JP2009200692A - 端末装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止する端末装置を実現する。
【解決手段】例えば自宅の位置を特定位置として含む特定位置範囲を特定位置テーブルに登録しておき、機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モードに設定されている場合に、制御部が特定位置にあり、かつ現在日時が特定日ではなく、しかも位置移動せずに特定位置に所定時間(第2位置制限時間)以上継続的に置かれていると判断すると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させ、認証操作以外を操作不可とする機能制限を施す。つまり、携帯電話は、自宅に置き忘れられている状態であると判断して機能制限する結果、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば紛失時の不正使用を防止する端末装置およびプログラムに関する。
盗難や置き忘れ、あるいは落とし物として紛失した携帯電話の不正使用を防止する技術が知られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、予め携帯電話にユーザの行動範囲を記憶しておき、この携帯電話の現在位置が予め記憶された行動範囲内にあれば、一定時間内での使用を許可するが、行動範囲を逸脱した場合に携帯電話の利用を停止するシステムが開示されている。
特開2002−345033号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術は、単に予め記憶された行動範囲を逸脱した場合に携帯電話の利用を停止するだけなので、端末装置(携帯電話)自らが現在の状態、例えば「紛失された状態」、「安全な状態」、「置き忘れられた状態」のいずれであるかを推測し、それに応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することが出来ない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することができる端末装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、上記請求項1に記載の発明では、現在位置を取得する位置取得手段と、特定位置範囲を記憶する特定位置範囲記憶手段と、前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記特定位置範囲記憶手段に記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定手段と、所定の条件を満たす第1の時間を計時する計時手段と、前記計時手段により計時された第1の時間が、予め設定される第2の時間以上であるか否かを判定する条件判定手段と、前記特定位置判定手段の判定結果と前記条件判定手段の判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致しないと判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段を更に備え、前記計時手段は、前記移動判定手段が移動無しを判定する期間を、所定の条件を満たす第1の時間として計時することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項6に記載の発明では、前記計時手段は、自装置が利用されていない期間を、所定の条件を満たす第1の時間として計時することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項7に記載の発明では、適正な認証操作したユーザを正規ユーザと認証する認証手段を更に備え、前記制御手段は、前記認証手段が正規ユーザを認証した場合に自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項8に記載の発明では、所定の機能を解除する為に用いる解除位置範囲を記憶する解除位置範囲記憶手段と、前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記解除位置範囲記憶手段に記憶される解除位置範囲に含まれる解除位置に合致するか否かを判定する解除位置判定手段とを更に備え、前記制御手段は、所定の機能を制限している状態で前記解除位置判定手段により現在位置が解除位置に合致すると判定された場合に、その制限を解除することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項9に記載の発明では、前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、前記移動判定手段により移動有りと判定されるまで前記制御手段の制御を停止させる制御停止手段とを更に具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項10に記載の発明では、前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、前記制御手段により所定の機能が制限されている状態で前記移動判定手段により移動有りと判定された場合に、前記位置取得手段が今回取得した現在位置を所定の連絡先に通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。
請求項11に記載の発明では、請求現在位置を取得する位置取得手段と、特定位置範囲を記憶する特定位置範囲記憶手段と、前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記特定位置範囲記憶手段に記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定手段と、現在日時を取得する現在日時取得手段と、特定日時を記憶する特定日時記憶手段と、前記現在日時取得手段により取得された現在日時が、前記特定日時記憶手段に記憶される特定日時に合致するか否かを判定する特定日時判定手段と、前記特定位置判定手段の判定結果と前記特定日時判定手段の判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項11に従属する請求項12に記載の発明では、前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記特定日時判定手段により現在日時が特定日時に合致すると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする。
上記請求項11に従属する請求項13に記載の発明では、適正な認証操作したユーザを正規ユーザと認証する認証手段を更に備え、前記制御手段は、前記認証手段が正規ユーザを認証した場合に自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする。
上記請求項11に従属する請求項14に記載の発明では、前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、前記制御手段により所定の機能が制限されている状態で前記移動判定手段により移動有りと判定された場合に、前記位置取得手段が今回取得した現在位置を所定の連絡先に通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。
請求項15に記載の発明では、コンピュータに、現在位置を取得する位置取得ステップと、前記位置取得ステップにより取得された現在位置が、予め記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定ステップと、所定の条件を満たす第1の時間を計時する計時ステップと、前記計時ステップにより計時された第1の時間が、予め設定される第2の時間以上であるか否かを判定する条件判定ステップと、前記特定位置判定ステップの判定結果と前記条件判定ステップの判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項16に記載の発明では、現在位置を取得する位置取得ステップと、前記位置取得ステップにより取得された現在位置が、予め記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定ステップと、現在日時を取得する現在日時取得ステップと、前記現在日時取得手段により取得された現在日時が、予め記憶される特定日時に合致するか否かを判定する特定日時判定ステップと、前記特定位置判定ステップの判定結果と前記特定日時判定ステップの判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
