JP2017229195A - 太陽光発電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】太陽電池パネルを1枚以上備えたヘリオスタット装置を地上に複数配置し、パネル面の角度を太陽の動きに追従させて太陽光発電を行う太陽光発電方法であって、複数のヘリオスタット装置をジャイロ型のものとし、パネル面を太陽光に対して垂直に向けた場合に、該パネル面により、他のパネル面上に影が生じない時間帯では、各ヘリオスタット装置のパネル面の角度を太陽光に対して垂直に調整し、他のパネル面上に影が生じる時間帯では、各ヘリオスタット装置のパネル面の影が、他のパネル面から外れて地面に生じるようにするとともに、該地面に生じる影の面積の大きさに基づいて、各ヘリオスタット装置のパネル面の角度を調整し、太陽光発電を行う太陽光発電方法。
【選択図】図1
Description
そこで、再生可能であり、燃料費が不要の太陽光が、新たなエネルギー源の1つとして注目されている。
その隙間の大きさは、影によるロスと傾斜角度による増加とのバランスで最適な角度と隙間を選ぶこととなる。実際は影が午前9時以降にはできないように隙間の大きさを決めている。
しかしながら、実際には、このような敷き詰め方をすると各固定型パネルへのアクセス道路が取れないので、故障やメンテナンス、設置工事が出来なくなるために、このようにはできない。
「太陽電池パネルが年間を通じて平均的に太陽を向いている南中時の太陽高度」とは、春分と秋分であるが、日本の東京では53.6°で、パネルの傾斜角度は90−53.6=36.4°である。しかし、朝夕に後列へできる影を考慮すると隙間を大きくするか、傾斜角をさらに低く設定する必要がある。
一方、影がいつもできないようにするには傾斜角をゼロとすればよいが、アクセス道路が取れない。
これらの結果として、傾斜角10〜30°が選ばれている。また前列と後列の隙間は冬至南中時に前列の影が後列に当たらないように取られ、それがアクセス道路として利用される。
従来の太陽追尾型は経緯台式と呼ばれるものであり、図12に示すように、太陽電池パネルと該太陽電池パネルを支持するフレームからなる発電パネルを支柱で支えている。そして、上下回転手段、左右回転手段により、発電パネルを常時太陽に向いた状態で上下、左右に動かすことができる。
前記複数のヘリオスタット装置をジャイロ型のものとし、各々、前記太陽電池パネルのパネル面を太陽光に対して垂直に向けた場合に、該パネル面により、
他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じない時間帯では、
前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の角度を太陽光に対して垂直に調整し、
他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じる時間帯では、
前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の影が、前記他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面から外れて地面に生じるようにするとともに、該地面に生じる影の面積の大きさに基づいて、前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の角度を調整し、
太陽光発電を行うことを特徴とする太陽光発電方法を提供する。
このため、太陽高度が低い時間帯でも太陽に向けることができ、固定型よりも太陽光エネルギーをより多く得て、発電効率を向上させることができる。また、このジャイロ型のヘリオスタット装置を複数並べて配置しても、経緯台式のものよりも他のヘリオスタット装置への影の干渉が生じにくい。そのため、経緯台式のものより隙間を狭くして配置可能であり、土地利用効率が向上し、発電効率も向上することができる。
太陽高度および方位角の変動曲線に従い、前記他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じるときよりも、南中時側における高度および方位角に太陽が位置するときの太陽光に対して垂直になるようなパネル面の角度に調整することができる。
前記太陽電池パネルをフレームにより支持し、
該フレームを南北方向に回転させるための東西方向を軸方向とする仰角回転軸、及び前記フレームを東西方向に回転させるための南北方向を軸方向とする方位角回転軸を有し、前記仰角回転軸と前記方位角回転軸とが直交するジャイロ機構を備え、
