JP2009188823A - 無線通信システム、無線通信方法及び基地局 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法及び基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】最大無線リソースを有効に利用することを可能とする無線通信システム、無線通信方法及び基地局を提供する。
【解決手段】基地局100は、削減対象端末を選択する第1選択部125aと、削減対象端末に割り当てられた割当済み伝送速度の削減量を計算する第1計算部126aと、増加対象端末を選択する第2選択部125bと、増加対象端末に割り当てられた割当済み伝送速度の増加量を計算する第2計算部126bと、伝送速度制御データを無線端末10に送信するスケジューリング部120aとを有する。第2選択部125b及び第2計算部126bは、第1選択部125aによって削減対象端末が選択されなかった場合に、増加対象端末の選択及び増加量の計算を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末が基地局に送信し、上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを基地局が無線端末に送信する無線通信システム、無線通信方法及び基地局に関する。
従来、基地局(Base Station)及び無線制御装置(Radio Network Controller)を含む無線通信システムが知られている。基地局は、単数又は複数のセルを有しており、各セルは、無線端末と無線通信を行う。無線制御装置は、複数の基地局を管理しており、無線端末に対する無線リソースの割り当てを行っている。なお、このような技術(以下、第1技術)は、R99(Release 99)などと称されることもある。
近年、スループットの向上や遅延時間の短縮などを目的として、無線端末から基地局(ネットワーク側)への上り方向ユーザデータに対する無線リソースの割り当てなどを基地局が行う技術が提案されている。なお、このような技術(以下、第2技術)は、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)やEUL(Enhanced Uplink)などと称されることもある。
各セルは、サービングセルとして機能するケースと非サービングセルとして機能するケースとがある。上り方向ユーザデータの伝送速度(例えば、SG(Scheduling Grant)によって定められるTBS(Transport Block Size))は、サービングセル及び非サービングセルから送信される伝送速度制御データによって制御される。伝送速度制御データは、伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ(AG;Absolute Grant)、伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データ(RG;Relative Grant)を含む(例えば、非特許文献1)。
ここで、上り方向ユーザデータは、拡張個別物理データチャネル(E−DPDCH;Enhanced Dedicated Physical Data Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。絶対伝送速度制御データ(AG)は、絶対伝送速度制御チャネル(E−AGCH;E−DCH Absolute Grant Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。相対伝送速度制御データ(RG)は、相対伝送速度制御チャネル(E−RGCH;E−DCH Relative Grant Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。
サービングセルは、絶対伝送速度制御データ(AG)及び相対伝送速度制御データ(RG)を無線端末に送信する。一方で、非サービングセルは、絶対伝送速度制御データ(AG)を送信せずに、相対伝送速度制御データ(RG)のみを無線端末に送信する。
3GPP TS25.321 Ver.7.5.0
ところで、基地局は、無線端末に割り当て可能な無線リソースの上限(最大無線リソース)を有する。ここでは、最大無線リソースは、基地局によって無線端末に割り当て可能な伝送速度の合計(最大受信伝送速度)である。
上述した第2技術では、基地局は、絶対伝送速度制御データ(AG)又は相対伝送速度制御データ(RG)を1TTI(Transmission Time Interval)毎に送信可能である。すなわち、無線端末に割り当てられた伝送速度は、1TTI毎に可変である。
また、基地局は、無線端末に設けられたバッファに蓄積された上り方向ユーザデータ量を示すバッファ量(TEBS)に応じて、無線端末に割り当てられた伝送速度を増大させることも可能である。
例えば、基地局は、バッファ量が多い場合には、絶対伝送速度制御データ(AG)又は相対伝送速度制御データ(RG)の送信によって、無線端末に割り当てられた伝送速度を増大させる。
しかしながら、上述した第2技術では、無線端末に割り当てられた伝送速度がバッファ量に応じて制御されているに過ぎない。
従って、基地局が有する最大無線リソース(最大受信伝送速度)の全てが無線端末に割り当てられないケースが想定される。また、基地局が有する最大無線リソース(最大受信伝送速度)が無線端末に適切に割り当てられないケースも想定される。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、最大無線リソースを有効に利用することを可能とする無線通信システム、無線通信方法及び基地局を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る無線通信システムでは、拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末が基地局に送信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記基地局が前記無線端末に送信する。前記基地局は、前記基地局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減対象端末を選択する第1選択部と、前記第1選択部によって選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算する第1計算部と、前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択する第2選択部と、前記第2選択部によって選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算する第2計算部と、前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信する送信部とを有する。前記第2選択部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択する。前記第2計算部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算する。前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下である。
かかる特徴によれば、第2選択部及び第2計算部は、第1選択部によって削減対象端末が選択されなかった場合に、増加対象端末の選択及び増加量の計算を行う。すなわち、割当済み伝送速度の増加よりも、割当済み伝送速度の減少が優先的に行われる。
このように、空き無線リソースを確保した上で、伝送速度を無線端末に割り当てるため、基地局が有する最大無線リソースを有効に利用することができる。
第1の特徴において、前記無線端末は、自端末に設けられた送信バッファに蓄積された前記上り方向ユーザデータ量であるバッファ量を示す情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有する。前記第1選択部は、前記バッファ量が所定閾値よりも少ない前記無線端末を前記削減対象端末として選択する。
第1の特徴において、前記無線端末は、自端末に割り当てられている前記伝送速度が十分であるか否かを示す幸福度情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有する。前記第1選択部は、前記伝送速度が十分であることを示す前記幸福度情報の比率が所定閾値よりも高い前記無線端末を前記削減対象端末として選択する。
第1の特徴において、前記伝送速度は、前記拡張個別物理データチャネルの送信電力と個別物理制御チャネルの送信電力との比によって定められる。前記無線端末は、前記個別物理制御チャネルの送信電力に対する自端末に許容される最大送信電力の比である送信電力比を示す情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有する。前記第1選択部は、前記送信電力比が所定閾値よりも小さい前記無線端末を前記削減対象端末として選択する。
第1の特徴において、前記第1選択部は、前記上り方向ユーザデータを前記割当済み伝送速度に満たない伝送速度で送信する前記無線端末を前記削減対象端末として選択する。
第1の特徴において、前記無線端末は、自端末に割り当てられた送信時間間隔で前記上り方向ユーザデータを前記基地局に送信する。前記送信部は、前記無線端末に割り当てられた前記送信時間間隔の使用停止を要求する停止要求を前記無線端末に対して送信する。前記第1選択部は、前記停止要求を送信できなかった前記無線端末を前記削減対象端末として選択する。
第1の特徴において、前記基地局は、新たに通信を開始する第2無線端末から通信開始要求を受信した場合に、前記第2無線端末に最初に割り当てる前記伝送速度である初期伝送速度と前記割当済み伝送速度との合計が前記許容受信伝送速度を超えるか否かを判定する判定部を有する。前記第1選択部は、前記初期伝送速度と前記割当済み伝送速度との合計が前記許容受信伝送速度を超える場合に、前記削減対象端末を選択する。
