JP2009183641A - 管路内の進行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な機構を用いて、管路内をスムーズに前進・後進を行うことができる管路内の進行システムを提供する。
【解決手段】先頭のセグメントを前進・後進できる進行装置10と、その進行装置に連結されされた導中管20と、その導中管をその軸方向に送り出し/引き込んだりする駆動装置30とからなり、前記導中管が駆動装置により送り出されても座屈しない強度を備えており、前記先頭のセグメントが、頭部11と、その頭部を揺動自在に連結する胴部13と、前記頭部を胴部に対し揺動させる揺動手段とを備えている管路内の進行システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は管路内の進行システムに関する。さらに詳しくは、体腔内や配管内で遠隔操作により、あるいは自律的に進行/停止を行い、各種のセンサを患部や修理個所に搬送したり、治療薬などの薬剤や修理個所を補修する補修剤などを搬送して放出させたりするために用いる管路内の進行システムに関する。
特開平1−148232号公報 特開平7−8447号公報 特開2000−33070号公報 特開2006−43432号公報
管路内を進行する装置は、湾曲した狭い管路内を上手に進行して目的地へ到達し、その目的地において予定されている作業あるいは仕事をしなければならない。進行装置をどのように進行させるかについては、従来技術がいくつか存在する。特許文献1には内視鏡自動挿入装置が開示されている。図11に示す内視鏡自動挿入装置100は、挿入部101の後端付近を挿入装置102の一対のローラ102a、102aにより前方に押し出している。また、前記挿入部101の先端には湾曲自在な湾曲管部103が設けられており、挿入部101を押し出す際に、管路の曲がり方向に応じて前記湾曲管部103を湾曲させている。
また、特許文献2の内視鏡の自動挿入装置は、先端部分に前後に並ぶ2つのバルーンを備えている。そして後方のバルーンを膨脹させて腸内との係合力を得て、それを足場として前方のバルーンを前進させる。次いで前方のバルーンを膨脹させて、その前進した前方のバルーンが腸内との係合力を得る。そうしたところで、後方のバルーンと共に内視鏡の挿入部を挿入する。そして、再び前方のバルーンのみを前進させるという動作を繰り返すことにより、内視鏡が挿入される。
さらに、特許文献3には、チューブの軸方向に並んで配置された円筒状の駆動ホイールの表面をチューブの後端付近に押圧させ、駆動ホイールの回転運動によりチューブを前進させるものが開示されている。また、特許文献4には先端の進行装置が自走するものが開示されている。
従来の進行装置のような内視鏡には大腸のような湾曲した複雑な管路内に容易に挿入できるように、先端部を管路の形状に沿って湾曲自在にしたものがある。このものは、先端の方向が経路に沿っているので、装置を挿入する際の挿入抵抗が少なくなる。しかし、装置を挿入するための力は、手元から、すなわちチューブの後端から加えられるので、先端部には、湾曲方向に力が伝達されにくい。すなわち、U字状の管路の場合だと、先端部と後端部とでは、進む方向が逆になり、チューブ(導中管)の軸方向に耐える力(座屈強度)が後端部の力を先端部まで伝達している。また、後端部の力を先端部に効率よく伝達しようとして、チューブの座屈強度を高くすると、一般に可撓性も低くなりがちで、湾曲半径が大きくなる。そのため、湾曲半径が小さな管路に進入させるのが困難な場合もある。
さらに、先端部に湾曲自在な部位があると、先端を湾曲方向に向けることができる。しかし、先端を向けるだけでは、結局、後端部を押し込む際に、先端が管路の内壁にぶつかりながら方向転換するので、内壁に負担がかかる。
そこで、本発明の管路内の進行システムは、簡易な機構を用いて、湾曲半径の小さい管路内でもスムーズに前進・後進を行うことができる進行装置を提供することを技術課題としている。
本発明の管路内の進行システム(請求項1)は、先頭のセグメントと、その先頭のセグメントの後方に配置された後方のセグメントと、それらセグメント同士を伸縮自在に連結する伸縮連結手段とからなる進行装置と、その進行装置に連結されて後方に延び、前記伸縮連結手段を作動させるための信号線が内装された導中管と、その導中管をその軸方向に送り出したり/引き込んだりする駆動装置とからなり、前記導中管が駆動装置により送り出されても座屈しない強度を備えており、前記先頭のセグメントが、頭部と、その頭部を揺動自在に連結する胴部と、前記頭部を胴部に対し揺動させる揺動手段とを備えていることを特徴とする。
このような進行システムにおいては、前記揺動手段が、頭部と胴部を連結するインナーケーブルと、頭部に設けられたインナーケーブル係止部と、胴部に設けられたモータ部とからなり、前記インナーケーブル、頭部のインナーケーブル係止部および胴部のモータ部がそれぞれ、進行方向の軸周りに、等間隔に3つ以上配置され、前記モータ部により、インナーケーブルを引き込み、あるいは、送り出すことにより、前記頭部を胴部に対し首振り駆動するもの(請求項2)が好ましい。
また、前記先頭のセグメントにカメラが搭載されているもの(請求項3)が好ましい。
