JP2009180040A - 固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定用孔を有する被着材を下地材に固定するための固定具であって、工具を用いて固定具をねじ込む際の頭部の潰れの発生を防止すると共に、被着材の表面からの固定具の頭部の突出を抑制することができる固定具を提供する。
【解決手段】固定具1は、厚み方向に貫通する固定用孔10を有する被着材9を下地材11に固定するために用いられる。この固定具1はねじ部2、ねじ部2の後端に形成された連結部3、並びに連結部3の後端に形成された頭部4を具備する。前記ねじ部2には先端側にねじ山5が形成された螺合部6が設けられる。またこのねじ部には頭部4側にリーマー7が形成された切削部8が設けられる。前記頭部4の外径a、前記切削部8の外径b、及び前記連結部3の最大外径cが、a>b≧cの関係となるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スレート屋根材等の被着材を、野地等の下地材に固定するために用いられる固定具に関する。
従来、薄板状の屋根材等の被着材9を、野地等の下地材11に固定するにあたっては、各種のビスやねじ等の固定具が使用されている。
図3に示す固定具1’は、外周にねじ山5が形成されたねじ部2と、ねじ部2の上端に形成されている連結部3と、連結部3の上端端に形成されている頭部4とを備える。頭部4の上端面にはプラス溝等のような嵌入凹部が形成されている。この嵌入凹部は、固定具1’をドライバービット等の工具でねじ込む際にこの工具を嵌入させ、工具と固定具1’との間に抵抗を生じさせて工具から固定具1’へ回転応力を伝達するために設ける。
工具を用いて固定具1’をねじ込む際、下地材11の材質が固い場合には、工具と嵌入凹部との間に働く抵抗によって頭部に潰れ(なめ)が発生しやすくなり、また固定具1’が斜めにねじ込まれやすくなるという問題もある。そこで、ねじ部2と頭部4の間に連結部3を設けることで、嵌入凹部を頭部4から連結部3内にまで凹入することを可能とし、深い嵌入凹部を形成して頭部4の潰れを防止している。また、頭部4は平坦な形状にして、被着材9からの頭部4の突出量を抑制している。
また、固定具1にて下地材11に固定される被着材9には、厚み方向に貫通する固定用孔10が形成されている。被着材9を下地材11に固定する際には、固定具1’のねじ部2を固定用孔10に挿通した状態で、工具にて固定具1’を下地材11にねじ込み、頭部4を固定用孔10の周縁で係止する。このとき、連結部3が固定用孔10に引っ掛かると、被着材9の上面から固定具1’の頭部4が突出してしまうことがある。
このような頭部4の突出が生じると、固定具1’をねじ込んだ位置の平坦性が悪くなって外観が悪化してしまうという問題がある。また、固定具1’と固定用孔10との間に隙間が生じることで固定用孔10へ水が浸入しやすくなり、防水性が低下するという問題もある。
また、例えば被着材9として屋根材を固定する場合には、固定具1’をねじ込んだ位置に更に別の屋根材を重ねると、頭部4の突出によって屋根材同士の間の隙間が大きくなってしまう。この場合、屋根材同士の間に水が浸入することで防水性が低下するおそれがある。また、この頭部4の突出は踏み割れの原因にもなる。このような踏み割れが生じると、屋根材の外観の悪化を招くと共に割れた箇所から水が浸入して防水性が低下してしまう。
そこで、図示のように連結部3の外周にフレキ13と呼ばれる凹凸を形成し、固定具1’のねじ込みの際にこのフレキ13で固定用孔10の内面を切削することで、頭部4の被着材9からの突出や、固定具1’と固定用孔10との間の隙間の発生を防止することも提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−60356号公報
