JP2009188707A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにする。
【解決手段】スキャンしたレシートの金額を認識し、認識された金額の使途を判定し、認識された金額に関連する添付用画像を設定しておく。そして、添付用画像の数に応じたレイアウトを自動選択し(S640〜650)、使途毎に添付用画像をグループ化して(S655)、使途,集計金額および添付用画像を使途毎に定められた記号と共にレイアウトして印刷する(S660〜690)。このため記号により関連付けの把握がより容易となり、また、添付用画像が使途毎にまとめられるので単に登録順にレイアウトするものなどに比べ関連付けの把握が容易となる。したがって、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることができる。
【選択図】図15
【解決手段】スキャンしたレシートの金額を認識し、認識された金額の使途を判定し、認識された金額に関連する添付用画像を設定しておく。そして、添付用画像の数に応じたレイアウトを自動選択し(S640〜650)、使途毎に添付用画像をグループ化して(S655)、使途,集計金額および添付用画像を使途毎に定められた記号と共にレイアウトして印刷する(S660〜690)。このため記号により関連付けの把握がより容易となり、また、添付用画像が使途毎にまとめられるので単に登録順にレイアウトするものなどに比べ関連付けの把握が容易となる。したがって、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることができる。
【選択図】図15
Description
本発明は、レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置及びその制御方法に関する。
従来より、レシートを発行する収支先端末と、発行されたレシートを読み取る読取装置と、読取装置に接続され家計簿を作成するユーザ端末とからなる家計簿作成システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、読取装置で読み取られたレシートのイメージデータをOCR(Optical character Reader)を介し所定形式の収支データとしてユーザ端末に送信し、ユーザ端末で送られた収支データを変換した家計簿作成用データに基づいて家計簿を作成する。
特開2002−117219号公報
ところで、このような家計簿や帳簿を作成する際に支出の明細だけでなく支出内容に関するレシートなどの画像を添付して印刷したい場合がある。この場合、読み取った画像をユーザがレイアウトする必要があるため、添付する画像の数によっては煩雑な操作を強いられることになる。また、添付した画像と支出との関連付けを把握できるようにしようとすると更に操作が増えてしまう。
本発明の印刷装置及びその制御方法は、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることを主目的とする。
本発明の印刷装置及びその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷装置は、
レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置であって、
レシートを含む画像を読み取る読取手段と、
前記読み取られたレシートに記載されている金額を認識する認識手段と、
複数の使途を記憶する記憶手段と、
前記記憶された複数の使途から前記認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付ける選択受付手段と、
前記受け付けられた使途毎に前記認識された金額を集計する集計手段と、
前記集計された集計金額と前記受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷する印刷処理手段と
を備えるものである。
レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置であって、
レシートを含む画像を読み取る読取手段と、
前記読み取られたレシートに記載されている金額を認識する認識手段と、
複数の使途を記憶する記憶手段と、
前記記憶された複数の使途から前記認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付ける選択受付手段と、
前記受け付けられた使途毎に前記認識された金額を集計する集計手段と、
前記集計された集計金額と前記受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷する印刷処理手段と
を備えるものである。
この本発明の印刷装置では、レシートを含む画像を読み取り、読み取られたレシートに記載されている金額を認識し、記憶された複数の使途から認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付け、受け付けられた使途毎に認識された金額を集計し、集計された集計金額と受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に関連付けがユーザに対して視認可能に集計金額と添付用画像とをレイアウトして印刷する。したがって、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることができる。ここで、「支出内容に関する添付用画像」には、読み取られたレシートが含まれる。
