JP2009193999A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理液から引き上げられる複数の基板の全面を短時間で効率的に乾燥させることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板移動機構30が基板Wを保持する保持部31を洗浄液が貯留された内槽40内に移動させる。その後、内槽40内の洗浄液をリンス液RLで置換する。続いて、基板移動機構30が基板Wを内槽40の上方へ引き上げる。このとき、ドライエア供給ダクト62から基板WにドライエアDFを供給する。基板Wの引き上げ時において、保持部31に当接する基板Wの部分y1,y2,y3が処理槽4上方の所定の高さに引き上げられることにより、基板移動機構30による基板Wの引き上げ動作を停止する。そして、バルブV1を閉塞状態にし、バルブV2を開放状態にする。これにより、内槽40内の全てのリンス液RLが処理液排出管42から図示しない工場の排出設備に送られる。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
複数の基板を処理槽に貯留された処理液に浸漬し、洗浄処理を行う基板処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の基板処理装置においては、処理槽内で基板の表面が薬液および純水により洗浄処理される。洗浄処理の施された基板は処理槽内から引き上げられる。
洗浄処理後の基板に純水が付着していると、基板にパーティクルが付着し易くなる。また、基板に付着した純水が自然乾燥すると、基板にウォーターマークが形成される。したがって、特許文献1の基板処理装置においては、処理槽内から引き上げられた基板にドライエアが供給される。これにより、純水が付着した基板の表面が乾燥される(乾燥処理)。
なお、特許文献1において、ドライエアとは極めて露点の低い気体をいい、基板に供給されるドライエアの露点は例えば約−70℃である。
特開2006−310759号公報
ところで、上記のような基板処理装置においては、複数の基板を処理槽に貯留された純水に浸漬するために、一度に複数の基板を保持する基板保持具が用いられる。この基板保持具は、各基板の外周端部の一部を支持することにより、複数の基板を起立姿勢でかつ平行に保持する。
したがって、複数の基板が基板保持具により保持される場合には、各基板の外周端部が基板保持具と当接する。基板保持具により保持される複数の基板が純水から引き上げられる際、各基板と基板保持具との当接部には純水が残存する。
乾燥処理時において、基板保持具に当接しない基板の部分は、ドライエアを供給することにより比較的短時間で乾燥する。しかしながら、上記の当接部に残存する純水を乾燥させる場合、基板全体の乾燥処理が長時間化する。
そこで、基板と基板保持具との当接部に残存する純水を短時間で乾燥させるために、基板に供給するドライエアの温度を上昇させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、基板に供給するドライエアの温度が上昇することにより、基板の表面が酸化するおそれがある。また、基板保持具に優れた耐熱性を有する材料を用いる必要が生じる。
本発明の目的は、処理液から引き上げられる複数の基板の全面を短時間で効率的に乾燥させることができる基板処理装置を提供することである。
(1)本発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、処理液を貯留する処理槽と、基板の外周端部を支持し、基板を起立姿勢で保持する基板保持部と、処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板保持部により保持された基板を昇降させる基板昇降装置と、処理槽の上端に沿って、処理槽の一側方から他側方へ気体を供給して、基板昇降機構により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給部と、処理槽に貯留される処理液を処理槽上に供給される気体から分離する処理液分離機構と、基板昇降装置により処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が気体供給部により処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、処理槽に貯留される処理液を処理槽上に供給される気体から分離するように処理液分離機構を制御する制御部とを備えたものである。
この基板処理装置においては、処理槽に処理液が貯留される。また、基板保持部が基板の外周端部を支持することにより、基板が起立姿勢で保持される。基板保持部により保持された基板が、基板昇降装置により処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で昇降される。
基板が基板昇降装置により処理槽から引き上げられる際には、気体供給部により、処理槽の上端に沿って一側方から処理槽の他側方へ気体が供給される。これにより、基板に気体が供給され、基板に付着した処理液が気体により乾燥する。