しかし、上記のように固定具1’の連結部3にフレキ13を設けると、図3(b)に示すようにフレキ13による切削により生じた切削屑14が固定用孔10の開口縁と固定具1’の頭部4との間に溜まりやすくなる。この場合、切削屑14の厚みの分だけ固定具1’が被着材9の表面から突出してしまうという問題がある。また、固定具1’をねじ込んだ後、切削屑14が除去されると、固定用孔10の開口縁と固定具1’の頭部4との間に隙間が生じ、この隙間に水が浸入するおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、固定用孔を有する被着材を下地材に固定するための固定具であって、工具を用いて固定具をねじ込む際の頭部の潰れの発生を防止すると共に、被着材の表面からの固定具の頭部の突出を抑制することができる固定具を提供することを目的とする。
本発明は、厚み方向に貫通する固定用孔10を有する被着材9を下地材11に固定するための固定具1であって、ねじ部2、ねじ部2の上端に形成された連結部3、並びに連結部3の上端に形成された頭部4を具備し、前記ねじ部2には下端側にねじ山5が形成された螺合部6が設けられると共に、上端側にリーマー7が形成された切削部8が設けられ、前記頭部4の外径a、前記切削部8の外径b、及び前記連結部3の最大外径cが、a>b≧cの関係にあることを特徴とする。
この場合、嵌入凹部12を頭部4から連結部3内にまで凹入するように形成して、深い嵌入凹部12を形成することができる。また、固定具1の嵌入凹部12にドライバービット等の工具を嵌入し、この工具を操作して固定具1をねじ込むことで被着材9を下地材11に固定する際、固定用孔10の内径eが連結部3の最大外径cよりも小さい場合であっても、切削部8のリーマー7が固定用孔10の内面を切削してこの固定用孔10を拡張し、切削部8の外径b以下の最大外径cを有する連結部3を固定用孔10の内側に収めることができると共に、切削部8の外径bよりも大きい外径aを有する頭部4を、切削部8によって拡大された固定用孔10の開口に落ち込ませることなく、被着材9の表面に当接させることができる。また、切削部8のリーマー7による切削で生じた切削屑は固定用孔10の内側に溜まり、頭部4の下面と被着材9の表面との間に切削屑が介在することが防止される。
このとき、上記連結部3の最大外径cと上記螺合部6の外径dとが、c≧dの関係にあることが好ましい。
また、前記頭部の外径a、前記切削部の外径b、及び前記連結部の最大外径cが、a>c>bの関係にあり、且つ前記連結部の最大外径cと前記切削部の外径bとの差が1.5mm以下であるようにしても良い。
この場合も、嵌入凹部12を頭部4から連結部3内にまで凹入するように形成して、深い嵌入凹部12を形成することができる。また、固定具1の嵌入凹部12にドライバービット等の工具を嵌入し、この工具を操作して固定具1をねじ込むことで被着材9を下地材11に固定する際、固定用孔10の内径eが連結部3の最大外径cよりも小さい場合であっても、切削部8のリーマー7が固定用孔10の内面を切削してこの固定用孔10を拡張し、切削部8の外径bよりも僅かに大きい最大外径cを有する連結部3の大部分を固定用孔10の内側に収め、或いは連結部3から固着用孔10の開口縁にかかる荷重によってこの開口縁部分を変形させて切削部8の外径bよりも大きい外径aを有する頭部4を、切削部8によって拡大された固定用孔10の開口に落ち込ませることなく、被着材9の表面に当接させることができる。また、切削部8のリーマー7による切削で生じた切削屑は固定用孔10の内側に溜まり、頭部4の下面と被着材9の表面との間に切削屑が介在することが防止される。
このとき、上記切削部の外径bと上記螺合部の外径dとが、b≧dの関係にあることが好ましい。
また、上記頭部4の下面と、上記切削部8の下端位置との間の寸法fは、被着材9の厚み寸法9よりも小さいことが好ましい。
この場合、固定具1で被着材9を下地材11に固定する際、切削部8は固定用孔10の内側に配置され、下地材11が固定具1のねじ込み時にリーマー7によって切削されることがなくなり、リーマー7による下地材11の切削によって固定具1の嵌入凹部12と工具との間にかかる応力が増大することを防止することができる。
