JP2009196496A - 人工衛星 - Google Patents
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Abstract
【課題】 太陽電池パドルの重心位置の変動を抑えるとともに、太陽非同期の周回軌道を周回する際に、太陽光の受光面積を出来得る限り広く取ることを目的とする。
【解決手段】 太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心の近傍を通る軸線上に太陽電池パネルを回転させる駆動軸を配し、衛星本体に取付けられた太陽電池パドルと、太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部とを備えて、太陽電池パドルの駆動軸を、衛星の周回軌道の軌道面における法線方向に対して所定の傾斜角度を有して取付ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心の近傍を通る軸線上に太陽電池パネルを回転させる駆動軸を配し、衛星本体に取付けられた太陽電池パドルと、太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部とを備えて、太陽電池パドルの駆動軸を、衛星の周回軌道の軌道面における法線方向に対して所定の傾斜角度を有して取付ける。
【選択図】 図2
Description
この発明は、太陽電池パドルを有し、太陽非同期の周回軌道を周回する人工衛星に関するものである。
人工衛星は、通常、太陽光のエネルギを電気エネルギに変換して衛星システムに電力を供給する太陽電池パネルを搭載している。太陽電池パネルは、複数の太陽電池セルから構成されて、衛星本体に取付けられる太陽電池パドルに設置される。
地球を観測する人工衛星は、観測機器やアンテナを常に地球に向けておく必要がある。太陽電池パネルは太陽の方向を向けておく必要があるため、駆動機構によって太陽電池パドルを所定の回転軸回りに回転させて、太陽電池パネルを太陽に向け、所要電力を確保する。通常の人工衛星は、衛星構体における太陽電池パドルの取付面の法線方向に対して、パドルの回転軸が平行になるように、パドルの駆動部を取付ける。
このような人工衛星では、衛星軌道面と太陽光のなす角度が季節によって変動する太陽非同期軌道の衛星については、太陽電池パドルを回転させるだけでは、季節によっては太陽電池パドルが太陽に対して正対せず、電力が低下してしまうという問題がある。
この問題を回避する技術として、例えば特許文献1に示すような人工衛星が知られている。この人工衛星は、パドル駆動部として2軸回転のものを用い、季節変動に応じて太陽電池パドルを2軸で回転させ、太陽電池アレイの姿勢を太陽光の方向に変化させて、太陽電池アレイの出力電力の増加を図るものである。
また、太陽電池パドルを衛星構体に対してある一定の角度へ傾けたもの(以下、キャントパドルと称する)も知られている。このキャントパドルは、太陽電池パネルをパドルの回転軸に対して傾けることにより、太陽光と太陽電池パネルが正対するように配置している(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に示す従来技術のように、太陽電池パドルを2軸で回転する場合、パドルの重心位置が衛星本体に対して変動を生じ、パドルを回転させる度に、姿勢制御系へ影響を与えてしまうという問題がある。
また、従来のキャントパドルの場合は、太陽電池パドルの重心位置が変動しないため、姿勢制御系への影響はないものの、太陽光の方向によっては、太陽電池パネルが衛星構体の影に隠れてしまうため、発生電力が低下してしまうという問題がある。
この発明は、係る課題を解決するためになされたものであり、太陽電池パドルの重心位置の変動を抑えるとともに、太陽非同期の周回軌道を周回する際に、太陽光の受光面積を出来得る限り広く取ることを目的とする。
この発明による人工衛星は、軌道面において中心体を中心とする周回軌道を周回し、この中心体が太陽を中心とする軌道を周回することによって、衛星の太陽に対する方向が周期的に変化する人工衛星であって、上記衛星の周回軌道の周回中に、上記中心体に対して所定の姿勢を維持する衛星本体と、上記太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、上記太陽電池パネルを回転させる駆動軸を有し、上記衛星本体に取付けられた太陽電池パドルと、上記太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部とを備えて、上記太陽電池パドルの駆動軸が、上記衛星の周回軌道の軌道面における法線方向に対して所定の傾斜角度を有して取付けられたものである。
