JP2009201797A - 超音波内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業性及び修理作業性に優れた超音波内視鏡を提供すること。
【解決手段】超音波内視鏡1は、操作部3から延出される挿入部2の先端部に、超音波振動子31と、エンコーダ部34と、駆動モータ35と備えて構成される先端駆動ユニット30が内蔵され、操作部3から延出されるユニバーサルコード4の基端部にスコープコネクタ5を有している。超音波振動子31、エンコーダ部34及び駆動モータ35を制御する複数の基板52、53、54を同一空間内に配設している。
【選択図】図2

Description

本発明は、挿入部の先端部に先端駆動ユニットを有する超音波内視鏡に関する。
従来より、超音波振動子から生体組織内に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織で反射された超音波パルスのエコー信号を同一あるいは別体に設けた超音波振動子で受信し、その受信信号を基に二次元的な可視像である超音波断層画像を表示装置の画面上に表示させて、病変部の診断等に用いる超音波診断装置が種々提案されている。
超音波診断装置と組み合わせて使用される機器として超音波内視鏡や超音波プローブ等がある。超音波内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部の先端部に、体内臓器等の内視鏡画像を得るための内視鏡観察部と、体内臓器等の超音波断層画像を得るための超音波観察部とを備えている。
超音波内視鏡の1つに、超音波観察部を構成する超音波振動子を機械的に回転させて、超音波断層画像を得る、機械式の超音波内視鏡がある。この機械式の超音波内視鏡では、操作部内、スコープコネクタ内、又は超音波観測装置内に設けた駆動モータの回転駆動力を、フレキシブルシャフトを介して超音波観察部まで伝達して超音波振動子を回転させている。
フレキシブルシャフトを介して、駆動モータの回転駆動力を超音波振動子に伝達する構成の超音波内視鏡においては、超音波振動子で受信した振動子信号を伝送する信号ケーブルを備えており、その信号ケーブルはフレキシブルシャフト内に挿通されている。したがって、信号ケーブルの径寸法は、フレキシブルシャフトの内径寸法によって制約を受ける。信号ケーブルの径寸法が細径な場合、該信号ケーブルによって伝送される振動子信号の減衰が大きくなる。そして、振動子信号の減衰が大きな場合、早期に振動子信号の増幅を行うために、操作部内に振動子信号用アンプ基板を配置する構成を採る。
例えば、特許文献1に示されている超音波内視鏡では、超音波振動子から延出する振動子ケーブルは、フレキシブルシャフト内を挿通して副操作部に備えられている、駆動ユニット近傍に配置された、回路基板に電気的に接続されている。したがって、超音波振動子から出力される受信信号は、前記振動子ケーブルと、ユニバーサルコード内を挿通する一端部が回路基板に接続され、他端部がコネクタ本体の第1電気コネクタ部に接続された超音波ケーブルとによってコネクタ本体まで伝送される。
一方、特許文献2に示されている超音波内視鏡では挿入部の先端部に振動子ユニットを配設している。振動子ユニットは、超音波振動子部と、スリップリング部と、エンコーダ部と、モータ部と、これら超音波振動子部、スリップリング部、エンコーダ部及びモータ部を一体にするユニットハウジングとを備えて構成されている。この超音波内視鏡においては、振動子ユニットから延出する信号ケーブルを備え、その信号ケーブルがフレキシブルシャフト内に挿通されることなく、挿入部、操作部及びユニバーサルコード内を挿通してスコープコネクタに備えられている超音波コネクタに接続されている。
特開2003−265481号公報 特開2005−130945号公報
