JP2009196386A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009196386A
JP2009196386A JP2008037017A JP2008037017A JP2009196386A JP 2009196386 A JP2009196386 A JP 2009196386A JP 2008037017 A JP2008037017 A JP 2008037017A JP 2008037017 A JP2008037017 A JP 2008037017A JP 2009196386 A JP2009196386 A JP 2009196386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover tube
shaft
tube
spline groove
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008037017A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Komori
宏道 小森
Ko Koyama
抗 小山
Shiro Mitsuhashi
史朗 三津橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2008037017A priority Critical patent/JP2009196386A/ja
Publication of JP2009196386A publication Critical patent/JP2009196386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • F16C3/03Shafts; Axles telescopic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/20Land vehicles
    • F16C2326/24Steering systems, e.g. steering rods or columns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

【課題】中間シャフトに大きな回転トルクが作用しても、覆いチューブと中間シャフトとの間にガタつきが生じたり、温度が高い使用環境でも耐久性が低下しないようにしたエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置を提供する。
【解決手段】覆いチューブ40の雌スプライン溝41とシャフト106の雄スプライン溝26との位相を合わせ、仮組みし、覆いチューブ40を高周波コイル50で加熱する。雌スプライン溝41が膨張し、雄スプライン溝26との間に隙間ができる。覆いチューブ40が冷めないうちに、押圧治具51で覆いチューブ40を左方向に移動させ、シャフト106の雄スプライン溝26の所定の軸方向位置に、覆いチューブ40の雌スプライン溝41を挿入する。覆いチューブ40が冷めると、シャフト106の外周に覆いチューブ40が、所定の締め代で焼きばめされる。
【選択図】図5

Description

本発明はステアリング装置、特に、衝突時に軸方向に強い衝撃力が加わった場合に、小断面積部が折れ曲がり、衝突時のエネルギーを吸収して運転者の身体に加わる衝撃を緩和するようにしたエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置に関する。
このようなエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置として、特許文献1に示すステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置は、中間シャフトの小断面積部の外周に覆いチューブ(補強部材)が存在し、ステアリングホイールの回転をステアリングギヤに伝達する通常運転時には、覆いチューブを介して回転トルクが伝達されるため、小断面積部の応力が軽減され、中間シャフトが小断面積部で破断する事がないようにしている。
また、衝突時に中間シャフトに軸方向に強い衝撃力が加わった場合には、覆いチューブと中間シャフトを接続する合成樹脂が破断して、中間シャフトが覆いチューブに対して押し込まれ、中間シャフトの小断面積部の周囲が覆いチューブの後端に位置する様になる。その結果、中間シャフトが小断面積部で折れ曲がり、衝突時のエネルギーを吸収して運転者の身体に加わる衝撃を緩和するようにしている。
しかし、特許文献1のステアリング装置では、覆いチューブと中間シャフトを合成樹脂で接続しているため、中間シャフトに繰り返し負荷される回転トルクが大きいと、合成樹脂がヘタリ、覆いチューブと中間シャフトとの間にガタつきが生じたり、温度が高い使用環境の場合には、合成樹脂の耐久性が低下する恐れがあった。
特開平8−258727号公報