さらに、前記駆動装置および進行装置のそれぞれの進行・後退の動作を制御する制御手段を備えているもの(請求項4)が好ましい。
また、前記導中管に送液あるいは送気用のチューブが内装されているもの(請求項5)が好ましい。
さらに、前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのモータを備えたバルブユニットと、そのモータの回転数を制御する制御手段とを備えているもの(請求項6)が好ましい。
また、前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのピストンおよびシリンダと、そのシリンダ内のピストンの位置を検出する検出器と、その検出器からのピストンの位置情報を取得し、前記バルブユニットのモータを制御する制御手段とを備えているもの(請求項7)が好ましい。
本発明の管路内の進行システム(請求項1)は、セグメント間の間隔を伸縮連結手段によって伸縮させる。その際、駆動装置により導中管が移動しないように支持させることによって、前記先頭のセグメントは前記後方のセグメントに対して、管路の進行方向に前進することができる。また、先頭のセグメントの頭部を胴部に対して揺動させることができるので、湾曲した管路において、頭部を湾曲方向に向けて、そのまま頭部を前進させて湾曲部に入り込ませることができる。その後、頭部を湾曲部に入り込ませた状態で導中管を押し出すことにより、全体としてスムーズに管路に挿入することができる。また、先端のセグメントのみを前進・後退させることができるので、位置の微調整をしたり、導中管の管路内の撓みを取ったりすることができる。さらに、先端のセグメントが前進・後退することができるので、座屈強度の低い導中管を用いることができる。座屈強度が低い導中管は一般に最小湾曲半径も小さいので、さらに複雑に屈曲した管路内での進行が容易になる。また、スムーズに管路に通すことができるので、管路の内壁に余分な力を与えることなく、内壁を傷つけるのを防止することができる。また、管路が柔軟な場合、管路が急角度になっていても頭部を管路の進行方向へ揺動させ、頭部を管路内に引っ掛けた後に、揺動させた状態から直線状態に戻しながら駆動装置により導中管を引き込むことによって、管路の急角度部分を緩い角度あるいは直線状態にすることができ、さらに管路内での進行が容易になる。
このような進行システムにおいて、前記揺動手段が、頭部と胴部を連結するインナーケーブルと、頭部に設けられたインナーケーブル係止部と、胴部に設けられたモータ部とからなり、前記インナーケーブル、頭部のインナーケーブル係止部および胴部のモータ部がそれぞれ、進行方向の軸周りに、等間隔に3つ以上配置され、前記モータ部により、インナーケーブルを引き込み、あるいは、送り出すことにより、前記頭部を胴部に対し首振り駆動する場合(請求項2)は、頭部の首振り動作が確実である。また、インナーケーブルを用いているので、頭部と胴部の距離が離れていても頭部を駆動させることができる。また、先頭のセグメント内でインナーケーブルを操作しているので、導中管の内部にインナーケーブルを通さなくてもよい。そのため、その分だけ、導中管の内部のスペースを有効に使うことができる。
また、前記先頭のセグメントにカメラが搭載されている場合(請求項3)は、先頭のセグメントを前進・後退させたり、頭部を揺動させたりすることができるので、カメラアングルを大きくすることができる。
さらに、前記駆動装置および進行装置のそれぞれの進行・後退の動作を制御する制御手段を備えている場合(請求項4)は、間欠駆動の進行装置の前進・後退時に導中管を送り出すように、進行装置と駆動装置との同期を図ることができる。
また、前記導中管に送液あるいは送気用のチューブが内装されている場合(請求項5)は、管路内の目的地に必要なガスや液体を送ることができる。
さらに、前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのモータを備えたバルブユニットと、そのモータの回転数を制御する制御手段とを備えている場合(請求項6)は、送液/送気量を確実にすることができる。
また、前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのピストンおよびシリンダと、そのシリンダ内のピストンの位置を検出する検出器と、その検出器からのピストンの位置情報を取得し、前記バルブユニットのモータを制御する制御手段とを備えている場合(請求項7)は、ピストンから送られる液体や気体の濃度や送られるスピードを変化させることができる。
つぎに図面を参照しながら本発明の管路内の進行システム(以下、進行システムという)の実施形態を説明する。図1は本発明の進行システムの概略図、図2は本発明にかかわる進行装置の実施形態を示す側面図、図3は図2の頭部を示す斜面図、図4aは図2の揺動セグメントを示す一部切り欠き斜面図、図4bは図2の揺動セグメントを示す斜面図、図5は図2の揺動連結部を示す概略斜面図、図6aは図2の進行セグメントを示す一部切り欠き斜面図、図6bは図2の進行セグメントを示す斜面図、図7は図1に示す導中管の一部切り欠き側面図、図8aは図1に示す駆動装置の概略図、図8bは図8aの駆動装置のローラに導中管が組み付けられた様子を示す概略側面図、図9は図1に示すバルブユニットの概略図、図10aは図1に示す手動送気・送液装置の一部切り欠き正面図、図10bは図10aの側面図である。
