JP2009202901A - ドラム缶等容器用キャップシール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドラム缶等容器の口金部をキャップシールにより確実に二重密閉し、封印する。キャップシールの開封が容易で、取扱いが簡単である。RFIDタグ等のタグによりドラム缶等容器内容物の物流管理を改善し、品質管理、位置管理等を迅速に行ない得る、ドラム缶等容器用キャップシールを提供する。
【解決手段】 ドラム缶等容器用キャップシールは、樹脂製キャップシール本体1と、これに嵌め被せられた金属製押えリング11とを備えている。キャップシールの装着時、締付け機によって押えリング11の垂下壁14を内側に締め付けて変形させ、樹脂製キャップシール本体垂下壁4の内面を口金部20の外壁に圧接せしめて密着させる。開封の際、開封用凸部5を引き上げて、キャップシール本体1と押えリング11を一緒に破断する。キャップシール本体1の頂壁内面に、容器内容物の情報を記憶させたRFIDタグ等10が取り付けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ドラム缶等容器用キャップシール、詳しくは、RFIDタグ等を装備したドラム缶等容器用キャップシール、さらに詳しくは、ドラム缶等容器の金属リング封印式内外二重密閉用キャップシールに関するものである。
従来、例えばドラム缶の口金部の固定フランジに、パッキン付きプラグがねじ込まれて密閉された状態において、該口金部にキャップシールを嵌め被せて装着し、口金部を封印することが行なわれている。
本発明者は、先に、このようなドラム缶等容器用のキャップシールとして、下記の特許文献1および2に記載の発明を提案した。
特許文献1に記載のドラム缶用ワンタッチ金属製キャップシールは、キャップシール本体の垂下壁に、口金部への装着のさいフランジの折返し先端部と係り合う第1係合凸部が設けられ、これに対向して同垂下壁の反対側に、第2係合凸部が少なくとも1つ設けられていて、キャップシールの装着および開封を、いずれも工具を必要とせずに、人手によりワンタッチで行なうことができるようにしたものであった。
特許文献2に記載のドラム缶等容器用キャップシールは、金属製キャップシール周縁の垂下状周壁の複数箇所に、貫通孔と該孔の周縁部において内に突出した環状ぎざぎざ突起とが設けられ、キャップシールが、内部パッキン付きプラグによって密閉されたドラム缶等容器の固定口金部に嵌め被せられた状態で、垂下状周壁の各環状ぎざぎざ突起が、固定口金部上端の外方凸縁部に係り合うようになされていて、やはりキャップシールの装着および開封を、いずれも工具を必要とせずに、人手によりワンタッチで行なうことができるようにしたものであった。
そして、特許文献2のキャップシールでは、キャップシール周縁の垂下状周壁上部の環状段部の内周面に環状ライニングガスケットが設けられ、ドラム缶等容器が、内部パッキンと、外部の環状ライニングガスケットとで二重に密封されるようになされていた。
特開平9−110059号公報 特開2003−81314号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に記載の先提案によるキャップシールによれば、ドラム缶等容器の口金部への装着の際、口金部に嵌め被せたキャップシールを人手により、ポンと押さえるだけで、ワンタッチで簡単に装着することができるものゝ、キャップシールによる押え力が弱いために、ドラム缶等容器の外部密閉が若干弱いものであり、ドラム缶等容器の二重密閉が充分ではないという問題があった。
また近年、RFIDタグなどの開発により、これらのタグを用いて、商品の品質管理、輸送管理、入出庫管理、および位置管理等の物流管理が行なわれているが、ドラム缶等容器やその内容物に、これらのタグを適用して、物流管理を行なうことは、現段階では実施されておらず、その実現が強く望まれていた。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決しかつ従来の要望に応えんとするもので、ドラム缶等容器の二重密閉を充分に確実に果たすことができ、従って、ドラム等容器の天板上面に溜まった雨水がドラム缶等容器の内部に浸入するのを防止することができるだけでなく、外気(湿度、湿気)とドラム缶等容器の内容物とを確実に遮断することができて、内容物の品質が損なわれることがなく、また、横倒し状態のドラム缶等容器の内容物の漏洩を防止することができ、さらには、プラグに装着された内部パッキンの周面とフランジの開口部上端との間の間隙に水やほこりが溜まるようなことがなく、従ってこれらの水やほこりによってドラム缶等容器内容物の品質が損なわれることがなく、しかもキャップシールの開封を非常に簡単にかつ確実に行なうことができて、取扱いが非常に簡単であり、確実な封印機能を果たし得、さらに、RFIDタグ等のタグによりドラム缶等容器内容物の物流管理を改善することができ、品質管理、商品管理、入出庫管理、および位置管理を、きわめて迅速にかつ確実に行なうことができる、ドラム缶等容器用キャップシールを提供しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明によるドラム缶等容器のキャップシールは、ドラム缶等容器の内部シール部を有