JP2009186852A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤容器を大容量化する場合においても、現像剤の撹拌及び搬送性能を維持し、更には装置の小型化を達成することのできる現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤を撹拌する撹拌手段100は、現像剤容器21内に回転可能に設けられた回転軸110と、回転軸110に取り付けられ、回転軸110が回転することにより現像剤を撹拌する撹拌部材111と、回転軸110を駆動して回転させると共に、回転軸110の軸方向に対して交差する交差方向に回転軸110を移動させる移動手段200と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成に用いられる、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、プロセスカートリッジ方式が採用されている。プロセスカートリッジ方式とは、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能としたものである。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
図11にプロセスカートリッジ方式の電子写真画像形成装置の一例を、また、図12にプロセスカートリッジの一例を示す。
図11及び図12を参照して、カートリッジ方式の電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジについて簡単に説明する。
本例にて、電子写真画像形成装置Pは、電子写真方式のレーザービームプリンタとされる。画像形成装置Pは、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体4に現像剤(以下、「トナー」という。)による画像を形成する。
像担持体であるドラム形状の電子写真感光体、即ち、電子写真感光体ドラム(以下、単に「感光体ドラム」という。)10の表面は、帯電手段である帯電ローラ11によって一様に帯電される。この感光体ドラム10に光学手段1から画像情報に応じたレーザー光Lを照射して感光体ドラム10に画像情報に応じた潜像を形成する。ここで形成された感光体ドラム10上の静電潜像を、現像手段を構成する現像装置Aによって現像することで、トナー像を形成する。感光体ドラム10上の転写残トナーは、クリーニング装置12にてクリーニングされる。
一方、給送カセット6aにセットした記録媒体4は、感光体ドラム10と転写手段である転写ローラ3とで形成されたニップ部Nへと供給され、感光体ドラム10上に現像されたトナー像が記録媒体4に転写される。トナー像の転写を受けた記録媒体4は、定着手段5にてトナー像が定着され、排出トレイ7へと排出される。
本例にて、プロセスカートリッジCは、現像手段を構成する現像ユニットである現像装置Aと、感光体ドラム10、帯電ローラ11及びクリーニング装置12などを含む感光体ユニットBとを一体化することによって構成されている。プロセスカートリッジCは、画像形成装置本体PAに対して装着手段(図示せず)によって装着自在とされる。
ここで、現像装置Aにおいて、現像剤容器内に収容されたトナーは、撹拌部材100により撹拌され、現像部材である現像ローラ20を備えた現像室13Aへと供給される。
従来の現像剤容器21内のトナーの撹拌手段100として、図示するように、また、特許文献1に記載するように、撹拌回転軸回りに回転する弾性シート部材を用いる方法がある。
別の方法として、撹拌回転軸回りに回転する撹拌棒を用いる方法もある。
特開2001−75343号公報
上記プロセスカートリッジは、高寿命化を目的として現像剤容器を大容量化した場合、現像剤の撹拌及び搬送性能において従来構成では満足しない場合があった。
そのため、この撹拌及び搬送性能を補うべく、図11、図12に図示するように、現像剤撹拌手段100を複数設けていた。その際、現像剤容器21の底面21a形状は複数の撹拌手段100に対応した複数の仕切り形状21a1、21a2を有していた。
また、複数の撹拌手段ばかりでなく、複数の撹拌手段へ駆動伝達するための駆動列(図示せず)を配置する必要がある。そのために、大型化する場合があった。
そこで、本発明の目的は、現像剤容器を大容量化する場合においても、現像剤の撹拌及び搬送性能を維持し、更には装置の小型化を達成することのできる現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、第一の態様によれば、現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、を持つ、電子写真画像形成装置に用いられる現像装置において、
前記撹拌手段は、
前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
を有することを特徴とする現像装置が提供される。
本発明の第二の態様によれば、
電子写真感光体ドラムと、
前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、
前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
前記現像部材を支持し、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、
前記現像剤容器内の現像剤を撹拌する撹拌手段と、
を持つ電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記撹拌手段は、
前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
を有することを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
本発明の第三の態様によれば、プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
(a)電子写真感光体ドラムと、
前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、
前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
前記現像部材を支持し、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、
前記現像剤容器内の現像剤を撹拌する撹拌手段と、
を有し、前記撹拌手段は、
前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
を有するプロセスカートリッジと、
(b)記録媒体を搬送するための搬送手段と
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
本発明によれば、高寿命化に対応した現像剤容器を備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置において、現像剤容器の無駄な空間を形成することがなくなる。それによって、現像剤撹拌手段の構成を簡単とすることができ、現像剤容器、及び現像剤撹拌手段の駆動列の小型化をも容易に実現することができる。
また、現像剤撹拌手段の可撓性シートなどとされる撹拌部材が移動することにより、現像剤容器底面の傾斜が安息角以下の場合でも、確実なトナー搬送性能の向上を実現することができる。
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
以下の説明において、プロセスカートリッジの短手方向とは、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向、及び、電子写真画像形成装置本体の副走査方向と一致している。また、プロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱する方向と交差する方向(直交する方向)であり、記録媒体の表面と平行、且つ、電子写真画像形成装置本体の主走査方向であり、記録媒体の搬送方向と交差する方向である。また、説明文中の符号は、図面を参照するためのものであって、構成を限定するものではない。
実施例1
先ず、図1を参照して本発明の係る画像形成装置の一実施例の全体構成について説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す本実施例の電子写真画像形成装置Pは、電子写真方式のレーザービームプリンタとされる。本実施例にて、電子写真画像形成装置Pは、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体4(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に現像剤、即ち、トナーによる画像を形成する。
像担持体であるドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム10の表面は、帯電手段である帯電ローラ11によって一様に帯電されている。この感光体ドラム10に光学手段1から画像情報に応じたレーザー光Lを照射して感光体ドラム10に画像情報に応じた潜像を形成する。ここで形成された感光体ドラム10上の静電潜像を後述の現像手段を構成する現像装置Aによって現像することで、トナー像を形成する。
一方、トナー像の形成と同期して、給送カセット6aにセットした記録媒体4は、記録媒体4の搬送手段を構成する、ピックアップローラ6b、搬送ガイド6c、及びレジストローラ対6dで搬送される。次いで、感光体ドラム10と、一定の電圧を印加された転写手段である転写ローラ3とで形成されたニップ部Nを通る。このとき感光体ドラム10上に現像されたトナー像が記録媒体4に転写される。トナー像の転写を受けた記録媒体4は、搬送手段を構成する搬送ガイド6eで定着手段5へと搬送される。この定着手段5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有しており、そのニップ部を通過する記録媒体4に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。その後、記録媒体4は、記録媒体搬送手段である排出ローラ対6fで搬送され、排出トレイ7へと排出される。
[プロセスカートリッジ]
次に、図2を参照して、プロセスカートリッジCの一実施例について説明する。
