JP2009181007A - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、すべてのメモリ回路に対して第1の階調に対応する画像信号を入力するメモリ初期化ステップS101と、画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析ステップS102と、階調ごとの割合に基づいて画像更新動作モードを判定するモード判定ステップS103と、モード判定ステップS103の判定結果に基づいて第1又は第2の画像更新動作モードを選択し、選択された画像更新動作モードにより表示部の画像を更新する画像更新ステップS104、S105と、を有する。画像更新ステップS105では、階調を反転した画像信号がメモリ回路に入力されるとともに、第1及び第2の制御線の電位S1、S2が画像更新ステップS104とは反転した状態とされる。
【選択図】図7
Description
この駆動方法では、特定階調の画素データが画像データの半数以上であるか否かのみを判定に用いるので、簡便に駆動制御を行うことができる。よって、画像データが二値である場合に特に好適な駆動方法である。
この駆動方法によれば、表示部の構成に変更を加えることなくメモリ初期化を実行することができる。
この構成では、特定階調の画素データが画像データの半数以上であるか否かのみを判定するという簡便な判定手段を用いるので、比較的簡素な回路構成を採用できる。したがって、画像データが二値である場合に好適な構成とすることができる。
この構成によれば、データ線駆動回路に画像信号を供給せずにメモリ回路の初期化を行うことができるので、制御部における動作を簡素化することができる。また、メモリ初期化と同時にフレームメモリへの画像データの展開なども行うことができるため、効率よく高速に動作させることができる。
この構成によれば、リセット信号線を介してリセットトランジスタにリセット信号を入力することでリセットトランジスタをオン状態とし、電源線とメモリ回路とを電気的に接続することができる。したがって、リセット信号の出力のみで簡便にメモリ初期化を行うことができる。また、画像表示動作を行うための駆動回路を使用しないので、消費電力の点でも有利である。
前記リセットトランジスタがP−MOSトランジスタであり、前記電源線が前記メモリ回路と共通の高電位電源線である構成としてもよい。
N−MOSトランジスタからなる第1のリセットトランジスタと、前記第1のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第1のリセット信号線と、P−MOSトランジスタからなる第2のリセットトランジスタと、前記第2のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第2のリセット信号線と、を有する構成とすることもできる。
上記いずれの構成でも、簡便にメモリ回路の初期化を実行することができる。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラ(制御部)63、及び共通電源変調回路64が配置されている。走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64は、それぞれコントローラ63と接続されている。コントローラ63は、上位装置から供給される画像データや同期信号に基づき、これらを総合的に制御する。
なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合にはローレベル(L)の画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合はハイレベル(H)の画像信号を画素40に供給するものとする。
画素40には、駆動用TFT(Thin Film Transistor)41(画素スイッチング素子)と、ラッチ回路(メモリ回路)70と、スイッチ回路80と、電気泳動素子32と、画素電極35と、共通電極37とが設けられている。これらの素子を取り囲むように、走査線66、データ線68、低電位電源線49、高電位電源線50、第1の制御線91、及び第2の制御線92が配置されている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成である。
ラッチ回路70のデータ入力端子N1及びデータ出力端子N2は、スイッチ回路80と接続されている。さらにスイッチ回路80は、画素電極35と接続されるとともに第1及び第2の制御線91、92と接続されている。画素電極35と共通電極37との間に電気泳動素子32が挟持されている。
第1のトランスミッションゲートTG1は、P−MOSトランジスタ81とN−MOSトランジスタ82とからなる。P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のソース端子は第1の制御線91に接続され、P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のドレイン端子は画素電極35に接続されている。また、P−MOSトランジスタ81のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1(駆動用TFT41のドレイン端子)に接続され、N−MOSトランジスタ82のゲート端子は、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に接続されている。