第1の特徴において、前記基地局は、前記無線端末から受信した前記上り方向ユーザデータが破棄されたことを検出する検出部を有する。前記第1選択部は、前記上り方向ユーザデータの破棄が検出された場合に、前記削減対象端末を選択する。
第1の特徴において、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ及び前記上り方向ユーザデータの伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データを前記伝送速度制御データとして前記無線端末に送信するサービングセルと、前記絶対伝送速度制御データを送信せずに前記相対伝送速度制御データを前記無線端末に送信する非サービングセルとを含む。前記サービングセルは、前記第1選択部と、前記第1計算部と、前記第2選択部と、前記第2計算部と、前記送信部とを有する。前記非サービングセルは、前記無線端末から受信する前記上り方向ユーザデータの受信電力が所定干渉閾値を超えた場合に、前記上り方向ユーザデータの伝送速度の減少を前記サービングセルに指示する指示部を有する。前記第1選択部は、前記指示部の指示に応じて、前記削減対象端末を選択する。
第1の特徴において、前記無線端末は、自端末に割り当てられた送信時間間隔で前記上り方向ユーザデータを前記基地局に送信する。前記基地局は、自局が割り当て可能な伝送速度の合計が許容受信伝送速度を超える前記送信時間間隔である減少対象送信時間間隔を特定する特定部を有する。前記第1選択部は、前記減少対象送信時間間隔において前記削減対象端末を選択する。
第1の特徴において、前記第1選択部は、前記無線端末から受信する帯域内の総受信電力と帯域内において目標とされる目標受信電力との差分が所定範囲内である場合に、前記削減対象端末を選択する。
第2の特徴に係る無線通信方法では、拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末が基地局に送信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記基地局が前記無線端末に送信する。無線通信方法は、前記基地局が、前記基地局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減端末を選択するステップAと、前記基地局が、前記ステップAで選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算するステップBと、前記基地局が、前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択するステップCと、前記基地局が、前記ステップCで選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算するステップDと、前記基地局が、前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信するステップEとを含む。前記ステップCでは、前記ステップAで前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択する。前記ステップDでは、前記ステップAで前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算する。前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下である。
第3の特徴に係る基地局は、拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末から受信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記無線端末に送信する。基地局は、自局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減対象端末を選択する第1選択部と、前記第1選択部によって選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算する第1計算部と、前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択する第2選択部と、前記第2選択部によって選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算する第2計算部と、前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信する送信部とを備える。前記第2選択部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択する。前記第2計算部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算する。前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下である。
本発明によれば、最大無線リソースを有効に利用することを可能とする無線通信システム、無線通信方法及び基地局を提供する。
以下において、本発明の実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(無線通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、無線端末10と、基地局100(基地局100a及び基地局100b)と、無線制御装置200とを有する。なお、図1では、無線端末10が基地局100aと通信を行っているケースを示している。
無線端末10は、上り方向ユーザデータを基地局100aに送信する。具体的には、無線端末10は、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、個別物理データチャネル(DPDCH;Dedicated Physical Data Channel)を介して上り方向ユーザデータを基地局100aに送信する。なお、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みは、R99(Release99)などと称されることもある。
無線端末10は、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、個別物理制御チャネル(DPCCH;Dedicated Physical Control Channel)を介して上り方向制御データを基地局100aに送信する。
なお、DPCCHの送信電力は、一般的な閉ループ電力制御と同様に、基地局100から受信するTPCコマンドによって制御される。TPCコマンドは、上り方向信号の受信品質と目標品質との比較によって基地局100が生成するコマンドである。
一方で、無線端末10は、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、拡張個別物理データチャネル(E−DPDCH;Enhanced Dedicated Physical Data Channel)を介して上り方向ユーザデータを基地局100aに送信する。なお、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みは、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、EUL(Enhanced Uplink)などと称されることもある。
ここで、上り方向ユーザデータは、1TTI(Transmission Time Interval)、すなわち、プロセス(HARQ process)単位でブロック化される。各ブロックは、無線端末10に割り当てられたプロセス(以下、アクティブプロセス)を用いて送信される。
また、所定数のプロセス(プロセス#1〜プロセス#n)は、1サイクル(HARQ RTT)を構成しており、サイクル単位で繰り返される。なお、1サイクルに含まれるプロセス数は、TTI長に応じて定められている。例えば、TTI長が2msである場合には、1サイクル内に含まれるプロセス数は“8”である。TTI長が10msである場合には、1サイクル内に含まれるプロセス数は“4”である。
ここで、無線端末10は、E−DPDCHを介して送信される上り方向ユーザデータについて、送信電力比と伝送速度とを対応付けるテーブルを有している。送信電力比は、E−DPDCHの送信電力とDPCCHの送信電力との比(E−DPDCH/DPCCH)である。伝送速度は、TBS;Transport Block Sizeによって表される。
以下においては、無線端末10に割り当てられている送信電力比をSG(Scheduling Grant)と称する。なお、送信電力比と伝送速度とは1対1で対応付けられているため、SG(Scheduling Grant)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比を示す用語だけではなく、無線端末10に割り当てられている伝送速度を示す用語として考えてもよい。
なお、無線端末10は、後述するように、基地局100aから受信した伝送速度制御データ(AG又はRG)に応じてSGを更新する(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 11.8.1.3 “Serving Grant Update”を参照)。続いて、無線端末10は、送信電力比と伝送速度とを対応付けるテーブルを参照して、SGに対応する伝送速度(すなわち、TBS)を決定する(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 11.8.1.4 “E−TFC Selection”を参照)。
