JP2009200991A - 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 - Google Patents
利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009200991A JP2009200991A JP2008042382A JP2008042382A JP2009200991A JP 2009200991 A JP2009200991 A JP 2009200991A JP 2008042382 A JP2008042382 A JP 2008042382A JP 2008042382 A JP2008042382 A JP 2008042382A JP 2009200991 A JP2009200991 A JP 2009200991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cdr
- billing
- usage fee
- fee
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Meter Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】通信サービスにおける利用料金の計算処理の効率化と顧客属性に基づいた適正な請求処理を行い、利用者ニーズに即時対応可能な利用料金情報処理システムを提供する。
【解決手段】通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システムであって、交換機は前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録し、CDR収集手段は前記交換機によって記録されたCDRを収集し、課金処理手段は前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、料金処理手段は前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、請求処理手段は前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する。
【選択図】図1
【解決手段】通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システムであって、交換機は前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録し、CDR収集手段は前記交換機によって記録されたCDRを収集し、課金処理手段は前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、料金処理手段は前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、請求処理手段は前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システム、コンピュータに通信サービスにおける利用料金の計算を行わせる利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理システムで行われる利用料金情報処理方法に関する。
携帯電話を代表とする通信サービスにあっては、その通信サービス利用者の増加、又は通話の増加、特に非音声系通話の伸びが著しくなってきている。また、利用者の要望が多様化していることにともなって、料金プランも多様化しており、これに付随する割引などの付加サービスの種類も多岐に亘って設けられている。これらによって、利用者への料金請求を行うための計算処理が増大している。
通信サービスの利用料金を計算する従来技術として、以下のものがある。
複数の交換機から通信データを収集して課金処理を行うにあたって、必要な通信データを編集して各サイトの課金を統一的に扱えるようにすることを課題とし、各サイトの交換機から通信データを収集し、まず、通信時間の調整を行って、各通話の課金料金を求め、そして、通信時間や通信の方路などを参照してマッチング処理を行い、通信データと課金料金を編集して、必要なサイトにそれを提供するものがある(例えば、特許文献1参照)。
複数の交換機から通信データを収集して課金処理を行うにあたって、必要な通信データを編集して各サイトの課金を統一的に扱えるようにすることを課題とし、各サイトの交換機から通信データを収集し、まず、通信時間の調整を行って、各通話の課金料金を求め、そして、通信時間や通信の方路などを参照してマッチング処理を行い、通信データと課金料金を編集して、必要なサイトにそれを提供するものがある(例えば、特許文献1参照)。
柔軟な料金課金を実現することを課題とし、GGSNとIP網とを結ぶ伝送路を通過するIPパケットを分岐装置で分岐してパケット情報生成手段に供給し、アプリケーションセッション毎にその開始/終了時刻、ソケット、MSIPアドレス、URL、MIMEタイプ、各レイヤー毎の伝送バイト数及び再送バイト数を記録したパケットログを作成し、アカウンティングのRADIUSサーバー機能を有するセッション情報生成手段は、各ユーザーのRADIUSセッションの開始/終了時刻を記録したセッションログを作成し、一次CDR生成手段でパケットログとセッションログを突き合わせ、ソケットやURLに応じて設定されたタリフクラス毎に選択されたレイヤーのデータ量を記録したCDRを作成し、CDRファイル出力手段に供給するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−290634号公報
特開2004−349925号公報
前述したように、通話の増加、料金プランの多様化等によって、料金の請求処理が遅延することが予想される。さらに、非音声系通話の種類が増えることにより、多様化する呼の明細に対する料金計算の対応も望まれている。つまり、背景技術において説明した従来の技術では、以下のような問題点がある。
(1)請求時期に起因する問題点
ユーザーによっては、法人であったり、クレジットカード決済であったりする場合があり、請求締め日が異なる。日本の慣習においては10日締め、20日締め、月末締め(以下、30日締めともいう)の3パターンが多い。
他方、CDRは日時(毎時)で生成されるのに対し、請求タイミングは月次であり、締め日までは料金処理することができない。
かかる事情に適応した利用料金情報処理システムを構成する必要がある。
(1)請求時期に起因する問題点
ユーザーによっては、法人であったり、クレジットカード決済であったりする場合があり、請求締め日が異なる。日本の慣習においては10日締め、20日締め、月末締め(以下、30日締めともいう)の3パターンが多い。
他方、CDRは日時(毎時)で生成されるのに対し、請求タイミングは月次であり、締め日までは料金処理することができない。
かかる事情に適応した利用料金情報処理システムを構成する必要がある。
(2)情報処理のタイミングに起因する問題点
今般の加入者数は、1,500万人を超える。
このような事情の中、請求業務(料金処理部及び請求処理部)は月次にのみ処理せざるを得なく、すべてのユーザーを月次に同時に処理するのは困難を極める。
今般の加入者数は、1,500万人を超える。
このような事情の中、請求業務(料金処理部及び請求処理部)は月次にのみ処理せざるを得なく、すべてのユーザーを月次に同時に処理するのは困難を極める。
(3)サービス種別の増加に基づく問題点
移動体通信事業は、音声系通信のみならず、非音声系通信があり、非音声系通信であってもUDI通信、パケット通信の分類があり、さらに、通信ネットワークの世代毎にこれらサービスが存在する。
これらすべてに適応した利用料金請求システムを構築する必要があるとともに、将来の多様化に柔軟に対応できるように構築する必要がある。
移動体通信事業は、音声系通信のみならず、非音声系通信があり、非音声系通信であってもUDI通信、パケット通信の分類があり、さらに、通信ネットワークの世代毎にこれらサービスが存在する。
これらすべてに適応した利用料金請求システムを構築する必要があるとともに、将来の多様化に柔軟に対応できるように構築する必要がある。
(4)料金プラン及びこれに関連する付加サービスの多様化に起因する問題点
今日の料金プランは多岐に亘り、サービス種別毎にそれぞれ異なる割引サービスを設ける必要がある。
近況は、顧客要望の多様化、早期化がすすみ、これらプランメニューの迅速かつ効率的な機能追加のニーズが高まっている。
今日の料金プランは多岐に亘り、サービス種別毎にそれぞれ異なる割引サービスを設ける必要がある。
近況は、顧客要望の多様化、早期化がすすみ、これらプランメニューの迅速かつ効率的な機能追加のニーズが高まっている。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、通信サービスにおける利用料金の計算処理の効率化と顧客属性に基づいた適正な請求処理を行い、利用者ニーズに即時対応可能な利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システムであって、
前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録する交換機と、
前記交換機によって記録されたCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
を具備することを特徴とする利用料金情報処理システム。
[1] 通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システムであって、
前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録する交換機と、
前記交換機によって記録されたCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
を具備することを特徴とする利用料金情報処理システム。
[2] 前記交換機によって記録されるCDRには、発信元を特定できる発信元識別情報を少なくとも含み、
前記利用料金情報処理システムは、
発信元識別子、利用者が加入している通信サービスにおけるプランを特定できる加入プラン識別子、該プランに付加される付加サービスを特定することができる付加サービス識別子を、顧客情報に関連付けて保持する顧客情報保持手段と、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記加入プラン識別子を取得し、該CDRに付与するサービス特定記録手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によってCDRに付与された加入プラン識別子に基づいて基本料金、及び、付加サービス識別子に基づいて割引額を、前記利用料金額から加減算した請求前金額情報を前記CDRに付与する
ことを特徴とする[1]に記載の利用料金情報処理システム。
前記利用料金情報処理システムは、
発信元識別子、利用者が加入している通信サービスにおけるプランを特定できる加入プラン識別子、該プランに付加される付加サービスを特定することができる付加サービス識別子を、顧客情報に関連付けて保持する顧客情報保持手段と、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記加入プラン識別子を取得し、該CDRに付与するサービス特定記録手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によってCDRに付与された加入プラン識別子に基づいて基本料金、及び、付加サービス識別子に基づいて割引額を、前記利用料金額から加減算した請求前金額情報を前記CDRに付与する
ことを特徴とする[1]に記載の利用料金情報処理システム。
[3] 前記顧客情報保持手段は、利用料金の請求先を特定できる請求グループ識別子を、顧客情報に関連付けてさらに保持し、
前記サービス特定記録手段は、
さらに、前記請求グループ識別子を前記CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によって付与された請求グループ識別子に基づいて、該請求グループ識別子に関連付けられている割引演算を行って、前記利用料金額を生成する
ことを特徴とする[2]に記載の利用料金情報処理システム。
前記サービス特定記録手段は、
さらに、前記請求グループ識別子を前記CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によって付与された請求グループ識別子に基づいて、該請求グループ識別子に関連付けられている割引演算を行って、前記利用料金額を生成する
ことを特徴とする[2]に記載の利用料金情報処理システム。
[4] 前記顧客情報保持手段は、
前記請求グループ識別子に複数の発信元識別子を関連付けて保持しており、
前記料金処理手段は、
前記顧客情報保持手段に保持されている請求グループ識別子に基づいて、料金処理するCDRを特定した後、発信元識別子毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする[3]に記載の利用料金情報処理システム。
前記請求グループ識別子に複数の発信元識別子を関連付けて保持しており、
前記料金処理手段は、
前記顧客情報保持手段に保持されている請求グループ識別子に基づいて、料金処理するCDRを特定した後、発信元識別子毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする[3]に記載の利用料金情報処理システム。
[5] 前記課金処理手段は、日毎に処理を行い、
前記料金処理手段は、月毎に処理を行う
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。
前記料金処理手段は、月毎に処理を行う
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。
[6] 前記顧客情報保持手段は、
前記発信元識別子とともに、月における利用料金の請求日を示す請求群識別子をさらに関連付けて保持しており、
前記サービス特定記録手段は、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記請求群識別子を取得し、該CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記CDRに付与された請求群識別子に基づいて、請求日毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする[5]に記載の利用料金情報処理システム。
前記発信元識別子とともに、月における利用料金の請求日を示す請求群識別子をさらに関連付けて保持しており、