A.構成
図1は、本発明の第1実施形態による携帯電話10の構成を示すブロック図である。図1において、制御部100は、CPUおよび入出力回路などから構成され、後述の操作部107から供給されるイベントに応じて各部動作を制御する。本発明の要旨に係わる制御部100の特徴的な処理動作については追って詳述する。
ROM101は、プログラムエリアおよびデータエリアを備える。ROM101のプログラムエリアには、制御部100により実行される各種プログラムが記憶される。ここで言う各種プログラムとは、追って詳述する「メインルーチン」、「機能制限有りの処理」、「機能制限無し+制御停止の処理」および「機能制限無しの処理」の他、携帯電話10に予め搭載されている各種機能のプログラムを指す。ROM101のデータエリアには、所定のプログラムにより参照される制御データや、例えば待受画面などを形成する各種画面データが格納される。
RAM102は、ワークエリア102aおよびテーブルエリア102bを備える。RAM102のワークエリア102aは、制御部100の作業領域として用いられ、各種レジスタ・フラグデータを一時記憶する。具体的には、図2に図示する機能制限フラグLFを備える。機能制限フラグLFは、ユーザのスイッチ操作もしくは制御部100の処理によって「0」〜「2」のいずれかの値に設定されるフラグである。
機能制限フラグLFが「0」の場合には、後述する「機能制限無しの処理」を実行する動作モードであることを表す。また、機能制限フラグLFが「1」の場合には、後述する「機能制限有りの処理」を実行する動作モードであることを表す。さらに、機能制限フラグLFが「2」の場合には、後述する「機能制限無し+制御停止の処理」を実行する動作モードであることを表す。
また、RAM102のワークエリア102aは、RTC108(後述する)が発生するリアルタイムクロックを、制御部100の制御の下にカウントする複数のタイマ、すなわち携帯電話10が予め設定した特定の位置範囲に連続して位置している時間を計時する特定位置タイマと、携帯電話10が予め設定した特定の位置範囲以外に連続して位置している時間を計時する非特定位置タイマと、携帯電話10が音声通話をしていない不利用の状態の継続時間を計時する不利用タイマとを備える。
RAM102のテーブルエリア102bには、図3に図示する特定位置テーブルTBL1、解除位置テーブルTBL2および特定日テーブルTBL3が設けられる。特定位置テーブルTBL1には、ユーザ設定される特定の位置範囲を示す位置データが複数種登録される。位置データとは、特定の位置範囲となる矩形の対角位置を、例えば(東経X1,北緯Y1)−(東経X2,北緯Y2)のように、それぞれ(経度X,緯度Y)の座標で定義したものである。
解除位置テーブルTBL2には、ユーザ設定される解除位置範囲を示す位置データが複数種登録される。解除位置テーブルTBL2の位置データも上記特定位置テーブルTBL1と同様、解除位置範囲となる矩形の対角位置を、例えば(東経X11,北緯Y11)−(東経X12,北緯Y12)のように、それぞれ(経度X,緯度Y)の座標で定義したものである。特定日テーブルTBL3には、ユーザにより設定される特定日を表す年月日データが登録される。
無線通信送受信部103は、制御部100の制御の下に、データ通信時にはアンテナANT1を介して基地局とデータ授受を行う。また、無線通信送受信部103は、音声通話時にはアンテナANT1を介して受信復調した音声データを制御部100に出力する一方、制御部100から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。GPS信号受信部104は、制御部100の制御の下に、アンテナANT2を介して受信したGPS信号に基づき携帯電話10の現在の位置を表す現在位置データを発生して制御部100に出力する。なお、現在位置データは少なくとも経度および緯度を含む。
音声信号処理部105は、スピーカSPおよびマイクMICを備え、制御部100から供給される音声データを音声信号にD/A変換してスピーカSPから発音させたり、マイクMICから出力される音声信号を音声データにA/D変換して制御部100に供給する。表示部106は、カラー液晶パネルおよび表示ドライバから構成され、制御部100の制御の下に、待受画面など各種画面を表示する。
操作部107には、パワーオンオフする電源スイッチ、通話開始/終了時に操作されるオフフック/オンフックスイッチ、ダイヤルスイッチと兼用の文字入力スイッチ等の各種操作キーの他、上述した機能制限フラグLFに対応した動作モードを選択する操作スイッチ等を有し、これらキーやスイッチの操作に応じたイベントを発生して制御部100に出力する。RTC108は、時刻計時やタイマ割込みに用いるリアルタイムクロックを発生する。
B.動作
次に、上記構成による携帯電話10の動作について説明する。以下では、図4〜図10を参照して、携帯電話10の制御部100が実行する「メインルーチン」の動作、機能制限フラグLFが「1」の場合に実行される「機能制限有りの処理」の動作、機能制限フラグLFが「2」の場合に実行される「機能制限無し+制御停止の処理」の動作および機能制限フラグLFが「0」の場合に実行される「機能制限無しの処理」の動作について説明する。
(1)メインルーチンの動作
図4は、制御部100が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。ユーザの電源オン操作により携帯電話10がパワーオンされると、制御部100は図4に図示するメインルーチンのステップSA1に処理を進め、位置登録制御シーケンスを実行して移動体通信網側に位置登録を行った後、待受状態に入る待受処理を実行する。これにより、表示部106には待受画面(図示略)が表示される。
続いて、ステップSA2では、機能制限フラグLFが「1」であるか否かを判断する。機能制限フラグLFが「1」であると、判断結果は「YES」になり、ステップSA3に進み、「機能制限有りの処理」を実行する。一方、機能制限フラグLFが「1」でなければ、上記ステップSA2の判断結果は「NO」になり、ステップSA4に進む。ステップSA4では、機能制限フラグLFが「2」であるか否かを判断する。機能制限フラグLFが「2」であれば、判断結果は「YES」になり、ステップSA5に進み、「機能制限無し+制御停止の処理」を実行する。これに対し、機能制限フラグLFが「2」でなければ、すなわち機能制限フラグLFが「0」であると、上記ステップSA4の判断結果は「NO」になり、ステップSA6に進み、「機能制限無しの処理」を実行する。
(2)機能制限有りの処理の動作
次に、図5を参照して「機能制限有りの処理」の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA3(図4参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図5に図示するステップSB1に進む。ステップSB1〜ステップSB4では、それぞれ「着信検知」、「現在位置取得タイミング」、「認証操作」および「その他の操作」のイベントの有無を判断する。これらイベントが発生しなければ、上記ステップSB1〜ステップSB4の各判断結果はいずれも「NO」になり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。そして、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下の待受状態において、上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作の説明を進める。
a.着信検知した場合
着信を検知すると、ステップSB1の判断結果が「YES」になり、ステップSB5に進み、オフフックスイッチの操作を無効にする着信操作不可の状態に設定する。つまり、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下では、着信操作を無効にする機能制限を施した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
b.現在位置取得タイミングの場合
GPS信号受信部104は、制御部100の制御に従い、所定時間毎に現在位置データを発生する。GPS信号受信部104が現在位置データを発生する現在位置取得タイミングになると、ステップSB2の判断結果が「YES」になり、ステップSB6に進み、GPS信号受信部104が発生する現在位置データを取得してRAM102のワークエリア102aにストアする。続いて、ステップSB7では、前回取得した現在位置データ(以下、前回位置データと称す)と今回取得した現在位置データとが合致するか否かを判断する。