本実施例において、プロセスカートリッジCは、現像手段を構成する現像ユニットである現像装置Aと、感光体ユニットBとを一体化することによって構成されている。プロセスカートリッジCは、電子写真画像形成装置本体PAに対して装着手段(図示せず)によって装着自在とされる。
図2において、現像ユニットである現像装置Aは、トナーを収容している現像剤容器(以下、「トナー容器」という。)21と、感光体ドラム10上に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像を形成させるための現像部材である現像ローラ20とを備えている。現像装置Aには、トナーに摩擦帯電電荷を付与し、現像ローラ20の表面上にトナー層を形成する現像ブレード29が配置されている。また、現像ローラ20と現像枠体13との間の下部開口には、これをシールする噴出防止シート25が設けられており、現像ローラ20の下部方向のトナー漏洩を防止する機能を有している。
現像装置Aは、トナー容器21内のトナーを撹拌手段100の動作によって、現像室13Aに配置された現像ローラ20に送り出す。そして、トナーは、固定磁石28を内蔵し回転している現像ローラ20と、層厚規制部材29によって摩擦帯電電荷を付与され、且つ、層厚が規制され、トナー層を現像ローラ20の表面に形成する。層厚規制部材29は、ブレード支持体29bに一体成形、又は、接着されているブレード29aによって構成される。
現像ローラ20は、図示してはいないが、スペーサーコロによって感光体ドラム10に対して一定のクリアランスを保ちつつ、付勢バネにより感光体ドラム10に押圧されており、表面に形成されたトナー層を感光体ドラム10と対向した現像領域に供給する。現像領域では、現像ローラ20上のトナーを感光体ドラム10に形成された静電潜像に応じて感光体ドラム10へ転移させ、それによって、トナー像を形成する。
感光体ユニットBは、静電潜像を形成する感光体ドラム10、感光層表面を一様に帯電させるための帯電ローラ11、及びクリーニング装置12をドラム枠体9にて一体化することによって構成されている。クリーニング装置12は、記録媒体4に転写されずに感光体ドラム10上に付着している残留トナーを感光体ドラム10表面からかき落とすクリーニングブレード14aと、このブレード14aを支持する支持体14bと、廃トナーを貯蔵する廃トナー容器14cにて構成されている。
図2において、感光体ドラム10は時計回りに回転している。帯電ローラ11は一定の電圧が印加されており、感光体ドラム10が接触すると接触した感光体ドラム10の感光層表面は一様に帯電する。次いで、光学手段1からの画像情報に応じたレーザー光Lは露光開口部2を介して感光体ドラム10上に照射することにより、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。その後、現像装置Aによって感光体ドラム10上にトナー像が形成される。
画像形成装置本体PAに設けられた転写ローラ3にトナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム10に形成されたトナー像を記録媒体4に転写した後、クリーニング装置12によって感光体ドラム10上の残留トナーを除去する。クリーニング装置12は、感光体ドラム10に当接して設けられたブレード14aによって感光体ドラム10に残留したトナーをかき落として廃トナー容器14cに集める。
[トナー容器構成]
次に、トナー容器21の構成について図2〜図6を用いて説明する。
トナー容器21は、プロセスカートリッジの短手方向に湾曲して形成された底板21aと、プロセスカートリッジの長手方向にて底板21aの両側に位置して、底板21aに対して概略垂直に設けられた両側板21b(21b1、21b2)とにて構成される。トナー容器21の蓋部分を形成するトナー容器蓋23は、トナー容器21に超音波溶着、接着等の方法で固定される。
更に、図3及び図4に示すように、本実施例では、トナー容器21には、一つの撹拌手段100が配置されている。詳しくは後述するが、撹拌手段100は、撹拌部材としての可撓性の撹拌シート(単に、「可撓性シート」という。)111と、可撓性シート111が取り付けられた回転軸110とを備えている。また、撹拌手段100は、移動手段200を有している。移動手段200は、回転軸110を図3、図4にて時計方向、即ち、矢印AR1方向に回転駆動すると共に、回転軸110の軸方向に対して交差する交差方向(矢印AR2方向)に回転軸110と可撓性シート111を移動可能とする。
移動手段200には、図5に示すように、回転軸110を駆動するために、駆動源としての駆動歯車121に連結された撹拌駆動軸101が設けられている。駆動歯車121は、トナー容器21の外側に設けられている。
上記構成にて、移動手段200は、撹拌駆動軸101に駆動力が掛かると撹拌駆動軸101を中心とした回転力M1を発生させる。それにより、撹拌手段100の回転軸110及び可撓性シート111を、実線で示す初期位置P1から矢印AR2で示す方向、即ち、現像室13Aに開口したトナー容器21の開口部13Aaの方向へと移動可能とし、最終的には停止位置P2まで移動可能とされる。
なお、駆動軸101への駆動力が停止されると、撹拌手段100は、トナー容器21と撹拌手段100間に設けられた戻しバネ102(図4参照)の作用によって駆動前の初期位置P1へと戻る構成とされる。