該ジャイロ機構を介して前記フレームを支柱により支持し、
前記フレームと、該フレームに支持された前記太陽電池パネルとからなる発電パネルの重心を、前記ジャイロ機構の前記仰角回転軸と前記方位角回転軸とが直交する交点に一致させるようにし、
前記太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
前記仰角回転軸を回転軸として、前記フレームと、前記太陽電池パネルとを一体的に南北方向に回転することで、前記フレームに支持された太陽電池パネルのパネル面の南北方向の角度を調整し、
前記方位角回転軸を回転軸として、前記フレームと、前記太陽電池パネルとを一体的に東西方向に回転することで、前記フレームに支持された太陽電池パネルのパネル面の東西方向の角度を調整することができる。
長手方向が前記方位角回転軸に沿うように配置されている筒体と、
該筒体を長手方向に貫通しており、前記方位角回転軸上に位置する方位角回転シャフトと、
該貫通している方位角回転シャフトの両端同士を連結する連結カバーと、
該連結カバーと前記フレームを連結する連結アームと、
前記筒体から短手方向に突き出ており、前記仰角回転軸上に位置する一対の仰角回転シャフトとを備えたものを配設し、
前記支柱として、前記一対の仰角回転シャフトを軸回転可能に支持する軸受を備えたものを配設し、
前記太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
前記方位角回転軸上の前記方位角回転シャフトを回転軸として、前記連結カバーと前記連結アームと前記フレームとを一体的に東西方向に回転し、
前記支柱の軸受上で、前記仰角回転軸上の前記一対の仰角回転シャフトを回転軸として、前記筒体と前記方位角回転シャフトと前記連結カバーと前記連結アームと前記フレームとを一体的に南北方向に回転することができる。
前記フレームを南北方向に回転させるための仰角調整アクチュエータと、前記フレームを東西方向に回転させるための方位角調整アクチュエータとを用いて行うことができる。
前記太陽電池パネルを複数枚用意し、該複数枚の太陽電池パネルを1つの前記フレーム上にロの字型に配置することができる。
また、影の干渉の発生の有無で場合分けして発電パネルの角度調整を行うので、影の干渉の発生の確実な防止を図るとともに、地面への影の面積の大きさも考慮し、太陽光エネルギーの回収効率の向上を図ることができる。
図1に本発明の太陽光発電方法に用いることができるジャイロ型のヘリオスタット装置の一例を示す。図1において、手前から奥の方向が東西方向であり、左右方向が南北方向である。
図1に示すように、ヘリオスタット装置1は、全体として、発電パネル2とジャイロ機構3と支柱4とを備えている。ここでは発電パネル2は西側に傾いている。
図2、3に示すように、ジャイロ機構3はフレーム6と連結しており、フレーム6(また、発電パネル2)を南北方向に回転させるための東西方向を軸方向とする仰角回転軸7と、東西方向に回転させるための南北方向を軸方向とする方位角回転軸8とを有している。これらの仰角回転軸7と方位角回転軸8は直交している。さらには、これらの直交する交点と、ジャイロ機構3に支えられた発電パネル2の重心Gとが一致している。
従来のような経緯台式はジャイロ型でもなく、当然、ジャイロの中心と重心Gが一致しているわけでなく、発電パネルを回転させるのに相当の力が必要であった。しかしながら、上記の構成であれば、発電パネル2を従来よりも格段に小さな力で簡単に回転させることができ、少ない電力で太陽電池パネル5の角度調整を行うことができる。
長手方向が方位角回転軸8に沿うように配置されている筒体9を備えている。また、該筒体9を長手方向に貫通しており、方位角回転軸8上に位置する方位角回転シャフト10を備えている。さらには、その貫通している方位角回転シャフト10の両端同士を連結する連結カバー11が設けられており、該連結カバー11の先端には、フレーム6と連結する連結アーム12が設けられている。
なお、方位角回転シャフト10と連結カバー11の連結部分については、方位角回転シャフト10を回転軸として連結カバー11が東西方向に回転できるようになっていれば良い。例えば、両者は互いに溶接等されていて完全につながっており、方位角回転シャフト10自身の軸回転に伴い、連結カバー11も回転するような態様とすることができる。
