JP2009202021A - 可動入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる可動入賞装置を提供する。
【解決手段】クランク55は、開閉用ソレノイド54のプランジャ54aの上下動に伴って支点57を中心に回動する。一方、開閉扉39は、回動するクランク55の第2作動部59と当接又は離間される第1係合部60、第2係合部61を有する。そして、第2作動部59が第2係合部61と接近する方向へと回動すると、第2作動部59の端部が第2係合部61と当接して開閉扉を閉鎖する方向へと押すことで、開閉扉を開いた状態から閉じた状態にする。それに対し、第2作動部59が第2係合部61から離間するとともに第1係合部60と接近する方向へと回動すると、第2作動部59の端部が第1係合部60を押して開閉扉39を自重により回動させ、開閉扉を閉じた状態から開いた状態にする。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機の遊技領域を流れる遊技球を入賞させるための開閉扉を備えた可動入賞装置またはその可動入賞装置を備えた遊技機に関し、特に、開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる可動入賞装置に関するものである。
従来、遊技機としてのパチンコ遊技機に設けられる可動入賞装置は、例えば特別入賞装置を備えている。この特別入賞装置は、遊技領域を流れるパチンコ球を入賞させるための開閉扉を備えている。その特別入賞装置の開閉扉は、遊技領域に設けられる表示装置が、始動入賞口への入賞に伴ってキャラクタの変動を開始して、その表示装置の表示結果が予め定めた大当たり図柄(特定表示結果)となった場合に、所定時間または所定個数だけ入賞するまで、開いた状態となる。
このような従来の特別入賞装置は、開閉用ソレノイドを作動させて開閉扉を引っ張る構成でもって、開閉扉を開いた状態から閉じた状態にするのに対して、開閉扉を閉じた状態から開いた状態にするには、開閉扉に埋め込まれた重りの重量でもって、開閉扉を開く構成であった。
しかし、このような重りの重量によって、開閉扉を開く構成の場合、遊技者側から重りが見えると、開閉扉周囲の美観が悪くなる問題点があった。そのため、開閉扉に埋め込まれた重りを見えなくするように、開閉扉に工夫を施す必要があるが、かかる場合、開閉扉のデザインが制限されたりして、開閉扉のデザインの自由度を悪くし、結果的に開閉扉周囲の美観を損なうおそれがある。
本発明は、上記した問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる可動入賞装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明によれば、遊技機の入賞口の前面において回動軸を中心に回動可能に支持され、前記回動軸を中心に回動することによって前記入賞口を開閉させ、遊技領域を転動する遊技球を入賞させる開閉扉と、前記開閉扉の裏面側に配置された駆動手段と、前記駆動手段の駆動に基づいて支点を軸に回動するとともに前記開閉扉に端部が係合された作動部材と、を有し、前記開閉扉は、前記開閉扉の裏面側において前記作動部材の端部と係合するとともに前記作動部材の回動運動を前記開閉扉の開閉運動へと変換する係合部を備え、前記係合部は、前記開閉扉を開放させるときに作動部材の端部が係合する第1係合部と、前記開閉扉を閉鎖させるときに作動部材の端部が係合する第2係合部と、前記回動軸から前記開閉扉の裏面側に延出する第1係合部と、前記回動軸から前記開閉扉の裏面側に対して前記第1係合部より下方へ延出する第2係合部と、を備え、前記駆動手段の駆動に基づいて前記作動部材の端部が前記第2係合部と接近する方向へと前記作動部材を回動させることにより、該端部が前記第2係合部と当接して前記開閉扉を閉鎖する方向へ押すことで、前記開閉扉が前記回動軸を中心に所定の第1方向へと回動し、前記開閉扉を開いた状態から閉じた状態へと移行し、前記駆動手段の駆動に基づいて前記作動部材の端部が前記第2係合部から離間するとともに前記第1係合部と接近する方向へ前記作動部材を回動させることにより、該端部が前記第1係合部に当接して前記開閉扉を開放する方向へと押すことで、前記開閉扉が自重に基づいて前記回動軸を中心に前記第1方向と反対の第2方向へと、前記第2係合部が前記作動部材の端部に当接状態となるまで回動し、前記開閉扉を閉じた状態から開いた状態へと移行することを特徴とする。