図1に本発明の管路内の進行システム(以下、進行システム)の概略図を示す。その進行システム1は、大腸などの管路内に挿入され、前進および後退を行う進行装置10と、その進行装置10の後端から後方に延びる導中管20と、その導中管20を押し出したり、引き込んだりすることにより、進行装置10の前進および後退を補助する駆動装置30と、進行装置10の先端から生理食塩水やガスなどを放出させるバルブユニット40と、進行装置10、駆動装置30およびバルブユニット40を制御する制御装置(制御手段)50とを備えている。なお、駆動装置30、バルブユニット40および制御装置50は、管路の外部に配置されている。
次に、図2を用いて本進行システム1の進行装置10を説明する。進行装置10は、カメラなどを搭載する頭部11と、その頭部11を揺動駆動させる揺動セグメント13と、頭部11と揺動セグメント(胴部)13とを揺動自在に連結する揺動連結部12と、前記頭部11、揺動連結部12および揺動セグメント13を前進または後退させる進行セグメント(伸縮連結手段)14と、前記頭部11、揺動セグメント13および進行セグメント14に電力を供給させるための電線や通信のための電線のうち、後退時に弛む部分を収容する電線収容部16とを備えている。
図3に頭部11の詳細を示す。頭部11は、円板状のカバー固定部11bと、そのカバー固定部11bにリベット等により固定されるカバー11aとを備えている。前記カバー11aは内部に空洞が形成された略半球状を呈し、その中心から円周方向へずれた位置に放出口11cが形成されている。その放出口11cには、管路内を洗浄する生理食塩水やガスなどを放出するチューブ11gが接続されている。そのチューブ11gは、カバー11aの放出口11cが形成された部分から後方に延びる円筒状のチューブ固定部11hに固定されている。前記チューブ11gの材質としては、フッ素樹脂、ポリプロピレンあるいはポリエチレンを用いるのが好ましい。また、頭部11の内部で、カバー固定部11bあるいはカバー11aには、基板11i(図2参照)と、その基板11iに接続されたカメラ11dおよび照明装置11eとが設けられている。そして、それらカメラ11dや照明装置11eなどに電力を供給したり、通信したりするための電線11fが接続されており、後方の揺動連結部12内に延びている。さらに、前記カバー11aの周縁付近には、ほぼ等間隔に(120度にずらした位置に)3つの端末固定部11j、11j、11jが設けられている。その端末固定部11jは、断面が矩形状の筒状に成形されており、後述する揺動セグメント13から延びる揺動ワイヤ13hの端部が固定される。その揺動ワイヤ13hの先端部は、断面が矩形状の端末部材13iが固定されており、前記頭部11の端末固定部11jに固定された際に、回転しないように構成されている。
図4に揺動セグメント13の詳細を示す。揺動セグメント13は、略円筒状のハウジング13k内にモータ13aと、モータの回転軸13bに取り付けられた減速ギヤ列と、その減速ギヤ列を介してモータ13aからの回転が伝達されるメネジ部材13fとが、ハウジング13kの軸周りに等間隔で3つ収納されている。そのハウジング13kは筒状の側周面と、その側周面の前後端を閉じる前後の円板とからなる。前記減速ギヤ列は、モータの回転軸13bに固定されたギヤと噛合う多段のギヤ13cと、そのギヤ13cと噛合う多段の減速ギヤ13dと、その減速ギヤ13dと噛合う最終ギヤ13eとから構成されている。その最終ギヤ13eは、筒状のメネジ部材13fと、そのメネジ部材13fの前方の開口端から外向きに延びるフランジとからなり、そのフランジの側周部分に前記減速ギヤ13dと噛合う歯が形成されている。そして、メネジ部材13fの内周壁にメネジが形成されている。そのメネジ部材13fの内部には、メネジと螺合するオネジが形成された棒状のオネジ部材13gが収容されている。そのオネジ部材13gは、前記頭部11に連結された揺動ワイヤ13hの後端が連結されている。
前記モータの回転軸13bには、S極とN極とが交互に配置された円盤状のマグネット13jが固定されており、前記揺動セグメント13には、マグネット13jと対向するようにホール素子13m(図2参照)が設けられている。そして、そのホール素子13mによりマグネット13jの回転により生じる磁界の変化が検出される。前記制御装置50(図1参照)は、ホール素子13mの検出値に基づきモータ13aの回転量および揺動ワイヤ13hの操作量を算出する。また、ハウジング13kの後端には後述する進行連結部15(図1参照)が首振り自在に連結されている。さらに、ハウジング13kの周縁付近には軸方向に貫通する電線挿通孔13lが等間隔で3つ形成されている。