本発明は、中間シャフトに大きな回転トルクが作用しても、覆いチューブと中間シャフトとの間にガタつきが生じたり、温度が高い使用環境でも耐久性が低下しないようにしたエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、ステアリングホイールの回転をステアリングギヤに伝達する中間アウターシャフト、上記中間アウターシャフト内に中間アウターシャフトの一端の開口側から挿入され、中間アウターシャフトの回転トルクを伝達可能で、軸方向に移動可能な中間インナーシャフト、上記中間インナーシャフトの中間部で上記中間アウターシャフトから外れた部分に形成された小断面積部、上記小断面積部の周囲を覆う状態で、上記中間インナーシャフトに対して軸方向にのみ移動可能に外嵌された覆いチューブを有するエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置において、上記覆いチューブは、上記中間インナーシャフトに予め定められた力よりも大きい軸方向の力が作用した時に、中間インナーシャフトに対して軸方向に移動可能な締め代で焼きばめされていることを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記覆いチューブの内周面には、上記中間インナーシャフトの非円形の外周面に外嵌する非円形の内径孔が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記非円形の内径孔が多角形孔であることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記非円形の内径孔が雌スプライン溝であることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第4番目の発明のステアリング装置において、上記覆いチューブの端面の内径孔には、上記雌スプライン溝の歯底円直径よりも大径の段付き孔が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第5番目の発明のステアリング装置において、上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面から内周面に貫通する切り込み溝が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第7番目の発明は、第5番目の発明のステアリング装置において、上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面から内周面に貫通する丸孔が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第8番目の発明は、第5番目の発明のステアリング装置において、上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面に環状溝が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置は、ステアリングホイールの回転をステアリングギヤに伝達する中間アウターシャフトと、中間アウターシャフト内に中間アウターシャフトの一端の開口側から挿入され、中間アウターシャフトの回転トルクを伝達可能で、軸方向に移動可能な中間インナーシャフトと、中間インナーシャフトの中間部で中間アウターシャフトから外れた部分に形成された小断面積部と、小断面積部の周囲を覆う状態で、中間インナーシャフトに対して軸方向にのみ移動可能に外嵌された覆いチューブを有するエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置において、覆いチューブを、中間インナーシャフトに予め定められた力よりも大きい軸方向の力が作用した時に、中間インナーシャフトに対して軸方向に移動可能な締め代で焼きばめしている。
従って、覆いチューブと中間インナーシャフトとの接続に合成樹脂を使用せず、中間インナーシャフトの外周に覆いチューブを焼きばめしているため、中間インナーシャフトに大きな回転トルクが作用しても、覆いチューブと中間インナーシャフトとの間にガタつきが生じたり、温度が高い使用環境でも耐久性が低下しない。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例6を説明する。
図1は本発明のエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。図1に示すように、中空円筒状のコラム101が車体に取付けられ、このコラム101にはステアリングシャフト102が回動可能に軸支されている。
ステアリングシャフト102には、その右端(車体後方側)にステアリングホイール103が装着され、ステアリングシャフト102の左端(車体前方側)には、上自在継手104を介してエネルギー吸収式中間シャフト105が連結されている。
エネルギー吸収式中間シャフト105は、雄スプライン溝が形成された中実のシャフト(中間インナーシャフト)106と、雌スプライン溝が形成された中空円筒状のチューブ(中間アウターシャフト)107で構成され、シャフト106の雄スプライン溝が、チューブ107の雌スプライン溝に伸縮可能(摺動可能)に、かつ回転トルクを伝達可能に嵌合している。
さらに、チューブ107の車体後方側が上自在継手104に連結され、シャフト106の車体前方側が下自在継手108に連結されている。下自在継手108には、ステアリングギヤ109の図示しないラックに噛合うピニオンが連結されている。
運転者がステアリングホイール103を回転操作すると、ステアリングシャフト102、上自在継手104、エネルギー吸収式中間シャフト105、下自在継手108を介して、その回転力がステアリングギヤ109に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介してタイロッド110を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は本発明の実施例1のエネルギー吸収式中間シャフト105の要部を示す縦断面図である。図3は本発明の実施例1のエネルギー吸収式中間シャフト105が、衝突で折れ曲がった状態を示す縦断面図である。図4は本発明の実施例1の覆いチューブ単体を示し、(1)は覆いチューブの斜視図、(2)は(1)の縦断面図、(3)は(2)のP矢視図である。図5は覆いチューブを中間シャフトに組み付ける手順を示す説明図である。