更に、本実施例では、トナー容器21のトナー収納部底面部21a1、即ち、底板21aの短手方向断面形状は、図3に示すように撹拌手段100の移動軌跡100aに対しトナー容器21内へと平行オフセットした形状構成とした。
また、詳しくは後述するが、図3及び図4に示すように、撹拌駆動軸101が駆動されると、撹拌手段100の回転軸110及び可撓性シート111は、時計方向、即ち、矢印AR1方向に回転する。また、同時に、回転軸110及び可撓性シート111は、上述のように、初期位置P1から矢印AR2方向に移動する。それによって、トナー容器21内のトナーを、トナー容器21の開口部13Aaを介して、現像部材である現像ローラ20を備えた現像室13Aに送り込む。
撹拌手段100の初期位置P1は、現像ローラ20から離れた側に設定されている。撹拌部材である可撓性シート111のAR1方向の回転速度と、AR2方向への移動速度は、現像ローラ20の周りのトナーを消費し切る前において、現像室13Aへのトナー供給を可能とする範囲にて適宜設定される。本実施例では、これに限定されるものではないが、トナー容器21のトナー収納容量は、900〜2500ccとされ、トナー容器21の容量に応じて、可撓性シート111のAR1方向の回転速度は、15〜65rpmの間で、また、AR2方向への移動速度は、200〜2600mm/分の間で、適宜調整された。
更に、実際の使用において、現像装置Aは、間欠運転が常になるため、撹拌手段100は、数枚から数十枚の1ジョブプリントを終える毎に初期位置P1へと戻る構成となる。
また、可撓性シート111は、トナー容器21の底面21a1に対して、その外側端縁部111aが数ミリ程度侵入した構成にした。即ち、図4にて、△E=1〜5mm、とされる。勿論、この構成に限定されるものではなく、図9に示すように、その外側端縁部111aがトナー容器21の底面21a1に対して接触状態(即ち、△E=0)で回転するように構成しても良い。
これらの構成により、トナー容器21内の残トナー量を減らし、更なるトナー搬送効率の向上を実現できた。
[撹拌手段]
図4〜図9を用いて、本実施例における、撹拌手段100について更に詳しく説明する。
図4及び図5を参照すると、撹拌手段100は、トナーを撹拌搬送する撹拌部材としての可撓性シート111と、この可撓性シート111を固定し、トナーを撹拌搬送するために可撓性シート111を回転させる回転軸110と、を有している。回転軸110と可撓性シート111は、図7をも参照するとより良く理解されるように、一体に形成することもできる。
図7に可撓性シート111の周りの詳細図を示す。可撓性シート111は、本実施例では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)又はPS(ポリカーボネート)を材質とする弾性シートが、ビス止め、接着、溶着、熱カシメなどの手段で回転軸110に固定されている。
また、可撓性シート111にはシート材以外に、薄い板材、突起形状、ラダー形状等による構成でもよく、回転軸との一体構成で構成部品を減らすことが可能となる。
更に、撹拌手段100は、回転軸110及び可撓性シート111を、回転軸110の軸方向に対して交差する交差方向、即ち、図2にて矢印AR2方向に移動させる移動手段200を有している。本実施例にて、移動手段200は、撹拌駆動軸101と、カバー部材104と、駆動力伝達手段(単に、「駆動手段」という。)103と、を備えている。
撹拌駆動軸101は、トナー容器21の外側から駆動力を入力して、トナー容器21内のトナーを撹拌搬送するための回転軸110に伝達する。そのため、可撓性シート11を取り付けた回転軸110と、撹拌駆動軸101との間には、ベルト又はギア等から構成された駆動手段103が配置される。駆動手段103は、本実施例ではベルト駆動手段とされ、ベルト駆動手段103は、トナー容器21の外側からの駆動力を、撹拌駆動軸101から撹拌手段100の回転軸110へと伝達する。
カバー部材は、撹拌駆動軸101及び駆動手段103を覆って、トナー容器21内のトナーと隔離するように配置される。
つまり、図4及び図5に示すように、撹拌駆動軸101と、駆動手段としてのベルト駆動手段103は、カバー部材104内に収納され、トナー容器21内のトナーからは隔離保護される。
本実施例にて、カバー部材104は、トナー容器21の両側壁21b(21b1、21b2)、即ち、プロセスカートリッジの長手方向の両側に位置した垂直壁部材の間に延在して配置された円筒状の軸部105を有している。円筒状軸部105の一端105aは、トナー容器21の一方の側壁21b1に形成された軸受け部に24aに嵌合して回転自在に配置されている。また、円筒状軸部105の他端105bは閉鎖端とされ、トナー容器21の他方の側壁21b2に形成された軸受け部24bの凹所(即ち、軸溝)24b1に回転自在に嵌合している。
円筒状軸部105の開口端部105aの内側には、駆動軸101が挿入され、駆動軸101の両端101a、101bが、それぞれ、軸受け123a及び軸受け123bにて回転自在に保持されている。軸受け123aは、シール機能を有したシール軸受けとされるが、軸受け123bは、シール機能を有する必要はない。