無線端末10は、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、E−DPCCH(Enhanced Dedicated Physical Control Channel)などを介して上り方向制御データを基地局100aに送信する。上り方向制御データは、基地局100aが無線リソースの割り当てにおいて参照する上り方向制御データ(UL Scheduling Information)などである。
上り方向制御データは、“HLID(Highest priority Logical Channel ID)”、“TEBS(Total E−DCH Buffer Status)”、“HLBS(Highest priority Logical Channel Buffer Status)”、“UPH(User Power Headroom)”、“Happy Bit”、“CQI”などである(3GPP TS25.321 ver.7.5.0 9.2.5.3 “UL Scheduling Information”を参照)。
“HLID”は、上り方向ユーザデータを搬送する論理チャネルのうち、優先度が最も高い論理チャネルを識別する識別子である。
“TEBS”は、無線端末10に設けられた送信バッファに蓄積された上り方向ユーザデータの量(バッファ量)を示す情報である。
“HLBS”は、無線端末10に設けられた送信バッファに蓄積された上り方向ユーザデータのうち、HLIDによって識別される論理チャネルに対応する上り方向ユーザデータの量(バッファ量)である。
“UPH”は、DPCCHの送信電力に対する最大送信電力(Maximum UE Transmittion Power)の比率である送信電力比である。最大送信電力は、無線端末10に許容される最大の送信電力である。例えば、UPHは、“最大送信電力”/“DPCCHの送信電力”によって表される。
“Happy Bit”は、無線端末10に割り当てられているSGが十分であるか否かを示す幸福度情報である。“Happy Bit”の種類としては、自端末に割り当てられているSGが十分であることを示す“Happy”と、自端末に割り当てられているSGが不足していることを示す“Unhappy”とが挙げられる。なお、“Happy Bit”は、1ビットで表現される。
なお、無線端末10は、上述した各種情報(“HLID”、“TEBS”、“HLBS”及び“UPH”)を含むスケジューリング情報とは別なタイミングで、“Happy Bit”を基地局100に送信してもよいことに留意すべきである。
“CQI”は、基地局100から無線端末10が受信した下り方向信号(例えば、CPICH;Common Pilot Channel)の受信品質を示す受信品質値である。
基地局100aは、図2に示すように、複数のセル(セルA〜セルD)を有しており、各セルは、自セルに在圏する無線端末10と通信を行う。各セルは、サービングセルとして機能するケースと非サービングセルとして機能するケースとがある。
なお、「セル」は、基本的に、無線端末10と通信を行う機能を示す用語として用いることに留意すべきである。また、「セル」は、無線端末10が在圏するエリアを示す用語として用いる場合もあることに留意すべきである。
例えば、図2において、セルAに設けられたEULスケジューラの指示に従って無線端末10が通信を行っているケース(すなわち、セルAからE−AGCHを介して受信するAGに従って通信を行っているケース)について考える。このようなケースでは、セルAは、無線端末10にとってサービングセルであり、セルB〜セルDは、無線端末10にとって非サービングセルである。一方で、無線端末10は、セルAにとってサービング端末であり、セルB〜セルDにとって非サービング端末である。
基地局100は、DPDCHやE−DPDCHなどのデータチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末10から受信する。一方、基地局100は、E−DPDCHを介して送信される上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを無線端末10に送信する。なお、伝送速度制御データは、伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ(AG;Absolute Grant)、伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データ(RG;Relative Grant)を含む。
絶対伝送速度制御データ(AG)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比(E−DPDCH/DPCCH)を直接的に指定するデータ(Index)である(3GPP TS25.212 Ver.7.5.0 4.10.1A.1 “Information field mapping of the Absolute Grant Value”を参照)。
このように、絶対伝送速度制御データ(AG)は、現在の伝送速度に依拠せずに、伝送速度の値を直接的に指定するコマンドである。
相対伝送速度制御データ(RG)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比(E−DPDCH/DPCCH)を相対的に指定するデータ(“Up”、“Down”、“Hold”)である(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 9.2.5.2.1 “Relative Grants”を参照)。
このように、相対伝送速度制御データ(RG)は、現在の伝送速度を相対的に制御するコマンドである。具体的には、現在の伝送速度の増加を指示する増加コマンド“Up”、現在の伝送速度の維持を指示する維持コマンド“Hold”、現在の伝送速度の減少を指示する減少コマンド“Down”を含む。なお、増加コマンドは、所定増加幅の増加を指示するコマンドであり、減少コマンドは、所定減少幅の減少を指示するコマンドである。所定増加幅は、所定減少幅と同じであってもよく、所定減少幅よりも小さくてもよい。
基地局100aは、絶対伝送速度制御チャネル(E−AGCH;E−DCH Absolute Grant Channel)を介してAGを無線端末10に送信する。基地局100aは、相対伝送速度制御チャネル(E−RGCH;E−DCH Relative Grant Channel)を介してRGを無線端末10に送信する。
例えば、サービングセル(ここでは、セルA)は、E−AGCHを介してAGを無線端末に送信し、E−RGCHを介してRGを無線端末10に送信する。一方で、非サービングセル(ここでは、セルB)は、E−AGCHを介してAGを無線端末10に送信せずに、E−RGCHを介してRGを無線端末10に送信する。
なお、図1及び図2では、説明を簡略化するために、R99で用いられるチャネル(DPDCHやDPCCHなど)が省略されているに過ぎないことに留意すべきである。また、実際には、各セルに多数の無線端末10が存在していることに留意すべきである。
なお、無線端末10がサービングセルとして用いるセルは、1セルに限定されるものではなく、複数セルであってもよいことに留意すべきである。
なお、EULでは、無線端末10に割り当てられた伝送速度は、伝送速度制御データ(AGやRG)によって1TTI毎に制御されることに留意すべきである。一方で、R99では、無線端末10に割り当てられた伝送速度は、1TTIよりも長い周期でしか制御できないことに留意すべきである。
(無線端末の構成)
以下において、第1実施形態に係る無線端末の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る無線端末10を示すブロック図である。
図3に示すように、無線端末10は、通信部11と、SG管理部12と、送信バッファ13と、制御情報生成部14とを有する。
通信部11は、基地局100と通信を行う。具体的には、通信部11は、E−DPDCHを介して上り方向ユーザデータを基地局100に送信する。通信部11は、E−DPCCHを介して上り方向制御データ(例えば、上述した上り方向制御データ)を基地局100に送信する。一方で、通信部11は、上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データ(上述したAGやRG)を基地局100から受信する。
SG管理部12は、上り方向ユーザデータに割り当てられているSGを管理する。SG管理部12は、送信電力比(SG)と伝送速度(TBS)とを対応付けるテーブルを有する。
上述したように、SG管理部12によって管理されるSGは、基地局100から受信するAGやRGによって制御される。上り方向ユーザデータの伝送速度は、SGに対応付けられたTBSを超えない範囲で選択される。
送信バッファ13は、上り方向ユーザデータを蓄積するバッファである。上述した通信部11は、送信バッファ13に蓄積された上り方向ユーザデータを送信する。
制御情報生成部14は、基地局100aが無線リソースの割り当てにおいて用いる上り方向制御データを生成する。
上り方向制御データは、上述したように、“HLID”、“TEBS”、“HLBS”、“UPH”、“Happy Bit”、“CQI”などである。制御情報生成部14は、“HLID”、“TEBS”、“HLBS”、“UPH”、“Happy Bit”などを取得した上で、上り方向制御データを生成することは勿論である。なお、制御情報生成部14は、“HLID”、“TEBS”、“HLBS”及び“UPH”を含むスケジューリング情報とは別に、“Happy Bit”を生成してもよいことに留意すべきである。
(基地局の構成)
以下において、第1実施形態に係る基地局の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る基地局100を示すブロック図である。
図4に示すように、基地局100は、通信部110と、セルA機能部120と、セルB機能部130と、セルC機能部140と、セルD機能部150とを有する。