する口金部に嵌め被せられる合成樹脂製キャップシール本体と、キャップシール本体の外側に嵌め被せられた金属製押えリングとを備え、キャップシール本体は、円形頂壁と、これの周縁部に連なる環状段部と、環状段部の外周縁に連なる環状垂下壁と、環状垂下壁の一側または両側に連なる開封用凸片と、開封用凸片の左右両側を始点としてこれらより環状垂下壁および環状段部の方にそれぞれ伸びるキャップシール破断用凹溝とを有し、金属製押えリングは、キャップシール本体の環状段部に係り合うように内方に屈曲せしめられた環状係合部3)と、これの下縁に連なりかつキャップシール本体の環状垂下壁の外面に沿う環状垂下壁と、この環状垂下壁の下縁部に、キャップシール本体開封用凸片に対応するように設けられたリング破断用切欠きと、リング破断用切欠きに連なりかつ環状垂下壁および環状係合部の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝とを有しており、キャップシール本体およびこれの外側の金属製押えリングとがドラム缶等容器の口金部に嵌め被せられた状態で、押えリングの環状垂下壁の下部が全周にわたって内方に屈曲変形せしめられて締め付けられ、これによってキャップシール本体の環状垂下壁の下部が内方に屈曲変形せしめられて、容器口金部の外壁に押圧されて外部シールが果たされるようになされ、開封の際には、キャップシール本体の開封用凸片を引き上げることにより、開封用凸片に連なるキャップシール本体環状垂下壁部分および同環状段部部分が、キャップシール破断用凹溝に沿って破断され、このキャップシール本体破断部分に内側から押し上げられるようにして、押えリングの環状垂下壁がリング破断用切欠きおよびリング破断用凹溝に沿って破断され、開封されるようになされていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のドラム缶等容器用キャップシールであって、キャップシール本体の円形頂壁の内面に、ドラム缶等容器内容物等の情報を記憶させたRFIDタグ等のタグが取り付けられていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載のドラム缶等容器用キャップシールであって、キャップシール本体の円形頂壁の内面に、タグ取付け用凸部が設けられ、RFIDタグ等のタグが、この凸部により取り付けられて頂壁の内面に保持されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項2または3に記載のップシールは、キャップシールであって、タグ0)が、ドラム缶等容器内容物の情報等を記憶させたRFIDタグ、同ICタグ、同QRコード表示タグ、または同バーコード表示タグであることを特徴としている。
本発明による請求項1のドラム缶等容器のキャップシールは、ドラム缶等容器の内部シール部を有する口金部に嵌め被せられる合成樹脂製キャップシール本体と、キャップシール本体の外側に嵌め被せられた金属製押えリングとを備え、キャップシール本体は、円形頂壁と、これの周縁部に連なる環状段部と、環状段部の外周縁に連なる環状垂下壁と、環状垂下壁の一側または両側に連なる開封用凸片と、開封用凸片の左右両側を始点としてこれらより環状垂下壁および環状段部の方にそれぞれ伸びるキャップシール破断用凹溝とを有し、金属製押えリングは、キャップシール本体の環状段部に係り合うように内方に屈曲せしめられた環状係合部3)と、これの下縁に連なりかつキャップシール本体の環状垂下壁の外面に沿う環状垂下壁と、この環状垂下壁の下縁部に、キャップシール本体開封用凸片に対応するように設けられたリング破断用切欠きと、リング破断用切欠きに連なりかつ環状垂下壁および環状係合部の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝とを有しており、キャップシール本体およびこれの外側の金属製押えリングとがドラム缶等容器の口金部に嵌め被せられた状態で、押えリングの環状垂下壁の下部が全周にわたって内方に屈曲変形せしめられて締め付けられ、これによってキャップシール本体の環状垂下壁の下部が内方に屈曲変形せしめられて、容器口金部の外壁に押圧されて外部シールが果たされるようになされ、開封の際には、キャップシール本体の開封用凸片を引き上げることにより、開封用凸片に連なるキャップシール本体環状垂下壁部分および同環状段部部分が、キャップシール破断用凹溝に沿って破断され、このキャップシール本体破断部分に内側から押し上げられるようにして、押えリングの環状垂下壁がリング破断用切欠きおよびリング破断用凹溝に沿って破断され、開封されるようになされているもので、請求項1の発明によれば、キャップシールの装着の際、締付機によって押えリングの環状垂下壁の下部が全周にわたって内方に屈曲変形せしめられて締め付けられ、これによってキャップシール本体の環状垂下壁の下部が内方に屈曲変形せしめられて、容器口金部の外壁に押圧されて外部シールが果たされるようになされているから、ドラム缶等容器の内外二重密閉を確実に果たすことができるという効果を奏する。