このような特徴を有する発明によれば、駆動手段の駆動に基づいて作動部材が第2係合部と接近する方向へと回動すると、該作動部材の端部が第2係合部と当接して開閉扉を閉鎖する方向へと押すことで、開閉扉を開いた状態から閉じた状態にする。それに対し、駆動手段の駆動に基づいて作動部材が第2係合部から離間するとともに第1係合部と接近する方向へと回動すると、該作動部材の端部が第1係合部を押して開閉扉を自重により回動させ、開閉扉を閉じた状態から開いた状態にする。
このように駆動手段の駆動に基づいて回動する作動部材に対して第1係合部及び第2係合部を当接又は離間させることにより、開閉扉を閉じた状態から開いた状態にしたり、開閉扉を開いた状態から閉じた状態にすることができるので、従来技術と異なり開閉扉を開くために開閉扉に重りを埋め込む必要がない。そのため、従来技術のような開閉扉の重りを見えなくするような工夫を施すこす必要もなく、開閉扉のデザインが制限されることがないため、開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる。
また、請求項1に記載された可動入賞装置を備えた遊技機では、開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる。
実施形態に係るパチンコ遊技機の全体を示した正面図である。 実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技領域を拡大して示した正面図である。 実施形態に係るパチンコ遊技機の特別入賞装置を拡大して示す斜視図である。 実施形態に係るパチンコ機の特別入賞装置の開閉扉の開閉用ソレノイド及び開閉扉を抽出して示す拡大斜視図で、(A)は開閉扉が開いた状態、(B)は開閉扉が閉じた状態である。 実施形態に係るパチンコ遊技機の特別入賞装置の開閉扉の開閉状態を順に示す拡大側面図である。 実施形態に係るパチンコ遊技機の特別入賞装置の開閉状態を順に示す拡大側面図であって、(A)はプランジャが上がった場合、(B)はプランジャが下がった直後の場合、(C)はプランジャが下がりクランクも下がった場合を示す。 他の実施形態に係るクランクのみを示す拡大側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤2の構成について説明する。図1は、遊技盤2を示す正面図である。図2はこの実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技領域を示した拡大正面図である。
図1に示すパチンコ遊技機1は、いわゆる第一種パチンコ機であって、特別図柄変動装置(表示装置)に表示される左側及び右側のキャラクタが一致するリーチ状態(例えば「7、不確定数値、7」)及びこのリーチ状態を経て、全てのキャラクタを一致させる大当たり状態(例えば「7、7、7」)に設定することができる。
このパチンコ遊技機1は、後述する入賞口、特別図柄表示装置、電動役物及びゲート等の各種構造物を遊技盤2上に配設している。具体的には、その遊技盤2の下方には、賞球払出装置(図示せず)を介して払い出される賞球を受ける上皿3がプレート4に配設され、このプレート4はスピーカ3Aを内蔵している。そして、その上皿3の下には、上皿3から溢れたパチンコ球を受ける下皿5が配設されている。また、プレート4の下方には、発射装置(図示せず)用の操作ハンドル6が設けられており、上皿3上のパチンコ球が、上皿3に連通する球送り機構(図示せず)を介して、発射装置(図示せず)へ送られるように構成されている。
また、遊技盤2の両肩部には、賞球払い出し表示用及び球切れ表示用ランプ10、10が設けられている。この遊技盤2の前側は、鋼板やステンレス等の金属製のガラス扉9により覆われており、このガラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられている内枠に取り付けられている。また、ガラス扉9には、開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠が、スポット溶接等により固着されている。そのため、遊技者はガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して、遊技盤2上の遊技領域11を見ることができる。また、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ7や、「当たり」を表示する当たり表示ランプ8、8が取り付けられている。
