JP2009197717A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生処理が終了したときの粒子状物質の燃え残りに起因して発生する粒子状物質の実堆積量と推定堆積量とのずれ量を適切に算出することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】制御装置25は、フィルタ32に堆積した粒子状物質の推定堆積量を算出するとともに、その推定堆積量が所定の再生開始値に達したときにフィルタの再生処理を開始し、再生処理実行中の粒子状物質の酸化速度に応じて減少される推定堆積量が所定の再生終了値にまで低下したときに再生処理を終了する。そして制御装置25は、再生処理の終了時点における粒子状物質の実堆積量と推定堆積量とのずれ量を再生処理実行中の排気流量に基づいて算出し、このずれ量の分だけ小さくなるように再生開始値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置として、排気中の粒子状物質(以下、PM(Particulate Matter)という)を捕集するフィルタを備える装置が知られている。
こうした排気浄化装置では、フィルタに捕集されたPMの量が増大するにつれて同フィルタの圧力損失が増大し、機関出力等に悪影響を与えるようになる。そこで、フィルタの温度を上げることで捕集されたPMを燃焼させる、いわゆる再生制御が行われる。
この再生制御では、フィルタに堆積したPMの量が推定され、その推定堆積量が所定の再生開始値に達すると、フィルタの再生処理が開始される。この再生処理では、排気通路に燃料などの添加剤が供給され、その添加剤の燃焼によってフィルタが昇温されることにより、同フィルタに堆積したPMは酸化(燃焼)されていく。こうした再生処理中では、PMの酸化速度に応じてPMの推定堆積量は減少されていき、同推定堆積量が所定の再生終了値にまで低下すると、再生処理は終了される。
PMの上記酸化速度は、フィルタの温度が高いときほど大きくなる傾向があり、フィルタの温度は排気温度と相関関係にある。そこで、例えば特許文献1に記載の装置では、排気温度、酸素濃度、及び再生開始時の推定堆積量に基づいてPMの酸化速度(燃焼速度)を算出するようにしている。
特開2004−197722号公報(段落[0024]の式(1)、段落[0031])
ところで、フィルタ内に温度勾配が生じると、温度が低い部位ほどPMの酸化速度は小さくなるため、そうした低温部に向かうほどPMの燃え残りは発生しやすくなる。そのため、フィルタ内に温度勾配がある場合には、PMの推定堆積量が上記再生終了値にまで低下した時点、すなわち再生処理が終了した時点で、PMの実際の堆積量(以下、実堆積量という)が再生終了値に相当する量にまで減少していない可能性がある。
このようにPMが燃え残っており、推定堆積量と実堆積量との間にずれが生じている場合には、実堆積量が推定堆積量よりも多くなっている。そのため、次回の再生処理実行時には、そうしたずれ量の分だけ過剰な量のPMが燃焼されることにより、フィルタは過昇温状態になり、同フィルタの耐久性が低下してしまうおそれがある。従って、再生処理の終了時点における実堆積量と推定堆積量とのずれ量は、できる限り正確に算出しておく必要がある。
この点、上記文献に記載の装置では、PMの酸化速度を算出する際に排気温度を利用するようにしているが、こうした排気温度はあくまでもフィルタ温度の代表値であるため、フィルタ内の温度勾配までも把握することはできない。従って、同文献に記載の装置では、フィルタ内に温度勾配があり、再生終了時にPMが燃え残る状況でも、再生処理の終了時点における実堆積量と推定堆積量とのずれ量を適切に算出することができないものとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、再生処理が終了したときの粒子状物質の燃え残りに起因して発生する粒子状物質の実堆積量と推定堆積量とのずれ量を適切に算出することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備え、同フィルタに堆積した前記粒子状物質の推定堆積量を算出するとともに、同推定堆積量が所定の再生開始値に達したときに前記フィルタの再生処理を開始し、同再生処理実行中の前記粒子状物質の酸化速度に応じて減少される前記推定堆積量が所定の再生終了値にまで低下したときに前記再生処理を終了する内燃機関の排気浄化装置において、前記再生処理の終了時点における前記粒子状物質の実際の堆積量と前記推定堆積量とのずれ量を前記再生処理実行中の排気流量に基づいて算出することをその要旨とする。
