JP2009189125A - 限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置 - Google Patents

限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大きな負荷に対して一時的に限定して負荷電流を一部補償でき、その間に補償可能な残り情報を的確に伝達できるようにする。
【解決手段】キャパシタ蓄電装置と、電源系統から屋内の電機機器に給電する給電線とキャパシタ蓄電装置との間に接続して交流ー直流で双方向に電力変換が可能な電力変換装置と、給電線より検出される負荷電流とキャパシタ蓄電装置より検出される端子電圧に基づき電力変換装置を制御することによりキャパシタ蓄電装置の充放電を制御すると共に、負荷補償の報知を行う制御装置とを備え、制御装置は、負荷電流が予め定められた補償の基準値を越えたとき、キャパシタ蓄電装置を放電して負荷電流の一部を補償し、負荷電流が補償の基準値以下のとき、キャパシタ蓄電装置を充電すると共に、キャパシタ蓄電装置の蓄電量を算出して補償の可能な残り情報を報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源系統から屋内の電機機器に給電する給電線に接続してキャパシタ蓄電装置を充放電し負荷電流の一部を補償する限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置に関する。
電力系統に電力変換器を介して充放電可能な二次電池、さらにはキャパシタを併用した電力貯蔵装置を接続し電力変動の補償、ピーク電力の平準化を行う系統安定化システムや電力貯蔵装置が提案されている。(例えば、特許文献1、2参照)。これらは、分散電源の出力と協調させて電力貯蔵装置を充放電させるものである。
特開2002−171669号公報 特開2004−129412号公報
ところで、一般住宅や工場などにおいては、消費電力の大きな電機機器を一時的に使用することで、ときにはブレーカが動作し停電が発生する。このような一般住宅や工場などに上記系統安定化システムや電力貯蔵装置を適用した場合、消費電力の大きな電機機器の使用により系統安定化システムや電力貯蔵装置が作動していることに関しては、ユーザに何も情報が伝達されない。そのため、消費電力の大きくなっていることが認識されず、電力使用に対する自主抑制を促すこともできない。また、消費電力の大きな電機機器が使用されているとき、ブレーカが動作して停電が発生するまで、ユーザには何も報知されることはない。
本発明は、上記課題を解決するものであって、大きな負荷に対して一時的に限定して負荷電流を一部補償でき、その間に補償可能な残り情報を的確に伝達でき、ブレーカが動作し停電が発生する前に消費電力が大きくなっていることを報知できるようにするものである。
そのために本発明は、キャパシタ蓄電装置と、電源系統から屋内の電機機器に給電する給電線と前記キャパシタ蓄電装置との間に接続して交流ー直流で双方向に電力変換を行う電力変換装置と、前記給電線より検出される負荷電流と前記キャパシタ蓄電装置より検出される端子電圧に基づき前記電力変換装置を制御することにより前記キャパシタ蓄電装置の充放電を制御すると共に、負荷補償の報知を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記負荷電流が予め定められた補償の基準値を越えたとき、前記端子電圧が予め定められた放電の下限値を越えていることを条件に前記キャパシタ蓄電装置を放電して前記負荷電流の一部を補償し、前記負荷電流が前記補償の基準値以下のとき、前記端子電圧が予め定められた充電の上限値に達していないことを条件に前記キャパシタ蓄電装置を充電するように前記電力変換装置を制御すると共に、前記負荷電流の一部を補償している間、前記キャパシタ蓄電装置の蓄電量を算出して前記補償の可能な残り情報を報知することを特徴とする。
前記制御装置は、前記負荷電流と前記補償の基準値との差の電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御し、前記制御装置は、予め定められた一定の規定値の電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御し、或いは前記制御装置は、前記負荷電流と前記補償の基準値との差の電流で、予め定められた一定の規定値を限度とする電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御することを特徴とする。