図5に揺動連結部12の詳細を示す。連結揺動部12は、複数の略六角形状の環状部材12aから構成されている。その環状部材12aは、薄肉の環状の環状基部12bと、その環状基部12bの内面から内向きに突出したリブ12cとを備えている。その環状基部12bの対向する2辺には、軸心と平行な方向に、一対の連結片12dが前方に延びており、前記連結片12dに対し軸周りに約60度ずらした2辺から一対の連結片12dが後方に延びている。また、前記連結片12dには、他の環状部材12bの連結片12dと連結するためのリベット12eを挿通するリベット孔12fが設けられている。前記リブ12cには、前記揺動ワイヤ13hを案内するためのワイヤ案内孔12gが、略六角形状の頂点部に相当する位置に等間隔(120度の間隔)で3箇所に設けられている。なお、前記環状部材12aは環状基部12bの内部にワイヤ案内孔12gを一体化したリブ12cを設けることにより、環状基部12bおよびワイヤ案内孔12gの強度を高めているが、リブ13cを設けることなく、ワイヤ案内孔12gを形成した突片のみを環状基部12b内に設けてもよい。また、前記チューブ11gや電線11fの案内孔をさらに設けてもよい。
図6に進行セグメント14の詳細を示す。進行セグメント14は略円筒状のハウジング14a内にモータ14bと、モータの回転軸14cに取り付けられたギヤ14dとが、ハウジング14aの軸方向に対して等間隔に(約120度ずらした位置)3つ配置されている。そのハウジング14aは筒状の側周面と、その側周面の前後端を閉じる前後の円板から形成されている。前記3つのモータのギヤ14d、14d、14dの中央には、それらのギアと噛合うように、最終ギヤ14eが設けられている。その最終ギヤ14eは、筒状を呈しており、その筒状の部材の前方の開口端には外向きに延びるフランジ状の部分が形成され、そのフランジ状の部分の側周部分が前記ギヤ14dと噛合う歯が形成されている。
また、前記最終ギヤ14eの後方に延びる筒状の部分の内周には、メネジ14fが形成されている。そのメネジ14fが形成された筒状の内部には、メネジ14fと螺合するオネジ15bが形成されたロッド15aが収納されている。前記モータの回転軸14cのうちの1つには、S極とN極を交互に配置した円盤状のマグネット14gが固定されている。一方、前記進行セグメント15には、マグネット14gと対向するようにホール素子14j(図2参照)が設けられている。そして、そのホール素子14jによりマグネット14gの回転により生じる磁界の変化が検出される。前記制御装置50は、ホール素子14jの検出値に基づきモータ14bの回転量およびロッド15aの操作量を算出する。得られた回転量および操作量は制御装置50(図1参照)に送信される。また、隣り合うモータ14b、14bと、ハウジング14aとの間のスペースに板状のアンプ14iが設けられており、前記電線11fが接続される。
さらに、前記ハウジング14aの周縁付近には軸方向に貫通する2つの電線挿通孔14hが形成されている。その電線挿通孔14hは、ハウジング14aの前方の面に前記アンプ14iが配置されている部分を避けて2箇所に形成されている。また、後方の面には、電線挿通孔14kが前記アンプ14iに対応する位置に形成されている。前記チューブ11gは電線挿通孔14hを介して、ハウジング14a内を通り、後方の導中管20へ延びている。一方、前記電線11fはハウジング14aの電線挿通孔14hを通り、後端の面から一旦ハウジング14aの外に出て、前記電線収容部16内で湾曲されて反転し、再びアンプ14iと対応する箇所に形成された電線挿通孔14kからハウジング14a内に入る。そして、前記アンプ14iの後端側に接続される。また、前記アンプ14iからは、電線挿通孔14k、電線収容部16、導中管20を通る電線11fが延びており、制御装置50へ接続される。
前記進行セグメント14の後端には、柔軟な材料で構成された湾曲可能な電線収容部16が連結されており、前記進行セグメント14が前進・後進する際に発生するハウジング14aの後端からアンプ14iまで配索される電線11fの弛み分を収納する。また、前記進行セグメント14は3つのモータ14bで1つの最終ギヤ14eを回転させているので、出力の小さい小型のモータを選択することによって、進行セグメント14を小型化できる。なお、出力の大きい1つのモータで最終ギヤ14eを回転させてもよい。
図2に戻って、進行セグメント14のロッド15aの先端付近には、マグネット15dが固定されている。このマグネット15dは、揺動セグメント13と進行セグメント14の間隔が最も小さくなる位置に達したときに、進行セグメント14の先端に設けられたホール素子14l(図2参照)により、その磁界の変化を検出することによって、前記制御装置50がロッド15aの初期位置を認識し、算出したモータ14bの回転量をリセットしている。なお、この方法に限らず、ホール素子14lが検出した磁界の変化によってロッド15aの位置を直接検出してもよい。
前記揺動連結部12、揺動セグメント13のハウジング13k、進行セグメント14のハウジング14aの材質は、用いられる管路の内面に応じて選択される。また、管路が人間や動物などの体内である場合には、ステンレス、チタンあるいはセラミックスなどの生体適合性のある材料で形成されるのが好ましく、特にチタンを用いるのが好ましい。さらに、そのような生体適合性のある材料で表面処理をしてもよい。進行セグメント14のモータ14bに代えて、磁石または水圧、油圧シリンダなどの同様な作用を奏するものを用いてもよい。
