JP2009192783A - レーザ加工用光学部品の製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面粗さが小さく光の散乱が少ないレーザ加工用光学部品の製法を提供する。
【解決手段】レーザ加工用光学部品の製法。(a)基板の表面にフォトレジスト膜を形成する工程、(b)前記フォトレジスト膜をレーザ光で露光して所望の3次元形状を有する未露光部を形成する工程、(c)前記フォトレジスト膜を現像してレーザ光による露光部を除去する工程、(d)前記フォトレジスト膜が軟化し得る温度で当該フォトレジスト膜に加熱処理を施す工程、及び(e)前記未露光部の3次元形状をエッチングにより前記基板に転写して当該基板表面に3次元形状を形成する工程を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザ加工用光学部品の製法に関する。
レーザ加工はレーザ光をレーザ窓(光学部品)で集光して被加工物を加熱溶融させるものであるが、かかる光学部品を作製するのに、従来の研磨やSPDT(超精密切削加工)に代えてレーザ光を用いる方法が提案されている。
例えば、非特許文献1には、光学部品を構成する基板上に形成したフォトレジストに絞ったレーザ光を照射して露光することが記載されており、その際、必要とする3次元形状を有する未露光部が得られるようにレーザ光の強度を変調させながら当該レーザ光を走査している。その後、現像をしてレーザ光による露光部分を除去し、さらに得られた3次元形状のフォトレジストと下地である基板を同時にドライエッチングして当該フォトレジストの3次元形状を基板に転写している。
尼子淳、外3名、「Use of non−digitized diffractive optical elements for high−throughput and damage−free laser materials processing」、SPIE、2006年1月25−26日、Vol.6107 61070D−1−8
ところで、レーザ描画露光では細く絞ったレーザ光の強度を必要な3次元形状に応じて変化させながら走査しているが、使用されるレーザ光はビームの中心強度が最も強く、周辺に行くに従い弱くなる。したがって、図15(a)に示されるように、レーザ光Lの中心部のフォトレジスト13は強く露光され、レーザ光外側のフォトレジスト13はやや弱く露光されることから、現像後には、図15(b)に示されるように、レーザ光の走査ラインに応じた筋状の凹凸が発生し、荒れた表面となることがある。
この状態でフォトレジストをドライエッチングすると、前記凹凸がそのまま基板に転写され、表面の粗い光学部品となってしまう。表面が粗いとそこで光の散乱が発生し、必要とする光学特性を得ることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、表面粗さが小さく光の散乱が少ないレーザ加工用光学部品の製法を提供することを目的としている。
本発明のレーザ加工用光学部品の製法は、レーザ加工用光学部品の製法であって、
(a)基板の表面にフォトレジスト膜を形成する工程、
(b)前記フォトレジスト膜をレーザ光で露光して所望の3次元形状を有する未露光部を形成する工程、
(c)前記フォトレジスト膜を現像してレーザ光による露光部を除去する工程、
(d)前記フォトレジスト膜が軟化し得る温度で当該フォトレジスト膜に加熱処理を施す工程、及び
(e)前記未露光部の3次元形状をエッチングにより前記基板に転写して当該基板表面に3次元形状を形成する工程
を含むことを特徴としている。
本発明のレーザ加工用光学部品の製法では、レーザ光で露光されたフォトレジスト膜を現像して当該レーザ光による露光部を除去した後に、フォトレジスト膜が軟化し得る温度で当該フォトレジスト膜に加熱処理を施している。フォトレジスト膜にレーザ光を照射して所望の3次元形状を有する未露光部を形成するに際し、細く絞ったレーザビームの中心部分の強度が外側部分よりも大きくなることから、現像後のフォトレジスト膜表面には走査ラインに応じた筋状の凹凸が形成されるが、当該フォトレジスト膜を加熱して軟化させることにより凹凸部分を変形させて凹凸の差ないしは程度を小さくすることができる。
