JP2009186896A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要輻射を軽減でき、かつ、より基板を小さく構成できる電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】デジタルカメラ1は、レンズユニット2と、第一の基板5に実装された撮像素子用コネクタ51と、第一の基板5に実装された第一のコネクタ53と、第二の基板6に実装された第二のコネクタ61と、第二の基板6に実装された半導体回路62と、を備える。そして、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向するように構成されている。加えて、デジタルカメラ1は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられる金属膜71と、レンズユニット2の背面に一部が固定して設けられるフィルム部材72と、を有する不要輻射軽減部材7をさらに備える。
【選択図】図2
【解決手段】デジタルカメラ1は、レンズユニット2と、第一の基板5に実装された撮像素子用コネクタ51と、第一の基板5に実装された第一のコネクタ53と、第二の基板6に実装された第二のコネクタ61と、第二の基板6に実装された半導体回路62と、を備える。そして、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向するように構成されている。加えて、デジタルカメラ1は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられる金属膜71と、レンズユニット2の背面に一部が固定して設けられるフィルム部材72と、を有する不要輻射軽減部材7をさらに備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、少なくとも2枚の基板を備える電子機器に関するものである。本発明は、例えば、2枚の基板を備えるデジタルカメラまたはデジタルビデオカメラ等に適用できる。
通信装置等の電子機器は、一般に筐体の中に複数のプリント基板(以下、基板)が搭載されている。ここで基板上に実装されるLSIやIC等の半導体回路やコネクタなどの電子部材は、アナログ信号などの微弱な電流が用いられると、外部からの電磁波の影響を受けやすい。一方、電子部材は、デジタル信号などの高い周波数の信号が用いられると、電磁波を発生しやすくなる。したがって、ある電子部材で発生された電磁波によって、他の電子部材が影響を受け、電子機器が誤動作をおこす、または、作動しないといったことが問題となっている。
例えば、図12のような電子機器100では、アナログ信号が用いられるコネクタ101が実装された基板102と、デジタル信号が用いられる半導体回路111が実装された基板112とが設けられている。そして、基板102と基板112とを基板用コネクタ103、113によって取り付けた場合、コネクタ101と半導体回路111とが対向するように取り付けられている。このような場合、半導体回路111で発生した電磁波が、コネクタ101に影響を与え、コネクタ101に用いられる信号にノイズが発生する。なお、上記例では、アナログ信号とデジタル信号の説明をしているが、デジタル信号を用いた回路が、デジタル信号を用いた他の回路に影響を与えることもありうる。
このような課題を解決するための技術として、下記の特許文献1に記載されるようなものが存在する。この電子機器は、半導体回路を備える基板と、この基板の半導体回路の周辺側面に形成されたグランドパターンに電気的に接続され、かつ上記半導体回路を電磁シールドするシールドカバーとを備える。これによって、他の部材への電磁波を軽減するようにしている。
特開2002−314286号公報
ところで、一般的に基板は、外装の小型化を実現するため、なるべく小さく構成される。
しかしながら、特許文献1に記載する電子機器では、シールドカバーなどの不要輻射軽減部材を基板上に接続するようにしたため、基板に、不要輻射軽減部材を接続するための部分が必要となる。
そこで、本発明は上記課題を解決するために、不要輻射を軽減でき、かつ、より基板を小さく構成できる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、第一の基板に取り付けられる第一の電子部材と、第二の基板に取り付けられる第二の電子部材と、前記第一の電子部材と前記第二の電子部材との間に設けられる金属膜と、他の部材に少なくとも一部が固定されるフィルム部材と、を有する不要輻射軽減部材と、を備え、前記第一の基板と前記第二の基板は、前記第一の電子部材と前記第二の電子部材とが対向するように取り付けられる。
