JP2009190322A - インク吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシングのためにノズルから吐出された紫外線硬化型インクを適切に搬送、回収する。
【解決手段】(A)紫外線硬化型インクを吐出するノズルと、(B)媒体を保持する保持領域と、開口が形成された非保持領域とを周面に備えた回転ドラム20と、(C)前記回転ドラム20の回転方向において前記ノズルよりも下流側に紫外線を照射するUV照射部40と、(D)フラッシングのために前記ノズルから前記開口に向けて吐出されたインクを収容するための収容部と、(E)前記回転ドラム20に形成され前記開口を始端とする前記インクが飛行するための飛行路と、(F)前記飛行路の末端部において該インクを前記収容部へ搬送する搬送部と、を有し、前記UV照射部40は、前記回転ドラム20の回転により前記開口に面した際に、前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射して、前記搬送部が該インクを受けるまでに該インクを硬化させる。
【選択図】図8C

Description

本発明は、インク吐出装置に関する。特に、紫外線を受けて硬化するインク、を吐出するインク吐出装置に関する。
紫外線を受けて硬化するインク(所謂、紫外線硬化型インクであり、以下、UVインクとも言う)を媒体に吐出するためのノズルと、該媒体を保持するための保持領域及び非保持領域を周面に備え、該周面を前記ノズルに対向させながら回転する回転体と、前記回転体の回転方向において前記ノズルよりも下流側に位置した照射面を備え、該照射面から媒体に付着したインクに紫外線を照射する照射部と、を有するインク吐出装置は既に知られている。このようなインク吐出装置の中には、前記回転体の周面のうち、非保持領域に開口が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。かかるインク吐出装置では、ノズルの目詰まり等を防止する目的から、該ノズルから前記開口に向けてUVインクが強制的に吐出される動作(すなわち、フラッシング)が実施されることがある。
特開2006−239871号公報
ところで、フラッシングのために前記ノズルから前記開口に向けて吐出されたUVインク(以下、廃インクとも言う)については、該廃インクが前記開口から回転体内に進入した後に、該廃インクを所定の回収先へ搬送する等して、該廃インクを回収する必要がある。このため、例えば、上記のインク吐出装置に、廃インクを収容するための収容部と、前記回転体内に形成され前記開口を始端とする、該開口を通過した廃インクが飛行するための飛行路と、該飛行路の末端部において廃インクを受けて該廃インクを前記収容部へ搬送する搬送部と、を設けることが考えられる。
上記構成のインク吐出装置では、前記搬送部が前記飛行路を飛行してきた廃インクを受けて該廃インクを前記収容部へ搬送することにより、該廃インクが回収されることになる。ここで、廃インクを適切に回収するためには、前記搬送部により廃インクが適切に搬送される必要がある。しかし、例えば、前記搬送部が受けた廃インクが該搬送部に固着してしまうと、該廃インクは前記収容部に適切に排出されず、該廃インクを適切に回収できなくなる虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フラッシングのためにノズルから吐出された廃インク、を適切に回収することである。
上記の課題を解決するために、主たる発明は、(A)紫外線を受けて硬化するインク、を媒体に吐出するためのノズルと、(B)該媒体を保持するための保持領域と、開口が形成された非保持領域と、を周面に備え、該周面を前記ノズルに対向させながら回転する回転体と、(C)前記回転体の回転方向において前記ノズルよりも下流側に位置した照射面、を備え該照射面から媒体に付着したインクに紫外線を照射するための照射部と、(D)フラッシングのために前記ノズルから前記開口に向けて吐出されたインク、を収容するための収容部と、(E)前記回転体内において形成され前記開口を始端とする、該開口を通過した前記インクが飛行するための飛行路と、(F)前記飛行路の末端部において前記インクを受けて、該インクを前記収容部へ搬送する搬送部と、(G)を有するインク吐出装置であって、前記照射部は、前記回転体の回転により前記照射面が前記開口に面した際に、該開口を介して前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射して、前記搬送部が該インクを受けるまでに該インクを硬化させることを特徴とするインク吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
先ず、(A)紫外線を受けて硬化するインク、を媒体に吐出するためのノズルと、(B)該媒体を保持するための保持領域と、開口が形成された非保持領域と、を周面に備え、該周面を前記ノズルに対向させながら回転する回転体と、(C)前記回転体の回転方向において前記ノズルよりも下流側に位置した照射面、を備え該照射面から媒体に付着したインクに紫外線を照射するための照射部と、(D)フラッシングのために前記ノズルから前記開口に向けて吐出されたインク、を収容するための収容部と、(E)前記回転体内において形成され前記開口を始端とする、該開口を通過した前記インクが飛行するための飛行路と、(F)前記飛行路の末端部において前記インクを受けて、該インクを前記収容部へ搬送する搬送部と、(G)を有するインク吐出装置であって、前記照射部が、前記回転体の回転により前記照射面が前記開口に面した際に、該開口を介して前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射して、前記搬送部が該インクを受けるまでに該インクを硬化させるインク吐出装置。