しかしながら、特許文献1で示すように副操作部に駆動ユニット及び回路基板を設ける構成では、超音波内視鏡の操作部が大型化して操作性が損なわれる。操作性を考慮して、例えば、振動子信号の減衰を防止するための振動子信号用アンプ基板だけを操作部に設け、駆動モータ、回転検出基板、回転駆動部制御基板等を備えた駆動ユニットを比較的スペースに余裕のあるスコープコネクタ内に配設することによって、操作部の小型化を図れる。しかし、操作部内とスコープコネクタ内とに基板を配設する構成においては、組立時の作業性が煩雑になるばかりでなく、超音波観察に支障が生じた際、故障の原因を解析するために超音波内視鏡のスコープコネクタ及び操作部等を分解する必要があり、修理作業が煩雑になる。一方、特許文献2の超音波内視鏡においては、振動子信号用アンプ基板、回転検出基板、回転駆動部制御基板については開示されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、組立作業性及び修理作業性に優れた超音波内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の超音波内視鏡は、操作部から延出される挿入部の先端部に、超音波振動子、回転検出器及び回転駆動部を備えて構成される先端駆動ユニットが内蔵され、前記操作部から延出されるユニバーサルコードの基端部にスコープコネクタを有する超音波内視鏡において、
前記超音波振動子、前記回転検出器及び前記回転駆動部を制御する複数の制御基板を同一空間内に配設している。
この構成によれば、同一空間内に、複数の制御基板を配設することによって、超音波内視鏡を組み立てる際の組立作業が容易になると共に、故障原因の解析或いは修理作業を行う際に、一箇所だけを分解して故障原因の解析作業、修理作業を行える。
本発明によれば、組立作業性及び修理作業性に優れた超音波内視鏡を実現できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図10は超音波内視鏡の一実施形態に係り、図1は超音波内視鏡を備えるシステムの一例を説明する図、図2は超音波内視鏡の先端部及びスコープコネクタの特徴を説明する模式図であって、特に先端部に備えられた先端駆動ユニットを説明する図、図3はスコープコネクタの構成を説明する図、図4はコネクタカバー部を取り外した状態のスコープコネクタの斜視図、図5はコネクタカバー部を取り外した状態のスコープコネクタを上方から見たときの平面図、図6は基板ユニットを説明する斜視図、図7は基板ユニットを上方から見たときの平面図、図8は図6の矢印A方向から基板ユニットを見たときの側面図、図9は基板ユニットを斜め下方向から見たときの斜視図、図10は第1基板用コネクタから取り外されているアンプ基板と、第2基板用コネクタから取り外されている一体に構成された検出基板及び制御基板とを説明する図である。
図1に示すように本実施形態の超音波内視鏡1は、体腔内等に挿入される挿入部2と、この挿入部2の基端部に設けられ把持部を兼ねる操作部3と、この操作部3の例えば基端側側部から延出される可撓性を有するユニバーサルコード4とで主に構成されている。
超音波内視鏡1の挿入部2は、先端側から順に、硬質部材で形成された先端部2aと、例えば上下方向及び左右方向に湾曲自在に構成された湾曲部2bと、長尺でかつ可撓性を有する可撓管部2cとを連設して構成されている。
操作部3のユニバーサルコード4側には湾曲部2bを湾曲させる操作を行う湾曲ノブ3aと、送気送水操作を行うための送気送水ボタン3b及び吸引操作を行うための吸引ボタン3cと、表示装置に静止画を表示させるためのフリーズスイッチ、画像を記録するためのレリーズスイッチ等、各種の操作スイッチ(図2の符号3d参照)が設けられている。
一方、操作部3の挿入部2側には処置具を体腔内に導入するための処置具挿入口3eが設けられている。
ユニバーサルコード4の端部にはスコープコネクタ5が設けられている。なお、符号46はスイッチ用信号線であって、各スイッチ3dから出力される信号をスコープコネクタ5に伝送する。
スコープコネクタ5には例えば光源コネクタであるライトガイド口金6、光学像観察用コネクタ7、超音波像観察用コネクタ8、流体チューブ接続用口金である吸引口金9、送気口金10、送水口金11及び送気送水口金(図3の符号12参照)等が設けられている。