前記サービス特定記録手段は、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記請求群識別子を取得し、該CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記CDRに付与された請求群識別子に基づいて、請求日毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする[5]に記載の利用料金情報処理システム。
[7] 前記料金処理手段により生成された利用料金額及びCDRを、前記請求処理手段により月毎の処理が行われるまで保持するCDR保持手段
をさらに具備することを特徴とする[5]又は[6]に記載の利用料金情報処理システム。
をさらに具備することを特徴とする[5]又は[6]に記載の利用料金情報処理システム。
[8] 前記付加サービスのカテゴリーに応じた割引サービスのカテゴリー情報と、
前記カテゴリーに属する付加サービスと、
該カテゴリー情報に基づいて、前記加入プランに適用可能な付加サービスを特定し得る基礎情報を保持するリファレンステーブル保持手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記加入プラン識別子及び付加サービス識別子に基づいて、前記リファレンステーブル保持手段を検索し、所定の料金処理の金額情報又は割引情報を特定する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。
前記カテゴリーに属する付加サービスと、
該カテゴリー情報に基づいて、前記加入プランに適用可能な付加サービスを特定し得る基礎情報を保持するリファレンステーブル保持手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記加入プラン識別子及び付加サービス識別子に基づいて、前記リファレンステーブル保持手段を検索し、所定の料金処理の金額情報又は割引情報を特定する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。
[9] 前記通信サービスにおける顧客が加入するプランを定義する加入プラン定義手段と、
前記顧客に適用される割引サービス及びカテゴリー種別を定義する割引サービス・カテゴリー定義手段
をさらに具備することを特徴とする[8]に記載の利用料金情報処理システム。
前記顧客に適用される割引サービス及びカテゴリー種別を定義する割引サービス・カテゴリー定義手段
をさらに具備することを特徴とする[8]に記載の利用料金情報処理システム。
[10] コンピュータに、通信サービスにおける利用料金の計算を行わせる利用料金情報処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
として機能させることを特徴とする利用料金情報処理プログラム。
前記コンピュータを、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
として機能させることを特徴とする利用料金情報処理プログラム。
[11] 利用料金情報処理システムが通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理方法であって、
前記利用料金情報処理システムは、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集し、
前記収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、
前記生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、
前記計算された利用料金額及び前記生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する
ことを特徴とする利用料金情報処理方法。
前記利用料金情報処理システムは、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集し、
前記収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、
前記生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、
前記計算された利用料金額及び前記生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する
ことを特徴とする利用料金情報処理方法。
前記本発明は次のように作用する。
本発明における利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法は、通信サービスにおける利用料金の計算を行う。交換機は、前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録し、CDR収集手段は、前記交換機によって記録されたCDRを収集し、課金処理手段は、前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、料金処理手段は、前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、請求処理手段は、前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成することによって、処理の時間分散を図ることができ、システム資源が不足してしまうことの解消、負荷分散に寄与することができる。
本発明における利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法は、通信サービスにおける利用料金の計算を行う。交換機は、前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録し、CDR収集手段は、前記交換機によって記録されたCDRを収集し、課金処理手段は、前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、料金処理手段は、前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、請求処理手段は、前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成することによって、処理の時間分散を図ることができ、システム資源が不足してしまうことの解消、負荷分散に寄与することができる。
本発明にかかる利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法によれば、処理の時間分散を図ることができ、システム資源が不足してしまうことの解消、負荷分散に寄与することができる。又は、演算処理及びメンテナンスの効率化を図ることができ、設備維持の経済化に寄与することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種の実施の形態を説明する。まず基本の実施の形態(基本形態)を説明し、その後に、5つの具体的な実施の形態(第1の具体的形態〜第5の具体的形態)を説明する。
<<基本形態>>
図1は、本発明における基本形態の概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
図1は、本発明における基本形態の概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
まず、移動通信網を例にして、通信サービスの利用料金請求の基本体系を以下に説明する。図1を用いて、移動通信網を例とする電気通信回線網と利用料金処理系統との関係例を説明する。以下、通信サービスとして携帯電話によるものを例示して説明する。
通信網133には、MSC131、GGSN,SGSN132、加入者端末134、加入者端末135が接続されており、加入者端末134と加入者端末135との通信を行わせる。
また、MSC131、GGSN,SGSN132は、メディエーション・ゲートウェイ141と接続されている。メディエーション・ゲートウェイ141は、料金処理システム110の課金処理モジュール111と接続されている。料金処理システム110内には、課金処理モジュール111、料金処理モジュール112、請求処理モジュール113、顧客情報保持モジュール114がある。課金処理モジュール111は料金処理モジュール112、顧客情報保持モジュール114と接続されており、料金処理モジュール112は課金処理モジュール111、請求処理モジュール113、顧客情報保持モジュール114と接続されており、請求処理モジュール113は料金処理モジュール112、顧客情報保持モジュール114と接続されており、顧客情報保持モジュール114はユーザー端末120の顧客情報登録指示モジュール121と接続されている。ユーザー端末120内には顧客情報登録指示モジュール121があり、顧客情報登録指示モジュール121は料金処理システム110の顧客情報保持モジュール114と接続されている。
通信網133には、MSC131、GGSN,SGSN132、加入者端末134、加入者端末135が接続されており、加入者端末134と加入者端末135との通信を行わせる。
また、MSC131、GGSN,SGSN132は、メディエーション・ゲートウェイ141と接続されている。メディエーション・ゲートウェイ141は、料金処理システム110の課金処理モジュール111と接続されている。料金処理システム110内には、課金処理モジュール111、料金処理モジュール112、請求処理モジュール113、顧客情報保持モジュール114がある。課金処理モジュール111は料金処理モジュール112、顧客情報保持モジュール114と接続されており、料金処理モジュール112は課金処理モジュール111、請求処理モジュール113、顧客情報保持モジュール114と接続されており、請求処理モジュール113は料金処理モジュール112、顧客情報保持モジュール114と接続されており、顧客情報保持モジュール114はユーザー端末120の顧客情報登録指示モジュール121と接続されている。ユーザー端末120内には顧客情報登録指示モジュール121があり、顧客情報登録指示モジュール121は料金処理システム110の顧客情報保持モジュール114と接続されている。
加入者端末134、135は、通信サービスの利用に供する端末である。
MSC131は、音声系交換機であり、GGSN,SGSN132は、パケット通信等非音声系交換ノードである。これらは、通信サービスの利用履歴であるCDRを記録する。CDR(Charging Data Record/Call Detail Record/Call Data Record)とは、通話又は通信に関する通信情報である。
メディエーション・ゲートウェイ141(MDGW)は、各種交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)から出力されるCDRをノード単位で収集する機能を有する。また、交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)によって記録されるCDRには、発信元を特定できる発信元識別情報を少なくとも含ませるようにしてもよい。
MSC131は、音声系交換機であり、GGSN,SGSN132は、パケット通信等非音声系交換ノードである。これらは、通信サービスの利用履歴であるCDRを記録する。CDR(Charging Data Record/Call Detail Record/Call Data Record)とは、通話又は通信に関する通信情報である。
メディエーション・ゲートウェイ141(MDGW)は、各種交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)から出力されるCDRをノード単位で収集する機能を有する。また、交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)によって記録されるCDRには、発信元を特定できる発信元識別情報を少なくとも含ませるようにしてもよい。
ユーザー端末120は、ショップ店頭、量販店、コールセンター等に設置され装置であり、顧客情報登録指示モジュール121を有している。顧客情報登録指示モジュール121は、通信サービスの利用を所望する加入者の加入受付とともに、料金処理システム110に対して、加入者(加入者端末134等の利用者)の顧客情報や選択された端末機種情報等を入力したり、加入者番号を払い出したりする機能を有する。また、顧客情報登録指示モジュール121は、通信サービスにおける顧客が加入するプランを定義するようにしてもよく、また、顧客に適用される割引サービス及びカテゴリー種別を定義するようにしてもよい。
顧客情報保持モジュール114は、顧客情報と機種情報及び加入者番号を関連付けて記録保持する装置部である。特に、本実施の形態では、加入者が選択した利用料金プランやオプションプラン等のサービス種別・付加サービス種別を顧客情報と関連付けて記録保持するものである。つまり、発信元識別子、利用者が加入している通信サービスにおけるプランを特定できる加入プラン識別子、該プランに付加される付加サービスを特定することができる付加サービス識別子を、顧客情報に関連付けて保持するものである。
課金処理モジュール111は、メディエーション・ゲートウェイ141によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフ(サービス種別単位で定義される通信単価の料金情報、例えば、通話時間単位の料金額)を付与して、課金処理済のCDRを生成する。つまり、メディエーション・ゲートウェイ141によって出力されたCDRに、タリフを付与する機能を有する。かかるタリフを付与されたCDRを課金CDRと呼ぶ。また、課金処理モジュール111は、CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、顧客情報保持モジュール114に問い合わせ、加入プラン識別子を取得し、そのCDRに付与するようにしてもよい。
料金処理モジュール112は、課金処理モジュール111によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する。つまり、課金CDRをサマリし、延べ通信量(又は通信時間)に応じた利用料金を演算するとともに、料金プラン及び付加サービス等に応じた利用料金の加減算演算を行い、請求前CDRファイルを出力する機能を有する。また、課金処理モジュール111によってCDRに付与された加入プラン識別子に基づいて基本料金、及び、付加サービス識別子に基づいて割引額を、利用料金額から加減算した請求前金額情報を前記CDRに付与するようにしてもよい。
請求処理モジュール113は、料金処理モジュール112によって計算された利用料金額及び課金処理モジュール111によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求書データ151として生成する。つまり、料金処理モジュール112で生成された請求前CDRファイルを請求書データにフォーマット変換する機能を有する。