上記フィルタは排気によって昇温されるのであるが、同フィルタの外周部は同フィルタを収納する外筒などを介して外気により冷却される。そのため、フィルタ内には、中心部から外周部に向かうほど温度が低くなるといった温度勾配が生じ、外周部に向かうほどPMの燃え残り量は多くなる。ここで、排気流量が多いときほど排気を熱源とするフィルタの受熱量は多くなるため、外周部からの放熱量を排気からの受熱量で補うことが可能であり、フィルタの中心部から外周部にかけての温度低下量は小さくなる。そのため、排気流量が多いときには、フィルタ内でのPMの燃え残りは十分に抑えられる。
一方、機関運転状態が低負荷低回転状態のときなどのように排気流量が少ないときには、排気を熱源とするフィルタの受熱量が少なくなる。そのため、排気流量が少なくなるほど上記温度低下量は大きくなり、フィルタの中心部から外周部にかけて燃え残るPMの量は多くなる。なお、上記温度低下量が大きくなると外周部近傍の温度が大きく低下するため、そうした外周部近傍で燃え残るPMの量が特に増大するようになる。このように、排気流量が少なくなるほど、PMの燃え残り量は多くなるため、再生処理の終了時点における実堆積量と推定堆積量とのずれ量は大きくなる傾向がある。そこで、同構成では、再生処理の終了時点における粒子状物質の実堆積量と推定堆積量とのずれ量を、再生処理実行中の排気流量に基づいて推定するようにしており、これにより再生処理が終了したときの粒子状物質の燃え残りに起因して発生する同粒子状物質の実堆積量と推定堆積量とのずれ量を適切に算出することができるようになる。
上記ずれ量を排気流量に基づいて算出する際には、請求項2に記載の発明によるように、前記ずれ量は、前記排気流量が少ないときほど大きくなるように算出される、といった構成を採用することができる。
また、排気流量がある程度多いときには上述した温度低下量が小さくなるため、PMの燃え残り量は少なくなる。従って、排気流量が多いときには、再生処理の終了時点における実堆積量と推定堆積量との間にずれが生じていたとしても、そのずれ量は十分に小さくなっており、次回の再生処理実行時におけるフィルタの過昇温は十分に抑えることが可能である。そこで、請求項3に記載の発明によるように、前記ずれ量の算出は、排気流量が所定の閾値以下であるときに行われる、といった構成を採用することにより、実質的に悪影響のないずれ量の算出が中止され、これにより常時ずれ量を算出する場合と比較して、演算負荷の低減を図ることができるようになる。
また、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量(単位時間当たりの排気の量)の積算値が小さいときほど、すなわち再生処理の実行中にフィルタを通過した排気の総量が少ないときほど、フィルタの受熱量は小さくなるため、再生処理の終了時点における上記ずれ量は大きくなる。そこで、請求項4に記載の発明によるように、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の積算値に基づいて上記ずれ量を算出することが可能である。
また、再生処理の実行中にフィルタを通過した排気の総量が少ないときほど、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の平均値は小さくなり、フィルタの受熱量も小さくなって、再生処理の終了時点における上記ずれ量は大きくなる。そこで、請求項5に記載の発明によるように、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の平均値に基づいて上記ずれ量を算出することも可能である。
なお、上記排気流量をセンサなどで直接検出したり、機関運転状態に基づいて推定したりすることも可能であるが、同排気流量は吸入空気量と相関関係にあり、吸入空気量が多いときほど排気流量も多くなる。従って、請求項6に記載の発明によるように、前記排気流量に相当する値として吸入空気量を利用する、といった構成を採用することも可能である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記再生開始値は、前記ずれ量の分だけ小さくなるように補正されることをその要旨とする。
再生処理の終了時点で実堆積量と推定堆積量との間にずれ量が存在しており、実堆積量が推定堆積量よりも多くなっている場合には、推定堆積量が上記再生開始値に達した時点で、実堆積量は再生開始値から上記ずれ量の分だけ多くなっている。そこで、同構成によるように、上記ずれ量の分だけ再生開始値が小さくなるように同再生開始値を補正することにより、推定堆積量が補正後の再生開始値に達した時点で、実堆積量は補正前の再生開始値、すなわち本来の再生開始値と一致するようになる。従って、同構成によれば、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタの過昇温を適切に抑えることができるようになる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記再生処理の終了時点における前記推定堆積量は、前記ずれ量の分だけ大きくなるように補正されることをその要旨とする。
