JP2009198001A - パーキング時に車輛を静止状態に保持するためのディスクブレーキデバイス - Google Patents

パーキング時に車輛を静止状態に保持するためのディスクブレーキデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】ブレーキシステム内に追加のエネルギ源を必要としないで、パーキング時に車輛を静止状態に保持するため更にしっかりと掛けることができるディスクブレーキデバイスブレーキを提供する。
【解決手段】パッド8をディスク2に押し付けるように設計されたピストン5を含み、このピストンは、ピストンからパッドに向かう方向に第1軸線z’zに沿って第1力が加えられたとき、パッド8をディスク2に押し付ける、ディスクブレーキデバイスを提供する。第1プレート12、13が、ピストン5の第1面52とパッド8との間に挿入されている。第1プレート12、13は、ディスク2の回転によりパッド8を移動させたとき、パッドからピストンに向かう方向に第1軸線z’zに沿って第2力を発生するように設計されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、パーキング時に車輛を静止状態に保持するためのディスクブレーキデバイス(すなわち、ディスクブレーキ装置)に関する。
パーキング時に車輛を静止状態に保持するためのディスクブレーキデバイスは公知であり、例えばWO02/44582に記載されている。ハンドブレーキに連結されたケーブルの作用でアームを枢動することにより、可動プレートを枢動し、ブレーキディスクに向かって押す。
このようなデバイスは、サービスブレーキペダルを踏み込むことによってパーキングブレーキを掛けるようには設計されていない。換言すると、ケーブル又は何らかの他の機械的手段でなく液圧流体(作動液)を使用してパーキングブレーキを掛けるように設計されている。
液圧流体を使用してパーキングブレーキを掛けるには、パーキングブレーキを掛けたときに高温の部品の膨張により生じる多くの問題点がある。米国特許第6,659,236号には、システムの冷却に従って徐々に弛緩するばねによってこれらの問題点を解決することが提案されている。この場合、ブレーキを掛ける上で通常用いられる流体圧力に、弛緩したばねが、ブレーキを掛けるときに通常の流体圧力で得られるのと同じ程度の大きさの力を加え続けるように、ばねを圧縮するための追加の圧力を追加することが必要となる。この追加の圧力は、液圧回路が更に複雑な機構でなければならないということを意味する。
WO02/44582 米国特許第6,659,236号
当該技術分野で公知の欠点を改善するため、本発明の特徴は、パッドをディスクに押し付けるように設計されたピストンを含むディスクブレーキデバイスである。パッドは、ピストンからパッドに向かう方向に第1軸線に沿ってピストンに第1力が加えられたとき、ディスクに押し付けられる。このデバイスは、ピストンの第1面とパッドとの間に挿入された第1プレートを含むことを特徴とする。この第1プレートは、ディスクの回転により前記パッドを移動したとき、パッドからピストンに向かう方向に第1軸線に沿って第2力を発生するように設計されている。
この場合、ブレーキを更にしっかりと掛けるのに使用されるのは車輛の潜在的運動エネルギである。ブレーキシステム内に追加のエネルギ源を必要としない。
選択された実施例によれば、第1プレートは、前記第1面と平行な平面から遠ざかる方向で距離が可変の少なくとも一つの第1線を含む第2面を有する。デバイスは、ディスクの回転により前記パッドが移動させられたとき、第2面の前記線に沿って移動するように設計されたエレメントを含む。その結果、前記エレメントは、前記第1面に近づく。前記エレメントはボールとなっている。第2プレートが、前記第2面と平行な平面から距離が可変の少なくとも一つの第2線を含む第3面を有する。前記第1面をロッドが通過している。ピストンからパッドに向かう方向に第1軸線に沿って前記第1力が、前記ピストンに加えられたとき、ロッドの端部はピストンの移動に追従する。前記第1力がもはや前記ピストンに加えられたいない場合、及び/又は、前記第2力がロッドの端部に加えていない場合あるいは前記第2力がピストンの前記第1面に加えられている場合、パッドをディスクに押し付けるようにキーによって、前記ロッドは、動かないようにされるように設計されている。前記第1プレートは、ディスクの回転により生じたパッドの移動により前記斜め境界の間の離間距離を増大するように、斜め境界を持つ少なくとも一つの空間を境界付ける。前記第1力は、ピストンに加えられた液圧流体圧力(作動液圧力)によって発生される。ロッド11をワッシャと組み合わせることにより、このワッシャに前記第1力が加わったとき、ロッドを駆動できる。
本発明は、単なる例として与えられた以下の説明を添付図面を参照して読むことにより更に良好に理解されるであろう。