カバー部材104は、円筒状軸部105に対して直交する態様で、軸部105の両端部に位置して、揺動腕部材106、107が一体に形成されている。両揺動腕部材106、107は、略同様の形状とされるが、駆動軸101が設置された側の揺動腕部材106は、内部にベルト駆動手段103を収納する空間を備えた箱状の腕部材とされる。即ち、箱状の揺動腕部材106は、図4及び図5に示すように、円筒状軸部105から、この軸部105に対して直交する方向に延在した閉空間を形成する部材とされる。つまり、揺動腕部材106は、互いに並行に配置され、一端が円筒形状軸部105に接続された細長形状の内側板106aと外側板106bとを有する。また、両側板106a、106bの外周囲には、外周板106cが取り付けられており、内部に、ベルト駆動手段103を収納する空間を備えている。
両揺動腕部材106、107の一端は、上述のように、円筒状軸部105に一体に形成され、両揺動腕部材106、107の他端には、回転軸110が取り付けられている。即ち、回転軸110の一端110aは、箱状腕部材106の内側壁部106aの貫通穴106a1を貫通して他方の外側壁部106bに形成した凹所(軸溝)106b1に嵌合して取り付けられている。内側壁部106aにはシール軸受け123cを介して支持されている。回転軸110の他端110bは、揺動腕部材107に形成した凹所107aに嵌合して取り付けられている。
つまり、回転軸110の長手方向一端110aは、カバー部材104の箱状腕部材106にて軸支され、駆動手段103からの駆動力が伝達される。回転軸110の長手方向他端110bは、カバー部材104で構成された支持腕部材107にて軸支されている。即ち、回転軸110は、カバー部材104で回転可能に支持されている。
上述のように、駆動軸101と、回転軸110の一端110aとの間には、駆動手段としての無端ベルト103が巻回され、駆動軸101を駆動することにより、回転軸110が回転駆動される。
更に、上述したように、撹拌手段100のカバー部材104とトナー容器21の間には、カバー部材104の初期位置へ戻すための戻しバネ102を設けている。つまり、円筒状軸部105には、つる巻きばね102aが設置されており、ばね102aの一方の自由端102bは、トナー容器21の側壁21b1に、また、他方の自由端102cはカバー部材104に取り付けられている。
トナー容器21の軸受け部24aの軸穴24a1には、上述のように、撹拌手段100のカバー部材104を構成する円筒状軸部105の長手方向一端105aが回転可能に保持されると共に、トナー容器21の外側から挿入された撹拌駆動ギア121の軸部121aがシール軸受け123dによって回転可能に軸支されている。そして、撹拌駆動ギア121の軸部121aは、撹拌手段100(即ち、移動手段200)の駆動軸101に駆動連結されている。
ここで、図6をも参照するとより良く理解されるように、撹拌駆動軸101と撹拌駆動ギア121の結合は、次の通りとされる。
つまり、駆動軸101の、撹拌駆動ギア121に隣接した一端101aの二方取り穴101cと撹拌駆動ギア121の二方取り軸121bが嵌合する。そして、撹拌駆動軸101の固定穴101dに撹拌駆動ギア121の軸121bに設けた抜け止めツメ121cが係止する。これにより、撹拌駆動ギア121の駆動力が、撹拌駆動軸101に伝達される。
上述の本実施例では、図5に示すように、撹拌駆動ギア121と軸穴24a1の間にシール部材123d、カバー部材104と駆動軸101の間にシール部材123a、カバー部材104と回転軸110の間にシール部材123cが設けられている。そのため、カバー部材104内に、トナー容器21のトナーが侵入することはない。
上記構成にて、撹拌駆動ギア121には、不図示の外部駆動源としてのギア列から駆動力が伝達され、この駆動力にて撹拌駆動軸101が回転駆動される。撹拌駆動軸101の駆動力は、駆動手段としての無端ベルト103により回転軸110に伝達される。
撹拌駆動ギア121の長手方向外側には、サイドカバー120が設けられている。
次に、図4及び図5を参照して、撹拌手段100の動作について説明する。
上述のように、撹拌駆動ギア121は、不図示のギア列から伝達された駆動により図3、図4にて矢印b方向に回転すると、連結している撹拌駆動軸101も同時にb方向に回転する。この撹拌駆動軸101の駆動力は、図4及び図5に示すように、無端ベルト103を介して回転軸110に駆動伝達されると、可撓性シート111をAR1方向に回転させる。その際、攪拌駆動軸101と回転軸110が駆動可能に連結され、撹拌駆動軸101の回転駆動により発生する回転力M1が駆動軸101により円筒状軸部105、即ち、カバー部材104に加えられる。従って、この回転力M1により、カバー部材104の腕部材106、107は、円筒状軸部105の回転軸線(即ち、撹拌駆動軸101の回転軸線)を中心として、図4にて時計方向、即ち、AR2方向に回動する。
(1)駆動軸101とカバー部材104間のシール軸受け123aの摺動抵抗をμ1、
(2)カバー部材104と回転軸110間のトナーシール123cの摺動抵抗と、回転軸110における他端側110aのカバー部材104の摺動抵抗との合計をμ2、
(3)カバー部材104とトナー容器21間の摺動抵抗をμ3、
(4)トナー容器21内における撹拌手段100が移動する際のトナーとの摺動抵抗をμ4、
(5)戻しバネ力をM2(M1と逆回転方向の力)
とする。このとき、次の関係が成り立つように設定する。
(プリント動作)駆動時:M1>M2+μ1+μ2+μ3+μ4・・・・(1)
