JP2009194998A - 負荷駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷駆動側と複数個の負荷間の接続線数をより削減すると共に、負荷駆動側の端子数および回路規模をより削減して、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与し得る負荷駆動回路を提供する。
【解決手段】第1負荷20および第2負荷22の電源入力にそれぞれ逆極性で第1ダイオードD1および第2ダイオードD2を接続し、制御手段11から出力される制御信号35により第1スイッチング手段SW1および第2スイッチング手段SW2を制御して、電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、第1負荷20または第2負荷22の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給されるようにし、第1負荷20または第2負荷22への電源電圧供給を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は独立した複数個の負荷を駆動制御する負荷駆動回路に係り、特に、負荷駆動側と複数個の負荷間の接続線数をより削減すると共に、負荷駆動側の端子数および回路規模をより削減した負荷駆動回路に関する。
従来から様々な電気機器等の分野において、独立した複数個の負荷を駆動制御するに際して種々の検討がなされている。例えば、家庭用電気機器の分野でも特開2005−152306号公報「炊飯器」に開示されている負荷駆動回路の回路構成は、鍋加熱および蓋加熱を行うために、負荷として鍋用の誘導加熱コイルおよび蓋用の誘導加熱コイルを有して、該2つの加熱コイルに対して電源入力の一方の端子に電源電圧の電位を、電源入力の他方の端子に接地電位をそれぞれ接続した構成となっている。この第1従来例では、電源入力の他方の端子と接地電位との間にスイッチング手段を直列接続して、該スイッチング手段のオンオフを独立して制御することにより、2個の負荷の独立した駆動を行っている。したがって、この従来例では、負荷駆動側にスイッチング手段を持たせる構成としても、負荷駆動側と2個の負荷との間に4本の接続線が必要となる。
特開2005−152306号公報
ところで、車載用電子機器の分野でも独立した複数個の負荷を駆動制御するシステムは各所に存在し、例えば乗員検知システムでは、各シートの四隅に対応する位置にそれぞれ配置された重量センサ(負荷)と乗員検知ECU(電子制御ユニット:負荷駆動側)とを備え、負荷駆動側の乗員検知ECUは各重量センサを駆動して検知情報を収集している。
図5は一般的に用いられている従来の乗員検知システムの回路構成図(その1)である。この第2従来例では、負荷として4個の重量センサ(第1重量センサWS51〜第4重量センサWS54)を備え、乗員検知ECU100に備えられている4個のセンサ検知部101〜104が第1重量センサWS51〜第4重量センサWS54のそれぞれに対して、電源線および接地電位線を介して電源を供給している。また、第1重量センサWS51〜第4重量センサWS54は、検知した重量情報を信号線の電位を介してセンサ検知部101〜104のそれぞれに対して通知する。したがって、第2従来例の乗員検知システムの回路構成では計12本の接続線が必要となる。
また、重量センサを電流変調型とした場合には、電源供給用の電源線を流れる電流に変調をかけることにより、検知した重量情報を通知することができるので、第2従来例における重量情報通知用の信号線は不要となり、乗員検知システムは、例えば図6に示されるような回路構成となる。したがって、第3従来例では、乗員検知ECU110(センサ検知部111〜114)と第1重量センサWS61〜第4重量センサWS64間の接続に用いられる接続線数は計8本となり、第2従来例に比べて3分の1の接続線数の削減が可能となり、また乗員検知ECU110の端子数も3分の1の削減が可能となり、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与できる。
さらに、乗員検知システムの回路構成として、図7に示すようなネットワーク型の構成(第4従来例)も考えられる。この場合、乗員検知ECU100にネットワーク駆動回路段とセンサ検知部121を備え、ネットワークで第1重量センサWS71〜第4重量センサWS74に電源供給し、第1重量センサWS71〜第4重量センサWS74からの重量情報を受信することとなり、乗員検知ECU120の端子数は第3従来例に比べて4分の3の削減が可能となる。しかしながら、比較的単純な通信方式を用いたとしても、所定の通信プロトコルに従った通信制御が必要となり、乗員検知ECU120側の回路規模が増大して小型化にはつながらないという事情がある。
