JP2009181008A - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、表示部に表示させる画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析ステップS101と、画像解析ステップS101において取得された階調ごとの割合に基づいて、メモリ回路の電源投入直後の初期状態を規定する初期階調を前記画像データに最も多く含まれる階調に設定する初期階調設定ステップS102と、設定された初期階調に対応する画像信号をメモリ回路に入力するメモリ初期化ステップS103と、を有することを特徴とする。
【選択図】図7
Description
これにより、画像更新ステップにおいて、画像データの構成(階調ごとの割合)によらず常にメモリ回路のデータ更新が少なくなるように駆動することができる。したがって本発明によれば、電気泳動表示装置の電力消費を抑制することができる。
この駆動方法では、特定階調の画素データが画像データの半数以上であるか否かのみを判定に用いるので、簡便に駆動制御を行うことができる。よって、画像データが二値である場合に特に好適な駆動方法である。
この駆動方法によれば、表示部の構成に変更を加えることなくメモリ初期化を実行することができる。
この構成では、特定階調の画素データが画像データの半数以上であるか否かのみを判定するという簡便な判定手段を用いるので、比較的簡素な回路構成を採用できる。したがって、画像データが二値である場合に好適な構成とすることができる。
この構成によれば、データ線駆動回路に画像信号を供給せずにメモリ回路の初期化を行うことができるので、制御部における動作を簡素化することができる。また、メモリ初期化と同時にフレームメモリへの画像データの展開なども行うことができるため、効率よく高速に動作させることができる。
この構成によれば、初期階調の設定に応じて簡便にメモリ回路の初期化を行うことができる画素回路を具備した電気泳動表示装置となる。またかかる構成では、メモリ回路の初期化に際して画像表示用の駆動回路(走査線駆動回路、データ線駆動回路)を用いないため、消費電力の点でも有利な構成である。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラ(制御部)63、及び共通電源変調回路64が配置されている。走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64は、それぞれコントローラ63と接続されている。コントローラ63は、上位装置から供給される画像データや同期信号に基づき、これらを総合的に制御する。
なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合にはローレベル(L)の画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合はハイレベル(H)の画像信号を画素40に供給するものとする。
画素40には、駆動用TFT(Thin Film Transistor)41(画素スイッチング素子)と、ラッチ回路(メモリ回路)70と、電気泳動素子32と、画素電極35と、共通電極37とが設けられている。これらの素子を取り囲むように、走査線66、データ線68、低電位電源線49、及び高電位電源線50が配置されている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成である。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
電気泳動表示装置100では、駆動用TFT41を介してラッチ回路70のデータ入力端子N1に画像信号を入力することでラッチ回路70に画像信号を電位として記憶させる。これにより、ラッチ回路70のデータ出力端子N2から画素電極35に画像信号に対応する電位が入力され、図5に示すように、画素電極35と共通電極37との電位差に基づいて画素40が黒又は白表示される。
図5(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
図6は、電気泳動表示装置100に備えられたコントローラ63の詳細を示すブロック図である。
コントローラ63は、CPU(Central Processing Unit)としての制御回路161と、EEPROM(Electrically-Erasable and Programmable Read-Only Memory;記憶部)162と、電圧生成回路163と、データバッファ164と、フレームメモリ165と、メモリ制御回路166と、を備えている。
EEPROM162は、制御回路161による各回路の動作制御に必要な設定値(モード設定値やボリューム値)等を記憶している。例えば、動作モードごとの駆動シーケンスの設定値をLUT(Look Up Table)として記憶している。また、EEPROM162に電気泳動表示装置の作動状態等の表示に用いるプリセットの画像データを記憶しておくこともできる。