前回位置データと今回の現在位置データとが合致する場合、すなわち携帯電話10の位置が移動しなければ、判断結果は「YES」になり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。一方、携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと今回の現在位置データとが合致しなければ、上記ステップSB7の判断結果は「NO」になり、ステップSB8に進む。
ステップSB8では、予めユーザにより設定される所定連絡先であるメールアドレスに今回取得した現在位置データをメール送信して通知する。次いで、ステップSB9〜SB10では、今回取得した現在位置データが、RAM102のテーブルエリア102bに格納される解除位置テーブルTBL2(図3(b)参照)に定義された解除位置範囲に含まれるか否か、つまり現在位置が解除位置であるかどうかを判断する。
今回取得した現在位置データが解除位置テーブルTBL2に定義された解除位置範囲に含まれず、現在位置が解除位置に合致しなければ、上記ステップSB10の判断結果は「NO」になり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。これに対し、今回取得した現在位置データが解除位置テーブルTBL2に定義された解除位置範囲に含まれ、現在位置が解除位置に合致すると、上記ステップSB10の判断結果が「YES」になり、ステップSB11に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
c.認証操作が行われた場合
例えばパスワード入力する等の、機能制限を解除するための認証操作が行われると、ステップSB3の判断結果が「YES」になり、ステップSB12に進み、その操作(パスワード入力)の適否を判断する。適正な認証操作が行われた場合には、判断結果が「YES」になり、上述したステップSB11に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。これに対し、例えば誤ったパスワードを入力する等の不正な認証操作が行われた場合には、上記ステップSB12の判断結果は「NO」になり、「機能制限有りの処理」の動作モードを維持したまま、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
d.その他の操作が行われた場合
上述した認証操作以外の、その他の操作がなされた場合には、ステップSB4の判断結果が「YES」となり、ステップSB13に進み、その操作を無効にする操作不可の状態に設定する。つまり、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下では、認証操作以外のその他の操作を無効にする機能制限を施した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
このように、機能制限有りの処理では、認証操作以外を操作不可とし、適正な認証操作が行われた場合にのみ機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。また、機能制限有りの処理では、GPS信号受信部104により今回取得された現在位置と前回取得された前回位置とが合致しない場合、つまり携帯電話10の位置が移動していれば、現在位置データを所定連絡先にメール通知すると共に、今回取得した現在位置が解除位置テーブルTBL2に定義された解除位置範囲に含まれる解除位置に合致する場合にのみ機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。
(3)機能制限無し+制御停止の処理の動作
次に、図6を参照して「機能制限無し+制御停止の処理」の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA5(図4参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図6に図示するステップSC1に進む。ステップSC1〜ステップSC3では、それぞれ「着信検知」、「現在位置取得タイミング」および「その他の操作」のイベントの有無を判断する。これらイベントが発生しなければ、上記ステップSC1〜ステップSC3の各判断結果はいずれも「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。そして、機能制限フラグLFが「2」の「機能制限無し+制御停止の処理」の動作モード下の待受状態において、上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作の説明を進める。
a.着信検知した場合
着信を検知すると、図6に図示するステップSC1の判断結果が「YES」になり、ステップSC4に進む。ステップSC4では、着信報知を行うと共に、この着信報知中にオフフック操作されたか否かを判断する。着信報知中にオフフック操作が行われなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
一方、着信報知中にオフフック操作されると、上記ステップSC4の判断結果が「YES」になり、ステップSC5に進み、発呼側と回線接続して通話を開始させる通話処理を実行する。次いで、ステップSC6では、オンフック操作の有無を判断する。オンフック操作が行われなければ、ステップSC6の判断結果は「NO」となり、上記ステップSC5の通話処理を継続させるが、オンフック操作されると、ステップSC6の判断結果が「YES」になり、ステップSC7に進む。そして、ステップSC7では、オンフック操作に応じて回線を断つ切断処理を実行した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
b.現在位置取得タイミングの場合
GPS信号受信部104は、制御部100の制御に従い、所定時間毎に現在位置データを発生する。GPS信号受信部104が現在位置データを発生する現在位置取得タイミングになると、ステップSC2の判断結果が「YES」になり、ステップSC8に進み、GPS信号受信部104が発生する現在位置データを取得してRAM102のワークエリア102aにストアする。続いて、ステップSC9では、前回位置データ(前回取得した現在位置データ)と今回取得した現在位置データとが合致するか否かを判断する。
携帯電話10の位置が移動せず、前回位置データと現在位置データとが合致する場合には、判断結果が「YES」になり、本処理を終えて前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。一方、携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと現在位置データとが合致しなければ、上記ステップSC9の判断結果は「NO」になり、ステップSC10に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
c.その他の操作が行われた場合
その他の操作がなされた場合には、ステップSC3の判断結果が「YES」となり、ステップSC11に進み、その他の操作に対応した処理、例えばメール受信やメール作成などの処理を実行した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
このように「機能制限無し+制御停止の処理」では、GPS信号受信部104により今回取得された現在位置と前回取得された前回位置とが合致する場合、つまり携帯電話10の位置が移動しなければ、不正使用を防止するための制御を行わず、着信検知時には通常の着信処理を可能にしたり、その他の操作に対応した処理の実行も可能したりする。一方、GPS信号受信部104により今回取得された現在位置と前回取得された前回位置とが合致しない場合、つまり携帯電話10の位置が移動すると、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。
(4)機能制限無しの処理の動作
次に、図7〜図10を参照して「機能制限無しの処理」の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA6(図4参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図7に図示するステップSD1に進む。
ステップSD1〜SD2および図10に図示するステップSD3〜SD4では、それぞれ「着信検知」、「現在位置取得タイミング」、「制御停止設定操作」および「その他の操作」のイベントの有無を判断する。これらイベントが発生しなければ、上記ステップSD1〜ステップSD4の各判断結果はいずれも「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSA1(図4参照)の待受状態で待機する。そして、機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モード下の待受状態において、上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作の説明を進める。