かかるインク吐出装置であれば、前記搬送部が廃インクを受けるまでに該廃インクが未硬化状態から硬化状態に遷移する結果、該廃インクは前記搬送部により前記収容部へ搬送され該収容部に適切に排出されるようになる。この結果、廃インクが適切に回収されるようになる。
また、上記のインク吐出装置において、前記照射部は、前記回転体の回転により前記照射面が前記開口に面している間、該開口を介して前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射し続けることとしてもよい。かかる場合、前記搬送部が廃インクを受けるまでに該廃インクを硬化させ易くなる。
また、上記のインク吐出装置において、前記照射面は、前記回転体の前記周面に沿った状態で該周面に対向し、前記飛行路は、前記開口から前記回転体の中心に向かう方向に沿って形成されていることとしてもよい。かかる構成であれば、前記飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射し易くなる。また、廃インクが前記飛行路内を飛行している途中で該飛行路の内壁面に付着してしまうのを抑制することが可能になる。
また、上記のインク吐出装置において、前記飛行路は、前記回転体が回転する際に該回転体と一体的に回転し、前記飛行路の内壁面のうち、前記回転体の回転方向において互いに対向し合う一対の内壁面は、いずれも、前記開口から前記回転体の中心に向かう方向に沿っていることとしてもよい。かかる構成であれば、廃インクが前記飛行路に沿って該飛行路内を飛行するようになる結果、前記開口から入射された紫外線が前記廃インクに的確に当たるようになる。
===本発明に係る流体吐出装置について===
以下、本発明に係るインク吐出装置の一例としての、インクジェットプリンタ(以下、プリンタ10と言う)を例に挙げて説明する。
<<プリンタ10の構成例>>
先ず、図1及び図2を参照しながら、プリンタ10の構成例について説明する。
図1は、プリンタ10の構造を模式的に示す斜視図である。なお、図1には、プリンタ10の上下方向と、ヘッド31の移動方向(走査方向)が矢印にて示されている。図2は、回転ドラム20及びその周辺機器の構造を示す断面図である。図2は、その法線方向が回転ドラム20の回転軸21の軸方向と一致する断面を示している。
本実施形態のプリンタ10は、不図示のホストコンピュータから印刷データを受信すると、該印刷データに基づき、媒体の一例としての紙にUVインクを吐出して該紙に画像を印刷する装置である。UVインクは、ビヒクル、光重合開始剤及び顔料の混合物に、消泡剤等の補助剤を添加して調合されたインクである。
プリンタ10は、図1に示すように、回転体としての回転ドラム20と、ヘッド部30と、照射部としてのUV照射部40とを有する。
回転ドラム20は、その周面22に紙を保持した状態で回転する中空状のドラムである。この回転ドラム20は、図1に示すように、対面して直立した一対のフレーム12の間に位置している。また、回転ドラム20は、その軸方向長さが回転ドラム20の中心軸方向における前記周面22の長さよりも長い中空パイプからなる回転軸21、を有する(例えば、図7参照)。図1に示すように、回転軸21の一端部は、前記一対のフレーム12のうちの一方に回転自在に支持されている。一方、回転軸21の他端部は、後述する回収タンク210の側壁を貫通した状態で当該側壁により回転自在に支持されている(図7参照)。そして、回転軸21に不図示の駆動モータからの駆動力が伝達されて該回転軸21が回転することにより、回転ドラム20は該回転軸21を中心にして、図2中、矢印にて示す方向に一定の回転速度ωにて回転する。
本実施形態では、図2に示すように、回転ドラム20の周面22に、紙を保持するための保持領域22aと、紙を保持しない非保持領域22bと、が備えられている。また、非保持領域22bには、回転ドラム20の中心軸方向における前記周面22の長さよりも一回り小さい幅を有し、その長手方向が前記中心軸方向に沿った略矩形状の開口23、が形成されている。
ヘッド部30は、回転ドラム20の周面22(より正確には保持領域22a)に保持された紙にUVインクを吐出するためのものである。このヘッド部30は、図2に示すように、ヘッド31と、該ヘッド31を搭載するヘッドキャリッジ32と、を有する。
ヘッド31は、回転ドラム20の周面22と対向し、ノズルが形成されたノズル面31aを有する。換言すると、回転ドラム20は、その周面22をノズルに対向させながら回転する。ノズルは、回転ドラム20の周面22に保持された紙にUVインクを吐出するためのノズルである。ヘッドキャリッジ32は、回転ドラム20の回転軸21に沿うガイド軸51、52に支持されており、ガイド軸51、52に沿って往復移動する。このため、ヘッド31は、ヘッドキャリッジ32の移動により、ガイド軸51、52の軸方向に沿って往復移動可能となる。なお、図2に示すように、ヘッドキャリッジ32には、UVインクを収容するインクカートリッジ33が着脱可能に取り付けられている。