したがって、フォトレジスト膜の未露光部の3次元形状をエッチングにより基板に転写した場合に、得られる基板表面の粗さを低減させることができ、その結果、光の散乱の少ない光学部品を得ることができる。
なお、本発明明細書において、「フォトレジスト膜が軟化し得る温度」とは、当該フォトレジスト膜の溶融温度より低く、相当な時間、例えば5時間から10時間の間に、フォトレジスト膜の流動により筋状の凹凸が変形し凹凸の差ないしは程度が小さくなる温度を下限とし、実用的な時間、例えば15分から2時間の間には、必要とする3次元形状、特に角部ないしはコーナー部が存在する場合は当該角部ないしはコーナー部の形状が崩れない温度を上限とする温度範囲を指す。
前記基板が2−6族化合物又はダイヤモンドからなるのが好ましい。ZnSe、ZnS等の2−6族化合物や、合成ダイヤモンド、CVDダイヤモンド等のダイヤモンドは波長10μm近傍のレーザ光に対する透過率及び吸収率が小さいので、炭酸ガスレーザ加工用光学部品として優れた光学特性を発揮することができる。
前記エッチングをICPドライエッチング法により行うのが好ましい。この場合、異方性(垂直性)の高いエッチングが可能なためフォトレジストの形状をそのまま基板へ転写するのに有効である。
本発明のレーザ加工用光学部品の製法によれば、表面粗さが小さく光の散乱が少ないレーザ加工用光学部品を得ることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明のレーザ加工用光学部品の製法(以下、単に「製法」ともいう)の実施の形態を詳細に説明する。なお、分かり易くするために、図1〜2において、構成要素の厚さ方向の寸法などを誇張して描いている。
本発明の製法は、レーザ光の走査により形成される凹凸を解消するために現像後のフォトレジスト膜に加熱処理を施して当該フォトレジスト膜を軟化させるものであり、基板の表面にフォトレジスト膜を形成する工程、フォトレジスト膜をレーザ光で露光して所望の3次元形状を有する未露光部を形成する工程、フォトレジスト膜を現像してレーザ光による露光部を除去する工程、フォトレジスト膜が軟化し得る温度で当該フォトレジスト膜に加熱処理を施す工程、及び未露光部の3次元形状をエッチングにより前記基板に転写して当該基板表面に3次元形状を有する面を形成する工程を含んでいる。
前記基板は、本発明において特に限定されるものではなく、レーザ光を透過する機能を備えた材料で作製されたものを広く用いることができ、例えばZnSe、ZnS等の2−6族化合物、GaAs、GaN等の3−5族化合物、Si、Ge等の4族元素、天然ダイヤモンド、合成ダイヤモンド、CVDダイヤモンド等のダイヤモンドからなるものを用いることができる。これらのうち、2−6族化合物やダイヤモンドは、10μm近傍のレーザ光に対する透過率及び吸収率が小さいので、炭酸ガスレーザ加工用光学部品として優れた光学特性を発揮することができる。
前記基板4の表面に、フォトレジストをスピンコータなどにより塗布し、ついでフォトレジストを塗布した基板を80〜110℃で2〜30分間程度加熱することにより、溶媒を除去してフォトレジスト膜3を直接基板上に形成する(図1(a)参照)。この加熱は、例えば当該温度に加熱したホットプレート上に基板を置いたり、窒素雰囲気のベーキング炉内に基板を配置したりすることで行うことができる。フォトレジストの塗布厚さは、基板表面に形成する3次元形状の高低差や使用波長などに基づき選定されるが、通常、0.5〜40μm程度が目安である。本発明では、レーザ光を用いて描画しているので、電子ビームのような専用のレジストを用いる必要がなく、一般に使用されている、例えばAZP4620(AZエレクトロニックスマテリアルズ社製)やNPR9810(長瀬ケムテックス社製)などのフォトレジストを適宜採用することができる。