こうした本発明の印刷装置において、外部から画像データを入力する画像データ入力手段を備え、前記選択受付手段は、前記入力された画像データから前記添付用画像を受け付ける手段であるものとしてもよい。こうすれば、デジタルカメラやメモリカードなどに記憶されている画像を入力して印刷することができる。
また、本発明の印刷装置において、前記印刷処理手段は、前記集計金額と前記添付用画像とに使途毎に定められた記号を付して印刷する手段であるものとしてもよい。こうすれば、関連付けをより容易に把握することができる。
さらに、本発明の印刷装置において、前記印刷処理手段は、前記添付用画像を使途毎にまとめてレイアウトする手段であるものとしてもよい。こうすれば、添付用画像の関連付けをより容易に把握することができる。
また、本発明の印刷装置において、前記記憶手段は、前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトするレイアウトデータを複数記憶する手段であり、前記印刷処理手段は、前記記憶されたレイアウトデータから前記添付用画像の数に応じて選択したレイアウトデータに基づいてレイアウトする手段であるものとしてもよい。こうすれば、用紙に無駄な余白が生じることのない最適なレイアウトをユーザの手を煩わせることなく選択することができる。
さらに、本発明の印刷装置において、前記認識手段は、前記読み取られたレシートに記載されている使途を認識する手段であり、前記集計手段は、前記認識された使途毎に前記認識された金額を集計する手段であるものとしてもよい。こうすれば、記憶手段に記憶されていない使途を用いて金額を集計することができる。この態様の本発明の印刷装置において、前記認識手段は、前記認識した使途を前記記憶手段に新たに登録する手段であり、前記選択受付手段は、前記記憶手段に新たな使途が登録されたとき、該新たな使途の選択を受け付け可能とする手段であるものとしてもよい。こうすれば、一旦登録した後は選択できるので操作が容易となる。
レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置の制御方法であって、
(a)レシートを含む画像を読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取られたレシートに記載されている金額を認識するステップと、
(c)記憶された複数の使途から前記ステップ(b)で認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付けるステップと、
(d)前記ステップ(c)で受け付けられた使途毎に前記ステップ(b)で認識された金額を集計するステップと、
(e)前記ステップ(d)で集計された集計金額と前記ステップ(c)で受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷するステップと
を含むものである。
(a)レシートを含む画像を読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取られたレシートに記載されている金額を認識するステップと、
(c)記憶された複数の使途から前記ステップ(b)で認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付けるステップと、
(d)前記ステップ(c)で受け付けられた使途毎に前記ステップ(b)で認識された金額を集計するステップと、
(e)前記ステップ(d)で集計された集計金額と前記ステップ(c)で受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷するステップと
を含むものである。
この印刷装置の制御方法では、レシートを含む画像を読み取り、読み取られたレシートに記載されている金額を認識し、記憶された複数の使途から認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付け、受け付けられた使途毎に認識された金額を集計し、集計された集計金額と受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に関連付けがユーザに対して視認可能に集計金額と添付用画像とをレイアウトして印刷する。したがって、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることができる。なお、本発明の印刷装置の制御方法に、上述した印刷装置のいずれかの機能を実現するステップを追加してもよい。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はマルチファンクションプリンタ10の構成の概略を示す構成図であり、図2はマルチファンクションプリンタ10のブロック図である。
本実施形態のマルチファンクションプリンタ10は、図示するように、印刷ジョブに基づいて用紙Sへの印刷を実行するプリンタユニット20と、原稿台31に載置された原稿Pを読み取るフラットベット式のスキャナユニット30と、メモリカードスロット40に挿入されたメモリカード42とのデータの入出力を司るメモリカードコントローラ44と、各種情報を表示部52に表示したりユーザの指示をボタン類54の操作を介して入力したりする操作パネル50と、装置全体の制御を司るメインコントローラ60とを備える。このマルチファンクションプリンタ10は、プリンタユニット20やスキャナユニット30,メモリカードコントローラ44,メインコントローラ60がバス12を介して各種制御信号やデータのやり取りができるよう構成されている。
