JP2009202034A - ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
【効果】本発明のゴルフボールは、軟らかい打感を有し、非常に優れた反発性を有するものである。
【選択図】なし
Description
〔請求項1〕コアとカバーとを具備するゴルフボールにおいて、該コアが、
(a)シス1,4結合を60%以上有すると共に、1,2ビニル結合を2%以下有する希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンであって、その25℃における5質量%トルエン溶液の粘度η(mPa・s)が600以下であり、そのムーニー粘度(ML1+4(100℃))をAとし、かつその重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)をBとしたとき、10×B+5≦A≦10×B+60の関係を満足するポリブタジエン20〜100質量%と、(b)上記(a)成分以外のジエン系ゴム0〜80質量%とを配合する基材ゴム100質量部に対して、
(c)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩 10〜60質量部、
(d)有機硫黄化合物 0.1〜5質量部、
(e)無機充填剤 5〜80質量部、
(f)有機過酸化物 0.1〜5質量部
(g)老化防止剤 0.2質量部以下
を配合したゴム組成物の加熱成形物で形成されたものであり、かつ、その中心JIS−C硬度と表面JIS−C硬度との差が15より大きくかつ18以下であり、980N(100kg)荷重負荷時のたわみ量が2.0〜6.0mmであることを特徴とするゴルフボール。
〔請求項2〕上記基材ゴムが、(b)上記(a)成分以外のジエン系ゴムとして、VIII族触媒で合成したムーニー粘度が55以下のポリブタジエンを配合してなるものである請求項1記載のゴルフボール。
〔請求項3〕上記(f)成分として、2種以上の異なる有機過酸化物を混合して用いた請求項1又は2記載のゴルフボール。
10×B+5≦A
好ましくは、10×B+7≦A
更に好ましくは、10×B+8≦A
最も好ましくは10×B+9≦A
の関係を満たし、かつ上限として、
A≦10×B+60
好ましくは、A≦10×B+55
更に好ましくは、A≦10×B+50
最も好ましくは、A≦10×B+45
の関係を満たすことが必要である。少なすぎると、反発性が低くなり、高すぎると作業性が悪くなる。
通常η≧20×ML−600
好ましくは、η≧20×ML−580
更に好ましくは、η≧20×ML−560
最も好ましくは、η≧20×ML−540
の関係を満たし、かつ上限として、
通常、η≦20×ML−100
好ましくは、η≦20×ML−150
更に好ましくは、η≦20×ML−200
最も好ましくは、η≦20×ML−250
の関係を満足するポリブタジエンの使用が推奨される。このようにηとAとが適正化されたポリブタジエンの使用は、ポリブタジエン分子のリニアリティ(線状性)が高いので、より優れた反発性を付与するのに有効である。
ハロゲン含有化合物としては、AlXnR3-n(ここで、Xはハロゲンを示し、Rは、炭素数が1〜20の炭化水素残基であり、例えば、アルキル基、アリール基、アラルキル基であり、nは、1、1.5、2又は3を示す)で示されるアルミニウムハライド、Me3SrCl、Me2SrCl2、MeSrHCl2、MeSrCl3などのストロンチウムハライド、その他、四塩化ケイ素、四塩化スズ、四塩化チタンなどの金属ハライド等が用いられる。
(i)R5 nM′X4-n、M′X4、M′X3、R5 nM′(−R6−COOR7)4-n又はR5 nM′(−R6−COR7)4-n(式中、R5及びR6は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、R7は炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基であり、側鎖にカルボニル基又はエステル基を含んでいてもよく、M′はスズ原子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子又はリン原子、Xはハロゲン原子、nは0〜3の整数を示す)に対応するハロゲン化有機金属化合物、ハロゲン化金属化合物又は有機金属化合物、