請求書データ151は、請求処理モジュール113によって出力されるデータ、つまり請求処理されたデータであり、請求明細書やWEBページの明細データに用いる。
請求書データ151は、請求処理モジュール113によって出力されるデータ、つまり請求処理されたデータであり、請求明細書やWEBページの明細データに用いる。
顧客ひとりを単位とした場合の交換機における処理から請求処理までの流れ(4ステップ)を以下に示す。
ステップ1.交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)からメディエーション・ゲートウェイ141までの処理
ステップ2.課金処理モジュール111における処理
ステップ3.料金処理モジュール112における処理
ステップ4.請求処理モジュール113における処理
ステップ1.交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)からメディエーション・ゲートウェイ141までの処理
ステップ2.課金処理モジュール111における処理
ステップ3.料金処理モジュール112における処理
ステップ4.請求処理モジュール113における処理
以下、各ステップの処理を詳細に説明する。
<ステップ1.交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)からメディエーション・ゲートウェイ141までの処理>
(1)加入者端末134による通信終了後、MSC131にてCDRが生成される。生成されるCDRの内部データは図2に示したとおりである。CDRの内部データとして、発信元加入者番号データ201、発信者特定識別子データ202、着信先加入者番号データ203、着信者特定識別子データ204、発信日時データ205、終話日時データ206、通話時間データ207がある。発信元加入者番号データ201は発信側の加入者端末134等の電話番号(例えば、11桁)であり、発信者特定識別子データ202は発信側の加入者端末134等を一意に特定できる識別子(例えば、16桁)であり、着信先加入者番号データ203は着信側の加入者端末134等の電話番号(例えば、11桁)であり、着信者特定識別子データ204は着信側の加入者端末134等を一意に特定できる識別子(例えば、16桁)であり、発信日時データ205は通話を始めた日時(例えば、年月日時分秒)であり、終話日時データ206は通話を終了した日時(例えば、年月日時分秒)であり、通話時間データ207は発信日時データ205から終話日時データ206までの間の時間(例えば、分秒)である。
すなわち、通信イベントとして特定し得るパラメータの情報が記述されている。かかるCDRは、1通話(呼、Call)毎に出力される。所定期間中、生成されたCDRはMSC131で保持される。なお、非音声系のCDRは、GGSN,SGSN132によってパケット毎に生成され、所定期間中、その生成されたCDRはGGSN,SGSN132で保持される。また、生成されるCDR内のデータは図2に示したものと同等のものである。
<ステップ1.交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)からメディエーション・ゲートウェイ141までの処理>
(1)加入者端末134による通信終了後、MSC131にてCDRが生成される。生成されるCDRの内部データは図2に示したとおりである。CDRの内部データとして、発信元加入者番号データ201、発信者特定識別子データ202、着信先加入者番号データ203、着信者特定識別子データ204、発信日時データ205、終話日時データ206、通話時間データ207がある。発信元加入者番号データ201は発信側の加入者端末134等の電話番号(例えば、11桁)であり、発信者特定識別子データ202は発信側の加入者端末134等を一意に特定できる識別子(例えば、16桁)であり、着信先加入者番号データ203は着信側の加入者端末134等の電話番号(例えば、11桁)であり、着信者特定識別子データ204は着信側の加入者端末134等を一意に特定できる識別子(例えば、16桁)であり、発信日時データ205は通話を始めた日時(例えば、年月日時分秒)であり、終話日時データ206は通話を終了した日時(例えば、年月日時分秒)であり、通話時間データ207は発信日時データ205から終話日時データ206までの間の時間(例えば、分秒)である。
すなわち、通信イベントとして特定し得るパラメータの情報が記述されている。かかるCDRは、1通話(呼、Call)毎に出力される。所定期間中、生成されたCDRはMSC131で保持される。なお、非音声系のCDRは、GGSN,SGSN132によってパケット毎に生成され、所定期間中、その生成されたCDRはGGSN,SGSN132で保持される。また、生成されるCDR内のデータは図2に示したものと同等のものである。
(2)メディエーション・ゲートウェイ141がポーリング受信により、前記の所定期間毎にMSC131又はGGSN,SGSN132にアクセスし、生成されたCDRを収集する。
(3)メディエーション・ゲートウェイ141により、取得したCDRを図2に示したCDRフォーマットに変換する。この変換は、主に可変長データから固定長データへの変換である。これは、交換機毎又は製造ベンダー毎に生成するCDRのフォーマットが異なることがあるためである。収集したCDRをサマリ(要約、変換、整形等)し、「CDR収集ファイル」として生成する。
(3)メディエーション・ゲートウェイ141により、取得したCDRを図2に示したCDRフォーマットに変換する。この変換は、主に可変長データから固定長データへの変換である。これは、交換機毎又は製造ベンダー毎に生成するCDRのフォーマットが異なることがあるためである。収集したCDRをサマリ(要約、変換、整形等)し、「CDR収集ファイル」として生成する。
<ステップ2.課金処理モジュール111における処理>
課金処理モジュール111では、生成されたCDRから課金済CDRを生成する。
(1)課金処理モジュール111が、前記所定期間毎に、かつ、メディエーション・ゲートウェイ141がMSC131又はGGSN,SGSN132にポーリングするタイミングと所定時間ずれた間隔で、メディエーション・ゲートウェイ141に対しポーリングを行い、CDR収集ファイルの取得を行う。
(2)課金処理モジュール111は、CDR収集ファイル内の各CDR情報に記述される発信元加入者番号データ201又は発信者特定識別子データ202(以下、発信元加入者番号データ201等ともいう)をキーにして顧客情報保持モジュール114にアクセスする。
なお、MSC131又はGGSN,SGSN132から受信したCDRには、料金に関する情報が含まれない。したがって、この料金に関する情報を取得する必要がある。料金に関する情報は、顧客情報保持モジュール114に格納されている。よって、加入者が特定できるパラメータをキーに、ここにアクセスし、料金に関する情報を取得する。
また、日本国内では、発課金であるため、発信元加入者番号データ201等をキーとする。着課金の場合は、着信先加入者番号データ203又は着信者特定識別子データ204をキーにすればよい。
課金処理モジュール111では、生成されたCDRから課金済CDRを生成する。
(1)課金処理モジュール111が、前記所定期間毎に、かつ、メディエーション・ゲートウェイ141がMSC131又はGGSN,SGSN132にポーリングするタイミングと所定時間ずれた間隔で、メディエーション・ゲートウェイ141に対しポーリングを行い、CDR収集ファイルの取得を行う。
(2)課金処理モジュール111は、CDR収集ファイル内の各CDR情報に記述される発信元加入者番号データ201又は発信者特定識別子データ202(以下、発信元加入者番号データ201等ともいう)をキーにして顧客情報保持モジュール114にアクセスする。
なお、MSC131又はGGSN,SGSN132から受信したCDRには、料金に関する情報が含まれない。したがって、この料金に関する情報を取得する必要がある。料金に関する情報は、顧客情報保持モジュール114に格納されている。よって、加入者が特定できるパラメータをキーに、ここにアクセスし、料金に関する情報を取得する。
また、日本国内では、発課金であるため、発信元加入者番号データ201等をキーとする。着課金の場合は、着信先加入者番号データ203又は着信者特定識別子データ204をキーにすればよい。
顧客情報保持モジュール114には、発信元加入者番号データ201等と関連付けられたサービスID(以下、「サービス使用者番号」又は「S#」ともいう。S:Service、ID:IDentification number)が保持されており、課金処理モジュール111は、S#を取得すると共に、通信単価の料金情報(例:10円/Call)(以下、通信タリフ又はタリフともいう。)を取得する。
なお、サービスIDとは、加入者毎に割り当てられた識別符号である。
また、サービスIDを利用するのは、通信網の設備系統と料金請求系の設備系統が異なることに起因するもので、基本管理する番号体系が異なる理由による。原則的には、サービスIDはユニークに、加入者番号と関連付けられる。
なお、サービスIDとは、加入者毎に割り当てられた識別符号である。
また、サービスIDを利用するのは、通信網の設備系統と料金請求系の設備系統が異なることに起因するもので、基本管理する番号体系が異なる理由による。原則的には、サービスIDはユニークに、加入者番号と関連付けられる。
そして、課金処理モジュール111は、CDR収集ファイルに取得したタリフとS#を付加する。つまり、図3に示すように、発信元加入者番号データ201〜通話時間データ207に(適用)タリフデータ308、S#データ309、B#データ310を付加する。こうして得られたCDR情報を「課金済CDR」と呼ぶ。
なお、このとき、S#の取得と共に請求グループID(以下、B#ともいう。B:Billing)も取得する。B#の用途については後述する。
なお、このとき、S#の取得と共に請求グループID(以下、B#ともいう。B:Billing)も取得する。B#の用途については後述する。
<ステップ3.料金処理モジュール112における処理>
所定時期になると、課金済CDRが課金処理モジュール111から料金処理モジュール112へ渡される。
料金処理モジュール112では、所定期間で収集した課金済CDRから、基本料金、割引料金等を演算し、「CDRファイル」を生成する。
所定時期になると、課金済CDRが課金処理モジュール111から料金処理モジュール112へ渡される。
料金処理モジュール112では、所定期間で収集した課金済CDRから、基本料金、割引料金等を演算し、「CDRファイル」を生成する。
(1)料金処理モジュール112は、所定期間で収集した課金済CDRをサマリし、期間単位での通話料金を算出する。
(2)料金処理モジュール112は、S#をキーに、顧客情報保持モジュール114にアクセスし、発信元加入者の加入料金プラン(プライスプラン)情報を参照して、基本料額(¥X,XXX−)情報を取得する。
(3)料金処理モジュール112は、S#をキーに、顧客情報保持モジュール114にアクセスし、加入者が択一的に選択した付加サービス(割引サービス)を参照して、割引料額(▲¥X,XXX−又は▲X%)情報を取得する。例えばプライスプラン2,000円に対して、長期割引20%offといった情報である。
(2)料金処理モジュール112は、S#をキーに、顧客情報保持モジュール114にアクセスし、発信元加入者の加入料金プラン(プライスプラン)情報を参照して、基本料額(¥X,XXX−)情報を取得する。
(3)料金処理モジュール112は、S#をキーに、顧客情報保持モジュール114にアクセスし、加入者が択一的に選択した付加サービス(割引サービス)を参照して、割引料額(▲¥X,XXX−又は▲X%)情報を取得する。例えばプライスプラン2,000円に対して、長期割引20%offといった情報である。
これにより、図4に示すようなCDRファイル400を得ることができる。つまり、CDRファイル400は通話・通信履歴表410とプライスプラン欄420と付加サービス欄421を有し、通話・通信履歴表410は発信元加入者番号欄411、着信先加入者番号欄412、発信日時欄413、終話日時欄414、通話時間欄415、タリフ欄416、S#欄417、B#欄418を有する。発信元加入者番号欄411〜B#欄418は、図3で示したそれぞれ発信元加入者番号データ201〜B#データ310に対応し、プライスプラン欄420と付加サービス欄421は料金処理モジュール112が顧客情報保持モジュール114から取得したものである。
<ステップ4.請求処理モジュール113における処理>
請求処理モジュール113は、料金処理モジュール112からCDRファイルを取得し、請求書データ151を生成するため、具体的な利用料金額の算出を行う。
(1)請求処理モジュール113は、受け取ったCDRファイルのCDR情報を参照し、所定期間中の延べ通話料金を算出する。
(2)請求処理モジュール113は、プライスプラン及び割引率から所定期間の利用料金を算出する。
請求処理モジュール113は、料金処理モジュール112からCDRファイルを取得し、請求書データ151を生成するため、具体的な利用料金額の算出を行う。
(1)請求処理モジュール113は、受け取ったCDRファイルのCDR情報を参照し、所定期間中の延べ通話料金を算出する。
(2)請求処理モジュール113は、プライスプラン及び割引率から所定期間の利用料金を算出する。
これにより、図5に示すような請求書データ500を得ることができる。つまり、図4に示したCDRファイル400のデータに基本料金欄530、通話料金欄531、請求金額欄532を付加したものである。
なお、基本料金欄530は、プライスプラン欄420、付加サービス欄421を用いて計算(2000円−2000円×20%)したものであり、通話料金欄531は各通話における通話時間欄415の通話時間にタリフ欄416の単位時間における料金を掛け、それを積算したものである。請求金額欄532は、基本料金欄530と通話料金欄531を加算したものである。
なお、基本料金欄530は、プライスプラン欄420、付加サービス欄421を用いて計算(2000円−2000円×20%)したものであり、通話料金欄531は各通話における通話時間欄415の通話時間にタリフ欄416の単位時間における料金を掛け、それを積算したものである。請求金額欄532は、基本料金欄530と通話料金欄531を加算したものである。
<<第1の具体的形態>>
前述の基本形態は、加入者単位での料金演算、割引計算を行うものであった。
他方、利用料金及び割引後の料金をベースに請求単位での割引を行うケースもある。例えば、互いに関係のある複数のS#に対する利用料金(例えば、家族内の個人の利用料金)の合計に対して割引を行うような場合である。
