JP2009188357A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から浸入する湿分によって太陽電池サブモジュール11が腐蝕され、太陽電池モジュール1が劣化するのを防ぐことを目的とする。
【解決手段】太陽電池サブモジュール11と、太陽電池サブモジュール11の受光面を覆うカバーガラス12と、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12の間に充填されると共に、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12とを接着保持する充填材13と、吸湿性を備える吸着材14と、を有する太陽電池モジュール1であって、太陽電池サブモジュール11の周端部上面とカバーガラス12の間に吸着材14が設置されていることを特徴とする太陽電池モジュール1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸湿性を有する吸着材を取り付けることにより、太陽電池モジュールの耐湿性を高める技術に関する。
環境問題解決の一方法として、クリーンなエネルギーである太陽電池は有望視されているが、通常、太陽電池は屋外に設置されるために、気温の変化や風雨等に常に曝される。そのため、耐候性を確保することが耐用年数の向上に繋がる。
特に、電子デバイスである太陽電池は水分に弱いため、大気中の湿分を含め、外部から太陽電池モジュール内に水分が浸入するのを防ぐことが重要である。
一般的な太陽電池モジュールの一例として、化合物系薄膜太陽電池モジュールを図10に示す。
図10に示されるように、太陽電池モジュール5は、ガラス基板51a上に太陽電池セル51bが形成されたサブストレート構造の太陽電池サブモジュール51が、充填材53によって、カバーガラス52及びバックシート57の間に接着保持された太陽電池モジュール半製品50を構成し、さらに、この太陽電池モジュール半製品50がシール材55を介してフレーム56に嵌めこまれている。
また、他の一般的な太陽電池モジュールの一例として、結晶系太陽電池モジュールを図11に示す。
図11に示すように、太陽電池モジュール6は、カバーガラス62とバックシート67との間に、充填材63を充填させて、太陽電池セル61が接着保持されて太陽電池モジュール半製品60を構成し、さらに、この太陽電池モジュール半製品60がシール材65を介してフレーム66に嵌めこまれている。
太陽電池モジュール5、6は、バックシート57、67によって、太陽電池デバイス51、61に外部からの湿分を遮断しているが、一旦バックシート57、67の隙間から湿分が浸入してしまうと、充填材53、63として通常用いられるEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)が湿分を透過させる透湿性を有しているために、太陽電池サブモジュール51、太陽電池セル61に湿分が届きやすく、太陽電池サブモジュール51、太陽電池セル61が腐蝕されてしまう。
この点、太陽電池への水分の浸入を防止する技術として、太陽電池モジュールの表面被覆材と太陽電池との間に設けられた、充填材の保持機能及び太陽電池の保護機能を有する透光性の不織布又は織布の水平方向のサイズを小さくして、前記不織布又は織布の端部を太陽電池モジュールの端部より内側に位置させることにより、不織布又は織布の端部からの水分の浸入を防止するものがある(特許文献1参照)。
また、太陽電池以外の電池、電子部品又は電子デバイス等における湿度劣化、例えば、組立工程中に吸収した水分によるものや、外部環境の相対湿度の変化に応じてシール材を通過する水分によるもの等を防止するために、調湿複合材を内蔵させるものがある(特許文献2参照)。
同様に、電子デバイス等の装置内部に侵入した水分を容易かつ確実に吸湿できる吸湿剤及び樹脂成分を含有する吸湿性成形体が(特許文献3参照)、さらに、当該吸湿性成形体に貫通孔を設けたものがある(特許文献4参照)。
また、基板と封止部材とにより、当該基板上に形成された発光素子を挟み込んだ装置、及びその製造方法であって、当該基板と封止部材の境界部分に水分を捕捉するゲッター材が備え付けられたもの(特許文献5参照)、さらに、当該ゲッター剤をマイクロカプセルに内包させたものがある(特許文献6参照)。
また、表面基材(front substrate)と背面基材(back substrate)に挟まれた太陽電池素子(PV element)の端部に、ブチルゴム(butyl rubber)からなるシール材(edge seal)を取り付けた太陽電池モジュール、あるいは、当該シール材に乾燥材(desiccants)を取り入れた太陽電池モジュールがある(特許文献7参照)。
特開平07−288333号公報 特開2001−321631号公報 国際公開W001/088041号公報 特開2001−354780号公報 特開2002−124374号公報 特開2002−270366号公報 米国特許出願公開第2003/0079772号明細書