通信部110は、セルA〜セルD内に在圏する無線端末10と通信を行う。具体的には、通信部110は、DPDCHやE−DPDCHなどのデータチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末10から受信する。通信部110は、DPCCHやE−DPCCHなどの制御チャネルを介して上り方向制御データを無線端末10から受信する。一方で、通信部110は、E−AGCHやE−RGCHなどの制御チャネルを介して伝送速度制御データ(AGやRG)を無線端末10に送信する。
なお、通信部110は、基地局100を管理する上位局(無線制御装置や交換機など)とも通信を行う。
セルA機能部120は、セルAに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルA機能部120は、セルB〜セルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルB機能部130は、セルBに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルB機能部130は、セルA、セルC及びセルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルC機能部140は、セルCに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルC機能部140は、セルA、セルB及びセルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルD機能部150は、セルDに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルD機能部150は、セルA〜セルCに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
(セルの構成)
以下において、第1実施形態に係るセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態に係るセル(セルA機能部120)を示すブロック図である。ここでは、セルA機能部120がサービングセルとして機能するケースについて例示する。
図5に示すように、セルA機能部120は、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10に対する無線リソースの割り当てなどを行うスケジューリング部120aと、選択部125と、計算部126とを有する。
スケジューリング部120aは、AG制御部121と、RG制御部122と、再送制御部123と、送信スロット割当部124とを有する。スケジューリング部120aは、MAC−e(Media Access Control Enhanced)層で動作する。
AG制御部121は、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10(サービング端末)に対して、E−AGCHを介してAGを送信する。なお、AGは、現在の伝送速度に依拠せずに、伝送速度の値を直接的に指定するコマンドである。
ここで、AG制御部121は、無線端末10に割り当てられた送信時間間隔(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)の使用停止を要求するAG(Inactive)、無線端末10に割り当てる伝送速度として“0”を指定するAG(Zero Grant)、割当済み伝送速度として最低保障伝送速度を指定する(AG(Floor Grant)などを無線端末10に送信する。なお、最低保障伝送速度は、無線端末10に対して最低でも保障すべき伝送速度である。
RG制御部122は、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10(サービング端末)に対して、E−RGCHを介してRGを送信する。なお、RGは、増加コマンド“Up”、維持コマンド“Hold”、減少コマンド“Down”である。上述したように、増加コマンド“Up”は、所定増加幅の増加を指示するコマンドであり、減少コマンド“Down”は、所定減少幅の減少を指示するコマンドである。
なお、AG制御部121及びRG制御部122は、無線端末10から受信する上り方向制御データなどを参照して、無線端末10に割り当てるSGを制御する。
再送制御部123は、上り方向ユーザデータに誤りが生じているか否かをブロック(プロセス)毎に判定する。続いて、再送制御部123は、誤りを有するブロック(以下、誤りブロック)の再送を無線端末10に要求する。再送制御技術は、無線端末10から初めて送信されたブロック(以下、送信ブロック)と無線端末10から再送されたブロック(以下、再送ブロック)とを合成するHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)技術である。
送信スロット割当部124は、E−DPDCHを介して送信する上り方向ユーザデータ(ブロック)の送信に用いる送信スロット(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)を無線端末10に割り当てる。なお、無線端末10は、送信スロット割当部124によって割り当てられたプロセス(アクティブプロセス)で送信ブロックや再送ブロックを基地局100に送信する。
選択部125は、第1選択部125a及び第2選択部125bによって構成される。第1選択部125aは、セルA機能部120(基地局100)が既に割り当てている伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき無線端末10(削減対象端末)を選択する。
具体的には、第1選択部125aは、EULにおいてセルA機能部120(基地局100)と通信を行っている無線端末10の中から、以下の選択基準のいずれかに従って削減対象端末を選択する。
(1) 第1選択部125aは、上り方向制御データに含まれる“TEBS”を参照して、バッファ量が所定閾値よりも小さい無線端末10を削減対象端末として選択する。ここでは、第1選択部125aは、バッファ量が小さい無線端末10を優先的に選択することが好ましい。すなわち、バッファ量が小さい無線端末10は、バッファ量が大きい無線端末10よりも削減対象端末として選択されやすい。
(2) 第1選択部125aは、上り方向制御データに含まれる“Happy Bit”を参照して、幸福度率(Happy Bit Rate)が所定閾値よりも高い無線端末10を削減対象端末として選択する。なお、各無線端末10は、予め定められた優先度(Priority Class)を有することに留意すべきである。ここでは、第1選択部125aは、幸福度率(Happy Bit Rate)が高い無線端末10を優先的に選択することが好ましい。すなわち、幸福度率が高い無線端末10は、幸福度率が低い無線端末10よりも削減対象端末として選択されやすい。幸福度率(Happy Bit Rate)は、所定期間における“Happy”/“Unhappy”であってもよく、所定期間における“Happy”/(“Happy”+“Unhappy”)であってもよい。
ここで、第1選択部125aは、伝送速度を制御する対象とすべき無線端末10(制御対象端末)に割り当てられた優先度(Priority Class)が比較対象端末に割り当てられた優先度よりも低く、かつ、比較対象端末の幸福度率が所定閾値よりも低い場合に、制御対象端末を削減対象端末として選択することが好ましい。このケースにおいても、制御対象端末の幸福度率が所定閾値よりも高いことが条件であってもよい。
(3) 第1選択部125aは、上り方向制御データに含まれる“UPH”を参照して、送信電力比が所定閾値よりも小さい無線端末10を削減対象端末として選択する。ここでは、第1選択部125aは、送信電力比が小さい無線端末10を優先的に選択することが好ましい。送信電力比が小さい無線端末10は、送信電力比が大きい無線端末10よりも削減対象端末として選択されやすい。“UPH”は、DPCCHの送信電力に対する最大送信電力(Maximum UE Transmittion Power)の比率である送信電力比である。なお、送信電力比が小さい無線端末10は、DPCCHの送信電力が大きく、セル端に位置していると考えられることに留意すべきである。
(4) 第1選択部125aは、上り方向ユーザデータを割当済み伝送速度に満たない伝送速度で送信する無線端末10を削減対象端末として選択する。ここでは、第1選択部125aは、上り方向ユーザデータの送信に用いられる伝送速度が割当済み伝送速度から乖離している乖離度が大きい無線端末10を優先的に選択することが好ましい。すなわち、乖離度が大きい無線端末10は、乖離度が小さい無線端末10よりも削減対象端末として選択されやすい。
(5) 第1選択部125aは、AG(Inactive)を送信すると判定したにもかかわらず、AG(Inactive)を送信することができなかった無線端末10を削減対象端末として選択する。AG(Inactive)を送信することができない理由としては、無線端末10に割り当てられた送信時間間隔(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)が既に使用停止(Inactive)となっていることなどである。
第2選択部125bは、セルA機能部120(基地局100)が既に割り当てている伝送速度である割当済み伝送速度を増加すべき無線端末10(増加対象端末)を選択する。例えば、第2選択部125bは、優先度(Priority Class)が高い順に無線端末10を増加対象端末として選択する。
ここで、第2選択部125bは、第1選択部125aによって削減対象端末が選択されなかった場合に、増加対象端末を選択することに留意すべきである。
計算部126は、第1計算部126a及び第2計算部126bによって構成される。第1計算部126aは、第1選択部125aによって選択された無線端末10(削減対象端末)に割り当てられた割当済み伝送速度の削減量を計算する。