ここで、基板昇降装置により処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が気体供給部により処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときには、処理液分離機構により、処理槽に貯留される処理液が処理槽上に供給される気体から分離される。
これにより、処理槽上に供給される気体の供給路において、処理槽に貯留された処理液に起因する気体の露点上昇が抑制される。それにより、気体の供給路において、基板に供給される気体の露点が均一でかつ低く維持される。
その結果、基板昇降装置により処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部に残留する処理液の乾燥時間が短くなり、基板の全面が短時間で効率よく乾燥する。
また、処理槽に貯留される処理液が処理槽上に供給される気体から分離されるので、処理槽内の処理液が気体により飛散しない。これにより、処理槽から引き上げられた基板に処理液が再付着することが防止される。
(2)基板処理装置は、基板と基板保持部との当接部が気体の供給路に位置することを検知する検知装置をさらに備え、制御部は、検知装置により当接部が気体の供給路に位置することが検知されたときに処理槽に貯留される処理液を処理槽上に供給される気体から分離するように処理液分離機構を制御してもよい。
この場合、基板と基板保持部との当接部が気体の供給路に位置するときに処理槽に貯留される処理液を処理槽上に供給される気体から確実に分離することができる。
(3)処理液分離機構は、処理槽内の処理液を排出する処理液排出部を含み、制御部は、基板昇降装置により処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が気体供給部により処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、処理槽内の処理液を排出するように処理液排出部を制御してもよい。
この場合、基板と基板保持部との当接部が気体の供給路に位置するときに、処理液排出部により処理槽内に貯留される処理液が排出される。
これにより、処理槽内に処理液が存在しなくなるので、処理液が確実に気体から分離され、処理槽に貯留された処理液に起因する気体の露点上昇が確実に抑制される。それにより、気体の供給路において、基板に供給される気体の露点が十分に均一でかつ低く維持される。その結果、基板の全面が短時間で効率よく乾燥する。
(4)処理液分離機構は、処理槽の上端部開口を開閉する処理槽開閉部を含み、制御部は、基板昇降装置により処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が気体供給部により処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、処理槽の上端部開口を閉塞するように処理槽開閉部を制御してもよい。
この場合、基板と基板保持部との当接部が気体の供給路に位置するときに、処理槽開閉部により処理槽の上端部開口が閉塞される。
これにより、処理槽内に処理液が存在する場合でも、処理液が確実に気体から分離され、処理槽に貯留された処理液に起因する気体の露点上昇が確実に抑制される。それにより、気体の供給路において、基板に供給される気体の露点が十分に均一でかつ低く維持される。その結果、基板の全面が短時間で効率よく乾燥する。
(5)気体はドライエアであってもよい。この場合、気体供給部により基板にドライエアが供給される。それにより、基板に付着する処理液、および基板と基板保持部との当接部に残留する処理液がドライエアにより置換され、効率的に除去される。
(6)基板処理装置は、気体供給部に対向するように配置され、基板に供給された気体を排出する気体排出部と、気体の供給路および気体排出部による気体の排出路を除いて処理槽上の空間の周囲および上部を取り囲むように設けられる遮蔽部材とをさらに備えてもよい。
この場合、遮蔽部材により処理槽上の空間の周囲および上部が取り囲まれる。これにより、気体供給部から処理槽上に供給される気体は、遮蔽部材の内部を通って気体供給部に対向するように配置された気体排出部から排出される。
それにより、処理槽上を流れる気体の露点が、遮蔽部材の外部の雰囲気により上昇することが抑制される。そのため、遮蔽部材の外部の雰囲気に起因する気体の露点上昇が抑制されるので、基板に供給される気体の露点がさらに均一でかつ低く維持される。その結果、基板の全面が短時間で効率よく乾燥する。
(7)第2の発明に係る基板処理方法は、基板に所定の処理を行う基板処理方法であって、処理液が貯留された処理槽に、基板を起立姿勢で保持する基板保持部により保持された基板を浸漬する工程と、処理槽内の処理液中から基板保持部を上昇させることにより基板を引き上げる工程と、処理槽の上端に沿って、処理槽の一側方から他側方へ気体を供給して、基板昇降機構により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する工程と、処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、処理槽に貯留される処理液を処理槽上に供給される気体から分離する工程とを備えたものである。