UV照射部40は、紙に付着したUVインクに紫外線を照射するためのものである。このUV照射部40は、回転ドラム20の回転方向においてヘッド部30よりも下流側に位置する。また、UV照射部40は、回転ドラム20の回転方向に並んだ整列された複数のランプユニット41と、当該複数のランプユニット41を搭載する照射部キャリッジ42と、を有する。
複数のランプユニット41の各々は、回転ドラム20の周面22と対向する対向面を備え、不図示の光源から発せられる紫外線を該対向面から回転ドラム20の周面22に向けて照射する。複数のランプユニット41の各々が有する対向面は、回転ドラム20の周面22に沿っており、該回転ドラム20の回転方向において並んで列を成している。このように前記回転方向に並んだ複数の対向面が、UV照射部40の照射面40aを形成している。したがって、UV照射部40は、回転ドラム20の周面22に沿った照射面40aを有し、該照射面40aから紫外線を照射する。そして、回転ドラム20が、その周面22を照射面40aに対向させながら回転することにより(換言すると、照射面40aは回転ドラム20の周面22に沿った状態で該周面22に対向する)、該周面22に保持された紙に付着したUVインクは、前記照射面40aから照射された紫外線を受けるようになる。なお、前述したように、回転ドラム20の回転方向において、UV照射部40はヘッド部30よりも下流側に位置しているため、前記照射面40aはヘッド31のノズルよりも下流側に位置することになる。
照射部キャリッジ42は、回転ドラム20の回転軸21に沿うガイド軸53、54に支持されており、ガイド軸53、54に沿って移動する。このため、複数のランプユニット41は、照射部キャリッジ42の移動により、ガイド軸53、54の軸方向に沿って移動する。
また、本実施形態のプリンタ10では、フラッシングのためにノズルから開口23に向けてUVインクが吐出されることがある。このため、フラッシングのために吐出されたUVインクを回収するための回収機構200がプリンタ10内に設けられている(図7参照)。なお、当該回収機構200については、後述の『廃インクの回収について』の項で詳細に説明する。
<<ノズルについて>>
次に、図3及び図4を参照しながら、ヘッド31のノズル面31aに形成されたノズルについて説明する。図3は、ヘッド部30の斜視図である。図4は、ノズル面31aを示した図であり、ヘッド部30を、図3中、矢印にて示す方向から見た図である。なお、図3及び図4には、ヘッド31の走査方向が示されている。
本実施形態のヘッド部30には、図3に示すように、複数のヘッド31(本実施形態では、5つのヘッド31)が、走査方向に並んだ状態で備えられている。これらのヘッド31の各々は、互いに種類が異なるUVインクを吐出する。具体的に説明すると、ブラック色のUVインクを吐出するヘッド31と、シアン色のUVインクを吐出するヘッド31と、マゼンタ色のUVインクを吐出するヘッド31と、イエロー色のUVインクを吐出するヘッド31と、ホワイト色のUVインクを吐出するヘッド31と、が備えられている。
ヘッド31のノズル面31aには、図4に示すように、走査方向に沿って一定の間隔で整列した複数のノズルが形成されている。各ノズルには、インクチャンバー及びピエゾ素子(インクチャンバー及びピエゾ素子ともに不図示)が設けられており、ピエゾ素子の駆動によってインクチャンバーが伸縮・膨張することにより、ノズルからUVインクが滴状に吐出される。
<<UV照射部40について>>
次に、図5を参照しながら、UV照射部40について説明する。図5は、UV照射部40の斜視図である。なお、図5には、矢印にて、ヘッド31の走査方向に相当する方向(図5中、単に走査方向と示す)が示されている。
本実施形態のUV照射部40には、回転ドラム20の回転方向に沿って整列された複数のランプユニット41(以下、ランプユニット列とも言う)が、ヘッド31の数に対応して複数備えられている。すなわち、本実施形態では、ブラック色のUVインク用のランプユニット列と、シアン色のUVインク用のランプユニット列と、マゼンタ色のUVインク用のランプユニット列と、イエロー色のUVインク用のランプユニット列と、ホワイト色のUVインク用のランプユニット列が備えられている。これらのランプユニット列は、図5に示すように、共通のホルダー43に装着され、ヘッド31の走査方向に相当する方向に沿って並んでいる。したがって、インクの種類に対応した照射面40aが走査方向に複数並ぶことになる。
以上のように、ランプユニット列がUVインクの種類毎に備えられているため、ランプユニット41から照射される紫外線の波長及び照射強度を、対応するUVインクの種類毎に設定することが可能である。なお、ランプユニット41が備える光源としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等が使用可能である。
また、本実施形態では、各照射面40aの走査方向における幅が、各ヘッド31のノズル面31aの走査方向における幅よりも長くなっている。
<<制御ユニット100の構成>>
次に、図6を参照しながら、制御ユニット100の構成について説明する。図6は、プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。