ついで基板4上に形成されたフォトレジスト膜3をレーザ光Lで露光して当該フォトレジスト膜3に所望の3次元形状を有する未露光部を形成する(図1(b)〜(c)参照。この3次元形状は、フォトレジスト膜上にレーザ光をスキャンさせながらその出力(露光強度)を制御することにより、形成することができる。例えば、図1〜2に示される例では、階段形状の凹面がフォトレジスト膜3に形成されているが、図1の(b)〜(c)において、1はレーザ光Lにより露光された露光部、2はレーザ光Lにより露光されていない未露光部を示している。この図において、フォトレジスト膜3のxで示される地点にきたときのレーザ光Lの出力を、フォトレジスト膜3の厚さhだけ露光できる大きさとし、フォトレジスト膜3のyで示される地点にきたときのレーザ光Lの出力がゼロとなるように、レーザ光Lをスキャンさせる速度及びその出力を制御することで、図1の(c)に示されるような階段形状の未露光部2を形成することができる。かかる制御を行うために、使用するレーザ光Lの強度とフォトレジスト膜3の露光厚さとの相関関係が予め把握される。なお、図1〜2に示される凹凸は平面的なものとして表現されているが、レーザ光Lは紙面貫通方向にもスキャンされるので実際の凹凸は3次元形状を呈している。また、3次元形状は光学部品の仕様に応じて適宜選定すればよく、階段形状以外にも、凸面状、凹面状などの曲面状や、傾斜面、フレネル構造、シリンドリカル面など様々な形状を採用することができる。
レーザ光Lにより露光された基板4は、現像された後に洗浄される。基板4の現像は、例えばAZデベロッパー(AZエレクトロニックスマテリアルズ社製)を用いて、室温にて当該基板4を1〜5分間程度揺動させることにより行うことができる。また、基板4の洗浄は、例えば超純水(抵抗率≧18MΩcm)中で当該基板を1〜5分間程度揺動させることにより行うことができる。レーザ光Lにより露光された露光部1は、前記現像プロセスにおいてフォトレジスト膜3から除去される(図1(d)参照)。これにより、フォトレジスト膜表面には所望の3次元形状が形成される。
洗浄後の基板4は、フォトレジスト膜3が軟化し得る温度で加熱処理される。フォトレジスト膜3にレーザ光Lを照射して所望の3次元形状を有する未露光部2を形成するに際し、細く絞ったレーザビームの中心部分の強度が外側部分よりも大きくなることから、現像後のフォトレジスト膜表面には走査ラインに応じた筋状の凹凸が形成されるが、当該フォトレジスト膜3を加熱して軟化させることにより凹凸部分を変形させて凹凸の差ないしは程度を小さくすることができる。
フォトレジスト膜3を加熱処理する温度及び時間は、前記筋状の凹凸は変形するが、必要とする3次元形状、特に角部ないしはコーナー部が存在する場合は当該角部ないしはコーナー部の形状が崩れないように、前記フォトレジスト膜の軟化温度や溶融温度などを考慮して選定される。具体的に、例えばフォトレジストとして、AZP4620(AZエレクトロニックスマテリアルズ社製)を用いるときは、115〜120℃で30分間以上加熱処理し、また、NPR9810(長瀬ケムテックス社製)を用いるときは130℃前後で30分間以上加熱処理するのが好ましい。
前記加熱処理は、例えば当該温度に加熱したホットプレート上に基板を置いたり、窒素雰囲気のベーキング炉内に基板を配置したりすることで行うことができる。この加熱処理は、洗浄時にフォトレジスト膜3に付着した洗浄液(超純水)を乾燥させるポストベーキング処理と同時にあるいはポストベーキング処理に続いて行うことができる。従来はポストベーキング処理が終了した後は作業工程の短縮のため、すぐに次工程に移っていたが、本発明においては前記筋状の凹凸の差ないしは程度が小さくなるまでは加熱処理を継続する。
ついで、この基板4にエッチング処理を施してフォトレジスト膜3の未露光部2の3次元形状を基板4に転写する(図2参照)。エッチング法としては、ドライエッチング法又はウェットエッチング法を用いることができるが、レジスト形状をそのまま基板4に転写する必要があることから、ICPドライエッチング法を用いるのが好ましい。基板4及びフォトレジスト膜3の種類により異なるが、ICPドライエッチング法を用いる場合、ICP投入パワー及びバイアス投入パワーとして、例えばそれぞれ100〜800W及び100〜700Wとすることができる。また、圧力を0.1〜10Paとし、例えば基板がZnSeの場合、流すガス量をBCl31〜50sccm、Ar1〜100sccmとすることができる。以上の工程により、基板4の表面に三次元形状を形成することができる。なお、図2(b)は、エッチング処理の途中の段階を模式的に示しており、階段状の凹面の中央部付近は基板4にまでエッチングが進行している。また、図2において、PはICPドライエッチングに用いられるプラズマを示している。