図1の右側は、ディスクブレーキデバイスの半分の図であり、図1の左側は、ブレーキデバイスの断面図である。 図2は、ブレーキデバイスの異なる位置と各々対応する二つの半部の断面図である。 図3は、ブレーキを掛けた位置でのブレーキデバイスの断面図である。 図4は、ブレーキを掛けた力が経時的にどのように変化するのかを示す断面図である。 図5は、本発明の技術的効果を示す断面図である。 図6は、本発明を説明するための概略図である。
図1を参照すると、自動車用ディスク型パーキングブレーキデバイスの全体に参照番号10が付してある。
図1の例は、フローティングキャリパディスクブレーキと対応し、キャリパ1は主サービスブレーキとしても作用する。
キャリパ1は盲穴3を有し、この盲穴には液圧シリンダ4が収容されている。このシリンダには、ピストン5に作用するための流体が収容されている。流体の圧力が加わったとき、ピストン5がシュー6に押し付けられ、パッド8をディスク2に押し付ける。
図1の左側の断面図では、ピストン5自体がチャンバ7を備えていることがわかる。ピストンの側壁はシリンダ4内で摺動する。ピストンの前面に、第1力が、第1軸線z’−zに沿って、ピストンからパッドに向かって方向決めされた方向に加えられる。その第1力の値は、上昇した圧力にチャンバ7の断面積を乗じた値に等しい。かくして、以上説明した構成により、チャンバ7内で大気圧を越えて上昇した圧力が正圧である場合、パッド8をディスク2に押し付けることができる。
図1のデバイスの右半分の図からわかるように、ディスクが角度dθ回転すると、軸線z’−zに対して垂直な軸線y’−y上に投影した移動dyが生じる。
図2は、図1の左半分の断面図を再構成した図であり、上部分にピストンが初期位置で示してあり、下部分にチャンバ7内の圧力が上昇した場合のピストンが押圧位置で示してある。
シリンダ4の溝に位置決めされた可撓性環状シール41が、ピストン5の側壁と確実に密封状態に接触している。環状シールには、その初期位置において参照番号41Aが付してあり、ピストンが前方に移動したことによる変形位置において参照番号41Bが付してある。
ピストン5の前面には、参照番号51Aを付した環状面51が設けられている。この環状面は、最初にシュー6と接触するとき、このシューに圧力を加えない。環状面51には、この環状面51がシュー6と接触し、圧力を加える場合に参照番号51Bが付してある。
ピストン5の前面には、更に、環状面52が設けられている。この環状面52は、表面51からセットバックしてあり(表面51から離しておかれており)、シュー6と接触していないが、ピストン5の表面52とパッド8との間に挿入したプレート12の面と接触している。プレート12の反対側の面は、表面52と平行な平面からの距離が可変の線(ライン)を備えた表面121を形成する。この線は、例えば、軸線z’zの近くの、平面52と平行な平面の近くで始まり、この平面から、軸線z’zから遠ざかる方向で末広がりになった傾斜の傾きである。別の例を提供するため、この線は、軸線z’z上の頂点が表面52と平行な平面と近接した円錐形の母線であり、この円錐形のベースは、軸線z’z上に中心を持ち、前記平面から所定距離にある。
シュー6は、弾性手段61によってキャリパ1に固定されている。弾性手段61は、その休止位置では参照番号61Aが付してあり、その作用位置では参照番号61Bが付してある。この特定の場合には、ピストンから圧力が加えられるシュー6の移動に追従するため、細長い。
チャンバ7内の圧力が上昇し、パッド8をディスク2に押し付ける場合には、可撓性シール41及び弾性手段61が戻し力を加える。通常のブレーキとして使用されている場合には、即ちゼロでない速度で動いている車輛を減速する場合には、上昇した圧力が消えたとき、この戻し力によりピストンをその元の位置に戻す。かくして、パッド8によってディスク2に加えられた制動力がなくなる。
図3は、ブレーキを掛けた位置のブレーキを示し、特に車輛が静止状態にある場合のブレーキを示す。ここで述べるのは、デバイスをパーキングブレーキとして使用することに関する。車輛が静止した状態では、例えばブレーキペダルによってチャンバ7内に圧力上昇状態を発生し、使用者が、パーキングブレーキの機能を使用しようとしていることを認識する制御装置(図示せず)を作動する。これは、例えば、ブレーキペダルの解放後、圧力を維持することによって、又は別の方法で行われる。しかしながら、圧力をこのように維持することは、これを間違いなく行うことができるとしても、例えば急な坂で自動車が全く動かないようにするのを保証する制動力を維持する上で必ずしも十分ではない。
次に、この現象を図4を参照して説明する。パーキングブレーキとして掛けた場合にブレーキが高温である場合には、キャリパ1、シリンダ4、及び/又はピストン5、又は場合によってはチャンバ7内の流体が、温度の作用により膨張している。パーキングブレーキを掛ける際のこの膨張は、温度が再び低下した場合にピストンを引っ込めようとする要因となる。