同構成によれば、再生処理の終了時点におけるPMの実堆積量と推定堆積量とが一致するようになるため、その後、推定堆積量が上記再生開始値に達した時点で、実堆積量も再生開始値と一致するようになる。従って、同構成によっても、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタの過昇温を適切に抑えることができるようになる。
なお、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることを抑えるためには、上記ずれ量が生じることを前提に、予め上記再生開始値を小さくしておくことも考えられる。しかし、この場合には、フィルタの捕集容量をあえて少なくすることになるため、推定堆積量が再生開始値に達するまでの時間が短くなり、再生処理の実行頻度が多くなる。そのため、例えば再生処理の実行時に燃料などを添加するタイプの排気浄化装置では、燃料消費量が増大してしまうといった不都合が生じる。
この点、上記請求項7に記載の構成によれば、ずれ量に応じて再生開始値が適切に補正されるため、フィルタの捕集容量を好適に確保することができ、再生処理の実行頻度も最適化されるようになる。従って、上述したような燃料消費量の増大を抑えることも可能である。また、上記請求項8に記載の構成によれば、再生処理の終了時点におけるPMの実堆積量と推定堆積量とが一致するようになるため、再生開始値を予め小さくしておく必要がない。そのため、同構成によっても、フィルタの捕集容量を好適に確保することができ、再生処理の実行頻度も最適化されるようになる。従って、上述したような燃料消費量の増大を抑えることも可能である。
以下、この発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に、本実施形態にかかる排気浄化装置が適用されたディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という)、並びにそれらの周辺構成を示す概略構成図を示す。
エンジン1には複数の気筒#1〜#4が設けられている。シリンダヘッド2には複数の燃料噴射弁4a〜4dが取り付けられている。これら燃料噴射弁4a〜4dは各気筒#1〜#4の燃焼室に燃料を噴射する。また、シリンダヘッド2には新気を気筒内に導入するための吸気ポートと、燃焼ガスを気筒外へ排出するための排気ポート6a〜6dとが各気筒#1〜#4に対応して設けられている。
燃料噴射弁4a〜4dは、高圧燃料を蓄圧するコモンレール9に接続されている。コモンレール9はサプライポンプ10に接続されている。サプライポンプ10は燃料タンク内の燃料を吸入するとともにコモンレール9に高圧燃料を供給する。コモンレール9に供給された高圧燃料は、各燃料噴射弁4a〜4dの開弁時に同燃料噴射弁4a〜4dから気筒内に噴射される。
吸気ポートにはインテークマニホールド7が接続されている。インテークマニホールド7は吸気通路3に接続されている。この吸気通路3内には吸入空気量を調整するための吸気絞り弁16が設けられている。
排気ポート6a〜6dにはエキゾーストマニホールド8が接続されている。エキゾーストマニホールド8は排気通路26に接続されている。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
また、排気通路26の途中にあって、ターボチャージャ11の排気側タービンの下流側には、排気成分を浄化するコンバータ30が設けられている。このコンバータ30の内部には、排気の流れ方向に対して直列に酸化触媒31及びフィルタ32が配設されている。
酸化触媒31には、排気中のHCを酸化処理する触媒が担持されている。また、フィルタ32は、排気中のPM(粒子状物質)を捕集する部材であって、多孔質のセラミック構造体で構成されており、排気中のPMは多孔質の壁を通過する際に捕集される。
また、シリンダヘッド2には、酸化触媒31やフィルタ32に添加剤として燃料を供給するための燃料添加弁5が設けられている。この燃料添加弁5は、燃料供給管27を介して前記サプライポンプ10に接続されており、同燃料添加弁5からは第4気筒#4の排気ポート6d内に向けて燃料が噴射される。この噴射された燃料は、排気とともに酸化触媒31やフィルタ32に到達する。なお、燃料添加弁5は燃料噴射弁4a〜4dと同様な構造を有している。また、燃料添加弁5の配設位置は、排気系にあってコンバータ30の上流側であれば適宜変更するも可能である。
この他、エンジン1には排気再循環装置(以下、EGR装置という)が備えられている。このEGR装置は、排気の一部を吸入空気に導入することで気筒内の燃焼温度を低下させ、NOxの発生量を低減させる装置である。この排気再循環装置は、吸気通路3と排気通路(エキゾーストマニホールド8)とを連通する排気再循環通路としてのEGR通路13、同EGR通路13に設けられて流量制御弁として機能するEGR弁15、及びEGRクーラ14等により構成されている。EGR弁15の開度が調整されることにより排気通路26から吸気通路3に導入される排気再循環量、すなわちEGR量が調量される。また、EGRクーラ14によってEGR通路13内を流れる排気の温度が低下される。