この基板処理方法においては、処理液が貯留された処理槽に基板保持部により保持された基板が浸漬され、処理槽内の処理液中から基板保持部を上昇させることにより基板が引き上げられる。
基板昇降機構により処理槽から引き上げられる基板には、処理槽の上端に沿って、処理槽の一側方から他側方へ気体が供給される。これにより、基板の表面が乾燥する。
そして、処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部が処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、処理槽に貯留される処理液が処理槽上に供給される気体から分離される。
これにより、処理槽上に供給される気体の供給路において、処理槽に貯留された処理液に起因する気体の露点上昇が抑制される。それにより、気体の供給路において、基板に供給される気体の露点が均一でかつ低く維持される。
その結果、処理槽から引き上げられる基板と基板保持部との当接部に残留する処理液の乾燥時間が短くなり、基板の全面が短時間で効率よく乾燥する。
また、処理槽に貯留される処理液が処理槽上に供給される気体から分離されるので、処理槽内の処理液が気体により飛散しない。これにより、処理槽から引き上げられた基板に処理液が再付着することが防止される。
本発明によれば、処理液から引き上げられる複数の基板の全面を短時間で効率的に乾燥させることができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置について説明する。以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等をいう。
[1]第1の実施の形態
(1)基板処理装置の構成および動作
図1は、第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、処理槽4、ダクト20、昇降機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、外気遮断部材70、制御部80、搬送駆動部300、搬送ロボット310、開閉駆動部700およびドライエア排出機構900を備える。
ダクト20は、矩形の筒形状を有し、鉛直方向の軸に沿うように立設されている。ダクト20の上端部には外気遮断部材70が開閉自在に取り付けられている。
外気遮断部材70は、上蓋部71、筒部72およびヒンジ部73を含む。外気遮断部材70の上蓋部71は、矩形の平板形状を有し、ヒンジ部73を中心として回動可能である。
外気遮断部材70は、開閉駆動部700により駆動される。この場合、上蓋部71がヒンジ部73を中心として回動する。それにより、ダクト20の上端部開口が開放または閉塞される。
筒部72は、ダクト20よりも小さい矩形の略筒形状を有する。この筒部72は上蓋部71の下面に形成されている。外気遮断部材70の構造の詳細は後述する。
ダクト20の内部には、処理槽4が設けられている。処理槽4は複数の基板Wを収容可能な内槽40、およびその内槽40の上部外周を取り囲むように設けられた外槽43により形成されている。内槽40は略直方体形状を有する。
内槽40の底部には、内槽40内に処理液を供給するための処理液供給管41の一端および内槽40内の処理液を排出するための処理液排出管42の一端が接続されている。処理液供給管41にはバルブV1が介挿され、処理液排出管42にはバルブV2が介挿されている。
本実施の形態において、内槽40内では処理液により基板Wの洗浄処理が行われる。洗浄処理時に内槽40内に供給される処理液は、洗浄液またはリンス液である。
すなわち、内槽40内に洗浄液を供給し、内槽40内の洗浄液に基板Wを浸漬することにより、基板Wの表面を洗浄する。その後、内槽40内の洗浄液をリンス液で置換する。
洗浄液としては、BHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸またはアンモニア等の薬液が用いられる。リンス液としては、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水等が用いられる。
本実施の形態では、処理液供給管41の他端が処理液ミキシング装置50に接続されている。処理液ミキシング装置50には、例えば薬液および純水が供給されている。処理液ミキシング装置50は、供給される薬液および純水を所定の割合で混合することができる。したがって、処理液ミキシング装置50は、薬液、純水またはそれらの混合液(以下、混合液と略記する。)を洗浄液またはリンス液として処理液供給管41を介して内槽40内に供給する。
外槽43の底部には、内槽40の上部から溢れ出して外槽43内に流れ込む処理液を排出するための処理液排出管44の一端が接続されている。