連結カバー11は、ここではコの字形状になっており、1つの天板15と該天板15を挟むように接合された2つの側板16とからなっている。筒体9を貫通した方位角シャフト10の両端に側板16がそれぞれ連結されている。なお、発電パネル2が水平の状態になっている場合、筒型9の上方に天板15が位置するようになっている。
そして、側板16の、天板15と接合している側とは反対の側には連結アーム12が連結されており、また上述したように該連結アーム12にフレーム6が連結されている。このような構成によって、筒体9、方位角回転シャフト10、連結カバー11、連結アーム12、フレーム6が一体化している。
これに対して支柱4には軸受14が設けられており、該軸受14によって、上記一対の仰角回転シャフト13が軸回転可能に支持されている。
従来装置では、発電パネルについて南北方向に角度を調整後、東西方向の角度調整は、実際には水平にしか回転できない。すなわち、発電パネルの下辺(および上辺)は常に地面に平行になるようにしか回転できない(下辺の両端の高さ位置が常に同じ)。
一方、上記のようなジャイロ機構を備えた図1のヘリオスタット装置では、南北方向に角度を調整後、発電パネル全体を東西方向に回転可能である。すなわち、発電パネルの下辺(および上辺)の両端の高さ位置が互いに異なるように回転調整できるし、それらの高さ位置が同じになるように回転調整することもできる。
連結カバー11から東側に突き出た部分と、筒体9の下面から突き出た部分とを結ぶように、方位角調整アクチュエータ18が取り付けられている。モータ駆動によって、方位角調整アクチュエータ18のアーム20が伸びることによって、連結カバー11が西側に傾き、発電パネル2を西側へ回転させることができる。図5に、図4の状態から西側へ回転させたときの状態を示す。一方、アーム20が縮むことによって、連結カバー11が東側に傾き、発電パネル2を東側へ回転させることができる。
当然、これらとは別の位置に配置することも可能であるが、図2、4、5のような配置にすることによって、トラス構造がとられているので、耐風性を持つことができる。東西方向、南北方向とも共に、必要とする最大傾斜角に応じて、その角度が得られるように適切に各アクチュエータを配設することができる。
前述したようにジャイロの中心と発電パネル2の重心が一致しているため、極めて小さい力で発電パネル2の回転制御を行うことができる。したがって、発電パネル2の回転駆動に要する消費電力を抑えることができる。このため、従来装置のように、外部からの電力供給のために大規模な配線を引くことなく、各ヘリオスタット装置に備えられた蓄電池21によって十分にジャイロ機構3を作動させて、発電パネル2を回転させ、太陽電池パネル5のパネル面の角度調整を行うことが可能である。電力供給の面において、自立したものとなる。
配線の設置に要するコスト、メンテナンスを省略することができ、簡便である。
なお、補助太陽電池パネル22の配置場所、大きさ等は特に限定されず、蓄電池21を充電するのに十分なものであれば良い。
固定型で得られる太陽光エネルギーを1とすると、経緯台式の装置、ジャイロ型の装置のような太陽追尾型のものでは、太陽の動きに対してパネル面を追従させることができるので1.6−1.7もの太陽光エネルギーを得ることができる。
一方でジャイロ型では、上述したように経緯台式の装置よりも各ヘリオスタット装置を近接して配置することができ、全体として、必要な面積は固定型と同程度、すなわち1.3程度とすることができる。
しかも、ジャイロの中心と発電パネルの重心とが一致しており、回転制御を極めて小さい力で簡単に行うことができる。
まず、図1のようなヘリオスタット装置を地上に複数配置する。配置する数は特に限定されず、設置可能な土地面積や、収集する予定の太陽光エネルギー量に応じて適宜決定することができる。また、配置位置も特に限定されないが、例えば、東西方向および南北方向に互いに一定の隙間を設けて配置することができる。
また、風対策として、図1のように複数枚の太陽電池パネルを1つのフレーム上に配置する際、ロの字型に配置して中央部分に空間を設けておくと良い。
このようにして発電パネルを回転し、太陽電池パネルのパネル面の角度(発電パネルの角度)を小さな力で簡単に調整することができる。
本発明では、ジャイロ型のヘリオスタット装置を用いることから、固定型とは異なり、太陽高度が低い時間帯においても、太陽光に対して発電パネルを垂直に向けることも可能である。
このように垂直に向けた場合、図7に示すように太陽光エネルギーを最も回収することができる。図7は、発電パネルを太陽光に対して角度を変えて設置したときの様子を示す。Aが太陽光に対して垂直に設置したときの状態であり、BがAの状態よりも低い角度で設置したときの状態である。発電パネルに照射される太陽光の量はAのときの方が多い。なお、地面の影の面積もAのときの方が大きい。