この発明によれば、太陽電池パドルの回転による人工衛星の姿勢制御系への影響を抑えるとともに、太陽電池パドルに掛かる人工衛星本体の日影を極力抑えながら、太陽に対して太陽電池パドルを極力正対させて、太陽電池パドルの発生電力の向上を図ることができる。
図1は、この発明に係る実施の形態1による人工衛星の運用形態を示す図であり、宇宙空間で太陽電池パネルを展開した状態を示す。
図において、人工衛星(以下、衛星)1は、地球指向機器2を地球100に向けた状態で、中心体である地球100を中心とし衛星軌道面7を通る周回軌道に沿って、地球100の周りを周回する。地球100は、太陽4を中心とする公転軌道を周回することによって、衛星1の太陽4に対する方向が、周期的に毎日及び季節的に変化する。この周回軌道は、太陽非同期の周回軌道を構成する。
図において、人工衛星(以下、衛星)1は、地球指向機器2を地球100に向けた状態で、中心体である地球100を中心とし衛星軌道面7を通る周回軌道に沿って、地球100の周りを周回する。地球100は、太陽4を中心とする公転軌道を周回することによって、衛星1の太陽4に対する方向が、周期的に毎日及び季節的に変化する。この周回軌道は、太陽非同期の周回軌道を構成する。
図2は、この発明に係る実施の形態1による人工衛星の構成を示す図である。
衛星1は、地球指向機器2と、太陽電池パドル3と、パドル駆動部5とが、衛星構体から成る衛星本体10に取付けられて構成される。太陽電池パドル3は、太陽電池セルを配列して構成された太陽電池パネル13が実装される。太陽電池パネル13は、衛星に給電するために太陽エネルギを電力に変換する。太陽電池パネル13の発生電力は、太陽電池パドル3から衛星本体10に供給される。
衛星1は、地球指向機器2と、太陽電池パドル3と、パドル駆動部5とが、衛星構体から成る衛星本体10に取付けられて構成される。太陽電池パドル3は、太陽電池セルを配列して構成された太陽電池パネル13が実装される。太陽電池パネル13は、衛星に給電するために太陽エネルギを電力に変換する。太陽電池パネル13の発生電力は、太陽電池パドル3から衛星本体10に供給される。
地球指向機器2は、地上と通信を行うアンテナや、地上の画像や大気や海洋等を観測する観測機器を構成する。地球100を観測する衛星1に関しては、地球指向機器2の指向方向20を常に地球に向けておく必要がある。このため、人工衛星1の衛星本体10は、軌道周回中に、地球100に対して固定した姿勢に維持されている。
太陽電池パドル3は駆動軸としての回転軸6を有し、パドル駆動部5に回転駆動されて回転軸6の周りを回転する。太陽電池パドル3は、その重心位置9がパドル駆動部5の回転軸6上に配置されている。すなわち、太陽電池パネル13の受光面に平行でかつ太陽電池パドル3の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、パドル駆動部5の回転軸6が設けられる。太陽電池パドル3は1つまたは2つ設けられ、衛星本体10を構成する衛星構体パネルの外側に設けられた太陽電池パドル取付面30に、衛星本体10から突き出るように取付けられる。太陽電池パドル取付面30は地球指向機器2の取付面31とは異なる面に設けられ、例えば地球指向機器2の取付面31に直交する衛星構体の外側面が利用される。また、2つの太陽電池パドル3を設ける場合、太陽電池パドル取付面30として、衛星本体10における、互いに平行な位置で対向した1対の面を用いる。こうすることで、図2に示すように、2つの太陽電池パドル3の重心位置9を通る直線が、地球指向機器2の指向軸(指向方向30の延長線)上で交点を有するように配置できるので、2つの太陽電池パドル3を合わせた重心を、人工衛星1の重心位置の近傍に位置させることが可能となり、衛星全体の重心位置の調整が行い易くなる。また、太陽電池パドル3の太陽電池パネル13は、アーム32を介して太陽電池パドル取付面30から所定の距離離れた位置に取付けられる。なお、太陽電池パドル3を1つのみで構成する場合は、太陽電池パドル3の取付け面との対向面に、太陽電池パドル3の重心位置とのバランスを取るためのバランサー(例えば、太陽電池パドル3と組み合わせた際の重心位置を、衛星本体の概略中心に配置させるような重量と重心を有した棒)を設けると良い。