エンジン1には、機関運転状態を検出するための各種センサが取り付けられている。例えば、エアフロメータ19は吸気通路3内の吸入空気量GA(単位時間当たりの吸入空気量)を検出する。絞り弁開度センサ20は吸気絞り弁16の開度を検出する。酸化触媒31の排気下流側に設けられた排気温度センサ33は、同酸化触媒31を通過した直後の排気の温度である排気温度TEを測定する。差圧センサ34は、フィルタ32の排気上流側及び排気下流側の排圧の圧力差ΔPを検出する。機関回転速度センサ23はクランクシャフトの回転速度、すなわち機関回転速度NEを検出する。アクセルセンサ24はアクセルペダルの踏み込み量、すなわちアクセル操作量ACCPを検出する。
これら各種センサの出力は制御装置25に入力される。この制御装置25は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラムやマップ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、CPUの演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、タイマカウンタ、入力インターフェース、出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。
そして、この制御装置25により、例えば燃料噴射弁4a〜4dや燃料添加弁5の燃料噴射量制御・燃料噴射時期制御、サプライポンプ10の吐出圧力制御、サプライポンプ10の吐出圧力制御、吸気絞り弁16を開閉するアクチュエータ17の駆動量制御、EGR弁15の開度制御等、エンジン1の各種制御が行われる。また、上記フィルタ32に捕集されたPMを燃焼させるフィルタの再生制御等といった各種の排気浄化制御も同制御装置25によって行われる。
上記フィルタ32の再生制御は、基本的に以下のようにして行われる。
まず、エンジン1の全燃焼室から排出されるPMの量であるPM排出量PMeが、予めの実験等を通じて設定されたマップ、例えば図2に示すように、燃料噴射弁4a〜4dの燃料噴射量Qと機関回転速度NEとをパラメータとするPM排出量算出マップに基づいて算出される。なお、同図2に示すように、機関回転速度NEが高いほど、燃料噴射量Qが多いほど、PM排出量PMeが多くなるように同PM排出量PMeは算出される。そして、このPM排出量PMeの算出が所定周期毎に繰り返し行われてその積算値が算出されることにより、フィルタ32に堆積したPM量の推定値である推定堆積量PMsmが算出される。
そして、このように算出された推定堆積量PMsmが、再生開始値PMstartに達すると、フィルタ32の再生処理が開始される。この再生処理では、上記燃料添加弁5による燃料添加が実行される。この燃料添加弁5から噴射された燃料は、酸化触媒31に達すると燃焼され、これにより排気温度の上昇が図られる。そして、酸化触媒31にて昇温された排気がフィルタ32に流入することにより、同フィルタ32は昇温され、これによりフィルタ32に堆積したPMが燃焼処理されてフィルタ32の再生が図られる。ちなみに、上記再生開始値PMstartとしては、フィルタ32に捕集されたPMが再生処理によって燃焼されても、同フィルタ32の過剰な温度上昇を抑えることができる程度の最大捕集量が設定されている。
フィルタ32を昇温させることで減少するPMの量、すなわちフィルタ32の再生中における推定堆積量PMsmは次式(1)に基づいて推定される。

再生処理中のPMsm=再生処理開始時のPMsm+PMe−PMc …(1)
PMsm:推定堆積量
PMe:PM排出量
PMc:PM酸化量

上記PM酸化量PMcは、フィルタ32に捕集されたPMが燃焼処理される量である。このPM酸化量PMcは、予めの実験等を通じて設定されたマップ、例えば図3に示すように、フィルタ32の温度であるフィルタ温度FT(本実施形態では、フィルタ32に流入する排気温度を示す上記排気温度TEから同フィルタ温度FTを推定)をパラメータとするPMの酸化速度マップ等に基づいて算出される。なお、同図3に示すように、フィルタ温度FTが高いときほど、PM酸化量PMcが多くなるように同PM酸化量PMcは算出される。そして、このPM酸化量PMc及び上記PM排出量PMeの算出が所定周期毎に繰り返し行われ、それらの算出に同期して上記式(1)による推定堆積量PMsmの算出が行われることにより、再生処理中の推定堆積量PMsmが算出される。
こうして算出される再生処理中の推定堆積量PMsmが十分に少なくなり、所定の再生終了値PMfを下回ると、フィルタ32の再生処理は終了される。これによりフィルタ32に堆積した実際のPM量である実堆積量PMreは、再生終了値PMfに相当する規定量にまで減少される。