(プリント動作)停止時:M2>μ1+μ2+μ3+μ4・・・・・・・(2)
停止状態からプリント動作が開始されると、駆動軸101からの駆動力が無端ベルト103を介して回転軸110に伝達され、回転軸110及び可撓性シート111をAR1方向に回転させる。と同時に、腕部材106、107には撹拌駆動軸101を中心に回転力M1が働き、撹拌手段100(即ち、回転軸110及び可撓性シート111)を、回転軸110の軸方向に対して交差する方向、即ち、現像室13Aの開口部13Aaの方へと図中AR2方向へ移動させる。
また、プリント動作が停止状態になると、不図示のギア列駆動が停止することで、即ち、上記駆動力入力後に駆動力が停止されると、可撓性シート111の回転が停止する。と同時に、前述の腕部材106、107に働いていた回転力M1もなくなり、トナー容器21とカバー部材104間に設けたネジリコイルバネ等で構成した戻しバネ102(図3参照)の力で、腕部材106、107、即ち、撹拌手段100は、駆動前の初期位置P1へ退避する。
図8に、トナー容器21の容器底面形状を示す。
図8の実施例の構成において、トナー容器21にトナーが入った状態で撹拌手段100を回転駆動すると、可撓性シート111の回転と腕部材106、107の動作による撹拌面積が従来以上に拡大できる。
先ず、図11及び図12に示す従来のプロセスカートリッジについて説明する。図示するように、高寿命対応したトナー容器21では、通常2個以上の撹拌手段100を設けている。そのため、トナー容器21の底面形状構成としては、2個以上の撹拌手段100に対応させたコブ型(即ち、湾曲状)の仕切り底面形状部21a1、21a2を2ヶ所以上設けていた。
しかし、本実施例の構成では、図8に示すように、従来以上の広い底面形状21a1で、高寿命化の対応を可能とした。従来の2個以上のコブ型の底面形状間に生じていた、山形の仕切り形状部G(図8ハッチング部)を削除したため、トナー容器21の小型化をも実現可能とした。
また、上記本実施例の構成において、トナー容器21の底面21a1は、可撓性シート111先端部で直接拭うようにトナー搬送するため、通常トナーが自然落下することの出来ない安息角以下の傾きであっても、確実なトナー搬送を実現することができる。
実施例2
図10に、本発明の他の実施例を示す。本実施例では、カバー部材104に収められた撹拌駆動軸101の他端にも駆動手段103を設け、回転軸110を両端部にて駆動する構成とされる。
つまり、上記実施例1では、図5に示すように、移動手段200を構成するカバー部材104は、円筒状軸部105に対して直交する態様で、軸部の両端部に位置して、揺動腕部106、107が一体に形成されている。そして、駆動軸101が設置された側の揺動腕部材106は、駆動手段としてのベルト駆動手段103を収納する空間を備えた箱状腕部材とされる。
これに対して、本実施例では、カバー部材104は、揺動腕部材16のみならず、揺動腕部材107も又、揺動腕部材106と同様にベルト駆動手段103を収納する空間を備えた箱状腕部材とされる。揺動腕部材106の構成は、実施例1と同様であるので、ここでの再度の説明は省略し、同じ機能及び作用をなす部材には同じ参照番号を付して、実施例1の説明を援用する。
本実施例では、上述のように、揺動腕部材107も又箱状腕部材とされ、図10に示すように、円筒状軸部105から、円筒状軸部に対して直交する方向に延在した閉空間を形成する部材とされる。つまり、揺動腕部材107は、互いに並行に配置され、一端が円筒形状軸部105に接続された内側板107aと外側板107b、及び、両側板107a、107bの外周囲に取り付けられた外周板107cとにて形成される。これによって、内部に、ベルト駆動手段103を収納する空間を備えている。
実施例1では、円筒状軸部105の開口端部105aの内側に配置された駆動軸101は、短軸とされ、その両端101a、101bが、揺動腕部材106に隣接して形成されている。そのため、一端101aがシール軸受け123aにて、また、他端101bは、腕部材106よりわずかに円筒状軸部105の中央部寄りに位置して配置されており、軸受け123bにて回転自在に保持されている。
これに対して、本実施では、駆動軸101は、円筒状軸部105の開口端部105aに位置した一端105aから閉鎖端105bの近傍に位置した他端105bまで延在して設けられる。駆動軸101の一端105aにおける円筒状軸部開口端部105aの構造は、実施例1と同様とされるので、説明は省略する。駆動軸101の他端101bは、円筒状軸部閉鎖端部105bに配置された軸受け123bにより回転自在に支持されている。軸受け123bは、シール機能を有する必要はない。
揺動腕部材107の一端は、上述のように、円筒状軸部105に一体に形成され、その内部に駆動軸101が配置されており、揺動腕部材107の他端には、回転軸110が取り付けられている。
回転軸110の一端110aは、揺動腕部材106に取り付けられている。回転軸110の他端110bは、箱状腕部材107の内側壁部107aの貫通穴107a1を貫通して他方の外側壁部107bに形成した凹所(軸溝)107b1に嵌合して取り付けられている。内側壁部107aにはシール軸受け123eを介して支持されている。
駆動軸101と回転軸110との間には、無端ベルト103が巻回され、駆動軸101を駆動することにより、回転軸110が回転駆動される。つまり、回転軸110の長手方向両端は、カバー部材104に軸支され駆動伝達される。
