JP2009181815A - 電池パックおよび携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックの形状に特徴を持たせなくても、簡素な構造で、安価に正規品であるかを判定できる電池パック、及び該電池パックが装着された携帯電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の電池パックは、携帯電子機器に装着されて該携帯電子機器に電力の供給を行う電池パック90であって、電池セル91と、電池セル91の正極91aおよび負極91bにそれぞれ導通し、電池パック90の表面に露出されるパック正極端子90aおよびパック負極端子90bと、パック正極端子90aおよびパック負極端子90bとともに電池パック90の表面に露出される判別電極端子90cと、判別電極端子90cに一端が接続されるストリップライン92と、電池セル91およびストリップライン92を覆うように貼り付けられる磁性シート93と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話機などの携帯電子機器に装着される電池パックおよび該電池パックが装着された携帯電子機器に関する。
携帯電話機などの携帯電子機器においては、その機能が高度化するに連れて、二次電池(バッテリ)の持ちが悪くなりつつある。そこで、追加の二次電池の電池パックを買い増すユーザが増えている。詳細な知識を持たないユーザは、電池パックが正規品(正規の製品)であるかどうかを確かめずに、電池パックを携帯電子機器に装着することがありうる。正規品ではない二次電池(正規品ではない品を以下「不正品」ともいう)を携帯電子機器に装着すると、機能を発揮しなかったり、誤動作したりする等の問題を発生する虞がある。
そこで、判別電極端子に接続された判別抵抗を二次電池に内蔵させて、正しい分圧値が得られない場合には保護回路を作動させて携帯電子機器への通電を停止する工夫や、そもそも電池パックの形状に特徴を持たせて、形状が正しくない電池パックを、携帯電子機器における電池パックの装着部に装着不可能とする工夫などが現在なされている。
また、下記特許文献1,2には、電池パックにRFID(Radio Frequency Identification)のチップを埋め込み、電池パックが正規品であるかを判定する技術が開示されている。
特開2003−168406号公報 特開2005−341775号公報
しかし、電池パックの形状に特徴を持たせたとしても、携帯電子機器の種類が膨大になってくると、電池パックの形状だけでは差別化に限界が生じ、最終的には、他の電池パックが偶然、携帯電子機器に装着できてしまう場合が起こりうる。従って、電池パックの形状に特徴を持たせる工夫のみでは万全ではない。また、電池パックに判別抵抗やRFIDのチップを内蔵させることにより電池パックを判定する方法では、判別抵抗やRFIDのチップなどの二次電池の機能とは直接関係がない部品を電池パックに具備させることになるため、電池パックの構造が複雑となると共に電池パックをコストアップさせてしまう。
従って、本発明は、簡素な構造で、安価に正規品であるかを判定できる電池パック、及び該電池パックが装着された携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電池パックは、携帯電子機器に装着されて該携帯電子機器に電力の供給を行う電池パックであって、電池セルと、前記電池セルの正極および負極にそれぞれ導通し、前記電池パックの表面に露出されるパック正極端子およびパック負極端子と、前記パック正極端子および前記パック負極端子とともに前記電池パックの表面に露出される判別電極端子と、前記判別電極端子に一端が接続されるストリップラインと、前記電池セルおよび前記ストリップラインを覆うように貼り付けられる磁性シートと、を備えることを特徴とする電池パックに関する。
また、本発明の携帯電子機器は、電池パックが装着され、当該電池パックにより電力の供給がされて駆動される携帯電子機器であって、前記電池パックは、電池セルと、前記電池セルの正極および負極にそれぞれ導通し、前記電池パックの表面に露出されるパック正極端子およびパック負極端子と、ストリップラインと、前記電池セルおよび前記ストリップラインを覆うように貼り付けられる磁性シートと、を備え、前記携帯電子機器は、前記パック正極端子および前記パック負極端子に当接して導通する給電端子と、所定の送信波を送信する送信部と、前記送信部に前記所定の送信波を送信させるとともに、当該送信波を前記ストリップラインにおいて受信した受信波を前記送信波と比較し、該送信波に対する前記受信波の劣化状態に基づいて、装着されている前記電池パックが前記磁性シートを有するかを判定する制御部と、を備えることを特徴とする携帯電子機器に関する。
本発明の携帯電子機器においては、前記電池パックは、前記パック正極および前記パック負極とともに表面に露出され、前記ストリップラインの一端が接続される判別電極端子を備えており、前記携帯電子機器は、前記判別電極端子に当接して導通する判別端子を備え、前記制御部は、前記送信部に前記所定の送信波を送出させた際、当該送信波を前記ストリップラインにて受信した受信波を前記判別端子により抽出することことが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記制御部は、前記送信波と前記受信波との比較の結果から算出した実測劣化率が、予め想定した想定劣化率と異なる場合には、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定することが好ましい。
本発明の携帯電子機器は、磁界通信を行う磁界通信部と、表示部とを更に備え、前記制御部は、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定すると、前記表示部に、前記磁界通信部が使用不可であることを表示させることが好ましい。
本発明の携帯電子機器は、磁界通信を行う磁界通信部を更に備え、前記制御部は、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定すると、前記磁界通信部が有するアンテナ整合回路を、前記磁性シートを有さないときの状態にマッチするように調整することが好ましい。
本発明によれば、簡素な構造で、安価に正規品であるかを判定できる電池パック、及び該電池パックが装着された携帯電子機器を提供することができる。
以下、本発明を実施するための好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1から図3を参照しながら説明する。本実施形態の携帯電話機1には、本発明の電池パックの一実施形態(電池パック90)が装着されている。