次に、図7を用いて導中管20について説明する。導中管20は、金属帯片を方向の異なる螺旋状に巻回した二層構造の螺旋管20aと、その周囲に金属素線を編んで筒状に形成した網状管20bと、その周囲にポリウレタン等の樹脂材料で形成した外被20cとからなる。しかし、この構成に限らず、螺旋管を一層構造にしたり、網状管を非金属素線で形成してもよい。
図8を用いて駆動装置30について説明する。駆動装置30は図8aに示すようにモータ31と、そのモータ31の図示しない回転軸に取り付けられたフルードカップリング31bと、そのフルードカップリング31bに設けられたパルスエンコーダ31cと、回転軸31aと、出力ギヤ31dと、その出力ギヤ31dと噛合う、同一ピッチで同一直径の3つのギヤ32a、32b、32cとを備えている。それらの3つのギヤ32a、32b、32cは前記回転軸31aと平行で、モータ31の周囲の部分に配置された回転軸33a、33b、33cに固定されている。それらのうち回転軸33a、33bは、軸支持部材34(図8a参照)により枢支されている。また、回転軸33cは、プレート36に枢支されており、図示しないバネにより、回転軸33bを回転中心とする周方向(矢印R)に常時付勢されている。また、それら3つのギヤ32a、32b、32cの回転の中心は正三角形の頂点付近に配置されている。そして、前記3つのギヤ32a、32b、32cの先端には外表面に溝37a、37b、37cが形成されたローラ35a、35b、35cが固定されている。前記溝37aの底部と溝37bの底部との間隔は、導中管20の外径よりも若干大きくなっており、溝37bの底部と溝37cの底部との間隔は図示しないバネによる矢印R方向への付勢力により導中管20の外径よりも小さくなっている。
また、導中管20をローラの溝37a、37b、37cの間に組み付ける際には、図8bの一点鎖線で示すように、プレート36、ギヤ32cおよびローラ35cを図示しないバネの付勢力に抗して矢印L方向に回動させて溝37bの底部と溝37cの底部との間隔を導中管20の外径より大きくさせ、導中管20を溝37a、37b、37cの間に挿入し、その後プレート36、ギヤ32cおよびローラ35cをバネの復元力で矢印R方向に回動させることによって、導中管20とローラ35b、35cの間に適度な圧縮力をかけ、導中管20とローラ35b、35cとが適切な摩擦力で保持されるようにしている。また、ローラ35a、35b、35cの3点で導中管20を保持しているので、モータ31により導中管20を前進、後退させたときでも導中管20の直線状態を確実に保持させることができ、進行装置10の前進、後退時に発生する反力を確実に支持することができる。なお、ローラと導中管との摩擦力が適切になるようにローラの表面にシリコンゴムなどのカバーを被せてもよい。
次に、図9を用いてバルブユニット40について説明する。バルブユニット40は、モータ41と、一端がそのモータの回転軸41aとカップリング44aを介して接続され、他端がベアリングユニット44bにより、回転自在に支持される回転軸44と、その回転軸44の端部に固定され、一体に回転し、その円の周側の一部から凸部が突出しているカム42とを備えている。そのカム42には、カムと一体で回転する、N極とS極とがそれぞれ半円状に着磁されたマグネット盤42aが設けられている。一方、バルブユニット40のフレームなどには、マグネット盤42aと対向するように、前記マグネット盤42aの回転による磁性の変化を検出するホール素子42bが設けられている。
また、前記バルブユニット40には、図示しない空気ポンプが接続され、空気が供給される給気口45と、図示しない給液ポンプが接続され、生理食塩水等の液体が供給される給液口47と、手動送気・送液装置60が接続される供給口48と、前記チューブ11g(図3参照)が接続される手動送気・送液口49とが形成されている。前記給気口45は、空気導入用バルブ49aと連通している。その空気導入用バルブ49aは空気排出用バルブ49bに連通している。前記空気導入用バルブ49aの内部には前記カム42の凸部により押し操作されるバルブロッド43が通されており、そのバルブロッド43が押し操作されることにより、空気導入用バルブ49aが開状態となる。また、前記給液口47には、液体導入用バルブ49cが連通している。さらに、前記供給口48には、バルブ連結用チューブ62dにより後述する手動送気・送液装置60の注射器62と連結され、給液用バルブ49dを経て注射器内の液体がチューブ11gへ供給される。
なお、図示していないが、前記各バルブは、円筒状のシリンダと、ボールと、そのボールをバルブの閉方向に付勢するコイルバネと、軟性ゴム製で中央に穴が形成されたボールを受け止めるクッションゴムとからなる。そして、前記シリンダのクッションゴム側には、ボールがバルブの開方向へ移動したときに、空気または液体が流れる流路が複数形成されている。