a.着信検知した場合
着信を検知すると、図7に図示するステップSD1の判断結果が「YES」になり、ステップSD5に進む。ステップSD5では、着信報知を行うと共に、この着信報知中にオフフック操作されたか否かを判断する。着信報知中にオフフック操作が行われなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
一方、着信報知中にオフフック操作されると、上記ステップSD5の判断結果が「YES」になり、ステップSD6に進み、不利用タイマをリセットする。次いで、ステップSD7では、発呼側と回線接続して通話を開始させる通話処理を実行する。続いて、ステップSD8では、オンフック操作の有無を判断する。オンフック操作が行われなければ、判断結果は「NO」となり、上記ステップSD7の通話処理を継続させるが、オンフック操作されると、上記ステップSD8の判断結果が「YES」になり、ステップSD9に進み、不利用タイマをリセットする。そして、ステップSD10では、オンフック操作に応じて回線を断つ切断処理を実行した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
b.現在位置取得タイミングの場合
GPS信号受信部104は、制御部100の制御に従い、所定時間毎に現在位置データを発生する。GPS信号受信部104が現在位置データを発生する現在位置取得タイミングになると、ステップSD2の判断結果が「YES」になり、ステップSD11に進み、GPS信号受信部104が発生する現在位置データを取得してRAM102のワークエリア102aにストアする。
続いて、ステップSD12〜SD13では、今回取得した現在位置データが、RAM102のテーブルエリア102bに格納される特定位置テーブルTBL1(図3(a)参照)に定義された特定位置範囲に含まれるか否か、つまり現在位置が特定位置であるかどうかを判断する。以下、現在位置が特定位置テーブルTBL1に定義された特定位置範囲に含まれる特定位置の場合と、特定位置範囲に含まれない非特定位置の場合とに分けて動作説明を進める。
[a]特定位置の場合
現在位置が特定位置テーブルTBL1に定義された特定位置範囲に含まれる特定位置であると、上記ステップSD13の判断結果は「YES」になり、ステップSD14に進む。ステップSD14〜SD16では、RAM102のテーブルエリア102bに格納される特定日テーブルTBL3(図3(c)参照)を参照して現在日時が特定日に合致するかを判断する。現在日時が特定日ならば、判断結果は「YES」になり、ステップSD17に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
一方、現在日時が特定日でなければ、上記ステップSD16の判断結果は「NO」になり、ステップSD18に進む。ステップSD18では、前回位置データ(前回取得した現在位置データ)と今回取得した現在位置データとが合致するか否か、つまり携帯電話10の位置の移動の有無を判断する。以下、携帯電話10の位置が移動した場合と移動しない場合とに分けて動作説明を進める。
<携帯電話10の位置が移動しない場合>
携帯電話10の位置が移動せず、前回位置データと今回の現在位置データとが合致する場合には、上記ステップSD18の判断結果が「YES」になり、図8に図示するステップSD23に進む。ステップSD23では、特定位置タイマ時間が第2位置制限時間以上であるか否かを判断する。
特定位置タイマ時間とは、特定位置タイマにより計時され、携帯電話10が特定位置に連続して位置する時間を指す。また、第2位置制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば第2位置制限時間として「24時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSD23では、携帯電話10が特定位置に「24時間(第2位置制限時間)」以上連続して位置しているかどうかを判断する。
携帯電話10が特定位置に「24時間(第2位置制限時間)」以上連続して位置していなければ、上記ステップSD23の判断結果は「NO」となり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰するが、特定位置に「24時間(第2位置制限時間)」以上連続して位置していると、上記ステップSD23の判断結果は「YES」になり、ステップSD24に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
<携帯電話10の位置が移動した場合>
携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと今回の現在位置データとが合致しない場合には、図7に図示するステップSD18の判断結果が「NO」になり、ステップSD19に進む。ステップSD19では、今回の現在位置データを前回位置データに更新し、続くステップSD20では、特定位置タイマをリセットする。次いで、ステップSD21に進み、不利用タイマ時間が第2利用制限時間以上であるか否かを判断する。
不利用タイマ時間とは、不利用タイマにより計時され、携帯電話10が利用されていない状態での継続時間を指す。また、第2利用制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば第2利用制限時間として「24時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSD21では、携帯電話10が利用されていない状態で「24時間(第2利用制限時間)」以上継続したか否かを判断する。
携帯電話10が利用されていない状態で「24時間(第2利用制限時間)」以上継続していなければ、上記ステップSD21の判断結果は「NO」となり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰するが、「24時間(第2利用制限時間)」以上継続していると、上記ステップSD21の判断結果は「YES」になり、ステップSD22に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
[b]非特定位置の場合
現在位置が特定位置テーブルTBL1に定義された特定位置範囲に含まれない非特定位置であると、上記ステップSD13の判断結果は「NO」になり、図9に示すステップSD25に進む。ステップSD25では、前回位置データと今回取得した現在位置データとが合致するか否か、つまり携帯電話10の位置の移動の有無を判断する。以下、携帯電話10の位置が移動した場合と移動しない場合とに分けて動作説明を進める。
<携帯電話10の位置が移動しない場合>
携帯電話10の位置が移動せず、前回位置データと今回の現在位置データとが合致する場合には、上記ステップSD25の判断結果が「YES」になり、ステップSD26に進み、非特定位置タイマ時間が位置制限時間以上であるか否かを判断する。非特定位置タイマ時間とは、非特定位置タイマにより計時され、携帯電話10が非特定位置に連続して位置する時間を指す。また、位置制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば位置制限時間として「3時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSD26では、携帯電話10が非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置しているかどうかを判断する。
携帯電話10が非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置していなければ、上記ステップSD26の判断結果は「NO」となり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰するが、非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置していると、上記ステップSD26の判断結果が「YES」になり、ステップSD30に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
<携帯電話10の位置が移動した場合>
携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと今回の現在位置データとが合致しない場合には、上記ステップSD25の判断結果が「NO」になり、ステップSD27に進む。ステップSD27では、今回の現在位置データを前回位置データに更新し、続くステップSD28では、非特定位置タイマをリセットする。次いで、ステップSD29に進み、不利用タイマ時間が利用制限時間以上であるか否かを判断する。