図1は、本発明の一実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。図3は、図1に示す操作部側筐体2の分解斜視図である。
本実施形態における携帯電話機1は、図1及び図2に示すように、折り畳み型の携帯電話機1であって、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にすることができる。
次に、表示部側筐体3の詳細について説明する。表示部側筐体3は、図1及び図2に示すように、その外面が、フロントケース30a及びリアケース30bを主体として構成される。
表示部側筐体3の前面3aは、フロントケース30a及びカバー部材33を主体として構成されている。前面3aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。表示部側筐体3の背面3bは、リアケース30bを主体として構成されている。背面3bは、前面3aとは反対側の面である。
表示部側筐体3内には、各種情報を表示させるメイン液晶モジュール34が配置されており、メイン液晶モジュール34は、その一方の面に設けられたメイン表示部34aが、透明部分を主体とするカバー部材33を介して、フロントケース30aに形成された開口部から表示部側筐体3の前面3aに露出するように配置されている。
また、フロントケース30aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
表示部側筐体3のリアケース30b側には、図2に示すように、各種情報を表示させるサブ液晶モジュール36が配置されており、サブ液晶モジュール36は、その一方の面に設けられたサブ表示部36aが、リアケース30bの透明部分を介して表示部側筐体3の背面3bに露出するように配置されている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36は、それぞれ、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを構成する液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部などから構成される。
次に、操作部側筐体2の詳細について説明する。操作部側筐体2は、図1から図3に示すように、その外面が、フロントケース21及びリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2の側面2cには、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、電池パック90(バッテリ)を充電するための充電端子が設けられている。
操作部側筐体2は、図3に示すように、主回路基板80と、シールドケース70と、キー基板60と、キー構造部50と、フロントケース21及びリアケース22と、を備えている。
シールドケース70は、主回路基板80に配置された電子部品(図示せず)を覆っている。
キー基板60は、シールドケース70上に配され、複数のキースイッチ61、62、63を備えている。
キー構造部50は、キー基板60上に配され、複数のキースイッチ61、62、63を押圧可能な押し子と、操作面を有するキートップとが、弾性を有するシリコンなどで構成された基体シート51の表面に設けられて構成されている。
フロントケース21は、キー構造部50の操作面が露出する開口であるキー孔13a、14a、15aを備える。
フロントケース21及びリアケース22は、主回路基板80、シールドケース70、キー基板60及びキー構造部50を内包する。
フロントケース21及びリアケース22は操作部側筐体2の外面を形成する。フロントケース21とリアケース22とは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース21とリアケース22との間には、キー構造部50、キー基板60、シールドケース70及び主回路基板80が挟まれるようにして内蔵される。つまり、主回路基板80を覆うようにしてシールドケース70が積層配置され、また、シールドケース70にキー基板60が積層配置され、キー基板60にキー構造部50が積層配置される。
主回路基板80におけるシールドケース70側の面には、後述する制御部86c、記憶部86a、電源回路86bなどを構成する各種の電子部品(図示せず)が実装されている。各種の電子部品は、所定の組み合わせにより回路ブロック(図示せず)などを形成する。また、主回路基板80は、後述する磁界アンテナ86gにより、第1の使用周波数帯(例えば、13.56MHz)で外部装置と磁界通信を行う磁界通信部86fを備えている。
リアケース22の一端側には、背面側に開口し、操作部側筐体2の前面2a側に凹んだ電池装着部23が形成されている。電池装着部23は、リアケース22と取り外し可能な蓋部24によって開放又は封鎖自在となっている。電池パック90は、リアケース22の電池装着部23に外側から収納され、電池装着部23が蓋部24によって封鎖されることにより、携帯電話機1の操作部側筐体2に装着される。
リアケース22は、公衆通信網と第1の使用周波数帯よりも高周波な周波数により、CDMA方式などで通信を行うためのメインアンテナ86eと、電池装着部23の外周に取り付けられて、RFID通信(磁界通信)を行う磁界アンテナ(RFIDアンテナ)86gとを備えている。
磁界アンテナ86gは、例えば、PET(polyethylene terephthalate)材料からなるシート上に複数回渦巻き状に巻かれたコイルにより構成される磁界アンテナであって、外部装置との間で第1の使用周波数帯の信号を送受信する。
磁界通信部86fは、磁界アンテナ86gで受信された信号によって誘起された電力に基づいて所定の電圧を生成する電源回路と、磁界アンテナ86gにより通信される信号に対して変調処理又は復調処理等の信号処理を行うRF回路と、所定のデータが格納されているメモリと、を備えている。
ここで、磁界通信部86fの動作について説明する。
磁界アンテナ86gは、外部に設置されているリーダ・ライタ装置に対して、所定距離まで接近したときに、当該リーダ・ライタ装置から送信される電磁波(第1の使用周波数帯であるキャリア周波数(例えば、13.56MHz)により変調されている)を受信する。
また、磁界アンテナ86gにより電磁波が受信されると、電磁誘導作用により起電力が発生する。
磁界通信部86fは、電磁誘導作用により発生した起電力に基づいて、後述する制御部86cに対して起動信号を生成する。制御部86cから起動を許可された後は、電池パック90からの電力供給により動作することとなる。