割当済み伝送速度の削減方法は、(a)送信時間間隔(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)の使用停止を要求する(AG(Inacive)の送信)、(b)割当済み伝送速度として“0”を指定する(AG(Zero Grant)の送信)、(c)割当済み伝送速度として最低保障伝送速度を指定する(AG(Floor Grant)の送信)、(d)適正値を指定するAGの送信、(e)所定減少幅の減少を指示するRGの送信などである。なお、最低保障伝送速度は、無線端末10に対して最低でも保障すべき伝送速度である。
例えば、第1計算部126aは、上り方向制御データに含まれる“TEBS”によって選択された無線端末10については、割当済み伝送速度の削減方法としてAG(Zero Grant)の送信を選択する。第1計算部126aは、上り方向ユーザデータを割当済み伝送速度に満たない伝送速度で送信する無線端末10については、割当済み伝送速度の削減方法としてAG(Floor Grant)の送信を選択する。第1計算部126aは、上り方向制御データに含まれる“UPH”によって選択された無線端末10については、UPHに基づいて適正値を計算した上で、割当済み伝送速度の削減方法として適正値を指定するAGの送信を選択する。第1計算部126aは、上り方向制御データに含まれる“Happy Bit”によって選択された無線端末10については、所定減少幅の減少を指示するRGの送信を選択する。
第2計算部126bは、許容受信伝送速度を超えない範囲で、第2選択部125bによって選択された無線端末10(増加対象端末)に割り当てられた割当済み伝送速度の増加量を計算する。許容受信伝送速度は、基地局100(ここでは、セルA)によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下である。
ここで、第2計算部126bは、第1選択部125aによって削減対象端末が選択されなかった場合に、増加対象端末に割り当てられた割当済み伝送速度の増加量を計算することに留意すべきである。
割当済み伝送速度の増加方法は、(a)アクティブプロセス数が最大値を超えない範囲で、使用停止(Inactive)の送信時間間隔(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)の使用許可(Active)を要求するAGの送信、(b)適正値を指定するAGの送信、(d)所定減少幅の減少を指示するRGの送信などである。
例えば、第2計算部126bは、上り方向制御データに含まれる“CQI”に基づいて適正値を算出した上で、割当済み伝送速度の増加方法として適正値を指定するAGの送信を選択する。第2計算部126bは、上り方向制御データに含まれる“UPH”に基づいて適正値を算出した上で、割当済み伝送速度の増加方法として適正値を指定するAGの送信を選択する。第2計算部126bは、基地局100によって割り当て可能な最大受信伝送速度に基づいて適正値を算出した上で、割当済み伝送速度の増加方法として適正値を指定するAGの送信を選択する。
(基地局(セル)の動作)
以下において、第1実施形態に係る基地局(セル)の動作について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。
図6に示すように、ステップ10において、基地局100は、自局(自セル)が既に割り当てている伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき無線端末10(削減対象端末)を選択する。削減対象端末の選択では、上述したように、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などが考慮される。
ステップ11において、基地局100は、削減対象端末として無線端末10が選択されたか否か、すなわち、削減対象端末の有無を判定する。基地局100は、削減対象端末が有る場合には、ステップ12の処理に移る。一方で、基地局100は、削減対象端末が無い場合には、ステップ13の処理に移る。
ステップ12において、基地局100は、ステップ10で選択された無線端末10(削減対象端末)に割り当てられた割当済み伝送速度の削減量を計算する。
ステップ13において、基地局100は、自局(自セル)が既に割り当てている伝送速度である割当済み伝送速度を増加すべき無線端末10(増加対象端末)を選択する。
ステップ14において、基地局100は、ステップ13で選択された無線端末10(増加対象端末)に割り当てられた割当済み伝送速度の増加量を計算する。
ステップ15において、基地局100は、ステップ12で計算された削減量(削減方法)に従って、ステップ10で選択された無線端末10(削減対象端末)に対してAG又はRGを送信する。また、基地局100は、ステップ14で計算された増加量(増加方法)に従って、ステップ13で選択された無線端末10(増加対象端末)に対してAG又はRGを送信する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、第2選択部125b及び第2計算部126bは、第1選択部125aによって削減対象端末が選択されなかった場合に、増加対象端末の選択及び増加量の計算を行う。すなわち、割当済み伝送速度の増加よりも、割当済み伝送速度の減少が優先的に行われる。
このように、空き無線リソースを確保した上で、伝送速度を無線端末10に割り当てるため、基地局100が有する最大無線リソースを有効に利用することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
第2実施形態では、基地局100(セル)は、以下のトリガに応じて、削減対象端末を選択する。具体的には、基地局100(セル)は、新たに通信を開始する無線端末10(第2無線端末)から通信開始要求を受信した場合において、初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計が許容受信伝送速度を超える場合に、削減対象端末を選択する。初期伝送速度は、新たな無線端末10(第2無線端末)に最初に割り当てる伝送速度である。
ここで、新たな無線端末10(第2無線端末)は、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組み(R99)において、新たに通信を開始しようとする無線端末であってもよい。新たな無線端末10(第2無線端末)は、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組み(EUL)において、新たに通信を開始しようとする無線端末であってもよい。
なお、新たな無線端末10(第2無線端末)は、基地局100と既に通信を行っている無線端末であってもよい。このようなケースとしては、基地局100と既に通信を行っている無線端末10が新たな通信を開始しようとするケースなどが考えられる。
(セルの構成)
以下において、第2実施形態に係るセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態に係るセル(セルA機能部120)を示すブロック図である。ここでは、セルA機能部120がサービングセルとして機能するケースについて例示する。図7では、図5と同様の構成について同様の符号を付している。
図7に示すように、セルA機能部120は、図5に示した構成に加えて、判定部127有する。
判定部127は、新たな無線端末10(第2無線端末)から通信開始要求を受信した場合に、初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計が最大受信伝送速度を超えるか否かを判定する。
初期伝送速度は、新たな無線端末10(第2無線端末)に最初に割り当てるべき伝送速度である。割当済み伝送速度は、基地局100(ここでは、セルA)が既に割り当てている伝送速度である。なお、割当済み伝送速度は、R99において通信を行う無線端末10に割り当てられた伝送速度と、EULにおいて通信を行う無線端末10に割り当てられた伝送速度とを含む。
最大受信伝送速度は、基地局100(ここでは、セルA)によって無線端末10に割り当て可能な伝送速度の合計である。最大受信伝送速度は、無線端末10に割り当て可能な無線リソースの上限(最大無線リソース)と考えてもよい。
なお、上述した選択部125は、初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計が最大受信伝送速度を超える場合に、第1実施形態と同様に、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などを考慮して、EULにおいて基地局100と通信を行っている無線端末10の中から、伝送速度を減少させる無線端末10(削減対象端末)を選択する。
(伝送速度制御の一例)
以下において、第2実施形態に係る伝送速度制御の一例について説明する。図8は、第2実施形態に係る伝送速度制御の一例を示す図である。
図8に示すように、TTI#1において、UE#1〜UE#4が基地局100と通信を行っている。UE#1は、R99において通信を行っている無線端末10であり、UE#2〜UE#4は、EULにおいて通信を行っている無線端末10である。
ここで、TTI#1において、UE#5から通信開始要求を受けたケースについて考える。UE#5は、R99において新たに通信を開始しようとする無線端末10(第2無線端末)である。
このようなケースでは、初期伝送速度をUE#5に割り当てると、UE#1〜UE#5に割り当てる伝送速度の合計(初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計)が最大受信伝送速度を超えてしまう。