本発明のエネルギー吸収式中間シャフト105は、チューブ(中間アウターシャフト)107、シャフト(中間インナーシャフト)106、覆いチューブ(補強部材)40を備えている。シャフト106は、その右端寄り(図2の右上端寄り)外周面に形成した雄スプライン溝26を、チューブ107の左端面107Aの開口側から挿入し、チューブ107の左端寄り(図2の左下端寄り)内周面に形成した雌スプライン溝27に雄スプライン溝26をスプライン係合させている。従って、シャフト106は、チューブ107に対して、軸方向に移動可能で、回転を不能(回転トルクを伝達可能)としている。
チューブ107の右端部(図2の右上端部)にはストッパ部を設けている。このストッパ部は、シャフト106のチューブ107内への挿入量を制限するもので、上自在継手104を構成するヨーク21及び緩衝チューブ22にそれぞれ形成された丸孔23、24内に挿入したピン25がこのストッパ部である。チューブ107は、このピン25により、緩衝チューブ22を介して上自在継手104のヨーク21に連結されている。シャフト106の左端部(図2の左下端部)は、ボルト29により、下自在継手108のヨーク30に連結されている。
また、シャフト106の中間部には、シャフト106と同心で、このシャフト106の他の部分に比べて十分に小径な小断面積部28を設けている。そして、このシャフト106の外周に焼きばめした円筒形状の覆いチューブ40で、この小断面積部28の外周を覆っている。
図2、図4に示すように、この覆いチューブ40の内周面には雌スプライン溝41が形成され、この雌スプライン溝41を、シャフト106の外周面に形成した雄スプライン溝26とスプライン係合させている。従って、覆いチューブ40はシャフト106の周囲に、軸方向にわたる変位のみ自在に、かつ回転トルクを伝達可能に外嵌している。
覆いチューブ40の右端面42には、チューブ107の左端面(図2の左下端縁)107Aに対向する部分(図2の右上部分)を、その片半部側が他半部側よりもチューブ107の左端面107Aから離れる向きに、角度θだけ傾斜させている。
図4に示すように、覆いチューブ40の左端面43には、雌スプライン溝41の歯底円直径よりも大径で円筒状の段付き孔44Aが形成されている。シャフト106の外周に覆いチューブ40を焼きばめすると、覆いチューブ40には、円周(接線)方向に引っ張り応力(フープ応力)が作用する。
覆いチューブ40の左端面43に雌スプライン溝41の歯底が見えていると、左端面43の歯底部分に応力が集中して、覆いチューブ40が破損する恐れがあるが、左端面43に段付き孔44Aを形成することにより、応力が集中することを緩和している。図5に示すように、覆いチューブ40の右端面42にも、覆いチューブ40の左端面43と同様に、雌スプライン溝41の歯底円直径よりも大径の段付き孔44Bが形成されている。
図5に、覆いチューブ40をシャフト106の外周面に組み付ける手順を示す。すなわち、図5(1)に示すように、覆いチューブ40の左端面43をシャフト106の右端面106Aに押し付けて、覆いチューブ40の雌スプライン溝41とシャフト106の雄スプライン溝26との位相を合わせ、仮組みしておく。
この仮組みの状態で、覆いチューブ40を高周波コイル50で加熱する。覆いチューブ40の雌スプライン溝41が膨張し、シャフト106の雄スプライン溝26との間に隙間ができる。覆いチューブ40が冷めないうちに、覆いチューブ40の右端面42に押圧治具51を押し付け、図5(2)の矢印52に示すように、押圧治具51で覆いチューブ40を左方向に移動させ、シャフト106の雄スプライン溝26の所定の軸方向位置に、覆いチューブ40の雌スプライン溝41を挿入する。覆いチューブ40が冷めると、シャフト106の外周に覆いチューブ40が、所定の締め代で焼きばめされる。ここで、所定の締め代というのは、シャフト106に予め定められた力よりも大きい軸方向の力が作用した時に、覆いチューブ40がシャフト106に対して軸方向に移動可能になるような締め代のことである。
図2に示すように、覆いチューブ40を焼きばめしたシャフト106の雄スプライン溝26に、チューブ107の雌スプライン溝27をスプライン係合させると、チューブ107の左端縁107Aからピン25の側面までの深さ寸法Dが、シャフト106の右端面106Aから小断面積部28の中央までの長さ寸法Lと同一になるようにしている。従って、上記シャフト106の右端面106Aが上記ピン25の側面に突き当たった状態では、上記チューブ107の左端面107Aが、小断面積部28の軸方向長さの中央部の周囲に位置する。
ステアリングホイール103の回転をステアリングギヤ109に伝達する通常運転時には、小断面積部28の外周に覆いチューブ40が存在し、覆いチューブ40を介して回転トルクが伝達される。従って、小断面積部40の応力が軽減され、シャフト106が小断面積部28で破断する事がない
衝突時に自動車の前部が潰れ、下自在継手108が車体後方側(図2の右方)に押される事で、このエネルギー吸収式中間シャフト105に、軸方向に強い圧縮力が加わると、シャフト106がチューブ107内に押し込まれる。そして、チューブ107の左端面107Aの下半部と、覆いチューブ40の右端面42の下半部(図2の右上端縁)とが衝合する。
続いて、シャフト106の外周に覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力に抗して、シャフト106がチューブ107内に、このシャフト106の右端面106Aがピン25の側面に突き当たるまで押し込まれる。この過程で、上記チューブ107の左端面107Aの下半部が覆いチューブ40を、小断面積部28の周囲から押し動かし、チューブ107の左端面107Aが小断面積部28の周囲に位置する様になる。
この状態で、更に上記圧縮力が加わると、シャフト106の前部で覆いチューブ40から外れた部分に形成した大径の押圧部31が、覆いチューブ40の左端面43に当接する。その結果、図3に示す様に、覆いチューブ40が右方に押されて、覆いチューブ40とチューブ107との中心軸同士が折れ曲がり、互いの一端縁同士(右端面42と左端面107A)が全周にわたって当接する。