そして、磁界通信部86fは、RF回路から復調された信号に基づいて、内部に包含するメモリにデータを書き込む。又は、メモリからデータを読み出す。磁界通信部86fは、メモリからデータを読み出した場合には、当該データに対してRF回路により変調等の信号処理を行い、磁界アンテナ86gを介して外部のリーダ・ライタ装置に伝達する。
このようにして、外部のリーダ・ライタ装置との間で磁界通信が行われる。
次に、本発明の一実施形態の電池パック90について説明する。図4は、本実施形態の電池パック90について一部を破断して示す斜視図である。図5は、図4に示す電池パック90について一部を破断して示す模式的正面図である。図6は、図5に示す電池パック90の模式的分解図である。図7は、図5に示す電池パック90の回路ブロック図である。
本実施形態の電池パック90は、携帯電話機1に装着されて、携帯電話機1に電力の供給を行うもので、携帯電話機1に備えられた電気要素に対する電力供給源として機能する二次電池である。本実施形態の電池パック90は、図4から図7に示すように、電池セル91と、電池セル91の正極91aおよび負極91bにそれぞれ導通し、電池パック90の表面に露出されるパック正極端子90aおよびパック負極端子90bと、パック正極端子90aおよびパック負極端子90bとともに電池パック90の表面に露出される判別電極端子90cと、判別電極端子90cに一端92aが接続されるストリップライン92と、電池セル91およびストリップライン92を覆うように貼り付けられる磁性シート93と、を備える。
電池パック90は、上側面91Sに正極91a及び負極91bを有する電池セル91と、電池セル91の上側面91Sに対向して配置されるパック回路基板94と、パック回路基板94を被覆するカバー部材95とを備えている。なお、本明細書において、電池パック90の長手方向を上下方向と称する。また、電池セル91には、(第1)ストリップライン92、磁性シート93、ラベルシート96が設けられている。
電池パック90は、全体視で矩形板状に形成されている。電池セル91は、上側面91Sに正極91a及び負極91bを備えている。電池セル91の上側面91Sは、細長い矩形形状を有している。負極91bは、電池セル91の上側面91Sにおける長手方向の一方側から突出している。
電池セル91の外面は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって形成されている。電池セル91は、その外面において負極91bを除く領域が正極の機能を有しているが、本実施形態においては、電池セル91の上側面91Sにおいて負極91bとは別に、負極91bから所定の距離をあけて上側面91Sに形成された凸状の領域を、正極91aと称して説明する。
パック回路基板94は、パック正極端子90a、パック負極端子90b、判別電極端子90c及び保護回路94aを備えている。パック正極端子90aは、保護回路94a及び第1導通部材97aを介して電池セル91の正極91aと導通される。パック負極端子90bは、保護回路94a及び第2導通部材97bを介して電池セル91の負極91bと導通される。判別電極端子90cは、第3導通部材97cを介してストリップライン92の一端92aに導通される。
つまり、第1導通部材97aは、その一端がパック正極端子90aに電気的に接続されると共に、その他端が電池セル91の正極91aに当接する。第2導通部材97bは、その一端がパック負極端子90bに電気的に接続されると共に、その他端が電池セル91の負極91bに当接する。第3導通部材97cは、その一端が判別電極端子90cに電気的に接続すると共に、その他端がストリップライン92の一端92aに当接する。
カバー部材95は、その上面95Sが電池セル91の上側面91Sと略同形状を有するブロック状の部材であり、パック回路基板94の大部分を被覆すると共に、パック回路基板94を電池セル91に固定する。カバー部材95の上面95Sには、カバー部材95が電池セル91の上側面91Sに取付けられた状態において、パック回路基板94のパック正極端子90a、パック負極端子90b及び判別電極端子90cと対応する位置が開口した第1孔部95a、第2孔部95b及び第3孔部95cが設けられている。カバー部材95の形成材料としては、例えば、合成樹脂系の材料が挙げられる。カバー部材95は、ポリアミド樹脂などにより低温低圧成形にて構成してもよい。
従って、電池パック90が操作部側筐体2に装着された状態においては、パック正極端子90a、パック負極端子90b及び判別電極端子90cは、操作部側筐体2に設けられた接続コネクタの端子(後述する給電端子82、判別端子83)と当接することによって、電池パック90と操作部側筐体2における電気要素とが電気的に接続されることになる。
電池セル91の前面91Uには絶縁シート98が貼り付けられている。絶縁シート98は、電池セル91の上側面91Sを起点とし、前面91Uの上端部において屈曲し、下側面91T側に向けて延びているが、下側面91Tには達していない。絶縁シート98の幅は、電池セル91の幅よりも狭い。絶縁シート98は、薄い樹脂膜などから形成される。
絶縁シート98の表面には、(第1)ストリップライン92が貼り付けられている。第1ストリップライン92は、金属膜、金属箔、板金などから形成される。第1ストリップライン92の長さ及び幅は、それぞれ絶縁シート98の長さ及び幅よりも小さい。従って、第1ストリップライン92は、絶縁シート98によって電池セル91とは電気的に絶縁されている。第1ストリップライン92の一端92aは、絶縁シート98における電池セル91の上側面91Sに位置する部分上に位置し、電池セル91に電気的に絶縁状態で、第3導通部材97cを介して、判別電極端子90cに電気的に接続されている。第1ストリップライン92の他端92bは、絶縁シート98における電池セル91の前面91Uに位置する部分上に位置し、開放となっている。
ストリップライン92の長さは、電池判別回路部84の送信部84a(詳細は後述)から送信される送信波の波長λに対して1/4の長さ(λ/4)となるのが最適であるが、操作部側筐体2に設けられた第2ストリップライン85(詳細は後述)と高周波的な結合(高周波結合)が得られるのであれば、これよりも短くてもよい。
絶縁シート98及び第1ストリップライン92が貼り付けられた電池セル91は、その大部分(電池セル91の上側面91Sを除く部分)が、磁性シート93によって被覆されている。磁性シート93は、例えばフェライト等の磁性材料と合成樹脂材料とから形成される。第1ストリップライン92は、その全部又は大部分が磁性シート93に被覆される。