ピストンの引っ込めを図4に増幅した形態で示す。図4では、シュー6に固定されたパッド8が、ディスク2に押し付けられており、ピストンが引っ込められることにより、表面51とシュー6との間の接触が失われる。これには、ピストン5をシュー6に押し付ける力が低下し、従って、パッド8をディスク2に押圧する力が低下する。例えば坂の上の車輛の重量や何らかの他の要因による推力等の外力がなく、車輛を移動しようとしない限り、この現象は問題とならない。しかしながら、この現象は、パーキングブレーキが掛けられている場合に車輛が動き始める場合に問題となる。
パーキングブレーキを掛けた場合に車輛が移動しないようにするため、表面52とパッド8との間に挿入されたプレート12は、ディスク2の回転によりパッド8に移動が加わった場合、力を、軸線z’zに沿って、パッドからピストンに向かう方向に発生するように設計されている。このようにして、この力が加えられる表面は、反作用により、パッド8をディスク2に押し付ける強さを増大し、かくして直ちに車輛が再び動かないようにする。
上文中に言及した自動調節効果は、ディスク2の回転によりパッド8に移動が加わった場合に表面121の線に沿って移動するように設計されたエレメント16により得られる。表面121の線は、軸線z’zの近傍の表面52と平行な平面の近くで開始し、この平面から、軸線z’zから遠ざかる方向で末広がりになっている。これにより、例えば、エレメント16がパッド8の無限小の移動に従う場合、エレメント16は挟んで締め付けられる。
自動調節効果は、ピストン5の表面52とパッド8との間に挿入したプレート13によっても得ることができる。プレート13の第1面はシュー6に固定されており、プレート13の第1面の反対側の第2面は、表面131を形成する。表面131は、表面52と平行な平面から離間する方向に沿って距離が可変の線(ライン)を備えており、全体に表面121と同様の形状となっている。
エレメント16は、ディスク2の回転によりパッド8が移動したときに、表面131の線(ライン)に沿って移動するように設計されている。エレメント16の移動は、必ずしもパッド8の移動を伴わない。これは、パッド8の無限小の移動に追従するのが表面131であるためである。
プレート12及び13を組み合わせて使用することにより、エレメント16の機能を果たすようにボールを選択できる。二枚のプレート間の空間に捕捉状態で保持されているけれども自由に回転するボールの利点は、スリップ(滑り)又はずれなしで、挟まれるということである。摩擦の低減は、部品の磨耗を低減する上で有利である。
図6を参照すると、この図の左側は、ボールの直径と実質的に等しい大きさZdの空間を形成する表面121と131との間に最初に捕捉されたボール形態のエレメント16を示す。表面121及び131が互いからずれた場合、図6の右側からわかるように、空間がZpだけ増大する。Zp=dy・tanαである。ここで、αは、表面121の傾斜の角度である。この角度は、傾斜122の角度と等しいものと仮定する。
図5を参照すると、ディスク2に加えられた制動力により発生したパッド8の無限小の移動dyにより、プレート13の同様の移動が生じる。この移動は、図5に示す場合では、上方への移動である。図6を参照して上文中に説明した技術的効果により、プレート12をロッド11の端部53に押し付け、この反作用により、パッド8がディスク2に押し付けられる圧力を増大し、ピストン5が引っ込められるのにも関わらず、車輛を再び動かないようにする。実際、ピストン5の引っ込めは温度の低下に従って徐々に生じるため、そして部品は、金属製であることから圧縮性が小さいため、感知不能のごくわずかな移動dyにより、ディスクをほぼ直ちに動かないようにする。ロッド11の機能を図3を再び参照して説明する。
ロッド11が設けられていない場合には、図6を参照して説明した技術的効果により、プレート12を表面52に押し付ける。この反作用により、パッドがディスク2に押し付けられる圧力を増大し、ピストン5が引っ込められるにも関わらず、ピストン5の引っ込めが大き過ぎない場合には、車輛を再び動かないようにする。
図3に戻ると、ロッド11は52を通過する。このロッド11の端部53は、ピストンに加わった液圧流体圧力(作動液圧力)によって発生された力が、軸線z’zに沿ってピストンに加わったとき、ピストン5の移動に追従するように設計されている。ロッド11はフランジ111を含み、このフランジにワッシャ9が載置している。ワッシャ9の中央には、ロッド11を通すがフランジ111を通さない直径の穴が設けられている。ワッシャ9は、更に、チャンバ7の内側のピストン5の一方の面54に押し付けられる。その結果、チャンバ7内の圧力が上昇すると、ピストン5及びロッド11、特にその端部53が、ピストンからパッドに向かって差し向けられた方向に同様に移動する。
次いで、キー15を使用してロッド11が動かないようにできる。これは、上昇した液圧流体圧力が発生した全ての力がもはやピストンに加わっていない場合に、パッド8をディスク2に押し付けるように行われる。