しかしながら、特許文献1記載の技術では、太陽電池モジュール内に不織布又は織布を積層させているが、端部が不織布等によって封止されているものでもなく、太陽電池モジュール内に不織布等を積層させては製品の安定性を保証できない。
また、特許文献2乃至4記載の技術は、乾燥剤(潮解性、腐蝕性のない、アルカリ土類金属の酸化物)又はガス吸収剤(多孔性シリカ、ゼオライト、モレキュラシープ等)等により構成される吸湿性の部材を樹脂表面に固定化するに過ぎず、外部からの湿分浸入に対して効果的な配置等を考慮しなければ、太陽電池セルは湿分により腐蝕されてしまう。
また、特許文献5及び6記載の技術では、基板と封止部材の境界近傍全体を外部から覆うようにゲッター剤を取り付けているため、ゲッター剤と、基板ないしは封止部材との間に隙間ができやすくなって、湿分が浸入しやすいし、封止部材及びゲッター剤層が外部と接する表面積が広くなるために、ゲッター剤が湿分を広範に吸収しやすく耐久性が悪い。
また、特許文献7記載の技術では、シール材を取り付けただけでは、当該シール材を透過する湿分に対応できないし、シール材に乾燥材を取り入れた場合には、乾燥材により隙間ができてシール材のみでシールする場合に比べてシール性が悪いし、乾燥材が吸収した湿分はシール材を内部から劣化させる要因ともなる。また、太陽電池モジュールの製造過程で、各部材を積層させて加熱する際に、充填材(encapsulant)とシール材とで異なる溶融温度を調整して、夫々を架橋させることは容易でない。
そこで、本発明は、外部から浸入する湿分によって太陽電池セルが腐蝕され、太陽電池モジュールが劣化するのを防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池セル群が形成された太陽電池サブモジュールと、上記太陽電池サブモジュールの受光面を覆うカバーガラスと、上記太陽電池サブモジュールと上記カバーガラスの間に充填されると共に、当該太陽電池サブモジュールとカバーガラスとを接着保持する充填材と、吸湿性を備える吸着材と、を有する太陽電池モジュールであって、上記太陽電池サブモジュールの周端部上面と上記カバーガラスの間に上記吸着材が設置されていることを特徴とする。
また、上記太陽電池サブモジュールは、CIS系薄膜太陽電池サブモジュールからなるものとしてもよい。
また、上記太陽電池サブモジュールは、ガラス基板上に太陽電池セルを形成してなると共に、当該ガラス基板の端部から、当該太陽電池セルの端部までの間に、当該太陽電池セルが形成されていないエッジスペースが設けられており、上記吸着材は、上記エッジスペースと上記カバーガラスの間に設置されているものとしてもよい。
また、耐湿性を備えるバックシート、をさらに有し、上記バックシートにより、少なくとも、上記太陽電池サブモジュールの裏面、及び、上記太陽電池サブモジュールと上記吸着材の積層端面が覆われているものとしてもよい。
また、耐湿性を備えるとシール材、をさらに有し、上記シール材により、上記吸着材がシールされているものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る太陽電池モジュールは、太陽電池サブモジュールと、上記太陽電池サブモジュールの受光面側を覆うカバーガラスと、上記太陽電池サブモジュールの裏面側を覆うバックシートと、上記カバーガラスと上記バックシートの間に充填されると共に、当該カバーガラスとバックシートの間に上記太陽電池サブモジュールを接着保持する充填材と、吸湿性を備える吸着材と、を有する太陽電池モジュールであって、上記吸着材は、上記太陽電池サブモジュールの周縁であって、上記カバーガラスと上記バックシートの間に設置されていることを特徴とする。
また、本発明の別の観点に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池サブモジュールと、当該太陽電池サブモジュールの受光面を覆うカバーガラスと、当該太陽電池サブモジュールとカバーガラスとを接着保持する充填材と、吸湿性を備える吸着材と、を有し、当該太陽電池サブモジュールの周端部上面と当該カバーガラスの間に上記吸着材が設置されている太陽電池モジュールを製造する方法であって、上記カバーガラス上に上記充填材を配置し、上記充填材上であって、上記太陽電池サブモジュールの周端部上面に対応する位置に、上記吸着材を配置し、上記充填材及び上記吸着材の上に、受光面が上記充填材と向かい合うように上記太陽電池サブモジュールを配置し、上記積層した各部材を減圧下で加熱圧着することにより、上記太陽電池サブモジュールの周端部上面と上記カバーガラスの間に上記吸着材が設置されることを特徴とする。
本発明によれば、外部から浸入する湿分は吸着材によって吸湿されるため、太陽電池セルが湿分により腐蝕するのを防ぐことができる。
以下、図を参照して、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る太陽電池モジュール1は、外部からの湿分を吸着する吸着材14が取り付けられており、これにより外部から浸入する湿分を吸着し、太陽電池サブモジュール11の腐蝕、ひいては太陽電池モジュール1の劣化を防いで高い耐用性を実現している。