プリンタユニット20は、プリンタASIC22とプリンタエンジン24とを備える。プリンタASIC22は、プリンタエンジン24を制御する集積回路であり、メインコントローラ60から印刷指令を受けると、その印刷指令の対象となる画像ファイルに基づいて用紙Sに印刷するようプリンタエンジン24を制御する。また、プリンタエンジン24は、印刷ヘッドから用紙Sへインクを吐出することにより印刷を行う周知のインクジェット方式のカラープリンタ機構として構成されている。なお、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。
スキャナユニット30は、スキャナASIC32とスキャナエンジン34とを備える。スキャナASIC32は、スキャナエンジン34を制御する集積回路であり、メインコントローラ60からのスキャン指令を受けると、原稿台31に載置された原稿Pを画像データとして読み取るようスキャナエンジン34を制御する。また、スキャナエンジン34は、周知のイメージスキャナとして構成され、原稿Pに向かって発光したあとの反射光をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色に分解してスキャンデータとする周知のカラーイメージセンサを備えている。
メモリカードコントローラ44は、メモリカードスロット40に挿入されたメモリカード42との間でデータの入出力を行うものである。このメモリカードコントローラ44は、メモリカードスロット40にメモリカード42が接続されているとき、メモリカード42に保存されているファイルを読み出してメインコントローラ60に送信したりメインコントローラ60からの命令を入力し該命令に基づいてメモリカード42にデータを書き込んだりする。
操作パネル50は、表示部52とボタン類54とを備える。表示部52は、液晶ディスプレイであり、メニューの選択や設定を行なう各種操作画面などが表示される。また、ボタン類54は、電源をオンオフするための電源ボタン54aや印刷やコピーの開始を指示するスタートボタン54b,各種印刷設定やコピー設定を行なうための設定ボタン54c,選択された画像に対する印刷枚数やコピー枚数を設定したり,ズーム倍率を変化させるための+−ボタン54d,各種モードを選択するモード選択ボタン54e,各種項目や設定を選択するための上下左右の矢印キー54f,選択した設定を有効にするためのOKボタン54g,ひとつ前の画面に戻る戻るボタン54hなどがあり、内部通信インタフェース69を介してメインコントローラ60にユーザの指示を入力できるようになっている。ここで、モード選択ボタン54eにより選択可能なモードとしては、原稿台31にセットした原稿Pをスキャンしてコピーするコピーモードやメモリカード42に記憶された画像を用いて印刷したり原稿Pをスキャンしてデータ化してメモリカード42に保存するメモリカードモード,原稿Pとしてレシートをスキャンしたデータから家計簿を作成する家計簿作成モード,写真フィルムをスキャンして印刷したりデータをメモリカード42に保存したりするフィルムモードなどがある。
メインコントローラ60は、CPU62を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムや各種データ,各種テーブルなどを記憶したROM64と、一時的にスキャンデータや印刷データ,各種データを記憶するRAM66と、電気的に書き換え可能で電源を切ってもデータは保持されるフラッシュメモリ68と、操作パネル50との通信を可能とする内部通信インタフェース69とを備え、これらはバス12を介して互いに信号のやり取りが可能なように接続されている。メインコントローラ60は、プリンタユニット20やスキャナユニット30,メモリカードコントローラ44からの各種動作信号や各種検出信号を入力したり、操作パネル50のボタン類54の操作に応じて発生する操作信号を入力したりする。また、メモリカード42から画像ファイルを読み出してメインコントローラ60へ出力する指令をメモリカードコントローラ44に出力したり、画像データの印刷を実行するようプリンタユニット20に指令を出力したり、操作パネル50のボタン類54のスキャン指令に基づいて原稿台31に載置された原稿Pを画像データとして読み取るようスキャナユニット30に指令を出力したり、操作パネル50に表示部52の制御指令を出力したりする。
次に、こうして構成された本実施形態のマルチファンクションプリンタ10の動作、特に、家計簿作成時の動作について説明する。図3は、メインコントローラ60により実行される家計簿作成処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。この処理は、モード選択ボタン54eにより家計簿作成モードにされ、家計簿の新規作成か既存データへの追加作成かを受け付けたときに実行される。
家計簿作成処理ルーチンが実行されると、メインコントローラ60のCPU62は、まず、レシートの金額を認識する金額認識処理を実行し(ステップS100)、認識された金額の使途を判定する使途判定処理を実行し(ステップS200)、認識された金額に関連する添付用画像を設定する添付用画像設定処理を実行する(ステップS300)。ここで、家計簿作成処理ルーチンの説明を中断して、金額認識処理や使途判定処理、添付用画像設定処理の詳細について順に説明する。