よって、第1の具体的形態は、請求単位での割引可能となるよう、B#(請求グループID)を設け、B#単位の割引リファレンスの追加と、B#で特定される割引料金の定義処理を行うようにしたものである。
第1の具体的形態によって、請求単位の割引適用ができるようになる。
前述の基本形態は、加入者単位での料金演算、割引計算を行うものであった。
他方、利用料金及び割引後の料金をベースに請求単位での割引を行うケースもある。例えば、互いに関係のある複数のS#に対する利用料金(例えば、家族内の個人の利用料金)の合計に対して割引を行うような場合である。
よって、第1の具体的形態は、請求単位での割引可能となるよう、B#(請求グループID)を設け、B#単位の割引リファレンスの追加と、B#で特定される割引料金の定義処理を行うようにしたものである。
第1の具体的形態によって、請求単位の割引適用ができるようになる。
携帯電話による通信サービスは、その携帯電話番号、あるいは契約地域(携帯電話使用者が通信サービスを事業者と契約した際の地域)等により採り得る料金プランが異なる。そして、月毎の料金計算期間の期間開始日と期間終了日は、携帯電話番号、契約地域、料金プラン、又は契約者の指定等に応じて異なる。ただし、携帯電話番号と契約地域、料金プランは関係付けられている。
なお、料金計算の基礎となる料金プランとは、利用者が回線利用に際し主たる契約条件として選択する基本契約に相対する料金体系をいい、付加サービスとは、期間割引、複数回線割引等の割引サービスや音声通信、データ通信、ストリーミング等の呼種別毎の単位通信料適用サービスといった、基本契約の料金体系に相対する付随の付加サービスの料金体系をいう。これら料金体系は、契約者が個人、法人、非法人、男性、女性、大人、子供、中高生、大学生等といった契約者属性に応じて設けてもよいし、通信サービスの利用に供する端末機器、端末機器の世代、可搬型、固定型、陸上用、海上用、航空用といった機器属性の種別に応じて設けてもよい。
また、前記料金プランに付随して適用される各種の割引サービスがある。この割引サービスの具体例としては、(1)前記料金プランの選択によって決定される定額の基本使用料に対して適用される「基本使用料割引」と、(2)音声通信における特定条件について適用される「通話料割引」と、(3)電子メールの通信における特定条件について適用される「メール通信料割引」の他、(4)電子メールやウェブアクセスといったパケットデータ通信に適用される「メール・ウェブ通信料割引サービス」等が挙げられる。
より具体的には、下記のような割引サービスがある。
(1)基本使用料割引
(i)複数回線契約した場合における2以上の回線について、基本使用料を半額とする「複回線の基本使用料割引サービス」
(ii)長期契約を確約した顧客に対して適用する「長期割引サービス」
(2)通話料割引
(i)主回線と複数の複回線が親族間で使用される場合に適用する「家族間通話料半額サービス」
(ii)回線契約者が親族である場合に、当該親族間での通話料を無料とする「家族間の通話し放題サービス」
(iii)特定着呼者に対してのみ、所定の固定料金で通話の従量課金を行わない「指定先通話し放題サービス」
(3)メール通信料割引
(i)主回線と複数の複回線が親族間で使用される場合に適用する「家族間メール通信料無料サービス」
(ii)特定着信者に対してのみ、所定の固定料金でメール通信の従量課金を行わない「指定先メールし放題サービス」
(4)メール・ウェブ通信料割引サービス
(i)メールサービスにおける固定額で従量課金を行わない「メール定額サービス」
(ii)パケットデータ通信を所定の固定額で従量課金しない「パケット定額サービス」
(iii)パケットデータ通信の所定料率による割引サービス
(1)基本使用料割引
(i)複数回線契約した場合における2以上の回線について、基本使用料を半額とする「複回線の基本使用料割引サービス」
(ii)長期契約を確約した顧客に対して適用する「長期割引サービス」
(2)通話料割引
(i)主回線と複数の複回線が親族間で使用される場合に適用する「家族間通話料半額サービス」
(ii)回線契約者が親族である場合に、当該親族間での通話料を無料とする「家族間の通話し放題サービス」
(iii)特定着呼者に対してのみ、所定の固定料金で通話の従量課金を行わない「指定先通話し放題サービス」
(3)メール通信料割引
(i)主回線と複数の複回線が親族間で使用される場合に適用する「家族間メール通信料無料サービス」
(ii)特定着信者に対してのみ、所定の固定料金でメール通信の従量課金を行わない「指定先メールし放題サービス」
(4)メール・ウェブ通信料割引サービス
(i)メールサービスにおける固定額で従量課金を行わない「メール定額サービス」
(ii)パケットデータ通信を所定の固定額で従量課金しない「パケット定額サービス」
(iii)パケットデータ通信の所定料率による割引サービス
第1の具体的形態は、通信サービスの使用に対する料金の計算、つまり請求単位での割引計算を行わせるものであって、図6に示すように、請求先決定モジュール610、顧客情報DB620、サービス使用者番号決定モジュール630、サービス使用者番号料金計算モジュール640、料金リファレンス650、請求用CDR660、請求先料金計算モジュール670、請求書データ作成モジュール680を備えている。さらに、サービス使用者番号料金計算モジュール640は、定額料金計算モジュール641、通信料計算モジュール642、その他料金計算モジュール643、割引計算モジュール644を備えている。
なお、基本形態と第1の具体的形態とのモジュール間の対応は、顧客情報DB620と料金リファレンス650は顧客情報保持モジュール114に対応し、請求用CDR660はメディエーション・ゲートウェイ141に対応し、請求先決定モジュール610とサービス使用者番号決定モジュール630は顧客情報保持モジュール114に対応し、サービス使用者番号料金計算モジュール640は料金処理モジュール112に対応し、請求先料金計算モジュール670、請求書データ作成モジュール680は請求処理モジュール113に対応している。
顧客情報DB620は、請求先決定モジュール610からアクセスされ、顧客に関する情報、例えば、通信サービスを使用している使用者の料金の請求先(請求グループ識別子)を記憶しているデータベースである。また、その請求先に付随しているサービス使用者番号を対応して記憶している。ここで、サービス使用者番号とは、通信サービスの使用者を一意に識別できる番号であり、請求先とは一定の関係(例えば、家族の構成員間)を有する使用者であって、請求先(使用者の一人)が支払いを代表し、他の使用者による使用料金も支払うという場合に、その使用者(請求先を含む)をサービス使用者という。したがって、請求先に付随するサービス使用者番号が1つの場合(請求先とサービス使用者番号によって表される使用者が同一人の場合)、請求先に付随するサービス使用者番号が複数の場合がある。
また、顧客情報DB620には、使用者が通信サービスを利用するにあたって、契約した料金プランと各種付加サービスの適用に関する情報が記録されている。したがって、請求先又はサービス使用者番号を与えることにより、料金計算を行う対象の使用者情報が特定され、その使用者の料金プランと付加サービスに関する情報を取得することができるようになっている。
つまり、顧客情報DB620は、基本形態の顧客情報保持モジュール114にさらに、利用料金の請求先を特定できる請求グループ識別子を、顧客情報に関連付けて保持しているものである。
また、顧客情報DB620には、使用者が通信サービスを利用するにあたって、契約した料金プランと各種付加サービスの適用に関する情報が記録されている。したがって、請求先又はサービス使用者番号を与えることにより、料金計算を行う対象の使用者情報が特定され、その使用者の料金プランと付加サービスに関する情報を取得することができるようになっている。
つまり、顧客情報DB620は、基本形態の顧客情報保持モジュール114にさらに、利用料金の請求先を特定できる請求グループ識別子を、顧客情報に関連付けて保持しているものである。
請求先決定モジュール610は、顧客情報DB620、サービス使用者番号決定モジュール630と接続されており、顧客情報DB620内の顧客に関する情報(請求先)を用いて、通信サービスの使用に対する料金の請求先を決定する。そして、請求グループ識別子をCDRに付与することを行う。これは、請求書を作成する際のその宛先を特定するための請求先を決定するものでもある。
サービス使用者番号決定モジュール630は、請求先決定モジュール610、定額料金計算モジュール641と接続されており、請求先決定モジュール610によって決定された請求先に付随するサービス使用者番号を決定する。この決定の際に、サービス使用者番号決定モジュール630は顧客情報DB620内の請求先とサービス使用者番号との対応を参照するようにしてもよい。
料金リファレンス650は、定額料金計算モジュール641、割引計算モジュール644からアクセスされ、通信サービスの料金プランとその料金プランにおける定額料金及び割引に関する情報を対応して記憶する。
定額料金計算モジュール641は、サービス使用者番号決定モジュール630、通信料計算モジュール642、料金リファレンス650と接続されており、サービス使用者番号決定モジュール630によって決定されたサービス使用者番号による通信サービスの定額料金を計算する。その際に、サービス使用者番号に応じて、料金リファレンス650に記憶されている定額料金を参照して、定額料金を計算するようにしてもよい。
請求用CDR660は、通信料計算モジュール642からアクセスされ、料金計算用の通信情報(CDR)を記憶しているデータベースである。
通信料計算モジュール642は、定額料金計算モジュール641、その他料金計算モジュール643、請求用CDR660と接続されており、サービス使用者番号決定モジュール630によって決定されたサービス使用者番号による通信サービスの通信料を計算する。その際に、サービス使用者番号に応じて、請求用CDR660に記憶されている通信情報を参照して、通信料を計算する。
その他料金計算モジュール643は、通信料計算モジュール642、割引計算モジュール644と接続されており、定額料金計算モジュール641、通信料計算モジュール642で計算された定額料、通信料以外に必要となる料金(例えば、調整金(入力誤り等により発生した料金の過不足を補うもの)、加入一時金等)を計算する。
割引計算モジュール644は、その他料金計算モジュール643、請求先料金計算モジュール670、料金リファレンス650と接続されており、サービス使用者番号決定モジュール630によって決定されたサービス使用者番号毎の定額料金、通信料、又は定額料金と通信料との和に対して割引の計算を行う。その際、サービス使用者番号に応じて、料金リファレンス650に記憶されている割引に関する情報を参照して、割引の計算を行うようにしてもよい。また、割引計算の順序として、定額料金に対する割引の計算を行った後に、通信料に対する割引の計算を行うようにしてもよい。つまり、課金処理モジュール111によって付与された請求グループ識別子に基づいて、その請求グループ識別子に関連付けられている割引演算を行って、利用料金額を生成するものである。
請求先料金計算モジュール670は、割引計算モジュール644、請求書データ作成モジュール680と接続されており、請求先決定モジュール610によって決定された請求先に付随する全てのサービス使用者番号の割引計算モジュール644によって割引計算された料金に基づいて、その請求先の料金を計算する。つまり、請求先に付随するサービス使用者番号によって特定される使用者の使用料金の合計を計算する。また、請求先料金計算モジュール670による料金の計算は、請求先における割引計算を含むようにしてもよい。さらに、消費税の計算を行ってもよい。
請求書データ作成モジュール680は、請求先料金計算モジュール670と接続されており、請求先料金計算モジュール670によって計算された請求先の料金に基づいて、その請求先に対する請求書を生成する。つまり、印刷機を用いて請求書を印刷し、請求先である使用者に郵送することを行う。また、請求書を紙に印刷するだけでなく、電子情報としてインターネット上のWeb等に掲載することもできる。その際、パスワードを用いて使用者のみが閲覧できるようにすることもできる。
請求書の具体例として、図8に請求書データ800を示す。図5に示した請求書データ500と同様に通話・通信履歴表410、プライスプラン欄420、付加サービス欄421、基本料金欄530、通話料金欄531を有しており、さらに、請求割引欄840を有している。請求割引欄840は、そのB#における割引額を示しており、請求金額欄841は、請求割引欄840に示す割引額を差し引いた請求金額を示す。
請求書の具体例として、図8に請求書データ800を示す。図5に示した請求書データ500と同様に通話・通信履歴表410、プライスプラン欄420、付加サービス欄421、基本料金欄530、通話料金欄531を有しており、さらに、請求割引欄840を有している。請求割引欄840は、そのB#における割引額を示しており、請求金額欄841は、請求割引欄840に示す割引額を差し引いた請求金額を示す。
図7を用いて、料金の計算処理について説明する。
ステップS702では、請求先決定モジュール610が請求先を決定する。
ステップS704では、ステップS702で決定された請求先に基づいて、サービス使用者番号決定モジュール630がサービス使用者番号を決定する。
ステップS706では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、定額料金計算モジュール641が定額料金を計算する。
ステップS708では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、通信料計算モジュール642が通信料を計算する。
ステップS710では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、その他料金計算モジュール643がその他の料金を計算する。
ステップS702では、請求先決定モジュール610が請求先を決定する。
ステップS704では、ステップS702で決定された請求先に基づいて、サービス使用者番号決定モジュール630がサービス使用者番号を決定する。
ステップS706では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、定額料金計算モジュール641が定額料金を計算する。
ステップS708では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、通信料計算モジュール642が通信料を計算する。
ステップS710では、ステップS704で決定されたサービス使用者番号に基づいて、その他料金計算モジュール643がその他の料金を計算する。
ステップS712では、ステップS706、ステップS708、ステップS710のそれぞれで計算された料金に対して割引計算モジュール644が割引計算を行う。