太陽電池モジュール1は、発電機能を備える太陽電池モジュール半製品10、太陽電池モジュール半製品10とフレーム16の間に充填され、太陽電池モジュール半製品10の端面をシールするシール材15、シール材15を挟んで太陽電池モジュール半製品10に取り付けられるフレーム16とからなる。
太陽電池モジュール半製品10は、サブストレート構造のCIS系薄膜太陽電池であって、太陽電池サブモジュール11、太陽電池サブモジュール11の受光面側を覆うカバーガラス12、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12の間に充填される充填材13、太陽電池サブモジュール11の周縁部上面に取り付けられる吸着材14とからなる。
太陽電池サブモジュール11は、ガラス基板11a上に太陽電池セル11bを形成してなり、さらに、太陽電池セル11bは、図2に示すように、金属裏面電極層111、p型CIS光吸収層112、高抵抗バッファ層113、n型窓層(透明導電膜)114を順次積層した構造からなり、サブストレート構造のpnへテロ接合デバイスを構成している。
ガラス基板11aは、その上に太陽電池セル11bが形成される基板となるものであって、青板ガラス等のガラス基板やステンレス板等の金属基板、ポリイミド膜等の樹脂基板が用いられる。
金属裏面電極層111は、ガラス基板11a上に形成される0.2〜2μm程度の厚さのモリブデン(Mo)又はチタン(Ti)等の高耐蝕性で高融点の金属であり、これらの金属をターゲットとしてDCスパッタ法等により製膜されている。
p型CIS光吸収層112は、p型の導電性を有するI−III −VI2 族カルコパイライト構造の厚さ1〜3μmの薄膜であり、例えば、CuInSe、Cu(InGa)Se2 、Cu(InGa)(SSe)2 等の多元化合物半導体薄膜である。p型CIS光吸収層2Cとしては、その他、セレン化物系CIS系光吸収層、硫化物系CIS系光吸収層及びセレン化・硫化物系CIS系光吸収層があり、前記セレン化物系CIS系光吸収層は、CuInSe2 、Cu(InGa)Se2 又はCuGaSe2 からなり、前記硫化物系CIS系光吸収層は、CuInS2 、Cu(InGa)S2 、CuGaS2 からなり、前記セレン化・硫化物系CIS系光吸収層は、CuIn(SSe)2 、Cu(InGa)(SSe)2 、CuGa(SSe)2 、また、表面層を有するものとしては、CuIn(SSe)2 を表面層として持つCuInSe2 、CuIn(SSe)2 を表面層として持つCu(InGa)Se2 、CuIn(SSe)2 を表面層として持つCu(InGa)(SSe)2 、CuIn(SSe)2 を表面層として持つCuGaSe2 、Cu(InGa)(SSe)2 を表面層として持つCu(InGa)Se2 、Cu(InGa)(SSe)2 を表面層として持つCuGaSe2 、CuGa(SSe)2 を表面層として持つCu(InGa)Se2 又はCuGa(SSe)2 を表面層として持つCuGaSe2 がある。
このp型CIS光吸収層112は、セレン化/硫化法や多元同時蒸着法により製膜されている。
高抵抗バッファ層113は、透明かつ高抵抗の酸化亜鉛系薄膜である。
この高抵抗バッファ層113は、基本的にはノンドープで製膜されているが、製膜する際の基板保持用のトレイ等からのオートドープや後工程で製膜される透明導電膜からのドーパントの熱拡散により若干のドーピング不純物(硼素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga))を含んだ構造となっている。また、高抵抗バッファ層113は、硫黄(S)が混入した混晶層としてもよい。
n型窓層114は、n型の導電性を有する禁制帯幅が広く、透明かつ低抵抗で膜厚0.05〜2.5μm程度の酸化亜鉛系薄膜である。
なお、太陽電池セル11bとして、ガラス基板11aと裏面電極層111との間にアルカリバリア層を製膜するものとしてもよい。アルカリバリア層は、p型光吸収層112の製膜時にガラス基板11aからアルカリ成分が熱拡散するのを防止する膜厚3〜100nm程度の薄膜であり、酸化物や窒化物からなる。
また、図3(a)に示すように、太陽電池サブモジュール11には、ガラス基板11a上に、太陽電池セル11bが形成されていない枠状のエッジスペースSが端部に沿って設けられている。
このエッジスペースSは、図3(b)に示される枠状の吸着材14を取り付けるためのスペースとなると共に、ガラス基板11aの端部から太陽電池セル11bまで一定の距離を確保して、外部から浸入する湿分がすぐに太陽電池セル11bに到達して腐蝕するのを防ぐ。
また、このエッジスペースSの一端部の幅は、少なくとも吸着材14の幅よりも広く、図3(c)に示すように、吸着材14をエッジスペースS上に取り付けた際、吸着材14がガラス基板11a上からはみ出すことのない幅を備えている。