従って、請求項1に記載のドラム缶等容器用のキャップシールの発明によれば、ドラム等容器の天板上面に溜まった雨水がドラム缶等容器の内部に浸入するのを防止することができできるだけでなく、外気(湿度、湿気)とドラム缶等容器の内容物とを確実に遮断することができて、内容物の品質が損なわれることがなく、また、横倒し状態のドラム缶等容器の内容物の漏洩を防止することができ、さらには、プラグに装着された内部パッキンの周面とフランジの開口部上端との間の間隙に水やほこりが溜まるようなことがなく、従ってこれらの水やほこりによってドラム缶等容器内容物の品質が損なわれることがないという効果を奏する。
また、ドラム缶等容器の開封の際には、キャップシール本体の開封用凸片を引き上げることにより、開封用凸片に連なるキャップシール本体環状垂下壁部分および同環状段部部分が、キャップシール破断用凹溝に沿って破断され、このキャップシール本体破断部分に内側から押し上げられるようにして、押えリングの環状垂下壁がリング破断用切欠きおよびリング破断用凹溝に沿って破断され、開封されるようになされているから、キャップシールの開封を非常に簡単にかつ確実に行なうことができて、取扱いが非常に簡単であり、確実な封印機能を果たし得るという効果を奏する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のドラム缶等容器のキャップシールであって、キャップシール本体の円形頂壁の内面に、容器内容物等の情報を記憶させたRFIDタグ等のタグが取り付けられているもので、請求項2の発明によれば、RFIDタグ等のタグによりドラム缶等容器内容物の物流管理を改善することができ、品質管理、商品管理、入出庫管理および位置管理を、きわめて迅速にかつ確実に行なうことができるという効果を奏する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のドラム缶等容器のキャップシールであって、キャップシール本体の円形頂壁の内面に、タグ取付け用凸部が設けられ、RFIDタグ等のタグが、この凸部により取り付けられて頂壁の内面に保持されているもので、請求項3の発明によれば、RFIDタグ、ICタグ、QRコード表示タグ、またはバーコード表示タグ等のタグを、ワンタッチで非常に簡単にキャップシール本体の円形頂壁内面に取り付けることができ、作業性が優れていて、キャップシールの製造を容易かつ安価に行なうことができるという効果を奏する。
請求項4の発明は、請求項2または3に記載のップシールは、キャップシールであって、タグが、ドラム缶等容器内容物の情報等を記憶させたRFIDタグ、同ICタグ、同QRコード表示タグ、または同バーコード表示タグであるもので、請求項4の発明によれば、これらのタグを用いることにより、ドラム缶等容器内容物の品質管理、商品管理、入出庫管理、および位置管理を、きわめて迅速にかつ確実に行なうことができるという効果を奏する。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
この明細書において、左右および上下は、図7を基準とし、左とは図7の左側、右とは同右側をいゝ、前とは同図の上側、後とは同下側をいうものとする。
まず、図3〜図6を参照すると、例えばドラム缶の天板(41)には、通常、大小2つ、あるいは同じ大きさ2つの口金部(20)が設けられている。なお、図面においては、大小2つの口金部の小さい方の口金部、あるいはまた同じ大きさ2つの口金部のうちの一方の口金部の図示は、省略されている。
ドラム缶天板の口金部(20)においては、天板(41)に円形の立上り筒部(42)が設けられ、その高さの中間部に環状段部(43)が設けられている。そして、天板(41)の立上がり筒部(42)に内ねじタイプの圧入形フランジ(21)が下から圧入され、その上縁先端部(21a)が外側に折り曲げられて、立上がり筒部(42)の上縁部(42a)に巻き取められることにより、上縁折返し先端部(21a)が立上がり筒部(42)の上端部(42a)に係り合わせられている。
圧入形フランジ(21)下縁の鍔部(22)と天板(41)の環状段部(43)との間には、ガスケット(24)が封入され、またフランジ(21)下縁の鍔部(22)の外周縁は、平面よりみて八角形を有していて、これが天板(41)の環状段部(43)下側の同八角形の回り止め用裾部の内周縁に係り合わされている。
圧入形フランジ(21)の雌ねじ部(23)には、上縁鍔部(32)の下側にパッキン(O−リング)(34)を有するプラグ(31)の雄ねじ部(33)がねじ込まれており、パッキン(34)がフランジ(31)の開口上縁部内周面に密着せしめられて、口金部(20)が密閉されている。
つぎに、図1〜図3を参照すると、本発明によるキャップシール(1)は、ドラム缶の天板(41)の密閉後の口金部(20)に被せ止められるもので、キャップシールは、ドラム缶の口金部(20)に嵌め被せられる合成樹脂製キャップシール本体(1)と、キャップシール本体(1)の外側に嵌め被せられた金属製押えリング(11)とを備えており、金属リング封印式で、内外二重密閉が可能である。
ここで、図1は、本発明のキャップシールのキャップシール本体(1)と、金属製押えリング(11)とを分解した状態を示す縦断面図である。図2は、同キャップシール本体(1)と、金属製押えリング(11)とを組み合わせた本発明のキャップシールの縦断面図である。図3は、本発明のキャップシールをドラム缶の口金部(20)に嵌め被せた状態を示す縦断面図で、金属製押えリング(11)は締め付け前の状態である。
