JP2009188754A - 撮像装置におけるパン又はチルト検出方法、及び撮像装置 - Google Patents

撮像装置におけるパン又はチルト検出方法、及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置において、回路規模及び製品コストを増大させることなく、手ブレであるか又はパンニング或いはチルティングによるブレであるかを適切に判断できるようにする。
【解決手段】動画像データをMPEG符号化して取得可能な撮像装置において、P(又はB)フレームとIフレームとの符号量の差分を算出し、当該符号量の差分が所定差分量以下となるP(又はB)フレームのフレーム数を計数し、その計数値が第一の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定する。また、その計数値が第一の所定値よりも大きい場合には、算出した符号量の差分が所定差分量以下であったP(又はB)フレームの符号量が所定符合量以上となるフレーム数を計数し、その計数値が第二の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定し、第二の所定値よりも大きい場合にはパン又はチルトが有ると判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、カメラの手ブレ補正技術に関する。
近年のカメラは、携帯性を重要視し、小型、薄型化が進んでいる。また、小型でありながら光学的にズームする光学ズーム倍率の高倍率化も進んでいる。一方、そのようなカメラの小型、薄型化、及び光学ズームの高倍率化に伴って、撮影者の手ブレによる影響が大きくなり、撮影画像が不自然になることがある。
従来、手ブレを防止する装置としては、手ブレ量を検出し、検出した手ブレ量に応じて、撮影レンズをシフトする装置、撮像装置(撮像素子)をシフトする装置、及び撮影した画像をシフトする装置が挙げられる。
上記いずれの装置においても、ブレ量を検出することが必要となるが、検出したブレ量が、撮影者が意図したパンニング又はチルティングによるものであった場合、検出したブレ量を補正してしまうと撮影者の意図に反した画像が記録され、不自然な画像になってしまう。そこで、検出したブレ量が、撮影者の手ブレによるものか、又は、撮影者が意図したパンニング或いはチルティングによるブレによるものなのかを判断し、それぞれのブレに応じた補正を行う必要がある。
例えば、特許文献1には、2つの角速度センサからの手ブレ検出出力が閾値以上であった場合に、パンニング或いはチルティングと判別するようにした装置が提案されている。
また、特許文献2には、画像信号中より画像の時間的変化を検出し、その検出結果から、画像の時間的変化が一定方向に単調増加又は単調減少していると判定したときには、パンニング又はチルティングであると判断する装置が提案されている。
特開平07−203285号公報 特開平02−111179号公報
しかしながら、特許文献1に提案されている装置では、角速度センサ等が必要となり、回路規模が大きくなり、製品コストが高くなってしまう。また、特許文献2に提案されている装置では、画像信号中から動きを検出しているため、コントラストの低い画像や、格子模様等のように繰り返し模様の多い画像に対しては、動きを検出する精度が低下し、手ブレであるか、又は、パンニング或いはチルティングによるブレであるかを判断する精度が低下してしまう。
本発明は、上記実情に鑑み、回路規模及び製品コストを増大させることなく、且つ、コントラストの低い画像や繰り返し模様の多い画像に対しても手ブレであるか、又は、パンニング或いはチルティングによるブレであるかを適切に判断することができる、撮像装置におけるパン又はチルト検出方法、及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る方法は、動画像データをMPEG符号化して取得可能な撮像装置におけるパン又はチルトの検出方法であって、Pフレーム又はBフレームとIフレームとの符号量の差分を算出し、当該符号量の差分が所定差分量以下となるPフレーム又はBフレームのフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第一の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定する第一の判定工程を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様に係る方法は、上記第1の態様において、前記第一の判定工程において求められた前記計数値が前記第一の所定値よりも大きい場合には、前記第一の判定工程において算出された前記符号量の差分が前記所定差分量以下であったPフレーム又はBフレームの符号量が所定符合量以上となるフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第二の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定し、前記第二の所定値よりも大きい場合にはパン又はチルトが有ると判定する第二の判定工程を更に有する、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る装置は、動画像データをMPEG符号化して取得可能な撮像装置であって、Pフレーム又はBフレームとIフレームとの符号量の差分を算出し、当該符号量の差分が所定差分量以下となるPフレーム又はBフレームのフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第一の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定する第一の判定手段を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様に係る装置は、上記第3の態様において、前記第一の判定手段において求められた前記計数値が前記第一の所定値よりも大きい場合には、前記第一の判定手段において算出された前記符号量の差分が前記所定差分量以下であったPフレーム又はBフレームの符号量が所定符合量以上となるフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第二の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定し、前記第二の所定値よりも大きい場合にはパン又はチルトが有ると判定する第二の判定手段を更に有する、ことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様に係る装置は、上記第4の態様において、ブレを検出するブレ検出手段と、前記ブレ検出手段により検出されたブレに基づき前記動画像データのブレを補正する補正手段と、を有し、前記第二の判定手段によりパン又はチルトが有ると判定された場合には、前記補正手段の動作を変更する、ことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様に係る装置は、上記第5の態様において、前記ブレ検出手段は、前記動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路又はジャイロスコープである、ことを特徴とする。
本発明によれば、回路規模及び製品コストを増大させることなく、且つ、コントラストの低い画像や繰り返し模様の多い画像に対しても手ブレであるか、又は、パンニング或いはチルティングによるブレであるかを適切に判断することができる、撮像装置におけるパン又はチルト検出方法、及び撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラのシステム構成例を示す図である。
なお、このデジタルカメラは、動画像(連続する画像)を撮影したときに、その動画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)符号化して記録することが可能な撮像装置である。
同図において、撮像光学系1は、入射した被写体像を撮像素子2に結像する。
撮像素子2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサであって、撮影光学系1により結像された被写体像を電気信号に変換する。
AFE(Analog Front-End)3は、撮像素子2により変換された電気信号を画像信号として読み出し、その画像信号に対し、CDS(Correlated Double Sampling)、AGC(Automatic Gain Control)、及びA/D(Analog/Digital)変換等の処理を行って、それをデジタルデータである原画像データとして出力する。この原画像データは、代表点メモリ4と動き検出部5に入力されると共に、RAM6に格納される。また、AFE3は、撮像素子2の駆動制御も行う。
代表点メモリ4は、AFE3から出力された原画像データにおける複数の代表点のデータを記憶する。なお、この複数の代表点については、図2を用いて後述する。
動き検出部5は、ブレを検出する手段の一例であり、AFE3から出力された現フレームの原画像データと、代表点メモリ4に記憶されている現フレームよりも1つ前のフレームの原画像データにおける複数の代表点のデータとから、パターンマッチング法により、連続する2フレーム間における動きベクトルを検出し、その動きベクトルのデータを出力する。
補正量演算部7は、動き検出部5から出力された動きベクトルのデータと、RAM6に格納されている後述のパンチルト判定結果のデータとから、手ブレ補正量を演算し、その手ブレ補正量のデータを出力する。この手ブレ補正量のデータは、RAM6に格納される。
AFE3と、補正量演算部7と、処理部8と、RAM6、ROM9と、記録媒体I/F10と、ビデオエンコーダ11と、システムコントローラ12は、バス13を介して接続されている。
処理部8は、画像処理部14と、画像圧縮部15と、符号量差分算出部16と、符号量差分比較部17と、符号量比較部18と、パンチルト判定部19とを含む。
画像処理部14は、RAM6に格納されている手ブレ補正量のデータに基づいてRAM6に格納されている原画像データから切り出された、手ブレ成分を抑制した主画像データに対し、色補正や歪補正等の各種の画像処理を施し、記録用主画像データとLCD表示用画像データとを生成し、出力する。ここで、記録用主画像データは画像圧縮部15に入力され、LCD表示用画像データはRAM6に格納される。
画像圧縮部15は、画像処理部14から出力された記録用主画像データに対しMPEG方式による圧縮処理(MPEG符号化処理)を施し、その圧縮処理後の記録用主画像データを出力する。この圧縮処理後の記録用主画像データは、RAM6に格納される。また、画像圧縮部15は、各フレームの圧縮処理後の記録用画像データの符号量を算出し、その符号量のデータを出力する。なお、MPEG方式による圧縮処理により生成されるフレームは、フレーム内予測符号化されるIフレーム(Intra coded frame)と、片方向フレーム間予測符号化されるPフレーム(Predictive coded frame)と、両方向フレーム間予測符号化されるBフレーム(Bidirectionally predictive coded frame)との3種類から構成される。本実施形態では、この3種類のフレームのうちIフレームとPフレーム(又はBフレーム)の2種類のフレームの各フレーム毎に、圧縮処理後の記録用画像データの符号量を算出し、その符号量のデータを出力するものとする。