なお、上記再生終了値PMfを「0」に設定すれば、フィルタ32に堆積したPMを再生処理によってほぼ無くすことも可能である。しかし、実堆積量PMreが「0」に近づくと、PMの酸化速度は低下する傾向があるため、フィルタ32に堆積したPMがほぼ無くなるまで再生処理を実行するようにすると、その実行時間が過度に長くなるおそれがある。そこで、本実施形態では、再生終了値PMfとして、「0」よりも大きく、且つPMの堆積による悪影響(圧力損失の増大等)を抑えることができる程度の値が設定されている。
ところで、フィルタ32内に温度勾配が生じると、温度が低い部位ほどPMの酸化速度は小さくなるため、そうした低温部に向かうほどPMの燃え残りが発生しやすくなる。従って、フィルタ32内に温度勾配がある場合には、推定堆積量PMsmが上記再生終了値PMfにまで低下した時点、すなわち再生処理が終了した時点で、実堆積量PMreが再生終了値PMfに相当する量にまで減少していない可能性がある。
このように、再生処理によって燃焼されるはずのPMが燃え残っており、推定堆積量PMsmと実堆積量PMreとの間にずれが生じる場合には、図4に示すように、再生終了時点(時刻t1)において、実堆積量PMreが推定堆積量PMsmよりもずれ量Zの分だけ多くなる。そのため、その後、推定堆積量PMsmが再生開始値PMstartに達した時点において(時刻t2)、実堆積量PMreは再生開始値PMstartに対してずれ量Zの分だけ多くなっており、その時刻t2での再生処理実行時には、前回の再生処理終了時のPMの燃え残り量に相当する上記ずれ量Zの分だけ過剰な量のPMが燃焼されてしまう。このように過剰な量のPMが燃焼されるとフィルタ32は過昇温状態になり、同フィルタ32の耐久性等が低下してしまうおそれがある。従って、再生処理の終了時点における実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとのずれ量Zは、できる限り正確に算出しておく必要がある。
そこで、本実施形態では、以下のようにしてそうしたずれ量Zを算出するようにしている。
すなわち、上記フィルタ32は排気によって昇温されるのであるが、そのフィルタ32の外周部は、同フィルタ32を収納する上記コンバータ30などを介して外気により冷却される。そのため、フィルタ32内には、中心部から外周部に向かうほど温度が低くなるといった温度勾配が生じる。そして、温度が低い部位ほどPMの酸化速度は小さくなるため、フィルタ32の外周部に向かうほどPMの燃え残り量は多くなる。ここで、排気流量が多いときほど排気を熱源とするフィルタ32の受熱量は多くなるため、外周部からの放熱量を排気からの受熱量で補うことが可能であり、フィルタ32の中心部から外周部にかけての温度低下量は小さくなる。従って、排気流量が多いときには、フィルタ32内でのPMの燃え残りは十分に抑えられる。
一方、機関運転状態が低負荷低回転状態のときなどのように排気流量が少ないときには、排気を熱源とするフィルタ32の受熱量が少なくなる。そのため、図5に示すように、排気流量が少なくなるほど、フィルタ32の中心部から外周部にかけての温度低下量は大きくなり、フィルタ32の中心部から外周部にかけて燃え残るPMの量が多くなる。なお、上記温度低下量が大きくなると外周部近傍の温度が大きく低下するため、そうした外周部近傍で燃え残るPMの量が特に増大するようになる。このように、排気流量が少なくなるほど、PMの燃え残り量は多くなるため、再生処理の終了時点におけるずれ量Zも多くなる傾向がある。そこで、本実施形態では、再生処理の終了時点における上記ずれ量Zを、再生処理実行中の排気流量に基づいて算出するようにしている。
そして、その算出されたずれ量Zに基づいて再生開始値PMstartを補正することで、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタ32の過昇温を適切に抑えるようにしている。
図6に、再生開始値PMstartの補正処理についてその処理手順を示す。なお本処理は、制御装置25によって実行される。
本処理が開始されるとまず、フィルタ32の再生処理が開始されたか否か、すなわちフィルタ32の昇温処理が開始されたか否が判定され(S100)、開始されていない場合には(S100:NO)、本処理は終了される。
一方、再生処理が開始された場合には(S100:YES)、総吸入空気量GAIの算出が行われる(S110)。この総吸入空気量GAIは吸入空気量GAの積算値であって、前回までの総吸入空気量GAIに現在の吸入空気量GAが加算されることにより、今回の総吸入空気量GAIが算出される。なお、排気流量はセンサなどで直接検出したり、機関運転状態に基づいて推定したりすることも可能であるが、同排気流量は吸入空気量と相関関係にあり、吸入空気量が多いときほど排気流量も多くなる。そこで、本実施形態では、排気流量に相当する値として吸入空気量を利用するようにしている。