ステップS714では、ステップS702で決定された請求先に付随する全てのサービス使用者番号の料金の計算を行ったか否かを判断する。すべて計算した場合(ステップS714でYes)は、ステップS716へ処理を進め、それ以外の場合(ステップS714でNo)は、ステップS704の処理へ戻る。つまり、ステップS704からステップS712の処理がサービス使用者番号の数だけ繰り返される。この繰り返しによって、請求先に付随している全てのサービス使用者番号に関する料金が計算される。
ステップS716では、請求先、つまり、サービス使用者番号に関する料金の合計を、請求先料金計算モジュール670が計算する。そして、請求先に対する割引処理がある場合は、その割引処理を行う。さらに、消費税の計算を行う。
ステップS718では、ステップS716で計算した請求先の請求書を請求書データ作成モジュール680が作成する。
ステップS714では、ステップS702で決定された請求先に付随する全てのサービス使用者番号の料金の計算を行ったか否かを判断する。すべて計算した場合(ステップS714でYes)は、ステップS716へ処理を進め、それ以外の場合(ステップS714でNo)は、ステップS704の処理へ戻る。つまり、ステップS704からステップS712の処理がサービス使用者番号の数だけ繰り返される。この繰り返しによって、請求先に付随している全てのサービス使用者番号に関する料金が計算される。
ステップS716では、請求先、つまり、サービス使用者番号に関する料金の合計を、請求先料金計算モジュール670が計算する。そして、請求先に対する割引処理がある場合は、その割引処理を行う。さらに、消費税の計算を行う。
ステップS718では、ステップS716で計算した請求先の請求書を請求書データ作成モジュール680が作成する。
<<第2の具体的形態>>
第1の具体的形態によれば、B#を特定後、S#についての個々の料金計算を行い、最後にB#で請求割引する。かかる処理を、模式的に図9にて示す。
図9は、料金計算(重複処理あり)の概念的構成例を示す説明図である。
つまり、料金計算901とは、B#1 911、B#2 921、B#3 931等の料金計算を行うことであり、さらに、個々のB#の料金計算とは、S#(サービスID、電話番号)毎の料金計算を行い、そしてその結果を統合してB#に対する料金計算を行うものである。例えば、B#1 911は、サービスID(MSN)料金計算912〜919等の個々のS#毎の料金計算を行い、これらを合算してB#に対する割引計算を行うようにしているものである。
第1の具体的形態によれば、B#を特定後、S#についての個々の料金計算を行い、最後にB#で請求割引する。かかる処理を、模式的に図9にて示す。
図9は、料金計算(重複処理あり)の概念的構成例を示す説明図である。
つまり、料金計算901とは、B#1 911、B#2 921、B#3 931等の料金計算を行うことであり、さらに、個々のB#の料金計算とは、S#(サービスID、電話番号)毎の料金計算を行い、そしてその結果を統合してB#に対する料金計算を行うものである。例えば、B#1 911は、サービスID(MSN)料金計算912〜919等の個々のS#毎の料金計算を行い、これらを合算してB#に対する割引計算を行うようにしているものである。
例えば、法人契約など、複数加入契約(B#)をしている場合があり、第1の具体的形態(図9で示した請求処理)では重複処理が生じる。例えば、1つの会社で複数の組織が通信サービスの契約を行っているが、その会社に対して合計の利用料金の割引を行う場合がある。
第2の具体的形態は、このような場合に対処できるようにし、重複処理を極力抑え、負荷低減を図るものである。
第2の具体的形態は、このような場合に対処できるようにし、重複処理を極力抑え、負荷低減を図るものである。
つまり、MSN(加入者番号)に対する個別の料金の計算処理と、請求先統合処理の2段階の処理とする。
図10を用いて、第2の具体的形態による料金計算処理を模式的に示す。
第2の具体的形態では、料金処理モジュール112が行う料金計算1001は、第1段階のMSN個別処理1011と第2段階の請求先統合処理1041に分けて処理を行うものである。
MSN個別処理1011とは、B#毎の処理、つまりB#1 1021、B#2 1031等を行うことであり、さらに、個々のB#の料金計算とは、S#(サービスID、電話番号)毎の料金計算を行うものである。例えば、B#1 1021は、サービスID(MSN)料金計算1022〜1029等の個々のS#毎の料金計算を行うようにしているものである。
請求先統合処理1041とは、B#1 1051、B#2 1061等を行うことであり、これらの計算結果を統合して割引計算を伴う料金計算を行うものである。そして、B#毎(例えば、組織毎)に請求金額を計算する。
図10を用いて、第2の具体的形態による料金計算処理を模式的に示す。
第2の具体的形態では、料金処理モジュール112が行う料金計算1001は、第1段階のMSN個別処理1011と第2段階の請求先統合処理1041に分けて処理を行うものである。
MSN個別処理1011とは、B#毎の処理、つまりB#1 1021、B#2 1031等を行うことであり、さらに、個々のB#の料金計算とは、S#(サービスID、電話番号)毎の料金計算を行うものである。例えば、B#1 1021は、サービスID(MSN)料金計算1022〜1029等の個々のS#毎の料金計算を行うようにしているものである。
請求先統合処理1041とは、B#1 1051、B#2 1061等を行うことであり、これらの計算結果を統合して割引計算を伴う料金計算を行うものである。そして、B#毎(例えば、組織毎)に請求金額を計算する。
第2の具体的形態は、基本的形態又は第1の具体的形態を含み、顧客情報保持モジュール114は、さらにB#(請求グループID)に複数の発信元識別子を関連付けて保持している。そして、料金処理モジュール112は、B#毎に料金の計算を行い、その複数のB#(B#をまたがる料金)に対しての割引計算を行い統合処理を行う。また、顧客情報保持モジュール114に保持されている請求グループ識別子に基づいて、料金処理するCDRを特定した後、発信元識別子毎に利用料金額を生成する。
第2の具体的形態によって、請求先重複の場合、まとめて請求割引処理が可能となり、料金計算の負荷低減に寄与することができる。
第2の具体的形態によって、請求先重複の場合、まとめて請求割引処理が可能となり、料金計算の負荷低減に寄与することができる。
<<第3の具体的形態>>
前述の基本的形態は、ひとつのプライスプランには、複数の付加サービスが設けられ、加入者は、付加サービスを択一的に選択することができるものである。これを模式的にしたのが、図11となる。
前述の基本的形態は、ひとつのプライスプランには、複数の付加サービスが設けられ、加入者は、付加サービスを択一的に選択することができるものである。これを模式的にしたのが、図11となる。
図11は、料金計算(付加サービス付加)の概念的構成例を示す説明図である。
各種プライスプランを「短冊」とみたて、これにくくり付ける形で各種の付加サービスを定義する。例えば、図11に示すように、「短冊」として短冊1(トークFF)1110、短冊2(ホリデー)1120、短冊3(バリュー)1130、短冊4(フレックス)1140があり、短冊1(トークFF)1110には付加サービス1 1111、付加サービス2 1112が対応付けられており、短冊2(ホリデー)1120は付加サービス1 1121が対応付けられており、短冊3(バリュー)1130には付加サービス1 1131、付加サービス2 1132対応付けられており、短冊4(フレックス)1140には付加サービス1 1141等が対応付けられている(括弧内の記述はプライスプランの具体的名称の例)。
そして、料金処理モジュール112で行われる料金計算1101では、短冊情報を参照して料金計算を行うことから、短冊処理と呼んでいる。この情報を「料金リファレンス」として、例えば第1の具体的形態では料金リファレンス650に定義している。
この構成によれば、新しいプライスプランができる度に逐一付加サービスの定義を増やす必要がある。
最近の料金プランの多様化によれば、リファレンスメンテナンスに多大の工数を要し、料金演算においても参照すべきテーブル情報が多岐になるので、システム効率上、好ましくない。
各種プライスプランを「短冊」とみたて、これにくくり付ける形で各種の付加サービスを定義する。例えば、図11に示すように、「短冊」として短冊1(トークFF)1110、短冊2(ホリデー)1120、短冊3(バリュー)1130、短冊4(フレックス)1140があり、短冊1(トークFF)1110には付加サービス1 1111、付加サービス2 1112が対応付けられており、短冊2(ホリデー)1120は付加サービス1 1121が対応付けられており、短冊3(バリュー)1130には付加サービス1 1131、付加サービス2 1132対応付けられており、短冊4(フレックス)1140には付加サービス1 1141等が対応付けられている(括弧内の記述はプライスプランの具体的名称の例)。
そして、料金処理モジュール112で行われる料金計算1101では、短冊情報を参照して料金計算を行うことから、短冊処理と呼んでいる。この情報を「料金リファレンス」として、例えば第1の具体的形態では料金リファレンス650に定義している。
この構成によれば、新しいプライスプランができる度に逐一付加サービスの定義を増やす必要がある。
最近の料金プランの多様化によれば、リファレンスメンテナンスに多大の工数を要し、料金演算においても参照すべきテーブル情報が多岐になるので、システム効率上、好ましくない。
第3の具体的形態は、付加サービスの割引種類毎にグルーピング(カテゴリー化)した割引テーブルを設け、これをプライスプランと関連付けるテーブル構成(マトリックス型)とする。
図12は、料金計算(付加サービスのカテゴリー化)の概念的構成例を示す説明図である。
図12に示すとおり、プライスプランとは別に、曜日時間帯割引、相手先指定割引等の割引テーブルを設け、それぞれがリファレンス定義できるようにする。
つまり、料金処理モジュール112は料金計算1201として、短冊1(バンドルプラン)1210、短冊2(パックプラン)1220、短冊3(基本プラン)1230等の短冊処理を行うが、それに対応付けられている付加サービスを曜日時間帯割引1240、相手先指定割引1250、非音声系割引1260のいずれかに分類して対応付けられている。
第3の具体的形態によって、プライスプランと割引サービスの定義を別個独立にすることができる。そして、料金計算の際、S#、B#をキーに取得したラベル情報に基づいて適用料金・サービスを特定できるようになるので、演算計算の効率化を図ることができる。さらに、プライスプラン、付加サービスの追加要求に対し、柔軟かつ即時に答えることができるようになる。
図12は、料金計算(付加サービスのカテゴリー化)の概念的構成例を示す説明図である。
図12に示すとおり、プライスプランとは別に、曜日時間帯割引、相手先指定割引等の割引テーブルを設け、それぞれがリファレンス定義できるようにする。
つまり、料金処理モジュール112は料金計算1201として、短冊1(バンドルプラン)1210、短冊2(パックプラン)1220、短冊3(基本プラン)1230等の短冊処理を行うが、それに対応付けられている付加サービスを曜日時間帯割引1240、相手先指定割引1250、非音声系割引1260のいずれかに分類して対応付けられている。
第3の具体的形態によって、プライスプランと割引サービスの定義を別個独立にすることができる。そして、料金計算の際、S#、B#をキーに取得したラベル情報に基づいて適用料金・サービスを特定できるようになるので、演算計算の効率化を図ることができる。さらに、プライスプラン、付加サービスの追加要求に対し、柔軟かつ即時に答えることができるようになる。
第3の具体的形態は、前述の基本的形態又は第1、第2の具体的形態を含み、顧客情報保持モジュール114は、さらに、付加サービスのカテゴリーに応じた割引サービスのカテゴリー情報と、そのカテゴリーに属する付加サービスと、そのカテゴリー情報に基づいて、前記加入プランに適用可能な付加サービスを特定し得る基礎情報を保持する。そして、料金処理モジュール112は、加入プラン識別子及び付加サービス識別子に基づいて、顧客情報保持モジュール114内を検索し、所定の料金処理の金額情報又は割引情報を特定するようにしている。
基礎情報としての例を図13〜15を用いて説明する。
図13は、月額基本使用料割引の例を示す説明図である。
月額基本使用料割引テーブル1300は、割引処理欄1301、カテゴリー欄1302、割引機能欄1303、割引名称欄1304を有している。つまり、月額基本使用料割引については、割引処理欄1301でB#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1302でそのカテゴリー情報として集計型割引に属していること、割引機能欄1303で割引の対象は基本料であること、割引名称欄1304でその付加サービスの名称を示している。
図13は、月額基本使用料割引の例を示す説明図である。
月額基本使用料割引テーブル1300は、割引処理欄1301、カテゴリー欄1302、割引機能欄1303、割引名称欄1304を有している。つまり、月額基本使用料割引については、割引処理欄1301でB#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1302でそのカテゴリー情報として集計型割引に属していること、割引機能欄1303で割引の対象は基本料であること、割引名称欄1304でその付加サービスの名称を示している。
図14は、通話料・通信料割引(個人用)の例を示す説明図である。
通話料・通信料割引テーブル1400は、割引処理欄1401、カテゴリー欄1402、割引機能欄1403、割引名称欄1404を有している。通話料・通信料割引(個人用)については、割引処理欄1401でS#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1402でそのカテゴリー情報として例えば呼毎型割引(1回の通話・通信毎の割引)であること、割引機能欄1403で割引対象(例えば、着信先を指定して割引の対象とする等)を示し、割引名称欄1404でその付加サービスの名称を示している。カテゴリーとして、呼毎型割引の他に、集計型割引、バンドル型割引、自動型割引等がある。
通話料・通信料割引テーブル1400は、割引処理欄1401、カテゴリー欄1402、割引機能欄1403、割引名称欄1404を有している。通話料・通信料割引(個人用)については、割引処理欄1401でS#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1402でそのカテゴリー情報として例えば呼毎型割引(1回の通話・通信毎の割引)であること、割引機能欄1403で割引対象(例えば、着信先を指定して割引の対象とする等)を示し、割引名称欄1404でその付加サービスの名称を示している。カテゴリーとして、呼毎型割引の他に、集計型割引、バンドル型割引、自動型割引等がある。
