JP2009199508A - 無線通報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線式警報器と無線通報受信機との間の受信電界強度を、無線式警報器の設置作業者が得たいときに把握し、無線式警報器の最適な設置場所を探すことが可能な無線通報システムを提供する。
【解決手段】無線通報受信機2から送信されたデータを受信するセンタ監視装置4と、それに接続されたウェブサーバ5とを備える。無線式警報器1は、その設置作業者のテスト操作を受けて、テスト通報データを送信する。無線通報受信機2は、無線式警報器1からテスト通報データを受信したときに、受信電界強度を検出し、検出した受信電界強度の値を付加してテスト通報データをセンタ監視装置4へ送信する。センタ監視装置4は、無線通報受信機2から送信された受信電界強度の値を受信してウェブサーバ5に伝送し、ウェブサーバ5は、その受信電界強度の値を、設置作業者の携帯端末7からインターネット網6を経由して閲覧可能な状態で記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】無線通報受信機2から送信されたデータを受信するセンタ監視装置4と、それに接続されたウェブサーバ5とを備える。無線式警報器1は、その設置作業者のテスト操作を受けて、テスト通報データを送信する。無線通報受信機2は、無線式警報器1からテスト通報データを受信したときに、受信電界強度を検出し、検出した受信電界強度の値を付加してテスト通報データをセンタ監視装置4へ送信する。センタ監視装置4は、無線通報受信機2から送信された受信電界強度の値を受信してウェブサーバ5に伝送し、ウェブサーバ5は、その受信電界強度の値を、設置作業者の携帯端末7からインターネット網6を経由して閲覧可能な状態で記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通報システムに関し、より詳細には、設置場所の電波状況を監視することができる、無線式火災警報器等の無線式警報器、無線通報受信機、及びセンタ監視装置を備えた無線通報システムに関する。
従来から、緊急時や一定間隔で通報を行うために、無線通報システムが利用されている。この無線通報システムは、住宅等に設置された無線式火災警報器等の無線式警報器と、無線式警報器からの通報を受信するために同じく住宅等に設置された無線通報受信機と、複数の無線通報受信機からの通報を、ガス事業者等のサービス提供者が監視できるようにするために設置されたセンタ監視装置とを備えている。
このような無線通報システムでは、無線式警報器から火災警報や定期通報などの通報データを対向する無線通報受信機に送る場合、一般的な通信方式として単向通信方式を採用している。
単向通信方式は、無線式警報器の無線送信部から火災警報や定期通報等の通報データを対向する無線通報受信機の無線受信部に一方的に無線送信する方法であるが、無線式警報器に無線受信部を持たなくて良いため、消費電力も小さく安価に構成できるという利点がある。
このような無線通報システムにおいては、利用者宅で無線式警報器を移動したり、無線式警報器付近の家具を移動することにより、無線通信障害(電波が弱くなる、電波ノイズ発生源に近づく等)が起こる。従って、サービス提供者は通常時からセンタ監視装置に上がってくる定時通報データを取得することによって、無線式警報器と無線通報受信機間に通信障害がないことを監視している。
しかし、無線式警報器の設置時には、通信障害がないかを電波状況(通信状況)を確認しながら設置位置を決定する必要がある。
なお、双方向通信を採用した端末同士について、そのような確認を補助することが可能なシステムも開示されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、双方向通信が可能な親機と子機との間の通信状況を、親機がセンタ装置に送信し、センタ装置から子機の設置作業者の携帯端末に対してその通信状況を電子メールで送信するシステムが開示されている。