このような接続線数および端子数の削減、並びに回路規模削減の取り組みはここで例示した車載用電子機器の分野に限らず、電気・電子機器の種々の分野で求められているものであって、さらなる接続線数および端子数、並びに回路規模削減の削減が望まれている。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、負荷駆動側と複数個の負荷間の接続線数をより削減すると共に、負荷駆動側の端子数および回路規模をより削減して、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与し得る負荷駆動回路を提供することを目的としている。
上記目的を解決するため、本発明は、直流電圧駆動の第1負荷および第2負荷を駆動する負荷駆動回路であって、前記第1負荷の電源入力の正極端子にカソードが、負極端子にアノードがそれぞれ接続される第1ダイオードと、前記第2負荷の電源入力の正極端子にカソードが、負極端子にアノードがそれぞれ接続される第2ダイオードと、当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位と第2電位とを制御信号に基づき切り替える第1スイッチング手段と、前記第1スイッチング手段の出力端子と前記第1負荷の電源入力の正極端子とを接続する第1電源供給線と、当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位と第2電位とを、前記制御信号に基づき前記第1スイッチング手段の切り替えとは逆に切り替える第2スイッチング手段と、前記第2スイッチング手段の出力端子と前記第2負荷の電源入力の正極端子とを接続する第2電源供給線と、前記第1負荷の電源入力の負極端子と前記第2負荷の電源入力の負極端子とを接続する接続線と、前記第1スイッチング手段および前記第2スイッチング手段に前記制御信号を出力して、前記第1負荷または前記第2負荷への電源電圧供給を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る負荷駆動回路では、従来(第1従来例)と比べて4分の1の接続線数の削減が可能となり、また負荷駆動側の端子数も2分の1の削減が可能となり、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与できる。
以下、本発明の負荷駆動回路の実施例について、〔実施例1〕、〔実施例2〕、〔実施例3〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明の実施例1に係る負荷駆動回路の構成図であり、図1(a)は第1負荷20駆動時の接続関係を、図1(b)は第2負荷22駆動時の接続関係をそれぞれ示す。
同図において、本実施例の負荷駆動回路は、直流電圧駆動の第1負荷20および第2負荷22を駆動する負荷駆動部10を備えた負荷駆動回路であって、第1負荷20の電源入力の正極端子T03にカソードが、負極端子T04にアノードがそれぞれ接続される第1ダイオードD1と、第2負荷22の電源入力の正極端子T05にカソードが、負極端子T06にアノードがそれぞれ接続される第2ダイオードD2と、当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位V1と第2電位V2(GND;接地電位)とを制御信号35に基づき切り替える第1スイッチング手段SW1と、第1スイッチング手段SW1の出力端子(T01)と第1負荷20の電源入力の正極端子T03とを接続する第1電源供給線31と、当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位V1と第2電位V2とを、制御信号35に基づき第1スイッチング手段SW1の切り替えとは逆に切り替える第2スイッチング手段SW2と、第2スイッチング手段SW2の出力端子(T02)と第2負荷22の電源入力の正極端子T06とを接続する第2電源供給線32と、第1負荷20の電源入力の負極端子T04と第2負荷の電源入力の負極端子T05とを接続する接続線33と、第1スイッチング手段SW1および第2スイッチング手段SW2に制御信号35を出力して、第1負荷20または第2負荷22への電源電圧供給を制御する制御手段11と、を備えて構成されている。
また、図2は、本実施例の負荷駆動回路における第1負荷20または第2負荷22への電源電圧供給を例示するタイミングチャートであり、図2(a)は第1スイッチング手段SW1および第2スイッチング手段SW2の切り替えを、図2(b)は制御手段11が出力する電圧を、図2(c)は第1負荷20へ印加される電圧を、図2(d)第2負荷22へ印加される電圧をそれぞれ例示する。