図4でわかるように、チャンバ7内の圧力の低下によりピストンが引っ込められた場合でも、ロッド11の端部53はパッド8をディスク2に押し付け続ける。
図5でわかるように、キー15をパーキングブレーキとして作用する所定位置に置いたとき、ロッド11が膨張しても、プレート12によって定められる、及び更に良好にはプレート13とともに定められる、斜め境界を持つ空間には、ボールの形態のエレメント16の直径と等しい少なくとも一つの分離区分が含まれる。かくして、ディスク2の回転によるパッド8の移動により、シュー6を移動し、従って、斜め境界121、131の一方が他方に対して移動したとき、この斜め境界の移動は、これらの境界の相互離間を増大する傾向がある。この分離区分の増大により、ロッド11の端部53をプレート12と接触する圧力を再度発生し、連続した連鎖反応(knock-on effects:ノックオン効果)により、パッド8をディスク2に押し付ける圧力を再度発生する。
1 キャリパ
2 ディスク
3 盲穴
4 液圧シリンダ
5 ピストン
6 シュー
7 チャンバ
8 パッド
10 自動車用ディスク型パーキングブレーキデバイス
12 プレート
41 可撓性環状シール
51 環状面
52 環状面
61 弾性手段

Claims (9)

  1. パッド(8)をディスク(2)に押し付けるように設計されたピストン(5)を備え、前記ピストンから前記パッドに向かう方向に第1軸線(z’z)に沿って第1力が、前記ピストンに加えられたとき、
    前記ピストンが、前記パッドを前記ディスクに押し付ける、ディスクブレーキデバイスにおいて、
    前記ピストン(5)の第1面(52)と前記パッド(8)との間に挿入された第1プレート(12、13)を備え、
    前記第1プレート(12、13)は、前記ディスク(2)の回転により前記パッド(8)が移動させられたとき、前記パッドから前記ピストンに向かう方向に前記第1軸線(z’z)に沿った第2力を発生するように構成されており、
    ロッド(11)が前記表面(52)を通過しており、
    前記ピストンから前記パッドに向かう方向に前記第1軸線(z’z)に沿って前記第1力が、前記ピストンに加えられたとき、前記ロッドの端部(53)は、前記ピストン(5)の移動に追従するように構成されており、
    前記ピストンにもはや前記第1力が加えられないとき、前記パッド(8)を前記ディスク(2)に押し付けるようにキー(15)によって、前記ロッド(11)が動かないようにされる、ことを特徴とするディスクブレーキデバイス。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキデバイスにおいて、
    前記第1プレート(12、13)は、前記第1面(52)と平行な平面から遠ざかる方向で距離が可変の少なくとも一つの第1線を含む第2面(121、131)を有し、
    前記デバイスは、前記ディスク(2)の回転により前記パッド(8)が移動させられたとき、前記第2面の前記線に沿って移動し、前記第1面に近づくように構成されたエレメント(16)を備える、ことを特徴とするディスクブレーキデバイス。
  3. 請求項2に記載のデバイスにおいて、
    前記エレメント(16)はボールである、ことを特徴とするデバイス。
  4. 請求項2又は3に記載のデバイスにおいて、
    第3面(131、121)を有する第2プレート(13、12)を備え、
    前記第3面(131、121)は、
    前記第2面(121、131)と平行な平面からの距離が可変の少なくとも一つの第2線を含む、ことを特徴とするデバイス。
  5. 請求項1に記載のデバイスにおいて、
    前記第2力は、前記ロッド(11)の前記端部に加えられる、ことを特徴とするデバイス。
  6. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記第2力は、前記ピストン(5)の前記第1面(52)に加えられる、ことを特徴とするデバイス。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記第1プレートは、斜めの境界を持つ少なくとも一つの空間を形成し、
    前記ディスク(2)の回転による前記パッドの移動により、前記斜め境界の間の間隔を増大する、ことを特徴とするデバイス。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記第1力は、前記ピストンに加えられた液圧流体圧力によって発生される、ことを特徴とするデバイス。
  9. 請求項1又は5に記載のデバイスにおいて、
    ワッシャ(9)を備え、
    前記第1力が前記ワッシャ(9)に加わったとき、前記ロッド(11)を駆動するように、前記ワッシャ(9)が前記ロッド(11)と組み合わせされた、ことを特徴とするデバイス。
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