次に図10を用いて手動送気・送液装置60について説明する。前記手動送気・送液装置60は、送気スイッチ65が設けられた持ち手61aと、その持ち手61aの上方に設けられたシリンジ取付部61bとを備えている。そのシリンジ取付部61bにはシリンジ62aおよびピストン62bとからなる注射器62が取り付けられている。シリンジ62aの先端には送液口62cが形成されており、バルブ連結用チューブ62dを介してバルブユニット40の供給口48に接続されている(図9参照)。また、前記シリンジ取付部61bには注射器62と並行に空洞部が形成されており、その空洞部には棒状の部材63がスライド自在に設けられている。その棒状の部材63の後端部は注射器62のピストン62bの後端に連結されており、ピストン62bのスライドに伴い、棒状の部材63もスライドする。棒状の部材63と空洞部の間にはスプリング64が配置されており、棒状の部材63を常に外へ押し出す方向に付勢している。すなわち、ピストン62bをシリンジ62aから抜け出す方向に付勢している。また、棒状の部材63の後端にはマグネット63bが設けられており、注射器62のピストン62bがシリンジ62aの一番奥に押し込まれる位置に達したときにマグネットの磁界の変化を検出するホール素子63aが、シリンジ取付部61bに設けられている。
以上から、本装置の作用を説明する。図1に示すように、前記進行装置10の導中管20を、駆動装置30に組み付け、進行装置10を管路内へ挿入する。この時点では揺動セグメント13と進行セグメント14との間隔は一番小さい状態であり、頭部11、揺動連結部12、揺動セグメント13、進行セグメント14および電線収容部16は直線状態を呈し、駆動装置30は停止している。前記制御装置50により自動挿入の指示を出すと、進行装置10の頭部11に取り付けられた照明装置11e(図3参照)により管路内が照らされ、カメラ11dにより撮影された管路内の画像データが制御装置50に送信される。前記制御装置50では、得られた画像データを基に、進行装置10の進行方向および進行量を決定する。
なお、前記制御手段50の制御方法としては、例えば、前記制御手段50は、画像データから得られる色の数値データ(色、明るさなど)から管路の断面形状を演算する。次いで、その断面形状の面積から面積中心を演算し、その面積中心に頭部11を向かせ、進行方向を決定する。
図2に示すように、決定した進行方向が前進の場合は、ホール素子14jが検知するマグネット14gの回転量が前記進行量に相当する量に達するまで、進行セグメント14のモータ14d、14d、14dへ通電する。マグネット14gの回転量が所定量に達すると、モータ14b、14b、14bを先ほどとは逆方向へ回転させ、ホール素子14jがマグネット15dの所定の磁力変化を検出するまでモータ14d、14d、14dへ通電する。このモータ14d、14d、14dを逆方向へ回転させるとき、前記進行量と、駆動装置30(図8参照)のパルスエンコーダ31cから得られる導中管20の進行量とを同期させることで、頭部11、揺動連結部12および揺動セグメント13の位置を変更させることなく、進行セグメント14、電線収容部16および導中管20をロッド15aの移動量だけ前進させることができる。このとき、管路内の障害物等により、進行セグメント14、電線収容部16および導中管20が前進するのを阻害された場合は、駆動装置30のフルードカップリング31bにより、導中管20の送り出し量が抑制される。
その後、再度カメラ11dにより撮影された管路内の状況から、進行方向および進行量を決定する。決定した進行方向が直進の場合は、前述と同様に進行装置10を前進させるが、直進でない場合は、進行方向に向かせるための揺動ワイヤ13hの操作量、すなわちメネジ部材13fへのオネジ部材13gの引き込み量(図4参照)に相当するマグネット13jの回転量をホール素子13mが検出するまで揺動セグメント13のモータ13aに通電する。頭部11が前記進行方向に向いた後に、前述と同様に進行セグメント14および駆動装置30(図8参照)の各モータに通電し前進させる。このとき揺動セグメント13のモータ13aへの通電と、進行セグメント14のモータ14bへの通電を同時に行うことで、頭部11の進行方向を変えながら、頭部11、揺動連結部12および揺動セグメント13を前進させてもよい。前進終了後、前述と同様に前記揺動セグメント13のモータ13aをさきほどとは逆方向へ回転させ、頭部11と揺動連結部12を直線状態へ戻す。
また、先頭のセグメントの頭部11を揺動セグメント(胴部)13に対して揺動させることができるので、湾曲した管路において、頭部11を湾曲方向に向けて、そのまま先端部を前進させて、方向を案内する舵のように、湾曲部に入り込ませることができる。その後、先端部を湾曲部に入り込ませた状態で駆動装置30によって導中管20を押し出すので、全体としてスムーズに管路に挿入することができる。また、先端の進行装置10のみを前進・後退させることができるので、位置の微調整をしたり、導中管20の管路内の弛みを取ったりすることができる。
さらに、後端部から押し引きするのではなく、先端部のみでも前進・後退することができるので、導中管20(図7参照)として座屈強度の低いものを用いることができる。導中管20の座屈強度が低くすることができると、一般に管の最小湾曲半径も小さくなる。そのため、さらに複雑に湾曲した管路内への進行が容易になる。また、本進行システム1によると、スムーズに管路に通すことができるので、管路の内壁に余分な力を与えることなく、内壁を傷つけるのを防止することができる。また、本進行システム1を内視鏡として用いると、経験の少ない医師でも内視鏡を容易に挿入することができる。そして、内視鏡の挿入を自動化することができるので、医師の数が少なくても多数の内視鏡診察が可能である。