一方、ラッチ回路70にハイレベル(H)の画像信号(画素データ「1」)が記憶され、データ出力端子N2からローレベル(L)の信号が出力された場合、第2のトランスミッションゲートTG2がオン状態となり、第2の制御線92を介して供給される電位S2が画素電極35に入力される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
電気泳動表示装置100では、駆動用TFT41を介してラッチ回路70のデータ入力端子N1に画像信号を入力することでラッチ回路70に画像信号を電位として記憶させる。これにより、ラッチ回路70のデータ入力端子N1及びデータ出力端子N2から出力される電位に基づいて動作するスイッチ回路80によって、第1の制御線91又は第2の制御線92と画素電極35とが接続される。その結果、画素電極35に画像信号に対応する電位が入力され、図5に示すように、画素電極35と共通電極37との電位差に基づいて画素40が黒又は白表示される。
図5(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
図6は、電気泳動表示装置100に備えられたコントローラ63の詳細を示すブロック図である。
コントローラ63は、CPU(Central Processing Unit)としての制御回路161と、EEPROM(Electrically-Erasable and Programmable Read-Only Memory;記憶部)162と、電圧生成回路163と、データバッファ164と、フレームメモリ165と、メモリ制御回路166と、を備えている。
EEPROM162は、制御回路161による各回路の動作制御に必要な設定値(モード設定値やボリューム値)等を記憶している。例えば、動作モードごとの駆動シーケンスの設定値をLUT(Look Up Table)として記憶している。EEPROM162に電気泳動表示装置の作動状態等の表示に用いるプリセットの画像データを記憶しておくこともできる。
電圧生成回路163は、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64に駆動電圧を供給する回路である。
データバッファ164は、コントローラ63における上位装置とのインタフェース部であり、上位装置から入力される画像データDを保持するとともに、制御回路161に対して画像データDを送信する。
データ線駆動回路62は、制御回路161から供給される制御信号に基づいてフレームメモリ165から送信される画像信号を一ライン分ずつラッチする。そして、走査線駆動回路61による走査線66の順次選択動作に同期して、ラッチした画像信号をデータ線68に供給する。
また、画像データDは、3階調以上の階調値の画素データを含むものであってもよい。この場合には、画像解析回路167は、階調ごとの画素データの割合をパラメータRとして出力する。
次に、図7は、上記構成を備えた電気泳動表示装置の駆動方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、本実施形態の駆動方法は、メモリ初期化ステップS101と、画像解析ステップS102と、モード判定ステップS103と、ステップS103の結果に基づいて排他的に選択される画像更新ステップS104、S105と、を有する。
なお、図8及び図9において、各符号の「A」「B」「a」「b」の添字は、説明の対象とした2つの画素40と、それらに属する構成要素を明確に区別するために付したものであって他意はない。
また図9に示す状態において、画素40Aは白表示されており、画素40Bは黒表示されている。以下では、画素40A、40Bをそれぞれ黒表示、白表示に更新する駆動方法について説明する。
なお、図8では、データ線68におけるローレベル(L)の電位と、ローレベル電位VLとが同一電位であるとして表示している。
メモリ初期化ステップS101において、制御回路161は、まず、予め設定された初期階調(例えば、画素データ「0」(黒))に基づいて、画素40のラッチ回路70に書き込むメモリ初期化用データ(すべてが画素データ「0」である画像データ)を生成する。あるいは、予め作成されてEEPROM162に記憶されたメモリ初期化用データを、制御回路161から読み出すようにしてもよい。
ここで、第1の制御線91の電位S1は、図8のようにハイインピーダンス状態となっているため、電気泳動素子32には電位差が印加されず、初期の表示状態を維持することになる。
画像解析回路167は、入力された画像データDを構成する画素データ「0」(黒;第1の階調)又は画素データ「1」(白;第2の階調)の数をカウントする。そして、画像データD(全画素データ)に占める画素データ「0」の割合を算出し、得られた割合をパラメータRとして出力する。本実施形態では、パラメータRとして0(%)〜100(%)の値が出力されるものとする。
例えば図10(a)に示す画像データDのように、画素データ「0」(黒)の割合が50%以上であれば、第1の画像更新動作モードである画像更新ステップS104が選択され、画像更新ステップS104の画像信号入力期間ST11に移行する。