まず、金額認識処理について説明する。この処理は、図4に例示する金額認識処理ルーチンにより行われる。金額認識処理ルーチンでは、まず、原稿台31にレシートをセットしてスタートボタン54bを押下するよう指示するスキャン指示画面(図示せず)を表示部52に表示し(ステップS110)、スタートボタン54bが押下されると(ステップS120)、レシートをスキャンする(ステップS130)。そして、金額を枠内に拡大表示させてOKボタン54gを押下するよう指示する金額読込画面70を表示部52に表示して(ステップS140)、OKボタン54gが押下されるのを待つ(ステップS150)。この金額読込画面70の一例を図5に示す。図5(a)は拡大表示前、図5(b)は矢印キー54fと+−ボタン54dとの操作により金額を拡大表示させた様子を示している。OKボタン54gが押下されると、枠内の数字を識別して金額を認識する(ステップS160)。ここで、数字の識別には、周知の文字識別方法(いわゆるOCR機能)を用いる。金額を認識すると、金額確認画面72を表示部52に表示して(ステップS170)、入力操作を待つ(ステップS180)。この金額確認画面72の一例を図6に示す。図示するように、認識した金額とその金額に対する処理が選択可能に表示される。金額が正しく認識されていないときは戻るボタン54hが押下されステップS140に戻って処理を繰り返し、金額が正しく認識されているときはOKボタン54gが押下され認識した金額をRAM66に登録して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。
次に、使途判定処理について説明する。この処理は、図7に例示する使途判定処理ルーチンにより行われる。使途判定処理ルーチンでは、まず、認識した金額に対応する使途を「項目から選択」か「レシートから読込」かを選択させる使途選択方法入力画面(図示せず)を表示部52に表示して(ステップS210)、選択操作を待つ(ステップS220)。なお、デフォルト値は、「項目から選択」に設定されている。「項目から選択」が選択されると、使途を選択してOKボタン54gを押下するよう指示する使途選択画面74を表示部52に表示し(ステップS230)、OKボタン54gが押下されるのを待つ(ステップS240)。この使途選択画面74の一例を図8に示す。図示するように、フラッシュメモリ68に登録されている使途の項目が一覧表示され、画面上で矢印キー54fを操作してカーソル74aを移動させOKボタン54gを押下すると使途が選択される。そして、選択された使途をRAM66に登録し(ステップS280)、使途登録完了画面76を表示部52に表示して(ステップS290)、本ルーチンを終了する。この使途登録完了画面76の一例を図9に示す。図示するように、登録した使途が金額と共に表示される。一方、ステップS220で「レシートから読込」が選択されると、レシートに含まれる使途を枠内に拡大表示させてOKボタン54gを押下するよう指示する使途読込画面78を表示部52に表示して(ステップS240)、OKボタン54gが押下されるのを待つ(ステップS245)。この使途読込画面78の一例を図10に示す。図10(a)は拡大表示前、図10(b)は矢印キー54fと+−ボタン54dとの操作により使途を拡大表示させた様子を示している。OKボタン54gが押下されると、枠内の文字を周知の文字識別方法により識別して使途を認識し(ステップS250)、使途確認画面80を表示部52に表示して(ステップS260)、選択操作を待つ(ステップS265)。この使途確認画面80の一例を図11に示す。図示するように、認識した使途とその使途に対する処理が選択可能に表示され、画面上で矢印キー54fを操作してカーソル80aを移動させOKボタン54gを押下することにより「決定」か「決定し項目一覧に登録」か「再読込」かを選択することができる。なお、デフォルト値は、「決定」に設定されている。使途が正しく認識されていないときは「再読込」が選択されステップS240に戻って処理を繰り返し、使途が正しく認識され登録不要のときは「決定」が選択されステップS280,S290の処理を実行して本ルーチンを終了する。なお、このとき使途登録完了画面には、「CD 3000円を登録しました」と表示される。また、「決定し項目一覧に登録」が選択されると、認識した使途をフラッシュメモリ68の使途の項目に新規登録し(ステップS270)、ステップS280,S290の処理を実行して本ルーチンを終了する。このようにレシートから使途を認識できるので一覧にない使途を用いて金額を集計することができ、また、一旦登録した後は選択できるので操作が容易となる。
続いて、添付用画像設定処理について説明する。この処理は、図12に例示する添付用画像設定処理ルーチンにより行われる。添付用画像設定処理ルーチンでは、まず、支出内容に関する画像を「添付する」か「添付しない」かを選択させる添付要否確認画面(図示せず)を表示部52に表示して(ステップS310)、選択操作を待つ(ステップS320)。なお、デフォルト値は、「添付する」に設定されている。「添付しない」が選択されると、そのまま本ルーチンを終了する。「添付する」が選択されると、添付用画像として「レシート」か「メモリカードの画像」か「新たにスキャン」かを選択させる添付方法選択画面(図示せず)を表示部52に表示して(ステップS330)、選択操作を待つ(ステップS340)。なお、デフォルト値は、「レシート」に設定されている。「レシート」が選択されると、既に読み込んだレシートを添付用画像に設定して(ステップS350)、本ルーチンを終了する。