磁性シート93は、その全部又は大部分が、ラベルシート96によって被覆されている。ラベルシート96は、電池パック90の外観面の大部分(カバー部材95等を除く部分)を構成している。ラベルシート96の表面(磁性シート93に対向する面とは反対の面)には、例えば、電池パック90の型番や規格、電池パック90が装着される携帯電話機の製造社名(図示せず)などが表示されている。
ラベルシート96を形成する材料は、特に制限されず、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材料が用いられる。特に、電池セル91の外面を形成する材料(本実施形態では、例えば、アルミニウム)よりも熱伝導率の低い材料が好ましく用いられる。
尚、ラベルシート96は、例えば、磁性シート93によって被覆されていない電池セル91の表面や、カバー部材95の表面などを被覆してもよい。
電池パック90の構成それぞれの位置関係およびその成形について、改めてまとめる。
電池セル91は、先に述べたように略矩形状に形成されている。そして、電池パック90が電池装着部23に装着された際に、リアケース22とフロントケース21との重ね合わせ方向(電池装着部23の深さ方向)に一致する方向を、電池セル91あるいは電池パック90の厚さ方向と規定する。電池セル91の、厚さ方向におけるリアケース22に対向する側の面には、絶縁シート98が貼着され、さらに絶縁シート98のリアケース22側の面には、先に述べた第1ストリップライン92が貼着されている。
一方、図3に示すように、電池装着部23は、底面部23aと、底面部23aを囲む周壁部23bとにより構成される凹形状を有している。給電端子82および判別端子83は、周壁部23bの一部が切り欠かれて形成される切り欠き部から、電池装着部23の内部向きに突出して設けられている。
電池パック90は、前述した電池パック90の厚さ方向に直交する方向に長手方向を有しており、この長手方向における一端面(上側面91S)に、パック正極端子90a、パック負極端子90b及び判別電極端子90cが設けられたパック回路基板94が取り付けられている。そして、電池パック90が電池装着部23に装着された際には、給電端子82がパック正極端子90a及びパック負極端子90bに、そして判別端子83が判別電極端子90cに、それぞれ当接して導通可能な状態となる。
なお、パック回路基板94は、絶縁シート98と第1ストリップライン92が電池セル91に対して貼り付けられた後に、両面テープなどにより仮固定されて金型に装着され、金型に低融点で低圧成形可能なポリアミド樹脂などを充填してモールド成型されて固定される。カバー部材95は、このようなプロセスで形成されたモールド成型部である。
このようにしてモールド成型が完了した後に、少なくとも各端子90a,90b,90cが露出された状態で、電池セル91の厚さ方向におけるリアケース22に対向する側の面、およびそれに隣接する面などに磁性シート93が貼り付けられ、この磁性シート93をさらに覆うようにラベルシート96が貼り付けられて、電池パック90が完成する。
ここで、磁性シート93の役割について説明する。
既に述べたように、本発明における携帯電話機1は、磁界通信部86fと磁界アンテナ86gとを用いて磁界通信を行う機能を有する。ここで、磁界アンテナ86gは、ループアンテナを形成する必要があり、スペース効率を良くするため、このループ内に電池装着部23が形成されることが多い。この位置関係において、電池パック90が電池装着部23に装着されると、磁界アンテナ86gのループ内に、金属物である電池セル91等が存在することとなる。この場合、磁界アンテナ86gにて生成させた電磁波が電池セル91に至り、電池セル91内で渦電流が発生し、磁界アンテナ86gの生成する電磁波と逆位相の磁界が生じる等してしまうため、磁界アンテナ86gのアンテナ特性が悪化してしまう場合がある。この影響は、電磁波が電池セル91に至らないように磁気を遮蔽する磁性シート93を介在させることにより回避することができる。
次に、操作部側筐体2の電池装着部23に位置する第2ストリップライン85について説明する。図8(a)は、蓋部24が外された状態の操作部側筐体2をリアケース22側から示す背面図であり、図8(b)は、電池パック90を第1ストリップライン92側から視た正面図である。図9は、操作部側筐体2から電池パック90を取り外した状態を模式的に示すA−A’部分(図8参照)の断面図である。図10は、操作部側筐体2に電池パック90を装着した状態を模式的に示す断面図である。以下、図8から図10を用いて、それぞれの部品の互いの位置関係を示す。
図10に示すように、電池パック90が操作部側筐体2の電池装着部23に収納されて、電池パック90が操作部側筐体2に装着された状態において、電池パック90の第1ストリップライン92は、操作部側筐体2側(主回路基板80側)に位置する。
主回路基板80の下面(リアケース22側の面)には、絶縁体からなる端子台81が配設されている。端子台81における電池装着部23側の面には、2個の給電端子82及び1個の判別端子83が設けられている。2個の給電端子82は、電池パック90が操作部側筐体2に装着された状態において、パック正極端子90aに当接する第1給電端子82aと、パック負極端子90bに当接する第2給電端子82bとからなる。判別端子83は、電池パック90が操作部側筐体2に装着された状態において、判別電極端子90cに当接する。
給電端子82及び判別端子83は、端子台81から突出して設けられ、弾性体を有する金属片などから構成される。
電池装着部23の底面部(操作部側筐体2の背面2bを向く面)23aには、第2ストリップライン85が配設されている。第2ストリップライン85は、帯状の板金部材などから形成され、その一端85aが電池判別回路部84(詳細は後述)に電気的に接続されている。第2ストリップライン85の他端85bは電池装着部23の底面部23a上において開放されている。
電池パック90が電池装着部23に収納された状態において、第2ストリップライン85は、電池パック90における第1ストリップライン92と近接して重なる位置に配設される。従って、電池パック90が操作部側筐体2に装着された状態において、第1ストリップライン92と第2ストリップライン85とは高周波的に容易に結合する。ここでいう「重なる」とは、電池パック90が装着された操作部側筐体2を、背面2bから前面2aに向けて視た場合において重なる(リアケース22とフロントケース21との重ね合わせ方向あるいは電池装着部23の深さ方向において重なる)ことを意味する。第1ストリップライン92と第2ストリップライン85との重なりの程度は、大きい方が好ましい。
次に、機能ブロック図を参照して、本実施形態の携帯電話機1の機能について説明する。図11は、本実施形態の携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。図12は、電池判別回路部84を示す回路ブロック図である。