まず、第1負荷20を駆動する時(図1(a)の接続関係参照)には、制御手段11は、第1スイッチング手段SW1を電源の第1電位V1側に、第2スイッチング手段SW2を第2電位V2(GND;接地電位)側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD1には逆方向電圧が、また第2ダイオードD2には順方向電圧がそれぞれ印加され、第1ダイオードD1の両端子間は開放状態に、また第2ダイオードD2の両端子間は導通状態にそれぞれなるので、第2ダイオードD2のバイパス機能により、第1負荷20のみへの電源供給がなされることとなる。
まは、第2負荷22を駆動する時(図1(b)の接続関係参照)には、制御手段11は、第1スイッチング手段SW1を電源の第2電位V2(GND;接地電位)側に、第2スイッチング手段SW2を第1電位V1側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD1には順方向電圧が、また第2ダイオードD2には逆方向電圧がそれぞれ印加され、第1ダイオードD1の両端子間は導通状態に、また第2ダイオードD2の両端子間は開放状態にそれぞれなるので、第1ダイオードD1のバイパス機能により、第2負荷22のみへの電源供給がなされることとなる。
なお、図2では、制御手段11が出力する電圧を所定周期をもつパルス状の電圧波形とし、該周期で第1負荷20または第2負荷22への電源電圧供給を切り替えているが、このような態様に限定されることなく、任意のタイミングで第1負荷20または第2負荷22の何れかへの電源電圧供給が可能であり、独立した2個の負荷の駆動制御が可能である。
以上説明したように、本実施例の負荷駆動回路では、第1負荷20および第2負荷22の電源入力にそれぞれ逆極性で第1ダイオードD1および第2ダイオードD2を接続し、制御手段11から出力される制御信号35により第1スイッチング手段SW1および第2スイッチング手段SW2を制御して、電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、第1負荷20または第2負荷22の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給されるようにし、第1負荷20または第2負荷22への電源電圧供給を制御することとしたので、独立した2個の負荷の駆動制御が可能である。
また、従来例(第1従来例)と比べて、接続線数は負荷駆動部10と第1負荷20および第2負荷22間の2本の電源供給線31,32と、第1負荷20および第2負荷22間の1本の接続線33の計3本となり、4本から3本へ4分の1の接続線数の削減が可能となる。また負荷駆動側の端子数も4個から2個(T01,T02)へ2分の1の削減が可能となる。結果として、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与できる。
〔実施例2〕
次に、図3は本発明の実施例2に係る負荷駆動回路の構成図である。本実施例の負荷駆動回路は、実施例1における第1負荷および第2負荷にそれぞれ電流変調手段を持たせたものであり、これにより、当該負荷内の情報を第1電源供給線および第2電源供給線を流れる電流に重畳させて負荷駆動側に通知することが可能となる。
より具体的に、本実施例の負荷駆動回路は、例えば各シートの四隅に対応する位置にそれぞれ配置された第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14(センサユニット51〜54:負荷)と乗員検知ECU40(電子制御ユニット:負荷駆動側)とを備えた乗員検知システムに本発明を適用したものであり、負荷駆動側の乗員検知ECU40は各重量センサWS11〜WS14を駆動して検知情報を収集している。なお、本実施例では4個の負荷を備えるため、実施例1(図1)の負荷駆動回路を2組備えた構成である。
各センサユニット51〜54は、それぞれ第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14と、該第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14の電源入力にそれぞれ逆極性で接続される第1ダイオードD11〜第4ダイオードD14を備えている。また、第1重量センサWS11(センサユニット51)の負極端子と第2重量センサWS12(センサユニット52)の負極端子とが接続線62で接続され、第3重量センサWS13(センサユニット53)の負極端子と第4重量センサWS14(センサユニット54)の負極端子とが接続線65で接続されている。