従って、基地局100は、第1実施形態と同様に、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などを考慮して、UE#1〜UE#4の中から削減対象端末を選択する。すなわち、基地局100は、伝送速度減少データ(AG又はRG)をUE#1〜UE#4のいずれかに送信することによって、割当済み伝送速度を減少させる。
ここでは、基地局100は、削減対象端末としてUE#4を選択した上で、伝送速度減少データをUE#4に送信する。
なお、UE#1はR99において通信を行っているため、UE#1の伝送速度をTTI毎に制御することができない。従って、UE#1は削減対象端末の候補から除外される。UE#3の伝送速度は最小伝送速度であるため、UE#3は削減対象端末の候補から除外されてもよい。
この結果、TTI#2において、初期伝送速度をUE#5に割り当てたとしても、UE#1〜UE#5に割り当てる伝送速度の合計(初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計)が最大受信伝送速度以下となる。
次に、TTI#2において、UE#6から通信開始要求を受けたケースについて考える。UE#5は、EULにおいて通信を開始しようとする無線端末10(第2無線端末)である。
このようなケースでは、初期伝送速度をUE#6に割り当てると、UE#1〜UE#6に割り当てる伝送速度の合計(初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計)が最大受信伝送速度を超えてしまう。
従って、基地局100は、第1実施形態と同様に、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などを考慮して、UE#1〜UE#5の中から削減対象端末を選択する。すなわち、基地局100は、基地局100は、伝送速度減少データ(AG又はRG)をUE#1〜UE#5のいずれかに送信することによって、割当済み伝送速度を減少させる。
ここでは、基地局100は、削減対象端末としてUE#2及びUE#4を選択した上で、伝送速度減少データをUE#2及びUE#4に送信する。
なお、UE#1及びUE#6はR99において通信を行っているため、UE#1及びUE#6の伝送速度をTTI毎に制御することができない。従って、UE#1及びUE#6は削減対象端末の候補から除外される。また、UE#3の伝送速度は最小伝送速度であるため、UE#3は削減対象端末の候補から除外されてもよい。
この結果、TTI#3において、初期伝送速度をUE#6に割り当てたとしても、UE#1〜UE#6に割り当てる伝送速度の合計(初期伝送速度と割当済み伝送速度との合計)が最大受信伝送速度以下となる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
第3実施形態では、基地局100(セル)は、以下のトリガに応じて、削減対象端末を選択する。具体的には、基地局100(セル)は、無線端末10から受信した上り方向ユーザデータの破棄が検出された場合に、削減対象端末を選択する。
(セルの構成)
以下において、第3実施形態に係るセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図9は、第3実施形態に係るセル(セルA機能部120)を示すブロック図である。ここでは、セルA機能部120がサービングセルとして機能するケースについて例示する。図9では、図5と同様の構成について同様の符号を付している。
図9に示すように、セルA機能部120は、図5に示した構成に加えて、バッファ128と、検出部129を有する。
バッファ128は、E−DPDCHを介して無線端末10から受信した上り方向ユーザデータ(ブロック)を蓄積する。バッファ128に蓄積可能な上り方向ユーザデータ量であるバッファ量閾値が予め定められている。
バッファ128に蓄積された上り方向ユーザデータ量がバッファ量閾値を超えた場合に、無線端末10から受信した上り方向ユーザデータ(ブロック)は破棄される。なお、バッファ128に蓄積された上り方向ユーザデータ(ブロック)のうち、最も古いブロックが破棄されてもよく、最も新しいブロックが破棄されてもよい。バッファ128に蓄積された上り方向ユーザデータ(ブロック)のうち、最も優先順位が低いブロックが破棄されてもよい。
検出部129は、上り方向ユーザデータ(ブロック)が破棄されたことを検出する。具体的には、検出部129は、以下の2つの方法によって上り方向ユーザデータ(ブロック)の破棄を検出する。
第1に、バッファ128において上り方向ユーザデータ(ブロック)が破棄されたことを検出する。検出部129は、バッファ128において上り方向ユーザデータ(ブロック)が破棄された旨をスケジューリング部120aに通知する。
第2に、検出部129は、自局と無線制御装置200との間に設定された有線伝送路において上り方向ユーザデータが破棄されたことを検出する。具体的には、検出部129は、無線制御装置200から受信する輻輳情報を監視しており、上り方向ユーザデータの破棄によって検出された輻輳が生じていることを示す輻輳情報を受信した場合に、有線伝送路における上り方向ユーザデータの破棄を検出する。検出部129は、有線伝送路において上り方向ユーザデータ(ブロック)が破棄された旨をスケジューリング部120aに通知する。
ここで、有線伝送路は、複数の基地局100によって共用されることも考えられる。無線制御装置200は、有線伝送路において輻輳が生じているか否かを示す輻輳情報(TNL Congestion Indication)を基地局100に送信する(TS25.427 Ver.7.5.0 5.14 “TNL Congestion Indication”を参照)。
輻輳情報としては、(1)輻輳が生じていないことを示す情報“0 No TNL Congestion”、(2)遅延によって検出された輻輳が生じていることを示す情報“2 TNL Congestion−detected by delay build up”、(3)上り方向ユーザデータの破棄によって検出された輻輳が生じていることを示す情報“3 TNL Congestion−detected by frame loss”などが挙げられる(TS25.427 Ver.7.5.0 6.3.3.11 “TNL Congestion Indication”を参照)。
なお、上述した選択部125は、上り方向ユーザデータ(ブロック)の破棄が検出された場合に、第1実施形態と同様に、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などを考慮して、伝送速度を減少させる無線端末10(削減対象端末)を選択する。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第4実施形態との相違点について主として説明する。
第4実施形態では、基地局100(サービングセル)は、以下のトリガに応じて、削減対象端末を選択する。具体的には、基地局100(サービングセル)は、非サービングセルからの指示に応じて、削減対象端末を選択する。ここで、非サービングセルは、無線端末10(非サービング端末)から受信する上り方向ユーザデータの受信電力が所定干渉閾値を超えた場合に、上り方向ユーザデータの伝送速度の減少をサービングセルに指示する。
(非サービングセルとして機能するセルの構成)
以下において、第4実施形態に係る非サービングセルとして機能するセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図10は、第4実施形態に係る非サービングセルとして機能するセルB(セルB機能部130)を示すブロック図である。上述したように、セルB機能部130(セルB)は、セルA、セルC又はセルDに在圏する無線端末10(すなわち、セルA、セルC又はセルDをサービングセルとして用いる無線端末10)に対して非サービングセルとして機能する。
図10に示すように、非サービングセルとして機能するセルB機能部130は、干渉測定部131と、指示部132と、RG制御部133とを有する。
干渉測定部131は、セルBに在圏する無線端末10(サービング端末)から受信する各種データの受信電力、及び、セルB以外の他セルに在圏する無線端末10(非サービング端末)から受信する各種データの干渉電力を測定する。セルB以外の他セルは、セルA、セルC及びセルDだけではなくて、基地局100に隣接する他の基地局が有するセルを含む。
具体的には、図11に示すように、干渉測定部131は、雑音電力、受信電力(R99)、干渉電力(R99)、受信電力(サービング)及び干渉電力(非サービング)を測定する。
受信電力(R99)は、セルBに在圏する無線端末10からDPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。干渉電力(R99)は、セルB以外の他セルに在圏する無線端末10からDPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。
受信電力(サービング)は、セルBに在圏する無線端末10(サービング端末)からE−DPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。干渉電力(非サービング)は、セルB以外の他セルに在圏する無線端末10(非サービング端末)からE−DPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。
指示部132は、干渉電力(非サービング)が所定干渉閾値を超えているか否かを判定する。所定干渉閾値は、予め定められた固定値であってもよく、受信電力(サービング)と干渉電力(非サービング)との比率によって定められる値であってもよい。
例えば、所定干渉閾値を“Th”、干渉電力(非サービング)を“I”、受信電力(サービング)を“S”で表したケースについて考える。
このようなケースにおいて、所定干渉閾値“Th”が予め定められた値である場合には、指示部132は、“I”が“Th”を超えているか否かを判定する。