一方、図10(b)に示す画像データDのように、画素データ「0」(黒)の割合が50%未満(すなわち画素データ「1」(白)の割合が50%以上)であれば、第2の画像更新動作モードである画像更新ステップS105が選択され、画像更新ステップS105の画像信号入力期間ST21に移行する。
本発明において、第1及び第2の画像更新動作モードの選択基準は、画像データDを構成する画素データのうち、データ数が最多である階調が、メモリ初期化ステップS101においてラッチ回路70に書き込まれる画像信号の階調(初期階調)に一致するか否かにある。
そして本実施形態では、画像データDが白黒二値(「0」「1」)であるから、初期階調に対応する画素データ「0」の割合が50%以上であれば、データ数が最多となる階調は画素データ「0」となり、第1の画像更新動作モードが選択される。また、画素データ「0」の割合が50%未満であれば、画素データ「1」が最多となり、第2の画像更新動作モードが選択される。
また、パラメータRとしては、画像データDに占める画素データ「1」(白)の割合や、画像データD中の画素データ「1」「0」それぞれの割合を出力することも可能である。これらの場合には、パラメータRの形態に合わせて評価アルゴリズムを変更すればよい。
一方、画像更新ステップS105は、電気泳動表示装置100における第2の画像更新動作モードである。画像更新ステップS105は、画像信号入力期間ST21と、画像表示期間ST22とを有する。
図8には、第1の画像更新動作モードである画像更新ステップS104におけるタイミングチャートが示されている。図11は、図9に示した画素40A、40Bの画像表示期間ST12における電位状態を示す図である。
一方、白表示される画素40Bでは、駆動用TFT41bを介してデータ線68bからラッチ回路70bにハイレベル(H)の画像信号が入力され、ラッチ回路70bのデータ入力端子N1bの電位がハイレベル(H)、データ出力端子N2bの電位がローレベル(L)となる。
なお、画像信号入力期間ST11において、第1の制御線91、第2の制御線92、及び共通電極37は、ハイインピーダンス状態を維持している。
画像表示期間ST12では、まず、高電位電源線50の電位Vddが、画像信号入力用のハイレベル電位VM(例えば5V)から画像表示用のハイレベル電位VH(例えば15V)に引き上げられる。低電位電源線57の電位Vssはローレベル電位VL(例えば0V)とされる。
そして、矩形状のパルスが入力された共通電極37がローレベル電位VLである期間に、画素電極35aと共通電極37との電位差により電気泳動素子32が駆動される。すなわち、図5(b)に示したように、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37側に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子27が画素電極35a側に引き寄せられて、画素40Aが黒表示される。
画像表示動作が終了したならば、図8に示すように、画像保持期間ST13に移行する。画像保持期間ST13では、画素40に接続されている各配線がいずれもハイインピーダンス状態とされる。これにより、画素電極35a、35b及び共通電極37もハイインピーダンス状態となり、電気泳動素子32が電気的に孤立した状態となる。したがって、電力を消費することなく画像を保持することができる。
図12は、第2の画像更新動作モードである画像更新ステップS105を含むタイミングチャートである。図13は、図12に示す黒色画像表示期間ST221と白色画像表示期間ST222とにおける隣接する2つの画素40A、40Bの電位関係を示す図である。
なお、以下の説明では、第1の画像更新動作モードと共通する構成や動作については適宜省略しつつ説明する。
画像信号入力期間ST21では、画素40A、40Bのラッチ回路70a、70bにそれぞれ画像信号が入力される。第2の画像更新動作モードでは、表1及び図13に示すように、黒表示される画素40Aのラッチ回路70aにハイレベルの(H)画像信号が入力され、白表示される画素40Bのラッチ回路70bにローレベル(L)の画像信号が入力される。すなわち、電位レベル(階調)を反転させた画像信号がラッチ回路70に対して入力される。
画像表示期間ST22では、まず、第1の画像更新動作モードと同様に、高電位電源線50の電位Vddが画像表示用のハイレベル電位VHに引き上げられ、低電位電源線49の電位Vssが画像表示用のローレベル電位VLとされる。また、第1の制御線91、第2の制御線92、及び共通電極37が、対応する駆動回路において電気的に接続され、信号入力可能な状態とされる。
このとき、画素40Aでは、第2の制御線92と画素電極35aとが電気的に接続されているので、画素電極35aはハイインピーダンス状態となる。したがって、画素40Aの黒表示が維持される。
一方、画素40Bでは、第1の制御線91と画素電極35bとが電気的に接続されているので、画素電極35bにローレベル電位VL(S1)が入力される。そして、共通電極37がハイレベル電位VHである期間に電気泳動素子32が駆動されて画素40Bが白表示される。