次に、図2において、パチンコ遊技機1における遊技盤2上の遊技領域11の構成について説明する。所定厚さの板材からなる遊技盤2上の遊技領域11には、入賞口などの各種構造物が配設されており、それを囲むように環状のレール12が遊技盤2上に立設されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する案内路13を構成し、遊技盤2上の右肩部には、レール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14が配設されている。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が遊技盤2に開設され、この開口部の前面側には、表示装置としての特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、映像表示用の液晶表示器19を備え、この液晶表示器19が遊技盤2の開口部に裏面側から取り付けられる。この液晶表示器19は、変動する背景画面上に、左側のキャラクタ、中側のキャラクタ、及び右側のキャラクタの3つの変動図柄を表示するが、この変動図柄としてのキャラクタが液晶表示器19の上下方向に変動する際に、数字「1」乃至「9」の数字等のキャラクタが各々独立して順番に表示される。
また、その液晶表示器19の右下角部には、左右に二分割された普通図柄(例えば「0」乃至「9」の数字)を表示する普通図柄表示部20が設けられている。
一方、特別図柄表示装置18の左右には、飾り風車23、24が設けられている。また、各飾り風車23、24及び特別図柄表示装置18の間には、通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には、電飾ランプ付きの風車27、28が設けられている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、液晶表示器19の特別図柄変動開始用の第1始動口31が配設されている。この第1始動口31の左右には、普通図柄表示部20の普通図柄変動開始用の各ゲート32、33が配設されている。この第1始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)が設けられている。
この第1始動口スイッチがパチンコ球の入賞を検出すると、液晶表示器19の背景画面上に表示されている左側のキャラクタ、中側のキャラクタ、及び右側のキャラクタ等の特別図柄の変動が開始するように構成されている。そして、これら特別図柄が変動中に、第1始動口スイッチが第1始動口31内のパチンコ球の入賞を検出した場合には、主基板に設けられるRAM(記憶装置)の第1保留カウンタ(図示せず)に、その入賞個数のカウント値が、4個まで記憶されて、変動確定回数として保留される。この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器19の両肩部に各々2個ずつ配置されている。
また、各ゲート32、33には、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(図示せず)が備えられている。これらゲートスイッチがパチンコ球の通過を検出すると、普通図柄表示部20の普通図柄が変動するように構成されている。そして、普通図柄の変動中に、各ゲート32、33が入賞したことを検出した場合に、主基板に設けられるRAM(記憶装置)の第2保留カウンタに、その入賞個数のカウント値が、4個まで記憶されて変動確定回数として保留される。この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED35が、液晶表示器19の上側に左右方向に4個配置されている。
そして、これら第1始動口31、各ゲート32、33の下側には、特別入賞装置41が配設されており、この特別入賞装置41は、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる大当たり遊技状態)を発生させる際に利用する。その特別入賞装置41には、第2開閉扉(図示せず)で前面部を覆われる第2始動口38が上方側に形成される他に、第2始動口38よりも横幅が広く開口し、開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が下方側に形成されている。
そして、液晶表示器19の左側のキャラクタ、中側のキャラクタ、及び右側のキャラクタが変動を開始した後、所定時間の変動状態を経過して停止した状態で、3個のキャラクタが揃う(すなわち、複数のキャラクタが、例えば「7、7、7」等の予め定めた特定表示結果となった)と、いわゆる大当たり遊技状態となる。
この場合、開閉扉39が開いて大入賞口40を開口させ、大入賞口40内にパチンコ球が入賞しやすくなって、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる「大当たり」となって多数の賞球が払い出される状態)となる。