制御ユニット100のメインコントローラ101は、図6に示すように、ホストコンピュータと接続するためのインターフェイス102(図6中、I/Fと表記)と、ホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ103と、を備えている。
サブコントローラ104は、図6に示すように、プリンタ装置本体の各部(回転ドラム20、ヘッド部30、UV照射部40、回収機構200など)と電気的に接続されている。そして、当該各部が備えるセンサからの信号を受信することによって、当該各部の状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて当該各部を制御する。
<<印刷動作について>>
次に、以上のように構成されたプリンタ10により紙に画像を印刷する動作例(印刷動作)について説明する。
先ず、ホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス102を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づいて、サブコントローラ104がプリンタ装置本体の各部を制御する。これにより、回転ドラム20が回転し、UV照射部40が紫外線を照射する。
一方、給紙部60から供給された紙が、回転ドラム20まで搬送され、該紙の紙幅方向が回転ドラム20の回転軸21に沿うように該回転ドラム20に巻きつけられる。そして、紙は、回転ドラム20の周面22の保持領域22aに設けられた保持機構(不図示)により、該保持領域22a上に保持される。
紙が回転ドラム20の周面22に保持されて該回転ドラム20とともに回転するようになると、各ヘッド31のノズルからUVインクが吐出される。そして、紙の、ヘッド31のノズル面31aに対向する位置に至る部分に、UVインクが着弾する。このとき、紙が回転しているため、紙のヘッド31のノズル面31aに対向する位置に至る部分は、紙幅方向と交差する方向において変化する。この結果、紙には、紙幅方向と交差する方向に沿ったドットラインが形成される。
また、紙の回転により、紙のUVインクが付着した部分がUV照射部40の照射面40aに対向する位置に移動すると、該UVインクに紫外線が照射される。これにより、ノズルから吐出されたUVインクが紙に付着すると、該UVインクに即座に紫外線が照射され、該UVインクは硬化するようになる。この結果、紙に形成されたドットラインが紙に定着する。なお、UV照射部40は、UVインクの種類毎に照射面40aを備えられているため、紙に付着したUVインクは、その種類に対応した照射面40aからの紫外線を受けることとなる。
紙が更に回転して、紙の、既にUVインクが付着した部分が、再びノズルと対向する位置に至ると、各ヘッド31が走査方向に移動する。また、各ヘッド31が走査方向に移動することに伴い、各ランプユニット41も走査方向に移動する。これにより、各ヘッド31が移動した後にも、UV照射部40は、紙に付着したUVインクに対して、該UVインクの種類に対応した照射面40aから紫外線を照射するようになる。
以上のような動作が繰り返し実行される結果、紙の画像印刷領域全域に亘って各色のドットラインが定着する。これにより、最終的に紙に画像が印刷される。そして、画像が印刷された紙は、回転ドラム20から剥離されて、排紙部62に搬送される。
===廃インクの回収について===
本実施形態のプリンタ10では、ノズルの目詰まりを防止する目的から、ノズル近傍にあり溶媒の蒸発によって粘度が上昇したUVインク、を強制的に該ノズルから吐出するフラッシングが実施される。フラッシングは、回転ドラム20の周面22の保持領域22a、及び、該保持領域22aに保持された紙、にUVインクが付着しないように実施される必要がある。かかる理由により、フラッシングは、ヘッド31のノズルが回転ドラム20の周面22(より正確には、非保持領域22b)に形成された開口23に臨んだ際に実施される。すなわち、本実施形態では、フラッシングのためにノズルから開口23に向けてUVインクが吐出されることになる。
なお、本実施形態において、フラッシングは、ヘッド31のノズルの中にUVインクを長時間吐出していないノズルがある場合に実施される。但し、これに限定されず、定期的にフラッシングが実施されることとしてもよい。
ところで、フラッシングのためにノズルから吐出されたUVインク、すなわち、廃インクが発生した場合に、該廃インクがそのまま放置されると、該廃インクによりプリンタ10内部が汚染されてしまう虞がある。このため、本実施形態のプリンタ10には、廃インクを回収するための回収機構200が備えられている。以下、回収機構200について説明する。
<<回収機構200の構成について>>
先ず、既出の図2と、図7とを参照しながら、回収機構200の構成について説明する。図7は、本実施形態の回収機構200についての説明図である。図7には、矢印にて前記回転ドラム20の中心軸方向(すなわち、回転軸21の軸方向であり、図7では単に軸方向と示す)が示されている。また、図7中に図示された回転ドラム20については、図2中の断面Aを模式的に示している。
本実施形態の回収機構200は、フラッシングのためにノズルから開口23に向けて吐出された後に該開口23を通過して回転ドラム20内に進入した廃インク、を所定の回収先へ搬送することにより、該廃インクを回収するためのものである。