そして、表示部5に表示させる画像データDにおける画素データ「0」の割合が50%以上である場合には、第1の画像更新動作モードである画像更新ステップS104が選択される。画像更新ステップS104の画像信号入力期間ST11では、画素データ「0」(ローレベル)を保持したラッチ回路70に対して、画像データDに対応するハイレベル又はローレベルの画像信号が書き込まれる。
ここで、画像データDはその50%以上が画素データ「0」である。したがって、画像信号入力期間ST11では、表示部5の50%以上のラッチ回路70にはローレベルの画像信号が入力されることとなり、記憶内容(保持電位)が更新されない。保持電位が更新されないラッチ回路70では、転送インバータ70t及び帰還インバータ70fに貫通電流が流れないので、電力を消費しない。
よって、本実施形態の駆動方法では、画像信号入力期間ST11において電力を消費するラッチ回路70の数は、常に全体の半分以下となるので、表示部5の消費電力を低減することができる。
そうすると、画像データDはその50%以上が画素データ「1」(白)であるから、半数以上のラッチ回路70に対してローレベルの画像信号が入力されることとなる。したがって、第2の画像更新動作モードにおいても、電力を消費するラッチ回路70は常に全体の半数以下となるので、表示部5の消費電力を低減することができる。
例えば、図9に示す隣接する2つの画素40A、40Bにおいて、画素電極35a、35bがそれぞれハイレベル電位VH、ローレベル電位VLであった場合、画素電極35a、35b間に横方向の電界が形成される。そして、画素電極35a、35bと電気泳動素子32とを接着している接着剤層33に含まれる水分の影響で、画素電極35a、35b間にリーク電流が流れる。
なお、コモン振り駆動の周波数及び周期数は、電気泳動素子32の仕様及び特性に応じて適宜定めることが好ましい。
この場合、下記の表2に示すように、第1の画像更新動作モードの画像表示期間ST12において、第1の制御線91にハイレベル電位VHを入力し、第2の制御線92にローレベル電位VLを入力する。
そうすると、画素電極35aはハイレベル電位VH、画素電極35bはローレベル電位VLとなるので、共通電極37がローレベル電位VLである期間に画素40Aの電気泳動素子32が駆動されて画素40Aが黒表示され、共通電極37はハイレベル電位VHである期間に画素40Bの電気泳動素子32が駆動されて画素40Bが白表示される。
また、第2の画像更新動作モードでは、画像表示期間ST22において、第1の制御線91にローレベル電位VLを入力し、第2の制御線92にハイレベル電位VHを入力することで、同様に画素40A、40Bを表示させることができる。
この駆動方法によれば、黒色画像と白色画像とを同時に書き込むことが可能であるため、前述の実施形態における駆動方法に比べて、画像の書き換えを早く、高速に行なうことができる。
リセットトランジスタ76のドレイン端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1(駆動用TFT41のドレイン端子)に接続され、ソース端子は低電位電源線49に接続されている。また、リセットトランジスタ76のゲート端子には、リセット信号線69が接続されている。リセット信号線69は複数の画素43で共通の配線であり、共通電源変調回路64に接続されている。
N−MOSトランジスタである第1のリセットトランジスタ75のドレイン端子はラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、ソース端子は高電位電源線50に接続され、ゲート端子は第1のリセット信号線69aに接続されている。
P−MOSトランジスタである第2のリセットトランジスタ76のドレイン端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、ソース端子は低電位電源線49に接続され、ゲート端子は第2のリセット信号線69bに接続されている。
第1及び第2のリセット信号線69a、69bは、いずれも複数の画素44で共通の配線であり、共通電源変調回路64に接続されている。
次に、上記実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図17は、腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、上記実施形態の電気泳動表示装置100からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
なお、図17から図19に示した電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
Claims (11)
- 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有しており、前記画素ごとに、画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路と、前記画素電極と前記メモリ回路との間に接続されたスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路に接続された第1及び第2の制御線を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部の表示画像を更新するステップが、すべての前記メモリ回路に対して第1の階調に対応する画像信号を入力するメモリ初期化ステップと、前記表示部に表示させる画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析ステップと、前記階調ごとの割合に基づいて画像更新動作モードを判定するモード判定ステップと、前記モード判定ステップの判定結果に基づいて第1又は第2の画像更新動作モードを選択し、当該画像更新動作モードにより前記表示部の画像を更新する画像更新ステップと、を有しており、