符号量差分算出部16は、画像圧縮部15から出力されたPフレーム(又はBフレーム)の符号量のデータとIフレームの符号量のデータとから、そのPフレーム(又はBフレーム)とIフレームとの符号量の差分を算出し、その符号量の差分のデータを出力する。
符号量差分比較部17は、符号量差分算出部16から出力された符号量の差分のデータから、その符号量の差分が所定差分量よりも多くなっているPフレーム(又はBフレーム)のフレーム数を計数し、計数したフレーム数のデータを出力する。
符号量比較部18は、画像圧縮部15から出力されたPフレーム(又はBフレーム)の符号量のデータから、そのPフレーム(又はBフレーム)の符号量が所定符号量よりも多くなっているPフレーム(又はBフレーム)のフレーム数を計数し、計数したフレーム数のデータを出力する。
パンチルト判定部19は、符号量差分比較部17から出力されたフレーム数のデータと符号量比較部18から出力されたフレーム数のデータとから、パンニング又はチルティング(以下単に「パンチルト」という)が発生しているか否かを判定し、その判定結果のデータを出力する。この判定結果のデータは、RAM6に格納される。
RAM6は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等であって、上述の、AFE3から出力された原画像データ、補正量演算部7から出力された手ブレ補正量のデータ、画像処理部14から出力されたLCD表示用画像データ、画像圧縮部15から出力された圧縮処理後の記録用主画像データ、及びパンチルト判定部19から出力された判定結果のデータ等を記憶する。
ROM9は、例えばフラッシュメモリ等の、電気的に書き換え動作を行わせることが可能な不揮発性メモリであり、システムコントローラ12内の不図示のCPUにより実行されるカメラプログラムの他、そのカメラプログラムの実行中に使用される各種データ等を記憶する。
記録媒体I/F10は、バス13と、記録媒体保持部20に装着されている記録媒体21との間で、データの送受を可能にするためのインターフェースである。これにより、RAM6に格納されている圧縮処理後の記録用主画像データを記録媒体I/F10を介して記録媒体21に記録することができる。
記録媒体21は、記録媒体保持部20に着脱自在の例えばxD−ピクチャーカード(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等のメモリカードである。
ビデオエンコーダ11は、RAM6に格納されているLCD表示用画像データを、表示先となる装置に応じた形式に符号化して出力する。これにより、そのビデオエンコーダ11を介して、LCD表示用画像データに応じた画像を、ビデオ出力端子22に接続された表示装置に表示させることができるし、更にLCDドライバ23を介して、LCD24に表示させることもできる。
システムコントローラ12は、各部の制御やメモリ制御などを含む当該デジタルカメラ全体の動作を制御するものであって、内部のCPUがROM8に記憶されているカメラプログラムを読み出し実行することによって、その制御が行われる。
次に、上記動き検出部4の動作例を説明する。
図2は、AFE3から出力された原画像データにおける複数の代表点のデータを代表点メモリ4に記憶するときの、その複数の代表点の一例を模式的に示す図である。
同図に示した例では、原画像データに係る原画像上の予め定められた48個の点(例えば点31、32等)を複数の代表点として定めている。また、その48個の点の各々を中心とする48個の領域(例えば代表点31を中心とする領域33や代表点32を中心とする領域34等)を、それぞれ比較領域として定めている。
この例によれば、動き検出部5において、AFE3から出力された現フレームの原画像データにおける48個の比較領域の画像データと、代表点メモリ4に記憶されている現フレームよりも1つ前のフレームの原画像データにおける48個の代表点の画像データとから、対応する代表点と比較領域との間のそれぞれで、代表点の画像データに対する比較領域の画像データとの相関演算が行われて相関値が算出され、そして、その対応する代表点と比較領域との間のそれぞれで算出された相関値から、現フレームとその1つ前のフレームとの間における動きベクトルが検出される。
次に、上記パンチルト判定部19の動作例を説明する。
一般的に、MPEG方式による圧縮処理により生成されるIフレーム、Pフレーム、及びBフレームにおいて、Iフレームは、Pフレーム及びBフレームの各フレームよりも符号量が多くなることが知られている。特に、連続した撮影画像に変化が少ない場合には、連続するフレーム間の相関が高くなるため、片方向フレーム間予測符号化されるPフレーム及び両方向フレーム間予測符号化されるBフレームの各フレームの符号量は少なくなり、フレーム内予測符号化されるIフレームとの符号量の差分が大きくなる。
図3は、連続した撮影画像に変化が少ない場合の各フレームの符号量の一例を示す図である。なお、同図に示した例では、連続する14フレームが、1個目のIフレームと、2〜4個目のPフレームと、5個目のBフレームと、6〜14個目のPフレームとから構成されている(後述の図4においても同じ)。