ライトガイド口金6及び送気送水口金12は、それぞれスコープコネクタ5のユニバーサルコード4の端部が設けられている先端面に対向する、機能面の1つである基端面5aから突出して設けられている。ライトガイド口金6は、照明光を供給する光源装置13に着脱自在に接続される。送気送水口金12は光源装置13内の送気送水装置(不図示)に接続される。
光学像観察用コネクタ7及び吸引口金9は、それぞれ、機能面の1つであるスコープコネクタ5の図中下側の側面(以下、下側面と記載する)5bから突出して設けられている。光学像観察用コネクタ7には映像ケーブルの一端部が接続され、その映像ケーブルの他端部は各種信号処理を行うビデオプロセッサ14に着脱自在に接続されるようになっている。吸引口金9には吸引チューブ(不図示)の一端部が連結される。吸引チューブの他端部は吸引ポンプ15に着脱自在に連結されるようになっている。
超音波像観察用コネクタ8は、機能面の1つであるスコープコネクタ5の先端面より一段落ち込んで形成された先端段差面5cから突出して設けられている。超音波像観察用コネクタ8には観測装置用ケーブルの一端部が接続され、その観測装置用ケーブルの他端部は各種信号処理を行う超音波観測装置16に着脱自在に接続されるようになっている。
送気口金10及び送水口金11は、それぞれ、機能面の1つである下側面5bに対向する図中上側の上側面5dに設けられている。送気口金10と送水口金11には送水チューブの一端部が接続される。送水チューブの他端部は送水タンク18に着脱自在に接続されるようになっている。
すなわち、超音波内視鏡1と、外部装置である光源装置13、ビデオプロセッサ14及び超音波観測装置16と、吸引ポンプ15及び送水装置18とによって超音波内視鏡システム20が構成されている。
光源装置13から供給される照明光は、ユニバーサルコード4、操作部3及び挿入部2内を挿通するライトガイドを介して図示しない照明窓まで伝送され、該照明窓から観察部位に向けて出射されるようになっている。この照明窓から出射された照明光によって体腔内の患部等、観察部位が照らされる。
照明光によって照らされた観察部位の光学像は、図示しない観察窓及び図示しない対物レンズを通過して、該対物レンズの結像位置に配置されている撮像装置の図示しないCCD等の撮像素子の撮像面に結像する。撮像素子の撮像面に結像した光学像は、電気信号に光電変換され、撮像装置から延出する撮像ケーブル22、光学像観察用コネクタ7、映像ケーブルを介してビデオプロセッサ14へ伝送される。ビデオプロセッサ14は、伝送された電気信号を標準的な映像信号に生成して、その映像信号を図示しない表示装置に出力する。この結果、表示装置の画面上には内視鏡観察画像が表示される。
なお、前記撮像ケーブル22は、挿入部2、操作部3及びユニバーサルコード4内を挿通してスコープコネクタ5に延出している。
超音波観測装置16は、超音波観察部の各種制御を行う。具体的には、図2に示されている先端駆動ユニット30に設けられている超音波振動子31の駆動制御、及びこの超音波振動子31から伝送される振動子信号を映像信号に生成して、その映像信号を図示しない表示装置に出力する。この結果、表示装置の画面上には超音波断層画像が表示される。
なお、超音波内視鏡システム20は、内視鏡画像専用の表示装置と超音波断層画像専用の表示装置とを備える構成であっても、内視鏡画像と超音波断層画像とを表示する表示装置を備える構成の何れであってもよい。
図1及び図2に示すように先端部2aの先端側には先端キャップ2dが設けられている。そして、先端部2a内には図2に示す先端駆動ユニット30が設けられている。
先端駆動ユニット30は、超音波振動子31を備える超音波振動子部32と、スリップリング部33と、回転検出器であるエンコーダ部34と、回転駆動部である駆動モータ35とで主に構成されている。これら超音波振動子部32、スリップリング部33、エンコーダ部34及び駆動モータ35は、筐体であるユニットハウジング(不図示)によって一体的に構成されている。そして、ユニットハウジングにはユニット用コネクタ36が備えられている。