特開2001-285365号公報
上述のごとく、無線式警報器を設置する場合には無線通報受信機との電波状況を確認しながら設置することができればよいが、単向通信方式の場合、無線式警報器と無線通報受信機間の電波状況を無線式警報器で確認することができない。
無線通報受信機側に、電界強度測定部及び電界強度表示部を設けることで無線式警報器からの電波状況を表示することが可能であるが、一般的にそれらの機器の設置位置は離れていることが多く、一人で設置作業を実施する場合は確認ができないだけでなく、このような余計な構成を必要とするため、コストが増えたり、サイズが大きくなり好ましくない。
また、無線式警報器と無線通報受信機との間の通信として、単向通信方式等の一方通行の通信方式で応答がない無線通信方式を採用せずに、双方向通信を採用した場合には、特許文献1に記載のシステムで通信状況の確認が可能である。しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、通信状況が一方向へ伝達され携帯端末で受動的に通信状況を受けるため、可能な限り良好な通信環境の設置場所を選ぼうとする場面では、通信状況を送信するタイミングが非常に難しくなる。つまり、通信状況の送信間隔を短くすると設置作業者は携帯端末で頻繁に通信状況を受け取らなければならず、煩わしい上にその受け取りが無駄になることもあり、逆に、送信間隔を長くすると試したい複数の位置の間で無線式警報器を移動させながら設置場所を決めるような場面では通信状況が欲しい状況で得られなくなる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、無線式警報器と無線通報受信機との間の受信電界強度を、無線式警報器の設置作業者が得たいときに把握し、無線式警報器の最適な設置場所を探すことが可能な無線通報システムを提供することを、その目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、通報すべきデータを無線送信する無線式警報器と、該無線式警報器から送信されたデータを受信し、該受信したデータを通信回線を介して送信する無線通報受信機と、該無線通報受信機から送信されたデータを前記通信回線を介して受信するセンタ監視装置とを備えた無線通報システムにおいて、前記センタ監視装置に接続されたウェブサーバ装置を備え、前記無線式警報器は、該無線式警報器の設置作業者のテスト操作を受けて、テスト通報データを送信し、前記無線通報受信機は、前記無線式警報器からテスト通報データを受信したときに、受信電界強度を検出し、該検出した受信電界強度の値を付加して、前記無線式警報器から受信したテスト通報データを前記センタ監視装置へ送信し、前記センタ監視装置は、前記無線通報受信機から送信された受信電界強度の値を受信して前記ウェブサーバ装置に伝送し、前記ウェブサーバ装置は、前記伝送された受信電界強度の値を、前記設置作業者の携帯端末からインターネット網を経由して閲覧可能な状態で記憶することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記無線式警報器は、前記テスト操作を受けて、テスト通報データを一定間隔で繰り返し送信し、前記ウェブサーバ装置は、前記センタ監視装置から伝送された受信電界強度の値を、前記繰り返しにより受け取る度に更新又は追加しながら記憶することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記無線式警報器は、前記テスト操作を受けて、テスト通報データを一定間隔で繰り返し送信中に、テスト終了操作を受けたときに又はテスト操作から所定の時間経過したときに、前記テスト通報データの送信を止めてテスト終了通報データを送信し、前記無線通報受信機は、前記無線式警報器からテスト終了通報データを受信したときに、前記無線式警報器から受信したテスト終了通報データを前記センタ監視装置へ送信し、前記センタ監視装置は、前記テスト終了通報データを受信したときに、前記ウェブサーバ装置に対し、前記テスト通報データの繰り返し送信中に伝送した受信電界強度の値の全てを消去、或いは最後の一値を残して消去するように、指示することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記ウェブサーバ装置が前記センタ監視装置に接続されて構成される代わりに、前記センタ監視装置にウェブサーバ装置が組み込まれて構成されていることを特徴としたものである。