回収機構200は、図7に示すように、収容部としての回収タンク210と、搬送部としてのスクリュー220と、を備えている。
回収タンク210は、廃インクを収容して該廃インクを回収するために回転ドラム20の外側に設けられた密閉型のタンクである。また、前述したように、回収タンク210の壁は、回転ドラム20の回転軸21の両端部のうち、該回転ドラム20の中心軸方向において他端側に位置する端部(他端部)を貫通させた状態で回転自在に支持している。
スクリュー220は、その表面に回転ドラム20内に進入した廃インクを着弾させることにより該廃インクを受け、更に、該廃インクを前記回収タンク210へ搬送するものである。このスクリュー220は、回転可能に支持されており、図7に示すように、その一部が回転ドラム20の回転軸21内に収容されている。また、図7に示すように、スクリュー220の長手方向両端部のうち、廃インクを搬送する際の搬送方向において下流側に位置する端部(すなわち、回収タンク210側の端部)は、開放端となった回転軸21の他端から突出した状態で回収タンク210内に収容されている。
そして、スクリュー220は、その回転軸(以下、シャフト221)が不図示の駆動モータから駆動力を受けて該シャフト221を中心にして回転することにより、表面にて受けた廃インクを担持しながら該シャフト221に沿って搬送する。そして、スクリュー220の搬送方向下流側端部まで搬送された廃インク(すなわち、回収タンク210内へ搬送された廃インク)は、回収タンク210内に排出されるようになる。
なお、本実施形態では、フラッシングが実施されてからスクリュー220が該フラッシングにより発生した廃インクを受けるまでに、該廃インクは未硬化の状態から硬化した状態に遷移している(詳細については後述する)。つまり、本実施形態では、廃インクは硬化した状態(換言すると、粉状体になった状態)で搬送される。このため、本実施形態のように、粉状体の廃インクを搬送するための搬送部としてスクリュー220を用いる構成は好適である。
回収機構200は、更に、開口23を通過した廃インクの通路としてのダクト230を有している。このダクト230は角ダクトであり、図2に示すように、回転ドラム20内に形成され、前記開口23を始端とする。一方、ダクト230の末端部は、図2に示すように、回転ドラム20の回転軸21の外周面に形成された連通口21aにより、該回転軸21の内空間と連通している。
開口23を通過した廃インクは、ダクト230内を飛行した後に連通口21aを通過して前記回転軸21の内空間に進入する。その後、前記廃インクは、前記回転軸21の内空間において飛行し続け、最終的に該回転軸21内に収容されたスクリュー220の表面に着弾する。つまり、ダクト230及び回転軸21の内空間は、前記開口23を通過した廃インクが飛行するための飛行路を形成している。このため、スクリュー220は、当該飛行路の末端部に相当する回転軸21の内空間において廃インクを受けることになる。
また、本実施形態では、回転ドラム20が回転する際に回転軸21及びダクト230が該回転ドラム20と一体的に回転する。具体的に説明すると、回転ドラム20が回転する際には必然的に回転軸21も回転することになる。また、前記ダクト230を形成する部材が回転ドラム20内において固定されているため、当該部材により形成されるダクト230も該回転ドラム20と一体的に回転することになる。したがって、廃インクの飛行路は、回転ドラム20が回転する際に、該回転ドラム20と一体的に回転速度ωにて回転することになる。
さらに、図2に示すように、ダクト230を形成する形成部材232が、回転ドラム20の内部のうち、開口23と連通口21aとの間に位置するように配置されており、ダクト230が前記開口23から回転ドラム20の径方向に沿って直線状に伸びている。つまり、本実施形態の飛行路は、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿って形成されている。
また、本実施形態のダクト230は、前述したように角ダクトであるため、該ダクト230の内壁面は、回転ドラム20の回転方向において互いに対向する一対の内壁面232(図2参照)と、回転ドラム20の回転軸方向において互いに対向する一対の内壁面234(図7参照)と、からなる。そして、ダクト230の内壁面(すなわち、飛行路の内壁面)のうち、前記回転方向において互いに対向する一対の内壁面232は、図2に示すように、いずれも、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿っている。
以上のような構成の回収機構200は、回収機構駆動制御回路を介してサブコントローラ104により制御される(図6参照)。より具体的に説明すると、サブコントローラ104は、スクリュー220を回転させて該スクリュー220が表面にて受けた廃インクを回収タンク210へ搬送させることにより、前記廃インクを回収機構200に回収させる。
<<回収機構200による廃インクの回収動作について>>
次に、上記の回収機構200により廃インクを回収する動作(回収動作)について、図8A乃至図8Cを参照しながら説明する。図8A乃至図8Cは、廃インクの回収動作について説明するための図である。当該回収動作は、図8A、図8B、図8Cの順に進行する。なお、図8A乃至図8Cにおいて、未硬化状態の廃インクを白丸にて、硬化状態の廃インクをハッチングが施された丸にて、それぞれ、示している。