前記補償の可能な残り情報は、前記蓄電量と前記キャパシタ蓄電装置より検出される放電電流に基づき算出される放電可能時間であり、前記放電可能時間を表示又は音声により報知し、前記補償の可能な残り情報は、前記蓄電量に応じレベル分けしたメッセージであり、前記メッセージを表示又は音声により報知し、前記制御装置は、前記蓄電量に応じた高低又は大小の報知音により報知し、或いは前記制御装置は、前記蓄電量に応じた点滅又は強弱の光により報知することを特徴とする。
本発明によれば、負荷電流が予め定められた補償の基準値を越えたとき、端子電圧が予め定められた放電の下限値を越えていることを条件にキャパシタ蓄電装置を放電して負荷電流の一部を補償し、負荷電流が補償の基準値以下のとき、端子電圧が予め定められた充電の上限値に達していないことを条件にキャパシタ蓄電装置を充電するように電力変換装置を制御すると共に、負荷電流の一部を補償している間、キャパシタ蓄電装置の蓄電量を算出して補償の可能な残り情報を報知するので、大きな負荷に対して一時的に限定して負荷電流を一部補償でき、補償動作時にその補償可能な残り情報を的確に伝達できる。このような情報からブレーカが動作し停電が発生するのを負荷電流を補償しながらその間に予告することができる。したがって、残り情報として、例えばキャパシタ蓄電装置から一時的な電力バックアップを行うと共に、その電力バックアップしていることや推定バックアップ残時間を報知し、バックアップ内での負荷の軽減を促すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置の実施の形態を説明する図であり、1は配電盤、2は負荷補償装置、21は電力変換器、22はキャパシタ蓄電装置、23は制御装置、24は充放電電流検出部、25は報知装置、11、13はブレーカ、12は負荷電流検出部、VC はキャパシタ蓄電装置の電圧、IC は充放電電流、IL は負荷電流を示す。
図1において、配電盤1は、電力系統から受電するブレーカ11、ブレーカ11の後段に接続した複数のブレーカ13を備えると共に、ブレーカ11の後段で、ブレーカ13との間に大きな負荷電流IL が流れたとき一時的に負荷電流IL を一部補償する負荷補償装置2と負荷電流検出部12を接続している。配電盤1では、電力系統からブレーカ11、13を通し屋内の各電機機器に分岐して給電している。負荷電流検出部12は、屋内の各電機機器に給電される負荷電流を検出する変流器CTである。
負荷補償装置2は、交流ー直流で双方向に電力変換を行う電力変換器21、適宜充放電可能な複数のキャパシタからなるキャパシタ蓄電装置22、充放電の制御やユーザへの報知の制御を行う制御装置23、キャパシタ蓄電装置22の充放電電流を検出する充放電電流検出部24を備えている。負荷補償装置2では、負荷電流検出部12から検出される負荷電流に基づき、キャパシタ蓄電装置22の充放電を制御して、電源系統から電力変換器21を通してキャパシタ蓄電装置22を充電し、屋内の各電機機器の負荷が大きくなり、負荷電流IL が補償の基準値IOVを越えたとき、キャパシタ蓄電装置22から放電して一時的に負荷電流IL の一部を補償している。
制御装置23には、補償の基準値IOVや、放電の下限値VCL、充電の上限値VCF、さらには規定値IUPが予め設定されている。そして、制御装置23は、これらの予め設定されたいる値、負荷電流検出部12により検出される負荷電流IL 、電流検出抵抗からなる充放電電流検出部24により検出されるキャパシタ蓄電装置22の充放電電流IC 、キャパシタ蓄電装置22の出力端から検出されるキャパシタ蓄電装置22の充電電圧VC に基づき電力変換器21及び報知装置25を制御するものである。
電力変換器21は、交流ー直流で双方向に電力変換を行い、キャパシタ蓄電装置22の充放電を制御するものである。報知装置25は、負荷補償をしていることや補償可能な残り情報等の負荷補償に関する情報をユーザに報知するものであり、表示出力装置や音声出力装置、警報装置、警告灯等により構成される。
負荷補償装置についてさらに説明する。図2は制御装置による負荷電流の補償処理の例を説明する図、図3は充電処理の例を説明する図、図4はユーザ報知処理の例を説明する図、図5は報知設定テーブルの例を説明する図である。
図1に示す負荷補償装置2の制御装置23において、負荷電流IL の補償処理は、例えば図2に示すようなものとなる。まず、検出された負荷電流IL と補償の基準値IOVとを読み込み(ステップS11)、補償の基準値IOVに対する負荷電流IL の超過値(IL-OV=IL −IOV)を求める(ステップS12)。そして、その超過値IL-OVが0より大きいか否か、すなわち、負荷電流IL が補償の基準値IOVを越えているか否かを判定する(ステップS13)。