本実施例においても、上記構成にて、撹拌駆動ギア121には、不図示のギア列から駆動力が伝達され、この駆動力にて撹拌駆動軸101が回転駆動される。撹拌駆動軸101の駆動力は無端ベルト103により駆動軸101に伝達される。
本実施例によると、撹拌手段100を構成するカバー部材104、回転軸110、撹拌駆動軸101などのねじれによるトルク変動に対し、回転軸110への伝達トルクを安定させることが可能となる。
以上の様な構成により、現像ローラ20から遠い位置での過度な撹拌によるトナーの劣化を防止し、トナー搬送残しの無い、トナー撹拌及び搬送の効率の良い構成を実現できた。
以上説明したように、高寿命化に対応した現像剤容器を備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置において、本発明の構成によると、トナー収納容器の無駄な空間を形成することがなくなる。それによって、トナー撹拌手段の構成を簡単とすることができ、現像剤容器、及び現像剤撹拌手段の駆動列の小型化をも容易に実現することができる。
また、撹拌回転部材が移動することより、トナー容器底面の傾斜が安息角以下の場合でも、確実なトナー搬送性能の向上を実現することができる。
本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例の概略構成図である。 本発明に係る現像装置のトナー容器の一実施例の概略構成図である。 本発明に係る現像装置のトナー容器における撹拌手段の駆動態様を説明する概略構成図である。 撹拌手段の駆動を説明するためのカバー部材の一実施例の断面構成を示す図4の線V−Vに取った断面図である。 駆動ギア部の詳細断面図である。 可撓性シートの構成を説明する拡大図である。 トナー容器の底形状を説明する図である。 撹拌手段の他の実施例を説明するトナー容器の概略構成図である。 撹拌手段の駆動を説明するためのカバー部材の他の実施例の断面構成を示す図4の線V−Vに取った断面図である。 従来の電子写真画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 従来のプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
符号の説明
A 現像装置ユニット
B 感光体ユニット
C プロセスカートリッジ
P レーザービームプリンタ(電子写真画像形成装置)
PA 電子写真画像形成装置本体
L レーザ光
3 転写ローラ
4 記録媒体
6b〜6f 搬送手段
9 ドラム枠体
10 感光体ドラム(像担持体)
13 現像枠体
13A 現像室
20 現像ローラ(現像部材)
21 トナー容器(現像剤容器)
21a トナー容器底板
21b(21b1、21b2) トナー容器側板
23 トナー容器蓋
100 撹拌手段
100a 移動軌跡
101 撹拌駆動軸
102 戻しバネ
103 ベルト又はギア列(駆動手段)
104 カバー部材
110 回転軸
111 可撓性シート(撹拌部材)
120 サイドカバー
121 撹拌駆動ギア
200 移動手段

Claims (12)

  1. 現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、を持つ、電子写真画像形成装置に用いられる現像装置において、
    前記撹拌手段は、
    前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤容器の底面部は、前記移動可能な回転軸に取り付けられた前記撹拌部材の移動軌跡を平行オフセットした形状を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記移動手段は、
    前記回転軸に駆動力を入力することにより、前記回転軸を回転させると共に、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向で、前記現像剤容器の開口部の方向へと移動させ、
    前記回転軸への駆動力入力後、前記駆動力入力を停止することにより、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向において駆動前の初期位置へと移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記移動手段は、
    前記現像剤容器に回転自在に担持され、前記現像剤容器の外側で駆動力を受け、前記現像剤容器の内側に設けた前記回転軸へと駆動力を伝達する駆動軸と、
    前記駆動軸と前記回転軸との間に配置され、前記駆動軸の駆動力を前記回転軸に伝達する駆動手段と、
    を有し、前記駆動軸から前記回転軸に駆動力を伝達することにより、前記回転軸は、回転すると共に、前記駆動軸を中心として前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に回動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の現像装置。
  5. 電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、