なお、第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14は、それぞれ電流変調型センサであり、当該センサが駆動しているときには、該センサにより検出した重量情報をそれぞれ電源供給線60,61,63,64を流れる電流に電流変調により重畳させて乗員検知ECU40(センサ検知部41)へ通知するようになっている。
また、乗員検知ECU40は、センサ検知部41と、第1スイッチング手段SW11〜第4スイッチング手段SW14とを備えている。
第1重量センサWS11(センサユニット51)および第2重量センサWS12(センサユニット52)に対して第1スイッチング手段SW11および第2スイッチング手段SW12が機能し、制御信号43に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線60,61を介して第1重量センサWS11または第2重量センサWS12の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、第3重量センサWS13(センサユニット53)および第4重量センサWS14(センサユニット54)に対して第3スイッチング手段SW13および第4スイッチング手段SW14が機能し、制御信号45に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線63,64を介して第3重量センサWS13または第4重量センサWS14の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、センサ検知部41は、第1スイッチング手段SW11〜第4スイッチング手段SW14に制御信号43,45を出力して、第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14(センサユニット51〜54)への電源電圧供給を制御する他に、駆動している重量センサから重量情報を受信する機能も有する。
以上の構成により、本実施例では独立した4個の負荷の駆動制御が可能である。第1重量センサWS11(センサユニット51)および第2重量センサWS12(センサユニット52)への電源電圧供給を説明すると、まず、第1重量センサWS11を駆動する時には、センサ検知部41は、第1スイッチング手段SW11を電源の第1電位V1側に、第2スイッチング手段SW12を第2電位V2(GND;接地電位)側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD11には逆方向電圧が、また第2ダイオードD12には順方向電圧がそれぞれ印加され、第2ダイオードD12のバイパス機能により、第1重量センサWS11のみへの電源供給がなされることとなる。またこの時、第1重量センサWS11で検出した重量情報が電源供給線60を流れる電流に電流変調により重畳され、センサ検知部41へ通知されることとなる。
また、第2重量センサWS12を駆動する時には、センサ検知部41は、第1スイッチング手段SW11を電源の第2電位V2(GND;接地電位)側に、第2スイッチング手段SW12を第1電位V1側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD11には順方向電圧が、また第2ダイオードD12には逆方向電圧がそれぞれ印加され、第1ダイオードD11のバイパス機能により、第2重量センサWS12のみへの電源供給がなされることとなる。またこの時、第2重量センサWS12で検出した重量情報が電源供給線61を流れる電流に電流変調により重畳され、センサ検知部41へ通知されることとなる。第1重量センサWS11(センサユニット51)および第2重量センサWS12(センサユニット52)への電源電圧供給についても同様である。
以上説明したように、本実施例の負荷駆動回路では、実施例1と同様に独立した4個の負荷の駆動制御が可能である。また、従来例(第3従来例)と比べて、接続線数は、乗員検知ECU40と第1重量センサWS11〜第4重量センサWS14(センサユニット51〜54)間の4本の電源供給線60,61、63,64と、第1重量センサWS11および第2重量センサWS12間の接続線62と、第3重量センサWS13および第4重量センサWS14間の接続線65の計6本となり、8本から6本へ4分の1の接続線数の削減が可能となる。また乗員検知ECU40の端子数も8個から4個(T11〜T14)へ2分の1の削減が可能となる。
また、従来例(第3従来例)では、各重量センサに対して個別に計4個のセンサ検知部が設けられていたのに対して、本実施例では1個のセンサ検知部41を設けるだけでよく、乗員検知ECU40の回路規模を大幅に削減することができる。なお、本実施例は第1スイッチング手段SW11〜第4スイッチング手段SW14が新たに追加された構成であるが、1個のスイッチング手段は、例えば、出力側端子と第1電位V1側および第2電位V2側の端子とをそれぞれ接続する2個のトランスファーゲートと、一方のトランスファーゲートに反転信号を供給するための反転ゲート1個(4個のスイッチング手段で共有することも可能)で実現することができ、乗員検知ECU40の入出力インタフェースに取り込まれ得る回路規模であって、殆ど回路の増大とはならない。