同時に、シャフト106が小断面積部28で折れ曲がり、下自在継手108により、このエネルギー吸収式中間シャフト105の前端側(図2の左端側)から加えられた衝撃力が、このエネルギー吸収式中間シャフト105の後端側(図2の右端側)に設けた上自在継手104にまで伝わる事を防止する。
本発明の実施例では、覆いチューブ40とシャフト106との接続に合成樹脂を使用せず、シャフト106の外周に覆いチューブ40を焼きばめしているため、シャフト106に大きな回転トルクが作用しても、覆いチューブ40とシャフト106との間にガタつきが生じたり、温度が高い使用環境でも耐久性が低下する恐れがない。
実施例1の変形例として、チューブ107の左端面107Aからピン25の側面までの深さ寸法Dを、シャフト106の右端面106Aから小断面積部28の中央までの長さ寸法Lよりも大きくしてもよい。その場合には、シャフト106の右端面106Aがピン25の側面に突き当る前に、チューブ107の左端面107Aが、小断面積部28の軸方向長さの中央部の周囲に位置する。
同時に、シャフト106の押圧部31が覆いチューブ40を右方に押すため、覆いチューブ40とチューブ107との中心軸同士が折れ曲がり、シャフト106も小断面積部28で折れ曲がる。その結果、このエネルギー吸収式中間シャフト105の前端側(図2の左端側)から加えられた衝撃力が、このエネルギー吸収式中間シャフト105の後端側(図2の右端側)に設けた上自在継手104にまで伝わる事を防止することができる。
次に本発明の実施例2について説明する。図6(1)は本発明の実施例2の覆いチューブ単体を示す図4(3)相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
図6(1)に示すように、実施例2の覆いチューブ40は、実施例1の覆いチューブ40の雌スプライン溝41の代わりに多角形孔45にした例である。シャフト106の雄スプライン溝26は、この多角形孔45に内嵌する多角形軸に変更する。また、覆いチューブ40の雌スプライン溝41の代わりに、雌セレーション溝にしてもよい。
次に本発明の実施例3について説明する。図6(2)は本発明の実施例3の覆いチューブ単体を示す図4(2)相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
図6(2)に示すように、実施例3の覆いチューブ40は、実施例1の覆いチューブ40の円筒状の段付き孔44の代わりに、テーパー状の段付き孔46にした例である。
次に本発明の実施例4について説明する。図7(1)は本発明の実施例4の覆いチューブ単体を示す斜視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
覆いチューブ40の雌スプライン溝41の小さな寸法誤差で、シャフト106の外周に覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力は大きく変動する。締め付け力の変動を小さくするためには、雌スプライン溝41を精度良く製造する必要があるため、製造コストが高くなってしまう恐れがある。
実施例4は、覆いチューブ40の雌スプライン溝41の寸法誤差に対して、覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力の変動を小さくすることによって、雌スプライン溝41に要求される寸法精度を低くして、覆いチューブ40の製造コストが高くならないようにした例である。
図7(1)に示すように、実施例4の覆いチューブ40は、コの字状の切り込み溝47を2個形成した例である。切り込み溝47は、覆いチューブ40の外周面から内周面の雌スプライン溝41まで、貫通して形成されている。切り込み溝47は、覆いチューブ40の軸方向に2個以上形成してもよく、また、覆いチューブ40の円周方向に複数形成してもよい。
この切り込み溝47の周辺で覆いチューブ40が弾性変形するため、覆いチューブ40の雌スプライン溝41の寸法誤差に対して、覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力の変動が小さくなり、雌スプライン溝41に要求される寸法精度が低くなり、覆いチューブ40の製造コストが小さくなる。
次に本発明の実施例5について説明する。図7(2)は本発明の実施例5の覆いチューブ単体を示す斜視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例5は実施例4の変形例であり、図7(2)に示すように、覆いチューブ40に丸孔48を2個形成した例である。丸孔48は、覆いチューブ40の外周面から内周面の雌スプライン溝41まで、貫通して形成されている。丸孔48は、覆いチューブ40の軸方向に2個以上形成してもよく、また、覆いチューブ40の円周方向に複数形成してもよい。
この丸孔48の周辺で覆いチューブ40が弾性変形するため、覆いチューブ40の雌スプライン溝41の寸法誤差に対して、覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力の変動が小さくなり、雌スプライン溝41に要求される寸法精度が低くなり、覆いチューブ40の製造コストが小さくなる。
次に本発明の実施例6について説明する。図7(3)は本発明の実施例6の覆いチューブ単体を示す斜視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例6は実施例4の変形例であり、図7(3)に示すように、覆いチューブ40の外周面に、有底の環状溝49を2個形成した例である。環状溝49は、覆いチューブ40の軸方向に2個以上形成してもよい。