太陽電池パドル3は、その回転軸6の軸線が太陽電池パドル取付面30の法線方向に対して所定の角度を有して傾斜した方向に取付けられる。同様に、パドル駆動部5は、太陽電池パドル3の回転軸6の軸線上に配置されて、太陽電池パドル3を回転自在に支持する。また、2つの太陽電池パドル3を設ける場合、2つの太陽電池パドル3の回転軸6は互いに平行2線の位置関係となるように平行に配置されると良い。パドル駆動部5は、太陽電池パドル3を回転自在に支持する駆動機構と、太陽電池パドル3の回転角を検出する検出器と、太陽電池パドル3を回転させるモータと、制御器を備える(図示略)。この制御器は、検出器により検出される太陽電池パドル3の回転角度と、衛星本体10に設けられた太陽センサにより検出される太陽光の入射方向、もしくは人工衛星1の軌道情報に基づいて推定される太陽の方向に基づいて、太陽電池パドル3の回転角度を制御する。太陽電池パドル3は太陽4の方向を向けておく必要があるため、パドル駆動部5により太陽電池パドルを回転軸6の周りに回転させ、太陽電池パドル3における太陽電池パネルの受光面を太陽に向けることで、衛星の所要電力を確保する。この際、パドル駆動部5は、太陽電池パネル13の受光面の法線方向が太陽4を追跡するように太陽電池パドル3を回転させることによって、太陽電池パドル3の電力を極力増加させる。太陽電池パドル3をパドル駆動部5により回転軸6の周りに回転させても、その重心位置9は常に回転軸6上にあるので、変化しない。このため、太陽電池パドル3が回転軸6の周りを周回しても、衛星1の姿勢を制御する姿勢制御系に影響を与えることはない。
太陽電池パドル3は、太陽光8が衛星軌道面7に対して傾いている場合であっても、太陽4に対して太陽電池パドル3における太陽電池パネル13の受光面を極力正対させることで、太陽電池パドルの発生電力を向上させることができる。図1に示すように、例えば、地球の南北軸を通る平面の法線方向に対する太陽光8の入射角度は、季節変動に応じて、夏至のときに角度23.5度、冬至のときに角度−23.5度、秋分および春分のときに角度0度となる。このとき、衛星軌道面7が南北方向からθ度傾斜している場合、太陽電池パネルの受光面を、秋分および春分のときの太陽光8の入射方向に向けると良い。地球指向機器2の指向方向20が常に地球の中心を向いた状態で、人工衛星が衛星軌道面7を航行しているとすると、この地球指向機器2の指向方向20に対し、太陽電池パネル13がθ度傾斜するように、太陽電池パドル3を取付けると良い。
次に、実施の形態1による太陽電池パドルを用いた人工衛星と、従来のキャントパドルを用いた人工衛星との違いについて説明する。図3は、図1、2と同じ実施の形態1による人工衛星を示す図であり、(a)は太陽光が太陽電池パネル13の受光面に垂直に入射する場合、(b)は太陽光が太陽電池パネル13の受光面に対し傾いて入射する場合について、衛星本体の衛星構体による日影の状態を示す図である。また、図4は従来のキャントパドルを用いた人工衛星を比較例として示す図であり、(a)は太陽光が太陽電池パネル13の受光面に正対して入射する場合、(b)は太陽光が太陽電池パネル13の受光面に対し傾いて入射する場合について、衛星本体の衛星構体による日影の状態を示す図である。
図4に示す従来のキャントパドル55では、パドル取付面50の法線方向に垂直にパドル駆動部51の回転軸54を配置し、パドル駆動部51の回転軸54から傾斜して突き出るようにアーム52を取付けて、アーム52に傾斜方向と反対方向に傾斜するように、太陽電池パネル53を取付ける。これによって、太陽電池パネル53が太陽電池パドル取付面50に対して所定の角度で傾斜する。また、太陽電池パネル53を回転させても、その重心位置54は常にパドル駆動部51の回転軸54の延長線上に位置し、パドルの回転によって重心位置が変化しないという点では、図1乃至3に示す実施の形態1における太陽電池パドルと同様である。
しかし、図3に示す実施の形態1における太陽電池パドル3は、図4に示す従来のキャントパドル55に対して、衛星本体10の影が入りにくいという利点を有する。以下、これについて説明する。
まず、実施の形態1の太陽電池パドル3において、図3(a)のように、太陽電池パネル13に対して太陽光8が垂直に入射した場合を例示する。この場合、衛星本体の衛星構体による影11は長さL2を有して太陽電池パドル3に掛かるが、太陽電池パネル13の端部位置を適当に調整することで、影11が太陽電池パネル13に僅かしか入らないような構成を取ることができる。また、太陽電池パネル13をパドル取付面30からより長い距離だけ離すことで、太陽電池パネル13に衛星本体の影11が全く落ちないように配置することも可能である。