以上の結果として、本実施例の負荷駆動回路によれば、負荷駆動側と複数個の負荷間の接続線数をより削減すると共に、負荷駆動側の端子数および回路規模をより削減して、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与できる。さらに、2個の負荷(重量センサ)間で、例えば互い違いに一方の負荷(重量センサ)に対してのみ電源供給を行うので、従来例と比較して消費電力を半分以下とすることができる。
〔実施例3〕
次に、図4は本発明の実施例3に係る負荷駆動回路の構成図である。本実施例の負荷駆動回路も実施例2と同様に乗員検知システムに本発明を適用したものであるが、各重量センサに温度センサを付加し、1個の重量センサと1個の温度センサの組を1つのセンサユニットとして使用している点で異なる。なお、重量センサの重量情報は温度に依存しており、検出される重量情報には温度に起因する誤差が含まれている場合があることから、重量センサ近傍の温度情報を得て該温度誤差を除去するための補正を行う必要性からこのような構成のセンサユニットが用いられる。
また、本実施例の負荷駆動回路では、4個の重量センサと4個の温度センサの計8個の負荷を備えるため、実施例1(図1)の負荷駆動回路を4組備えた構成である。またさらに、本実施例の負荷駆動回路は、実施例2と同様に、実施例1における第1負荷および第2負荷にそれぞれ電流変調手段を持たせたものであり、これにより、当該負荷内の情報を第1電源供給線および第2電源供給線を流れる電流に重畳させて負荷駆動側に通知することが可能となる。
各センサユニット81〜84は、それぞれ第1重量センサWS21〜第4重量センサWS24と、第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24と、該第1重量センサWS21〜第4重量センサWS24および第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24の電源入力にそれぞれ逆極性で接続される第1ダイオードD21〜第8ダイオードD28と、を備えている。また、各センサユニット81〜84内で、第1重量センサWS21〜第4重量センサWS24の負極端子と第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24の負極端子とがそれぞれ接続線86〜89で接続されている。
なお、第1重量センサWS21〜第4重量センサWS24および第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24は、それぞれ電流変調型センサであり、当該センサが駆動しているときには、該センサにより検出した重量情報または温度情報をそれぞれ電源供給線91〜98を流れる電流に電流変調により重畳させて乗員検知ECU70(センサ検知部41)へ通知するようになっている。
また、乗員検知ECU70は、センサ検知部71と、第1スイッチング手段SW21〜第8スイッチング手段SW28とを備えている。
センサユニット81(第1重量センサWS21および第1温度センサTS21)に対して第1スイッチング手段SW21および第2スイッチング手段SW22が機能し、制御信号73に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線91,92を介して第1重量センサWS21または第1温度センサTS21の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、センサユニット82(第2重量センサWS22および第2温度センサTS22)に対して第3スイッチング手段SW23および第4スイッチング手段SW24が機能し、制御信号77に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線93,94を介して第2重量センサWS22または第2温度センサTS22の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、センサユニット83(第3重量センサWS23および第3温度センサTS23)に対して第5スイッチング手段SW25および第6スイッチング手段SW26が機能し、制御信号75に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線95,96を介して第3重量センサWS23または第3温度センサTS23の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、センサユニット84(第4重量センサWS24および第4温度センサTS24)に対して第7スイッチング手段SW27および第8スイッチング手段SW28が機能し、制御信号79に基づき電源の第1電位V1と第2電位V2とを互いに逆に切り替え、電源供給線97,98を介して第4重量センサWS24または第4温度センサTS24の一方に電源の第1電位V1が、他方に第2電位V2がそれぞれ供給される。