キャップシール本体(1)は、図7と図8に詳しく示されている。同図において、キャップシール本体(1)は、例えばポリエチレン樹脂等の合成樹脂製であり、円形頂壁(2)と、これの周縁部に連なる環状段部(3)と、環状段部(3)の外周縁に連なる環状垂下壁(4)と、環状垂下壁(4)の下縁部において左右両側方に伸びる開封用凸片(5)とを有するものである。
そして、キャップシール本体(1)のそれぞれ一方の開封用凸片(5)の前後両側を始点として、これらより環状垂下壁(4)外面、環状段部(3)外面および円形頂壁(2)上面に至る前後キャップシール破断用凹溝(6)(6)を有している。この実施形態では、キャップシール本体(1)の左右両側に、キャップシール破断用凹溝(6)(6)が設けられている。
前後キャップシール破断用凹溝(6)(6)の全長のうち、キャップシール本体(1)の環状垂下壁(4)外面および環状段部(3)外面上に設けられた破断用凹溝部分(6a)(6a)は、相互に開封用凸片(5)の幅に相当する間隔をあけて互いに平行するものとなされ、キャップシール本体(1)の環状段部(3)外面より円形頂壁(2)上面に至る前後破断用凹溝部分(6b)(6b)は、それぞれ円形頂壁(2)の周縁部に沿う平面よりみて円弧形となされており、これらの前後破断用凹溝(6)(6)は、キャップシール本体(1)に、左右対称となるように設けられている。各キャップシール破断用凹溝(6)の断面形状は、図11bに示すように、横断面V字形である。しかしながら、キャップシール破断用凹溝(6)の断面形状は、これに限定されるものではない。
キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の下面には、平面よりみて円弧形の破断用凹溝部分(6b)(6b)の内側に位置するように、環状のタグ取付け用凸部(7)が下方突出状に設けられ、ドラム缶およびその内容物等の情報を記憶させたRFIDタグ等のタグ(10)が、この環状取付け用凸部(7)の内側に収められて、環状取付け用凸部(7)下端部に設けられた横断面略円弧形のタグ掛止め用内方突起(7a)により掛り止められて、円形頂壁(2)の内面に保持されている。
本発明によるキャップシールに装着されるタグ(10)は、RFIDタグ(Radio Frequency IDentification)、ICタグ、QRコード(二次元コード)表示タグ、またはバーコード表示タグであるのが、好ましい。
また、本実施形態においては、キャップシール本体(1)の左右両側に連設された開封用凸片(5)には、人手の指を差し込み得る円形の貫通孔(5a)があけられている。
本発明のキャップシールの金属製押えリング(11)は、図9と図10に詳しく示されている。同図において、金属製押えリング(11)は、キャップシール本体(1)の環状段部(3)に係り合うように内方に屈曲せしめられた環状係合部(13)と、これの下縁に連なりかつキャップシール本体(1)の環状垂下壁(4)の外面に沿う環状垂下壁(14)とを有するものである。
そして、押えリング(11)の環状垂下壁(14)下縁部に、キャップシール本体(1)の左右開封用凸片(5)(5)のそれぞれ前後両側に対応する位置において側面よりみて逆略V形のリング破断用切欠き(15)(15)が設けられ、両リング破断用切欠き(15)(15)の先端部に連なるように、環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の内面にそれぞれリング破断用凹溝(16)(16)が設けられている。これらのリング破断用凹溝(16)(16)は、相互にキャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の幅に相当する間隔をあけて平行状に設けられ、かつキャップシール本体(1)側の環状垂下壁(4)外面と環状段部(3)外面とに設けられた破断用凹溝部分(6a)(6a)とほゞ一致しており、押えリング(11)の環状垂下壁(14)下縁部の前後両リング破断用切欠き(15)(15)同士の間に、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)が位置するようになされている。
この実施形態では、前後両リング破断用切欠き(15)(15)同士の間の環状垂下壁(14)の下縁部が若干外方に折り返されて、折返し凸部(17)が形成せられている。この折返し凸部(17)は、キャップシールの開封の際に、開封用凸片(5)の引き上げを容易にするためのものである。
図11aに示すように、金属製押えリング(11)に設けられた各リング破断用凹溝(16)は、横断面V字形を有している。なお、各リング破断用凹溝(16)は、図11cの変形例に示すように、金属製押えリング(11)の部分的剪断により略平行状に設けられたリング破断用薄肉部(18)(18)であってもよい。
金属製押えリング(11)は、通常、鋼製であるが、これはその他アルミニウム等の金属によりつくられていてもよい。金属製押えリング(11)は鋼製である方が、製造コストが安くつくので、好ましい。
例えばドラム缶の天板(41)の口金部(20)の固定フランジ(21)に、パッキン(34)付きプラグ(31)がねじ込まれて密閉された状態において、該口金部(20)に本発明によるキャップシールを装着するには、まず、図2に示すように、キャップシール本体(1)と、これの外側に嵌め被せる金属製押えリング(11)とを組み合わせておき、このキャップシールを、図3に示すように、ドラム缶の密閉された口金部(20)に嵌め被せる。