また、上記螺合部6の外径dと、上記固定用孔10の内径eとは、略等しいことが好ましい。
この場合、固定具1を固定用孔10から下地材11に向けてねじ込む際に固定具1が傾くことを防止し、また螺合部6が固定用孔10内で円滑に進むようにすることができる。
本発明によれば、固定具1で被着材9を下地材11に固定する際、頭部4の潰れ(なめ)を抑制すると共に、被着材9における固定用孔10の周縁に固定具1の頭部4を切削屑を介在させることなく当接させることができ、頭部4の突出による平坦性の低下や、固定具1と固定用孔10との間の隙間の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施をするための最良の形態について説明する。
図1に示す固定具1は、図2に示すように被着材9を下地材11に固定するために用いられる。被着材9と下地材11の構成は特に制限されないが、例えば被着材9としてはスレート屋根材等の建材を、下地材11としては野地等の建物構造体を挙げることができる。
この被着材9における、固定具1のねじ込み位置には、厚み方向に貫通する固定用孔10が穿設されている。
固定具1は、ねじ部2(シャンク)、ねじ部2の上端に形成された連結部3、並びに連結部3の上端に形成された頭部4を具備する。
ねじ部2は棒状に形成され、このねじ部2の上端側には切削部8が、下端側には螺合部6が設けられている。螺合部6ではねじ部2の外周面にねじ山5が形成されている。また切削部8ではリーマー7が形成されている。
螺合部6のねじ山5は、複数条の弦巻線を持つ多条ねじであってもよく、またコーススレッドのように目の粗いねじ山5であっても良い。また、切削部8のリーマー7は固定具1のねじ込みの際に被着材9の固定用孔10の内面を切削する機能を有する。リーマー7の形状は特に制限されないが、図示の例ではヒレ状のリーマー7がねじ部2と一体に複数形成されている。このとき、複数のリーマー7が、ねじ部2の外周面から外放射方向へ突出するように形成されている。
連結部3は、頭部4の下面とねじ部2の上端との間に形成されている。この連結部3は頭部4側からねじ部2側に向けて径が徐々に小さくなる円台錐形に形成されている。
頭部4は偏平な円盤状に形成されている。頭部4の厚みは適宜設定されるが、充分な強度を有すると共に頭部4の突出量を抑制するためには、前記厚みは0.8±0.2mmの範囲が好ましい。この頭部4の上面には、ドライバービット等の工具が嵌入する嵌入凹部12が形成されている。嵌入凹部12としては、プラス溝、マイナス溝等の適宜のものが形成される。また、嵌入凹部12は頭部4から連結部3内にまで凹入するように形成して、深い嵌入凹部12を形成することができる。このため、ドライバービット等の工具を用いて固定具1をねじ込む際に頭部4が潰れる(なめる)のを防止することができる。
また、この固定具1の頭部4、切削部8、連結部3及び螺合部6は、前記頭部4の外径a、切削部8の外径b、及び連結部3の最大外径cが、a>b≧cの関係となるように形成される。またこのとき、上記連結部3の最大外径cと上記螺合部6の外径dとが、c≧dの関係にあることが好ましく、特にc>dの関係にあることが好ましい。
ここで、頭部4の外径aの値は適宜設定されるが、例えば8〜10mmの範囲とすることができる。
また、切削部8の外径bは、ねじ部2を中心とし、且つ切削部8(リーマー7)が内接する円筒の径に相当する。切削部8の外径bの値は適宜設定されるが、例えば4.2〜7.5mmの範囲とすることができる。また、本発明の効果を充分に発揮するためには、頭部4の外径aと切削部8の外径bとの差が、2〜3mmの範囲であることが好ましい。
また、連結部3の最大外径cは、図示の例では連結部3のうち頭部4に接する最も径が大きくなる部分における外径である。この最大外径cの値は適宜設定されるが、例えば5〜7mmの範囲とすることができる。また、本発明の効果を充分に発揮するためには、切削部8の外径bと連結部3の最大外径cとの差が、0〜2mmの範囲であることが好ましい。