このようにすれば、第一又は第二の基板上に、不要輻射軽減部材を接続する部分を設ける必要がない。また、第一の電子部材と第二の電子部材との間に金属膜を設けることができる。
また、光学系と、光学系を駆動する駆動部と、を有するレンズユニットと、前記レンズユニットの背面側に設けられる撮像素子と、第一の基板に取り付けられ、前記撮像素子からのアナログ信号が入力される撮像素子用コネクタと、前記コネクタに入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換手段と、前記第二の基板に取り付けられ、前記AD変換手段によって出力されたデジタル信号に対して画像処理を施す画像処理手段と、前記撮像素子用コネクタと前記画像処理手段との間に設けられる金属膜と、前記レンズユニットの背面に固定して設けられるフィルム部材と、を有する不要輻射軽減部材と、を備え、前記第一の基板と前記第二の基板は、前記撮像素子用コネクタと前記画像処理手段とが対向するように取り付けられる。
このようにすれば、第一又は第二の基板上に、不要輻射軽減部材を接続する部分を設ける必要がない。また、撮像素子用コネクタと半導体回路との間に金属膜を設けることができる。
さらに、好ましくは、前記レンズユニットに接続されるレンズ用フレキシブルケーブルをさらに備え、前記フィルム部材は、前記レンズ用フレキシブルケーブルが前記レンズユニットに接続された接続位置上に設けられる。
このようにすれば、接続位置上に絶縁部材であるフィルム部材を設けるようにしたので、撮像素子用コネクタと半導体回路の不要輻射を軽減することに加えて、レンズユニットとレンズ用フレキシブルケーブルの接続部分の絶縁を可能にすることができる。
加えて、好ましくは、前記不要輻射軽減部材は、前記フィルム部材を少なくとも2枚備え、前記金属膜は、前記フィルム部材に挟まれて構成される。
このようにすれば、金属膜が、第一の基板又は第二の基板に設けられた電子部材に直接接触することがなくなるので、電子部材の回路がショートするといったことを防止できる。
すなわち、本発明によれば、第一又は第二の基板上に、不要輻射軽減部材を接続する部分を設ける必要としないので、基板をより小さくすることができる。また、第一の電子部材と第二の電子部材との間に金属膜を設けることができるので、第一の電子部材と第二の電子部材との間で不要輻射を軽減できる。
(実施の形態1)
1.構成
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態は、デジタルカメラ1に適用した例を説明する。
1−1 全体構成の概要
図1は、本実施の形態にかかるデジタルカメラ1の斜視図である。図2は、図1のA−A線断面を示す模式図である。
1.構成
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態は、デジタルカメラ1に適用した例を説明する。
1−1 全体構成の概要
図1は、本実施の形態にかかるデジタルカメラ1の斜視図である。図2は、図1のA−A線断面を示す模式図である。
本実施の形態のデジタルカメラ1は、レンズユニット2と、レンズユニット2の背面に接続されたレンズ用フレキシブルケーブル3と、撮像素子4と、第一の基板5に実装された撮像素子用コネクタ51と、第一の基板5に実装されたADコンバータ52と、第一の基板5に実装された第一のコネクタ53と、第二の基板6に実装された第二のコネクタ61と、第二の基板6に実装された半導体回路62と、を備える。そして、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向するように構成されている。加えて、デジタルカメラ1は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられる金属膜71と、レンズユニット2の背面に一部が固定して設けられるフィルム部材72と、を有する不要輻射軽減部材7をさらに備える。これにより、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62の間に金属膜71を設けるようにしている。なおフィルム部材72は、レンズ用フレキシブルケーブル3がレンズユニット2に接続された接続位置9上に設けられる。以下、具体的に説明する。