なお、エッジスペースSは、例えば、ガラス基板11a上に太陽電池セル11bを製膜する際に、予め、一端部の幅がエッジスペースSの一端部の幅と同じ枠状のマスクをガラス基板11a上に貼り付けておき、太陽電池セル11bを製膜した後に、当該マスクを取り外すことで形成することができる。その他、エッジスペースSは、ガラス基板11a上に太陽電池セル11bを全面的に製膜した後、エッジスペースSに応じてはつることによって形成してもよく、格別形成の方法は限定されない。
カバーガラス12は、充填材13により太陽電池サブモジュール11上に固着されており、太陽電池サブモジュール11の受光面を覆って太陽電池サブモジュール11を保護している。
このカバーガラス12は、透光性を有する白板半強化ガラス等を用いることができる。
充填材13は、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体)等からなり、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12との間を埋めると共に、これらを一体的に接着する。
この充填材13は、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12との間に挟んだ状態で加熱しながらプレスすることで溶融すると共に脱泡して、太陽電池サブモジュール11とカバーガラス12を接着し、さらに加熱することで架橋された状態となる。
吸着材14は、大気中の湿分等の水分を吸着することのできる部材であって、ガラス基板11aの周端部上面に形成されたエッジスペースS上に配設され、ガラス基板11aとカバーガラス12とにより挟まれた状態で固着される。このように配設されることで、吸着材14が太陽電池モジュール半製品10の側端面から浸入する湿分を吸収し、当該湿分により太陽電池セル11bが腐蝕するのを防ぐ。
吸着材14の形状は、エッジスペースSに対応して枠状に形成されており、また、その一端部の幅は、エッジスペースSの一端部の幅以下に形成されている。また、吸着材14は、全体で一個の独立した枠状体として構成してもよい他、枠状に構成する四辺を、それぞれ独立した部材として構成し、ガラス基板11aのエッジスペースS上に、上記独立した部材を枠状に配設することで枠状に構成されるものとしてもよい。
また、吸着材14の材料は、少なくとも湿分等の水分を吸着する吸湿性能を有していればよく、格別限定されないが、水分を吸湿した場合にも固体状態を維持することができるものが好適である。このようなものとして、例えば、高吸水性ポリマー、無機多孔質材料、アルカリ土類金属酸化物や硫酸塩等を用いることができる。高吸水性ポリマーとしては、ビニルアルコール(CHCHOH)、アクリル酸(CHCHOOH)、アクリル酸ナトリウム(CHCOONa)、アクリル酸カリウム(CHCOO)、メタクリル酸(CHC(CH)COOH)やメタクリル酸ナトリウム(CHC(CH)COONa)をモノマーとするポリマー、コポリマー、ターポリマー等が挙げられる。また、無機多孔質材料としては、ゼオライト、シリカゲル、カオリン等が挙げられる。アルカリ土類金属酸化物としては、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ストロンチウム(SrO)等が挙げられ、硫酸塩としては、硫酸リチウム(LiSO4)、硫酸ナトリウム(NaSO)、硫酸カルシウム(CaSO)、硫酸マグネシウム(MgSO)、硫酸コバルト(CoSO)、硫酸ガリウム(Ga(SO)、硫酸チタン(Ti(SO)、硫酸ニッケル(NiSO)等が挙げられる。
シール材15は、太陽電池モジュール半製品10とフレーム16との間に充填され、太陽電池モジュール半製品10の端部をシールして湿分の浸入を防ぐと共に、太陽電池モジュール半製品10とフレーム16とを一体的に接着している。
このシール材15の材料には、耐湿性を備えると共に、部材を接着保持することが可能なもの、例えば、スチレンブロックコポリマー、ブチルゴムを含むホットメルト組成物等を用いることができる。
フレーム16は、シール材15を介在させて太陽電池モジュール半製品10の端面を囲い、太陽電池モジュール半製品10を保持しており、アルミニウム等からできている。また、本願発明の実施において必須の構成ではないが、通常、このフレーム16は、屋根等の取付面ないしは当該取付面上に設置される架台に架設するための構造を備えている。
次に、本実施形態に係る太陽電池モジュール1の製造工程について説明する。
太陽電池モジュール1は、カバーガラス12、充填材13、吸着材14、及び太陽電池サブモジュール11を順次積層させて加熱圧着処理を施すことにより太陽電池モジュール半製品10を製造する工程と、当該製造された太陽電池モジュール半製品10をフレーム16に嵌め込む工程とを経て製造される。
加熱圧着処理においては、まず、図4に示すように、カバーガラス12上にシート状の充填材13を載せ、その上に吸着材14を載せる。さらに、吸着材14の上に、所定の製膜工程を経て太陽電池セル11bがガラス基板11a上に製膜された太陽電池サブモジュール11を、太陽電池セル11bが形成されている面が吸着材14に当接するように載せて各部材を積層させる。なお、吸着材14上に太陽電池サブモジュール11を載せる際、吸着材14は、太陽電池サブモジュール11に形成されたエッジスペースSに当接する。