負荷電流IL が補償の基準値IOVを越え、超過値IL-OVが0より大きい場合(YESの場合)には放電処理(ステップS14以降の処理)を行い、そうでない超過値IL-OVが0以下(負)の場合(NOの場合)には充電処理(ステップS21以降の処理)を行う。このように放電の下限値VCLは、放電可能な最低電圧として放電を終了させる値、充電の上限値VCFは、満充電になり充電を終了させる値として設定されるものである。
ステップS13の判定処理の結果に基づき行う放電処理では、まず充電モードか否かを調べ(ステップS14)、充電モードになっている場合には充電モードを解除し(ステップS15)、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と放電の下限値VCLを読み込み(ステップS16)、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と放電の下限値VCLより大きいか否かを判定する(ステップS17)。ここで、放電の下限値VCLは、放電終了とする、キャパシタ蓄電装置22がこれ以上放電してはいけない電圧である。
キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が放電の下限値VCLより大きい場合(YESの場合)には、放電モードに設定してキャパシタ蓄電装置22から放電し負荷電流IL の補償を行い(ステップS18)、ステップS11に戻る。しかし、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が放電の下限値VCL以下の場合には、さらに放電モードか否かを調べ(ステップS19)、放電モードの場合には、放電モードを解除して(ステップS20)、ステップS11に戻り、放電モードが解除されている場合には、直ちにステップS11に戻る。
同様に充電処理では、図3に示すようにまず放電モードか否かを調べ(ステップS21)、放電モードになっている場合には放電モードを解除した後(ステップS22)、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と充電の上限値VCFを読み込み(ステップS23)、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と充電の上限値VCFより小さいか否かを判定する(ステップS24)。
キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が充電の上限値VCFより小さい場合(YESの場合)には、超過値IL-OVに基づき充電電流を設定し(ステップS25)、充電モードに設定してキャパシタ蓄電装置22に系統電源から充電し(ステップS26)、ステップS11に戻る。しかし、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が充電の上限値VCF以上の場合には、さらに充電モードか否かを調べ(ステップS27)、充電モードの場合には、充電モードを解除して(ステップS28)、ステップS11に戻り、充電モードが解除されている場合には、直ちにステップS11に戻る。
上記負荷電流の補償処理に対し、負荷補償装置2の制御装置23によるユーザの報知処理では、例えば図4に示すように静電容量Cとキャパシタ蓄電装置22の電圧VC 、放電の下限値VCL、充放電電流IC 、さらには報知の態様を読み込み(ステップS31)、キャパシタ蓄電装置22の放電可能蓄電量〔Q=C(VC 2 −VCL 2 )/2〕を求める(ステップS32)。しかる後、蓄電量Q、充放電電流IC のレベルに応じて、例えば報知設定テーブルから報知情報のデータを読み込み(ステップS33)、この報知情報のデータに基づき報知信号を報知装置15に送出する(ステップS34)。
報知情報を読み込む報知設定テーブルには、例えば図5に示すようにレベル1、2、3、……、のそれぞれに対応して報知の態様として、時間又はメッセージにより報知する場合には、その表示又は音声のデータ(0011、0012、0013、……)、警報音により報知する場合には、その音の高低又は大小のデータ、警告灯により報知する場合には、その点滅の周期(周波数)又は強弱のデータを格納する。
時間やメッセージのデータは、例えば蓄電量Qからキャパシタ蓄電装置22から放電電流IC により補償できる時間を算出し、「消費電力が大きくなっています。後○○分(秒)間給電できます。」、「消費電力が大きくなっています。今暫く給電できます。」、「消費電力が大きくなっています。間もなく給電できなくなります。」などの情報を表示により、又は音声により出力するものである。この場合に、残時間に応じて段階的に変えてもよいし、連続的に変えるようにしてもよい。
また、警報音のデータは、例えば蓄電量Qや補償できる時間に応じて音を低音から高音に上げていったり、小さい音から大きい音になるように変えていくものである。同様に警告灯のデータは、例えば蓄電量Qや補償できる時間に応じて点滅間隔(周波数)をゆっくりから速めるようにしたり、暗い点灯状態から輝度(光量)を上げるように変えていくものである。