その大入賞口40内には、入賞個数カウント用の大入賞口カウントスイッチが設けられる他に、「大当たり」を継続するためのVスイッチ(図示せず)が設けられている。
また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動開始した後に、所定時間経過して停止して、左右の普通図柄が揃った(すなわち、複数のキャラクタが、例えば「3、3」等の予め定めた特定表示結果となった)場合、第2開閉扉が開いて第2始動口38が開口し、第2始動口38内にパチンコ球が入賞しやすくなる。
その第2始動口38には、パチンコ球の入賞を検出する第2始動口スイッチが設けられている。この第2始動口スイッチがパチンコ球の入賞を検出すると、液晶表示器19の背景画面上に表示されている左側のキャラクタ、中側のキャラクタ及び右側のキャラクタの3つの特別図柄のそれぞれが、液晶表示器19の上下方向に変動するように構成されている。そして、特別図柄が変動中に、第2始動口スイッチが、第2始動口38内に入賞したことを検出した場合には、入賞個数が4個までのカウント値が、主基板に設けられるRAMの第1保留カウンタに記憶される。
また、このような特別入賞装置41の両側上方には、電飾ランプを付設した下入賞口42、43が配設されている。これら下入賞口42、43には、この下入賞口42、43への入賞を検出する下入賞口スイッチが設けられている。また、特別入賞装置41の直下には、レール12に沿ってアウト口44が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘(不図示)が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、各特別入賞装置41について図3に基づいて説明する。図3はこの実施形態に係るパチンコ遊技機1の各特別入賞装置41を拡大して示す斜視図である。
この特別入賞装置41は、遊技領域11の裏面側に位置する装置本体51と、この装置本体51の前面部に取り付けられる装飾基板45とから構成され、遊技盤2の表面にビス等で取り付けられる。
その装置本体51には、図3に示すように、前面中央部の上側に大入賞口40が形成されると共に、下側にパチンコ球が1個通過できる大きさの第2始動口38が形成されている。そして、装飾基板45の開閉扉39に対向する位置には横幅が広い長四角形の開口部45Aが形成され、更に、その下側には略四角形の開口部45Bが形成されている。また、この開口部45Aの左右両側には上方に開口する各入賞口45C、45Dが前面側に突出して形成されている。
また、開口部45Bの前面側には、案内部37が設けられている。この案内部37は、各入賞口45C、45Dの内側(大入賞口40側)を転動落下してきたパチンコ球を開口部45Bに案内する案内路37aを形成しているので、案内路37aに沿って案内されるパチンコ球が第2始動口38内に入り、パチンコ球が入賞するようになっている。
また、大入賞口40は、開閉自在となるように開閉扉39によって覆われている。この開閉扉39は、次述するように、大入賞口40の右奥側に配設される開閉用ソレノイド54によってクランク55を介して開閉扉39の回動軸39Aを回転中心として開閉駆動される。
次に、開閉扉39の開閉機構について、図4乃至図6を参照して説明する。図4は、実施形態に係る特別入賞装置41の開閉扉39の裏面側に配置される開閉用ソレノイド54及び開閉扉39を抽出して示す拡大斜視図で、(A)は開閉扉39が開いた状態、(B)は開閉扉39が閉じた状態である。図5はその特別入賞装置41の開閉扉39の開閉状態を順に示す拡大側面図である。図6はその開閉扉39の開閉状態を模式的に示す拡大側面図で、(A)は開閉用ソレノイド54のプランジャ54aが上がった場合、(B)は開閉用ソレノイド54のプランジャ54aが下がった直後であってクランク55の第1作動部58がまだ下がらない場合、(C)は、開閉用ソレノイド54のプランジャ54aが下がり、クランク55の第1作動部58も下がった場合を示す。
開閉扉39の裏面側には、駆動手段としての開閉用ソレノイド54が配置されている。この開閉用ソレノイド54は、突出部として上下動するプランジャ54aを備えており、プランジャ54aの下方位置には、コイルバネ54bが取り付けられている。この場合、開閉用ソレノイド54の駆動時には、コイルバネ54bの付勢力に抗して、プランジャ54aが下方向に移動するのに対して、開閉用ソレノイド54の非駆動時には、コイルバネ54bの付勢力によりプランジャ54aが上方向に移動する。