そして、真空ラミネート装置内のホットプレート上に、上記の通り積層させた各部材を設置し、当該真空ラミネート装置内を減圧すると共に充填材13の軟化点以上に加熱する。さらに、上記各部材が積層した状態で脱気しながらプレスすることにより、熱溶融した充填材13が、カバーガラス12と太陽電池サブモジュール11の間、及び、カバーガラス12と吸着材14の間に隙間なく広がると共に脱泡され、さらに加熱することで充填材13が架橋した状態となって、各部材が充填材13により一体的に接着され、太陽電池モジュール半製品10が製造される。
なお、この加熱圧着処理がなされた状態においては、図1の太陽電池モジュール半製品10に示されるように、カバーガラス12と太陽電池サブモジュール11と吸着材14とにより形成される空間には充填材13が隙間なく充填されるが、カバーガラス12と吸着材14の間は、プレス処理によって、充填材13は両部材を接着する程度にしか存在せず、カバーガラス12と吸着材14とは略直接に接着している。そのため、太陽電池モジュール半製品10の側端面には充填材13はほとんど露出していない。
続いて、フレーム16に形成されている、太陽電池モジュール半製品10を嵌め込むための嵌合溝にシール材15を充填した上、当該嵌合溝に太陽電池モジュール半製品10の端部を嵌め込む。これにより、太陽電池モジュール半製品10の側端面がシール材15によってシールされると共に、太陽電池モジュール半製品10とフレーム16と一体的に接着されて、太陽電池モジュール1が完成する。
以上により完成した太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール半製品10の側端面に充填材13が露出することなく、外部からの湿分は吸着材14によって吸着されてしまうため、外部からの湿分が充填材13中を透過して太陽電池セル11bを腐蝕するのを防ぐことができる。また、吸着材14は、ガラス基板11aの周端部上面とカバーガラス12の間に設置されていることで、このガラス基板11aとカバーガラス12との間に浸入してくる湿分のみを吸収するため、太陽電池セル11bの腐蝕と関係のない湿分を吸収することがなく、吸着材14による耐湿効果を長く維持させることができる。さらに、シール材15により、吸着材14の側端面を含め、太陽電池モジュール半製品10の側端面がシールされているため、湿分の浸入がより効果的に防止される。
次に、本発明の第二の実施形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
本実施形態に係る太陽電池モジュール2Aは、図5に示すように、第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1の太陽電池モジュール半製品10に、フレーム16を取り付けず、フレームレスモジュールとして構成したものである。
太陽電池モジュール2Aを構成する太陽電池サブモジュール11、カバーガラス12、充填材13、吸着材14は、いずれも第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1において対応するものと同様のものである。
また、太陽電池モジュール2Aは、第一の実施形態における太陽電池モジュール1の太陽電池モジュール半製品10の製造方法と同様の製造方法により製造することができる。
太陽電池モジュール2Aは、シール材15及びフレーム16を備えないが、ガラス基板11aと吸着材14の積層端面に充填材13が露出することなく、吸着材14自体が充填材13を封止する役割を果たすこととなって、外部からの湿分が吸着材14に吸着され、外部からの湿分が充填材13中を透過して太陽電池セル11aを腐蝕するのを防ぐことができる。
この太陽電池モジュール2Aによれば、耐湿性を損なうことなく、軽量化、及び製造コスト削減が実現される。
次に、本発明の第三の実施形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
本実施形態に係る太陽電池モジュール2Bは、図6に示すように、第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1の太陽電池モジュール半製品10に、フレーム16を取り付けず、フレームレスモジュールとして構成した第二の実施形態に係る太陽電池モジュール2Aの変形例であり、サブモジュール11の端部とカバーガラス12の間に、吸着材24の外側に隣接させて、シール材25で密閉している。
なお、太陽電池モジュール2Bを構成する太陽電池サブモジュール11、カバーガラス12、充填材13は、いずれも第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1において対応するものと同様のものである。
吸着材24は、第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1の吸着材14と同様の材料から構成することができ、本実施形態においては、サブモジュール11の端部から僅かに内側に、シール材25を充填するスペースを確保して設置する。なお、吸着材24自体を小さくして、シール材25を充填するスペースを確保することもできる。