電圧生成回路163は、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64に駆動電圧を供給する回路である。
データバッファ164は、コントローラ63における上位装置とのインタフェース部であり、上位装置から入力される画像データDを保持するとともに、制御回路161に対して画像データDを送信する。
データ線駆動回路62は、制御回路161から供給される制御信号に基づいてフレームメモリ165から送信される画像信号を一ライン分ずつラッチする。そして、走査線駆動回路61による走査線66の順次選択動作に同期して、ラッチした画像信号をデータ線68に供給する。
また、画像データDは、3階調以上の階調値の画素データを含むものであってもよい。この場合には、画像解析回路167は、階調ごとの画素データの割合をパラメータRとして出力する。
次に、図7は、上記構成を備えた電気泳動表示装置100の駆動方法を示すフローチャートである。図7に示すように、本実施形態の駆動方法は、画像解析ステップS101と、初期階調設定ステップS102と、メモリ初期化ステップS103と、画像更新ステップS104と、を有する。
画像解析回路167は、入力された画像データDを構成する画素データ「0」(黒;第1の階調)又は画素データ「1」(白;第2の階調)の数をカウントする。そして、画像データD(全画素データ)に占める画素データ「0」の割合を算出し、得られた割合をパラメータRとして出力する。本実施形態では、パラメータRとして0(%)〜100(%)の値が出力されるものとする。
設定ステップS102bでは、メモリ初期化ステップS103においてラッチ回路70に入力される初期階調を画素データ「0」(黒)に設定する。一方、設定ステップS102cでは、ラッチ回路70に入力される初期階調を画素データ「1」(白)に設定する。
一方、図8(b)に示す画像データDのように、画素データ「0」(黒)の割合が50%未満(すなわち画素データ「1」(白)の割合が50%以上)であれば、設定ステップS102cが選択され、設定ステップS102cにおいて初期階調に画素データ「1」が設定される。
なお、図9及び図10において、各符号の「A」「B」「a」「b」の添字は、説明の対象とした2つの画素40(40A、40B)と、それらに属する構成要素を明確に区別するために付したものであって他意はない。
また、図10の画素40Aは、後述する画像表示ステップにおいて黒表示される画素を示し、画素40Bは白表示される画素を示している。なお、図10(a)では、前回の画像状態を保持した状態が示されており、画素40Aは白表示、画素40Bは黒表示となっている。
図9には、画素40A、40Bをそれぞれ黒表示、白表示に更新する場合のタイミングチャートが示されている。
本実施形態の場合、メモリ初期化ステップS103において、走査線66の電位G、及びデータ線68a、68bの電位Da、Dbはいずれもローレベル(L;例えば0V)とされ、高電位電源線50の電位Vddは画像信号入力用のハイレベル電位VM(例えば5V)とされ、低電位電源線49の電位Vssはローレベル電位VL(例えば0V)とされる。
なお、図9では、データ線68におけるローレベル(L)の電位と、ローレベル電位VLとが同一電位であるとして表示している。
メモリ初期化ステップS103は、このような電源電圧の供給を再開(開始)した直後におけるラッチ回路70を一定の電位状態に規定するために実行される。
なお、メモリ初期化用データは、予め作成してEEPROM162に記憶したものを、設定された初期階調に基づいて選択し、制御回路161に読み出すようにしてもよい。
メモリ初期化用データが画素データ「0」(黒)の集合である場合には、図9及び図10(a)に示すように、データ線68(68a、68b)に、画素データ「0」に対応するローレベル(L)の画像信号が供給され、ラッチ回路70(70a、70b)に書き込まれる。このようにして、すべての画素40のラッチ回路70が同一の電位状態(ローレベルを記憶した状態)とされたならば、画像更新ステップS104に移行する。
画像更新ステップS104は、図7に示すように、画素40のラッチ回路70に画像信号を入力する画像信号入力期間ST11と、画素電極35と共通電極37との電位差によって電気泳動素子32を駆動することで表示部5に画像を表示する画像表示期間ST12とを有する。
図9に示すように、画像更新ステップS104の画像信号入力期間ST11では、各画素40のラッチ回路70に画像信号が入力される。すなわち、走査線66に選択信号であるハイレベル(H)のパルスが入力され、かかる走査線66に接続された駆動用TFT41がオン状態とされる。これにより、データ線68とラッチ回路70とが接続され、ラッチ回路70に画像信号が入力される。
一方、画素40Bでは、駆動用TFT41bを介してデータ線68bからラッチ回路70bにハイレベル(H)の画像信号が入力され、ラッチ回路70bのデータ入力端子N1bの電位がハイレベル(H)、データ出力端子N2bの電位がローレベル(L)となる。
