JP2009177495A - 固体撮像素子の検査装置及び検査方法 - Google Patents

固体撮像素子の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画素欠陥の補正を正確に行うことができる補正データを生成する。
【解決手段】検査対象のCCD型固体撮像素子の駆動を制御し、受光素子から信号電荷を読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第1撮像動作と、受光素子から信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第2撮像動作とを実行させる。第1撮像動作の下で得られる画像の第1欠陥アドレスと、第2撮像動作の下で得られる画像の第2欠陥アドレスとを比較し、第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を一般的な点欠陥、第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を特殊な点欠陥と判定し、画素欠陥が一般的な点欠陥の場合には、その欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥が特殊な点欠陥である場合には、その欠陥アドレスに加えて、その特殊な点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして補正データを生成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像中から画素欠陥を検出して補正データを生成する固体撮像素子の検査装置及び検査方法に関する。
固体撮像素子は、被写体光を複数の受光素子にて光電変換を行い、光電変換によって得られた信号電荷を電圧信号に変換して出力するものである。固体撮像素子には、CCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型がある。固体撮像素子は、半導体によって形成されており、半導体中の結晶欠陥等によって、固体撮像素子により撮像される画像中に画素欠陥が生じることがある。この画素欠陥には、欠陥の広がり方に応じて、点欠陥、線欠陥、面欠陥(シミ・ムラ欠陥とも呼ばれる)等の種類がある(例えば、特許文献1参照)。
固体撮像素子の製造工程では、製造した固体撮像素子の良否を判定するために、上記のような画素欠陥の有無を検出する必要がある。検出された画素欠陥の数が許容レベル以内の場合には、その固体撮像素子は、良品と判定され、その画素欠陥を補正するための補正データを添付して出荷される。この固体撮像素子を組み込むカメラの製造工程では、固体撮像素子により撮像される画像を、該固体撮像素子に添付された補正データに基づいて補正(隣接画素を用いた補間処理)を行うように補正回路を構成している。この補正データは、検査により検出された画素欠陥のアドレス情報からなる。
特開2004−294202号公報
しかしながら、画像中の画素欠陥は、固体撮像素子の動作条件に応じて変化することがあり、この場合には、カメラに組み込んだ後の実動作時の動作条件が、画素欠陥の検査時の動作条件と同一でなければ、補正を正確に行うことができないといった問題がある。
本出願人は、CCD型固体撮像素子において、動作条件により画素欠陥が点欠陥と線欠陥との間で変化する現象を見出している。具体的には、固体撮像素子に電源を投入した後、複数回の撮像を行った場合に、最初の撮像時には線欠陥が生じ、その後の撮像時には該線欠陥が点欠陥に変化するという現象である。検査時には、CCD型固体撮像素子は、電源を投入したまま撮像動作が繰り返されるため、画素欠陥として点欠陥が検出され、そのアドレス情報が補正データとされる。このCCD型固体撮像素子が例えば一眼レフタイプのデジタルカメラに組み込まれると、該デジタルカメラでは撮像動作の直前に電源が投入されるため画素欠陥として線欠陥が生じ、点欠陥のアドレス情報からなる補正データでは正確な補正を行うことができない。このような画素欠陥は、CCD型固体撮像素子の電荷転送路の欠陥に起因すると考えられており、受光素子から電荷転送路(垂直転送路)への信号電荷の読み出しを行うか否かに関係なく生じることが見出されている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、画素欠陥の補正を正確に行うことができる補正データを生成する固体撮像素子の検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像素子の検査装置は、2次元マトリクス状に配置され、被写体光を光電変換して信号電荷を蓄積する複数の受光素子と、前記受光素子の垂直列ごとに配され、読み出しゲートを介して前記受光素子から読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路と、前記各垂直転送路の出力端に共通に接続され、前記各垂直転送路から転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路から転送された信号電荷を撮像信号に変換して出力する出力部とを備えた固体撮像素子の検査を行う固体撮像素子の検査装置において、前記固体撮像素子の駆動を制御し、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第1撮像動作と、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第2撮像動作とを実行させる制御部と、前記各撮像信号に基づいて得られる各画像からノイズを除去して基準画像を生成し、この基準画像と前記画像との対応する画素ごとの差分値を所定の閾値と比較することで画素欠陥を検出する画素欠陥検出部と、前記第1撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第1欠陥アドレスとして記憶する第1欠陥アドレス格納部と、前記第2撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第2欠陥アドレスとして記憶する第2欠陥アドレス格納部と、前記第1欠陥アドレスと前記第2欠陥アドレスとを比較し、前記第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を一般的な点欠陥、前記第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を特殊な点欠陥と判定することで各画素欠陥の種別を判定する欠陥種別判定部と、画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、該欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、該欠陥アドレスに加えて、該特殊な点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして補正データを生成する補正データ生成部と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記画素欠陥検出部は、画像に対してメディアンフィルタ処理と平均化処理とを順に施すことによりノイズを除去し、基準画像を生成することが好ましい。