このように、太陽光発電を行う際は、可能な限り、発電パネルの角度を太陽光に対して垂直になるように制御し、出来るだけ多くの太陽光エネルギーを回収することが好ましい。
より具体的には、まず、発電パネルを太陽光に対して垂直に向けた場合に、他のパネル面に影が生じない時間帯では、発電パネルの角度を太陽光に対して垂直に調整する。
以下では、そのうちの一例を挙げて、ジャイロ型の利点と共に説明するが、当然これに限定されるものではない。
図8のようにx,y,z軸をそれぞれ東、北、天頂の方向に取ると、ジャイロ型では南北方向の回転軸がx軸となり(仰角回転軸)、x軸の回転後のy’軸が東西方向の回転軸となる(方位角回転軸)。
図9に示すように、ヘリオスタット装置に搭載した太陽電池パネルの形状を正方形とし、これを上記のように二軸で回転させ、その時の各四隅を位置Pa、Pb、Pc、Pdとする(前列パネルでは位置P1a、P1b、P1c、P1d、後列パネルではP2a、P2b、P2c、P2d)。太陽電池パネルの中心を原点O(0,0,0)とする各四隅の位置ベクトルをPa、Pb、Pc、Pdとする。
hS=P1a−k (式1)
となる。
ここで、図9中の各太陽電池パネルの四隅につけられた数字1,2はパネルの前後、Sは太陽の方向ベクトルを表す。
hSベクトルのz成分は
hSz=Zp1a−Zk (式1’)
であり、この式の右辺の各項はベクトルP1a、kの各ベクトルのz成分を示す。
Zp1a≠Zp1b、 Zp1c≠Zp1d (式2)、
また、
Zp2a≠Zp2b、 Zp2c≠Zp2d (式3)
となっている。
そして、影の干渉が生じないのであれば、前述したように太陽光に対して垂直になるように角度制御する。
1つ目の条件としては上記式1、式1’(z成分)等を満たすような値を求め、影の干渉が消えるようにする。例えば午前8時の時点で太陽光に垂直に向けた場合に影の干渉が生じるとする。このとき、影の干渉を消すには、発電パネルを寝かせて、より水平になるようにすることが考えられる。
1つ目の条件を満たす角度は種々ある。しかし、地面への影の面積についてまで考慮し、特にはその影の面積が大きくなるように太陽の変動曲線を考慮すれば、太陽の動き、さらにはそのときの発電パネルの角度がある程度絞られるので、1つ目の条件も同時に満たす角度を容易に導き出すことができる。
したがって、その計算結果に基づいて予めプログラミングしておき、その時期、その時刻に応じて、影の干渉が生じるかどうかの判定および前述したような適切な角度調整を自動で行うことができる。
4…支柱、 5…太陽電池パネル、 6…フレーム、 7…仰角回転軸、
8…方位角回転軸、 9…筒体、 10…方位角回転シャフト、
11…連結カバー、 12…連結アーム、 13…仰角回転シャフト、
14…軸受、 15…天板、 16…側板、 17…仰角調整アクチュエータ、
18…方位角調整アクチュエータ、 19…仰角調整アクチュエータのアーム、
20…方位角調整アクチュエータのアーム、 21…蓄電池、
22…補助太陽電池パネル、 G…発電パネルの重心。
Claims (8)
- 太陽電池パネルを1枚以上備えたヘリオスタット装置を地上に複数配置して、各々のヘリオスタット装置の前記太陽電池パネルのパネル面の角度を太陽の動きに追従させて調整しつつ太陽光発電を行う太陽光発電方法であって、
前記複数のヘリオスタット装置をジャイロ型のものとし、各々、前記太陽電池パネルのパネル面を太陽光に対して垂直に向けた場合に、該パネル面により、
他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じない時間帯では、
前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の角度を太陽光に対して垂直に調整し、
他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じる時間帯では、
前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の影が、前記他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面から外れて地面に生じるようにするとともに、該地面に生じる影の面積の大きさに基づいて、前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の角度を調整し、