画像表示期間ST12では、高電位電源線50の電位Vddが、画像信号入力用のハイレベル電位VM(例えば5V)から画像表示用のハイレベル電位VH(例えば15V)に引き上げられる。低電位電源線49の電位Vssはローレベル電位VL(例えば0V)とされる。また、共通電極37には、ハイレベル電位VHとローレベル電位VLとを所定周期で繰り返す矩形状のパルスが入力される。
画像表示動作が終了したならば、図9に示すように、画像保持期間ST13に移行する。画像保持期間ST13では、画素40に接続されている各配線がいずれもハイインピーダンス状態とされる。これにより、画素電極35a、35b及び共通電極37もハイインピーダンス状態となり、電気泳動素子32が電気的に孤立した状態となる。したがって、電力を消費することなく画像を保持することができる。
一方、本実施形態において画素データ「0」の割合が50%未満の場合には、初期階調として画素データ「1」が設定されるため、保持電位が更新されるラッチ回路70はやはり全体の半数以下であり、表示部5全体でのラッチ回路70の電力消費もそれに伴って低くなる。
したがって本実施形態の駆動方法によれば、どのような画像データDが入力された場合であっても、保持電位が更新されるラッチ回路70を常に全体の半数以下に抑えることができ、ラッチ回路70の消費電力を低減することができる。
なお、コモン振り駆動の周波数及び周期数は、電気泳動素子32の仕様及び特性に応じて適宜定めることが好ましい。
この場合には、画像表示期間ST12を、黒色画像表示期間と白色画像表示期間とに分割し、黒色画像表示期間では共通電極37をローレベル電位VLに保持し、白色画像表示期間では共通電極37をハイレベル電位VHに保持する。これにより、黒色画像表示期間において画素40Aが黒表示され、白色画像表示期間において画素40Bが白表示されるので、上記実施形態と同様に表示部5に画像を表示することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図11は、第2の実施形態に係る電気泳動表示装置200の概略構成を示す図である。図12は、第2の実施形態に係る電気泳動表示装置200の画素回路を示す図である。
なお、図11及び図12において、先の第1実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略することとする。
なお、図14において各符号の「A」「B」「a」「b」の添字は、説明の対象とした2つの画素140とそれらに属する構成要素を画素ごとに明確に区別するために付したものであって他意はない。
なお、画像信号入力期間ST11において、第1の制御線91、第2の制御線92、及び共通電極37はハイインピーダンス状態とされており、画素電極35a、35bもハイインピーダンス状態である。
そして、矩形状のパルスが入力された共通電極37がローレベル電位VLである期間に、画素電極35aと共通電極37との電位差により電気泳動素子32が駆動され、画素140Aが黒表示される。
画像表示動作が終了したならば、図13に示すように、画像保持期間ST13に移行する。画像保持期間ST13では、画素140に接続されている各配線がいずれもハイインピーダンス状態とされる。これにより、画素電極35a、35b及び共通電極37もハイインピーダンス状態となり、電気泳動素子32が電気的に孤立した状態となる。したがって、電力を消費することなく画像を保持することができる。
上記実施形態では、メモリ初期化ステップS103において、コントローラ63からデータ線駆動回路62に対してメモリ初期化用データに対応する画像信号を出力することとして説明した。かかる駆動方法によれば、データ線駆動回路62や画素40(画素140)の構成を変更することなくラッチ回路70の初期化を行うことができるため、コストや製造性の点で有利である。しかし、ラッチ回路70を簡便に初期化できる構成としては、かかる構成に限定されるものではない。
以下、ラッチ回路70を簡便に初期化できるメモリ初期化手段について図面を参照しつつ説明する。
第1のリセットトランジスタ75のドレイン端子はラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、ソース端子は高電位電源線50に接続され、ゲート端子は第1のリセット信号線69aに接続されている。第2のリセットトランジスタ76のドレイン端子は、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、ソース端子は低電位電源線49に接続され、ゲート端子は第2のリセット信号線69bに接続されている。
第1及び第2のリセット信号線69a、69bは、いずれも複数の画素142で共通の配線であり、共通電源変調回路64に接続されている。
次に、上記実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図16は、腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、上記実施形態の電気泳動表示装置100(200)からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