超音波振動子部32は、超音波振動子31と、この超音波振動子31が配設される振動子保持部材37とで主に構成されている。振動子保持部材37は回転シャフトである振動子シャフト38を備えている。超音波振動子31は、振動子面31aから生体に向けて超音波を送信する一方、該振動子面31aによって生体組織で反射した超音波エコーを受信する。
スリップリング部33は、図示しないブラシホルダと、一対のリング部材(不図示)と、これらリング部材にそれぞれ電気的に接触するブラシ部材(不図示)とを主に備えて構成されている。スリップリング部33からは振動子信号用線41が延出しており、その振動子信号用線41の基端部はユニット用コネクタ36に接続されている。
エンコーダ部34は、軸継手であるカップリング(不図示)と、エンコーダ用着磁ドラム(不図示)と、このエンコーダ用着磁ドラムに対向するように配設されたエンコーダ用センサ(不図示)とで主に構成されている。カップリングは、後述する駆動モータ35の備える軸部と振動子シャフト38とを連結固定する。エンコーダ用着磁ドラムは、樹脂製で所定部位に着磁部が設けられている。エンコーダ用着磁ドラムは、カップリングの外周部に固設される。エンコーダ用センサはエンコーダ用着磁ドラムの着磁部を検出する。エンコーダ部34は、回転検出用線42を備え、該回転検出用線42の基端部は、ユニット用コネクタ36に接続されている。
駆動モータ35は、軸部を有し、該駆動モータ35からはモータ駆動用線43が延出している。モータ駆動用線43の基端部は、ユニット用コネクタ36に接続されている。
ユニット用コネクタ36には超音波ケーブル44の先端部に備えられている接続コネクタ45が取り付けられる。超音波ケーブル44内には、振動子信号用線41に対応する信号を伝送する第1信号線(図8の符号44a参照)、回転検出用線42に対応する信号を伝送する第2信号線(図8の符号44b参照)、及びモータ駆動用線43に対応する信号を伝送する第3信号線(図8の符号44c参照)が挿通されている。この超音波ケーブル44は、挿入部2内、操作部3内及びユニバーサルコード4内を挿通してスコープコネクタ5内に延出している。すなわち、本実施形態において、超音波ケーブル44は、フレキシブルシャフト内を挿通することなく、前記ライトガイドファイバ21及び撮像ケーブル22と同様に挿入部2内、操作部3内及びユニバーサルコード4内を挿通している。
したがって、超音波ケーブル44において、外径を、フレキシブルシャフトの内径より細径に設定する規制から解除される。言い換えれば、超音波ケーブル44の外径を太径、少なくともフレキシブルシャフトの外径と同寸法、に構成することが可能になる。
そして、本実施形態においては、超音波ケーブル44を太径に構成することによって、超音波振動子31から出力されて伝送される振動子信号の減衰の低減を図ることができる。具体的に、本実施形態においては、超音波振動子31から離間した位置に設けられているスコープコネクタ5まで、超音波振動子31から出力された振動子信号の伝送による減衰が少ないように、超音波ケーブル44内を挿通する第1の信号線を太径に構成している。
このように、先端部内に、主に超音波振動子部、スリップリング部、エンコーダ部及び駆動モータとを備えて構成された先端駆動ユニットを設けることによって、先端駆動ユニットに接続される超音波ケーブルを、フレキシブルシャフト内を挿通させることなく、挿入部内に挿通させて、太径化を図ることができる。したがって、超音波ケーブルの太径化を図るときに、振動子信号を伝送する信号線を太径にして、操作部に中継基板を設けることなく、振動子信号を伝送する信号線をスコープコネクタまで延出して、振動子信号にノイズが混入する不具合、振動子信号が減衰する不具合を解消することができる。
図3に示すようにスコープコネクタ5の外装は、例えば樹脂製のコネクタ本体56と樹脂製のコネクタカバー部57とで構成されている。言い換えれば、スコープコネクタ5の外装はコネクタ本体56とコネクタカバー部57とに分解可能である。
コネクタカバー部57は、図1に示すオレ止め4aを操作部3側に移動させた後、コネクタ本体56から取り外すことが可能な構成になっている。そして、取り外したコネクタカバー部57を、オレ止めカバー4aと同様に該操作部3側に移動することによって、図4、図5に示すようにフレーム本体72に固設された基板本体51、ユニバーサルコード用フレーム73等が露出するようになっている。