本発明によれば、無線通報システムにおいて、無線式警報器と無線通報受信機との間の受信電界強度を、無線式警報器の設置作業者が得たいときに把握し、無線式警報器の最適な設置場所を探すことが可能となる。
図1は、本発明に係る無線通報システム(緊急無線通報システム)の一構成例を示すブロック図で、図中、1は無線式警報器、2は無線通報受信機、3は公衆回線網、4はセンタ監視装置、5はウェブサーバ装置(以下、ウェブサーバという)、6はインターネット網、7は携帯電話機やPDA(携帯情報端末)等の携帯端末である。
図1で説明する緊急無線通報システム(以下、本システムという)は、利用者宅に設置した複数の無線式警報器1と、同じく利用者宅に通常1台(複数でも可)設置した無線通報受信機2と、サービス提供者が持つセンタ監視装置4と、同じくサービス提供者が持つウェブサーバ5と、サービス提供側の無線式警報器1の設置作業者が持つ携帯端末7とを備える。無線式警報器1が利用者宅に仮で設置され、好ましい設置場所を探している段階である場合に、本発明は特に有用である。
以下、無線式警報器1と無線通報受信機2との間の通信方式として、本発明の効果をより奏することになる「単向通信方式」を採用したことを前提に説明するが、少なくとも無線式警報器1から無線通報受信機2へ無線送信が可能であればよく、双方向通信が可能な無線式警報器及び無線通報受信機にも適用することができる。
無線式警報器1は、電池駆動の無線式火災警報器や無線式ガス漏れ警報器や無線式各種センサ機器等である。無線式警報器1は、例えば、利用者宅で火災等を検知するセンサ部と、センサ部で火災等が検知されると即時に火災通報等のデータを無線通報受信機2に単向通信方式で無線送信する無線送信部と、それらを制御する制御部とを備える。尚、無線式警報器1は、緊急を要する火災警報のデータだけでなく、定期通報、電池切れ通報、故障通報、テスト通報、テスト終了通報などの通報データを送信する。また、各無線式警報器1は個々にID等の識別可能な情報を保持し、通報データにこのIDを含めて(或いは付加して)送信する。
無線通報受信機2は、例えば、無線式警報器1から送信された火災通報データ等の通報データを受信する無線受信部と、その受信電界強度を測定(検出)する受信電界強度測定部(受信電界強度検出部)と、無線受信部で受信した通報データに測定した受信電界強度の値を付加して、公衆回線網3等の通信回線を介してセンタ監視装置4に伝送する通信部と、それらを制御する制御部とを備える。なお、無線通報受信機2とセンタ監視装置4との接続は有線接続である必要性はない。
また、無線通報受信機2は個々にID等の識別可能な情報を保持しており、センタ監視装置4に送信する通報データにこのIDを含めて(或いは付加して)送信する。このとき、無線式警報器1のIDも合わせて送信することが好ましいが、送信しなくてもよい。また、無線式警報器1のIDが存在するのであれば、無線通報受信機2のIDは特に通報データに含ませなくてもよい。
センタ監視装置4は無線通報受信機2と公衆回線網3等の通信回線にて接続され、例えば、無線通報受信機2から送信された受信電界強度の値が付加された通報データを受信する通信部と、受信した通報データのうち少なくとも受信電界強度の値及び無線通報受信機2のID(及び無線式警報器1のID)を記憶する記憶部と、ウェブサーバ5に接続して情報を伝送するための第2の通信部と、表示部と、それらを制御する制御部とを備える。この記憶部は、これらの情報をウェブサーバ5に伝送するために一時的な記憶を行うだけでもよい。無線式警報器1や無線通報受信機2は個々にIDを持っており、センタ監視装置4はそのIDを元に無線通報受信機2や利用者を特定している。