ダクト20の内部には昇降機構30が設けられている。昇降機構30は、複数の基板Wを保持する保持部31を内槽40の内部とその上方位置との間で上下方向に移動させる。これにより、複数の基板Wを内槽40内の処理液中に浸漬し、処理液から引き上げることができる。本実施の形態において、保持部31は3つの基板保持片x1,x2,x3を有する。これにより、基板Wの下端部およびその下端部を中心として一定距離離間した箇所が3つの基板保持片x1,x2,x3によりそれぞれ保持される。
ダクト20の対向する2つの側面における上端部近傍の位置に、それぞれドライエア供給ダクト62およびドライエア排出ダクト63が取り付けられている。
ドライエア供給ダクト62には複数の通気ガイド62aが設けられている。ドライエア供給ダクト62は配管61を介してドライエア発生装置60と接続されている。ドライエア排出ダクト63には複数の通気ガイド63aが設けられるとともにドライエア排出機構900が取り付けられている。
ドライエア排出ダクト63の処理槽4側の端部には、位置検知センサSが設けられている。位置検知センサSは、例えばレーザ光または赤外線等を用いた非接触式のセンサであり、後述する基板Wの乾燥処理時に処理槽4から引き上げられる基板Wの上下位置を検知する。詳細は後述する。
ドライエア発生装置60により発生されたドライエアDFが、配管61を通してドライエア供給ダクト62に送られる。それにより、昇降機構30により内槽40から引き上げられる基板WにドライエアDFが吹き付けられ、基板Wの乾燥処理が行われる。
ドライエア排出機構900が取り付けられたドライエア排出ダクト63は、処理槽4上の雰囲気を吸引して外部へ排出する。これにより、基板Wに吹き付けられたドライエアDFおよび基板W周辺の雰囲気がドライエア排出ダクト63から排出される。
なお、本実施の形態において、ドライエアDFとは、極めて露点の低い気体をいう。ドライエア供給ダクト62からダウンフローダクト20内に供給されるドライエアDFの露点は、例えば約−70℃である。
外気遮断部材70の上方には、搬送エリアTEが設けられている。搬送エリアTEには、搬送ロボット310が移動可能に設けられている。
搬送ロボット310は、アームヒンジ部311および2本のアーム312を備える。搬送ロボット310は、搬送駆動部300により駆動される。この場合、2本のアーム312がアームヒンジ部311を中心としてそれぞれ対称な方向に回動し、搬送ロボット310の下端部が開閉する。
これにより、搬送ロボット310は、複数の基板Wを保持する保持部31を2本のアーム312の間に挟み込んで複数の基板Wを保持することができる。また、搬送ロボット310は、搬送駆動部300により駆動されることにより、搬送エリアTE内を移動する。
制御部80は、例えばCPU(中央演算処理装置)および記憶装置またはマイクロコンピュータ等からなる。図1に示すように、制御部80は、昇降機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、搬送駆動部300、開閉駆動部700、ドライエア排出機構900、位置検知センサSおよびバルブV1,V2と接続されている。
制御部80が各構成部の動作を制御することにより、複数の基板Wを保持する保持部31の昇降動作、基板Wの洗浄処理、基板Wの乾燥処理、処理槽4に対する基板Wの搬入搬出動作、ダクト20の上端部の開閉動作、および処理槽4上の雰囲気の排出動作が制御される。
(2)外気遮断部材の構造の詳細
図2は、図1の外気遮断部材70の構造の詳細を説明するための斜視図である。なお、図2では、外気遮断部材70の構造を明確に示すために、処理槽4の外槽43およびダクト20の図示を省略している。
図2に示すように、外気遮断部材70の筒部72は、第1の遮断側板72a、第2の遮断側板72b、第3の遮断側板72cおよび第4の遮断側板72dを有する。第1の遮断側板72aおよび第2の遮断側板72bが互いに対向し、第3の遮断側板72cおよび第4の遮断側板72dが互いに対向している。
ダクト20(図1)の上端部が上蓋部71により閉塞された状態で、第1および第2の遮断側板72a,72bは、上蓋部71の下面からドライエア供給ダクト62およびドライエア排出ダクト63の上端部まで延びている。一方、第3および第4の遮断側板72c,72dは、上蓋部71の下面から処理槽4の上端部まで延びている。
これにより、ダクト20(図1)の上端部が上蓋部71により閉塞された場合には、処理槽4上の空間WUが、上蓋部71の下面、筒部72の第1〜第4の遮断側板72a〜72d、ドライエア供給ダクト62の供給口621およびドライエア排出ダクト63の排気口631により取り囲まれる。それにより、空間WU内の雰囲気が外部の雰囲気から遮断される。
その結果、処理槽4の内槽40から引き上げられる基板Wにドライエア供給ダクト62からドライエアDFを供給する際に、その基板W周辺の雰囲気の露点を十分に低い状態に維持することができ、基板Wの乾燥効率を向上させることができる。