基板本体51には、振動子信号用アンプ基板(以下、アンプ基板と略記する)52、回転検出基板(以下、検出基板と略記する)53及び回転駆動部制御基板(以下、制御基板と略記する)54が接続される構成になっている。基板本体51に設けられている所定の取付ネジを、該基板本体から取り外すことによって、図6に示すよう基板本体51と、アンプ基板52と、検出基板53と制御基板54とを一体に構成した基板ユニット50がコネクタ本体56から取り外せる構成になっている。
アンプ基板52は、超音波振動子31から出力された振動子信号を増幅する。検出基板53は、エンコーダ部34から出力された検出信号に基づいて回転量を検出して、その検出結果を超音波観測装置16に出力する。制御基板54は、検出基板53から出力された検出信号に基づいて、駆動モータ35の回転を制御する。
また、アンプ基板52、検出基板53及び制御基板54が配設されるスコープコネクタ5の内部空間内には、図3、図5に示すようにRF−ID((Radio Frequency−IDentification)非接触型素子ともいう)55が設けられている。RF−ID55は、記憶手段であり、超音波内視鏡1の種類を特定するためのスコープ情報が記憶されている。RF−ID55は、電波を送受信するアンテナ(不図示、以下、通信面とも記載する)と、アンテナで送受信する電波の変復調する変復調部と、この変復調部により変復調される情報を読み書きする不揮発性のメモリ部とを有して構成されている。
RF−ID55は、取付部76aを有する例えば金属製のRF−ID固定ベース(以下、固定ベースと略記する)76の一面側である反取付部側に弾性部材78を介して固定されている。また、固定ベース76の一面側には、RF−ID55を覆うカバー部材として樹脂製のRF−IDカバー77が固設されている。
RF−IDカバー77が固設された固定ベース76の取付部76aは、固定プレート75にネジ62によって一体的に固定される。この固定状態において、RF−ID55の通信面55aがコネクタ本体56の内壁に近接して配設される。
なお、フレーム本体72は複数のパイプ形状のスペーサー74aを介して平板である固定プレート75に螺合により一体的に取り付けられている。
また、フレーム本体72には、基板本体51に接続されるアンプ基板52、検出基板53及び制御基板54が配設される基板ユニット配設空間79aを形成するための開口72aが形成されている。
符号49a、49bはOリングであって、フレーム本体72の外周面に形成されている周溝72bに配置される。Oリング49aはコネクタカバー部57の内面に密着して水密状態を確保する。Oリング49bはコネクタ本体56の内面に密着して水密状態を確保する。つまり、Oリング49a、49bをフレーム本体72の外周面に設け、コネクタ本体56とコネクタカバー部57との境界面をOリング49aとOリング49bとの間に配置させる構成にしたことによって、コネクタ本体56とコネクタカバー部57とを一体に構成したとき、境界面からスコープコネクタ5の内部に洗浄液等の液体が侵入することを防止している。
さらに、基板本体51は、複数のパイプ形状の図示しないスペーサーを介して固定プレート75に螺合により一体的に取り付けられている。ユニバーサルコード用フレーム73は、図4に示すように折り曲げて略直方体形状の空間を形作るように構成された金属板であって、フレーム本体72に例えば螺合によって一体的に取り付けられている。
図5乃至図7に示す基板本体51の表面及び裏面には図示しない導体パターンが形成されている。基板本体51の表面には超音波ケーブル44を構成する第2信号線44bを接続するためのFPCコネクタ65、第3信号線44cを接続するためのFPCコネクタ66、スイッチ用信号線46を接続するためのFPCコネクタ68が実装されている。また、基板本体51の表面には超音波像観察用コネクタ8を構成する導電パターン8a、…、8aが設けられている。なお、基板本体51に接続されるアンプ基板52には超音波ケーブル44を構成する第1信号線44aを接続するためのFPCコネクタ67が実装されている。