本実施形態において、廃インクの回収動作は、回転ドラム20が回転する期間中に行われる。また、前述したように、フラッシングは、回転ドラム20の周面22の保持領域22a、及び、該保持領域22aに保持された紙、にUVインクが付着しないように実施されるため、例えば、印刷動作中にフラッシングを実施することも可能である。
先ず、廃インクの回収動作は、回転ドラム20が回転する期間中、当該回転ドラム20の回転により、ヘッド31のノズルが回転ドラム20の周面22(より正確には、非保持領域22b)に形成された開口23に臨むところから始まる。この際、図8Aに示すように、サブコントローラ104がヘッド31を制御することにより、フラッシングが実施され、該フラッシングのためにノズルから前記開口23に向けてUVインクが吐出される。なお、サブコントローラ104は、フラッシングの実施に際して、スクリュー220を回転させる。該スクリュー220は、フラッシングが実施された後に暫く回転し続ける。
フラッシングのためにノズルから吐出されたUVインク、すなわち、廃インクは、直ちに前記開口23に通過して回転ドラム20内部に形成された飛行路内を飛行速度vにて飛行する。そして、廃インクは、回転ドラム20の中心(すなわち、スクリュー220が配置されている位置)に向かって飛行路内を飛行する。
フラッシングが実施された後、回転ドラム20は更に回転方向に回転し続ける。これにより、図8Bに示すように、照射面40a(より具体的には、回転ドラム20の回転方向における照射面40aの両端部のうち、上流側の端部)が開口23に面するようになる。
本実施形態では、回転ドラム20が回転している間、サブコントローラ104は、UV照射部40に照射面40aから紫外線を照射させ続ける。このため、UV照射部40は、回転ドラム20の回転により照射面40aが前記開口23に面した際に、該開口23を介して飛行路内に紫外線を照射することになる。この結果、フラッシングのためにノズルから吐出された廃インクは、飛行路内を飛行するようになると、即座に紫外線を受けるようになる。なお、本実施形態において、UV照射部40は、飛行路内を飛行する廃インクに紫外線を照射する際、該廃インクの種類に対応した照射面40aから紫外線を照射する。
その後、回転ドラム20の更なる回転により、前記照射面40aのうち、前記開口23に面する領域が、該回転ドラム20の回転方向において上流側から下流側に移動する。そして、回転ドラム20の回転により前記照射面40aが前記開口23に面している間、UV照射部40は、該開口23を介して飛行路内に紫外線を照射し続ける。一方、飛行路内を飛行している廃インクは、その飛行方向を規制されながら回転ドラム20の中心に向かって飛行し続ける。この結果、前記開口23から飛行路内に入射された紫外線は、該飛行路内を飛行している廃インクに的確に照射されるようになる。
具体的に説明すると、前記照射面40aは、回転ドラム20の周面22に沿った状態で該周面22に対向している。したがって、前記照射面40aが前記開口23に面した際にUV照射部40が照射した紫外線の大部分は、前記開口23を通過した後、該開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿うように進む。一方、本実施形態に係る飛行路は、前述したように、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿って形成されている。このため、前記開口23を通過した紫外線が、飛行路の始端から末端まで行き届くようになる。この結果、前記開口23から入射された紫外線が、回転ドラム20の中心に向かって飛行路内を飛行している廃インクに照射され易くなる。
また、前述したように、飛行路は回転ドラム20と一体的に回転し、該飛行路の内壁面のうち、回転ドラム20の回転方向において対向する一対の内壁面232は、いずれも、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿っている。これにより、前記一対の内壁面232により、飛行路内を飛行する廃インクの飛行方向は、前記開口23から前記回転ドラム20の中心に向かう方向に沿うように規制される。
より具体的に説明すると、本実施形態では、廃インクが飛行路内を飛行している間、回転ドラム20及び該飛行路が回転する。この際、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿った一対の内壁面232により、前記飛行路内の空気が、前記回転ドラム20の回転方向に押されて該回転方向に移動するようになる。このような空気の移動に付随して、前記飛行路内を飛行している廃インクも前記回転方向に移動するようになる。すなわち、廃インクの飛行方向が前記回転方向に変化するように規制される。この結果、回転ドラム20が回転しながらも、前記廃インクは該回転ドラム20の中心に向かって飛行路内を飛行するようになる。そして、廃インクが回転ドラム20の中心に向かって飛行路内を飛行するようになることにより、前記開口23から入射された紫外線が前記廃インクに的確に照射されることになる。
なお、飛行路が前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿って形成されているため、該飛行路内を飛行している廃インクが飛行途中に該飛行路の内壁面に付着してしまうのを抑制することが可能になる。