また、センタ監視装置4はウェブサーバ5に接続しておくことで、インターネット網6に接続できる。センタ監視装置4は、一般的なPCにおいて、受信した各データに基づき監視処理を行うソフトウェアを実行可能に組み込むことで実現できる。なお、センタ監視装置4にて火災通報を確認したサービス提供者は、利用者が指定する連絡先や近隣の消防署に連絡することになる。
ウェブサーバ5は、センタ監視装置4と有線ケーブルや無線通信により接続されていればよく、そのハードウェア構成は一般的なウェブサーバと同様でよい。ウェブサーバ5は、例えば、センタ監視装置4から伝送された受信電界強度の値やIDなどを受信する通信部と、受信したそれらのデータを記憶する記憶部と、インターネット網6に直接又はLAN等のネットワークを介して接続しデータ通信を行うためのネットワーク通信部と、それらを制御する制御部とを備える。そして、ウェブサーバ5は、これら構成を備えたサーバコンピュータに、ネットワーク通信部を介して、閲覧要求のあった記憶部内の情報を閲覧可能に提供するウェブサーバプログラムを、実行可能に組み込むことで実現できる。ここで、記憶部への閲覧可能な状態での格納の対象は、通報データ全てに対する受信電界強度の値やIDでなくてもよく、少なくともテスト通報データに対する受信電界強度の値やIDが含まれていればよい。
携帯端末7は、例えば、基地局との通信を行う無線通信部と、各種情報を表示する表示部と、操作を行う複数の入力キー等でなる操作部と、通話時等の音声の入力及び出力を行う音声入出力部と、各種情報を記憶する記憶部と、それらを制御する制御部とを備える。そして、携帯端末7は、携帯端末網とインターネット網6とを経由してウェブサーバ5にアクセスし、ウェブサーバ5内の情報を閲覧するためのウェブブラウザを制御部に搭載している。利用者宅での設置作業者は、この携帯端末7のウェブブラウザ(ウェブ閲覧機能)を利用して、ウェブサーバ5のアドレスを指定することでウェブサーバ5にアクセスできる。
上述のごとき構成を持つ本システムにおいて、本発明の主たる特徴は、無線式警報器1のテスト通報データの送信をトリガとして、最終的に設置作業者が持つ携帯端末7で、そのテスト通報データの無線通報受信機2における受信電界強度の値を閲覧できるようにすることにある。
この閲覧に至るまでの本システムの動作例について、図2及び図3を併せて参照しながら説明する。図2は、図1の緊急無線通報システムにおけるテスト通報の一例を説明するための図である。また、図3は、図1の緊急無線通報システムにおけるウェブサーバで保持及び提供されるデータの一例を示す図で、図中、30はデータを表示した画面例である。
まず、設置作業者が無線式警報器1を仮の位置に設置する。無線式警報器1は、その設置作業者のテスト操作を受けて、自器のIDを付加してテスト通報データを送信し、無線通報受信機2がそれを受信する(ステップS1)。ここで、テスト操作とは、無線式警報器1のスイッチをオンすること、或いはリードスイッチによる操作などが挙げられる。
無線通報受信機2は、無線式警報器1からテスト通報データを受信したときに、受信電界強度を検出し、検出した受信電界強度の値を付加してそのテスト通報データを、公衆回線網3を介してセンタ監視装置4へ送信し、センタ監視装置4がそれを受信する(ステップS2)。このとき、無線通報受信機2は自器のIDも付加してテスト通報データを送信する。なお、本システムにおいて、テスト操作時以外には、受信電界強度の検出やその値の付加などを実行しないよう構成しておいてもよい。
センタ監視装置4は、無線通報受信機2から送信された受信電界強度の値を受信して、受信したテスト通報データを解析し、得られた受信電界強度の値と無線式警報器1及び無線通報受信機2のIDとを関連付けてウェブサーバ5に伝送する(ステップS3)。