本発明では、現像後の加熱工程において、フォトレジスト膜を軟化させることにより
レーザ光の走査ラインに応じた筋状の凹凸の程度を小さくしているので、フォトレジスト膜の未露光部の3次元形状をエッチングにより基板に転写した場合に、得られる基板表面の粗さを低減させることができ、その結果、光の散乱の少ない光学部品を得ることができる。
次に本発明の製法の実施例を説明するが、本発明はもとよりかかる実施例にのみ限定されるものではない。
[実施例1]
直径50mm、厚さ5mmのZnSe製の円形基板の一方の面上にAZP4620(クラリアントジャパン社製フォトレジスト)を6μmの厚さとなるようにスピンコータで塗布し、このフォトレジストを塗布した基板を窒素雰囲気のベーキング炉に入れて、90℃で10分間加熱して溶媒を除去し当該基板上にフォトレジスト膜を形成した。
ついで、レーザ光の強度を変化させながらレーザ光をスキャンさせて前記フォトレジスト膜を露光した。予め求めておいた露光レーザ強度とフォトレジスト膜の露光厚さとの相関関係に基づいて、階段状の凹面を有する未露光部が形成されるようにレーザ光の強度を制御した。最深の露光深さはフォトレジスト膜表面から約5μmであった。使用したレーザ光の波長は441.6nmであった。使用したレーザ光の径は、約1.7〜1.8μmであり、また、レーザ光の強度は0.1〜2mWの範囲内で制御された。
次に、露光した基板をAZ−Deveropper(AZエレクトロニックスマテリアルズ社製)で室温にて120秒間揺動させて現像し、フォトレジスト膜の露光部を除去した。現像後、基板を超純水(抵抗率≧18MΩcm)中で2分間揺動させて洗浄した。
ついで洗浄した基板を窒素雰囲気のベーキング炉に入れて、120℃で30分間加熱した。この加熱処理によりフォトレジスト膜の未露光部を軟化させ(AZP4620の軟化温度:110℃)、レーザ描画による表面の凹凸を変形させて凹凸の差ないしは程度を小さくした。
ついで、基板を表1に示す条件下で、ICPドライエッチング法によりエッチングした。フォトレジスト膜及び基板を同一速度でエッチングして、当該フォトレジスト膜の未露光部に形成した階段状の凹面を基板上に転写した。
[実施例2〜14及び比較例1〜2]
フォトレジスト、現像後の加熱温度及び加熱時間のうち少なくとも1つを表2に示すように変えた以外は実施例1と同様にして基板表面に3次元形状を形成した。
実施例1〜14におけるフォトレジストの現像、加熱後の表面粗さ、及び比較例1〜2におけるフォトレジストの現像後の表面粗さについて、算術平均粗さRaをα―step500(KLAテンコール社製触針式形状測定装置)で測定した。結果を図3〜12に示す。なお、参考例として、フォトレジストの未露光面の表面粗さについても測定した。参考例1はAZP4620の未露光面、参考例2はNPR9810の未露光面について測定したものであり、結果をそれぞれ図3(a)及び図10(a)に示す。図3〜9において、横軸は測定したフォトレジストの基準点からの距離(単位:μm)を示しており、縦軸は高さ(単位:×10nm)を示している。図10〜12において、横軸は測定したフォトレジストの基準点からの距離(単位:μm)を示しており、縦軸は高さ(単位:×100nm)を示している。
さらに、AZP4620の加熱温度と表面粗さの関係(実施例1〜6)、及びAZP4620の加熱時間と表面粗さの関係(実施例7〜11)をそれぞれ図13〜14に示す。