このように本実施形態は、消費電力が大きくなったとき、その消費電力の一部を一時的に補償しながら、消費電力が大きくなっていること、消費電力の一部を補償していること、その補償が残りどれだけか等の情報を時間やメッセージ、警報音、警告灯でユーザに報知するものである。このことにより、ユーザに過大な電力消費を認識させ電力使用に対する自主抑制を促すことができる。
さらに、上記の処理に対応した制御をコンパレータや論理回路、誤差増幅回路を使った回路により行うようにした他の実施の形態を説明する。図6は放電モードと充電モードの設定/解除を行う回路の構成例を示す図、図7は負荷電流補償を行う電流制御回路の構成例を示す図である。図中、31〜33はコンパレータ、34はインバータ、35、36はアンドゲート、41、42は誤差増幅回路、43、44はアナログスイッチ、45、46はオア処理回路、47はPWM制御部、48は間歇制御部、C1、C2はコンデンサ、R1〜R3は抵抗、OP1、OP2は演算増幅器、IUPは規定値、SEL1、SEL2は選択信号を示す。
図6に示す回路おいて、コンパレータ31は、負荷電流IL と補償の基準値IOVを入力として比較を行い、負荷電流IL が補償の基準値IOVを越えると出力がLowからHighになるものである。コンパレータ32は、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と放電の下限値VCLを入力として比較を行い、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が放電の下限値VCLを越えると出力がLowからHighになるものである。そして、コンパレータ33は、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC と充電の上限値VCFを入力として比較を行い、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が充電の上限値VCFを越えると出力がHighからLowになるものである。
アンドゲート35は、コンパレータ31の出力と32の出力をアンド処理して放電モードの設定信号とするものである。したがって、負荷電流IL が補償の基準値IOVを越え、且つキャパシタ蓄電装置22の電圧VC が放電の下限値VCLを越えているとき、アンドゲート35の出力がHighとなって放電モードが実行される。そして、負荷電流IL が減少して補償の基準値IOV以下になるか、或いはキャパシタ蓄電装置22の電圧VC が低下して放電の下限値VCL以下になると、放電モードは解除される。
また、アンドゲート36は、インバータ34を通したコンパレータ31の反転出力とコンパレータ33の出力をアンド処理して充電モードの設定信号とするものである。したがって、負荷電流IL が補償の基準値IOV以下で、且つキャパシタ蓄電装置22の電圧VC が充電の上限値VCF以下のとき、アンドゲート36の出力がHighとなって充電モードが実行される。そして、負荷電流IL が減少して補償の基準値IOV以下になるか、或いはキャパシタ蓄電装置22の電圧VC が低下して放電の下限値VCL以下になると、放電モードは解除される。
図7に示す回路において、演算増幅器OP1と抵抗R1、コンデンサC1により構成される誤差増幅回路41は、キャパシタ蓄電装置22の放電電流IC (負荷電流補償を行う回路であるため、以下同様)を補償の基準値IOVに対する負荷電流IL の超過値IL-OVに制御する誤差増幅信号を発生するものである。誤差増幅回路42は、キャパシタ蓄電装置22の放電電流IC を規定値IUPに制御する誤差増幅信号を発生するものである。
アナログスイッチ43、44は、誤差増幅回路41の誤差増幅信号及び誤差増幅回路42の誤差増幅信号をオン/オフするものである。オア処理回路45、46は、誤差増幅回路41の誤差増幅信号と誤差増幅回路42の誤差増幅信号のいずれかを優先する選択回路である。PWM制御部47は、キャパシタ蓄電装置22の放電電流IC をPWM制御するものである。間歇制御部48は、選択や設定に応じて、連続で、一定のインターバルで、或いは超過値IL-OVに応じたインターバルでPWM制御部47のPWM制御を動作させる制御を行うものである。