ウェブサーバ5は、その受信電界強度の値をIDと共に、設置作業者の携帯端末7からインターネット網6を経由して閲覧可能な状態で記憶部に記憶する。そして、無線式警報器1の設置作業者が携帯端末7にて、インターネット網6を少なくとも介して、ウェブサーバ5にアクセスし、受信電界強度の値を閲覧する(ステップS4)。ここで、上述したように、センタ監視装置4は、受信電界強度の値のみではなく無線式警報器1(及び無線通報受信機2)のIDもウェブサーバ5に渡しているため、携帯端末7からそのIDなどにより閲覧したい受信電界強度の値を選択して、設置作業者がその値を閲覧することができる。
このとき携帯端末7で閲覧可能なデータは、図3のウェブ画面30で例示するように、設置作業者がテスト通報を行った無線式警報器1のID、無線式警報器1からのテスト通報を受信した無線通報受信機2のIDと受信電界強度(RSSI)、無線通報受信機2が受信した年月日時分秒などである。これらの情報がウェブサーバ5の記憶部に保持されており、携帯端末7からのアドレス(ウェブサーバ5のアドレス)指定及びID指定によりウェブ上で閲覧できる。
設置作業者は、このようにしてセンタ監視装置4経由で伝送された受信電界強度の値を携帯端末7からウェブサーバ5を参照することで、設置テスト時の受信電界強度の値をリアルタイムに閲覧することができる。そして、設置作業者は、無線式警報器1を適宜移動させ、そのときの受信電界強度の値を閲覧することで、仮に設置した位置がよいかどうかを判断し、最適な位置に無線式警報器1を設置することができる。
このように、本システムによれば、無線式警報器1と無線通報受信機2との間の受信電界強度を、無線式警報器1の設置作業者が得たいときに設置作業者の携帯端末7のウェブ画面で把握することができるので、無線式警報器1の最適な設置場所を探すことができ、最適な位置に設置することができる。また、本システムでは、設置作業者は通信状況を得たいときに閲覧すればよいだけであるため、通信状況を送信するタイミングは適宜決めておけばよい。
本システムの他の動作例を、図4及び図5を参照して説明する。図4は、図1の緊急無線通報システムにおけるテスト通報の他の例を説明するための図である。また、図5は、図1の緊急無線通報システムにおけるウェブサーバで保持及び提供されるデータの他の例を示す図で、図中、50はデータを表示した画面例である。
ステップS1〜S4で説明したのと同様に、設置作業者がテスト操作を行うことで、無線式警報器1がテスト通報データの送信し、最終的に設置作業者が持つ携帯端末7で、そのテスト通報データの無線通報受信機2における受信電界強度の値を閲覧できる(ステップS11〜S14)。
本動作例では、図2で説明した動作例と異なり、ステップS11で設置作業者からテスト操作を受けた無線式警報器1は、一定間隔毎、例えば5秒間隔毎に連続してテスト通報を送信し、それに伴いテスト通報がなされる度に無線通報受信機2、センタ監視装置4、ウェブサーバ5が同様の処理を行う。図4では、最初の処理をステップS11〜S14で示し、5秒後の2回目の送信及びそれに伴う処理をステップS15(ステップS11に対応)、ステップS16(ステップS12に対応)、ステップS17(ステップS13に対応)、及びステップS14で図示している。
より具体的には、無線式警報器1にてIDを付加してテスト通報データを送信し、これを無線通報受信機2が受信し(ステップS11)、無線通報受信機2にて受信電界強度を測定し、その受信電界強度と無線通報受信機2のIDを付加して公衆回線網3を介してセンタ監視装置4に伝送し、センタ監視装置4がそれを受信する(ステップS12)。このとき、無線通報受信機2とセンタ監視装置4との間の回線接続は維持したままとする。
そして、初回のテスト通報データ送信から5秒後に、無線式警報器1にてIDを付加してテスト通報データを送信し、これを無線通報受信機2が受信し(ステップS15)、無線通報受信機2にて受信電界強度を測定し、その受信電界強度と無線通報受信機2のIDを付加して公衆回線網3を介してセンタ監視装置4に伝送、センタ監視装置4がそれを受信する(ステップS16)。