不利用タイマ時間とは、不利用タイマにより計時され、携帯電話10が利用されていない状態での継続時間を指す。また、利用制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば利用制限時間として「3時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSD29では、携帯電話10が利用されていない状態で「3時間(利用制限時間)」以上継続したか否かを判断する。
携帯電話10が利用されていない状態で「3時間(利用制限時間)」以上継続していなければ、上記ステップSD29の判断結果は「NO」となり、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰するが、「3時間(利用制限時間)」以上継続していると、上記ステップSD29の判断結果は「YES」になり、ステップSD30に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
c.制御停止設定操作が行われた場合
制御停止の設定又は解除する制御停止設定操作がなされた場合には、図10に図示するステップSD3の判断結果が「YES」となり、ステップSD31に進む。ステップSD31では、その操作が制御停止に設定するものであるか否かを判断する。制御停止に設定する操作であったならば、判断結果は「YES」になり、ステップSD32に進み、機能制限フラグLFを「2」にセットして「機能制限無し+制御停止の処理」の動作モードに遷移させる。そして、ステップSD33に進み、不利用タイマをリセットした後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
一方、制御停止を解除する操作であると、上記ステップSD31の判断結果は「NO」になり、ステップSD34に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。そして、ステップSD33に進み、不利用タイマをリセットした後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
d.その他の操作が行われた場合
その他の操作がなされた場合には、図10に図示するステップSD4の判断結果が「YES」となり、ステップSD35に進み、その他の操作に対応した処理、例えばメール受信やメール作成などの処理を実行した後、前述したステップSA1(図4参照)の待受状態に復帰する。
このように、機能制限無しの処理では、
(a)携帯電話10が特定位置にあり、かつ現在日時が特定日であると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
(b)携帯電話10が特定位置にあり、かつ現在日時が特定日ではなく、しかも移動せずに特定位置に所定時間(第2位置制限時間)以上継続的に置かれていると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
(c)携帯電話10が特定位置にあり、かつ現在日時が特定日ではなく、しかも移動した状態で所定時間(第2利用制限時間)以上利用されていないと、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
(d)携帯電話10が非特定位置にあり、移動せずに所定時間(位置制限時間)以上継続的に置かれていると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
(e)携帯電話10が非特定位置にあり、移動した状態で所定時間(利用制限時間)以上利用されていないと、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
以上説明したように、第1実施形態では、例えば会社などの勤務先の位置を特定位置として含む特定位置範囲を特定位置テーブルTBL1に登録しておき、機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モードに設定されている場合に、特定位置にあり、かつ現在日時が特定日(例えば休日)であると携帯電話10が自ら判断すると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させ、認証操作以外を操作不可とする機能制限を施す。つまり、携帯電話10は、勤務先に置き忘れられている状態であると判断して機能制限するので、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することができる。
また、例えば自宅の位置を特定位置として含む特定位置範囲を特定位置テーブルTBL1に登録しておき、機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モードに設定されている場合に、特定位置にあり、かつ現在日時が特定日ではなく、しかも位置移動せずに特定位置に所定時間(第2位置制限時間)以上継続的に置かれていると携帯電話10が自ら判断すると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させ、認証操作以外を操作不可とする機能制限を施す。つまり、携帯電話10は、自宅に置き忘れられている状態であると判断して機能制限するので、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することができる。
さらに、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モードにおいて適正な認証操作が行われると、携帯電話10は機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移する。そして、「機能制限無しの処理」の動作モードにおいて、自宅以外の非特定位置にあり、かつ位置移動している状態で所定時間(利用制限時間)以上利用されていない場合、つまり盗難や落とし物として紛失された状態であると携帯電話10が自ら判断すると、機能制限フラグLFを「1」にセットし、認証操作以外を操作不可とする機能制限を施す「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させるので、この場合も現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止できる。
また、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モードにおいて、不正使用を防止するための制御の停止を指示する操作が行われると、機能制限フラグLFを「2」にセットして「機能制限無し+制御停止の処理」の動作モードに遷移させる。「機能制限無し+制御停止の処理」の動作モードになると、携帯電話10の位置が移動していなければ、不正使用を防止するための制御を行わず、通常の着信処理を可能にしたり、その他の操作に対応した処理の実行も可能したりするが、携帯電話10の位置が移動すると、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。したがって、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の動作を説明する。なお、第2実施形態の構成は、前述した第1実施形態と共通するので、その説明については省略する。以下では、図11〜図15を参照して第2実施形態による「メインルーチン」、「機能制限有りの処理」および「機能制限無しの処理」の各動作について述べる。
(1)メインルーチンの動作
図11は、制御部100が実行する第2実施形態によるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。ユーザの電源オン操作により携帯電話10がパワーオンされると、制御部100は図11に図示するメインルーチンのステップSE1に処理を進め、位置登録制御シーケンスを実行して移動体通信網側に位置登録を行った後、待受状態に入る待受処理を実行する。これにより、表示部106には待受画面(図示略)が表示される。続いて、ステップSE2では、機能制限フラグLFが「1」であるか否かを判断する。機能制限フラグLFが「1」であれば、ステップSE3に進み、「機能制限有りの処理」を実行した後、ステップSE1の待受状態に復帰する。一方、機能制限フラグLFが「0」ならば、ステップSE4に進み、「機能制限無しの処理」を実行した後、ステップSE1の待受状態に復帰する。
(2)機能制限有りの処理の動作