図11に示すように、本実施形態の携帯電話機1における操作部側筐体2は、記憶部86aと、電源回路86bと、送信部84aと、検波部84bと、各部を制御する制御部86c(比較部84cを含む)と、第2ストリップライン85とを備える。操作部側筐体2は、給電端子82(82a、82b)と、判別端子83とを備えている。制御部86cは、後述するように比較部84cとしても機能する。送信部84aと、検波部84bと、比較部84cとから電池判別回路部84が形成される。
また、操作部側筐体2は、CDMA通信などを行うメイン通信部86dおよびメインアンテナ86eと、磁界通信部86fと、磁界アンテナ86gとを備える。更に、操作部側筐体2又は表示部側筐体3は、操作キー群11と、メイン表示部34aと、サブ表示部36aと、音声処理部86hと、音声入力部12と、音声出力部31とを備える。
電池パック90は、電池セル91と、第1ストリップライン92とを備えている。また、電池パック90は、パック正極端子90aと、パック負極端子90bと、判別電極端子90cとを備えている。
記憶部86aは、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成されており、制御部86cの作業領域などとして利用される。
電源回路86bは、給電端子82を介して電池パック90から供給される電源電圧を所定の電圧に変換し、変換後の電圧を携帯電話機1の各部に供給する。
音声処理部86hは、制御部86cの制御に従って、通話時における相手側の音声を音声出力部31から出力し、また、音声入力部12から入力されたユーザの声に信号処理を行う。
送信部84aは、制御部86cの制御に従って、所定の送信波(キャリア)を送信する。
検波部84bは、第1ストリップライン92において受信され、更に第2ストリップライン85に搬送された受信波(高周波)を整流して取り出す。
次に、制御部86cの構成について説明する。制御部86cは、電源回路86bのON/OFFを制御する電源回路制御部として機能する。また、制御部86cは、メイン通信部86d及び磁界通信部86fを制御する通信制御部として機能する。また、制御部86cは、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを制御する表示制御部として機能する。また、制御部86cは、音声処理部86hを制御する音声制御部として機能する。
制御部86cは、送信部84aに所定の送信波を送信させるように制御する送信波制御部として機能する。
制御部86cは、送信波を第1ストリップライン92において受信した受信波を送信波と比較し、送信波に対する受信波の劣化状態に基づいて、装着されている電池パック90が磁性シート93を有するかを判定する比較部84cとして機能する。つまり、送信波に対する受信波の劣化がほとんどなければ、電池パックは磁性シートを有さないと判別でき、一方、送信波に対する受信波の劣化が認識できれば、電池パックは磁性シートを有すると判別できる。
次に、電池判別回路部84について説明する。電池判別回路部84は、図12に示すように、送信部84a、検波部84b及び比較部84cを主体として構成される。
送信部84aは、判別端子83及び判別電極端子90cを介して第1ストリップライン92の一端92aに電気的に接続される。検波部84bは、操作部側筐体2に設けられた第2ストリップライン85の一端85aに電気的に接続される。
なお、前記においては、送信部84aが第1ストリップライン92に接続され、検波部84bが第2ストリップライン85に接続される例を示したが、この関係は逆であってもよい。
電池パック90に貼り付けられた磁性シート93による電磁波の吸収量は、周波数特性を有している。また、2つのストリップライン92,85における高周波結合の結合量にも周波数特性がある。従って、送信波の周波数は、これらの2つの周波数特性を考慮して設定する。例えば、送信波の周波数を、磁界アンテナ86gにて取り扱われる周波数に近い周波数を用いることにより、磁性シート93の有無により、検波時の劣化率が明確に現れるように構成することもできる。それとは逆に、送信波の周波数を予め設定し、その周波数で最適な前記吸収量及び前記結合量が得られるように、磁性シート93の特性やストリップライン92,85の寸法などを設定してもよい。
第2ストリップライン85の長さは、送信波の波長λの1/4(λ/4)が最適であるが、第1ストリップライン92との高周波結合における結合量が十分に得られる場合には、λ/4よりも短くてもよく、また電池パック90の第1ストリップライン92の長さと同じでなくてもよい。
比較部84cは、例えば、送信波の信号パターンのON区間と受信波の信号パターンのON区間とが一致するかを比較する。あるいは、比較部84cは、送信波の信号パターンの波高と受信波の信号パターンの波高とが一致するかを比較する。そして、比較部84cは、送信波と受信波との比較の結果から算出した実測劣化率が、予め想定した想定劣化率と異なる場合には、磁性シートを有さない電池パックが装着されていると判定する。想定劣化率は、適宜設定される。想定劣化率を設定すると、それを基準として電池パックにおける磁性シートの有無を容易に判別できる。
制御部86cは、磁性シートを有さない電池パックが操作部側筐体2に装着されていると判定すると、磁界アンテナ86gが本来の性能を発揮できない可能性があるため、メイン表示部34a及び/又はサブ表示部36aに、磁界通信部86fが使用不可であることを表示させる表示制御部として機能する。
あるいは、制御部86cは、磁性シートを有さない電池パックが装着されていると判定すると、磁界通信部86fが有するアンテナ整合回路を、磁性シートを有さないときの状態にマッチするように調整するアンテナ整合制御部として機能してもよい。
メイン通信部86dは、メインアンテナ86eを介して、所定の使用周波数帯により外部装置と通信を行う。メイン通信部86dによれば、一般的な携帯電話機と同様に、無線通信により最寄りの基地局を介して、公衆の通信網に接続できる。
磁界通信部86fは、磁界アンテナ86gを介して、RFID(Radio Frequency Identification)の技術により、非接触式(無線式)通信を行う。
電池パック90の判別電極端子90cは、判別端子83を介して、主回路基板80に設けられた電池判別回路部84に接続される。
次に、以下の3種の電池パックが操作部側筐体2に装着されている場合について、それぞれにおける携帯電話機1の動作について説明する。
<1>第1の不正電池パック・・・ストリップラインを有さない。
<2>第2の不正電池パック・・・ストリップラインを有するが、磁性シートを有さない。