(ii)分子中に、Y=C=Z結合(式中、Yは炭素原子、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子、Zは酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)を含有するヘテロクムレン化合物、
(iii)分子中に下記結合を含有するヘテロ3員環化合物
(iv)ハロゲン化イソシアノ化合物、
(v)R8−(COOH)m、R9(COX)m、R10−(COO−R11)、R12−OCOO−R13、R14−(COOCO−R15)m、又は下記式で示されるカルボン酸、酸ハロゲン化物、エステル化合物、炭酸エステル化合物又は酸無水物
(vi)R17 lM″(OCOR18)4-l、R19 lM″(OCO−R20−COOR21)4-l、又は下記式で示されるカルボン酸の金属塩
下記表1に示した7種類のポリブタジエン材料を、表2に示す組み合わせで配合した。各ポリブタジエン100質量部に対し、表2に示すコア材を調製し、ニーダー又はロールにて混練りした後、表2の加硫条件にてソリッドコア用ゴム組成物を加圧成形した。なお、表2において、ジクミルパーオキサイド、1、1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3、3、5−トリメチルシクロヘキサンはそれぞれパークミルD、パーヘキサ3M(いずれも日本油脂社製)、老化防止剤はノクラックNS−6(大内新興化学工業(株)製)を用いた。
〈1〉ポリブタジエン:JSR社製 BR01
〈2〉ポリブタジエン:JSR社製 BR11
〈3〉ポリブタジエン:宇部興産社製 UBE101
〈4〉ポリブタジエン:JSR社製 試作グレード HCBN−4
〈5〉ポリブタジエン:JSR社製 試作グレード HCBN−2
〈6〉ポリブタジエン:ファイアーストン社製 試作グレード#9100081
〈7〉ポリブタジエン:ファイアーストン社製 試作グレード#9100069
980N荷重負荷時のたわみ量
ソリッドコアの980N(100kg)荷重負荷時の変形量(mm)
反発性
公認機関USGAと同タイプの初速度計にて初速度を測定し、比較例2の値を基準にした時の初速度の差を表した。
ゴルフボール物性
打撃マシンにて、ドライバー(W#1)にて、ヘッドスピード50m/sで打撃したときのキャリー、トータルを測定した。
フィーリング
プロ、トップアマ各5人のゴルファーによる1番ウッド(ドライバー)での実打テストにより、(1)非常に硬い、(2)硬い、(3)良好、(4)軟らかすぎる、の4段階で評価し、最も多かった評価を各ボールの評価とした。
連続耐久性
ヘッドスピード50m/sで繰返し打撃した際の割れ回数より、下記基準で評価した。
○:良好
×:悪い
Claims (3)
- コアとカバーとを具備するゴルフボールにおいて、該コアが、
(a)シス1,4結合を60%以上有すると共に、1,2ビニル結合を2%以下有する希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンであって、その25℃における5質量%トルエン溶液の粘度η(mPa・s)が600以下であり、そのムーニー粘度(ML1+4(100℃))をAとし、かつその重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)をBとしたとき、10×B+5≦A≦10×B+60の関係を満足するポリブタジエン20〜100質量%と、(b)上記(a)成分以外のジエン系ゴム0〜80質量%とを配合する基材ゴム100質量部に対して、
(c)不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩 10〜60質量部、
(d)有機硫黄化合物 0.1〜5質量部、
(e)無機充填剤 5〜80質量部、
(f)有機過酸化物 0.1〜5質量部
(g)老化防止剤 0.2質量部以下
を配合したゴム組成物の加熱成形物で形成されたものであり、かつ、その中心JIS−C硬度と表面JIS−C硬度との差が15より大きくかつ18以下であり、980N(100kg)荷重負荷時のたわみ量が2.0〜6.0mmであることを特徴とするゴルフボール。 - 上記基材ゴムが、(b)上記(a)成分以外のジエン系ゴムとして、VIII族触媒で合成したムーニー粘度が55以下のポリブタジエンを配合してなるものである請求項1記載のゴルフボール。
- 上記(f)成分として、2種以上の異なる有機過酸化物を混合して用いた請求項1又は2記載のゴルフボール。
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