まず、実施の形態1の太陽電池パドル3において、図3(a)のように、太陽電池パネル13に対して太陽光8が垂直に入射した場合を例示する。この場合、衛星本体の衛星構体による影11は長さL2を有して太陽電池パドル3に掛かるが、太陽電池パネル13の端部位置を適当に調整することで、影11が太陽電池パネル13に僅かしか入らないような構成を取ることができる。また、太陽電池パネル13をパドル取付面30からより長い距離だけ離すことで、太陽電池パネル13に衛星本体の影11が全く落ちないように配置することも可能である。
一方、図4(a)のような従来のキャントパドル55では、太陽電池パネル53に対して太陽光8が垂直に入射した場合、衛星本体10の衛星構体による影11は長さL1を有してキャントパドル55に掛かる。この場合、衛星本体の影11が太陽電池パネル13の上に落ち、太陽電池パネルの発生電力を低下させてしまう。
このように、図4(a)に示すキャントパドル55の影11の大きさL1と、実施の形態1による影の大きさL2を比べると、実施の形態1の影11の大きさL2の方が小さく、実施の形態1の方が、パドルに対する衛星本体の影11が入りにくいことを示している。これは、パドルの回転によりパドル重心位置が移動しないようにするための、アームの構成の違いによる。端的に言えば、キャントパドル55の方が、太陽電池パドル3に比べて、パドル取付面から太陽電池パネルへの距離が幾分長くなることと、キャントパドル55の方が、2つの太陽電池パネルをそれぞれ含んだ平面間の距離が長いことに起因する。
次に、実施の形態1の太陽電池パドル3において、図3(b)のように、太陽光8が太陽電池パネル13に対して傾いて入射する場合について述べる。この場合は、衛星本体10による影11は長さL2‘を有して太陽電池パドル3に掛かる。
一方、図4(b)のような従来のキャントパドル55では、太陽電池パネル53に対して太陽光8が斜めに入射した場合、衛星本体10による影11は、比較的大きい長さL1‘を有して太陽電池パドル3に掛かることとなる。
図3(b)と図4(b)を見比べて判るように、衛星本体10による影11の掛かりにくさの違いは、図3(a)と図4(a)との違いに比べて、より顕著なものとなる。
すなわち、図4(b)に示す従来のキャントパドル55の影11の大きさL1‘と、図3(b)に示す実施の形態1による太陽電池パドル3の影11の大きさL2’とを比べると、太陽電池パドル3の影11の大きさL2‘の方が影の大きさが遥かに小さく、実施の形態1の太陽電池パドル3はキャントパドル55に対して、衛星本体の影11がより落ちにくいことを示している。
すなわち、図4(b)に示す従来のキャントパドル55の影11の大きさL1‘と、図3(b)に示す実施の形態1による太陽電池パドル3の影11の大きさL2’とを比べると、太陽電池パドル3の影11の大きさL2‘の方が影の大きさが遥かに小さく、実施の形態1の太陽電池パドル3はキャントパドル55に対して、衛星本体の影11がより落ちにくいことを示している。
次に、図9は、この実施の形態1による太陽電池パドル3の他の態様を示す図である。
図に示すように、太陽電池パドル3のパドル駆動部5と回転軸6を、衛星本体の角部近辺にまでずらして配置することで、太陽電池パネル13に対し、衛星本体10による影11が全く入らないようにすることができる。
図に示すように、太陽電池パドル3のパドル駆動部5と回転軸6を、衛星本体の角部近辺にまでずらして配置することで、太陽電池パネル13に対し、衛星本体10による影11が全く入らないようにすることができる。
このように、実施の形態1による太陽電池パドル3は、衛星本体に対して傾斜配置した太陽電池パネル13を用いることで、太陽電池パドル3の回転による重心変動を抑制し、太陽電池パドルの回転による人工衛星の姿勢制御系への影響を抑えることができる。更に、この太陽電池パドル3は、従来のキャントパドルに比べても、衛星本体から太陽電池パネルへ落ちる影の大きさを極力抑えながら、太陽に対して太陽電池パネルを極力正対させて、太陽電池パネルの発生電力を向上させることが可能となる。