所定干渉閾値“Th”が“I/S”で定められた値である場合には、指示部132は、“I”が“Th×S”を超えているか否かを判定する。逆に、所定干渉閾値“Th”が“S/I”で定められた値である場合には、指示部132は、“I”が“S/Th”を超えているか否かを判定する。
所定干渉閾値“Th”が“I/S+I”で定められた値である場合には、指示部132は、“I”が“Th×(S+I)”を超えているか否かを判定する。逆に、所定干渉閾値“Th”が“S+I/I”で定められた値である場合には、指示部132は、“I”が“(S+I)/Th”を超えているか否かを判定する。
続いて、指示部132は、干渉電力(非サービング)が所定干渉閾値を超えている場合には、セルBを非サービングセルとして用いる無線端末10(非サービング端末)に割り当てられた伝送速度の減少を、当該無線端末10(非サービング端末)がサービングセルとして用いるセルA(セルA機能部120)に対して指示する。
RG制御部133は、セルBを非サービングセルとして用いる無線端末10(非サービング端末)に対して、E−RGCHを介してRGを送信する。なお、RGは、維持コマンド“Hold”又は減少コマンド“Down”である。上述したように、減少コマンド“Down”は、所定減少幅の減少を指示するコマンドである。なお、RG制御部133は、増加コマンド“Up”を非サービング端末に送信しないことに留意すべきである。
なお、上述したセルA機能部120(選択部125)は、セルB機能部130(非サービングセル)からの指示に応じて、第1実施形態と同様に、“TEBS”、“Happy Bit”、“Priority Class”、“UPH”などを考慮して、セルAをサービングセルとして用いる複数の無線端末10の中から、伝送速度を減少させる無線端末10(削減対象端末)を選択する。
[第5実施形態]
以下において、第5実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第5実施形態との相違点について主として説明する。
第5実施形態では、基地局100(サービングセル)は、以下のトリガに応じて、削減対象端末を選択する。具体的には、基地局100(サービングセル)は、自局が割り当て可能な伝送速度の合計が許容受信伝送速度を超える送信時間間隔(減少対象送信時間間隔)において削減対象端末を選択する。
(セルの構成)
以下において、第5実施形態に係るセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図12は、第5実施形態に係るセル(セルA機能部120)を示すブロック図である。ここでは、セルA機能部120がサービングセルとして機能するケースについて例示する。図12では、図5と同様の構成について同様の符号を付している。
図12に示すように、セルA機能部120は、図5に示した構成に加えて、特定部221を有する。
特定部221は、割当済み伝送速度の合計が許容受信伝送速度を超える送信時間間隔(TTI)である減少対象時間間隔(減少対象TTI)を特定する。
割当済み伝送速度は、R99において通信を行う無線端末10に割り当てられた伝送速度と、EULにおいて通信を行う無線端末10に割り当てられた伝送速度とを含む。
許容受信伝送速度は、最大受信伝送速度以下の伝送速度である。なお、許容受信伝送速度は、予め定められていてもよく、無線リソースの使用状況に応じて変更されてもよい。最大受信伝送速度は、基地局100(ここでは、セルA)によって無線端末10に割り当て可能な伝送速度の上限である。最大受信伝送速度は、無線端末10に割り当て可能な無線リソースの上限(最大無線リソース)と考えてもよい。
なお、最大受信伝送速度と許容受信伝送速度との差分は、基地局100(セル)が割り当て可能な伝送速度(無線リソース)のマージン(留保リソース)であることに留意すべきである。
(伝送速度制御の一例)
以下において、第5実施形態に係る伝送速度制御の一例について説明する。図13は、第5実施形態に係る伝送速度制御の一例を示す図である。
図13に示すように、複数のTTI(TTI#1〜TTI#8)は1サイクルを構成する。上り方向ユーザデータの送信では1サイクルが繰り返される。
ここで、TTI#1、TTI#6及びTTI#7では、割当済み伝送速度の合計が許容受信伝送速度を超えている。すなわち、TTI#1、TTI#6及びTTI#7は、減少対象TTIである。
ここで、割当済み伝送速度は、R99において割り当てられた伝送速度(R99)と、EULにおいて割り当てられた伝送速度(EUL)とを含む。なお、伝送速度(R99)は割り当てられていなくてもよい。EULにおいて割り当てられた伝送速度(EUL)は、スケジュールド送信用に割り当てられた伝送速度(EUL(Scheduled))と、非スケジュールド送信用に割り当てられた伝送速度(EUL(Non−Scheduled))とを含む。なお、伝送速度(EUL(Non−Scheduled))は割り当てられていなくてもよい。
スケジュールド送信は、基地局100によって割り当てられたアクティブプロセスを用いて無線端末10が上り方向ユーザデータを送信する送信形態である。非スケジュールド送信は、基地局100のスケジューリング制御に依拠せずに無線端末10が上り方向ユーザデータを送信する送信形態である。
ここで、EULにおいて割り当てられた伝送速度(EUL)は、削減対象端末に割り当てられた伝送速度(EUL(削減対象UE))を含む。なお、伝送速度(EUL(削減対象UE))は、本来的には、伝送速度(EUL(Scheduled))に含まれることに留意すべきである。すなわち、図5では、説明を明確にするために、伝送速度(EUL(削減対象UE))と伝送速度(EUL(Scheduled))とが別々に記載されているに過ぎない。
このような状況では、選択部125は、減少対象時間間隔(減少対象TTI)、すなわち、TTI#1、TTI#6及びTTI#7において、伝送速度を減少させる無線端末10(削減対象端末)を選択する。
[第6実施形態]
以下において、第6実施形態について説明する。以下においては、第1実施形態と第6実施形態との相違点について主として説明する。
第6実施形態では、基地局100(サービングセル)は、以下のトリガに応じて、削減対象端末を選択する。具体的には、基地局100(サービングセル)は、無線端末10から受信する帯域内の総受信電力(RTWP:Received Total Wideband Power)と帯域内において目標とされる目標受信電力(Target RTWP)との差分が所定範囲内である場合に、削減対象端末を選択する。
ここで、目標受信電力(Target RTWP)は、帯域内においてサービングセルに許容される最大受信電力(Maximum RTWP)以下である。最大受信電力は、他セルへの干渉を考慮して、無線制御装置200によって定められる。無線制御装置200は、最大受信電力を基地局100(サービングセル)に通知する(3GPP TS25.309 Ver.6.6.0 14.1“Scheduler Control from CRNC to Node B”を参照)。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、削減対象端末として選択される無線端末10は、(1)送信バッファ13のバッファ量が所定閾値よりも無線端末10、(2)幸福度率が所定閾値よりも高い無線端末10、(3)“UPH”によって示される送信電力比が所定閾値よりも小さい無線端末10、(4)上り方向ユーザデータを割当済み伝送速度に満たない伝送速度で送信する無線端末10、(5)AG(Inactive)を送信できなかった無線端末10などである。ここで、基地局100は、これらの基準の一部又は全部について重み付けされた重付値を算出して、算出された重付値の合計に応じて、削減対象端末とすべき無線端末10を選択してもよい。
上述した第1実施形態及び第6実施形態は、必要に応じて組み合わされてもよい。
第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 第1実施形態に係る無線端末10を示すブロック図である。 第1実施形態に係る基地局100を示すブロック図である。 第1実施形態に係るセルA機能部120を示すブロック図である。 第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係るセルA機能部120を示すブロック図である。 第2実施形態に係る伝送速度制御の一例を示す図である。 第3実施形態に係るセルA機能部120を示すブロック図である。 第4実施形態に係るセルB機能部130を示すブロック図である。 第4実施形態に係る総受信電力を説明するための図である。 第5実施形態に係るセルA機能部120を示すブロック図である。 第5実施形態に係る伝送速度制御の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・無線端末、11・・・通信部、12・・・SG管理部、13・・・送信バッファ、14・・・制御情報生成部、100・・・基地局、110・・・通信部、120・・・セルA機能部、120a・・・スケジューリング部、121・・・AG制御部、122・・・RG制御部、123・・・再送制御部、124・・・送信スロット割当部、125・・・選択部、126・・・計算部、127・・・判定部、128・・・バッファ、129・・・検出部、130・・・セルB機能部、131・・・干渉測定部、132・・・指示部、133・・・RG制御部、140・・・セルC機能部、150・・・セルD機能部、200・・・無線制御装置、221・・・特定部

Claims (13)

  1. 拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末が基地局に送信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記基地局が前記無線端末に送信する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記基地局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減対象端末を選択する第1選択部と、