太陽光発電を行うことを特徴とする太陽光発電方法。 - 前記他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じる時間帯に、前記各ヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
太陽高度および方位角の変動曲線に従い、前記他のヘリオスタット装置の太陽電池パネルのパネル面上に影が生じるときよりも、南中時側における高度および方位角に太陽が位置するときの太陽光に対して垂直になるようなパネル面の角度に調整することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電方法。 - 前記ヘリオスタット装置を配置するとき、
前記太陽電池パネルをフレームにより支持し、
該フレームを南北方向に回転させるための東西方向を軸方向とする仰角回転軸、及び前記フレームを東西方向に回転させるための南北方向を軸方向とする方位角回転軸を有し、前記仰角回転軸と前記方位角回転軸とが直交するジャイロ機構を備え、
該ジャイロ機構を介して前記フレームを支柱により支持し、
前記フレームと、該フレームに支持された前記太陽電池パネルとからなる発電パネルの重心を、前記ジャイロ機構の前記仰角回転軸と前記方位角回転軸とが直交する交点に一致させるようにし、
前記太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
前記仰角回転軸を回転軸として、前記フレームと、前記太陽電池パネルとを一体的に南北方向に回転することで、前記フレームに支持された太陽電池パネルのパネル面の南北方向の角度を調整し、
前記方位角回転軸を回転軸として、前記フレームと、前記太陽電池パネルとを一体的に東西方向に回転することで、前記フレームに支持された太陽電池パネルのパネル面の東西方向の角度を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電方法。 - 前記ジャイロ機構として、
長手方向が前記方位角回転軸に沿うように配置されている筒体と、
該筒体を長手方向に貫通しており、前記方位角回転軸上に位置する方位角回転シャフトと、
該貫通している方位角回転シャフトの両端同士を連結する連結カバーと、
該連結カバーと前記フレームを連結する連結アームと、
前記筒体から短手方向に突き出ており、前記仰角回転軸上に位置する一対の仰角回転シャフトとを備えたものを配設し、
前記支柱として、前記一対の仰角回転シャフトを軸回転可能に支持する軸受を備えたものを配設し、
前記太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
前記方位角回転軸上の前記方位角回転シャフトを回転軸として、前記連結カバーと前記連結アームと前記フレームとを一体的に東西方向に回転し、
前記支柱の軸受上で、前記仰角回転軸上の前記一対の仰角回転シャフトを回転軸として、前記筒体と前記方位角回転シャフトと前記連結カバーと前記連結アームと前記フレームとを一体的に南北方向に回転することを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電方法。 - 前記太陽電池パネルのパネル面の角度を調整するとき、
前記フレームを南北方向に回転させるための仰角調整アクチュエータと、前記フレームを東西方向に回転させるための方位角調整アクチュエータとを用いて行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の太陽光発電方法。 - 前記ヘリオスタット装置に蓄電池をさらに配設し、該蓄電池から電力を供給して前記ジャイロ機構を作動させることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の太陽光発電方法。
- 前記ヘリオスタット装置に補助太陽電池パネルをさらに配設し、該補助太陽電池パネルにより前記蓄電池を充電することを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電方法。
- 前記ヘリオスタット装置を配置するとき、
前記太陽電池パネルを複数枚用意し、該複数枚の太陽電池パネルを1つの前記フレーム上にロの字型に配置することを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の太陽光発電方法。
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