一方、「メモリカードの画像」が選択されると、メモリカード挿入指示画面(図示せず)を表示部52に表示して(ステップS360)、メモリカード40が挿入されると(ステップS362)、メモリカード40の画像データから添付用画像を選択させるための画像選択画面82を表示部52に表示して(ステップS364)、画像が選択されるのを待つ(ステップS366)。この画像選択画面82の一例を図13に示す。図示するように、サムネイル画像が表示され、画面上で矢印キー54fを操作してカーソル86aを移動させOKボタン54gを押下することにより選択することができる。画像が選択されると、選択された画像を添付用画像に設定して(ステップS368)、本ルーチンを終了する。このような画像は、例えば、動物園やプールなどへ行った写真や購入した服を子どもに着せた写真が挙げられる。また、ステップS340で、「新たにスキャン」が選択されると、スキャン指示画面(図示せず)を表示部52に表示し(ステップS370)、スタートボタン54bが押下されると(ステップS372)、画像をスキャンして(ステップS374)、スキャンした画像を添付用画像に設定して(ステップS376)、本ルーチンを終了する。このような画像は、例えば、美術館や遊園地のチケットが挙げられる。
図3の家計簿作成処理ルーチンに戻って、次のレシート(同一レシートの他の金額を含む)があるか否かをユーザに確認し(ステップS400)、次のレシートがあるときは、ステップS100に戻って処理を繰り返す。これらの処理によりRAM66に登録される家計簿作成用テーブル66aの一例を図14に示す。図示するように、金額や使途、添付用画像を使途毎に定められた記号(○,◎,▼など)に関連付けて登録する。なお、追加作成の場合、メモリカード42から読み出された既存の家計簿作成用データに追加して新たなデータを登録する。一方、次のレシートがないときは、使途毎に金額を集計して(ステップS500)、印刷処理を実行する(ステップS600)。ここで、家計簿作成処理ルーチンの説明を中断して、印刷処理について説明する。
印刷処理は、図15に例示する印刷処理ルーチンにより行われる。印刷処理ルーチンでは、まず、画像のレイアウトデータを「自動選択」か「ユーザ選択」かを選択させるレイアウト選択方法入力画面(図示せず)を表示部52に表示して(ステップS610)、選択操作を待つ(ステップS620)。なお、デフォルト値は、「自動選択」に設定されている。「ユーザ選択」が選択されると、複数のレイアウトデータの中からレイアウトを選択するよう指示するレイアウト選択画面84を表示部52に表示して(ステップS630)、選択操作を待つ(ステップS635)。このレイアウト選択画面84の一例を図16に示す。図示するように、ROM64に登録されているレイアウトデータが複数表示され、画面上で矢印キー54fの操作によりカーソル84aを移動させOKボタン54gを押下することにより選択することができる。一方、「自動選択」が選択されると、添付用画像の数を確認し(ステップS640)、画像数に応じたレイアウトを登録されているレイアウトデータから自動で選択する(ステップS650)。例えば、画像数が値3のときは添付可能数が値3のものを選択し、画像数が値5から値7までは添付可能数が値7のものを選択する。なお、画像数が値8以上のときは2枚目以降の用紙にレイアウトする。このように画像数に応じたものを選択するので、無駄な余白が生じることのない最適なレイアウトをユーザの手を煩わせることなく選択することができる。次に、使途毎に添付用画像をグループ化する(ステップS655)。例えば、図14に示した家計簿作成用テーブル66aでは、使途が交際費のNO2,7,9の画像を1グループとしてまとめ、使途がCDのNO4の画像を1グループとしてまとめる。レイアウトデータが選択されると、使途,集計金額および添付用画像を使途記号と共にレイアウトし(ステップS660)、表示部52にプレビュー表示して(ステップS670)、スタートボタン54bが押下されると(ステップS680)、印刷を実行して(ステップS690)、本ルーチンを終了する。このとき印刷された結果の一例を図17に示す。図示するように、使途,集計金額および添付用画像とを使途毎に定められた記号(○,◎,▼など)により関連付けるので、関連付けの把握がより容易となる。また、添付用画像を使途毎にまとめてレイアウトするので、単に登録順にレイアウトするものなどに比べ関連付けの把握が容易となる。
図3の家計簿作成処理ルーチンに戻って、作成された家計簿作成用テーブル66aやレイアウトを必要ならば家計簿作成用データとしてメモリカード42に保存する保存処理を実行し(ステップS700)、本ルーチンを終了する。保存処理は、図示しない保存処理ルーチンにより行われ、メモリカード42に既に保存されている家計簿作成用データがあれば、新規保存か上書き保存かを選択することができるものとする。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のスキャナユニット30と図4の金額認識処理ルーチンのステップS110〜S130の処理や図12の添付用画像設定処理ルーチンのステップS370〜S374の処理を行うメインコントローラ60が「読取手段」に相当し、図4の金額認識処理ルーチンのステップS140〜S190の処理や図7の使途判定処理ルーチンのステップS240〜S270の処理を実行するメインコントローラ60が「認識手段」に相当し、ROM64やフラッシュメモリ68が「記憶手段」に相当し、図7の使途判定処理ルーチンのステップS210〜S235の処理や図12の添付用画像設定処理ルーチンのステップS310〜S350,S366〜S368,S376の処理を実行するメインコントローラ60が「選択受付手段」に相当し、図3の家計簿作成処理ルーチンのステップS500の処理を実行するメインコントローラ60が「集計手段」に相当し、図3の家計簿作成処理ルーチンのステップS600の処理を実行するメインコントローラ60が「印刷処理手段」に相当する。