ついで、締付け機によって金属製押えリング(11)の環状垂下壁(14)の下半部が全周にわたって内方に締め付けられ、これによって、図4と図5に示すように、環状垂下壁(14)が、全体として横断面略S字形に屈曲変形せしめられるとともに、これに伴って、内側のキャップシール本体垂下壁(4)が横断面略字S形に変形せしめられ、変形したキャップシール本体垂下壁(4)の内面が、天板(21)のフランジ固定用立ち上がり筒部の外面に、全周にわたって圧接せしめられて密閉せしめられる。
こうして、ドラム缶の口金部(20)を、いわゆる二重密閉により封印することができる。
キャップシールの装着後には、金属製押えリング(11)の環状垂下壁(14)の変形によりキャップシール本体(2)の垂下壁下端部の内面が、天板(21)の口金部(20)の外周壁全周にわたって圧接せしめられて密着されているから、キャップシールは、これを破断しないかぎり、容易に開封することができず、封印機能を確実に果たすことができる。
従って、本発明のドラム缶等容器用のキャップシールによれば、ドラム等容器の天板上面に溜まった雨水がドラム缶等容器の内部に浸入するのを防止することができるだけでなく、外気(湿度、湿気)とドラム缶等容器の内容物とを確実に遮断することができて、内容物の品質が損なわれることがなく、また横倒し状態のドラム缶等容器の内容物の漏洩を防止することができ、さらには、プラグに装着された内部パッキンの周面とフランジの開口部上端との間の間隙に水やほこりが溜まるようなことがなく、従ってこれらの水やほこりによってドラム缶等容器内容物の品質が損なわれることがない。
また、本発明のキャップシールには、キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の内面には、ドラム缶およびその内容物の情報を記憶させたRFIDタグ等のタグ(10)が取り付けられている。
本発明によるキャップシールに装着されるタグ(10)は、RFIDタグ(Radio Frequency IDentification)、ICタグ、QRコード(二次元コード)表示タグ、またはバーコード表示タグであるのが、好ましい。
RFIDタグ等のタグ(10)には、例えば、ドラム缶内容物の品名、原材料名(内容物情報)、内容量(例えば、200L)、製造ロットNo.、製造年月日、消費期限、保存方法(温度管理、振動管理)、輸送方法(振動管理、位置管理)、製造者、発売元、その他が記憶させられており、このようなRFIDタグ等のタグ(10)を具備する本発明のキャップシールを用いるた物流管理システムによれば、ドラム缶内容物の生産(充填)から販売まで、すべての情報を関係部署がタイムリーに把握することができ、品質管理、商品管理、入出庫管理、および例えばGPSによる位置管理などの管理を、きわめて迅速に、最適かつ確実に行なうことができるものである。
なお、QRコード表示タグ、またはバーコード表示タグを取り付ける場合には、樹脂製キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)は、これらのコードを読み取るために、透明とすることが必要である。
また、本発明によるキャップシールでは、キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の内面に、タグ取付け用凸部(7)が設けられ、タグ(10)が、この凸部(7)により掛り止められて円形頂壁(2)の内面に保持されているのが、望ましい。これによって、RFIDタグ、ICタグ、QRコード表示タグ、またはバーコード表示タグ等のタグ(10)を、ワンタッチで非常に簡単にキャップシール本体(1)の円形頂壁(2)内面に取り付けることができ、作業性が優れていて、キャップシールの製造を容易かつ安価に行なうことができる。
上記のキャップシールによるドラム缶口金部(20)の封印後、キャップシールを取り外すには、これを破断するが、これには、例えば図6に示すように、キャップシールの開封用凸部(5)の貫通孔(5a)に作業者の手の指を差し込んで、開封用凸部(5)を引き上げればよい。あるいはまた手軽に入手し得るドライバー等の棒状工具を、キャップシールの開封用凸部(5)の貫通孔(5a)に差し込んで、開封用凸部(5)を引き上げるようにしてもよい。
これにより、開封用凸片(5)に連なるキャップシール本体環状垂下壁(4)部分および同環状段部(3)部分が、キャップシール破断用凹溝(6)(6)に沿って帯状に破断されるとともに、金属製押えリング(11)の環状垂下壁(14)が、このキャップシール本体の帯状破断部分に内側から押し上げられるようにして、開封用凸片(5)の前後両側に位置するリング破断用切欠き(15)(15)およびリング破断用凹溝(16)(16)に沿って押えリング環状垂下壁(14)部分および環状係合部(13)部分が、簡単に帯状に破断されて、一緒に引き上げられ、結局、金属製押えリング(11)が破断されて、キャップシール本体(1)を簡単に取り除くことができ、キャップシールの開封を果たし得るものである。
このように、本発明によれば、キャップシールの装着および開封を確実に行なうことができて、しかも二重密閉による確実な封印機能を果たし得る。