図9および図10に示すように、管路内にて送気を行う際は、手動送気・送液装置60の送気スイッチ65を押すことにより、バルブユニット40のモータ41へ通電され、モータの回転軸41aが回転する。モータの回転軸41aの回転により、マグネット盤42aが180度回転すると、ホール素子42bがマグネット盤42aの磁性の変化を検出し、その検出値が制御装置に送信される。そして、制御装置50によりモータ41への通電が停止される。このときカム42の凸部がバルブロッド43を空気導入用バルブ49aの開方向へ押すため、空気導入用バルブ49aは開状態となる。そのため、空気は、給気口45、空気導入用バルブ49a、空気排出用バルブ49bを経て送気・送液口49から排出される。
一方、送液を行う際は、手動送気・送液装置60のピストン62bを押すことにより、シリンジ62a内の液体が送液口62c、バルブ連結用チューブ62dを経て供給口48へ送られる。次いで、ピストン62bが所定量までシリンジ62aへ押し込まれると、マグネット63bの磁性の変化をホール素子63aが検出する。すると、図示しない給液ポンプが給液口47への給液を開始する。ピストン62bはスプリング64の付勢力によって棒状の部材63を介して後方へ移動するので、その負圧によって前記給液口47に供給された液体が液体導入用バルブ49c、供給口48、バルブ連結用チューブ62dから送液口62cを経てシリンジ62aへ供給される。また、送液後に自動で前記送気操作を行うことにより、空気圧でチューブ11g内の液体を全て排出させ、チューブ11g内を常に空の状態にし、次回の送気・送液が確実になるようにしている。
さらに、図1に示すように、前記駆動装置30には、後述するモータをON−OFFしたり、モータの回転数を制御するコンピュータなどからなる制御装置50が接続される。その制御装置50には、電源線が接続されており、駆動装置30に供給する電源の周波数を可変するインバータなどが設けられている。そして、決められた周波数の電源を駆動装置30のモータ31(図8参照)に送電し、ローラ35の回転数を変化させ、導中管20の送り出しあるいは引き込み速度を変化させている。その制御装置50は、CPU、ハードディスク、メモリなどを備えた公知のパーソナルコンピュータである。その制御装置50は、頭部11に設けられたカメラ11dからの映像を受信する。また、その制御装置50は、いくつかの進行システム1を作動させるプログラムを記憶しており、そのプログラムに沿って誘導することにより、駆動装置30を作動させ、進行装置10を前進・後退させることができる。なお、間欠駆動の進行装置10の前進・後退時に導中管20をちょうど送り出し/引き込むことができるように、進行装置10と駆動装置30との同期を図ることもできる。
前記制御装置50のディスプレイ上には、進行装置10の操作画面が表示されている。その操作画面には、1つの円が描かれており、その円の中心を原点とするように、X−Y座標が表示されている。その円の内部には、点あるいは十字などのマークが表示されており、そのマークの位置が進行装置の頭部11の向いている方向である。そのマークと前記円の中心を結ぶ直線の長さと、その直線と例えばY軸とのなす角度の2つの変数により極座標上の点を表している。前記ディスプレイ上のマークは、マウス、キーボード、スティック状あるいは拳銃型(手動送気・送液装置60)の操作装置により動かすことができる。さらには、ディスプレイをタッチセンサーの機能があるものにすると、指先やペン状の部材で容易に前記マークを動かすことができる。その場合は、タッチセンサー機能を備えたディスプレイをパソコンなどの本体部分から取り外して用いるようにしてもよい。
前記制御装置50から出力された極座標の2つの変数をX−Y−Zの直交座標の点に変換する。そして、得られた前記座標とモータの回転量とを対応させたテーブルを参照し、頭部11を揺動させるのに必要な回転量を得る。次いで、その回転量だけモータを回転させるべく導中管20を介して、所定時間だけ電力を供給する。
前記検出されたデータは前記制御装置50に送信される。その制御装置50では、得られたピストン62b(図10参照)の位置情報によりシリンダ62a内の薬剤などがどの程度送液されたかを記憶したり、適切な量が送液されない場合、あるいは過剰に送液された場合には警告を発するための信号を外部(LAN、インターネット回線など)に送信したり、自身の画面上に警告を表示したり、警告音を発したりすることができる。さらに、持ち手61aには送気スイッチ65が設けられており、そのスイッチをONにすることで、制御装置50を通してバルブユニット40のモータを作動させることができる。
また、前記カメラ11dの画像データを制御装置50に送信し、その画像をディスプレイ上に表示して、そのディスプレイ上で、あたかも頭部20が管路内を進行しているように表すこともできる。その際、前記マークを管路内の画像表示されたディスプレイ上で、操作できると、操作性が向上する。また、GPSや進行量の積算により、進行装置10が現在どの位置にあるかを表示させることもできる。
