JP2009185611A - 内燃機関の失火気筒数判別装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アイドル運転時において機関回転速度をアイドル回転速度に維持するために必要な機関出力は一定のため、失火気筒数が多くなるほど、稼働気筒の1気筒当りの出力が増大し、各気筒に導入される空気量が増すことになる。このときの失火気筒にも、稼働気筒と同様に空気が供給されるため、失火気筒数が増加するほど、機関回転速度をアイドル回転速度に維持するために必要な内燃機関全体に対する空気の供給量、すなわち吸入空気量は増大する。そこで電子制御ユニット25は、アイドル運転時の吸入空気量に基づいて失火気筒数の判別を行うこととした。
【選択図】図1
Description
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、多気筒内燃機関の失火気筒数を判別する内燃機関の失火気筒数判別装置において、内燃機関が規定の基準出力で運転されているときの、無失火時の機関出力に相関する内燃機関の制御パラメータである機関出力パラメータの値に基づいて失火気筒数を判別する判別手段を備えることをその要旨としている。
以下、本発明の内燃機関の失火気筒数判別装置を具体化した第1の実施の形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。なお本実施の形態では、車両に搭載された4気筒の内燃機関に本発明を適用した場合を例に説明する。
以上説明した本実の施形態の内燃機関の失火気筒数判別装置によれば、次の効果を奏することができる。
・失火気筒数の判別精度をより高めるには、上記失火気筒数判別ルーチンでのステップS40〜S60における吸入空気量に基づく失火気筒数の判別に係る処理の実行条件をより限定すれば良い。例えば、ステップS40〜S60における判別処理の実行条件を、以下のように設定することで、失火気筒数の判別精度を高めることができる。
以下の(a)〜(f)がすべて成立すること。
(a)車両が停止中であること、すなわち車速が「0km/h」であること。
(b)アクセル操作量が「0」であること。
(c)機関冷却水温が「80℃」以上であること。
(d)機関潤滑油温が「80℃」以上であること。
(e)大気圧が「1000hPa」以上であること。
(f)車室内空調装置がオフであること、すなわちコンプレッサ23が非稼働であること。
続いて、本発明に係る内燃機関の失火気筒数判別装置を具体化した第2の実施の形態を、図4を併せ参照して、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。なお本実施の形態及び後述の第3の実施の形態において、前述の実施の形態と同等、或いはそれに順じた構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
(3)機関冷却水温が低いときには、潤滑油の粘度上昇による内燃機関の各摺動部の摩擦抵抗の増大により、機関回転速度をアイドル回転速度に維持するために必要な機関出力が増大する。その点、本実施の形態では、アイドル運転時の吸入空気量に基づく失火気筒数の判別に係る判定値を、機関冷却水温に応じて可変設定するようにしている。そのため、アイドル運転時の吸入空気量に基づく失火気筒数の判別をより高精度に行うことができる。
・上記実施の形態では、機関冷却水温に応じて、失火気筒数の判別に係る判定値を2段階に切り替えるようにしていたが、判定値の切り替えを3段階以上としたり、機関冷却水温に応じて連続可変としたりするようにしても良い。
続いて、本発明に係る内燃機関の失火気筒数判別装置を具体化した第3の実施の形態を、図5を併せ参照して、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
(4)本実施形態では、当該内燃機関の搭載された車両が規定の車速で定常走行されているときの吸入空気量に基づいて失火気筒数を判別するようにしている。車両の走行条件がすべて同じであれば、その条件での車両走行を維持するために必要な機関出力は一定となる。ここで失火が発生すると、必要な機関出力をより少ない稼働気筒数で賄わなければならなくなり、稼働気筒の1気筒当りの出力は増大することになる。一方、空気の供給は失火気筒に対しても継続されるため、失火発生時には、内燃機関全体の吸入空気量が増大する。そのため、車両が規定の車速で定常走行されているときの吸入空気量に基づくことで、失火気筒数の判別を簡易且つ的確に行うことができるようになる。
・失火気筒数の判別精度をより高めるには、吸入空気量に基づく失火気筒数の判別に係る処理の実行条件をより限定すれば良い。例えば、判別処理の実行条件を、以下のように設定することで、失火気筒数の判別精度を高めることができる。
以下の(a)〜(d)がすべて成立すること。
(a)車速が規定の車速範囲内(例えば「60±5km/h」)であること。
(b)機関回転速度が安定していること。例えば機関回転速度の変動量が十分小さい状態が規定時間以上継続していること。
(c)スロットルバルブ13の開度が安定していること。例えばスロットルバルブ13の開度の変化量が十分小さい状態が規定時間以上継続していること。
(d)車両が平坦な道路を走行していること。なお車両が平坦な道路を走行しているか否かは、例えばカーナビゲーションシステムから現在走行中の道路の傾斜情報を取得することで判定することができる。
・上記実施の形態では、吸入空気量等の機関出力パラメータに基づいて失火気筒数を判別するようにしていたが、失火気筒数そのものでなく、その指標値となる失火率を求めるようにすることもできる。失火率とは、点火を実施した気筒数に対する失火気筒数の比率であり、例えば4気筒内燃機関において1気筒が失火したときの失火率は「25%」となり、2気筒が失火したときの失火率は「50%」となる。また、ある程度の期間における吸入空気量等の機関出力パラメータの平均値や積算値に基づくことで、ランダム失火時の失火率を求めるようにすることもできる。
・上記実施の形態では、4気筒の内燃機関に本発明を適用した場合を説明したが、本発明は勿論、気筒数が4つ以外の内燃機関にも同様に適用することができる。
Claims (6)
- 多気筒内燃機関の失火気筒数を判別する内燃機関の失火気筒数判別装置において、
無失火時の内燃機関の出力に相関する機関制御パラメータである機関出力パラメータについて、内燃機関が規定の基準出力で運転されているときのその値に基づいて失火気筒数を判別する判別手段を備える
ことを特徴とする内燃機関の失火気筒数判別装置。 - 前記機関出力パラメータは、吸入空気量、吸気圧、燃料噴射量のいずれか1つである
請求項1に記載の内燃機関の失火気筒数判別装置。 - 前記機関出力パラメータは、無失火を前提に計算された、機関負荷、機関出力、機関トルク及び機関発生エネルギのいずれか1つの計算値である
請求項1に記載の内燃機関の失火気筒数判別装置。 - 前記判別手段は、機関回転速度を目標値とすべく、機関回転速度のフィードバック制御の行なわれるアイドル運転時に、前記失火気筒数の判別を行う
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の失火気筒数判別装置。 - 前記判別手段は、当該内燃機関の搭載された車両が規定の基準走行条件で走行されているときに前記失火気筒数の判別を行う
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の失火気筒数判別装置。 - 前記判別手段は、前記失火気筒数の判別に係る判定値を、機関冷却水温、機関潤滑油温、大気圧、車室内空調装置のオン/オフ、電気負荷のいずれかに応じて可変設定する
請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の失火気筒数判別装置。
Priority Applications (1)
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JP2008023178A JP2009185611A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 内燃機関の失火気筒数判別装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163984A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Osaka Gas Co Ltd | 多気筒型混焼エンジン |
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JPS6254138A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-09 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 機関の失火判定装置 |
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