以上のように、回転ドラム20の回転により照射面40aが開口23に面している間、UV照射部40は、該開口23を介して前記飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射し続ける。この結果、図8Cに示すように、廃インクの状態が、飛行路内を飛行している間に、未硬化状態から硬化状態に遷移する。そして、廃インクは、飛行路内の末端部に到達すると(具体的には、連通口21aを通過して回転ドラム20の回転軸21内に進入すると)、最終的に、当該末端部にてスクリュー220の表面に着弾する。換言すると、スクリュー220が表面にて廃インクを受けるようになる。この際、スクリュー220は、既に硬化した廃インクを受け、該廃インクを回収タンク210へ搬送する。その後、廃インクは前記回収タンク210内に排出された時点で、当該廃インクの回収が完了する。
上記の如く、本実施形態では、回転ドラム20の回転により照射面40aが開口23に面した際に、UV照射部40が、該開口23を介して飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射し、該廃インクは、スクリュー220が該廃インクを受けるまでに硬化する。このようにスクリュー220が廃インクを受けるまでに該廃インクが硬化するように、該廃インクがノズルから吐出されてからスクリュー220の表面に着弾するまでの時間(すなわち、飛行時間)を、該廃インクがノズルから吐出されてから硬化するまでに要する所要時間(以下、単に所要時間)よりも長く確保されている。
ここで、飛行時間は、廃インクの飛行速度vや飛行距離(換言すると、回転ドラム20の外径R)などの因子により決定される。なお、飛行速度vは、フラッシングのためにノズルからUVインクを吐出する際の吐出圧や廃インクの粒径に依存する。一方、所要時間は、UV照射部40の出力(換言すると、紫外線の照射強度)、紫外線の照射時間、飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射するタイミングなどの因子により決定される。なお、飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射するタイミングは、回転ドラム20の回転速度ωや、該回転ドラム20の回転方向における照射面40aの配置位置に依存する。
そして、本実施形態のプリンタ10では、飛行時間及び所要時間に関する決定因子として、プリンタ10の各機器の仕様(構造、形状、性能など)やプリンタ10の動作制御が、該飛行時間が所要時間よりも長くなるように調整されている。また、本実施形態では、前記決定因子のうち、プリンタ10の動作制御に関する因子としての紫外線の照射時間、をより確保するために、回転ドラムの回転により照射面40aが開口23に面している間、UV照射部40が該開口23を介して飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射し続けることとした。この結果、前記所要時間がより短縮化し、スクリュー220が廃インクを受けるまでに該廃インクを硬化させることがより容易となる。
===本実施形態のプリンタ10の有効性について===
本実施形態では、既述のように、回転ドラム20の回転により照射面40aが開口23に面した際に、UV照射部40が、該開口23を介して飛行路内を飛行している廃インクに紫外線を照射して、スクリュー220が該廃インクを受けるまでに該廃インクを硬化させることとした。これにより、スクリュー220により廃インクを適切に回収タンク210へ搬送して回収することが可能になる。
すなわち、『発明が解決しようとする課題』の項で説明したように、スクリュー220が受けた廃インクが該スクリュー220に固着してしまうと、該廃インクは、前記回収タンク210に適切に排出されなくなる虞がある。より具体的に説明すると、スクリュー220が未硬化状態のままで廃インクを受けてしまうと、該廃インクがスクリュー220の表面上にて紫外線を受けて硬化し、該スクリュー220に固着してしまうことがある。かかる場合には、廃インクが回収タンク210まで適切に搬送されなくなり、該回収タンク210内に適切に排出されなくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、スクリュー220が廃インクを受けるまでに、該廃インクは既に硬化するため、廃インクがスクリュー220の外周面上にて硬化して該スクリュー220に固着してしまうという上記課題が解消される。そして、硬化した廃インクであれば、スクリュー220により回収タンク210へ搬送されたときに該回収タンク210内にて、該スクリュー220の表面から剥がれ落ち、回収タンク210内に適切に排出されるようになる。この結果、廃インクが適切に回収可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき、主として、インク吐出装置の一例であるプリンタについて説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記実施形態では、ダクト230が、開口23から回転ドラム20の径方向に沿って直線状に伸びていることとした。つまり、本実施形態の飛行路は、前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に沿って形成されていることとした。但し、ダクト230の形状は上記実施形態に限定されるものではない。したがって、例えば、図9に示すように、ダクト230が、回転ドラム20の軸方向から見て折線状に屈曲しており、該ダクト230の始端部が前記開口23から回転ドラム20の中心に向かう方向に対して交差していることとしてもよい。図9は、変形例に係るダクト230を示した図である。