センタ監視装置4は、このようにして次々に伝送される受信データを解析し、得られた受信電界強度と無線式警報器1のID及び無線通報受信機2のIDをウェブサーバ5へ送信する(ステップS13,S17)。携帯端末7にてウェブサーバ5にアクセスし、受信電界強度の値を、5秒間隔の値として閲覧することができる(ステップS14)。
このように、本動作例における無線式警報器1は、テスト操作を受けて、テスト通報データを一定間隔で繰り返し送信する。つまり、無線式警報器1は、テスト通報データを一定間隔で連続して送信する。そして、ウェブサーバ5は、センタ監視装置4から伝送された受信電界強度の値を、上記繰り返しにより受け取る度に、追加しながら閲覧可能に記憶する(追記する)。
このとき携帯端末7で閲覧可能なデータは、図5のウェブ画面50で例示するように、ウェブ画面30と同様の内容51を含んでいる。そして、これらの情報(各ID、RSSI、受信した年月日時分秒など)が、上述の繰り返し送信の間隔(上述の例では5秒間隔)毎にウェブサーバ5の記憶部に保持されており、携帯端末7からのアドレス(ウェブサーバ5のアドレス)指定及びID指定によりウェブ上で閲覧できる。
また、ウェブ画面50では、受信電界強度の値のグラフ表示画像52も表示しており、ウェブサーバ5は、このグラフ表示を上述の繰り返し送信の間隔(上述の例では5秒間隔)で更新しておく。ウェブ画面50では、このグラフのうち最新の値のみを内容51として具体的に数値表示している。また、更新したグラフ表示画像52は、更新の度に携帯端末7に送信すればよい。画面更新したときに携帯端末7から音を出すことにより、設置作業者に対して画面が更新されたことを通知するようなウェブサイトとしてもよい。また、受信電界強度に応じて音色を変更することで、設置作業者に対して画面を見ることなく設置位置を調整できるようなウェブサイトとしてもよい。
このように、本動作例における本システムでは、無線式警報器1と無線通報受信機2との間の受信電界強度を携帯端末7で連続的に把握するよう構成することで、無線式警報器1を最適な位置に設置することができる。
また、更新したグラフ表示画像52を更新の度に送信しない形態を採用した場合、携帯端末7の画面は、設置操作者が更新したいタイミングで更新操作を行えば、最短でその間隔(例えば5秒間隔)の受信電界強度の値が閲覧できる。
また、ウェブサーバ5が受信電界強度の値を更新しながら閲覧可能に記憶する代わりに、受け取る度に更新(上書き)しながら、設置作業者の携帯端末7から閲覧可能な状態で記憶してもよい。この場合、携帯端末7で閲覧できる情報は、図3のウェブ画面30のごとき情報だけであり、過去(5秒前、10秒前等)の履歴が閲覧できないことになる。
以上、本動作例について、様々な応用例も併せて説明したが、本動作例においては連続的に繰り返しテスト通報データの送信を行うため、それを停止させる必要がある。そのため、本動作例の無線式警報器1はそのようなテスト終了操作(テスト通報停止操作)を行えるように構成するか、或いは規定された時間経過後によりテスト通報を停止するよう構成しておくとよい。ここで、テスト終了操作とは、例えば無線式警報器1のスイッチをオフすること、リードスイッチによる終了操作などが挙げられる。
そして、無線式警報器1は、テスト操作を受けてテスト通報データを一定間隔で繰り返し送信中に、テスト終了操作を受けたときに又はテスト操作から所定時間経過後に、テスト通報データの送信を止めて、テスト終了通報データを送信し、無線通報受信機2がそれを受信するとよい(ステップS18)。テスト終了通報データにもIDを付加しておくことで、終了対象の無線式警報器1が判別できる。無線通報受信機2は、無線式警報器1からこのテスト終了通報データを受信したときに、そのテスト終了通報データをセンタ監視装置4へ送信し、センタ監視装置4がそれを受信する(ステップS19)。無線通報受信機2はその送信をもって回線を切断し、センタ監視装置4は、その受信により無線通報受信機2との回線を切断する。