    前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
    前記現像部材を支持し、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内の現像剤を撹拌する撹拌手段と、
    を持つ電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記撹拌手段は、
    前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記現像剤容器の底面部は、前記移動可能な回転軸に取り付けられた前記撹拌部材の移動軌跡を平行オフセットした形状を有することを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記移動手段は、
    前記回転軸に駆動力を入力することにより、前記回転軸を回転させると共に、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向で、前記現像剤容器の開口部の方向へと移動させ、
    前記回転軸への駆動力入力後、前記駆動力入力を停止することにより、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向において駆動前の初期位置へと移動させる、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記移動手段は、
    前記現像剤容器に回転自在に担持され、前記現像剤容器の外側で駆動力を受け、前記現像剤容器の内側に設けた前記回転軸へと駆動力を伝達する駆動軸と、
    前記駆動軸と前記回転軸との間に配置され、前記駆動軸の駆動力を前記回転軸に伝達する駆動手段と、
    を有し、前記駆動軸から前記回転軸に駆動力を伝達することにより、前記回転軸は、回転すると共に、前記駆動軸を中心として前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に回動することを特徴とする請求項5〜7のいずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  9. プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    (a)電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、
    前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
    前記現像部材を支持し、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内の現像剤を撹拌する撹拌手段と、
    を有し、前記撹拌手段は、
    前記現像剤容器内に回転可能に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸が回転することにより前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記回転軸を駆動して回転させると共に、前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に前記回転軸を移動させる移動手段と、
    を有するプロセスカートリッジと、
    (b)記録媒体を搬送するための搬送手段と
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  10. 前記現像剤容器の底面部は、前記移動可能な回転軸に取り付けられた前記撹拌部材の移動軌跡を平行オフセットした形状を有することを特徴とする請求項9に記載の電子写真画像形成装置。
  11. 前記移動手段は、
    前記回転軸に駆動力を入力することにより、前記回転軸を回転させると共に、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向で、前記現像剤容器の開口部の方向へと移動させ、
    前記回転軸への駆動力入力後、前記駆動力入力を停止することにより、前記回転軸を前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向において駆動前の初期位置へと移動させる、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の電子写真画像形成装置。
  12. 前記移動手段は、
    前記現像剤容器に回転自在に担持され、前記現像剤容器の外側で駆動力を受け、前記現像剤容器の内側に設けた前記回転軸へと駆動力を伝達する駆動軸と、
    前記駆動軸と前記回転軸との間に配置され、前記駆動軸の駆動力を前記回転軸に伝達する駆動手段と、
    を有し、前記駆動軸から前記回転軸に駆動力を伝達することにより、前記回転軸は、回転すると共に、前記駆動軸を中心として前記回転軸の軸方向に対して交差する交差方向に回動することを特徴とする請求項9〜11のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
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