また、上記実施形態では、廃インクが飛行路内を飛行している間に回転ドラム20が回転すると、前記廃インクに遠心力が作用する。当該遠心力により廃インクが開口23から回転ドラム20の外側に再び飛び出てしまうのを防止するために、上記実施形態に係る構成に加えて、飛行路内を飛行している廃インクを該飛行路の末端側(すなわち、回転ドラム20の中心側)に吸い込む吸引機構、がプリンタ10内に設けられることとしてもよい。かかる吸引機構による吸引により、廃インクは遠心力に抗して飛行路内を回転ドラム20の中心に向かって飛行することが可能になる。一方、吸引機構による吸引は廃インクの飛行速度vに影響を及ぼし得る。このため、前記吸引機構が設けられた場合には、該吸引機構により飛行路内の廃インクが該飛行路の末端側に吸い込まれるようになっても前記飛行時間が前記所要時間よりも長くなるように、該飛行時間及び所要時間に関する決定因子が調整されることになる。
プリンタ10の構造を模式的に示す斜視図である。 回転ドラム20と周辺機器の構造を示す断面図である。 ヘッド部30の斜視図である。 ノズル面31aを示した図である。 UV照射部40の斜視図である。 プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。 本実施形態の回収機構200についての説明図である。 廃インクの回収動作について説明するための第一図である。 廃インクの回収動作について説明するための第二図である。 廃インクの回収動作について説明するための第三図である。 変形例に係るダクト230を示した図である。
符号の説明
10 プリンタ、12 フレーム、
20 回転ドラム、21 回転軸、21a 連通口、22 周面
22a 保持領域、22b 非保持領域、23 開口、
30 ヘッド部、31 ヘッド、31a ノズル面、
32 ヘッドキャリッジ、33 インクカートリッジ、
40 UV照射部、41 ランプユニット、42 照射部キャリッジ、43 ホルダー、
51、52、53、54 ガイド軸、60 給紙部、62 排紙部、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 インターフェイス、103 画像メモリ、104 サブコントローラ、
200 回収機構、210 回収タンク、220 スクリュー、221 シャフト、
230 ダクト、232 内壁面、234 内壁面

Claims (4)

  1. 紫外線を受けて硬化するインク、を媒体に吐出するためのノズルと、
    該媒体を保持するための保持領域と、開口が形成された非保持領域と、を周面に備え、該周面を前記ノズルに対向させながら回転する回転体と、
    前記回転体の回転方向において前記ノズルよりも下流側に位置した照射面、を備え該照射面から媒体に付着したインクに紫外線を照射するための照射部と、
    フラッシングのために前記ノズルから前記開口に向けて吐出されたインク、を収容するための収容部と、
    前記回転体内において形成され前記開口を始端とする、該開口を通過した前記インクが飛行するための飛行路と、
    前記飛行路の末端部において前記インクを受けて、該インクを前記収容部へ搬送する搬送部と、
    を有するインク吐出装置であって、
    前記照射部は、前記回転体の回転により前記照射面が前記開口に面した際に、該開口を介して前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射して、前記搬送部が該インクを受けるまでに該インクを硬化させることを特徴とするインク吐出装置。
  2. 請求項1に記載のインク吐出装置において、
    前記照射部は、前記回転体の回転により前記照射面が前記開口に面している間、該開口を介して前記飛行路内を飛行している前記インクに紫外線を照射し続けることを特徴とするインク吐出装置。
  3. 請求項2に記載のインク吐出装置において、
    前記照射面は、前記回転体の前記周面に沿った状態で該周面に対向し、
    前記飛行路は、前記開口から前記回転体の中心に向かう方向に沿って形成されていることを特徴とするインク吐出装置。
  4. 請求項3に記載のインク吐出装置において、
    前記飛行路は、前記回転体が回転する際に該回転体と一体的に回転し、
    前記飛行路の内壁面のうち、前記回転体の回転方向において互いに対向し合う一対の内壁面は、いずれも、前記開口から前記回転体の中心に向かう方向に沿っていることを特徴とするインク吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017177531A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

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