また、螺合部6の外径dは、ねじ部2を中心とし、且つ螺合部6(ねじ山5)が内接する円筒の径に相当する。この外径dの値は適宜設定されるが、例えば4〜4.2mmの範囲とすることができる。また、本発明の効果を充分に発揮するためには、連結部3の最大外径cと螺合部6の外径dとの差が0〜2mmの範囲であることが好ましい。
また、螺合部6の外径dは、被着材9に設けた固定用孔10の内径eと略同一であることが好ましく、特に螺合部6の外径dと固定用孔10の内径eとの差が−0.5〜+0.2mmの範囲であることが好ましい。この場合、固定具1を固定用孔10から下地材11に向けてねじ込む際に固定具1が傾くことを防止して、固定具1と固定用孔10との間に隙間が生じることを防ぐと共に、螺合部6が固定用孔10内で円滑に進むようにすることができる。
また、固定具1における頭部4の下面と切削部8の下端位置との間の寸法fを、被着材9の厚み寸法gよりも小さく形成することが好ましい。ここで、被着材9がスレート屋根材等の薄板状の屋根材である場合、被着材9の厚み寸法gは通常は約4.5〜7mmの範囲に形成され、この場合、この被着材9の厚みよりも、頭部4の下面と切削部8の下端位置との間の寸法fが小さくなるようにする。
上記構成を有する固定具1を用いた、下地材11への被着材9の固定は、次のようにして行う(図2(a)(b)参照)。まず、被着材9を下地材11の表面に沿って配置する。この状態で、被着材9の固定用孔10と固定具1のねじ部2の下端とを位置あわせした状態で、固定具1の嵌入凹部12にドライバービット等の工具を嵌入し、この工具を操作して固定具1をねじ込む。これにより、螺合部6は回転しながら固定用孔10から下地材11にねじ込まれる。次に切削部8も回転しながら固定用孔10内を進むが、このとき切削部8の外径bより固定用孔10の内径eの方が小さい場合は、切削部8のリーマー7が固定用孔10の内面を切削し、固定用孔10の表面開口から切削部8が進んだ位置までの固定用孔10の内径が拡張される。次に連結部3は、固定用孔10の内側に収められる。このとき、前記のように固定用孔10の内径が切削部8のリーマー7によって拡張され、且つ前記連結部3の最大外径cは切削部8の外径bよりも小さいため、連結部3は固定用孔10の開口に引っ掛かることなく固定用孔10内に収められる。また、頭部4の外径aは切削部8の外径bよりも大きいため、切削部8によって拡大された固定用孔10の開口に落ち込むことなく、被着材9の表面に当接する。
従って、固定用孔10の内径eが連結部3の最大外径cよりも小さい場合であっても、連結部3が固定用孔10の開口に引っ掛かることがなく、このため、被着材9の表面からの頭部4の突出が防止されると共に、固定具1と固定用孔10との間の隙間に水が浸入することも防止される。また、リーマー7による切削によって生じた切削屑はそのまま固定用孔10の内側に溜まるため、頭部4の下面と被着材9の表面との間に切削屑が介在することが防止される。このため、前記切削屑の介在によって頭部4が被着材9の表面から突出したり、その後に切削屑が除去されて固定具1の頭部4と被着材9の表面との間の隙間から水が浸入したりすることが、防止される。
また、特に固定具1の頭部4の下面と切削部8の下端位置との間の寸法fが、被着材9の厚み寸法gよりも小さいと、切削部8は固定用孔10の内側に配置され、下地材11は固定具1のねじ込み時にリーマー7によって切削されることはなくなる。ここで、リーマー7で下地材11を切削する場合には、リーマー7と下地材11との間に生じる抵抗によって、固定具1の嵌入凹部12と工具との間にかかる応力が増大する。しかし、前記のように下地材11がリーマー7によって切削されないと、前記のような嵌入凹部12と工具との間の応力の増大が防止され、この結果、頭部4の潰れ(なめ)が更に抑制される。