以上説明したとおり、実施の形態1による人工衛星は、軌道面において中心体を中心とする周回軌道を周回し、この中心体が太陽を中心とする軌道を周回することによって、衛星の太陽に対する方向が周期的に変化する人工衛星であって、上記衛星の周回軌道の周回中に、上記中心体に対して所定の姿勢を維持する衛星本体と、上記太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、上記太陽電池パネルを回転させる駆動軸を有し、上記衛星本体の衛星構体に取付けられた太陽電池パドルと、上記太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部とを備えて、上記太陽電池パドルの駆動軸が、上記衛星の周回軌道の軌道面における法線方向に対して所定の傾斜角度を有して衛星本体から突き出すように取付けられたものである。また、互いに平行に対向したパドル取付面を有した衛星本体と、太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、太陽電池パネルを回転させる駆動軸を有し、上記衛星本体の対向した外側面にそれぞれ取付けられた2つの太陽電池パドルと、上記それぞれの太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部とを備えて、上記それぞれの太陽電池パドルの駆動軸は上記衛星本体の各パドル取付面に対して所定の傾斜角度を有して衛星本体から突き出すように取付けられ、かつ上記2つの太陽電池パドルの駆動軸が互いに平行に配置しても良い。
これにより、太陽電池パドルの回転による人工衛星の姿勢制御系への影響を抑えるとともに、太陽電池パドルに掛かる人工衛星本体の日影を極力抑えながら、太陽に対して太陽電池パドルを極力正対させて、太陽電池パドルの発生電力の向上を図ることができる。
これにより、太陽電池パドルの回転による人工衛星の姿勢制御系への影響を抑えるとともに、太陽電池パドルに掛かる人工衛星本体の日影を極力抑えながら、太陽に対して太陽電池パドルを極力正対させて、太陽電池パドルの発生電力の向上を図ることができる。
1 人工衛星、2 アンテナ、3 太陽電池パドル、4 太陽、5 パドル駆動部(駆動機構)、6 回転軸(駆動軸)、7 衛星軌道面、8 太陽光、9 パドル重心位置、10 衛星本体、11 影、13 太陽電池パネル、30 パドル取付面、32 アーム、100 地球。
Claims (2)
- 軌道面において中心体を中心とする周回軌道を周回し、この中心体が太陽を中心とする軌道を周回することによって、衛星の太陽に対する方向が周期的に変化する人工衛星であって、
上記衛星の周回軌道の周回中に、上記中心体に対して所定の姿勢を維持する衛星本体と、
上記太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、上記太陽電池パネルを回転させる駆動軸を有し、上記衛星本体に取付けられた太陽電池パドルと、
上記太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部と、
を備え、
上記太陽電池パドルの駆動軸は、上記衛星の周回軌道の軌道面における法線方向に対して所定の傾斜角度を有して取付けられたことを特徴とする人工衛星。 - 互いに平行に対向したパドル取付面を有した衛星本体と、
太陽電池パネルの受光面に平行でかつ自己の重心もしくは重心の近傍を通る軸線上に、太陽電池パネルを回転させる駆動軸を有し、上記衛星本体の対向した外側面にそれぞれ取付けられた2つの太陽電池パドルと、
上記それぞれの太陽電池パドルを駆動軸周りに回転させるパドル駆動部と、
を備え、
上記それぞれの太陽電池パドルの駆動軸は上記衛星本体の各パドル取付面に対して所定の傾斜角度を有して取付けられ、かつ上記2つの太陽電池パドルの駆動軸が互いに平行に配置されたことを特徴とする人工衛星。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101028493B1 (ko) | 2009-11-17 | 2011-04-11 | 한국항공우주연구원 | 태양전지패널 고정장치 |
JP2020015396A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | Hapsモバイル株式会社 | 飛行体 |
CN113184224A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-07-30 | 北京微纳星空科技有限公司 | 卫星温控方法、系统和卫星 |
-
2008
- 2008-02-21 JP JP2008040143A patent/JP2009196496A/ja active Pending
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