なお、上述のように、外気遮断部材70は図1の開閉駆動部700により駆動される。制御部80が開閉駆動部700を制御することにより、外気遮断部材70は洗浄処理時に開放状態となり、乾燥処理時に閉塞状態となる。
(3)洗浄処理時および乾燥処理時の動作
洗浄処理時および乾燥処理時における基板処理装置100の一連の動作を説明する。図3〜図5は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100の一連の動作を示す模式図である。
洗浄処理の開始時に、図3(a)の太い矢印で示すように、図1の基板移動機構30が基板Wを保持する保持部31を内槽40内に移動させる。また、図1の処理液ミキシング装置50がバルブV1を通して、薬液または混合液を洗浄液CLとして内槽40内に供給する。それにより、図3(b)に示すように、基板Wが内槽40内で洗浄液CLに浸漬され、基板Wの表面が洗浄される。
その後、処理液ミキシング装置50がバルブV1を通して、純水をリンス液RLとして内槽40内に供給し、内槽40内の洗浄液CLをリンス液RLで置換する。これにより、基板Wが内槽40内でリンス液RLに浸漬され、基板Wの洗浄液CLが除去される。それにより、基板Wの洗浄処理が完了する。
続いて、図4(c)の太い矢印で示すように、基板移動機構30が洗浄処理後の基板Wを内槽40の上方へ引き上げる。そこで、図1のドライエア発生装置60が、ドライエア供給ダクト62の供給口621から引き上げられた基板WにドライエアDFを供給する。これにより、基板Wに付着したリンス液RLがドライエアDFで置換され、基板Wの表面が乾燥される。
なお、乾燥処理時以外において、ドライエア発生装置60は、ダウンフローダクト20内へのドライエアDFの供給量を低減している(スローリーク)。
図4(d)に示すように、基板Wの内槽40からの引き上げ時(乾燥処理時)において、保持部31に当接する基板Wの部分(以下、当接部分と呼ぶ)y1,y2,y3が処理槽4上方の所定の高さに引き上げられると、位置検出センサSから制御部80に検知信号dsが与えられる。
ここで、処理槽4上方の所定の高さは、鉛直方向におけるドライエア供給ダクト62およびドライエア排出ダクト63の上端部から下端部までの範囲内に設定される。すなわち、処理槽4上方の所定の高さは、処理槽4上のドライエアDFの供給路に位置するように設定される。
図5(e)に示すように、制御部80は、検知信号dsに応答して基板移動機構30による基板Wの引き上げ動作を停止させる。また、制御部80は、バルブV1を閉塞状態にし、バルブV2を開放状態にする。これにより、内槽40内の全てのリンス液RLが処理液排出管42から図示しない工場の排出設備に送られる。
この状態で、図1のドライエア発生装置60が基板Wに一定期間継続してドライエアDFを供給する。このようにして、基板Wの乾燥処理が完了する。
(4)効果
ドライエアDFは、上述のように極めて露点の低い気体である。したがって、乾燥処理時には、基板Wに付着するリンス液RLがドライエアDFで置換される。それにより、基板Wの表面が乾燥するとともに、ドライエアDFの露点が上昇する。
ここで、基板Wの乾燥効率は、ドライエアDFの露点に応じて異なる。すなわち、基板Wに供給されるドライエアDFの露点が低い場合には、基板Wの乾燥効率が向上し、基板Wの乾燥時間が短縮される。一方、基板Wに供給されるドライエアDFの露点が高い場合には、基板Wの乾燥効率が低下し、基板Wの乾燥時間が長時間化する。
乾燥処理時において、ドライエアDFは処理槽4の直上に供給される。この場合、ドライエアDFは、基板Wに付着したリンス液RLに接触するだけでなく、処理槽4に貯留されたリンス液RLの液面にも接触する。それにより、処理槽4内のリンス液RL近傍のドライエアDFの露点が上昇する。この場合、ドライエアDFの露点の上昇の程度はドライエア供給ダクト62からドライエア排出ダクト63に近づくほど大きくなり、処理槽4上の雰囲気の露点分布が不均一となる。
ここで、基板Wの当接部分y1,y2,y3は短時間での乾燥が困難である。特に、露点が高いドライエアDFに接する当接部分y3の乾燥時間は著しく長くなる。その結果、基板W全体の乾燥に要する時間が著しく長くなる。
また、ドライエア供給ダクト62から処理槽4上に供給されるドライエアDFが処理槽4内のリンス液RLの液面に波立ちを発生させる場合がある。それにより、処理槽4から飛散するリンス液RLが、引き上げられた基板Wに付着するおそれがある。
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wの当接部分y1,y2,y3がドライエアDFの供給路の高さまで引き上げられたときに、基板Wの引き上げ動作が停止され、処理槽4内のリンス液RLが全て排出される。
したがって、処理槽4内のリンス液RLに起因するドライエアDFの露点上昇が抑制され、処理槽4上の雰囲気の露点が均一でかつ低く維持される。それにより、当接部分y1,y2,y3の乾燥時間が均一でかつ短くなる。その結果、基板Wの全面が短時間で効率よく乾燥される。