レンズユニット2は、レンズを含む光学系と、光学系を駆動する駆動部とを有する。レンズユニット2は、デジタルカメラ1の前面に沈銅可能に設けられる。光学系は、撮像素子4に対して光を集光する。光学系は、レンズや絞り、シャッタなどを備えている。駆動部は、ステッピングモータなどによって構成される。そして、レンズ用フレキシブルケーブル3から受け取った制御信号に基づいて、駆動部を制御する。
レンズ用フレキシブルケーブル3は、レンズユニット2の背面に設けられるものである。レンズユニット2とレンズ用フレキシブルケーブル3の接続は、ハンダで接続される。このハンダで接続された位置が、接続位置9である。なお、レンズ用フレキシブルケーブル3は、先端にソケットを有しており、レンズ用コネクタ64(ジャック)に接続される。これによって、第二の基板6に実装されたコントローラ63から制御信号を受け取ることができるようにしている。
撮像素子4は、レンズユニット2の背面側に設けられるものである。撮像素子4は、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサーなどで構成され、光学系によって集光された光を撮像して、画像データとして取得するものである。この撮像素子4で取得される画像データは、アナログ信号である。なお、撮像素子4は、側面で接続された撮像素子用フレキシブルケーブル8によって、撮像素子用コネクタ51と接続される。なお、撮像素子4の背面には、板金41が設けられ、撮像素子4が発した熱をデジタルカメラ1の外部へ逃がすようにしている。
ここで、第一の基板5は、図3のように、撮像素子用コネクタ51と、ADコンバータ52と、第一のコネクタ53と、が実装される。第二の基板6は、図4のように、一方の実装面に第二のコネクタ61と、半導体回路62、他方の面に、レンズ用コネクタ64が実装される。このように構成した場合、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向する。要するに、撮像素子用コネクタ51は、第一の電子部材であり、半導体回路62は、第二の電子部材である。
第一の基板5について、図3を用いて具体的に説明する。
撮像素子用コネクタ51は、撮像素子用フレキシブルケーブル8と接続されて、前記撮像素子4からのアナログ信号が入力される。また、撮像素子用コネクタ51は、ADコンバータ52と電気的に接続される。例えば、撮像素子用コネクタ51は、銅箔パターンなどの電線でADコンバータ52と接続される。
ADコンバータ52は、撮像素子用コネクタ51に入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換手段である。ADコンバータ52は、第一のコネクタ53と電気的に接続される。なお、ADコンバータ52は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61を介して、デジタル信号を半導体回路62に送信する。
第一のコネクタ53は、第二のコネクタ61と電気的に接続できるようにしたものである。第一のコネクタ53は、第二のコネクタ61と接続されて、第一の基板5と第二の基板6における信号の送受信を可能にしたものである。
次に第二の基板6について、図4を用いて具体的に説明する。図4は、左の図が表の実装面を説明するものであり、右の図が裏の実装面を説明するものである。また、図4の表の図と裏の図は、上下方向でそれぞれ対応している。
第二のコネクタ61は、第一のコネクタ53と電気的に接続される。ここで、第一のコネクタ53がオスである場合、第二のコネクタ61はメスとなる。一方、第一のコネクタ53がメスである場合、第二のコネクタ61はオスとなる。また、第二のコネクタ61は、半導体回路62と電気的に接続される。例えば、第二のコネクタ61は、銅箔パターンなどの電線で半導体回路62と接続される。
半導体回路62は、ADコンバータ52から受け取ったデジタル信号に対して画像処理を施す画像処理手段である。半導体回路62は、トランジスタやダイオード、抵抗器、コンデンサ等を含んで構成される。すなわち半導体回路62は、ハードワイヤードな回路で実現できる。なお、デジタルカメラ1では、半導体回路62で画像処理を施されたデジタル信号が、液晶モニタにスルー画像として表示される。また、コントローラ63を介して、メモリカードやフラッシュメモリなどの記憶媒体に格納される。
不要輻射軽減部材7は、図5のように、金属膜71と、フィルム部材72とを備えるようにしたものである。