図15は、通話料・通信料割引(法人用)の例を示す説明図である。
通話料・通信料割引テーブル1500は、割引処理欄1501、カテゴリー欄1502、割引機能欄1503、割引名称欄1504を有している。通話料・通信料割引(法人用)については、割引処理欄1501でB#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1502でそのカテゴリー情報として例えば集計型割引であること、割引機能欄1503で割引対象(例えば、法人契約を割引の対象とする等)を示し、割引名称欄1504でその付加サービスの名称を示している。
通話料・通信料割引テーブル1500は、割引処理欄1501、カテゴリー欄1502、割引機能欄1503、割引名称欄1504を有している。通話料・通信料割引(法人用)については、割引処理欄1501でB#毎に割引計算を行うものであること、カテゴリー欄1502でそのカテゴリー情報として例えば集計型割引であること、割引機能欄1503で割引対象(例えば、法人契約を割引の対象とする等)を示し、割引名称欄1504でその付加サービスの名称を示している。
また、前述の基本的形態では、プライスプランを定義する基本料金、付加サービスを識別するコードとして、「料金項目ID」がある。
前述の基本的形態では、準備するプライスプランによって、基本料金と付加サービスを個別に組み合わせ、料金計算のパラメータとしていた。つまり、前述の図11を用いて説明したように、短冊に付加サービスをくくり付ける定義を行っていた。
例えば、一つのプライスプランであっても、「呼毎型割引」のカテゴリーに属するもの、「集計型割引」に属するものとがある。このように、同じ名称のプライスプランでも、適用する割引サービスによって、異なる料金体系を設ける必要がある。
これを、ユーザー毎(S#毎)に効率的に適用可能とするため、マトリックス型の料金設定を可能とし、設定の適否を料金項目ID毎にできるようにしている。その例を、図16、17に示す。このマトリックス内の設定の適否を用いて、新しくサービスを登録する場合の検査に用いること、割引を適用する場合の検査に用いること等ができる。
前述の基本的形態では、準備するプライスプランによって、基本料金と付加サービスを個別に組み合わせ、料金計算のパラメータとしていた。つまり、前述の図11を用いて説明したように、短冊に付加サービスをくくり付ける定義を行っていた。
例えば、一つのプライスプランであっても、「呼毎型割引」のカテゴリーに属するもの、「集計型割引」に属するものとがある。このように、同じ名称のプライスプランでも、適用する割引サービスによって、異なる料金体系を設ける必要がある。
これを、ユーザー毎(S#毎)に効率的に適用可能とするため、マトリックス型の料金設定を可能とし、設定の適否を料金項目ID毎にできるようにしている。その例を、図16、17に示す。このマトリックス内の設定の適否を用いて、新しくサービスを登録する場合の検査に用いること、割引を適用する場合の検査に用いること等ができる。
図16は、月額基本使用料割引のカテゴリー分け例を示す説明図である。
基本料割引テーブル1600は、月額基本使用料割引のカテゴリー分けのマトリックスであり、S#/B#割引欄1611、カテゴリー欄1612、項番欄1613、割引名称欄1614を有している。S#/B#割引欄1611はS#、B#に適用するかを示す。カテゴリー欄1612は非定型(個別に各々の割引が異なるもの)、定型(一定の割引率、一定期間での割引等)、集計型のいずれのカテゴリーに属するかを示す。項番欄1613は料金項目IDを示している。割引名称欄1614は割引名称を示している。そして、その組み合わせが指定できるか否か(設定の適否)を符号(マトリックス内の「○(指定可能)」又は「−(組み合わせ不可)」)によって示している。
基本料割引テーブル1600は、月額基本使用料割引のカテゴリー分けのマトリックスであり、S#/B#割引欄1611、カテゴリー欄1612、項番欄1613、割引名称欄1614を有している。S#/B#割引欄1611はS#、B#に適用するかを示す。カテゴリー欄1612は非定型(個別に各々の割引が異なるもの)、定型(一定の割引率、一定期間での割引等)、集計型のいずれのカテゴリーに属するかを示す。項番欄1613は料金項目IDを示している。割引名称欄1614は割引名称を示している。そして、その組み合わせが指定できるか否か(設定の適否)を符号(マトリックス内の「○(指定可能)」又は「−(組み合わせ不可)」)によって示している。
図17は、通話料・通信料割引のカテゴリー分け例を示す説明図である。
通話料割引テーブル1700は、通話料・通信料割引のカテゴリー分けのマトリックスであり、基本料割引テーブル1600と同様に、S#/B#割引欄1711、カテゴリー欄1712、項番欄1713、割引名称欄1714を有している。通話料割引テーブル1700のマトリックス内の符号は、「○(指定可能)」、「●(ネットのみ指定可能)」、「△(グロスのみ指定可能)」、「×(併用不可)」又は「−(組み合わせ不可)」がある。なお、ネットとは、割引順序が定められているものである。グロスとは、基本通話料があり、それを順番を問わず割引を行うものである。つまり、ネットとグロスによって指定を分けるようにしてもよい。
通話料割引テーブル1700は、通話料・通信料割引のカテゴリー分けのマトリックスであり、基本料割引テーブル1600と同様に、S#/B#割引欄1711、カテゴリー欄1712、項番欄1713、割引名称欄1714を有している。通話料割引テーブル1700のマトリックス内の符号は、「○(指定可能)」、「●(ネットのみ指定可能)」、「△(グロスのみ指定可能)」、「×(併用不可)」又は「−(組み合わせ不可)」がある。なお、ネットとは、割引順序が定められているものである。グロスとは、基本通話料があり、それを順番を問わず割引を行うものである。つまり、ネットとグロスによって指定を分けるようにしてもよい。
<<第4の具体的形態>>
前述の基本的形態又は第1〜第3の具体的形態は、一人当たりの顧客かつ音声呼を例にとるものである。
最近は、顧客数が膨大(例えば、15,000万以上)となり、かつ、音声呼のみならず、非音声系サービスも拡充している。
つまり、前述の処理(プライスプランに基づく料金処理、付加サービスに基づく割引等処理、請求割引等処理)は、顧客数×サービス種別の回数だけ行うこととなる。
ところで、顧客への請求は、一般的に月単位(締め日単位)で行う必要がある。したがって、前述した処理においては、CDRは通話又は通信毎に随時生じることとなる。料金計算期間は、その期間の開始日と最終日により特定される。例えば、料金計算期間としては、前月11日以降当月10日以前(以下、「10群」ともいう。)、前月21日以降当月20日以前(以下、「20群」ともいう。)、当月1日以降当月月末以前(以下、「30群」ともいう。)がある。これらを総合して請求群という。
前述の基本的形態又は第1〜第3の具体的形態は、一人当たりの顧客かつ音声呼を例にとるものである。
最近は、顧客数が膨大(例えば、15,000万以上)となり、かつ、音声呼のみならず、非音声系サービスも拡充している。
つまり、前述の処理(プライスプランに基づく料金処理、付加サービスに基づく割引等処理、請求割引等処理)は、顧客数×サービス種別の回数だけ行うこととなる。
ところで、顧客への請求は、一般的に月単位(締め日単位)で行う必要がある。したがって、前述した処理においては、CDRは通話又は通信毎に随時生じることとなる。料金計算期間は、その期間の開始日と最終日により特定される。例えば、料金計算期間としては、前月11日以降当月10日以前(以下、「10群」ともいう。)、前月21日以降当月20日以前(以下、「20群」ともいう。)、当月1日以降当月月末以前(以下、「30群」ともいう。)がある。これらを総合して請求群という。
第4の具体的形態では、課金済CDRの生成までを日毎(1日のうちに複数回行ってもよい。以下、日次ともいう)にて行い、料金計算は月毎(つまり締め日毎、以下、月次ともいう)で行うこととしている。
すなわち、課金済CDRを月次処理まで、所定領域に記録保持(プール)しておく必要がある。
第4の具体的形態は、前述の基本的形態又は第1〜第3の具体的形態を含み、さらに、課金処理モジュール111は日毎に処理を行い、料金処理モジュール112は月毎に処理を行うものである。より詳細には、各種交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)はイベント(通話又は通信)毎に処理を行い、メディエーション・ゲートウェイ141はそれぞれの交換機単位で、所定時間毎(例えば、日に6回等)に処理を行い、課金処理モジュール111は音声又は非音声サービス毎に、所定時間毎(例えば、日に6回等)に処理を行い、料金処理モジュール112は加入者毎に月次で処理を行い、請求処理モジュール113は請求先毎に月次で処理を行う。
そして、請求締め日毎に、10群、20群、30群と分かれているので、料金処理モジュール112による料金計算を、この群毎に行うようにする。これを「群処理」という。
すなわち、課金済CDRを月次処理まで、所定領域に記録保持(プール)しておく必要がある。
第4の具体的形態は、前述の基本的形態又は第1〜第3の具体的形態を含み、さらに、課金処理モジュール111は日毎に処理を行い、料金処理モジュール112は月毎に処理を行うものである。より詳細には、各種交換機(MSC131、GGSN,SGSN132)はイベント(通話又は通信)毎に処理を行い、メディエーション・ゲートウェイ141はそれぞれの交換機単位で、所定時間毎(例えば、日に6回等)に処理を行い、課金処理モジュール111は音声又は非音声サービス毎に、所定時間毎(例えば、日に6回等)に処理を行い、料金処理モジュール112は加入者毎に月次で処理を行い、請求処理モジュール113は請求先毎に月次で処理を行う。
そして、請求締め日毎に、10群、20群、30群と分かれているので、料金処理モジュール112による料金計算を、この群毎に行うようにする。これを「群処理」という。
図18は、請求群毎の利用料金計算を行う利用料金計算システムの概念的なモジュール構成図である。
課金処理モジュール1821は課金済CDR記憶モジュール1811、課金処理モジュール1822は課金済CDR記憶モジュール1812、課金処理モジュール1823は課金済CDR記憶モジュール1813とそれぞれ接続されており、課金処理モジュール1821、1822、1823は前述の課金処理モジュール111と同等のものである。課金済CDR記憶モジュール1811、1812、1813は、課金処理モジュール1821、1822、1823によって処理された課金済CDRを記憶しており、それぞれ利用料金請求システム1891、1892、1893内の請求群別CDR記憶モジュール1831等に転送する。この転送のタイミングは、前述のように、所定時間毎に行っている。
課金処理モジュール1821は課金済CDR記憶モジュール1811、課金処理モジュール1822は課金済CDR記憶モジュール1812、課金処理モジュール1823は課金済CDR記憶モジュール1813とそれぞれ接続されており、課金処理モジュール1821、1822、1823は前述の課金処理モジュール111と同等のものである。課金済CDR記憶モジュール1811、1812、1813は、課金処理モジュール1821、1822、1823によって処理された課金済CDRを記憶しており、それぞれ利用料金請求システム1891、1892、1893内の請求群別CDR記憶モジュール1831等に転送する。この転送のタイミングは、前述のように、所定時間毎に行っている。
また、顧客情報保持モジュール114は、発信元識別子とともに、月における利用料金の請求日を示す請求群識別子をさらに関連付けて保持している。
課金処理モジュール1821、1822、1823(課金処理モジュール111)は、請求群の識別のために、CDR課金処理のとき、CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、顧客情報保持モジュール114に問い合わせ、「請求群識別子(つまり、その顧客はどの締め日を指定しているかを示す識別子)」を取得し、CDRのパラメータとして追加する。つまり、課金処理モジュール1821等が生成するCDRは、図19に示すように、発信元加入者番号データ201、発信者特定識別子データ202、着信先加入者番号データ203、着信者特定識別子データ204、発信日時データ205、終話日時データ206、通話時間データ207、(適用)タリフデータ308、S#データ309、B#データ310、請求群データ1920を有しており、図3に示したものに請求群データ1920を付与したものである。
課金処理モジュール1821、1822、1823(課金処理モジュール111)は、請求群の識別のために、CDR課金処理のとき、CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、顧客情報保持モジュール114に問い合わせ、「請求群識別子(つまり、その顧客はどの締め日を指定しているかを示す識別子)」を取得し、CDRのパラメータとして追加する。つまり、課金処理モジュール1821等が生成するCDRは、図19に示すように、発信元加入者番号データ201、発信者特定識別子データ202、着信先加入者番号データ203、着信者特定識別子データ204、発信日時データ205、終話日時データ206、通話時間データ207、(適用)タリフデータ308、S#データ309、B#データ310、請求群データ1920を有しており、図3に示したものに請求群データ1920を付与したものである。
利用料金請求システム1891は、請求群別CDR記憶モジュール1831、請求群別CDR記憶モジュール1832、請求群別CDR記憶モジュール1833、顧客請求処理モジュール1841、請求データ1842、請求書1843、CDR照会処理モジュール1851を有している。
請求群別CDR記憶モジュール1831、1832、1833は、それぞれ顧客請求処理モジュール1841、CDR照会処理モジュール1851と接続されている。請求群別CDR記憶モジュール1831等は、顧客請求処理モジュール1841(料金処理モジュール112)により生成された利用料金額及びCDRを、顧客請求処理モジュール1841(請求処理モジュール113)により月毎の処理が行われるまで保持する。また、請求群別CDR記憶モジュール1831等は、日別にCDRを記憶するようにしてもよい。
請求群別CDR記憶モジュール1831、1832、1833は、それぞれ顧客請求処理モジュール1841、CDR照会処理モジュール1851と接続されている。請求群別CDR記憶モジュール1831等は、顧客請求処理モジュール1841(料金処理モジュール112)により生成された利用料金額及びCDRを、顧客請求処理モジュール1841(請求処理モジュール113)により月毎の処理が行われるまで保持する。また、請求群別CDR記憶モジュール1831等は、日別にCDRを記憶するようにしてもよい。