<3>磁性シート93を有する正規品の電池パック90(本実施形態の携帯電話機1に対応する電池パック)
<1>第1の不正電池パックの場合
まず、第1の不正電池パックが操作部側筐体2に装着されている場合における、携帯電話機1の動作について説明する。第1の不正電池パック(便宜上、符号「90”」を付す)には、本実施形態の第1ストリップライン92が設けられていないため、第2ストリップライン85に高周波結合すること自体が発生しない。よって、送信部84aから第1ストリップライン92に送信波を出力しようとされることがない。あるいは高周波結合が多少生じても結合部分で抵抗値が大きかったり、他のノイズ成分を大きく含んだりするため、第2ストリップライン85において、搬送波は受信されないか、あるいは受信されたとしても、大きく減衰して他のノイズの影響を受けていたりして、元の信号パターンが再現されなかったりする。
すなわち、例えば、送信部84aから送信された送信波の信号パターンのON区間と、検波部84bを経て整流された搬送波の信号パターンのON区間とを比較し、両者が実質的に一致すると判定されることはないため、これをもって、比較部84cは、装着中の電池パック90”が不正品であることを判定することができる。
<2>第2の不正電池パックの場合
次に、磁性シートを有さない第2の不正電池パック(便宜上、符号「90’」を付す)が操作部側筐体2に装着されている場合における、携帯電話機1の動作について説明する。第2の不正電池パック90’は、磁性シートを有さない以外は、本実施形態の電池パック90と同様の構成を有する電池パックである。
このような第2の不正電池パック90’としては、例えば、電池セルの性能が等しく、偶然外形のみ合致して、磁界通信機能を有さない他の携帯電話機用としては正規品である電池パックや、第1の不正電池パックよりも模倣レベルの高い不正電池パックなどが挙げられる。
ここで、電池パック90の模造品を作る際の不正業者の心理について考察する。携帯電話機1が動作すれば充分であるため、電池装着部23に合う外形、電池セル91とほぼ同様の電圧電流値の電池セルを有している場合には、本来の能力が完全に得られるかどうかを問わなければ、携帯電話機1の動作自体は行うことができる。また、第1ストリップライン92については、判別用と思しき端子に接続されているため、模造品業者としては、ここまでは模造することが予想される。しかし、磁性シート93は、電池パックの能力には何ら影響がないことが分かっているため、模造品には貼り付けられないであろうことが想像されるであろう。
つまり、第2の不正電池パック90’は、第1ストリップライン92、判別電極端子90c等を備えている。
送信部84aから送信された送信波は、判別端子83及び判別電極端子90cを介して電池パック90’の第1ストリップライン92に給電(受信)され、放射される。操作部側筐体2の第2ストリップライン85は、電池パック90’の第1ストリップライン92との高周波結合における結合量に応じて、放射された搬送波を受信する。第2ストリップライン85において受信された搬送波は、電池判別回路部84におけるフィルタ84d及び検波部84bを経て検出される。
比較部84cは、例えば、送信部84aから送信された送信波の信号パターンのON区間と、検波部84bを経て整流された搬送波の信号パターンのON区間とを比較し、両者が実質的に一致したと判定されたときには、当該電池パック90’は、第1ストリップライン92を有する点で正規品であると判定される。更に、磁性シート93を有さないので、減衰する要素がほとんどない状態で高周波結合しているため、送信部84aから送信された送信波と検波部84bを経て整流された搬送波の信号パターンとが、波形が実質的に一致し、波高についてもわずかな減衰しかみられない。このとき、磁性シート93を有さない第2の不正電池パックであると判定することができる。
<3>磁性シート93を有する正規品の電池パック90
次に、磁性シート93を有する正規品の電池パック90(本実施形態の電池パック90)が操作部側筐体2に装着されている場合における、携帯電話機1の動作について説明する。
送信部84aから送信された送信波(搬送波)は、電池パック90の第1ストリップライン92に給電(受信)され、放射される。第1ストリップライン92から放射した搬送波の一部は、磁性シート93により吸収される。その結果、操作部側筐体2の第2ストリップライン85において受信された搬送波は、その振幅のレベルが下がる。よって、フィルタ84d及び検波部84bを経て整流された後、比較部84cに入力されると、比較部84cでは、その振幅レベルが減衰していることを検知できる。しかし、このときも信号パターンはほぼ維持されるので、比較部84cは、入力された信号パターンが実質的に一致するが、信号パターンの波高が大きく異なるため、装着された電池パック90が、磁性シート93を有する正規品であることを判定することができる。
以上の手法により、3種の電池パックの判別を行うことができる。
次に、図13を参照して、電池パックの真贋(正規品/不正品)を判定した後における携帯電話機1の動作について説明する。図13は、携帯電話機1の動作のフローチャートを示す図である。
ステップS1において、比較部84cは、送信波の信号パターンと受信波の信号パターンとを比較する。両信号パターンがほぼ一致している(ここでは信号の電圧の大小は問わない)と判断された場合には、電池パックは正規品である可能性があると判定され、ステップS2に進む。
一方、両信号パターンが一致しないと判断された場合には、明らかに電池パックが不正品であると判断できるため、制御部86cにより電源回路86bをOFF制御し、携帯電話機1の起動を中止する(ステップS3)。なお、携帯電話機1の起動を中止するのに代えて、携帯電話機1の動作を不可能な状態とした上で、例えばメイン表示部34aに「不正品の電池パックが装着されている」旨を表示し、ユーザに告知することもできる。
ステップS2において、受信波の信号パターンの波高(V)がしきい値以上であるかを判定する。該しきい値は、電池パックにおける磁性シートの有無を判別するのに適した値に設定され、磁性シート93の特性と搬送波の周波数とに左右されるため、このしきい値は、携帯電話機1のメーカーが社外秘情報として保有する。磁性シート93を有する正規品の電池パック90が装着された場合には、受信波の信号パターンの波高(V)がしきい値未満(NO)となる。この場合には、その電池パックを使用しても問題は生じないため、制御部86cにより電源回路86bをON制御し、携帯電話機1を通常に起動する(ステップS4)。
一方、磁性シートを有さない電池パックが装着された場合には、受信波の信号パターンの波高(V)がしきい値以上(YES)となる。