以上の結果より、現像後のフォトレジスト膜を当該フォトレジスト膜が軟化し得る温度で加熱処理することにより表面粗さが低減することが分かる。また、図13より、フォトレジストとしてAZP4620を用いる場合、最適な加熱温度は115〜120℃であることが分かる。表面粗さRaは40nm(加熱しない場合。比較例1)から5nmへと改善された。一方、表2より、フォトレジストとしてNPR9810を用いる場合、最適な加熱温度は130℃付近であることが分かる。表面粗さRaは66nm(加熱しない場合。比較例2)から5nmへと改善された。以上より、フォトレジストの種類に応じて、現像後の加熱温度の最適な範囲が異なることが分かる。
また、図14より、フォトレジストとしてAZP4620を用いる場合、最適な加熱時間は30分以上であることが分かる。表面粗さRaは40nm(加熱しない場合。比較例1)から、加熱時間30分(実施例10)で5nmへと改善され、加熱時間60分(実施例11)でさらに3nmへと改善された。
また、加熱温度について、図13より、AZP4620の場合、130℃でフォトレジスト表面にうねりが生じはじめ、表面粗さが粗くなることが分かる。加熱温度がフォトレジスト膜の軟化温度よりも高すぎると、レーザ描画による表面の凹凸だけでなく3次元形状も変形してしまうことに起因するものと考えられる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点において単なる例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の製法の一実施の形態の前半を模式的に示す断面説明図である。 本発明の製法の一実施の形態の後半を模式的に示す断面説明図である。 参考例1及び比較例1に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例1〜2に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例3〜4に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例5〜6に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例7〜8に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例9〜10に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 実施例11に係るAZP4620の表面粗さを示す図である。 参考例2及び比較例2に係るNPR9810の表面粗さを示す図である。 実施例12〜13に係るNPR9810の表面粗さを示す図である。 実施例14に係るNPR9810の表面粗さを示す図である。 AZP4620の加熱温度と表面粗さの関係を示す図である。 AZP4620の加熱時間と表面粗さの関係を示す図である。 レーザ描画露光法により発生するフォトレジスト膜表面の荒れの説明図である。
符号の説明
1 露光部
2 未露光部
3 フォトレジスト膜
4 基板

Claims (3)

  1. レーザ加工用光学部品の製法であって、
    (a)基板の表面にフォトレジスト膜を形成する工程、
    (b)前記フォトレジスト膜をレーザ光で露光して所望の3次元形状を有する未露光部を形成する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜を現像してレーザ光による露光部を除去する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜が軟化し得る温度で当該フォトレジスト膜に加熱処理を施す工程、及び
    (e)前記未露光部の3次元形状をエッチングにより前記基板に転写して当該基板表面に3次元形状を形成する工程
    を含むことを特徴とするレーザ加工用光学部品の製法。
  2. 前記基板が、2−6族化合物又はダイヤモンドからなる請求項1に記載のレーザ加工用光学部品の製法。
  3. 前記エッチングをICPドライエッチング法により行う請求項1〜2のいずれかに記載のレーザ加工用光学部品の製法。
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