次に、図12を参照して第2実施形態による「機能制限有りの処理」の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSE3(図11参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図12に図示するステップSF1に進む。ステップSF1〜ステップSF4では、それぞれ「着信検知」、「現在位置取得タイミング」、「認証操作」および「その他の操作」のイベントの有無を判断する。
これらイベントが発生しなければ、上記ステップSF1〜ステップSF4の各判断結果はいずれも「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。そして、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下の待受状態において、上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作の説明を進める。
a.着信検知した場合
着信を検知すると、ステップSF1の判断結果が「YES」になり、ステップSF5に進み、オフフックスイッチの操作を無効にする着信操作不可の状態に設定する。つまり、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下では、着信操作を無効にする機能制限を施した後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
b.現在位置取得タイミングの場合
GPS信号受信部104は、制御部100の制御に従い、所定時間毎に現在位置データを発生する。GPS信号受信部104が現在位置データを発生する現在位置取得タイミングになると、ステップSF2の判断結果が「YES」になり、ステップSF6に進み、GPS信号受信部104が発生する現在位置データを取得してRAM102のワークエリア102aにストアする。続いて、ステップSF7〜SF8では、今回取得した現在位置データが、RAM102のテーブルエリア102bに格納される特定位置テーブルTBL1(図3(a)参照)に定義された特定位置範囲に含まれるか否か、つまり現在位置が特定位置であるかどうかを判断する。
現在位置が特定位置でなければ、判断結果は「NO」になり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。これに対し、現在位置が特定位置であると、上記ステップSF8の判断結果が「YES」となり、ステップSF9に進み、前回位置データ(前回取得した現在位置データ)と今回取得した現在位置データとが合致するか否か、つまり携帯電話10の位置の移動の有無を判断する。
携帯電話10の位置が移動せず、前回位置データと今回の現在位置データとが合致する場合には、上記ステップSF9の判断結果が「YES」になり、ステップSF10に進む。ステップSF10では、特定位置タイマ時間が位置解除時間以上であるか否かを判断する。特定位置タイマ時間とは、特定位置タイマにより計時され、携帯電話10が特定位置に連続して位置する時間を指す。また、位置解除時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば位置解除時間として「30分」がユーザ設定されていれば、上記ステップSF10では、携帯電話10が特定位置に「30分(位置解除時間)」以上連続して位置しているかどうかを判断する。
携帯電話10が特定位置に「30分(位置解除時間)」以上連続して位置していなければ、上記ステップSF10の判断結果は「NO」となり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰するが、特定位置に「30分(位置解除時間)」以上連続して位置していると、上記ステップSF10の判断結果が「YES」になり、ステップSF11に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
一方、携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと今回の現在位置データとが合致しない場合には、上記ステップSF9の判断結果が「NO」になり、ステップSF12に進む。ステップSF12では、今回の現在位置データを前回位置データに更新し、続くステップSF13では、特定位置タイマをリセットする。次いで、ステップSF14に進み、不利用タイマ時間が利用解除時間以上であるか否かを判断する。
不利用タイマ時間とは、不利用タイマにより計時され、携帯電話10が利用されていない状態での継続時間を指す。また、利用解除時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば利用解除時間として「30分」がユーザ設定されていれば、上記ステップSF14では、携帯電話10が利用されていない状態で「30分(利用解除時間)」以上継続したか否かを判断する。
携帯電話10が利用されていない状態で「30分(利用解除時間)」以上継続していなければ、上記ステップSF14の判断結果は「NO」となり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰するが、「30分(利用解除時間)」以上継続していると、上記ステップSF14の判断結果は「YES」になり、ステップSF11に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
c.認証操作が行われた場合
例えばパスワード入力する等の、機能制限を解除するための認証操作が行われると、ステップSF3の判断結果が「YES」になり、ステップSF15に進み、その操作(パスワード入力)の適否を判断する。適正な認証操作が行われた場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSF16に進み、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させた後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。これに対し、例えば誤ったパスワードを入力する等の不正な認証操作が行われた場合には、上記ステップSF15の判断結果は「NO」になり、「機能制限有りの処理」の動作モードのまま、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
d.その他の操作が行われた場合
上述した認証操作以外の、その他の操作がなされた場合には、ステップSF4の判断結果が「YES」となり、ステップSF17に進み、その操作を無効にする操作不可の状態に設定する。つまり、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モード下では、認証操作以外のその他の操作を無効にする機能制限を施した後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
このように、第2実施形態による「機能制限有りの処理」では、認証操作以外を操作不可とし、適正な認証操作が行われた場合にのみ機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。また、「機能制限有りの処理」では、携帯電話10が特定位置において「30分(位置解除時間)」以上連続して位置している場合や、携帯電話10が特定位置に移動し、利用されていない状態が「30分(利用解除時間)」以上継続している場合に機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。
(2)機能制限無しの処理の動作
次に、図13〜図15を参照して第2実施形態による「機能制限無しの処理」の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSE4(図11参照)を介して本処理が実行されると、制御部100は図13に図示するステップSG1に進む。ステップSG1〜SG2および図15に図示するステップSG3では、それぞれ「着信検知」、「現在位置取得タイミング」および「その他の操作」のイベントの有無を判断する。
これらイベントが発生しなければ、上記ステップSG1〜ステップSG4の各判断結果はいずれも「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSE1(図11参照)の待受状態で待機する。そして、機能制限フラグLFが「0」の「機能制限無しの処理」の動作モード下の待受状態において、上記イベントのいずれかが発生すると、その発生したイベントに対応した処理を実行する。以下、イベント別に分けて動作の説明を進める。
a.着信検知した場合
着信を検知すると、図13に図示するステップSG1の判断結果が「YES」になり、ステップSG4に進む。ステップSG4では、着信報知を行うと共に、この着信報知中にオフフック操作されたか否かを判断する。着信報知中にオフフック操作が行われなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えて前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