図3に示したように、連続した撮影画像に変化が少ない場合、IフレームはPフレーム及びBフレームの各フレームよりも符号量が多くなり、且つ、IフレームとPフレーム又はBフレームとの間の符号量の差分が大きくなる。
これに対し、撮影者によるパンチルト動作が行われた場合には、連続した撮影画像に変化が生じるため、連続するフレーム間の相関が低くなる。そのため、Pフレーム及びBフレームの各フレームは、連続した撮影画像に変化が少ない場合のPフレーム及びBフレームの各フレームよりも符号量が多くなり、Iフレームとの符号量の差分が小さくなる。
図4は、連続した撮影画像に変化が生じた場合の各フレームの符号量の一例を示す図である。同図に示したように、このような場合には、Pフレーム及びBフレームの各フレームは、連続した撮影画像に変化が少ない場合の図3に示したPフレーム及びBフレームの各フレームよりも符号量が多くなり、且つ、Iフレームとの間の符号量の差分が小さくなる。
以上のような傾向を踏まえて、パンチルト判定部19は、パンチルトが発生しているか否かを判定するものである。
図5は、パンチルト判定部19等によるパンチルト判定処理の一例を示すフローチャートである。
同図に示したフローでは、まず、符号量差分算出部16が、連続する複数のフレームに含まれる、所定数のPフレーム(又はBフレーム)と1つ以上のIフレームにおいて、各Pフレーム(又はBフレーム)とそれに直近の1つのIフレームとの符号量の差分を算出する(S11)。
例えば、図3や図4に示した例において、連続する複数のフレームを上述の連続する14フレームとすると、その連続する14フレームに含まれる、12個のPフレームと1個のIフレームにおいて、各PフレームとIフレームとの符号量の差分が算出される。
続いて、符合量差分比較部17が、S11で算出された、Pフレーム(又はBフレーム)とIフレームとの符号量の差分が所定差分量以下であったPフレーム(又はBフレーム)のフレーム数を計数する(S12)。
続いて、パンチルト判定部19が、S12で計数されたフレーム数が、第一の所定フレーム数よりも大きいか否かを判定する(S13)。
ここで、その判定結果がNoの場合にはパンチルト中でないと判定し(S14)、当該フローを終了する。
一方、S13の判定結果がYesの場合には、符号量比較部18が、S11における所定数のPフレーム(又はBフレーム)において、符号量が所定符号量以上のPフレーム(又はBフレーム)のフレーム数を計数する(S15)。
続いて、パンチルト判定部19が、S15で計数されたフレーム数が、第二の所定フレーム数よりも大きいか否かを判定する(S16)。
ここで、その判定結果がYesの場合にはパンチルト中であると判定し(S17)、その判定結果がNoの場合にはパンチルト中でないと判定し(S14)、そして、当該フローを終了する。
このように、このパンチルト判定処理では、S11における所定数のPフレーム(又はBフレーム)において、Pフレーム(又はBフレーム)とIフレームとの符号量の差分が所定差分量以下であったPフレーム(又はBフレーム)のフレーム数が第一の所定フレーム数よりも大きく、且つ、Pフレーム(又はBフレーム)の符号量が所定符号量以上であったフレーム数が第二の所定フレーム数よりも大きい場合に、パンチルト中であると判定される。
なお、このパンチルト判定処理による判定結果のデータはRAM6に格納される。そして、補正量演算部7により、そのRAM6に格納された判定結果のデータと、動き検出部5から出力された動きベクトルのデータとから、手ブレ補正量が演算される。
ここで、その判定結果のデータがパンチルト中でないという判定結果のデータである場合には、撮影者が意図しない手ブレが発生しているとみなし、動き検出部5から出力された動きベクトルのデータに応じた手ブレ補正量が演算される。この場合は、RAM6に格納されている原画像データから、その手ブレ補正量に応じた手ブレ成分を抑制した切り出し位置にて主画像データが切り出されて画像処理部14に入力されることになる。
また、その判定結果のデータがパンチルト中であるという判定結果のデータである場合には、補正量演算部7の演算式を、パンチルト中でないという判定結果のデータである場合に用いる演算式とは異なる演算式に変更する。例えば、フィルタの伝達関数を変更し、パンチルトの周波数成分を除いた手ブレ補正量を算出し、算出結果に応じて主画像データの切り出し位置を変更する。なお、縦横それぞれ独立した演算式であるため、パンがある場合には横方向の、チルトがある場合には縦方向の演算式を変更する。
このように、本実施の形態では、RAM6に格納されている原画像データから切り出す主画像データの切り出し位置を手ブレ補正量に応じて変更することによって、ブレを補正するようにしている。
以上のように、本実施の形態に係る撮像装置によれば、角速度センサ等を備えることなく、Pフレーム(又はBフレーム)とIフレームとの符号量の差分とPフレーム(又はBフレーム)の符号量とに基づいてパンチルトが発生しているか否かを判定することができるので、回路規模及び製品コストを増大させることなく、且つ、コントラストの低い画像や繰り返し模様の多い画像に対しても、手ブレであるか、又は、パンチルトによるブレであるかを適切に判断することができる。
なお、本実施の形態では、パターンマッチング法により連続するフレーム間の動きベクトルを検出することによってブレを検出するようにしていたが、例えば、ジャイロセンサ等のジャイロスコープを用いてブレを検出するようにすることも勿論可能である。