ところで、この場合において、電池セル91が正規品と同じものであって、単に磁界通信非対応に過ぎない同じメーカーの携帯電話機用の電池パックであったときには、磁界通信による非接触通信を行わなければ特段の問題は生じない。そして、非接触通信を行う際には、先に述べたように磁性シートを有さないゆえに磁界アンテナ86gが規定の性能を得られない。また、ステップS4にてYESの場合には、精度の高い模造品の電池パックである可能性も捨てきれない。
そこで、ステップS5において、携帯電話機が非接触型ICカード対応型であるかついて判定する。携帯電話機が非接触型ICカード対応型であるかについては、そもそもメーカー出荷段階で制御部86c自身に認識させておけばよい。あるいは、非接触型ICカードの利用の際のアプリケーションプログラムが記憶部86aに収納されているかどうかで判断してもよい。
そして、携帯電話機が非接触型ICカード対応型であると判定された場合には、ステップS6において、非接触型ICカード対応の機能を制限した状態で、携帯電話機1を起動する(このような起動を以下「制限起動」という)。制限起動を行う理由は、この状態においては、非接触型ICカードに関する動作を行うには支障はあるが、非接触型ICカードとは無関係な機能(例えば単なる通話)は問題なく行うことができるため、非接触型ICカード対応の動作のみを制限し、その他の機能を使用できるようにするためである。ただし、模造レベルの高い不正な電池パックである可能性もあるため、メイン表示部34aなどに「不正な電池パックが装着されている可能性がある」旨を報知させ、ユーザが操作キー群11により了承する操作がなされた場合にのみ携帯電話機の起動を継続させる(ステップS6)。
一方、携帯電話機1が非接触型ICカード対応型ではないと判定された場合(ステップS5“NO”)には、磁界通信自体が行われない端末であると判断されるため、磁性シートを有さない電池パックであっても特段の問題は生じない。しかし、ステップS5“YES”の場合と同様に、模造レベルの高い不正な電池パックである可能性もあるため、メイン表示部34aによる報知と、ユーザの操作による了承がなされた場合にのみ、制御部86cにより電源回路86bをON制御し、携帯電話機1を通常に起動する(ステップS4)。
なお、メイン表示部34aにより不正品である可能性がある旨の報知を行った際に、ユーザが了承しなかった場合には、電源の起動を中止する。
その後、携帯電話機1の起動時又は非接触型ICカード対応機能の起動時に、携帯電話機1のメイン表示部34aに「正規ではない電池パックが装着されている」旨を表示し、ユーザに告知することもできる。
また、非接触型ICカード用のアンテナ(つまり磁界アンテナ86g)について、その共振周波数を調整可能な構成としておき、ステップS5にて“YES”と判定された場合に、磁性シートを有さない電池パック90’であってもアンテナ特性が最適となるように共振周波数を調整するようにしてもよい。
本実施形態の電池パック90によれば、判別電極端子90cに一端92aが接続される第1ストリップライン92と、電池セル91及び第1ストリップライン92を覆うように貼り付けられる磁性シート93とを備えている。そのため、携帯電話機1の構成を工夫することにより、前述したように、電池パックの真贋及び/又は電池パックにおける磁性シートの有無を容易に判定することができる。従って、形状や電圧の一致する不正品や、形状及び電圧が一致するが磁性シートを有さない正規品が携帯電話機1に装着されたとしても、そのような状態を容易に判別することができる。
また、第1ストリップライン92は、受動部品であるため、余分な電流を消費しない。しかも、第1ストリップライン92を安価な部材で形成できるため、電池パック90のコストアップを抑制することができ、また、第1ストリップライン92を薄い部材で形成できるため、電池パック90のサイズアップ(特に厚み方向のサイズアップ)を抑制することができる。
また、本実施形態の携帯電話機1は、所定の送信波を送信する送信部84aと、送信部84aに所定の送信波を送信させるように制御するとともに、当該送信波を第1ストリップライン92において受信した受信波を送信波と比較し、該送信波に対する受信波の劣化状態に基づいて、装着されている電池パックが磁性シートを有するかを判定する制御部86cとを備えている。
このように、電池パック90が第1ストリップライン92を備え、携帯電話機1が送信部84a及び制御部86cを備えているため、電池パックの真贋及び/又は電池パックにおける磁性シートの有無を容易に判定することができる。従って、形状や電圧の一致する不正品や、形状及び電圧が一致するが磁性シートを有さない正規品が携帯電話機1に装着されたとしても、そのような状態を容易に判別することができる。
また、制御部86cは、磁性シートを有さない電池パックが装着されていると判定すると、メイン表示部34a及び/又はサブ表示部36aに、磁界通信部86fが使用不可であることを表示させる。そのため、磁界通信部86fが使用不可であることをユーザに容易に報知することができる。
また、制御部86cは、磁性シートを有さない電池パックが装着されていると判定すると、磁界通信部86fが有するアンテナ整合回路を、磁性シートを有さないときの状態にマッチするように調整する。そのため、磁性シートを有さない電池パックによる影響を最小限に抑え、当該電池パックを利用することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、図14及び図15に示すように、第2ストリップライン85’は、主回路基板80の表面に印刷されたパターンから構成することができる。図14(a)は、第2ストリップライン85’の構成が異なる操作部側筐体2をリアケース22側から示す背面図(図8(a)対応図)であり、図14(b)は、電池パック90を第1ストリップライン92側から視た正面図(図8(b)対応図)である。図15は、図14に示す操作部側筐体2から電池パック90を取り外した状態を模式的に示す断面図(図9対応図)である。第2ストリップライン85’は、絶縁性を有する被覆シート85cによって被覆されている。
また、前記実施形態においては、電池判別回路部84の送信部84aを、判別端子83及び判別電極端子90cを介して第1ストリップライン92に電気的に接続し、検波部84bを第2ストリップライン85に電気的に接続しているが、これとは逆に、電池判別回路部84の送信部84aを第2ストリップライン85に電気的に接続し、検波部84bを、判別端子83及び判別電極端子90cを介して第1ストリップライン92に電気的に接続しても、同じ機能を実現できる。
また、各モデルごとにストリップラインの形状や大きさ、さらには導電率を予め変えておくことにより、正規の電池パックでなければ正規の検波ができなくなるように構成しておいても、正規品かどうかの判別を行うことができる。