金属膜71は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられるものであり、半導体回路62で発生する電磁波の影響を、少しでも撮像素子用コネクタ51へ与えないようにしたものである。金属膜71は、フィルム部材72の一部に接着剤73などの合成樹脂で一面を粘着固定して設置される(図6)。金属膜71は、例えば、銅箔で構成することができる。このようにすれば、銅は電導率が高いため、不要輻射を軽減する効果を高くすることができる。また、銅は、鉄などと比べ薄くすることが可能であるため、金属膜71を軽く構成できる。そのため、フィルム部材72が金属膜71を支えておくために必要な力を小さくすることができる。これによって、フィルム部材72の材料の自由度を増すことができる。金属膜は、アルミや鉄など他の金属で構成してもよい。
なお、金属膜71は、フィルム部材72の一部に粘着固定して設置されているが、これに限られず、フィルム部材72aの一部に切り込みを入れ、この切り込みに金属膜71aを挿入することで設置されるようにしてもよい(図7)。また、金属膜71とフィルム部材72を一体的に形成するようにしてもよい。この場合、フィルム部材72を形成する際に、金属の粉塵をフィルム部材72の一部に混入して、不要輻射軽減部材7を形成するとよい。加えて、図8のように、フィルム部材72bを2枚設けて、金属膜71bを挟むように構成してもよい。この場合、フィルム部材72bとフィルム部材72bの間に金属膜71bを設け、フィルム部材72bとフィルム部材72bを接着剤73bによって接着させるとよい。このようにすれば、金属膜71が、基板に設けられた電子部材に接触して、電子部材の回路がショートするといったことを防止できる。なお接着剤73、73bには、フェノール樹脂やビニル樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂を用いることができる。この接着剤73、73bは、強粘着であってもよいし、微粘着であってもよい。
また、フィルム部材72は、一部がレンズユニット2の背面に固定して設けられる。またフィルム部材72は、レンズユニット2とレンズ用フレキシブルケーブル3の接続部分(ハンダ)の絶縁を可能にしたものである。これによって、デジタルカメラ1の不要輻射軽減部材7は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62の不要輻射を軽減すると伴に、レンズユニット2とレンズ用フレキシブルケーブル3の接続部分の絶縁を可能にしている。
フィルム部材72は、一方の面の一部に接着剤が設けられ、この接着剤によってレンズユニット2に粘着固定できるようにしている。好ましくは、微粘着の接着剤で粘着固定する。このようにすれば、不要輻射軽減部材7を取り付ける際、取り付けを間違った場合であっても、容易に張り替えすることが可能となる。また、第一および第二の基板5,6と並行して設けられたレンズユニット2の背面にフィルム部材72を取り付けるようにしたので、平坦で広い接着面を確保できる。なお、フィルム部材72は、PETシートなどの合成樹脂によって構成できる。
また、フィルム部材72は、撮像素子4の背面に設けられた板金41を挿入できるように、略円形状の切り欠きを有している。これによって、板金41に切り欠きを挿入させ、フィルム部材72がレンズユニット2の背面から外れても、他の位置へ移動しないように構成している。ここで、このフィルム部材72が他の位置へ移動しないように構成するためには、板金41を他の部材と接触させておくことが必要である。この場合、例えば、デジタルカメラ1の背面側の外装11の内側に設けられた部材を、板金41に接触されるように構成すればよい。
なお、フィルム部材72は、接着剤によって他の部材に固定するようにしたが、これに限られず、ネジなどの機構部品によって固定するようにしてもよい。このようにすれば、不要輻射軽減部材7が容易に外れることを防止できる。要するに、フィルム部材72は、他の部材に少なくとも一部が固定されるものである。
2.組み立て方法
次に、このように構成されたデジタルカメラ1の組み立て方法について説明する。この説明では、デジタルカメラ1が、図3まで組み立てられた場合を例にして説明する。図3は、デジタルカメラ1の前面側の外装10に、撮像素子4が設けられたレンズユニット2と、撮像素子用コネクタ51とADコンバータ52と第一のコネクタ53とが実装された第一の基板5が取り付けられている。そして、撮像素子4と撮像素子用コネクタ51が、撮像素子用フレキシブルケーブル8によって接続されている。また、レンズ用フレキシブルケーブル3が、レンズユニット2の接続位置9にハンダで接続されている。