    前記第1選択部によって選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算する第1計算部と、
    前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択する第2選択部と、
    前記第2選択部によって選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算する第2計算部と、
    前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信する送信部とを有しており、
    前記第2選択部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択し、
    前記第2計算部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算し、
    前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下であることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記無線端末は、自端末に設けられた送信バッファに蓄積された前記上り方向ユーザデータ量であるバッファ量を示す情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有し、
    前記第1選択部は、前記バッファ量が所定閾値よりも少ない前記無線端末を前記削減対象端末として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線端末は、自端末に割り当てられている前記伝送速度が十分であるか否かを示す幸福度情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有し、
    前記第1選択部は、前記伝送速度が十分であることを示す前記幸福度情報の比率が所定閾値よりも高い前記無線端末を前記削減対象端末として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記伝送速度は、前記拡張個別物理データチャネルの送信電力と個別物理制御チャネルの送信電力との比によって定められており、
    前記無線端末は、前記個別物理制御チャネルの送信電力に対する自端末に許容される最大送信電力の比である送信電力比を示す情報を前記基地局に送信する端末側送信部を有し、
    前記第1選択部は、前記送信電力比が所定閾値よりも小さい前記無線端末を前記削減対象端末として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1選択部は、前記上り方向ユーザデータを前記割当済み伝送速度に満たない伝送速度で送信する前記無線端末を前記削減対象端末として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記無線端末は、自端末に割り当てられた送信時間間隔で前記上り方向ユーザデータを前記基地局に送信し、
    前記送信部は、前記無線端末に割り当てられた前記送信時間間隔の使用停止を要求する停止要求を前記無線端末に対して送信し、
    前記第1選択部は、前記停止要求を送信できなかった前記無線端末を前記削減対象端末として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記基地局は、新たに通信を開始する第2無線端末から通信開始要求を受信した場合に、前記第2無線端末に最初に割り当てる前記伝送速度である初期伝送速度と前記割当済み伝送速度との合計が前記許容受信伝送速度を超えるか否かを判定する判定部を有しており、
    前記第1選択部は、前記初期伝送速度と前記割当済み伝送速度との合計が前記許容受信伝送速度を超える場合に、前記削減対象端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記基地局は、前記無線端末から受信した前記上り方向ユーザデータが破棄されたことを検出する検出部を有しており、
    前記第1選択部は、前記上り方向ユーザデータの破棄が検出された場合に、前記削減対象端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記上り方向ユーザデータの伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ及び前記上り方向ユーザデータの伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データを前記伝送速度制御データとして前記無線端末に送信するサービングセルと、前記絶対伝送速度制御データを送信せずに前記相対伝送速度制御データを前記無線端末に送信する非サービングセルとを含み、
    前記サービングセルは、前記第1選択部と、前記第1計算部と、前記第2選択部と、前記第2計算部と、前記送信部とを有しており、
    前記非サービングセルは、前記無線端末から受信する前記上り方向ユーザデータの受信電力が所定干渉閾値を超えた場合に、前記上り方向ユーザデータの伝送速度の減少を前記サービングセルに指示する指示部を有しており、
    前記第1選択部は、前記指示部の指示に応じて、前記削減対象端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  10. 前記無線端末は、自端末に割り当てられた送信時間間隔で前記上り方向ユーザデータを前記基地局に送信し、
    前記基地局は、自局が割り当て可能な伝送速度の合計が許容受信伝送速度を超える前記送信時間間隔である減少対象送信時間間隔を特定する特定部を有し、
    前記第1選択部は、前記減少対象送信時間間隔において前記削減対象端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 前記第1選択部は、前記無線端末から受信する帯域内の総受信電力と帯域内において目標とされる目標受信電力との差分が所定範囲内である場合に、前記削減対象端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  12. 拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末が基地局に送信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記基地局が前記無線端末に送信する無線通信方法であって、
    前記基地局が、前記基地局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減端末を選択するステップAと、
    前記基地局が、前記ステップAで選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算するステップBと、
    前記基地局が、前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択するステップCと、
    前記基地局が、前記ステップCで選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算するステップDと、
    前記基地局が、前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信するステップEとを含み、
    前記ステップCでは、前記ステップAで前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択し、
    前記ステップDでは、前記ステップAで前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算し、
    前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下であることを特徴とする無線通信方法。
  13. 拡張個別物理データチャネルを介して上り方向ユーザデータを無線端末から受信し、前記上り方向ユーザデータの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを前記無線端末に送信する基地局であって、
    自局が既に割り当てている前記伝送速度である割当済み伝送速度を削減すべき前記無線端末である削減対象端末を選択する第1選択部と、
    前記第1選択部によって選択された前記削減対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の削減量を計算する第1計算部と、
    前記割当済み伝送速度を増加すべき前記無線端末である増加対象端末を選択する第2選択部と、
    前記第2選択部によって選択された前記増加対象端末に割り当てられた前記割当済み伝送速度の増加量を計算する第2計算部と、
    前記割当済み伝送速度から前記削減量が削減された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記削減対象端末に送信し、前記割当済み伝送速度に前記増加量が増加された前記伝送速度を示す前記伝送速度制御データを前記増加対象端末に送信する送信部とを備え、
    前記第2選択部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、前記増加対象端末を選択し、
    前記第2計算部は、前記第1選択部によって前記削減対象端末が選択されなかった場合に、許容受信伝送速度を超えない範囲で前記増加量を計算し、
    前記許容受信伝送速度は、前記基地局によって割り当て可能な最大受信伝送速度以下であることを特徴とする基地局。
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