また、処理槽4内にリンス液RLが存在しないので、ドライエアDFが流れることにより処理槽4からリンス液RLが飛散することが防止される。それにより、処理槽4から引き上げられた基板Wに再度リンス液RLが付着することが防止される。
(5)実施例
本発明者は、処理槽4内に処理液が存在しない場合と、処理槽4内に処理液が存在する場合とで、処理槽4上の雰囲気における露点分布がどのように変化するかについて以下の調査を行った。
まず、本発明者は、処理槽4内に処理液が存在しない状態で、ドライエア供給ダクト62から処理槽4上の空間にドライエアDFを供給した。ここで、ドライエア供給ダクト62におけるドライエアDFの露点は約−70℃となるように設定した。なお、この調査では、処理液としては純水を用いた。
この状態で、本発明者は、処理槽4上の9つの位置A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3について露点の測定を行った。
図6は、露点の測定位置および露点分布の測定結果を示す図である。図6(a)に処理槽4内に処理液が存在しない状態で測定された露点分布が示され、図6(b)に処理槽4内に処理液が存在する状態で測定された露点分布が示されている。
位置A1,A2,A3は、ドライエア供給ダクト62の近傍で、ドライエアDFの流れる方向(以下、流路方向と呼ぶ)に対して直交する方向に等間隔で並ぶように設定した。位置B1,B2,B3は、処理槽4の略中央部で、流路方向に対して直交する方向に等間隔で並ぶように設定した。位置C1,C2,C3は、ドライエア排出ダクト63の近傍で、流路方向に対して直交する方向に等間隔で並ぶように設定した。
また、本発明者は、処理槽4内に処理液が存在する状態で、ドライエア供給ダクト62から処理槽4上の空間にドライエアDFを供給し、上記と同様に、処理槽4上の9つの位置A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3での露点を測定した。
図6(a)に示すように、処理槽4内に処理液が存在しない状態で、位置A1,A2,A3における露点は、順に−69.5℃、−69.5℃および−69.5℃であった。また、位置B1,B2,B3における露点は、順に−69.3℃、−69.3℃および−52.0℃であった。さらに、位置C1,C2,C3における露点は、順に−51.2℃、−47.0℃および−42.0℃であった。
これにより、処理槽4内に処理液が存在しない状態では、処理槽4上の雰囲気における露点分布は、約27.5℃の範囲内に収まるという結果が得られた。また、露点の最高値は位置C3の−42.0℃であった。
一方、図6(b)に示すように、処理槽4内に処理液が存在する状態で、位置A1,A2,A3における露点は、順に−69.4℃、−69.4℃および−69.3℃であった。また、位置B1,B2,B3における露点は、順に−68.9℃、−69.3℃および−50.1℃であった。さらに、位置C1,C2,C3における露点は、順に−41.1℃、−47.2℃および−32.0℃であった。
これにより、処理槽4内に処理液が存在する状態では、処理槽4上の雰囲気における露点分布は、約37.4℃の範囲内に収まるというという結果が得られた。また、露点の最高値は位置C3の−32.0℃であった。
上記の結果から、処理槽4内に処理液が存在しない場合には、処理槽4内に処理液が存在する場合に比べて、処理槽4上の雰囲気における露点が低く抑えられるとともに露点分布が十分に均一化されることが明らかとなった。
(6)変形例
上記の実施の形態では、位置検知センサSからの検知信号dsに基づいて制御部80が基板Wの引き上げ動作を停止させるが、位置検知センサSを設ける代わりに、制御部80が以下のように時間に基づいて基板Wの引き上げ動作を停止させてもよい。
制御部80に内蔵されるメモリに、乾燥処理の開始時から基板Wの当接部分y1,y2,y3が処理槽4上方の所定の高さに引き上げられるまでの時間(以下、引き上げ時間と呼ぶ。)が予め記憶される。
制御部80は、乾燥処理の開始時から内蔵されるタイマにより経過時間を計測し、経過時間がメモリに記憶された引き上げ時間に達したときに、基板Wの引き上げ動作を停止させる。
[2]第2の実施の形態
図7は、第2の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。第2の実施の形態に係る基板処理装置100は、以下の点で第1の実施の形態に係る基板処理装置100と構成および動作が異なる。
図7に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、図1の基板処理装置100の構成に加えて、処理槽シャッタSHおよびシャッタ駆動機構DMを有する。
具体的には、ダクト20(図1参照)の一側面にシャッタ駆動機構DMが取り付けられている。また、シャッタ駆動機構DMにより処理槽シャッタSHが支持されている。
ここで、処理槽シャッタSHは、処理槽4の上端部開口を閉塞可能な大きさに形成されている。シャッタ駆動機構DMが処理槽シャッタSHを駆動することにより、処理槽シャッタSHが水平方向に移動する。それにより、処理槽4の上端開口の開閉動作が行われる。なお、シャッタ駆動機構DMは制御部80により制御される。