なお、上記の実施形態においては、本発明のキャップシールのキャップシール本体(1)には、左右両側に開封用凸片(5)が連設されているが、これは、キャップシールの開封時に、一方の開封用凸片(5)を引き上げた際、例えばこれが破断してしまったような場合に、もう一方の開封用凸片(5)によりキャップシールを開封することができるので、安全のために、左右両側に開封用凸片(5)が連設されているものである。しかしながら、このような開封用凸片(5)は、左右両側のうちのいずれか一方に設けられていてもよい。
また、キャップシール本体(1)の左右両側に連設された開封用凸片(5)には、人手の指を差し込み得る円形の貫通孔(5a)があけられているが、これに限定されず、開封用凸片(5)は、その他、横断面波形を有していて、キャップシールの開封の際、例えばペンチ等の工具により開封用凸片(5)を挾んで引き上げる場合に、滑止めとするのが、好ましい。
そして、キャップシール本体(1)に設けられる破断用凹溝(6)(6)は、キャップシールの開封の際に、開封用凸片(5)の引き上げにより同時に金属製押えリング(11)を破断するためのものであるから、少なくともキャップシール本体(1)の環状垂下壁(4)外面と環状段部(3)外面とに、破断用凹溝部分(6a)(6a)が設けられておればよく、円形頂壁(2)上面の破断用凹溝部分(6b)(6b)は、これらを省略することもできる。
また、上記の実施形態では、押えリング(11)の前後両リング破断用切欠き(15)(15)同士の間の環状垂下壁(14)部分の下縁部が、若干外方に折り返されて、折返し凸部(17)が形成せられているが、このような折返し凸部(17)を形成しない場合もある。
上記の実施形態では、押えリング(11)の環状垂下壁(14)下縁部に設けられた前後リング破断用切欠き(15)(15)は、側面よりみて逆略V形を有しているが、これは、その他の形状であってもよい。
また、このような2つの切欠き(15)(15)ではなく、側面よりみて台形もしくは四角形の切欠きまたは欠損部(図示略)を押えリング(11)の環状垂下壁(14)下縁部に設けてもよい。これらの台形もしくは四角形の切欠きまたは欠損部の幅は、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の根本部分が嵌まり込むものである。そして、この場合、リング破断用凹溝(16)(16)は、側面よりみて台形もしくは四角形の切欠きまたは欠損部の端部に連なるように、環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の内面にそれぞれが設けられ、これらのリング破断用凹溝(16)(16)は、相互にキャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の幅に相当する間隔をあけて平行状となされ、かつキャップシール本体(1)側の環状垂下壁(4)外面と環状段部(3)外面とに設けられた破断用凹溝部分(6a)(6a)とほゞ一致している点は、上記実施形態の場合と同様である。この押えリング(11)の環状垂下壁(14)下縁部の側面よりみて台形もしくは四角形の切欠きまたは欠損部の中に、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)が位置するようになされている。
また、上記の実施形態では、キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の下面に、先端にタグ掛止め用内方突起(7a)を有する環状のタグ取付け用凸部(7)が下方突出状に設けられていて、RFIDタグ等のタグ(10)が、この環状取付け用凸部(7)下端部に設けられた横断面略円弧形のタグ掛止め用内方突起(7a)により掛り止められて、円形頂壁(2)の内面に保持されているが、タグ取付け用凸部(7)は、環状でなくてもよく、タグ(10)を掛け止め得る複数個の凸部であってもよい。
また、図示のRFIDタグは円形であるが、これに限らず、タグ(10)は、四角形、楕円形、その他の形状であってもよく、特に、QRコード表示タグや、バーコード表示タグは、四角形のものが多い。
さらに、RFIDタグ、ICタグ、QRコード表示タグ、またはバーコード表示タグ等のタグ(10)は、キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)内面に、その他、接着などの手段により取り付けられていてもよい。
なお、タグ(10)としては、上記のものに限らず、ドラム缶等容器内容物の品質や、製造会社名、販売会社名、マーク等をプリント(印刷)したものであってもよく、これらのタグ(10)によって、ドラム缶等容器内容物の品質保証を果たすこともできる。
ここで、本発明によるキャップシールの製造方法について、説明する。
まず、本発明によるキャップシールのキャップシール本体(1)は、例えばポリエチレン樹脂等の合成樹脂製であり、金型により一体成形により、これの円形頂壁(2)、環状段部(3)、環状垂下壁(4)、およびこれの左右両側に連なる開封用凸片(5)を作製することができる。またこのとき、円形頂壁(2)下面の環状タグ取付け用凸部(7)も一体成形により作製することができるが、その下端部のタグ掛止め用内方突起(7a)は、成形金型からキャップシール本体(1)の一括引き抜きができるように、横断面略円弧形としておくのが、好ましい。