また、開閉扉39の裏面側には、作動部材としてのクランク55が配置されている。クランク55は、湾曲形状をなすとともに、プランジャ54aに係止される第1作動部58と、開閉扉39に向かって延びる第2作動部59とを備えている。そして、クランク55は開閉用ソレノイド54のプランジャ54aの上下動に伴って、第1作動部58が上下動して支点57を中心として揺動する。すなわち、プランジャ54aの上端部側には、クランク55の第1作動部58が載置されるので、開閉用ソレノイド54がプランジャ54aを上方向に移動させるように駆動すると(図6(C)から図6(A)の状態に移る)、第1作動部58が上方向に移動するのに対して、プランジャ54aを下方向に移動させる(図6(A)から図6(C)の状態に移る)ように駆動すると、第1作動部58も下方向に移動し、その結果、クランク55は支点57を中心として揺動する。
この実施の形態の場合、第1作動部58はプランジャ54aの上端部と分離するとともに、金属棒X1等を取り付けた重り部58aを備えてクランク55の第1作動部58が第2作動部59より重くなるように設定されているので、重り部58aを備える第1作動部58の自重でもって、クランク55が支点57を中心として揺動する。それにより、プランジャ54aが上方位置から下方向に移動する(図6(A)から図6(C)の状態に移る)際に、第1作動部58とプランジャ54aの上端部と分離した(図6(B)参照)状態を経て、第1作動部58も下方向に移動する結果、開閉扉39はスムーズに閉じた状態から開いた状態になる。
もっとも、第1作動部58は、必要に応じて、プランジャ54aの上端部と連結していても良く、その場合、第1作動部58はプランジャ54aと一体的に移動することになる。
そして、開閉扉39は、その回動軸39Aを回転中心として、閉じた状態(図4(B)参照)から開いた状態(図4(A)参照)になるように回動するとともに、開いた状態(図4(A)参照)から閉じた状態(図4(B)参照)になるように回動する。この場合、開閉扉39はクランク55の第2作動部59と係合される第1係合部60及び第2係合部61を有し、第1係合部60は開閉扉39の裏面側に突設する突部からなるのに対して、第2係合部61は開閉用ソレノイド54に向かって延設される腕部からなる。そして、開閉扉39が閉じた状態で、先端部が丸みを帯びた第2作動部59は、その下面59a側でもって、開閉扉39の第2係合部61と当接した状態となる(図4(A)参照)。
それから、開閉扉39が閉じた状態で、開閉用ソレノイド54がプランジャ54aを上方位置から下方向に移動させるように駆動すると(図6(B)参照)、クランク55が支点57を中心として揺動する(図6(C)参照)。すると、第2作動部59は、その前面59b側でもって、開閉扉39の第1係合部60を押圧移動させて、開閉扉39は閉じた状態から開いた状態にする。この場合も、開閉扉39が開いた状態で、第2作動部59は、その後面59c側でもって、開閉扉39の第2係合部61と当接した状態となるので、その後面59cで開閉扉39を開いた位置に保持する(図6(C)参照)。
一方、開閉扉39が開いた状態で(図6(C)参照)、開閉用ソレノイド54がプランジャ54aを下方位置から上方向に移動させるように駆動すると(図6(A)参照)、第1作動部58が下方位置から上方向に移動する。すると、クランク55が支点57を中心に揺動することにより、クランク55の第2作動部59が開閉扉39の第2係合部61を押圧移動させて、開閉扉39を開いた状態(図4(A)参照)から閉じた状態(図4(B)参照)にする。この場合、第2作動部59は、その前面59bが開閉扉39の第1係合部60と当接して、その前面59bで、開閉扉39を閉じた位置に保持する。
尚、クランク55の第1作動部58を第2作動部59より重くなるように設定する方法として、金属棒X1等を取り付けた重り部58aを備える必要は必ずしもなく、例えば図7に示すように、第1作動部58の形状を大きくして重くなるようにしても良い。
以上詳細に説明した通り、この実施形態に係るパチンコ遊技機1によれば、遊技領域11を転動するパチンコ球(遊技球)を入賞させるための開閉扉39(開閉扉)を備える特別入賞装置41(可動入賞装置)において、開閉扉39の裏面側に配置され、上下動するプランジャ54aを有する開閉用ソレノイド54(駆動手段)と、このプランジャ54aに係止される第1作動部58と、開閉扉39に向かって延びる第2作動部59とを少なくとも備え、開閉用ソレノイド54のプランジャ54aの上下動に伴って、支点57を中心に揺動するクランク55(作動部材)と、このクランク55の第2作動部59と係合される第2係合部61を少なくとも有する開閉扉39とを備える。そして、開閉用ソレノイド54の駆動でもってクランク55が支点57を中心に揺動することにより、クランク55の第2作動部59が開閉扉39の第1係合部60を移動させて、開閉扉39を閉じた状態から開いた状態にするとともに、第2作動部59が前記開閉扉39の第2係合部61と当接して開閉扉39の開いた位置から閉じた状態にする。