また、上記のような固定具1において、頭部の外径a、切削部8の外径b、及び連結部3の最大外径cが、a>c>bの関係となるようにすると共に、連結部3の最大外径cと切削部8の外径bとの差が1.5mm以下の範囲になるようにしても良い。また、このとき、切削部8の外径bと螺合部6の外径dとが、b≧dの関係にあることが好ましく、特にb>dの関係にあることが好ましい。この場合、頭部の外径aは7〜10mmの範囲、切削部8の外径bは5〜6mmの範囲、連結部3の最大外径cは5〜7mmの範囲、螺合部6の外径dは4〜4.2mmの範囲とすることができる。他の構成は、上述の図1,2に示す例の場合と同様とすることができる。
このような固定具1でも、上記の場合と同様にして下地材11に対して被着材9を固定することができる。このとき、切削部8の外径bが連結部3の最大外径cよりも小さいため、固定具1のねじ込み時に切削部8によって拡張された固定用孔10の内径も連結部3の最大外径cより小さくなるが、この連結部3の最大外径cと、前記拡張された固定用孔10の内径との差も1.5mm以下の範囲となって、僅の差しかない。このため、固定具1は連結部3の大部分が固定用孔10の内側に収められるまでねじ込まれ、或いは連結部3から固着用孔10の開口縁にかかる荷重によってこの開口縁部分が変形することで固定具1が頭部3の下面が固定用孔10の開口縁に当接するまでねじ込まれる。このため、上述の図1,2に示す例の場合と同様に、被着材9の表面からの頭部4の突出が防止されると共に、固定具1と固定用孔10との間の隙間に水が浸入することも防止される。
尚、固定時に被着材9にクラックが発生することを防止するためには、被着材9の固定具1による固定荷重負担をより小さくすることが好ましく、このためには連結部3の最大外径cと切削部8の外径bとの差が特に1mm以下であることが好ましい。
本発明に係る固定具は、適宜の被着材を下地材に固定するために使用することができるが、建築物の外装材の固定、特にスレート屋根材等の薄板状の屋根材の固定に、好適に用いられる。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 同上の使用形態を示すものであり、(a)及び(b)は断面図である。 従来技術の一例を示すものであり、(a)及び(b)は断面図である。
符号の説明
1 固定具
2 ねじ部
3 連結部
4 頭部
5 ねじ山
6 螺合部
7 リーマー
8 切削部
9 被着材
10 固定用孔
11 下地材

Claims (6)

  1. 厚み方向に貫通する固定用孔を有する被着材を下地材に固定するための固定具であって、ねじ部、ねじ部の上端に形成された連結部、並びに連結部の上端に形成された頭部を具備し、
    前記ねじ部には下端側にねじ山が形成された螺合部が設けられると共に、上端側にリーマーが形成された切削部が設けられ、
    前記頭部の外径a、前記切削部の外径b、及び前記連結部の最大外径cが、a>b≧cの関係にあることを特徴とする固定具。
  2. 上記連結部の最大外径cと上記螺合部の外径dとが、c≧dの関係にあることを特徴とする請求項1に記載の固定具。
  3. 厚み方向に貫通する固定用孔を有する被着材を下地材に固定するための固定具であって、ねじ部、ねじ部の上端に形成された連結部、並びに連結部の上端に形成された頭部を具備し、
    前記ねじ部には下端側にねじ山が形成された螺合部が設けられると共に、上端側にリーマーが形成された切削部が設けられ、
    前記頭部の外径a、前記切削部の外径b、及び前記連結部の最大外径cが、a>c>bの関係にあり、且つ前記連結部の最大外径cと前記切削部の外径bとの差が1.5mm以下であることを特徴とする固定具。
  4. 上記切削部の外径bと上記螺合部の外径dとが、b≧dの関係にあることを特徴とする請求項2に記載の固定具。
  5. 上記頭部の下面と、上記切削部の下端位置との間の寸法が、被着材の厚み寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固定具。
  6. 上記螺合部の外径と、上記固定用孔の内径とが、略等しいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の固定具。
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