次に、フィルタ32の再生が終了したか否かが判定される(S120)。ここでは、上記式(1)に基づいて算出された推定堆積量PMsmが、上記再生終了値PMf以下になった場合に肯定判定される。そして、再生が終了していない場合には(S120:NO)、再生が終了するまで、上記ステップS110及びステップS120の処理が繰り返し行われる。
一方、再生が終了した場合には(S120:YES)、現在の総吸入空気量GAI、すなわち再生処理が開始されてから終了されるまでの間の総吸入空気量GAIに基づいて上記ずれ量Zが算出される(S130)。このずれ量Zは、制御装置25のROMに記憶されたずれ量算出マップを参照して求められる。そして、図7に示すように、総吸入空気量GAIが少ないときほどずれ量Zが大きくなるように同ずれ量Zは算出される。これは、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の総吸入空気量GAIが少ないときほど、すなわち再生処理の実行中にフィルタ32を通過した排気の総量が少ないときほど、フィルタ32の受熱量は小さくなり、再生処理の終了時点における上記ずれ量Zは大きくなるためである。
こうしてずれ量Zが算出されると、次式(2)に基づいて再生開始値PMstartが補正され(S140)、本処理は終了される。

補正後の再生開始値PMstart
=再生開始値PMstartの初期値−ずれ量Z …(2)

なお、再生開始値PMstartの初期値とは、フィルタ32に捕集されたPMが再生処理によって燃焼されても、同フィルタ32の過剰な温度上昇を抑えることができる程度の最大捕集量であって、予め一定の値が設定されている。
そして、次回の再生処理に際しては、推定堆積量PMsmが補正後の再生開始値PMstartに達した時点で、再生処理が開始される。
図8に、上記再生開始値の補正処理による作用を示す。この図8に示すように、再生処理の終了時点(時刻t1)で、実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとの間にずれ量Zが発生しており、実堆積量PMreが推定堆積量PMsmよりも多くなっている場合には、再生開始値PMstartの初期値がずれ量Zの分だけ小さくなるように補正される。これにより、その後、フィルタ32にPMが堆積して推定堆積量PMsmが補正後の再生開始値PMstartに達した時点(時刻t2)では、実堆積量PMreが再生開始値PMstartの初期値、すなわち本来の再生開始値PMstartと一致するようになる。従って、時刻t2での再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタ32の過昇温は適切に抑えられるようになる。
なお、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることを抑えるためには、上記ずれ量Zが生じることを前提に、予め再生開始値PMstartを小さくしておくことも考えられる。しかし、このようにすると、フィルタ32の捕集容量をあえて少なくすることになるため、推定堆積量PMsmが再生開始値PMstartに達するまでの時間が短くなり、再生処理の実行頻度が多くなる。そのため、例えば再生処理の実行時に燃料添加を行う本実施形態の排気浄化装置では、燃料消費量が増大してしまうといった不都合が生じてしまう。この点、本実施形態では、上記ずれ量Zが少ないときほど補正後の再生開始値PMstartは、補正前の再生開始値PMstartに近づき、フィルタ32の捕集容量は本来の初期状態、すなわち捕集容量が減量されていない状態に近づくようになる。このように上記ずれ量Zに応じて再生開始値PMstartが適切に補正されるため、フィルタ32の捕集容量を適切に確保することができ、再生処理の実行頻度も最適化される。従って、上述したような燃料消費量の増大を抑えることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果を得ることができる。
(1)再生処理の終了時点における実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとのずれ量Zを再生処理実行中の排気流量に基づいて算出するようにしている。より詳細には、排気流量と相関関係にある吸入空気量が少ないときほど、ずれ量Zが大きくなるように同ずれ量Zを算出するようにしている。従って、再生処理が終了したときのPMの燃え残り、より詳細には、フィルタ32の中心部から外周部にかけてのPMの燃え残りに起因して発生する上記ずれ量Zを適切に算出することができるようになる。
(2)再生開始値PMstartをずれ量Zの分だけ小さくなるように補正するようにしている。従って、推定堆積量PMsmが補正後の再生開始値PMstartに達した時点で、実堆積量PMreは補正前の再生開始値PMstart、すなわち本来の再生開始値PMstartと一致するようになる。これにより、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタ32の過昇温を適切に抑えることができるようになる。また、ずれ量Zに応じて再生開始値PMstartが適切に補正されるため、フィルタ32の捕集容量を好適に確保することができ、再生処理の実行頻度も最適化されるようになる。従って、再生処理の実行時における燃料消費量の増大を抑えることも可能になる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記再生終了値PMfを「0」に設定してもよい。