また、センサ検知部71は、第1スイッチング手段SW21〜第8スイッチング手段SW28に制御信号73,75,77,79をそれぞれ出力して、第1重量センサWS21〜第4重量センサWS24および第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24への電源電圧供給を制御する他に、駆動している重量センサまたは温度センサから重量情報または温度情報を受信する機能も有する。
以上の構成により、本実施例では独立した8個の負荷の駆動制御が可能である。センサユニット81における第1重量センサWS21および第1温度センサTS21への電源電圧供給を説明すると、まず、第1重量センサWS21を駆動する時には、センサ検知部71は、第1スイッチング手段SW21を電源の第1電位V1側に、第2スイッチング手段SW22を第2電位V2(GND;接地電位)側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD21には逆方向電圧が、また第2ダイオードD22には順方向電圧がそれぞれ印加され、第2ダイオードD22のバイパス機能により、第1重量センサWS21のみへの電源供給がなされることとなる。またこの時、第1重量センサWS21で検出した重量情報が電源供給線91を流れる電流に電流変調により重畳され、センサ検知部71へ通知されることとなる。
また、第1温度センサTS21を駆動する時には、センサ検知部71は、第1スイッチング手段SW21を電源の第2電位V2(GND;接地電位)側に、第2スイッチング手段SW22を第1電位V1側に、それぞれ切り替える。この時、第1ダイオードD21には順方向電圧が、また第2ダイオードD22には逆方向電圧がそれぞれ印加され、第1ダイオードD21のバイパス機能により、第1温度センサTS21のみへの電源供給がなされることとなる。またこの時、第1温度センサTS21で検出した温度情報が電源供給線92を流れる電流に電流変調により重畳され、センサ検知部71へ通知されることとなる。他のセンサユニット82〜84への電源電圧供給についても同様である。
以上説明したように、本実施例の負荷駆動回路では、実施例1および実施例2と同様に独立した8個の負荷の駆動制御が可能である。また、従来(例示していないが第3従来例から類推)と比べて、接続線数は、乗員検知ECU70とセンサユニット81〜84間の8本の電源供給線91〜98(重量センサおよび温度センサ間の接続線はセンサユニット内であるためカウントしない)の計8本となり、16本から8本へ2分の1の接続線数の削減が可能となる。また乗員検知ECU70の端子数も16個から8個(T21〜T28)へ2分の1の削減が可能となる。
また、1個のセンサ検知部71だけによる乗員検知ECU70の回路規模の大幅削減も実施例2と同様である。以上の結果として、本実施例の負荷駆動回路によれば、負荷駆動側と複数個の負荷間の接続線数をより削減すると共に、負荷駆動側の端子数および回路規模をより削減して、部品点数の削減、使用電子部品の小型化、さらには製造工程における作業数の低減に寄与できる。さらに、2個の負荷(重量センサ)間で、例えば互い違いに一方の負荷(重量センサ)に対してのみ電源供給を行うので、従来例と比較して消費電力を半分以下とすることができる。
また、本実施例の負荷駆動回路(乗員検知システム)では、重量センサと温度センサの組を持つセンサユニットを使用し、重量センサ近傍の温度情報を得て重量センサによる重量情報の温度誤差を除去するための補正を行うことができるのでより高精度な乗員検知を行うことができる。
なお、従来の乗員検知システムの構成例として、重量センサ、温度センサ、並びに重量センサによる重量情報を温度情報に基づき補正する補正手段を備えたセンサユニットを使用し、該センサユニットから乗員検知ECUに補正後の重量情報を通知する構成も考えられる。この従来構成と比較した場合、接続線数については同じであるが、センサユニットをより簡略な構成として部品の相対的な小型化に寄与できる。また、乗員検知ECU70側で各センサユニット81〜84の温度情報を得ることができるため、センサユニット81〜84間の温度情報を比較することにより、各センサユニット81〜84の第1温度センサTS21〜第4温度センサTS24について故障診断を行うことができ、結果として乗員検知の信頼性をより高めることができる。