顧客請求処理モジュール1841は、請求群別CDR記憶モジュール1831、1832、1833と接続されており、請求データ1842、請求書1843を作成する。顧客請求処理モジュール1841は、料金処理モジュール112、請求処理モジュール113に該当する。顧客請求処理モジュール1841は、CDR内の請求群データ1920を参照して、料金計算すべき請求群別CDR記憶モジュール1831等に記憶されている課金済CDRを特定する。つまり、CDRに付与された請求群識別子に基づいて、請求日毎に利用料金額を生成する。
CDR照会処理モジュール1851は、請求群別CDR記憶モジュール1831、1832、1833及び照会端末1861と接続されている。照会端末1861は、ユーザー端末120に該当する。CDR照会処理モジュール1851は、照会端末1861からの照会指示に応じて、請求群別CDR記憶モジュール1831等を検索して、その結果を照会端末1861へ返す。
CDR照会処理モジュール1851は、請求群別CDR記憶モジュール1831、1832、1833及び照会端末1861と接続されている。照会端末1861は、ユーザー端末120に該当する。CDR照会処理モジュール1851は、照会端末1861からの照会指示に応じて、請求群別CDR記憶モジュール1831等を検索して、その結果を照会端末1861へ返す。
利用料金請求システム1892及び利用料金請求システム1893は、利用料金請求システム1891と同様の構成である。そして、利用料金請求システム1891は10群のCDRに対する処理、利用料金請求システム1892は20群のCDRに対する処理、利用料金請求システム1893は30群のCDRに対する処理をそれぞれ行う。また、課金処理モジュール1821は、CDRに付与した群情報(請求群データ1920)に応じて、利用料金請求システム1891、1892、1893のいずれに転送するかを決定している。つまり、10群のCDRは利用料金請求システム1891へ、20群のCDRは利用料金請求システム1892へ、30群のCDRは利用料金請求システム1893へ転送している。
課金処理モジュール1821等が行う課金済CDRの生成、それを課金済CDR記憶モジュール1811に記憶させること、そして利用料金請求システム1891、1892、1893のそれぞれに請求群に合わせて転送することは日次処理であり、顧客請求処理モジュール1841による処理は月次処理である。
<<第5の具体的形態>>
第4の具体的形態は、請求群毎に料金処理を行っているが、締め日に演算が集中することによる過負荷を防ぐものではない。
第5の具体的形態は、料金処理モジュール112による料金処理を日次にて行うものである。すなわち、日次にて課金済CDR毎に課金処理、割引計算及び請求割引計算を行う。
課金済CDRからCDRファイルを生成する過程を日次にて行い、すべてのCDRファイルを「CDRサーバー」に格納するようにする。すなわち、第5の具体的形態は、前述の基本的形態又は第1〜第4の具体的形態を含み、「CDRサーバー」を追加するものである。
第4の具体的形態は、請求群毎に料金処理を行っているが、締め日に演算が集中することによる過負荷を防ぐものではない。
第5の具体的形態は、料金処理モジュール112による料金処理を日次にて行うものである。すなわち、日次にて課金済CDR毎に課金処理、割引計算及び請求割引計算を行う。
課金済CDRからCDRファイルを生成する過程を日次にて行い、すべてのCDRファイルを「CDRサーバー」に格納するようにする。すなわち、第5の具体的形態は、前述の基本的形態又は第1〜第4の具体的形態を含み、「CDRサーバー」を追加するものである。
図20は、CDRサーバー2030を用いた利用料金計算システムの概念的なモジュール構成図である。
課金処理モジュール2021は課金処理モジュール111に対応し、前述のように各交換機からCDRを収集し、タリフを付与した課金済CDRを生成して、課金済CDR記憶モジュール2011に格納する。そして、課金済CDR記憶モジュール2011の内容をCDRサーバー2030へ転送する。
課金処理モジュール2021は課金処理モジュール111に対応し、前述のように各交換機からCDRを収集し、タリフを付与した課金済CDRを生成して、課金済CDR記憶モジュール2011に格納する。そして、課金済CDR記憶モジュール2011の内容をCDRサーバー2030へ転送する。
CDRサーバー2030は、通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031を有しており、通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031は、利用料金請求システム2040のCDR照会処理モジュール2045と接続されている。課金処理モジュール2021から日次処理として課金済CDR記憶モジュール2011の内容を受け取り、通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031に格納する。そして、利用料金請求システム2040の顧客請求処理モジュール2041の指示に応じて、通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031の内容を利用料金請求システム2040へ転送する。また、利用料金請求システム2040のCDR照会処理モジュール2045からの検索に応じて、通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031の該当するCDRをCDR照会処理モジュール2045へ渡す。
利用料金請求システム2040は、顧客請求処理モジュール2041、請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042J、CDR照会処理モジュール2045を有している。
請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jは、それぞれ顧客請求処理モジュール2041と接続されている。CDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031から転送されてきた課金済CDRを請求群毎、通話種別毎、日にち毎に分類して記憶する。これらのデータは、顧客請求処理モジュール2041によって処理される。
顧客請求処理モジュール2041は、請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jと接続されており、請求データ2043、請求書2044を作成する。顧客請求処理モジュール2041は料金処理モジュール112、請求処理モジュール113に対応する。
請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jは、それぞれ顧客請求処理モジュール2041と接続されている。CDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031から転送されてきた課金済CDRを請求群毎、通話種別毎、日にち毎に分類して記憶する。これらのデータは、顧客請求処理モジュール2041によって処理される。
顧客請求処理モジュール2041は、請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jと接続されており、請求データ2043、請求書2044を作成する。顧客請求処理モジュール2041は料金処理モジュール112、請求処理モジュール113に対応する。
CDR照会処理モジュール2045は、CDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031及び照会端末2061と接続されている。照会端末2061はユーザー端末120に該当し、照会端末2061からのCDRに関する照会指示を受け取り、その照会指示に応じてCDRサーバー2030内の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031を検索して、その検索結果を照会端末2061へ渡す。
顧客請求処理モジュール2041(料金処理モジュール112)は、CDRファイル生成を日次にて行い、請求直前データをCDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031に保持する。
顧客請求処理モジュール2041(請求処理モジュール113)は、締め日毎に対象ファイルを請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jから抽出し、請求データへ変換するファイルフォーマット変換を行う。また、請求に必要な項目のみを請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jに保管し、請求処理後は削除する。
顧客請求処理モジュール2041(請求処理モジュール113)は、締め日毎に対象ファイルを請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jから抽出し、請求データへ変換するファイルフォーマット変換を行う。また、請求に必要な項目のみを請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール2042A〜2042Jに保管し、請求処理後は削除する。
第5の具体的形態によれば、月次における処理を日次に分散させることができるので、処理負荷の低減を図ることができる。
「遅延分CDR(交換機の処理遅れによって遅延することがあり得、その分のCDR)」という概念をなくし、請求処理時間の短縮化を果すことができる。
基本的形態の構成では、料金処理モジュール112と請求処理モジュール113とに同一ファイルが同時期に存在するケースがあったが、このファイルをCDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031で共通化することもできるので、システム資源の活用に寄与することができる。
基本的形態における処理フローには手を加えることなく行うことができるので、投資コストを最小限に抑えることができるという副次的効果もある。
「遅延分CDR(交換機の処理遅れによって遅延することがあり得、その分のCDR)」という概念をなくし、請求処理時間の短縮化を果すことができる。
基本的形態の構成では、料金処理モジュール112と請求処理モジュール113とに同一ファイルが同時期に存在するケースがあったが、このファイルをCDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031で共通化することもできるので、システム資源の活用に寄与することができる。
基本的形態における処理フローには手を加えることなく行うことができるので、投資コストを最小限に抑えることができるという副次的効果もある。
CDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031に格納されるCDRファイルは、日次の請求データに相等しい。
このデータを高額利用者検知に利用することで、即日での高額利用検知をすることができる。
また、自動音声応答装置(IVR(音声応答システム(Interactive Voice Response)))がCDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031を用いることで、利用者が、当月で実使用した日の請求金額の参照をすることもできるようになる。この他、従来は、顧客照会に対しては、簡易演算での応答のみであるが、CDRサーバー2030を用いることによって、外部からの照会等においてもより正確な金額報告が可能となる。
このデータを高額利用者検知に利用することで、即日での高額利用検知をすることができる。
また、自動音声応答装置(IVR(音声応答システム(Interactive Voice Response)))がCDRサーバー2030の通話種別別課金済CDR記憶モジュール2031を用いることで、利用者が、当月で実使用した日の請求金額の参照をすることもできるようになる。この他、従来は、顧客照会に対しては、簡易演算での応答のみであるが、CDRサーバー2030を用いることによって、外部からの照会等においてもより正確な金額報告が可能となる。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図21に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的には本実施の形態による処理以外にも多くの処理を高速に実行することができるサーバーとなりうるようなコンピュータである。課金処理モジュール111、料金処理モジュール112、請求処理モジュール113、顧客情報保持モジュール114等のプログラムを実行するCPU2101と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2102と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2103と、補助記憶装置であるHD2104と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置2106と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置2105と、通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース2107、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス2108により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
なお、図21に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図21に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよい。
なお、前記実施の形態では、携帯電話を用いた通信サービスを示したが、携帯電話以外にも固定電話、PHS、データ通信端末、ゲーム端末、自動車電話、ポケットベル(登録商標)等の通信サービスでもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、以下の発明としても把握することができる。
コンピュータに、通信サービスにおける利用料金の計算を行わせる利用料金情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータを、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