2.組み立て方法
次に、このように構成されたデジタルカメラ1の組み立て方法について説明する。この説明では、デジタルカメラ1が、図3まで組み立てられた場合を例にして説明する。図3は、デジタルカメラ1の前面側の外装10に、撮像素子4が設けられたレンズユニット2と、撮像素子用コネクタ51とADコンバータ52と第一のコネクタ53とが実装された第一の基板5が取り付けられている。そして、撮像素子4と撮像素子用コネクタ51が、撮像素子用フレキシブルケーブル8によって接続されている。また、レンズ用フレキシブルケーブル3が、レンズユニット2の接続位置9にハンダで接続されている。
この状態で、図5の不要輻射軽減部材7(フィルム部材72)の一部を、レンズユニット2の背面に粘着固定させる(図9)。この際、不要輻射軽減部材7の金属膜71を、撮像素子用コネクタ51の上部に位置するように固定する。
その後、第二のコネクタ61、半導体回路62およびレンズ用コネクタ64等が実装された第二の基板6を、第一の基板5に接続させる。この際、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61が、嵌め合うように取り付けられる。加えて、レンズ用フレキシブルケーブル3をレンズ用コネクタ64に接続させる(図10)。
最後に、図11のような、デジタルカメラ1の背面側の外装11を、前面側の外装10にネジ等の機構部品によって取り付ける。この際、第二の基板6に実装された液晶モニタ用コネクタ65とバックライト用コネクタ66に、背面側の外装11に設けられた液晶モニタ用フレキシブルケーブル12とバックライト用フレキシブルケーブル13を各々接続させる。これによって、デジタルカメラ1の組み立てが完了する。
3.まとめ
上述のように本実施の形態では、レンズユニット2と、第一の基板5に実装された撮像素子用コネクタ51と、第一の基板5に実装された第一のコネクタ53と、第二の基板6に実装された第二のコネクタ61と、第二の基板6に実装された半導体回路62と、を備える。そして、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向するように構成されている。加えて、デジタルカメラ1は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられる金属膜71と、レンズユニット2の背面に一部が固定して設けられるフィルム部材72と、を有する不要輻射軽減部材7をさらに備える。このようにしたので、第一又は第二の基板上に、不要輻射軽減部材を接続する部分を設ける必要がない。また、撮像素子用コネクタと半導体回路との間に金属膜を設けることができる。
3.まとめ
上述のように本実施の形態では、レンズユニット2と、第一の基板5に実装された撮像素子用コネクタ51と、第一の基板5に実装された第一のコネクタ53と、第二の基板6に実装された第二のコネクタ61と、第二の基板6に実装された半導体回路62と、を備える。そして、第一の基板5と第二の基板6は、第一のコネクタ53と第二のコネクタ61で接続され、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62が対向するように構成されている。加えて、デジタルカメラ1は、撮像素子用コネクタ51と半導体回路62との間に設けられる金属膜71と、レンズユニット2の背面に一部が固定して設けられるフィルム部材72と、を有する不要輻射軽減部材7をさらに備える。このようにしたので、第一又は第二の基板上に、不要輻射軽減部材を接続する部分を設ける必要がない。また、撮像素子用コネクタと半導体回路との間に金属膜を設けることができる。
また、上記に加えて、レンズユニット2の背面に接続されたレンズ用フレキシブルケーブル3をさらに備え、フィルム部材72は、レンズ用フレキシブルケーブル3がレンズユニット2に接続された接続位置9上に設けられる。このようにしたので、撮像素子用コネクタと半導体回路の不要輻射を軽減すると伴に、レンズユニットとレンズ用フレキシブルケーブルの接続部分の絶縁を可能にすることができる。
さらに、不要輻射軽減部材7aは、フィルム部材72bを2枚設けて、金属膜71bを挟むように構成する。このようにしたので、金属膜が、第一の基板又は第二の基板に設けられた電子部材に直接接触することがなくなり、電子部材の回路がショートするといったことを防止できる。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
