10に係り、切断抑制部材および接着剤収容部が収容されている1個のスラットの横断面図である。 実施例11に係り、切断抑制部材および接着剤収容部が収容されている1個のスラットの横断面図である。 実施例12に係り、切断抑制部材が収容されているスラットの横断面図である。 実施例13に係り、切断抑制部材が収容されている複数のスラットの横断面図である。 実施例14に係り、スラットのブラインド機能を示す部分正面図である。 実施例14に係り、スラットのブラインド機能を示す部分横断面図である。
符号の説明
1はスラットカーテン、6はスラット、6aはスラット本体、6cはスラットカバー、610は中空室、611は第1中空室、612は第2中空室、700は切断抑制部材、701は第1切断抑制部材、702は第2切断抑制部材、800は取付螺子、801は螺子取付孔、803は螺子取付部、900は接着剤収容部、901は接着剤を示す。

Claims (14)

  1. シャッタを形成する複数のスラットを屈曲可能に組み付けて形成されたスラットカーテンと、前記スラットカーテンを開閉させる開閉駆動機構とを備え、
    前記スラットカーテンを形成する複数の前記スラットのうち少なくとも一つの前記スラットには、前記スラットの切断を抑制する切断抑制部材が設けられており、
    前記切断抑制部材は、前記スラットのうち、隣設する前記スラット同士を係合させる係合端部同士が互いに対面して形成される空間以外の領域に配設されていることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 請求項1において、前記スラットは収容室をもち、前記切断抑制部材は、前記スラットの前記収容室の内部に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  3. 請求項1または2において、前記切断抑制部材は、棒状部材、板状部材、ワイヤ部材、網状部材、転動体集合体のうちの少なくとも一つで形成されていることを特徴とするシャッタ装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項において、前記切断抑制部材は複数設けられており、前記スラットの厚み方向において、一の前記切断抑制部材は他の前記切断抑制部材と異なる位置に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、前記切断抑制部材は、前記スラットに対して相対移動可能に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  6. 請求項5において、前記スラットに対して前記切断抑制部材を相対回転可能に支持する回転支持部が配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  7. 請求項5または6において、前記スラットの長手方向に沿って前記スラットに対して前記切断抑制部材を相対移動可能に支持する移動支持部が配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  8. 請求項1〜7のうちの一項において、前記切断抑制部材は、挿入孔をもつと共に前記スラットの長手方向に沿って延設された第1切断抑制部材と、前記第1切断抑制部材の前記挿入孔に挿入され且つ前記スラットの長手方向に沿って延設された第2切断抑制部材とを備えていることを特徴とするシャッタ装置。
  9. 請求項8において、前記第2切断抑制部材は、前記第1切断抑制部材の前記挿入孔において前記第1切断抑制部材に対して相対変位可能に挿入されていることを特徴とするシャッタ装置。
  10. 請求項1〜9のうちのいずれか一項において、前記スラットは、取付螺子が取り付けられる螺子取付孔をもつスラット本体と、前記スラット本体の前記螺子取付孔に前記取付螺子を取り付けることにより前記スラット本体に接続されるスラットカバーとを備えており、前記切断抑制部材は、前記スラット本体の前記螺子取付孔に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  11. 請求項1〜10のうちのいずれか一項において、前記スラットを切断せんとする切断手段に付着可能な接着剤を収容すると共に破壊可能な接着剤収容部が前記スラットに設けられていることを特徴とするシャッタ装置。
  12. 請求項11において、前記接着剤収容部は、前記スラットのうち室外空間に向けて膨出している部分の裏面に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。
  13. 請求項6において、前記スラットは前記切断抑制部材を相対回転可能に支持する前記回転支持部を備えていることを特徴とするシャッタ装置。
  14. 請求項7において、前記スラットは前記切断抑制部材を相対移動可能に支持する前記移動支持部を備えていることを特徴とするシャッタ装置。
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