一方、着信報知中にオフフック操作されると、上記ステップSG4の判断結果が「YES」になり、ステップSG5に進み、不利用タイマをリセットする。次いで、ステップSG6では、発呼側と回線接続して通話を開始させる通話処理を実行する。続いて、ステップSG7では、オンフック操作の有無を判断する。オンフック操作が行われなければ、判断結果は「NO」となり、上記ステップSG6の通話処理を継続させるが、オンフック操作されると、上記ステップSG7の判断結果が「YES」になり、ステップSG8に進み、不利用タイマをリセットする。そして、ステップSG9では、オンフック操作に応じて回線を断つ切断処理を実行した後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
b.現在位置取得タイミングの場合
GPS信号受信部104は、制御部100の制御に従い、所定時間毎に現在位置データを発生する。GPS信号受信部104が現在位置データを発生する現在位置取得タイミングになると、ステップSG2の判断結果が「YES」になり、ステップSG10に進み、GPS信号受信部104が発生する現在位置データを取得してRAM102のワークエリア102aにストアする。
続いて、ステップSG11〜SG12では、今回取得した現在位置データが、RAM102のテーブルエリア102bに格納される特定位置テーブルTBL1(図3(a)参照)に定義された特定位置範囲に含まれるか否か、つまり現在位置が特定位置であるかどうかを判断する。現在位置が特定位置であると、判断結果は「YES」になり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
一方、現在位置が特定位置テーブルTBL1に定義された特定位置範囲に含まれない非特定位置であると、上記ステップSG12の判断結果が「NO」になり、図14に図示するステップSG13に進む。ステップSG13では、前回位置データと今回取得した現在位置データとが合致するか否か、つまり携帯電話10の位置の移動の有無を判断する。以下、携帯電話10の位置が移動した場合と移動しない場合とに分けて動作説明を進める。
<携帯電話10の位置が移動しない場合>
携帯電話10の位置が移動せず、前回位置データと今回の現在位置データとが合致する場合には、上記ステップSG13の判断結果が「YES」になり、ステップSG14に進み、非特定位置タイマ時間が位置制限時間以上であるか否かを判断する。非特定位置タイマ時間とは、非特定位置タイマにより計時され、携帯電話10が非特定位置に連続して位置する時間を指す。また、位置制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば位置制限時間として「3時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSG14では、携帯電話10が非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置しているかどうかを判断する。
携帯電話10が非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置していなければ、上記ステップSG14の判断結果は「NO」となり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰するが、非特定位置に「3時間(位置制限時間)」以上連続して位置していると、上記ステップSG14の判断結果が「YES」になり、ステップSG18に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。そして、ステップSG19に進み、非特定位置タイマをリセットし、続くステップSG20では、不利用タイマをリセットした後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
<携帯電話10の位置が移動した場合>
携帯電話10の位置が移動し、前回位置データと今回の現在位置データとが合致しない場合には、上記ステップSG13の判断結果が「NO」になり、ステップSG15に進む。ステップSG15では、今回の現在位置データを前回位置データに更新し、続くステップSG16では、非特定位置タイマをリセットする。次いで、ステップSG17に進み、不利用タイマ時間が利用制限時間以上であるか否かを判断する。
不利用タイマ時間とは、不利用タイマにより計時され、携帯電話10が利用されていない状態での継続時間を指す。また、利用制限時間とは、予めユーザ設定される時間である。したがって、例えば利用制限時間として「3時間」がユーザ設定されていれば、上記ステップSG17では、携帯電話10が利用されていない状態で「3時間(利用制限時間)」以上継続したか否かを判断する。
携帯電話10が利用されていない状態で「3時間(利用制限時間)」以上継続していなければ、上記ステップSG17の判断結果は「NO」となり、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰するが、「3時間(利用制限時間)」以上継続していると、上記ステップSG17の判断結果は「YES」になり、ステップSG18に進み、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。そして、ステップSG19に進み、非特定位置タイマをリセットし、続くステップSG20では、不利用タイマをリセットした後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
c.その他の操作が行われた場合
その他の操作がなされた場合には、図15に図示するステップSG3の判断結果が「YES」となり、ステップSG21に進み、その他の操作に対応した処理、例えばメール受信やメール作成などの処理を実行する。そして、ステップSG22に進み、不利用タイマをリセットした後、前述したステップSE1(図11参照)の待受状態に復帰する。
このように、機能制限無しの処理では、
(a)携帯電話10が非特定位置で移動せずに所定時間(位置制限時間)以上継続的に置かれていると、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
(b)携帯電話10が非特定位置にあり、位置移動している状態で所定時間(利用制限時間)以上利用されていないと、機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させる。
以上説明したように、第2実施形態では、例えば自宅の位置を特定位置として含む特定位置範囲を特定位置テーブルTBL1に登録しておき、機能制限フラグLFが「1」の「機能制限有りの処理」の動作モードに設定されている場合に、携帯電話10が特定位置に「30分(位置解除時間)」以上連続して位置していたり、特定位置で利用されていない状態が「30分(利用解除時間)」以上継続していたりすると、機能制限フラグLFを「0」にセットして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移させる。つまり、携帯電話10は、安全な位置(自宅)に置かれている状態であると判断して自動的に機能解除することができる。言い換えれば、安全な位置になければ自動的に機能解除しない為、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止することが可能になる訳である。
こうして「機能制限無しの処理」の動作モードに遷移した場合に、携帯電話10が非特定位置で移動せずに所定時間(位置制限時間)以上継続的に置かれていたり、非特定位置に移動した状態で所定時間(利用制限時間)以上利用されていないと、紛失された状態であると見なして機能制限フラグLFを「1」にセットして「機能制限有りの処理」の動作モードに遷移させるので、現在の状態に応じて自装置の機能を制限して不正使用を防止できる。
なお、上述した第1および第2の実施形態において得られる、より具体的な効果は、下記(a)〜(e)項に記載の通りである。
(a)紛失時の不正使用を防止する一方、正規ユーザは容易に機能制限を解除して使用を再開させることができる。
(b)紛失時の不正使用を防止しつつ、所定の機能の制限を解除可能にする位置を知っている正規ユーザは容易に使用を再開させることができる。
(c)例えば出張や遊びに行き、一定の位置から移動しないような場合であっても、特定位置を記憶させる手間をかけることなく安全に機能制限を行わないようにすることができる。
(d)例えば落とし物として他者に拾われて別の場所に移動した場合、移動先の位置を所定の連作先にメールで通報することができる。
