JP2009198104A

JP2009198104A - 空気調和機

Info

Publication number: JP2009198104A
Application number: JP2008041102A
Authority: JP
Inventors: Giichi Hiwatari; 義一樋渡; Yuji Hayatsu; 裕治早津; Fusatoshi Sato; 房俊佐藤
Original assignee: Corona Corp
Current assignee: Corona Corp
Priority date: 2008-02-22
Filing date: 2008-02-22
Publication date: 2009-09-03

Abstract

【課題】熱交換器のシールド板の外れを防止する。
【解決手段】機器本体と、この機器本体に設けたＬＥＤ、ランプなどからなる発光体１０と、前記発光体を覆う透明の化粧カバー９とを備え、かつこの化粧カバー９の前記発光体１０と対向する表示部１６の裏面はシボ形状とし、この表示部１６を前記化粧カバー９成型時のエジェクトピン突き当て位置とし、前記化粧カバーは、断面コの字形に形成し、前面パネルに嵌合して取り付けられ、化粧カバーの上下両端の肉厚部も前記化粧カバー成型時のエジェクトピンの突き当て位置としたものである。
【選択図】図４

Description

この発明は家庭用でセパレート式空気調和機の前面パネルに関する。

本体にＬＥＤの点燈により、本体の運転状態を表示する表示部及び試運転又は電源のＯＮ／ＯＦＦ等のスイツチ類を配置したスイツチ部を設けた空気調和機において、前記表示部及びＳＷ部を覆い、全面スモーク色で前記ＳＷ部に対応する面の裏側にシボ加工を施した表示蓋を開閉可能に固定することで、この表示蓋一部品で表示部とスイッチ部を覆うと同時に意匠的にみせたくないスイッチ部のみを見えにくくするように構成したので、構造的に部品点数が少なく安価な空気調和機を得ることができるものだった。（例えば特許文献１参照）
また、空気調和機の前面パネルに高級感を出すために透明で樹脂製の化粧カバーを取り付ける場合には、化粧カバー裏面全体にシボ加工を施すことで、化粧カバー成型加工時に必ず発生するエジェクトピンの跡をめだたないようにしていた。
平成３年公開実用新案第９７１４３号公報

ところでこの従来のものは、前者の表示部蓋はスモーク色に形成されていたので、エジェクトピンの突き当て跡は気にならないものであった。
また後者は化粧カバー裏面全体にシボ加工を施すことで、化粧カバーの高級感を損ねるものであり、またコストアップとなるものであった。

この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、機器本体と、この機器本体に設けたＬＥＤ、ランプなどからなる発光体と、前記発光体を覆う透明の化粧カバーとを備え、かつこの化粧カバーの前記発光体と対向する表示部の裏面はシボ形状とし、この表示部を前記化粧カバー成型時のエジェクトピン突き当て位置としたものである。

この発明によれば、化粧カバーの発光体に対向する部分だけシボ加工を施すことで化粧カバーの高級感を保つことができ、且つ、シボ加工を施す部分は極めて小さな面積にすることが出来コストの上昇を抑えることができるものである。

次に、この発明に係る空気調和機を図面に示された一実施例で説明する。１はセパレート式空気調和機の室内ユニットで、本体ベース２と前方の前面パネル３によって筐体を形成し、この筐体内には熱交換器（図示せず）と送風ファン等（図示せず）を備えている。
前記前面パネル３の更に前面は着脱自在のオープンパネル４によって覆われている。

また前面パネル３は上面に吸込口５を、底面に吹出口６を備え、前記吸込口５の内側には網目状で着脱自在のエアーフィルタ７を左右１対備え、吸込空気に含まれる埃を取り除くものである。

前記熱交換器はフィンチューブ式の熱交換器を使用するものであり、冷房運転時には蒸発器として作用し低温になり、暖房運転時には凝縮器として作用し高温となるものである。

前記送風ファンはクロスフローファンで、熱交換器の内側に配置され、前記吸込口５とエアーフィルタ７と熱交換器と送風ファンを連通して送風経路（図示せず）を形成している。

前記オープンパネル４は白色のＡＢＳ樹脂で形成され、オープンパネル４の右側には縦長の凹部８を形成し、この凹部８に嵌入する透明の化粧カバー９が嵌め込まれている。
また、前記凹部８の下部には器具内部に備えた発光体としてのＬＥＤ１０に対向して丸穴１１が二つ上下に設けられ、凹部８の右側内面と左側内面には前記化粧カバー９係止用の長穴１２設けられ、凹部８の上下端には横長の溝１３が設けられている。

前記ＬＥＤ１０は保護枠１４と共に表示基板１５に取り付けられ、空気調和機の運転やタイマ操作の状態を点灯又は点滅によって、使用者に知らしめるものである。

前記丸穴１１に対向する化粧カバー９の裏面には、縦長円形に凹ませた表示部１６を備え表面をシボ加工により凹凸させ、いわゆるシボ形状に形成することで、化粧カバー９を成型にて製造するときのエジェクトピンの突き当て跡１７によって美観が損なわれないようにしている。

また、前記表示部１６を除く化粧カバー９の裏面全体は緩やかな波目状１８とすることで緩やかに光を反射して比較的平坦なオープンパネル４のにアクセントを付け美観を向上するものである。

また、前記化粧カバー９の左右には複数の突起１９が前記長穴１２に対応して設けられると共に、前記溝１３に対応してリブ２０が設けられ、化粧カバー９が凹部８へしっかりと嵌入されるものである。また化粧カバー９の上下端の肉厚部２１で溝１３の近傍にも、エジェクトピンの突き当て跡２２が設けられているが、肉厚部分なので表側からはほとんど解らず、外観を損ねないものである。

このように、化粧カバー９の発光体に対向する部分だけシボ加工を施すことで化粧カバー９の高級感を保つことができ、且つ、シボ加工を施す部分は極めて小さな面積にすることができコストの上昇を抑えることができるものである。
また化粧カバー９の上下の肉厚部２１にもエジェクトピンの突き当て位置にしたので、化粧カバー９による高級感を保つことができるものである。

この発明一実施例の斜視図。同オープンパネルに化粧カバーを取付た状態の側面の断面図。同オープンパネルの要部斜視図。同化粧カバーの要部斜視図。同要部の断面図。

符号の説明

３前面パネル
４オープンパネル
８凹部
９化粧カバー
１０ＬＥＤ
１６表示部
１７突き当て跡

Claims

機器本体と、この機器本体に設けたＬＥＤ、ランプなどからなる発光体と、前記発光体を覆う透明の化粧カバーとを備え、かつこの化粧カバーの前記発光体と対向する表示部の裏面はシボ形状とし、この表示部を前記化粧カバー成型時のエジェクトピン突き当て位置としたことを特徴とする空気調和機。
前記化粧カバーは、断面コの字形に形成し、前面パネルに嵌合して取り付けられ、化粧カバーの上下両端の肉厚部も前記化粧カバー成型時のエジェクトピンの突き当て位置としたことを特徴とする請求項１記載の空気調和機。