・上記実施形態では、排気流量の相当する値として吸入空気量を利用するようにした。この他、排気流量をセンサ等で直接検出したり、機関運転状態に基づいて推定したりするようにしてもよい。
・再生処理の実行中にフィルタ32を通過した排気の総量が少ないときほど、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の平均値は小さくなり、フィルタ32の受熱量も小さくなって、再生処理の終了時点における上記ずれ量Zは大きくなる。そこで、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の平均値に基づいて上記ずれ量Zを算出するようにしてもよい。また、この場合にも、排気流量の平均値に相当する値として、吸入空気量の平均値を利用することができる。
・上記実施形態では、ずれ量Zに基づいて再生開始値PMstartを補正するようにした。これに代えて、再生処理の終了時点において上記式(2)から算出された推定堆積量PMsmをずれ量Zの分だけ大きくなるように補正してもよい。この変形例は、例えば、先の図6におけるステップS140の処理を、図9に示すステップS200の処理に変更した推定堆積量の補正処理を行うことで実施可能である。この推定堆積量の補正処理では、図6のステップS130にてずれ量Zが算出されると、ステップS200では、次式(3)に基づいて推定堆積量PMsmが補正される。

補正後の推定堆積量PMsm
=再生処理の終了時点における推定堆積量PMsm+ずれ量Z …(3)

この補正処理によれば、図10に示すように、再生処理の終了時点(時刻t1)において、PMの実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとが一致するようになる。そのため、その後、補正された推定堆積量PMsmが再生開始値PMstartに達した時点(時刻t2)で、実堆積量PMreも再生開始値PMstartと一致するようになる。従って、この変形例によっても、再生処理の実行時において過剰な量のPMが燃焼されることによるフィルタ32の過昇温を適切に抑えることができるようになる。また、再生処理の終了時点におけるPMの実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとが一致するようになるため、上述したように再生開始値を予め小さくしておく必要がない。そのため、この変形例によっても、フィルタ32の捕集容量を好適に確保することができ、再生処理の実行頻度も最適化されるようになる。従って、上述したような再生処理の実行時における燃料消費量の増大を抑えることも可能になる。
・排気流量がある程度多いときには上述した温度低下量が小さくなるため、PMの燃え残り量は少なくなる。従って、排気流量が多いときには、再生処理の終了時点における実堆積量PMreと推定堆積量PMsmとの間にずれが生じていたとしても、そのずれ量Zは十分に小さくなっており、次回の再生処理実行時におけるフィルタ32の過昇温は十分に抑えることが可能である。そこで、排気流量が所定の閾値以下であるときに上述したずれ量Zの算出を行うようにしてもよい。この場合には、実質的に悪影響のないずれ量Zの算出が中止され、これにより常時ずれ量Zを算出する場合と比較して、制御装置25の演算負荷の低減を図ることができるようになる。なお、この場合にも、排気流量に相当する値として吸入空気量を利用することができる。また、排気流量に相当する値として機関負荷の状態を利用し、同機関負荷が所定の閾値以下であるときに上述したずれ量Zの算出を行うようにしてもよい。
・排気流量が少なくても排気温度が高ければ、フィルタ32の受熱量は多くなるため、フィルタ32の中心部から外周部にかけての温度低下量は小さくなり、ずれ量Zも小さくなる。そこで、上記ずれ量Zを排気流量及び排気温度TEに基づいて算出するようにしてもよい。例えば、再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気温度TEの積算値、あるいは平均値などを求めてフィルタ32の受熱状態を把握する。そして、上記態様にて算出されたずれ量Zを、排気温度TEの積算値、あるいは平均値が大きいときほど小さくなるように補正するようにしてもよい。この場合には、ずれ量Zの推定精度が向上するようになる。