(e)機能制限を実行する制御の設定や解除を適切に行うことができる。
また、前述した第1および第2の実施形態では、端末装置を携帯電話10としているが、本発明の要旨は、これに限らず、GPS受信機能および通信機能を備えた各種携帯用の電子機器に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態による携帯電話10の構成を示すブロック図である。 機能制限フラグLFが示す動作モードを説明する為の図である。 特定位置テーブルTBL1、解除位置テーブルTBL2および特定日テーブルTBL3の一構成例を示す図である。 第1実施形態におけるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限有りの処理」の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限無し+制御停止の処理」の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における「機能制限有りの処理」の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における「機能制限無しの処理」の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯電話
100 制御部
101 ROM
102 RAM
102a ワークエリア
102b テーブルエリア
103 無線通信送受信部
104 GPS信号受信部
105 音声信号処理部
106 表示部
107 操作部
108 RTC

Claims (16)

  1. 現在位置を取得する位置取得手段と、
    特定位置範囲を記憶する特定位置範囲記憶手段と、
    前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記特定位置範囲記憶手段に記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定手段と、
    所定の条件を満たす第1の時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時された第1の時間が、予め設定される第2の時間以上であるか否かを判定する条件判定手段と、
    前記特定位置判定手段の判定結果と前記条件判定手段の判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致しないと判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記条件判定手段により所定の条件を満たす第1の時間が第2の時間以上であると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段を更に備え、
    前記計時手段は、前記移動判定手段が移動無しを判定する期間を、所定の条件を満たす第1の時間として計時することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 前記計時手段は、自装置が利用されていない期間を、所定の条件を満たす第1の時間として計時することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  7. 適正な認証操作したユーザを正規ユーザと認証する認証手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記認証手段が正規ユーザを認証した場合に自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  8. 所定の機能を解除する為に用いる解除位置範囲を記憶する解除位置範囲記憶手段と、
    前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記解除位置範囲記憶手段に記憶される解除位置範囲に含まれる解除位置に合致するか否かを判定する解除位置判定手段とを更に備え、
    前記制御手段は、所定の機能を制限している状態で前記解除位置判定手段により現在位置が解除位置に合致すると判定された場合に、その制限を解除することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  9. 前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、
    前記移動判定手段により移動有りと判定されるまで前記制御手段の制御を停止させる制御停止手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  10. 前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、
    前記制御手段により所定の機能が制限されている状態で前記移動判定手段により移動有りと判定された場合に、前記位置取得手段が今回取得した現在位置を所定の連絡先に通知する通知手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  11. 現在位置を取得する位置取得手段と、
    特定位置範囲を記憶する特定位置範囲記憶手段と、
    前記位置取得手段により取得された現在位置が、前記特定位置範囲記憶手段に記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定手段と、
    現在日時を取得する現在日時取得手段と、
    特定日時を記憶する特定日時記憶手段と、
    前記現在日時取得手段により取得された現在日時が、前記特定日時記憶手段に記憶される特定日時に合致するか否かを判定する特定日時判定手段と、
    前記特定位置判定手段の判定結果と前記特定日時判定手段の判定結果とに応じて、自装置の所定の機能を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  12. 前記制御手段は、前記特定位置判定手段により現在位置が特定位置に合致すると判定され、かつ前記特定日時判定手段により現在日時が特定日時に合致すると判定された場合に、自装置の所定の機能を制限することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
  13. 適正な認証操作したユーザを正規ユーザと認証する認証手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記認証手段が正規ユーザを認証した場合に自装置の所定の機能の制限を解除することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
  14. 前記位置取得手段が今回取得した現在位置と当該位置取得手段が前回取得した前回位置とから移動の有無を判定する移動判定手段と、
    前記制御手段により所定の機能が制限されている状態で前記移動判定手段により移動有りと判定された場合に、前記位置取得手段が今回取得した現在位置を所定の連絡先に通知する通知手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
  15. コンピュータに、
    現在位置を取得する位置取得ステップと、
    前記位置取得ステップにより取得された現在位置が、予め記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定ステップと、
    所定の条件を満たす第1の時間を計時する計時ステップと、
    前記計時ステップにより計時された第1の時間が、予め設定される第2の時間以上であるか否かを判定する条件判定ステップと、
    前記特定位置判定ステップの判定結果と前記条件判定ステップの判定結果とに応じて、所定の機能を制御する制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 現在位置を取得する位置取得ステップと、
    前記位置取得ステップにより取得された現在位置が、予め記憶される特定位置範囲に含まれる特定位置に合致するか否かを判定する特定位置判定ステップと、
    現在日時を取得する現在日時取得ステップと、
    前記現在日時取得手段により取得された現在日時が、予め記憶される特定日時に合致するか否かを判定する特定日時判定ステップと、
    前記特定位置判定ステップの判定結果と前記特定日時判定ステップの判定結果とに応じて、所定の機能を制御する制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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