なお、図16から図18に示した電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
Claims (8)
- 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有しており、前記画素ごとに、画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路とが設けられた電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部に表示させる画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析ステップと、
前記画像解析ステップにおいて取得された前記階調ごとの割合に基づいて、前記メモリ回路の電源投入直後の初期状態を規定する初期階調を前記画像データに最も多く含まれる階調に設定する初期階調設定ステップと、
設定された前記初期階調に対応する画像信号を前記メモリ回路に入力するメモリ初期化ステップと、
を有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記画像データが、第1の階調の前記画素データと、前記第1の階調とは異なる第2の階調の前記画素データとからなり、
前記初期階調設定ステップにおいて、
前記画像データに占める前記第1の階調の前記画素データの割合が50%以上である場合に、前記初期階調を前記第1の階調に設定する一方、
前記第1の階調の前記画素データの割合が50%未満である場合には、前記初期階調を前記第2の階調に設定することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記メモリ初期化ステップにおいて、
前記画素スイッチング素子に接続されたすべてのデータ線に対して略同時に同一電位の画像信号を供給することで、すべての前記メモリ回路に同一電位の画像信号を入力することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有しており、前記画素ごとに、画素電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたメモリ回路とが設けられた電気泳動表示装置であって、
前記画素を駆動制御する制御部が、前記表示部に表示する画像データを構成する画素データの階調ごとの割合を取得する画像解析部を備えており、
前記制御部は、前記メモリ回路に電源を投入する際に、前記画像解析部によって前記画像データの前記階調ごとの割合を取得し、前記階調ごとの割合に基づいて前記メモリ回路の電源投入直後の初期状態を規定する初期階調を前記画像データに最も多く含まれる階調に設定し、設定された前記初期階調に対応する画像信号を前記メモリ回路に入力することを特徴とする電気泳動表示装置。 - 前記画像データが、第1の階調の前記画素データと、前記第1の階調とは異なる第2の階調の前記画素データとからなり、
前記制御部は、前記画像データに占める前記第1の階調の前記画素データの割合が50%以上である場合に、前記初期階調を前記第1の階調に設定する一方、
前記第1の階調の前記画素データの割合が50%未満である場合には、前記初期階調を前記第2の階調に設定することを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置。 - データ線を介して前記画素スイッチング素子に接続されたデータ線駆動回路を備えており、
前記データ線駆動回路に、すべての前記データ線に同一電位の画像信号を供給する動作を行わせるイネーブル端子が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気泳動表示装置。 - ドレイン端子を前記メモリ回路のデータ入力端子に接続され、ソース端子を前記メモリ回路と共通の高電位電源線に接続されたN−MOSトランジスタからなる第1のリセットトランジスタと、前記第1のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第1のリセット信号線と、
ドレイン端子を前記メモリ回路のデータ入力端子に接続され、ソース端子を前記メモリ回路と共通の低電位電源線に接続されたP−MOSトランジスタからなる第2のリセットトランジスタと、前記第2のリセットトランジスタのゲート端子に接続された第2のリセット信号線と、
を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の電気泳動表示装置。 - 請求項4から7のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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