図1は本発明の進行システムの概略図である。 図2は本発明にかかわる進行装置の実施形態を示す側面である。 図3は図2の頭部を示す斜面図である。 図4aは図2の揺動セグメントを示す一部切り欠き斜面図、図4bは図2の揺動セグメントを示す斜面図である。 図5は図2の揺動連結部を示す概略斜面図である。 図6aは図2の進行セグメントを示す一部切り欠き斜面図、図6bは図2の進行セグメントを示す斜面図である。 図7は図1に示す導中管の一部切り欠き側面図である。 図8aは図1に示す駆動装置の概略図、図8bは図8aの駆動装置のローラに導中管が組み付けられた様子を示す概略側面図である。 図9は図1に示すバルブユニットの概略図である。 図10aは図1に示す手動送気・送液装置の一部切り欠き正面図、図10bは図10aの側面図である。 図11は従来の内視鏡自動挿入装置を示す概略図である。
符号の説明
1 進行システム
10 進行装置
11 頭部
11a カバー
11b カバー固定部
11c 放出口
11d カメラ
11e 照明装置
11f 電線
11g チューブ
11h チューブ固定部
11i 基板
11j 端末固定部
12 揺動連結部
12a 環状部材
12b 環状基部
12c リブ
12d 連結片
12e リベット
12f リベット孔
12g ワイヤ案内孔
13 揺動セグメント(胴部)
13a モータ
13b モータの回転軸
13c ギヤ
13d 減速ギヤ
13e 最終ギヤ
13f メネジ部材
13g オネジ部材
13h 揺動ワイヤ
13i 端末部材
13j マグネット
13k ハウジング
13l 電線挿通孔
13m ホール素子
14 進行セグメント
14a ハウジング
14b モータ
14c モータの回転軸
14d ギヤ
14e 最終ギヤ
14f メネジ
14g マグネット
14h 電線挿通孔
14i アンプ
14j ホール素子
14k 電線挿通孔
14l ホール素子
15 進行連結部
15a ロッド
15b オネジ
15d マグネット
16 電線収容部
20 導中管
20a 螺旋管
20b 網状管
20c 外被
30 駆動装置
31 モータ
31a 回転軸
31b フルードカップリング
31c パルスエンコーダ
31d 出力ギヤ
32a、32b、32c ギヤ
33a、33b、33c 回転軸
34 軸固定部
35a、35b、35c ローラ
37a、37b、37c 溝
40 バルブユニット
41 モータ
41a モータの回転軸
42 カム
42a マグネット盤
42b ホール素子
43 バルブロッド
44 回転軸
44a カップリング
44b ベアリングユニット
45 給気口
47 給液口
48 供給口
49 送気・送液口
49a 空気導入用バルブ
49b 空気排出用バルブ
49c 液体導入用バルブ
50 制御装置
60 手動送気・送液装置
61a 持ち手
61b シリンジ取付部
62 注射器
62a シリンジ
62b ピストン
62c 送液口
62d バルブ連結用チューブ
63 棒状の部材
63a ホール素子
63b マグネット
64 スプリング
65 送気スイッチ

Claims (7)

  1. 先頭のセグメントと、
    その先頭のセグメントの後方に配置された後方のセグメントと、
    それらセグメント同士を伸縮自在に連結する伸縮連結手段とからなる進行装置と、
    その進行装置に連結されて後方に延び、前記伸縮連結手段を作動させるための信号線が内装された導中管と、
    その導中管をその軸方向に送り出したり/引き込んだりする駆動装置とからなり、
    前記導中管が駆動装置により送り出されても座屈しない強度を備えており、
    前記先頭のセグメントが、頭部と、その頭部を揺動自在に連結する胴部と、前記頭部を胴部に対し揺動させる揺動手段とを備えている管路内の進行システム。
  2. 前記揺動手段が、頭部と胴部を連結するインナーケーブルと、頭部に設けられたインナーケーブル係止部と、胴部に設けられたモータ部とからなり、
    前記インナーケーブル、頭部のインナーケーブル係止部および胴部のモータ部がそれぞれ、進行方向の軸周りに、等間隔に3つ以上配置され、
    前記モータ部により、インナーケーブルを引き込み、あるいは、送り出すことにより、前記頭部を胴部に対し首振り駆動する請求項1記載の管路内の進行システム。
  3. 前記先頭のセグメントにカメラが搭載されている請求項2記載の管路内の進行システム。
  4. 前記駆動装置および進行装置のそれぞれの進行・後退の動作を制御する制御手段を備えている請求項1、2または3記載の管路内の進行システム。
  5. 前記導中管に送液あるいは送気用のチューブが内装されている請求項1、2、3または4記載の管路内の進行システム。
  6. 前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのモータを備えたバルブユニットと、そのモータの回転数を制御する制御手段とを備えている請求項5記載の管路内の進行システム。
  7. 前記導中管内のチューブに送液あるいは送気するためのピストンおよびシリンダと、
    そのシリンダ内のピストンの位置を検出する検出器と、
    その検出器からのピストンの位置情報を取得し、前記バルブユニットのモータを制御する制御手段とを備えている請求項6記載の管路内の進行システム。
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