・フィルタ32の昇温を図るための燃料を燃料添加弁5から供給するようにした。この他、燃料噴射弁4a〜4dによるポスト噴射(メイン噴射の実行時期から遅れた時期に再度行われる燃料噴射)を実行することで、フィルタ32の昇温を図るようにしてもよい。また、燃料添加弁5による燃料供給とポスト噴射による燃料供給と併用するようにしてもよい。
・上記添加剤はエンジン1の燃料であったが、これと同様な作用が得られる添加剤であればどのようなものでもよい。
・フィルタ32に、排気成分を浄化する触媒を担持させるようにしてもよい。
・コンバータ30内に配設される触媒やフィルタの数は任意にすることができる。例えば、フィルタ32のみを備えており、同フィルタ32上で燃料を酸化させることにより当該フィルタ32の温度を上昇させる排気浄化装置にも、本発明は同様に適用することができる。
・上記エンジン1は、直列4気筒の内燃機関であったが、その他の気筒数や気筒配列を備える内燃機関の排気浄化装置にも、本発明は同様に適用することができる。
本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置の一実施形態について、これが適用される内燃機関及びその周辺構成を示す概略図。 機関回転速度及び燃料噴射量とPM排出量との関係を示すグラフ。 フィルタの温度とPM酸化量との関係を示すグラフ。 実堆積量に対する推定堆積量のずれについてその発生態様を示すタイミングチャート。 フィルタ内の温度低下量と排気流量との関係を示すグラフ。 同実施形態における再生開始値の補正処理についてその手順を示すフローチャート。 総吸入空気量とずれ量との関係を示すグラフ。 同実施形態での再生開始値の補正処理についてその作用を示すタイミングチャート。 同実施形態の変形例における推定堆積量の補正処理についてその手順の一部を示すフローチャート。 同変形例での推定堆積量の補正処理についてその作用を示すタイミングチャート。
符号の説明
1…エンジン、2…シリンダヘッド、3…吸気通路、4a〜4d…燃料噴射弁、5…燃料添加弁、6a〜6d…排気ポート、7…インテークマニホールド、8…エキゾーストマニホール、9…コモンレール、10…サプライポンプ、11…ターボチャージャ、13…EGR通路、14…EGRクーラ、15…EGR弁、16…吸気絞り弁、17…アクチュエータ、18…インタークーラ、19…エアフロメータ、20…絞り弁開度センサ、23…機関回転速度センサ、24…アクセルセンサ、25…制御装置、26…排気通路、27…燃料供給管、30…コンバータ、31…酸化触媒、32…フィルタ、33…排気温度センサ、34…差圧センサ。

Claims (8)

  1. 排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備え、同フィルタに堆積した前記粒子状物質の推定堆積量を算出するとともに、同推定堆積量が所定の再生開始値に達したときに前記フィルタの再生処理を開始し、同再生処理実行中の前記粒子状物質の酸化速度に応じて減少される前記推定堆積量が所定の再生終了値にまで低下したときに前記再生処理を終了する内燃機関の排気浄化装置において、
    前記再生処理の終了時点における前記粒子状物質の実堆積量と前記推定堆積量とのずれ量を前記再生処理実行中の排気流量に基づいて算出する
    ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記ずれ量は、前記排気流量が少ないときほど大きくなるように算出される
    請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記ずれ量の算出は、排気流量が所定の閾値以下であるときに行われる
    請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記ずれ量は、前記再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の積算値に基づいて算出される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記ずれ量は、前記再生処理が開始されてから終了されるまでの間の排気流量の平均値に基づいて算出される
    請求項1〜3のいずれか1項に内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記排気流量に相当する値として吸入空気量を利用する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記再生開始値は、前記ずれ量の分だけ小さくなるように補正される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記再生処理の終了時点における前記推定堆積量は、前記ずれ量の分だけ大きくなるように補正される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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