次に、図6及び図7に示す回路の動作を説明する。図6に示す回路においては、まず、負荷電流IL が補償の基準値IOV以下のとき、コンパレータ31の出力はLowになるので、アンドゲート35の出力もLowになり、放電モードは解除状態にある。一方、インバータ34の出力はコンパレータ31の出力が反転してHighになるので、キャパシタ蓄電装置22の電圧VC が充電の上限値VCF以下であれば、コンパレータ33の出力もHighになってアンドゲート36はアンド条件が成立して出力がHighになり充電モードになる。そして、充電モードにより、キャパシタ蓄電装置22が充電されて電圧VC が充電の上限値VCFに達すると、コンパレータ33の出力がLowになるので、アンドゲート36の出力もLowになり充電モードが解除される。
負荷電流IL が増大して補償の基準値IOVを越えると、コンパレータ31の出力はHighになるので、キャパシタ蓄電装置22が充電されて電圧VC が放電の下限値VCLを越えていれば、コンパレータ32の出力もHighになってアンドゲート35はアンド条件が成立して出力がHighになり放電モードになる。放電モードにより、キャパシタ蓄電装置22が放電されて電圧VC が放電の下限値VCLまで低下すると、コンパレータ32の出力がLowになるので、アンドゲート35の出力もLowになり放電モードが解除される。このとき、負荷電流IL が増大したままの状態を継続していれば、インバータ34の出力はLowのままであるため、充電モードも解除された状態を維持する。
放電モード時にキャパシタ蓄電装置22の放電電流IC をPWM制御する図7に示す回路においては、負荷電流IL が増大して補償の基準値IOVを越えると、それらの間の差である超過値IL-OVにキャパシタ蓄電装置22の放電電流IC を制御する誤差増幅信号が誤差増幅回路41からオア処理回路45を通してPWM制御部47に入力される。したがって、PWM制御部47のPWM制御によりキャパシタ蓄電装置22の放電電流IC が超過値IL-OVになるように制御される。
一方、超過値IL-OVの増大と共に放電電流IC が増大し、規定値IUPを越えると、放電電流IC を規定値IUPに制限する誤差増幅信号が誤差増幅回路42から出力される。この誤差増幅信号は、誤差増幅回路41の誤差増幅信号より優先してアナログスイッチ44からオア処理回路46を通してPWM制御部47に入力される。したがって、PWM制御部47のPWM制御によりキャパシタ蓄電装置22の放電電流IC が規定値IUPに制限するように制御される。
図7において、選択信号SEL1、2によりアナログスイッチ43、44をオンにしていずれの誤差増幅回路41、42の誤差増幅信号をも有効にしておくと、負荷電流IL と補償の基準値IOVとの差IL-OVの電流で、予め定められた一定の規定値IUPを限度とする電流を負荷電流IL の一部として補償するように電力変換装置がPWM制御される。
これに対し、選択信号SEL1によりアナログスイッチ43をオンにし、選択信号SEL2によりアナログスイッチ44をオフにすると、規定値IUPの制限はかからず、超過値IL-OVの電流を負荷電流IL の一部として補償するように電力変換装置がPWM制御される。
逆に、選択信号SEL1によりアナログスイッチ43をオフにし、選択信号SEL2によりアナログスイッチ44をオンにすると、負荷電流IL が増大して補償の基準値IOVを越えると、常に規定値IUPの電流を負荷電流IL の一部として補償するように電力変換装置がPWM制御される。規定値IUPは、このように選択信号SEL1、2によりアナログスイッチ43、44のオン/オフを選択して補償電流を制限する値として使用するか、常に一定に補償する値として使用するかに応じ、適宜変更される。
また、負荷電流IL が補償の基準値IOV以下になったことだけで放電モードから充電モードに切り換えると、キャパシタ蓄電装置22に充電電流IC が流れ、負荷電流IL が補償の基準値IOVを越えるようになってしまい、チャタリング現象が発生する。この現象は、超過値IL-OVの絶対値が一定値ΔIより大きくなったことを条件に充電モードの設定を行うようにすることにより、また、超過値IL-OVに応じて図7に示した誤差増幅回路41による制御と同様に充電電流IC を制御することにより解消することができる。
図8は本発明に係る限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置の他の実施の形態を説明する図であり、26は充放電電流検出部を示し、図1と同じものは同じ符号を付している。上記実施の形態は、負荷電流検出部12を電力変換器21の接続点よりも負荷側に接続したが、図8に示す実施の形態は、負荷電流検出部12を電力変換器21の接続点よりも電源系統側に接続したものである。
したがって、図8に示す実施の形態では、負荷電流検出部12が電源系統から給電される電流、つまり、屋内の各電機機器に給電される負荷電流にキャパシタ蓄電装置22の充放電電流を加減した電流を検出している。これに対して、図1に示す実施の形態では、負荷電流検出部12が屋内の各電機機器に給電される負荷電流、つまり、電源系統から給電される電流にキャパシタ蓄電装置22の充放電電流を加減した電流を検出している。