また、メモリカードスロット40やメモリカードコントローラ44、図12の添付用画像設定処理ルーチンのステップS360〜S364の処理を実行するメインコントローラ60が「画像データ入力手段」に相当する。なお、本実施形態では、マルチファンクションプリンタ10の動作を説明することにより本発明の印刷装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上説明した本実施形態のマルチファンクションプリンタ10によれば、読み取られたレシートの金額を認識し、認識し金額に対応する使途を判定すると共に支出内容に関する添付用画像を設定し、判定した使途毎に金額を集計し、集計金額と添付用画像とに使途毎に定められた記号を付して関連付けると共に添付用画像を使途毎にまとめてレイアウトして用紙Sに印刷する。したがって、煩雑な操作をすることなく支出内容に関する画像を支出との関連付けが把握できるようにすることができる。また、複数のレイアウトデータから画像数に応じたものを選択するので、ユーザの手を煩わせることなく最適なレイアウトを選択することができる。さらに、レシートの使途を認識するので、一覧にない使途を用いて金額を集計することができ、また、認識した使途を一旦登録した後は選択できるので操作が容易となる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、家計簿を作成するものとしたが、家計簿に限られず、領収書などから金額を認識して会社の帳簿などを作成するものとしてもよい。
上述した実施形態では、使途毎に定められた記号で関連付けるものとしたが、記号に限られず関連付けが分かるものであれば如何なるものとしてもよい。例えば、使途の文字の色と添付用画像のフレームの色とに使途毎に定められた色を用いるものとしてもよい。
上述した実施形態では、添付用画像の数に応じたレイアウトデータを選択するものとしたが、画像数に拘わらず常に同一のレイアウトデータを用いるものとしてもよい。
上述した実施形態では、メモリカード42から添付用画像を選択するものとしたが、これに限られず、CD−Rなどの光ディスクから選択したり、デジタルカメラなどを直接接続して選択するものとしてもよい。あるいは、このような画像データからの画像選択を行わずに、スキャンしたレシートのみを添付用画像とするものとしてもよい。
上述した実施形態では、レシートから使途を認識できるものとしたが、レシートから認識させずに登録されている項目一覧からのみ選択させるものとしてもよい。
上述した実施形態では、ユーザがレイアウトデータを選択できるものとしたが、自動で選択するもののみとしてもよい。
上述した実施形態では、マルチファンクションプリンタ10はインクジェット方式としたが、これに限られず、電子写真方式やドットインパクト方式などのプリンタに本発明を適用してもよい。また、FAX機やコピー機などの印刷装置としてもよい。
10 マルチファンクションプリンタ、12 バス、20 プリンタユニット、22 プリンタASIC、24 プリンタエンジン、30 スキャナユニット、31 原稿台、32 スキャナASIC、34 スキャナエンジン、40 メモリカードスロット、42 メモリカード、44 メモリカードコントローラ、50 操作パネル、52 表示部、54 ボタン類、54a 電源ボタン、54b スタートボタン、54c 設定ボタン、54d +−ボタン、54e モード選択ボタン、54f 矢印キー、54g OKボタン、54h 戻るボタン、60 メインコントローラ、62 CPU、64 ROM、66 RAM、68 フラッシュメモリ、69 内部通信インタフェース、70 金額読込画面、72 金額確認画面、74 使途選択画面、76 使途登録完了画面、78 使途読込画面、80 使途確認画面、82 画像選択画面、84 レイアウト選択画面、74a,80a,82a,84a カーソル。
Claims (8)
- レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置であって、
レシートを含む画像を読み取る読取手段と、
前記読み取られたレシートに記載されている金額を認識する認識手段と、
複数の使途を記憶する記憶手段と、
前記記憶された複数の使途から前記認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付ける選択受付手段と、
前記受け付けられた使途毎に前記認識された金額を集計する集計手段と、
前記集計された集計金額と前記受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷する印刷処理手段と
を備える印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、
外部から画像データを入力する画像データ入力手段を備え、
前記選択受付手段は、前記入力された画像データから前記添付用画像を受け付ける手段である