また、テスト終了後、テスト中の受信電界強度の値をウェブサーバ5に残しておいてもよいが、不要である場合が多いため消去することが好ましい。従って、センタ監視装置4は、テスト終了通報データを受信したときに、ウェブサーバ5に対し、テスト通報データの繰り返し送信中に伝送した受信電界強度の値の全てを消去するように指示するか、或いは最後の一値を残して消去するように指示することが好ましい。テスト終了通報データにもIDを付加しておくことで、消去対象の無線式警報器1の情報が判別できる。
以上、本システムについてウェブサーバ5がセンタ監視装置4に接続されて構成されるものとして説明したが、本発明に係る無線通報システムでは、センタ監視装置4にウェブサーバ5が組み込まれて構成されていてもよい。例えばウェブサーバプログラムとしてセンタ監視装置4の制御部で実行可能に搭載しておけばよい。そのような構成では、受信した受信電界強度の値はセンタ監視装置4の記憶部に記憶し、閲覧要求時にはウェブサーバ5により読み出されることになる。また、消去時には、センタ監視装置4が自身の記憶領域から消去を実行することになる。
1…無線式警報器、2…無線通報受信機、3…公衆回線網、4…センタ監視装置、5…ウェブサーバ装置(ウェブサーバ)、6…インターネット網、7…携帯端末。
Claims (4)
- 通報すべきデータを無線送信する無線式警報器と、該無線式警報器から送信されたデータを受信し、該受信したデータを通信回線を介して送信する無線通報受信機と、該無線通報受信機から送信されたデータを前記通信回線を介して受信するセンタ監視装置とを備えた無線通報システムにおいて、
前記センタ監視装置に接続されたウェブサーバ装置を備え、
前記無線式警報器は、該無線式警報器の設置作業者のテスト操作を受けて、テスト通報データを送信し、
前記無線通報受信機は、前記無線式警報器からテスト通報データを受信したときに、受信電界強度を検出し、該検出した受信電界強度の値を付加して、前記無線式警報器から受信したテスト通報データを前記センタ監視装置へ送信し、
前記センタ監視装置は、前記無線通報受信機から送信された受信電界強度の値を受信して前記ウェブサーバ装置に伝送し、
前記ウェブサーバ装置は、前記伝送された受信電界強度の値を、前記設置作業者の携帯端末からインターネット網を経由して閲覧可能な状態で記憶することを特徴とする無線通報システム。 - 請求項1に記載の緊急無線通報システムであって、
前記無線式警報器は、前記テスト操作を受けて、テスト通報データを一定間隔で繰り返し送信し、
前記ウェブサーバ装置は、前記センタ監視装置から伝送された受信電界強度の値を、前記繰り返しにより受け取る度に更新又は追加しながら記憶することを特徴とする無線通報システム。 - 請求項2に記載の無線通報システムにおいて、
前記無線式警報器は、前記テスト操作を受けて、テスト通報データを一定間隔で繰り返し送信中に、テスト終了操作を受けたときに又はテスト操作から所定の時間経過したときに、前記テスト通報データの送信を止めてテスト終了通報データを送信し、
前記無線通報受信機は、前記無線式警報器からテスト終了通報データを受信したときに、前記無線式警報器から受信したテスト終了通報データを前記センタ監視装置へ送信し、
前記センタ監視装置は、前記テスト終了通報データを受信したときに、前記ウェブサーバ装置に対し、前記テスト通報データの繰り返し送信中に伝送した受信電界強度の値の全てを消去、或いは最後の一値を残して消去するように、指示することを特徴とする無線通報システム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通報システムにおいて、
前記ウェブサーバ装置が前記センタ監視装置に接続されて構成される代わりに、前記センタ監視装置にウェブサーバ装置が組み込まれて構成されていることを特徴とする無線通報システム。
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