前記第2の画像更新動作モードは、前記階調ごとの割合において前記画素データの数が最多である階調が前記第1の階調とは異なる第2の階調である場合に選択され、前記第1の画像更新動作モードにおいて前記メモリ回路に入力される第1の階調に対応する画像信号と第2の階調に対応する画像信号とを入れ替えて前記メモリ回路に入力するとともに、前記第1及び第2の制御線の電位関係を前記第1の画像更新動作モードとは反対の電位関係とする動作モードであることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記画像データが、前記第1及び第2の階調の前記画素データのみで構成されており、
前記第1の階調の前記画素データの割合が50%未満である場合に、前記第2の画像更新動作モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記メモリ初期化ステップにおいて、
前記画素スイッチング素子に接続されたすべてのデータ線に対して同一電位の画像信号を供給することで、すべての前記メモリ回路に同一電位の画像信号を入力することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有しており、前記画素ごとに、画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路と、前記画素電極と前記メモリ回路との間に接続されたスイッチ回路とが設けられ、前記スイッチ回路に接続された第1及び第2の制御線を有する電気泳動表示装置であって、
前記画素を駆動制御する制御部が、前記表示部に表示する画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析部を備えるとともに、前記画像解析部で取得された前記階調ごとの割合に基づいて切替可能の第1及び第2の画像更新動作モードを備えており、
前記第2の画像更新動作モードは、前記第1の画像更新動作モードにおいて前記メモリ回路に入力される第1の階調に対応する画像信号と第2の階調に対応する画像信号とを入れ替えて前記メモリ回路に入力するとともに、前記第1及び第2の制御線の電位関係を前記第1の画像更新動作モードとは反対の電位関係とする動作モードであることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 前記画像データが前記第1及び第2の階調の前記画素データのみで構成されており、
前記制御部は、前記第1の階調の前記画素データの割合が50%未満である場合に、前記第2の画像更新動作モードを選択することを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置。 - データ線を介して前記画素スイッチング素子に接続されたデータ線駆動回路を備えており、
前記データ線駆動回路が、すべての前記データ線に対して同一電位の画像信号を供給する機能を備えるとともに、前記機能を有効にするイネーブル端子を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の電気泳動表示装置。 - 前記画素スイッチング素子と前記メモリ回路との間にドレイン端子を接続され、ソース端子を電源線に接続され、ゲート端子をリセット信号線に接続されたリセットトランジスタが設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気泳動表示装置。
- 前記リセットトランジスタがN−MOSトランジスタであり、前記電源線が前記メモリ回路と共通の低電位電源線であることを特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置。
- 前記リセットトランジスタがP−MOSトランジスタであり、前記電源線が前記メモリ回路と共通の高電位電源線であることを特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置。
- N−MOSトランジスタからなる第1のリセットトランジスタと、前記第1のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第1のリセット信号線と、
P−MOSトランジスタからなる第2のリセットトランジスタと、前記第2のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第2のリセット信号線と、
を有することを特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置。 - 請求項4から10のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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