また、充放電電流検出部26は、変流器CTを用い電力変換器21の交流側に接続してキャパシタ蓄電装置22の充放電電流を検出するように構成している。勿論、充放電電流検出部26に代えて図1と同様に充放電電流検出部24を接続して用いるようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、具体的な処理、回路の構成例を示して説明したが、これらの処理や回路、報知設定テーブルを用いる等の構成は当業者における設計事項として適宜変形、変更可能であることはいうまでもない。
本発明に係る限定負荷補償型キャパシタ電源装置の実施の形態を説明する図。 制御装置による負荷電流の補償処理の例を説明する図。 充電処理の例を説明する図。 ユーザ報知処理の例を説明する図。 報知設定テーブルの例を説明する図。 放電モードと充電モードの設定/解除を行う回路の構成例を示す図。 負荷電流補償を行う電流制御回路の構成例を示す図。 本発明に係る限定負荷補償型キャパシタ電源装置の他の実施の形態を説明する図。
符号の説明
1…配電盤、2…負荷補償装置、21…電力変換器、22…キャパシタ蓄電装置、23…制御装置、24…充放電電流検出部、25…報知装置、11、13…ブレーカ、12…負荷電流検出部、VC …キャパシタ蓄電装置の電圧、IC …充放電電流、IL …負荷電流

Claims (8)

  1. キャパシタ蓄電装置と、
    電源系統から屋内の電機機器に給電する給電線と前記キャパシタ蓄電装置との間に接続して交流ー直流で双方向に電力変換を行う電力変換装置と、
    前記給電線より検出される負荷電流と前記キャパシタ蓄電装置より検出される端子電圧に基づき前記電力変換装置を制御することにより前記キャパシタ蓄電装置の充放電を制御すると共に、負荷補償の報知を行う制御装置と
    を備え、前記制御装置は、前記負荷電流が予め定められた補償の基準値を越えたとき、前記端子電圧が予め定められた放電の下限値を越えていることを条件に前記キャパシタ蓄電装置を放電して前記負荷電流の一部を補償し、前記負荷電流が前記補償の基準値以下のとき、前記端子電圧が予め定められた充電の上限値に達していないことを条件に前記キャパシタ蓄電装置を充電するように前記電力変換装置を制御すると共に、前記負荷電流の一部を補償している間、前記キャパシタ蓄電装置の蓄電量を算出して前記補償の可能な残り情報を報知することを特徴とする限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  2. 前記制御装置は、前記負荷電流と前記補償の基準値との差の電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御することを特徴とする請求項1記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  3. 前記制御装置は、予め定められた一定の規定値の電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御することを特徴とする請求項1記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  4. 前記制御装置は、前記負荷電流と前記補償の基準値との差の電流で、予め定められた一定の規定値を限度とする電流を前記負荷電流の一部として補償するように前記電力変換装置を制御することを特徴とする請求項1記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  5. 前記補償の可能な残り情報は、前記蓄電量と前記キャパシタ蓄電装置より検出される放電電流に基づき算出される放電可能時間であり、前記放電可能時間を表示又は音声により報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  6. 前記補償の可能な残り情報は、前記蓄電量に応じレベル分けしたメッセージであり、前記メッセージを表示又は音声により報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  7. 前記制御装置は、前記蓄電量に応じた高低又は大小の報知音により報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
  8. 前記制御装置は、前記蓄電量に応じた点滅又は強弱の光により報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の限定負荷補償型キャパシタ蓄電装置。
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