印刷装置。 - 前記印刷処理手段は、前記集計金額と前記添付用画像とに使途毎に定められた記号を付して印刷する手段である請求項1または2記載の印刷装置。
- 前記印刷処理手段は、前記添付用画像を使途毎にまとめてレイアウトする手段である請求項1ないし3いずれか1項に記載の印刷装置。
- 請求項1ないし4いずれか1項に記載の印刷装置であって、
前記記憶手段は、前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトするレイアウトデータを複数記憶する手段であり、
前記印刷処理手段は、前記記憶されたレイアウトデータから前記添付用画像の数に応じて選択したレイアウトデータに基づいてレイアウトする手段である
印刷装置。 - 請求項1ないし5いずれか1項に記載の印刷装置であって、
前記認識手段は、前記読み取られたレシートに記載されている使途を認識する手段であり、
前記集計手段は、前記認識された使途毎に前記認識された金額を集計する手段である
印刷装置。 - 請求項6記載の印刷装置であって、
前記認識手段は、前記認識した使途を前記記憶手段に新たに登録する手段であり、
前記選択受付手段は、前記記憶手段に新たな使途が登録されたとき、該新たな使途の選択を受け付け可能とする手段である
印刷装置。 - レシートに記載されている金額を集計して用紙に印刷可能な印刷装置の制御方法であって、
(a)レシートを含む画像を読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取られたレシートに記載されている金額を認識するステップと、
(c)記憶された複数の使途から前記ステップ(b)で認識された金額に対応する使途の選択を受け付けると共に支出内容に関する添付用画像を受け付けるステップと、
(d)前記ステップ(c)で受け付けられた使途毎に前記ステップ(b)で認識された金額を集計するステップと、
(e)前記ステップ(d)で集計された集計金額と前記ステップ(c)で受け付けられた添付用画像とを使途で関連付けると共に該関連付けがユーザに対して視認可能に前記集計金額と前記添付用画像とをレイアウトして印刷するステップと
を備える印刷装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008026109A JP2009188707A (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 印刷装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008026109A JP2009188707A (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 印刷装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009188707A true JP2009188707A (ja) | 2009-08-20 |
Family
ID=41071520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008026109A Pending JP2009188707A (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 印刷装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009188707A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10719887B2 (en) | 2014-02-27 | 2020-07-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Non-transitory computer-readable medium, data management system and data management server |
JP6810303B1 (ja) * | 2020-08-04 | 2021-01-06 | ファーストアカウンティング株式会社 | データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム |
-
2008
- 2008-02-06 JP JP2008026109A patent/JP2009188707A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10719887B2 (en) | 2014-02-27 | 2020-07-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Non-transitory computer-readable medium, data management system and data management server |
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WO2022029874A1 (ja) * | 2020-08-04 | 2022-02-10 | ファーストアカウンティング株式会社 | データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム |
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