この環状溝49の周辺で覆いチューブ40が弾性変形するため、覆いチューブ40の雌スプライン溝41の寸法誤差に対して、覆いチューブ40を焼きばめした際の締め付け力の変動が小さくなり、雌スプライン溝41に要求される寸法精度が低くなり、覆いチューブ40の製造コストが小さくなる。有底の環状溝49の代わりに、覆いチューブ40の外周面に、有底の軸方向溝を形成してもよい。
本発明のエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の実施例1のエネルギー吸収式中間シャフトの要部を示す縦断面図である。 本発明の実施例1のエネルギー吸収式中間シャフトが、衝突で折れ曲がった状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例1の覆いチューブ単体を示し、(1)は覆いチューブの斜視図、(2)は(1)の縦断面図、(3)は(2)のP矢視図である。 覆いチューブを中間シャフトに組み付ける手順を示す説明図である。 (1)は本発明の実施例2の覆いチューブ単体を示す図4(3)相当図、(2)は本発明の実施例3の覆いチューブ単体を示す図4(2)相当図である。 (1)は本発明の実施例4の覆いチューブ単体を示す斜視図、(2)は本発明の実施例5の覆いチューブ単体を示す斜視図、(3)は本発明の実施例6の覆いチューブ単体を示す斜視図である。
符号の説明
101 コラム
102 ステアリングシャフト
103 ステアリングホイール
104 上自在継手
105 エネルギー吸収式中間シャフト
106 シャフト(中間インナーシャフト)
106A 右端面
107 チューブ(中間アウターシャフト)
107A 左端面
108 下自在継手
109 ステアリングギヤ
110 タイロッド
21 ヨーク
22 緩衝チューブ
23、24 丸孔
25 ピン
26 雄スプライン溝
27 雌スプライン溝
28 小断面積部
29 ボルト
30 ヨーク
31 押圧部
40 覆いチューブ
41 雌スプライン溝
42 右端面
43 左端面
44A、44B 段付き孔
45 多角形孔
46 段付き孔
47 切り込み溝
48 丸孔
49 環状溝
50 高周波コイル
51 押圧治具
52 矢印

Claims (8)

  1. ステアリングホイールの回転をステアリングギヤに伝達する中間アウターシャフト、
    上記中間アウターシャフト内に中間アウターシャフトの一端の開口側から挿入され、中間アウターシャフトの回転トルクを伝達可能で、軸方向に移動可能な中間インナーシャフト、
    上記中間インナーシャフトの中間部で上記中間アウターシャフトから外れた部分に形成された小断面積部、
    上記小断面積部の周囲を覆う状態で、上記中間インナーシャフトに対して軸方向にのみ移動可能に外嵌された覆いチューブを有するエネルギー吸収式中間シャフトを有するステアリング装置において、
    上記覆いチューブは、上記中間インナーシャフトに予め定められた力よりも大きい軸方向の力が作用した時に、中間インナーシャフトに対して軸方向に移動可能な締め代で焼きばめされていること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記覆いチューブの内周面には、上記中間インナーシャフトの非円形の外周面に外嵌する非円形の内径孔が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項2に記載されたステアリング装置において、
    上記非円形の内径孔が多角形孔であること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項2に記載されたステアリング装置において、
    上記非円形の内径孔が雌スプライン溝であること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項4に記載されたステアリング装置において、
    上記覆いチューブの端面の内径孔には、上記雌スプライン溝の歯底円直径よりも大径の段付き孔が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項5に記載されたステアリング装置において、
    上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面から内周面に貫通する切り込み溝が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項5に記載されたステアリング装置において、
    上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面から内周面に貫通する丸孔が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  8. 請求項5に記載されたステアリング装置において、
    上記覆いチューブには、覆いチューブの外周面に環状溝が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
JP2008037017A 2008-02-19 2008-02-19 ステアリング装置 Pending JP2009196386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008037017A JP2009196386A (ja) 2008-02-19 2008-02-19 ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008037017A JP2009196386A (ja) 2008-02-19 2008-02-19 ステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009196386A true JP2009196386A (ja) 2009-09-03