電池パック90は、それを識別するための固有のID情報を記憶するID情報記憶部を備えていてもよく、その場合には、ID情報記憶部は、判別電極端子90cに電気的に接続される。
前記実施形態における連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結しているが、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結すると共に、開閉軸Xに直交する回動軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えていてもよい。
また、本発明の携帯電子機器は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の携帯電子機器であってもよい。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(リボルバ)の携帯電子機器であってもよい。
本発明の電池パックは、携帯電話機以外の携帯電子機器に適用することができる。携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン等が挙げられる。
本発明の一実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。 図1に示す操作部側筐体2の分解斜視図である。 本実施形態の電池パック90について一部を破断して示す斜視図である。 図4に示す電池パック90について一部を破断して示す模式的正面図である。 図5に示す電池パック90の模式的分解図である。 図5に示す電池パック90の回路ブロック図である。 (a)は、蓋部24が外された状態の操作部側筐体2をリアケース22側から示す背面図であり、(b)は、電池パック90を第1ストリップライン92側から視た正面図である。 操作部側筐体2から電池パック90を取り外した状態を模式的に示すA−A’部分(図8参照)の断面図である。 操作部側筐体2に電池パック90を装着した状態を模式的に示す断面図である。 本実施形態の携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。 電池判別回路部84を示す回路ブロック図である。 携帯電話機1の動作のフローチャートを示す図である。 (a)は、第2ストリップライン85’の構成が異なる操作部側筐体2をリアケース22側から示す背面図(図8(a)対応図)であり、(b)は、電池パック90を第1ストリップライン92側から視た正面図(図8(b)対応図)である。 図14に示す操作部側筐体2から電池パック90を取り外した状態を模式的に示す断面図(図9対応図)である。
符号の説明
1 携帯電子機器
34a メイン表示部
36a サブ表示部
82 給電端子
83 判別端子
84a 送信部
90 電池パック
90a パック正極端子
90b パック負極端子
90c 判別電極端子
91 電池セル
91a 正極
91b 負極
92 ストリップライン
92a 一端
93 磁性シート
86c 制御部
86f 磁界通信部

Claims (6)

  1. 携帯電子機器に装着されて該携帯電子機器に電力の供給を行う電池パックであって、
    電池セルと、
    前記電池セルの正極および負極にそれぞれ導通し、前記電池パックの表面に露出されるパック正極端子およびパック負極端子と、
    前記パック正極端子および前記パック負極端子とともに前記電池パックの表面に露出される判別電極端子と、
    前記判別電極端子に一端が接続されるストリップラインと、
    前記電池セルおよび前記ストリップラインを覆うように貼り付けられる磁性シートと、を備えることを特徴とする電池パック。
  2. 電池パックが装着され、当該電池パックにより電力の供給がされて駆動される携帯電子機器であって、
    前記電池パックは、
    電池セルと、
    前記電池セルの正極および負極にそれぞれ導通し、前記電池パックの表面に露出されるパック正極端子およびパック負極端子と、
    ストリップラインと、
    前記電池セルおよび前記ストリップラインを覆うように貼り付けられる磁性シートと、を備え、
    前記携帯電子機器は、
    前記パック正極端子および前記パック負極端子に当接して導通する給電端子と、
    所定の送信波を送信する送信部と、
    前記送信部に前記所定の送信波を送信させるとともに、当該送信波を前記ストリップラインにおいて受信した受信波を前記送信波と比較し、該送信波に対する前記受信波の劣化状態に基づいて、装着されている前記電池パックが前記磁性シートを有するかを判定する制御部と、を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  3. 前記電池パックは、前記パック正極および前記パック負極とともに表面に露出され、前記ストリップラインの一端が接続される判別電極端子を備えており、
    前記携帯電子機器は、前記判別電極端子に当接して導通する判別端子を備え、
    前記制御部は、前記送信部に前記所定の送信波を送出させた際、当該送信波を前記ストリップラインにて受信した受信波を前記判別端子により抽出することを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記制御部は、前記送信波と前記受信波との比較の結果から算出した実測劣化率が、予め想定した想定劣化率と異なる場合には、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定することを特徴とする請求項2または3に記載の携帯電子機器。
  5. 磁界通信を行う磁界通信部と、表示部とを更に備え、
    前記制御部は、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定すると、前記表示部に、前記磁界通信部が使用不可であることを表示させることを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 磁界通信を行う磁界通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記磁性シートを有さない前記電池パックが装着されていると判定すると、前記磁界通信部が有するアンテナ整合回路を、前記磁性シートを有さないときの状態にマッチするように調整することを特徴とする請求項4に記載携帯電子機器。
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