上記構成を有する基板処理装置100においては、以下のように洗浄処理および乾燥処理が行われる。
まず、第1の実施の形態と同様にして洗浄処理が行われる。なお、洗浄処理時には、処理槽4は開放状態、すなわち処理槽シャッタSHが処理槽4上に位置しない状態となっている。
図8は、第2の実施の形態に係る基板処理装置100の乾燥処理時における一部の動作を示す模式図である。
洗浄処理に続く乾燥処理時においては、第1の実施の形態と同様に、洗浄処理後の基板Wが内槽40の上方に引き上げられる。そして、引き上げられた基板WにドライエアDFが供給され、基板Wの表面が乾燥される。
図8(a)に示すように、基板Wの内槽40からの引き上げ時(乾燥処理時)において、第1の実施の形態と同様に、基板Wの当接部分y1,y2,y3が処理槽4上方の所定の高さ、すなわち処理槽4上のドライエアDFの供給路の高さに引き上げられたときに、位置検知センサSから制御部80に検知信号dsが与えられる。
図8(b)に示すように、制御部80は、検知信号dsに応答して基板移動機構30をによる基板Wの引き上げ動作を停止させる。
また、制御部80は、シャッタ駆動機構DMにより、処理槽シャッタSHを処理槽4上に水平移動させる。これにより、処理槽4が処理槽シャッタSHにより閉塞される。
本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、制御部80は検知信号dsに応答してバルブV1,V2の制御を行わない。したがって、基板Wの引き上げ動作が停止する際においても、内槽40内にリンス液RLが貯留された状態が維持される。
この状態で、図1のドライエア発生装置60が基板Wに一定期間継続してドライエアDFを供給する。このようにして、基板Wの乾燥処理が完了する。
上記のように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wの当接部分y1,y2,y3がドライエアDFの供給路の高さまで引き上げられたときに、基板Wの引き上げ動作が停止され、処理槽4が処理槽シャッタSHにより閉塞される。
したがって、ドライエアDFが処理槽4に貯留されたリンス液RLの液面に接触することが確実に防止される。これにより、処理槽4内のリンス液RLに起因するドライエアDFの露点上昇が抑制され、処理槽4上の雰囲気の露点が均一でかつ低く維持される。それにより、当接部分y1,y2,y3の乾燥時間が均一でかつ短くなる。その結果、基板Wの全面が短時間で効率よく乾燥される。
また、処理槽4上に供給されるドライエアDFが処理槽4内のリンス液RLに接触しないので、ドライエアDFがリンス液RLの液面に接触してリンス液RLが飛散することが防止される。それにより、処理槽4から引き上げられた基板Wにリンス液RLが再度付着することが確実に防止される。
さらに、処理槽4の上端部開口が処理槽シャッタSHにより閉塞されるので、ドライエア供給ダクト62から処理槽4上に供給されるドライエアDFが、処理槽シャッタSHの上面に沿って円滑にドライエア排出ダクト63へ流れる。したがって、露点が低く維持されたドライエアDFを基板Wの全面に効率よく供給することができる。その結果、基板Wの全面がさらに短時間で効率よく乾燥される。
上述のように、本実施の形態では、基板Wの引き上げ動作が停止する際に処理槽4内にリンス液RLが貯留された状態が維持されるが、第1の実施の形態と同様に、基板Wの引き上げ動作が停止する際に処理槽4内の処理液が全て排出されてもよい。
[3] 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記第1および第2の実施の形態では、保持部31が基板保持部の例であり、昇降機構30が基板昇降装置の例であり、ドライエア発生装置60、配管61、ドライエア供給ダクト62が気体供給部の例である。
また、当接部分y1,y2,y3が当接部の例であり、位置検知センサSが検知装置の例であり、ドライエア排出ダクト63およびドライエア排出機構900が気体排出部の例であり、外気遮断部材70が遮蔽部材の例である。
さらに、上記第1の実施の形態では、処理液排出管42およびバルブV2が処理液分離機構および処理液排出部の例である。また、上記第2の実施の形態では、シャッタ駆動機構DMおよび処理槽シャッタSHが処理液分離機構および処理槽開閉部の例である。
なお、請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板の製造に有効に利用できる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。 図1の外気遮断部材の構造の詳細を説明するための斜視図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置の一連の動作を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置の一連の動作を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置の一連の動作を示す模式図である。 露点の測定位置および露点分布の測定結果を示す図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置の乾燥処理時における一部の動作を示す模式図である。