また、本実施の形態では、補正量演算部7により演算された手ブレ補正量に応じて、RAM6に格納されている原画像データから切り出す主画像データの切り出し位置を変更することによってブレを補正する構成であったが、例えば、それに応じて、撮像素子2の位置を変更する構成とすることもできるし、撮像光学系1に含まれる撮影レンズの位置を変更する構成とすることもできる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
本発明の一実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラのシステム構成例を示す図である。 AFEから出力された原画像データにおける複数の代表点のデータを代表点メモリに記憶するときの、その複数の代表点の一例を模式的に示す図である。 連続した撮影画像に変化が少ない場合の各フレームの符号量の一例を示す図である。 連続した撮影画像に変化が生じた場合の各フレームの符号量の一例を示す図である。 パンチルト判定部等によるパンチルト判定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像光学系
2 撮像素子
3 AFE
4 代表点メモリ
5 動き検出部
6 RAM
7 補正量演算部
8 処理部
9 ROM
10 記録媒体I/F
11 ビデオエンコーダ
12 システムコントローラ
13 バス
14 画像処理部
15 画像圧縮部
16 符号量差分算出部
17 符号量差分比較部
18 符号量比較部
19 パンチルト判定部
20 記録媒体保持部
21 記録媒体
22 ビデオ出力端子
23 LCDドライバ
24 LCD
31、32 点
33、34 領域

Claims (6)

  1. 動画像データをMPEG符号化して取得可能な撮像装置におけるパン又はチルトの検出方法であって、
    Pフレーム又はBフレームとIフレームとの符号量の差分を算出し、当該符号量の差分が所定差分量以下となるPフレーム又はBフレームのフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第一の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定する第一の判定工程を有する、
    ことを特徴とする検出方法。
  2. 前記第一の判定工程において求められた前記計数値が前記第一の所定値よりも大きい場合には、前記第一の判定工程において算出された前記符号量の差分が前記所定差分量以下であったPフレーム又はBフレームの符号量が所定符合量以上となるフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第二の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定し、前記第二の所定値よりも大きい場合にはパン又はチルトが有ると判定する第二の判定工程を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の検出方法。
  3. 動画像データをMPEG符号化して取得可能な撮像装置であって、
    Pフレーム又はBフレームとIフレームとの符号量の差分を算出し、当該符号量の差分が所定差分量以下となるPフレーム又はBフレームのフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第一の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定する第一の判定手段を有する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第一の判定手段において求められた前記計数値が前記第一の所定値よりも大きい場合には、前記第一の判定手段において算出された前記符号量の差分が前記所定差分量以下であったPフレーム又はBフレームの符号量が所定符合量以上となるフレーム数を計数して計数値を求め、当該計数値が第二の所定値以下の場合にはパン又はチルトが無いと判定し、前記第二の所定値よりも大きい場合にはパン又はチルトが有ると判定する第二の判定手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. ブレを検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出されたブレに基づき前記動画像データのブレを補正する補正手段と、
    を有し、
    前記第二の判定手段によりパン又はチルトが有ると判定された場合には、前記補正手段の動作を変更する、
    ことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記ブレ検出手段は、前記動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路又はジャイロスコープである、
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015061252A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 サクサ株式会社 動き検出装置及び動き検出用プログラム
WO2017187691A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、および、プログラム

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