シール材25は、第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1のシール材15と同様の材料から構成することができ、本実施形態においては、サブモジュール11の端部において、サブモジュール11とカバーガラス12の間に充填されている。
また、太陽電池モジュール2Bは、第一の実施形態における太陽電池モジュール1の太陽電池モジュール半製品10の製造方法と同様の製造方法により製造した後、サブモジュール11とカバーガラスの間であって、吸着材24の外側に、シール材25を充填させることにより製造することができる。
太陽電池モジュール2Bは、フレーム16を備えないが、ガラス基板11aと吸着材24の積層端面に充填材13が露出することなく、吸着材24自体が充填材13を封止する役割を果たすこととなって、シール材25中を透過した外部からの湿分が吸着材24に吸着され、外部からの湿分が充填材13中を透過して太陽電池セル11bを腐蝕するのを防ぐことができる。
この太陽電池モジュール2Bによれば、第二の実施形態よりも吸着材24に吸着する湿分が少なくなり、耐湿性の向上が実現される。
次に、本発明の第四の実施形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る太陽電池モジュール3は、既述した第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1が備える太陽電池サブモジュール11、カバーガラス12、充填材13、吸着材14、シール材15、及びフレーム16の各構成に加え、充填材33及びバックシート37を有している。
充填材33は、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体)等からなり、太陽電池サブモジュール11とバックシート37とを一体的に接着する。
この充填材33は、太陽電池サブモジュール11とバックシート37との間に挟んだ状態で加熱しながらプレスすることで溶融すると共に脱泡し、太陽電池サブモジュール11、太陽電池サブモジュール11と吸着材14の積層端面、及びカバーガラス12の周縁部の裏面と、バックシート37との間に充填され、さらに加熱することで架橋された状態となって、これらの部材間を接着する。
バックシート37は、太陽電池サブモジュール11の裏面及び側端面を覆って、太陽電池サブモジュール11を湿分や外力から保護するシートである。
このバックシート37は、充填材33により、太陽電池サブモジュール11の裏面、太陽電池サブモジュール11と吸着材14の積層端面、及びカバーガラス12の周縁部の裏面に接着されている。
また、このバックシート37は、例えば、フッ素系樹脂、PETやアルミニウム箔などを貼り合わせてなるフィルムにより構成することができ、透湿性が低く、高い強度を有するものが好適である。
次に、本実施形態に係る太陽電池モジュール3の製造工程について説明する。
太陽電池モジュール3は、カバーガラス12、充填材13、吸着材14、太陽電池サブモジュール11、充填材33、バックシート37を順次積層させて加熱圧着処理を施すことにより太陽電池モジュール半製品30を製造する工程と、当該製造された太陽電池モジュール半製品30をフレーム16に嵌め込む工程とを経て製造される。
図8に示すように、加熱圧着処理においては、第一の実施形態における太陽電池モジュール1の製造工程と同様に、カバーガラス12、充填材13、吸着材14、太陽電池サブモジュール11を順次積層させた上、さらに、太陽電池サブモジュール11上にシート状の充填材33、及びバックシート37を順次積層させる。
そして、真空ラミネート装置内のホットプレート上に、上記の通り積層させた各部材を設置し、当該真空ラミネート装置内を減圧すると共に充填材13、33の軟化点以上に加熱する。さらに、上記各部材が積層した状態で脱気しながらプレスすることにより、熱溶融した充填材13が、カバーガラス12と太陽電池サブモジュール11の間、及び、カバーガラス12と吸着材14の間に隙間なく広がると共に脱泡され、また、同様に熱溶融した充填材33が、太陽電池サブモジュール11とバックシート37の間、太陽電池サブモジュール11と吸着材14の積層端面とバックシート37の間、及び、カバーガラス12の周縁部の裏面とバックシート37の間に隙間なく広がると共に脱泡され、さらに加熱することで充填材13、33が架橋した状態となって、各部材が充填材13、33により一体的に接着され、太陽電池モジュール半製品30が製造される。
なお、太陽電池モジュール3の製造においても、第一の実施形態と同様に、加熱圧着処理がなされた状態においては、図1の太陽電池モジュール半製品10に示されるように、カバーガラス12と太陽電池サブモジュール11と吸着材14とにより形成される空間には充填材13が隙間なく充填されるが、カバーガラス12と吸着材14の間は、プレス処理によって、充填材13は両部材を接着する程度にしか存在せず、カバーガラス12と吸着材14とは略直接に接着している。