一方、基板本体51の裏面には、図7、図8に示すようにアンプ基板52を電気的、機械的に該基板本体51に着脱自在に接続するための第1基板用コネクタ81と、検出基板53を電気的、機械的に該基板本体51に着脱自在に接続するための第2基板用コネクタ82とが設けられている。アンプ基板52には第1基板用コネクタ81に接続されるアンプ基板接続コネクタ52aが設けられており、検出基板53には第2基板用コネクタ82に接続される検出基板接続コネクタ53aが設けられている。
アンプ基板52、検出基板53、制御基板54は、図6乃至図9に示すように、基板本体51の一辺側51aからアンプ基板52、検出基板53、制御基板54の順で並列に配設されている。言い換えれば、アンプ基板52と制御基板54とを離間させている。これは、制御基板54で発生するノイズの悪影響がアンプ基板52に及び難い構成にするためである。また、検出基板53を、アンプ基板52と制御基板54との間に配置している。これは、基板ユニット50が大型になることを防止すると共に、制御基板54で発生するノイズが直接的にアンプ基板52に影響することを防止するためである。さらに、アンプ基板52は、一面側が図示しない導電パターンを有する実装面であるのに対し、他面側は全面に導電皮膜を有するシールド面52sである。そして、アンプ基板52は、該アンプ基板52のシールド面52sが、隣設する検出基板に対向するように基板本体51に接続される。
本実施形態においては、検出基板53と制御基板54とを基板接続部である基板連結コネクタ83を介して電気的に接続する構成になっている。そして、検出基板53と制御基板54とは両端部に雌ネジ部を有する複数の第1スペーサー84を配置してビス85によって一体的に固定されている。
また、検出基板53とアンプ基板52とは両端部に雌ネジ部を有する複数の第2スペーサー86を配置してビス87によって一体的に固定されている。
これらの構成によれば、図10に示すようにアンプ基板52が第1基板用コネクタ81に対して着脱自在に接続可能であるとともに、検出基板53及び制御基板54が第2基板用コネクタ82に対して着脱自在に接続可能である。
上述のように構成した超音波内視鏡1の作用を説明する。
超音波内視鏡1による検査において、超音波断層画像に不具合が生じた際、修理を行う。この際、作業者は、まず、スコープコネクタ5を分解するため、図1に示すオレ止め4aを取り外し、そのオレ止め4aを操作部3側に移動する。その後、作業者は、コネクタカバー部57をコネクタ本体56から取り外し、該コネクタカバー部57をオレ止めカバー4aと同様に操作部3側に移動して、基板本体51を露出させる。
次に、作業者は、基板本体51のFPCコネクタに接続された第1信号線44a、第2信号線44b、第3信号線44c、スイッチ用信号線46を各FPCコネクタから取り外し、その後、基板本体51に取り付けられている所定のネジを取り外し、コネクタ本体56側から基板ユニット50を取り外す。
次いで、検査項目に検査を行い、基板に不具合を発見した場合には、基板本体51から不具合な基板を取り外し、新たな基板に交換する。その後、作業者は、不具合の有無を確認し、不具合が解消されていることを確認したとき、前記手順とは逆の手順でスコープコネクタ5を組み付ける。このことによって、修理を完了する。
なお、基板本体51から何れかの基板を取り外す際、制御基板54に形成されている切り欠き54aからビス87を取り外して、アンプ基板52と、検出基板53及び制御基板54との一体状態を解除しておく。
このように、先端部内に、主に超音波振動子部、スリップリング部、エンコーダ部及び駆動モータとを備えて構成された先端駆動ユニットを設け、先端駆動ユニットに接続される超音波ケーブルをスコープコネクタまで延出させて、該スコープコネクタ内に、アンプ基板、検出基板及び制御基板を一体にした基板ユニットを設けることによって、組立性を大幅に向上させることができる。