Family

ID=41140412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008037017A Pending JP2009196386A (ja) 2008-02-19 2008-02-19 ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009196386A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9469332B2 (en) * 2012-11-27 2016-10-18 Jtekt Corporation Coupling structure for coupling shaft to universal joint yoke, coupling method for coupling shaft to universal joint yoke, and intermediate shaft
JP2018065463A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 日本精工株式会社 中間シャフト
JP2018090145A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 日本精工株式会社 中間シャフト
JP2019006364A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 日本精工株式会社 ステアリング装置及び中間シャフト

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9469332B2 (en) * 2012-11-27 2016-10-18 Jtekt Corporation Coupling structure for coupling shaft to universal joint yoke, coupling method for coupling shaft to universal joint yoke, and intermediate shaft
JP2018065463A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 日本精工株式会社 中間シャフト
JP2018090145A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 日本精工株式会社 中間シャフト
JP2019006364A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 日本精工株式会社 ステアリング装置及び中間シャフト
JP7052310B2 (ja) 2017-06-20 2022-04-12 日本精工株式会社 ステアリング装置及び中間シャフト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9469332B2 (en) Coupling structure for coupling shaft to universal joint yoke, coupling method for coupling shaft to universal joint yoke, and intermediate shaft
JP4308040B2 (ja) ステアリング装置
JP6201986B2 (ja) 回転伝達機構及び電動パワーステアリング装置
JP5508243B2 (ja) 操舵伝達軸と自在継手のヨークの結合構造及び車両用操舵装置
JP2009196386A (ja) ステアリング装置
JP2007062477A (ja) ステアリング装置
EP2738408B1 (en) Cruciform-shaft universal joint and method for producing same
JP2009292306A (ja) 衝撃吸収操舵装置
JP2008189223A (ja) ステアリング装置用シャフト及びその製造方法
EP3376070B1 (en) Method for manufacturing worm reducer, worm reducer and electric power steering system
US20170253264A1 (en) Electric power steering device and method for assembling the same
JP6819341B2 (ja) 中間シャフト
JP2010000943A (ja) 電動パワーステアリング装置の出力軸構造
JP2015168306A5 (ja)
JP4736929B2 (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP7099157B2 (ja) シャフトとのクランプ部材との結合部、および、シャフトとクランプ部材との結合部の製造方法
JP5293695B2 (ja) ステアリング装置のための自在継手とシャフトの結合構造
JP2008290702A (ja) ステアリング装置
JP2006001423A (ja) 車両用ステアリング装置及びその組立方法
JP2009090699A (ja) ステアリング装置用分割型シャフト装置
JP5212714B2 (ja) 車両用衝撃吸収操舵装置
JP4952962B2 (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP2009280138A (ja) コラム式電動パワーステアリング装置およびその組立方法
JP5223914B2 (ja) 自在継手の誤組付け防止具
JP2008207696A (ja) ステアリング装置用エネルギ吸収式シャフトの製造方法