第一の電子部材は、撮像素子用コネクタ51で構成するようにしたが、これに限られず、基板に実装され、アナログ信号やデジタル信号などの信号を用いるものであればどのような構成であってもよい。例えば、第一の電子部材は、ADコンバータなどの電子回路や他のコネクタで構成できる。
また、第二の電子部材は、半導体回路61で構成するようにしたが、これに限られず、基板に実装され、アナログ信号やデジタル信号などの信号を用いるものであればどのような構成であってもよい。例えば、第二の電子部材は、コントローラなどの半導体ICや他のコネクタで構成できる。
さらに、上記実施の形態では、第一のコネクタと第二のコネクタによって、第一の電子部材と第二の電子部材を対向するようにしたが、これに限られず、第一の電子部材と第二の電子部材が対向するように、第一の基板および第二の基板が取り付けられたものであれば、どのような構成であってもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施できる。
本発明は、少なくとも2枚の基板を備える電子機器に適用可能である。例えば、2枚の基板を備えるデジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付き携帯端末等の撮像装置に利用できる。
1 デジタルカメラ
2 レンズユニット
3 レンズ用フレキシブルケーブル
4 撮像素子
41 板金
5 第一の基板
51 撮像素子用コネクタ
52 ADコンバータ
53 第一のコネクタ
6 第二の基板
61 第二のコネクタ
62 半導体回路
63 コントローラ
64 レンズ用コネクタ
7、7a、7b 不要輻射軽減部材
71、71a、71b 金属膜
72、72a、72b フィルム部材
73、73b 接着剤
8 撮像素子用フレキシブルケーブル
9 接続位置
10 前面側の外装
11 背面側の外装
2 レンズユニット
3 レンズ用フレキシブルケーブル
4 撮像素子
41 板金
5 第一の基板
51 撮像素子用コネクタ
52 ADコンバータ
53 第一のコネクタ
6 第二の基板
61 第二のコネクタ
62 半導体回路
63 コントローラ
64 レンズ用コネクタ
7、7a、7b 不要輻射軽減部材
71、71a、71b 金属膜
72、72a、72b フィルム部材
73、73b 接着剤
8 撮像素子用フレキシブルケーブル
9 接続位置
10 前面側の外装
11 背面側の外装
Claims (4)
- 第一の基板に取り付けられる第一の電子部材と、
第二の基板に取り付けられる第二の電子部材と、
前記第一の電子部材と前記第二の電子部材との間に設けられる金属膜と、他の部材に少なくとも一部が固定されるフィルム部材と、を有する不要輻射軽減部材と、
を備え、
前記第一の基板と前記第二の基板は、前記第一の電子部材と前記第二の電子部材とが対向するように取り付けられる、
電子機器。 - 光学系と、光学系を駆動する駆動部と、を有するレンズユニットと、
前記レンズユニットの背面側に設けられる撮像素子と、
第一の基板に取り付けられ、前記撮像素子からのアナログ信号が入力される撮像素子用コネクタと、
前記コネクタに入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換手段と、
前記第二の基板に取り付けられ、前記AD変換手段によって出力されたデジタル信号に対して画像処理を施す画像処理手段と、
前記撮像素子用コネクタと前記画像処理手段との間に設けられる金属膜と、前記レンズユニットの背面に固定して設けられるフィルム部材と、を有する不要輻射軽減部材と、
を備え、
前記第一の基板と前記第二の基板は、前記撮像素子用コネクタと前記画像処理手段とが対向するように取り付けられる、
電子機器。 - 前記レンズユニットに接続されるレンズ用フレキシブルケーブルをさらに備え、
前記フィルム部材は、前記レンズ用フレキシブルケーブルが前記レンズユニットに接続された接続位置上に設けられる、
請求項2に記載の電子機器。 - 前記不要輻射軽減部材は、前記フィルム部材を少なくとも2枚備え、
前記金属膜は、前記フィルム部材に挟まれて構成される、
請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器。
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