また、アンプ基板を基板本体に対して着脱自在にすると共に、検出基板及び制御基板を基板本体に対して着脱自在にして基板ユニットを構成したことによって、修理の際、スコープコネクタを分解した後、アンプ基板、検出基板又は制御基板の何れに不具合の要因があるのかを容易に解析することができる。したがって、修理時間の短縮を図れるとともに、不具合のある基板だけを交換して、修理費用の低減を図れる。
さらに、基板ユニットにおいては、アンプ基板と制御基板とを隣設させることなく、アンプ基板と制御基板との間に検出基板を配置して、離間する構成にしたことによって、駆動基板から発生するノイズによる悪影響がアンプ基板に及ぶことを防止することができると共に、基板ユニットが大型化することを防止することができる。
また、アンプ基板にFPCコネクタを設けて振動子信号を伝送する第1信号線を直接、アンプ基板に接続したことによって、振動子信号が減衰すること及びノイズが混入することを防止することができると共に、アンプ基板だけの交換をより容易に行うことが可能である。
また、先端駆動ユニットに接続される超音波ケーブル内を挿通する各種信号線をスコープコネクタ内において、各信号線に対応するFPCコネクタに接続したことによって、信号線と基板との接続を容易にして作業性を大幅に向上させることができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
超音波内視鏡を備えるシステムの一例を説明する図 超音波内視鏡の先端部及びスコープコネクタの特徴を説明する模式図であって、特に先端部に備えられた先端駆動ユニットを説明する図 スコープコネクタの構成を説明する図 コネクタカバー部を取り外した状態のスコープコネクタの斜視図 コネクタカバー部を取り外した状態のスコープコネクタを上方から見たときの平面図 基板ユニットを説明する斜視図 基板ユニットを上方から見たときの平面図 図6の矢印A方向から基板ユニットを見たときの側面図 基板ユニットを斜め下方向から見たときの斜視図 第1基板用コネクタから取り外されているアンプ基板と、第2基板用コネクタから取り外されている一体に構成された検出基板及び制御基板とを説明する図
符号の説明
1…超音波内視鏡 5…スコープコネクタ 30…先端駆動ユニット
31…超音波振動子 44…超音波ケーブル 50…基板ユニット
51…基板本体 52…振動子信号用アンプ基板(アンプ基板)
52a…アンプ基板接続コネクタ 53…回転検出基板(検出基板)
53a…検出基板接続コネクタ 54…回転駆動部制御基板(制御基板)
81…第1基板用コネクタ 82…第2基板用コネクタ 83…基板連結コネクタ

Claims (4)

  1. 操作部から延出される挿入部の先端部に、超音波振動子、回転検出器及び回転駆動部を備えて構成される先端駆動ユニットが内蔵され、前記操作部から延出されるユニバーサルコードの基端部にスコープコネクタを有する超音波内視鏡において、
    前記超音波振動子、前記回転検出器及び前記回転駆動部を制御する複数の制御基板を同一空間内に配設したことを特徴とする超音波内視鏡。
  2. 前記超音波振動子、前記回転検出器及び前記回転駆動部を制御する複数の制御基板を、1つの基板ユニットに構成する基板本体を設け、
    前記基板本体と、前記超音波振動子、前記回転検出器及び前記回転駆動部を制御する複数の制御基板を、前記スコープコネクタの内部空間に配設したことを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡。
  3. 前記超音波振動子から出力される信号を増幅する振動子信号用アンプ基板を前記基板本体に接続する第1電気的接続部と、
    前記回転検出器から出力される検出信号により回転量を検出する回転検出用基板、又は前記回転駆動部を制御する回転駆動部制御基板が接続される第2電気的接続部と、
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載の超音波内視鏡。
  4. 前記振動子信号用アンプ基板の一面は電子部品等が搭載される実装面であって、他面は全面に導電体を設けたシールド面であることを特徴とする請求項2に記載の超音波内視鏡。
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