符号の説明
4 処理槽
31 保持部
30 昇降機構
42 処理液排出管
60 ドライエア発生装置
61 配管
62 ドライエア供給ダクト
63 ドライエア排出ダクト
70 外気遮断部材
80 制御部
100 基板処理装置
900 ドライエア排出機構
DF ドライエア
DM シャッタ駆動機構
S 位置検知センサ
SH 処理槽シャッタ
V1,V2 バルブ
W 基板
y1,y2,y3 当接部分

Claims (7)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    基板の外周端部を支持し、基板を起立姿勢で保持する基板保持部と、
    前記処理槽内の処理液中と前記処理槽の上方位置との間で前記基板保持部により保持された基板を昇降させる基板昇降装置と、
    前記処理槽の上端に沿って、前記処理槽の一側方から他側方へ気体を供給して、前記基板昇降機構により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給部と、
    前記処理槽に貯留される処理液を前記処理槽上に供給される気体から分離する処理液分離機構と、
    前記基板昇降装置により前記処理槽から引き上げられる基板と前記基板保持部との当接部が前記気体供給部により前記処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、前記処理槽に貯留される処理液を前記処理槽上に供給される気体から分離するように前記処理液分離機構を制御する制御部とを備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板と前記基板保持部との当接部が前記気体の供給路に位置することを検知する検知装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記検知装置により前記当接部が前記気体の供給路に位置することが検知されたときに前記処理槽に貯留される処理液を前記処理槽上に供給される気体から分離するように前記処理液分離機構を制御することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理液分離機構は、前記処理槽内の処理液を排出する処理液排出部を含み、
    前記制御部は、前記基板昇降装置により前記処理槽から引き上げられる基板と前記基板保持部との当接部が前記気体供給部により前記処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、前記処理槽内の処理液を排出するように前記処理液排出部を制御することを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記処理液分離機構は、前記処理槽の上端部開口を開閉する処理槽開閉部を含み、
    前記制御部は、前記基板昇降装置により前記処理槽から引き上げられる基板と前記基板保持部との当接部が前記気体供給部により前記処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、前記処理槽の前記上端部開口を閉塞するように前記処理槽開閉部を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記気体はドライエアであることを特徴とする請求項1〜4記載の基板処理装置。
  6. 前記気体供給部に対向するように配置され、基板に供給された気体を排出する気体排出部と、
    前記気体の供給路および前記気体排出部による気体の排出路を除いて前記処理槽上の空間の周囲および上部を取り囲むように設けられる遮蔽部材とをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5記載の基板処理装置。
  7. 基板に所定の処理を行う基板処理方法であって、
    処理液が貯留された処理槽に、基板を起立姿勢で保持する基板保持部により保持された基板を浸漬する工程と、
    前記処理槽内の処理液中から前記基板保持部を上昇させることにより基板を引き上げる工程と、
    前記処理槽の上端に沿って、前記処理槽の一側方から他側方へ気体を供給して、前記基板昇降機構により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する工程と、
    前記処理槽から引き上げられる基板と前記基板保持部との当接部が前記処理槽上に供給される気体の供給路に位置するときに、前記処理槽に貯留される処理液を前記処理槽上に供給される気体から分離する工程とを備えたことを特徴とする基板処理方法。
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