また、カバーガラス12とバックシート37の間も、充填材34は両部材を接着する程度にしか存在せず、カバーガラス12とバックシート37は略直接に接着している。
続いて、第一の実施形態と同様に、フレーム16に形成されている、太陽電池モジュール半製品30を嵌め込むための嵌合溝にシール材15を充填した上、当該嵌合溝に太陽電池モジュール半製品30の端部を嵌め込む。これにより、太陽電池モジュール半製品30の側端面がシール材15によってシールされると共に、太陽電池モジュール半製品30とフレーム16と一体的に接着されて、太陽電池モジュール3が完成する。
以上により完成した太陽電池モジュール3は、吸着材14とシール材15に加え、バックシート37により湿分の浸入を防ぐことができ、より高い耐湿性を発揮することができる。
次に、本発明の第五の実施形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る太陽電池モジュール4は、既述した第一の実施形態に係る太陽電池モジュール1が備えるカバーガラス12、シール材15、及びフレーム16の各構成に加え、太陽電池セル群41、充填材43、吸着材44、及びバックシート47を有している。
太陽電池セル群41は、単結晶ないし多結晶のシリコンを用いた結晶系太陽電池セルであって、一定の間隔をおいて配置された複数の太陽電池セル41aが、銅箔等からなるインターコネクタ41bにより、夫々隣り合う太陽電池セル41aと電気的に接続されることにより構成されている。
充填材43は、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体)等からなり、カバーガラス12とバックシート47の間を埋めてこれらを一体的に接着すると共に、カバーガラス12とバックシート47の間に太陽電池セル群41を保持する。
吸着材44は、太陽電池セル群41の側端部を囲うと共に、カバーガラス12とバックシート47とにより挟まれた状態で、充填材43により固着される。
吸着材44の形状は、枠状に形成されており、また、その厚さは、少なくとも太陽電池セル群41の厚さより厚く構成される。また、吸着材44は、全体で一個の独立した枠状体として構成してもよい他、枠状に構成する四辺を、それぞれ独立した部材として構成し、カバーガラス12とバックシート47の間に、上記独立した部材を枠状に配設することで枠状に構成するものとしてもよい。
なお、吸着材44の材料は、第一の実施形態における吸着材14と同様のものを用いることができる。
バックシート47は、太陽電池モジュール半製品40の裏面及び側端面を覆って、太陽電池セル群41を湿分や外力から保護するシートである。
このバックシート47は、充填材43により、太陽電池セル群41の裏面、太陽電池セル群41と吸着材44の積層端面、及びカバーガラス12の周縁部の裏面に接着されている。
なお、このバックシート47の材料は、第三の実施形態におけるバックシート37と同様のものを用いることができる。
これにより、充填材43によりカバーガラス12と接着した太陽電池セル群41は、充填材43と共に、吸着材44及びバックシート47に覆われるため、外部からの湿分は吸着材44に吸着、ないしはバックシート47により遮断される。
なお、本実施形態に係る太陽電池モジュール4においては、バックシート47は、吸着材44の側端部までは覆っていないが、カバーガラス12の周縁部バックシート47張り出させて、吸着材44の側端部もバックシート47で覆うようにしてもよい。
なお、以上の本発明の第一〜第五の実施形態に係る太陽電池モジュールにおいては、太陽電池の構成として、サブストレート構造のCIS系薄膜太陽電池、単結晶ないしは多結晶のシリコンを用いた結晶系太陽電池を例に挙げたが、これに限らず、他の化合物系薄膜太陽電池、アモルファスシリコン系太陽電池等により構成することもできる。
本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 本実施形態に係る太陽電池モジュールにおける太陽電池サブモジュールの積層構造を示した模式図である。 本実施形態に係る太陽電池モジュールにおいて、太陽電池サブモジュールと吸着材の取付時における構造的な関係を示す平面図であって、(a)は太陽電池サブモジュールの構造を、(b)は吸着材の構造を、(c)は太陽電池サブモジュールに吸着材を取り付けた状態の構造を示す。 本実施形態に係る太陽電池モジュールの製造時における積層順序を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 本発明の第四の実施形態に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 本実施形態に係る太陽電池モジュールの製造時における積層順序を示す図である。 本発明の第五の実施形態に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 従来技術に係る太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 従来技術に係る別の太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール
10 太陽電池モジュール半製品
11 太陽電池サブモジュール
11a ガラス基板
11b 太陽電池セル
111 裏面電極層
112 p型CIS光吸収層
113 高抵抗バッファ層
114 n型窓層(透明導電膜)
12 カバーガラス
13 充填材
14 吸着材
15 シール材
16 フレーム
2A 太陽電池モジュール
2B 太陽電池モジュール
24 吸着材
25 シール材
3 太陽電池モジュール
30 太陽電池モジュール半製品
33 充填材
37 バックシート
4 太陽電池モジュール
40 太陽電池モジュール半製品
41 太陽電池セル群
41a 太陽電池セル
41b インターコネクタ
43 充填材
44 吸着材
47 バックシート
5 太陽電池モジュール
50 太陽電池モジュール半製品
51 太陽電池サブモジュール
52 カバーガラス
51a ガラス基板
51b 太陽電池セル
53 充填材
55 シール材
56 フレーム
57 バックシート
6 太陽電池モジュール
60 太陽電池モジュール半製品
61 太陽電池セル
62 カバーガラス
63 充填材
65 シール材
66 フレーム
67 バックシート
S エッジスペース

Claims (7)

  1. 太陽電池サブモジュールと、
    上記太陽電池サブモジュールの受光面を覆うカバーガラスと、
    上記太陽電池サブモジュールと上記カバーガラスの間に充填されると共に、当該太陽電池サブモジュールとカバーガラスとを接着保持する充填材と、
    吸湿性を備える吸着材と、を有する太陽電池モジュールであって、
    上記太陽電池サブモジュールの周端部上面と上記カバーガラスの間に上記吸着材が設置されている、
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 上記太陽電池サブモジュールは、CIS系薄膜太陽電池サブモジュールからなる、
    請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 上記太陽電池サブモジュールは、ガラス基板上に太陽電池セルを形成してなると共に、当該ガラス基板の端部から、当該太陽電池セルの端部までの間に、当該太陽電池セルが形成されていないエッジスペースが設けられており、
    上記吸着材は、上記エッジスペースと上記カバーガラスの間に設置されている、
    請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 耐湿性を備えるバックシート、をさらに有し、
    上記バックシートにより、少なくとも、上記太陽電池サブモジュールの裏面、及び、上記太陽電池サブモジュールと上記吸着材の積層端面が覆われている、
    請求項1乃至3いずれかの項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 耐湿性を備えるとシール材、をさらに有し、
    上記シール材により、上記吸着材がシールされている、
    請求項1乃至3いずれかの項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 太陽電池サブモジュールと、
    上記太陽電池サブモジュールの受光面側を覆うカバーガラスと、
    上記太陽電池サブモジュールの裏面側を覆うバックシートと、
    上記カバーガラスと上記バックシートの間に充填されると共に、当該カバーガラスとバックシートの間に上記太陽電池サブモジュールを接着保持する充填材と、
    吸湿性を備える吸着材と、を有する太陽電池モジュールであって、
    上記吸着材は、上記太陽電池サブモジュールの周縁であって、上記カバーガラスと上記バックシートの間に設置されている、
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 太陽電池サブモジュールと、当該太陽電池サブモジュールの受光面を覆うカバーガラスと、当該太陽電池サブモジュールとカバーガラスとを接着保持する充填材と、吸湿性を備える吸着材と、を有し、当該太陽電池サブモジュールの周端部上面と当該カバーガラスの間に上記吸着材が設置されている太陽電池モジュールを製造する方法であって、
    上記カバーガラス上に上記充填材を配置し、
    上記充填材上であって、上記太陽電池サブモジュールの周端部上面に対応する位置に、上記吸着材を配置し、
    上記充填材及び上記吸着材の上に、受光面が上記充填材と向かい合うように上記太陽電池サブモジュールを配置し、
    上記積層した各部材を減圧下で加熱圧着することにより、上記太陽電池サブモジュールの周端部上面と上記カバーガラスの間に上記吸着材が設置される、
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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