として機能させることを特徴とする利用料金情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
コンピュータに、通信サービスにおける利用料金の計算を行わせる利用料金情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータを、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
として機能させることを特徴とする利用料金情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
110…料金処理システム
111…課金処理モジュール
112…料金処理モジュール
113…請求処理モジュール
114…顧客情報保持モジュール
120…ユーザー端末
121…顧客情報登録指示モジュール
131…MSC
132…GGSN,SGSN
133…通信網
134…加入者端末
135…加入者端末
141…メディエーション・ゲートウェイ
151…請求書データ
1811…課金済CDR記憶モジュール
1821…課金処理モジュール
1831…請求群別CDR記憶モジュール
1841…顧客請求処理モジュール
1842…請求データ
1843…請求書
1851…CDR照会処理モジュール
1861…照会端末
1891…利用料金請求システム
2011…課金済CDR記憶モジュール
2021…課金処理モジュール
2030…CDRサーバー
2031…通話種別別課金済CDR記憶モジュール
2040…利用料金請求システム
2041…顧客請求処理モジュール
2042…請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール
2043…請求データ
2044…請求書
2045…CDR照会処理モジュール
2061…照会端末
111…課金処理モジュール
112…料金処理モジュール
113…請求処理モジュール
114…顧客情報保持モジュール
120…ユーザー端末
121…顧客情報登録指示モジュール
131…MSC
132…GGSN,SGSN
133…通信網
134…加入者端末
135…加入者端末
141…メディエーション・ゲートウェイ
151…請求書データ
1811…課金済CDR記憶モジュール
1821…課金処理モジュール
1831…請求群別CDR記憶モジュール
1841…顧客請求処理モジュール
1842…請求データ
1843…請求書
1851…CDR照会処理モジュール
1861…照会端末
1891…利用料金請求システム
2011…課金済CDR記憶モジュール
2021…課金処理モジュール
2030…CDRサーバー
2031…通話種別別課金済CDR記憶モジュール
2040…利用料金請求システム
2041…顧客請求処理モジュール
2042…請求群別/通話種別別/日別CDR記憶モジュール
2043…請求データ
2044…請求書
2045…CDR照会処理モジュール
2061…照会端末
Claims (11)
- 通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理システムであって、
前記通信サービスの利用履歴であるCDRを記録する交換機と、
前記交換機によって記録されたCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
を具備することを特徴とする利用料金情報処理システム。 - 前記交換機によって記録されるCDRには、発信元を特定できる発信元識別情報を少なくとも含み、
前記利用料金情報処理システムは、
発信元識別子、利用者が加入している通信サービスにおけるプランを特定できる加入プラン識別子、該プランに付加される付加サービスを特定することができる付加サービス識別子を、顧客情報に関連付けて保持する顧客情報保持手段と、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記加入プラン識別子を取得し、該CDRに付与するサービス特定記録手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によってCDRに付与された加入プラン識別子に基づいて基本料金、及び、付加サービス識別子に基づいて割引額を、前記利用料金額から加減算した請求前金額情報を前記CDRに付与する
ことを特徴とする請求項1に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記顧客情報保持手段は、利用料金の請求先を特定できる請求グループ識別子を、顧客情報に関連付けてさらに保持し、
前記サービス特定記録手段は、
さらに、前記請求グループ識別子を前記CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記サービス特定記録手段によって付与された請求グループ識別子に基づいて、該請求グループ識別子に関連付けられている割引演算を行って、前記利用料金額を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記顧客情報保持手段は、
前記請求グループ識別子に複数の発信元識別子を関連付けて保持しており、
前記料金処理手段は、
前記顧客情報保持手段に保持されている請求グループ識別子に基づいて、料金処理するCDRを特定した後、発信元識別子毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記課金処理手段は、日毎に処理を行い、
前記料金処理手段は、月毎に処理を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記顧客情報保持手段は、
前記発信元識別子とともに、月における利用料金の請求日を示す請求群識別子をさらに関連付けて保持しており、
前記サービス特定記録手段は、
CDRに含まれる発信元識別情報に基づいて、前記顧客情報保持手段に問い合わせ、前記請求群識別子を取得し、該CDRに付与し、
前記料金処理手段は、
前記CDRに付与された請求群識別子に基づいて、請求日毎に利用料金額を生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記料金処理手段により生成された利用料金額及びCDRを、前記請求処理手段により月毎の処理が行われるまで保持するCDR保持手段
をさらに具備することを特徴とする請求項5又は6に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記付加サービスのカテゴリーに応じた割引サービスのカテゴリー情報と、
前記カテゴリーに属する付加サービスと、
該カテゴリー情報に基づいて、前記加入プランに適用可能な付加サービスを特定し得る基礎情報を保持するリファレンステーブル保持手段
をさらに具備し、
前記料金処理手段は、
前記加入プラン識別子及び付加サービス識別子に基づいて、前記リファレンステーブル保持手段を検索し、所定の料金処理の金額情報又は割引情報を特定する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の利用料金情報処理システム。 - 前記通信サービスにおける顧客が加入するプランを定義する加入プラン定義手段と、
前記顧客に適用される割引サービス及びカテゴリー種別を定義する割引サービス・カテゴリー定義手段
をさらに具備することを特徴とする請求項8に記載の利用料金情報処理システム。 - コンピュータに、通信サービスにおける利用料金の計算を行わせる利用料金情報処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集するCDR収集手段と、
前記CDR収集手段によって収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成する課金処理手段と、
前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成する料金処理手段と、
前記料金処理手段によって計算された利用料金額及び前記課金処理手段によって生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する請求処理手段
として機能させることを特徴とする利用料金情報処理プログラム。 - 利用料金情報処理システムが通信サービスにおける利用料金の計算を行う利用料金情報処理方法であって、
前記利用料金情報処理システムは、
交換機によって記録された前記通信サービスの利用履歴であるCDRを収集し、
前記収集されたCDRに対して通信単価であるタリフを付与して、課金処理済のCDRを生成し、
前記生成された課金処理済のCDR内のタリフと通信量とを乗算し、利用料金額を生成し、
前記計算された利用料金額及び前記生成された課金処理済のCDRを、ひとつの請求データファイルとして生成する
ことを特徴とする利用料金情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008042382A JP2009200991A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008042382A JP2009200991A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009200991A true JP2009200991A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41143981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008042382A Pending JP2009200991A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009200991A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013516877A (ja) * | 2010-01-05 | 2013-05-13 | アルカテル−ルーセント | 通信システムにおけるm2mサービスの取り扱い |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008042382A patent/JP2009200991A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013516877A (ja) * | 2010-01-05 | 2013-05-13 | アルカテル−ルーセント | 通信システムにおけるm2mサービスの取り扱い |
KR101465465B1 (ko) * | 2010-01-05 | 2014-11-26 | 알까뗄 루슨트 | 통신 시스템에서의 m2m 서비스들의 핸들링 |
JP2015097395A (ja) * | 2010-01-05 | 2015-05-21 | アルカテル−ルーセント | 通信システムにおけるm2mサービスの取り扱い |
US9344830B2 (en) | 2010-01-05 | 2016-05-17 | Gemalto Sa | Handling of M2M services in a communication system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4519872B2 (ja) | 通信ネットワークの利用に対する課金装置 | |
US9451099B2 (en) | Methods for providing overdraft protection for post-paid communication service plans | |
AU2006236095B2 (en) | System and method for analyzing customer profitability | |
US20140099918A1 (en) | Computer-implemented method, system, and computer program product for telecommunications rating | |
JP2004072202A (ja) | 通信使用料分割請求方法及びその装置 | |
JP2004515168A (ja) | 個人の識別番号を請求するプロフェッショナルサービス | |
US7729483B2 (en) | Methods, systems, and computer programs for generating a billing statement from detailed usage file records | |
JP2009225120A (ja) | 料金計算システム、料金計算プログラム及び料金計算方法 | |
US20050099946A1 (en) | Accounting method and communication device | |
JP2009212910A (ja) | 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 | |
WO2004040496A1 (en) | Prepaid transaction tracking | |
JP2009200991A (ja) | 利用料金情報処理システム、利用料金情報処理プログラム及び利用料金情報処理方法 | |
JP2008041026A (ja) | 料金計算プログラム、料金計算システムおよび料金計算方法 | |
CN100496079C (zh) | 一种根据业务计费类型实现路由的方法 | |
JP2003178238A (ja) | 情報配信方法及び装置並びにその処理プログラム | |
JP4999509B2 (ja) | 事業者間精算システム、事業者間精算用プログラムおよび事業者間精算方法 | |
JP4854487B2 (ja) | 事業者間精算システム、事業者間精算プログラムおよび事業者間精算方法 | |
JP4675263B2 (ja) | 電話通話量分計システム | |
JP2001266013A (ja) | 料金明細通知システム | |
JP2002111913A (ja) | 通信回線随時最低料金自動選択装置 | |
CN112581079A (zh) | 一种自动化智能大数据测算分析物业管理系统 | |
JPH08123574A (ja) | 料金明細通知システム及び料金明細通知方法 | |
CN112200651A (zh) | 一种按收入配置要素核算ifrs15收入的方法及工具 | |
JP2002135467A (ja) | インターネット接続サービス及びインターネット接続サービス提供システム | |
JP2003058806A (ja) | 有料コンテンツの請求及び回収の代行に関する情報処理方法、プログラム及びシステム |