つぎに、本発明のキャップシールの一部を構成する金属製押えリング(11)の製造方法は、例えば図12aに示すように、まず、鋼製またはアルミニウム製のパイプ(50)を所定幅に輪切り状に切断して、図12bに示すような押えリング形成用環体材料(51)を形成する。ついで、押えリング形成用環体材料(51)の上部を、例えばプレスにより内方屈曲せしめて、キャップシール本体(1)の環状段部(3)に係り合う環状係合部(13)を形成する。その後、環状係合部(13)に連なる環状垂下壁(14)の下縁部に、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の前後両側に対応する位置にリング破断用切欠き(15)(15)が設けられるとともに、両リング破断用切欠き(15)(15)に連なりかつ環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝(16)(16)を設けることにより、押えリング(11)を製造するものである。
このように、金属製押えリング(11)の製造に、鋼製またはアルミニウム製等の金属製パイプ(50)を用いると、押えリング(11)の厚みが均一になるので、好ましい。また、材料費が安くつくうえに、切断工程、プレスによる成形工程も簡単であり、金属製押えリング(11)の製造を容易かつ安価に行なうことができるものである。
本発明によるキャップシールを構成する金属製押えリング(11)のいま1つの製造方法は、図示は省略したが、まず、ドラム缶の径大口金部に装着されるキャップシール用の金属製押えリング(11)を製造する場合に、鋼板またはアルミニウム板等の金属板を、所定の直径を有する円形板に打ち抜き、ついで、プレス成形により、環状係合部(13)および環状垂下壁(14)を形成すると同時に、環状係合部(13)内側の円形板部分を打ち抜いて、押えリング(11)を形成する。その後、押えリング(11)の環状垂下壁(14)の下縁部に、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の前後両側に対応する位置にリング破断用切欠き(15)(15)が設けられるとともに、両リング破断用切欠き(15)(15)に連なりかつ環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝(16)(16)を設けることにより、押えリング(11)を製造するものである。
なお、環状係合部(13)内側の円形板部分の打ち抜きにより排出された径小の金属板は、ドラム缶の径小口金部に装着されるキャップシール用の金属製押えリング(11)を製造するのに利用することができる。ドラム缶の径小口金部に装着されるキャップシール用の金属製押えリング(11)の製造は、上記の径大口金部に装着されるキャップシール用金属製押えリング(11)の製造の場合と、全く同様に実施することができる。
本発明によるキャップシールを構成する金属製押えリング(11)のいま1つの製造方法は、図示は省略したが、鋼板またはアルミニウム板等の金属板を、所定の幅を有する帯状板に切断し、ついで、この帯状金属板をリング状に屈曲させて、その両端部を互いに突合わせて接合して、押えリング形成用環体材料を形成する。そして、この押えリング形成用環体材料の上部を、例えばプレスにより内方屈曲せしめて、キャップシール本体(1)の環状段部(3)に係り合う環状係合部(13)を形成して、金属製押えリング(11)を製造するものである。
リング状に屈曲させて帯状金属板の両端部を互いに突合わせて接合する場合、帯状金属板の両端部は、通常、帯状金属板の両側縁部と略直角状に切断された形状をそれぞれ有するものであるが、これに限らず、帯状金属板の両端部は、帯状金属板の両側縁部に対し、傾斜状に(斜めに)切断されたものであってもよく、帯状金属板の傾斜状両端部を互いに合わせて接合してもよい。むしろ、この方が、帯状金属板の両端部の接合長さが長くなるので、好ましい。
なお、この第3の方法による場合には、環状垂下壁(14)の下縁部に、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)の前後両側に対応する位置にリング破断用切欠き(15)(15)と、これらに連なりかつ環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝(16)(16)を、金属板から所定幅の帯状板を形成した際、この帯状板の段階で設けておくことができる。このようにすると、金属製押えリング(11)の製造が容易であるとともに、作業工程が短縮されて、金属製押えリング(11)の製造コストが安くつくので、好ましい。
なお、上記いずれの方法によっても、本発明によるドラム缶等容器用キャップシールを構成する金属製押えリング(11)を簡単に製造することができ、ひいてはキャップシールの製造コストが安くつくものである。