それにより、従来技術と異なり開閉扉39に重りを埋め込む必要がないので、従来技術のような開閉扉の重りを見えなくするような工夫を施す必要もない。従って、開閉扉のデザインが制限されることがないため、開閉扉のデザインの自由度を高めて、開閉扉周囲の美観を良くすることができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
前記実施形態では、開閉扉39を備える特別入賞装置41においてこの発明を実施したが、必ずしもそれに限定される訳ではなく、開閉扉を備える可動入賞装置であれば、通常の入賞装置においてこの発明を実施してもよい。また、前記実施形態では、駆動手段として開閉用ソレノイド54を用いたが、上下動する突出部を有する駆動手段であれば、例えば駆動モータ等を用いたカム機構等であってもよい。また、開閉扉39を備える特別入賞装置41は、パチンコ遊技機1と一体的に製造しても良いし、別個に製造しても良い。
また、作動部材としてクランク55の第1作動部58を第2作動部59より重くなるように設定する方法として、第1作動部58自体の重量を第2作動部59自体の重量より重くなるように設定する以外に、第1作動部58から支点57までの距離と、第2作動部59から支点57までの距離を調整するように設定してもよい。また、作動部材としてクランク55を用いたが、クランク以外のものを用いてもよいし、第1作動部58及び第2作動部59の形状及び構成等を適宜変更しても良い。更に、第1係合部60及び第2係合部61の形状及び構成等を適宜変更しても良い。クランク55は第1作動部58及び第2作動部59以外のものを含んでいても良いし、開閉扉39は第1係合部60以外のものを含んでいても良い。
また、駆動手段としての開閉用ソレノイド54の場合、プランジャ54aが開閉用ソレノイド54に対して上下動すれば足り、開閉用ソレノイド54を鉛直方向に設置する必要はなく、例えば横方向に設置してもよい。
また、前記実施形態では、遊技機はパチンコ遊技機1であったが、遊技球を入賞させるための開閉扉を備える可動入賞装置であれば、それ以外の遊技機であっても良い。
1…パチンコ遊技機、2…遊技盤、11…遊技領域、18…特別図柄表示装置、39…開閉扉、40…大入賞口、41…特別入賞装置(可動入賞装置)、45…装飾基板、51…装置本体、54…開閉用ソレノイド(駆動手段)、54a…プランジャ、55…クランク(作動部材)、57…支点、58…第1作動部、59…第2作動部、60…第1係合部、61…第2係合部。

Claims (1)

  1. 遊技機の入賞口の前面において回動軸を中心に回動可能に支持され、前記回動軸を中心に回動することによって前記入賞口を開閉させ、遊技領域を転動する遊技球を入賞させる開閉扉と、
    前記開閉扉の裏面側に配置された駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動に基づいて支点を軸に回動するとともに前記開閉扉に端部が係合された作動部材と、を有し、
    前記開閉扉は、前記開閉扉の裏面側において前記作動部材の端部と係合するとともに前記作動部材の回動運動を前記開閉扉の開閉運動へと変換する係合部を備え、
    前記係合部は、
    前記開閉扉を開放させるときに作動部材の端部が係合する第1係合部と、
    前記開閉扉を閉鎖させるときに作動部材の端部が係合する第2係合部と、
    を備え、
    前記駆動手段の駆動に基づいて前記作動部材の端部が前記第2係合部と接近する方向へと前記作動部材を回動させることにより、該端部が前記第2係合部と当接して前記開閉扉を閉鎖する方向へ押すことで、前記開閉扉が前記回動軸を中心に所定の第1方向へと回動し、前記開閉扉を開いた状態から閉じた状態へと移行し、
    前記駆動手段の駆動に基づいて前記作動部材の端部が前記第2係合部から離間するとともに前記第1係合部と接近する方向へ前記作動部材を回動させることにより、該端部が前記第1係合部に当接して前記開閉扉を開放する方向へと押すことで、前記開閉扉が自重に基づいて前記回動軸を中心に前記第1方向と反対の第2方向へと、前記第2係合部が前記作動部材の端部に当接状態となるまで回動し、前記開閉扉を閉じた状態から開いた状態へと移行することを特徴とする可動入賞装置。
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