実施例2および実施例3では、乗員検知システムに適用したが、このような車載用電子機器に限定されることなく、電気・電子機器の種々の分野に本発明の負荷駆動回路を適用することができる。また、実施例3では、重量センサと温度センサの組み合わせで説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ある物理量に依存するセンサと該物理量を検出するセンサとの組み合わせであればどのようなものにも適用可能である。
本発明の実施例1に係る負荷駆動回路の構成図であり、図1(a)は第1負荷駆動時の接続関係を、図1(b)は第2負荷駆動時の接続関係をそれぞれ示す。 実施例の負荷駆動回路における第1負荷または第2負荷への電源電圧供給を例示するタイミングチャートであり、図2(a)はスイッチング手段の切り替えを、図2(b)は制御手段が出力する電圧を、図2(c)は第1負荷へ印加される電圧を、図2(d)は第2負荷へ印加される電圧をそれぞれ例示する。 本発明の実施例2に係る負荷駆動回路(乗員検知システム)の構成図である。 本発明の実施例3に係る負荷駆動回路(乗員検知システム)の構成図である。 従来の乗員検知システムの回路構成図(その1:第2従来例)である。 従来の乗員検知システムの回路構成図(その2:第3従来例)である。 従来の乗員検知システムの回路構成図(その3:第4従来例)である。
符号の説明
10 負荷駆動部
11 制御手段
20 第1負荷
22 第2負荷
21,23 負荷回路
31 第1電源供給線
32 第2電源供給線
33 接続線
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
SW1 第1スイッチング手段
SW2 第2スイッチング手段
T01〜T02,T11〜T14,T21〜T28 端子
V1 第1電位
V2 第2電位
40,70 乗員検知ECU
41,71 センサ検知部
SW11〜SW14,SW21〜SW28 スイッチング手段
51〜54,81〜84 センサユニット
WS11〜WS14,WS21〜WS24 重量センサ
TS21〜TS24 温度センサ
D11〜D14,D21〜D28 ダイオード
60〜65,86〜89,91〜98 接続線

Claims (4)

  1. 直流電圧駆動の第1負荷および第2負荷を駆動する負荷駆動回路であって、
    前記第1負荷の電源入力の正極端子にカソードが、負極端子にアノードがそれぞれ接続される第1ダイオードと、
    前記第2負荷の電源入力の正極端子にカソードが、負極端子にアノードがそれぞれ接続される第2ダイオードと、
    当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位と第2電位とを制御信号に基づき切り替える第1スイッチング手段と、
    前記第1スイッチング手段の出力端子と前記第1負荷の電源入力の正極端子とを接続する第1電源供給線と、
    当該負荷駆動回路が供給する電源の第1電位と第2電位とを、前記制御信号に基づき前記第1スイッチング手段の切り替えとは逆に切り替える第2スイッチング手段と、
    前記第2スイッチング手段の出力端子と前記第2負荷の電源入力の正極端子とを接続する第2電源供給線と、
    前記第1負荷の電源入力の負極端子と前記第2負荷の電源入力の負極端子とを接続する接続線と、
    前記第1スイッチング手段および前記第2スイッチング手段に前記制御信号を出力して、前記第1負荷または前記第2負荷への電源電圧供給を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 前記第1負荷および前記第2負荷は、それぞれ電流変調手段を有し、当該負荷内の情報を前記第1電源供給線および前記第2電源供給線を流れる電流に重畳させることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動回路。
  3. 前記第1負荷および前記第2負荷は、それぞれ電流変調型センサであり、当該センサによる検出情報を前記第1電源供給線および前記第2電源供給線を流れる電流に重畳させて電源供給側へ通知することを特徴とする請求項2に記載の負荷駆動回路。
  4. 前記第1負荷および前記第2負荷は、それぞれ電流変調型のセンサおよび温度センサであり、該電流変調型のセンサおよび温度センサは1つのユニット内に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の負荷駆動回路。
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