本発明のキャップシールのキャップシール本体と、金属製押えリングとを分解した状態を示す縦断面図である。 同キャップシール本体と、金属製押えリングとを組み合わせた状態を示す縦断面図である。 本発明によるキャップシールをドラム缶の口金部に嵌め被せた状態を示す縦断面図で、金属製押えリングは締め付け前の状態である。 同縦断面図で、金属製押えリングの締め付け後の状態を示している。 図4の要部拡大断面図である。 図4のキャップシールの開封状態の縦断面図である。 本発明のキャップシールを構成する合成樹脂製キャップシール本体の拡大平面図である。 同キャップシール本体の拡大斜視図である。 本発明のキャップシールを構成する金属製押えリングの拡大縦断面図である。 同金属製押えリングの拡大斜視図である。 図11aは、本発明のキャップシールの金属製押えリングの内面に設けられたリング破断用凹溝を示す拡大水平断面図、図11bは、同キャップシール本体の外面に設けられた破断用凹溝を示す拡大水平断面図、図11cは、変形例を示すものとして、同金属製押えリングに設けられたリング破断用薄肉部の拡大水平断面図である。 本発明によるキャップシールを構成する金属製押えリングの製造例を示すもので、図12aは、金属製パイプの切断状態を示す斜視図、図12bは、切断後の押えリング形成用環体材料の斜視図である。
符号の説明
1:キャップシール本体
2:円形頂壁
3:環状段部
4:環状垂下壁
5:開封用凸片
6:キャップシール破断用凹溝
7:タグ取付け用凸部
7a:タグ掛止め用内方突起
10:RFIDタグ
11:金属製押えリング
13:環状係合部
14:環状垂下壁
15:リング破断用切欠き
16:リング破断用凹溝
17:折返し凸部
20:口金部
21:圧入フランジ
24:ガスケット
31:プラグ
34:パッキン
41:天板
42:立上がり筒部

Claims (4)

  1. ドラム缶等容器の内部シール部を有する口金部(20)に嵌め被せられる合成樹脂製キャップシール本体(1)と、キャップシール本体(1)の外側に嵌め被せられた金属製押えリング(11)とを備え、キャップシール本体(1)は、円形頂壁(2)と、これの周縁部に連なる環状段部(3)と、環状段部(3)の外周縁に連なる環状垂下壁(4)と、環状垂下壁(4)の一側または両側に連なる開封用凸片(5)と、開封用凸片(5)の左右両側を始点としてこれらより環状垂下壁(4)および環状段部(3)の方にそれぞれ伸びるキャップシール破断用凹溝(6)(6)とを有し、金属製押えリング(11)は、キャップシール本体(1)の環状段部(3)に係り合うように内方に屈曲せしめられた環状係合部(13)と、これの下縁に連なりかつキャップシール本体(1)の環状垂下壁(4)の外面に沿う環状垂下壁(14)と、この環状垂下壁(14)の下縁部に、キャップシール本体開封用凸片(5)に対応するように設けられたリング破断用切欠き(15)(15)と、リング破断用切欠き(15)(15)に連なりかつ環状垂下壁(14)および環状係合部(13)の方にそれぞれ伸びるリング破断用凹溝(16)(16)とを有しており、キャップシール本体(1)およびこれの外側の金属製押えリング(11)とがドラム缶等容器の口金部(20)に嵌め被せられた状態で、押えリング(11)の環状垂下壁(14)の下部が全周にわたって内方に屈曲変形せしめられて締め付けられ、これによってキャップシール本体(1)の環状垂下壁(4)の下部が内方に屈曲変形せしめられて、容器口金部(20)の外壁に押圧されて外部シールが果たされるようになされ、開封の際には、キャップシール本体(1)の開封用凸片(5)を引き上げることにより、開封用凸片(5)に連なるキャップシール本体環状垂下壁(4)部分および同環状段部(3)部分が、キャップシール破断用凹溝(6)(6)に沿って破断され、このキャップシール本体破断部分に内側から押し上げられるようにして、押えリング(11)の環状垂下壁(14)がリング破断用切欠き(15)(15)およびリング破断用凹溝(16)(16)に沿って破断され、開封されるようになされていることを特徴とする、ドラム缶等容器用キャップシール。
  2. キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の内面に、ドラム缶等容器内容物等の情報を記憶させたRFIDタグ等のタグ(10)が取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のドラム缶等容器用キャップシール。
  3. キャップシール本体(1)の円形頂壁(2)の内面に、タグ取付け用凸部(7)が設けられ、ドラム缶等容器内容物の情報等を記憶させたRFIDタグ等のタグ(10)が、この凸部(7)により取り付けられて頂壁(2)の内面に保持されていることを特徴とする、請求項2に記載のドラム缶等容器用キャップシール。
  4. タグ(10)が、ドラム缶等容器内容物の情報等を記憶させたRFIDタグ、同ICタグ、同QRコード表示タグ、または同バーコード表示タグであることを特徴とする、請求項2または3に記載のドラム缶等容器用キャップシール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2018110602A1 (ja) * 2016-12-15 2019-10-24 凸版印刷株式会社 キャップシール
CN111675981A (zh) * 2020-06-09 2020-09-18 许林锋 一种识别非授权拆封的方法

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