また、前記固体撮像素子は、カラーフィルタを備える単板カラー撮像の固体撮像素子である場合に、前記撮像信号に基づいて得られる画像を前記カラーフィルタの色成分ごとに分離して複数の色分離画像を生成する色分離部をさらに設け、前記画素欠陥検出部は、前記各色分離画像から画素欠陥を検出することが好ましい。
また、本発明の固体撮像素子の検査方法は、2次元マトリクス状に配置され、被写体光を光電変換して信号電荷を蓄積する複数の受光素子と、前記受光素子の垂直列ごとに配され、読み出しゲートを介して前記受光素子から読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路と、前記各垂直転送路の出力端に共通に接続され、前記各垂直転送路から転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路から転送された信号電荷を撮像信号に変換して出力する出力部とを備えた固体撮像素子の検査を行う固体撮像素子の検査方法において、前記固体撮像素子の駆動を制御し、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第1撮像動作と、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第2撮像動作とを実行させ、前記各撮像信号に基づいて得られる各画像からノイズを除去して基準画像を生成し、この基準画像と前記画像との対応する画素ごとの差分値を所定の閾値と比較することで画素欠陥を検出し、前記第1撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第1欠陥アドレスとして、前記第2撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第2欠陥アドレスとして記憶し、前記第1欠陥アドレスと前記第2欠陥アドレスとを比較し、前記第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を一般的な点欠陥、前記第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を特殊な点欠陥と判定することで各画素欠陥の種別を判定し、画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、該欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、該欠陥アドレスに加えて、該特殊な点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして補正データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、受光素子から信号電荷の読み出しを行うか否かに関係なく生じる点欠陥(特殊な点欠陥)が検出された場合に、該点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして追加して補正データを生成するため、画素欠陥の補正を正確に行うことができる。
図1において、CCD型固体撮像素子10は、2次元マトリクス状に配置され、被写体光を光電変換により信号電荷に変換して蓄積する複数の受光素子(フォトダイオード)11と、垂直方向(Y方向)に並ぶ受光素子11の各列ごとに配され、読み出しゲート(TG)12を介して受光素子11から読み出された信号電荷を垂直方向に転送する複数の垂直転送路(VCCD)13とからなる撮像領域14を備える。
VCCD13は、複数の垂直転送電極を備え、垂直転送電極に印加される垂直転送パルスφV1〜φV4によって4相駆動される。これらの垂直転送電極のうち、第1及び第3の垂直転送パルスφV1,φV3が印加される転送電極は、TG12のゲート電極を兼ねている。VCCD13に読み出された信号電荷は、1水平走査期間の周期で水平転送路(HCCD)15に転送される。HCCD15は、各VCCD13の出力端に共通に接続されており、VCCD13から転送された1走査線分の信号電荷を水平方向(X方向)に転送する。HCCD15は、複数の水平転送電極を備え、水平転送電極に印加される水平転送パルスφH1,φH2によって2相駆動される。
HCCD15の出力端には、フローティングディフュージョンアンプからなる出力回路16が配されている。この出力回路16は、HCCD15の出力端へ転送されてきた信号電荷を電圧信号(撮像信号)に変換して時系列的に出力を行う。
図2は、撮像領域14上に配されているカラーフィルタを示している。カラーフィルタ20は、複数の色セグメント20a〜20dからなる。各色セグメント20a〜20dは、それぞれが受光素子11に対応するように市松状に配列されている。色セグメント20aは、赤色光を透過させるフィルタであり、符号Rを付して示している。色セグメント20bは、青色光を透過させるフィルタであり、符号Bを付して示している。色セグメント20c,20dは、緑色光を透過させるフィルタであり、符号G1,G2を付して示している。各色セグメント20a〜20dの配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。つまり、カラーフィルタ20は、2画素×2画素の大きさの領域に、青と赤がそれぞれ1つ、緑が2つ配置されている。
以上のように構成されたCCD型固体撮像素子10は、画素ごとに、色セグメントにより分光された光の光量を取得し、これを光電変換して出力する単板カラー撮像方式のCCD型固体撮像素子である。
次に、CCD型固体撮像素子10を検査し、画素欠陥の補正データを生成する検査装置について説明する。図3において、検査装置30は、照明装置31、制御部32、駆動部33、アナログ信号処理部34、画素欠陥検出部35、欠陥アドレス格納部36、欠陥種別判定部37、及び補正データ生成部38によって構成されている。
照明装置31は、ハロゲンランプ等の光源、光源から発光された光を分光するカラーフィルタ、カラーフィルタを通過した光の強度分布を補正して一様にするNDフィルタと、NDフィルタを通過した光の強度分布を更に一様にするロッドレンズ等を含み、検査対象のCCD型固体撮像素子10に所定の波長範囲の一様光を照射する。
駆動部33は、タイミングジェネレータを含み、制御部32からの指令に従ってCCD型固体撮像素子10に駆動信号(垂直転送パルス、水平転送パルス等)を与えるとともに、CCD型固体撮像素子10及びアナログ信号処理部34に同期信号を与える。
アナログ信号処理部34は、CCD型固体撮像素子10から出力された撮像信号に対し、相関二重サンプリング、A/D変換等を含むアナログ信号処理を行い、デジタル化された画像データ(いわゆるRAWデータ)を生成し、画素欠陥検出部35に入力する。
制御部32は、検査装置30の各部を制御するとともに、駆動部33を制御して、CCD型固体撮像素子10の動作を変更する。具体的には、制御部32は、受光素子11に蓄積された信号電荷をTG12を介してVCCD13に読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い1画面分の撮像信号の出力を行う「第1撮像動作」と、受光素子11に蓄積された信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作(いわゆる空転送)を行い1画面分の撮像信号の出力を行う「第2撮像動作」との間で、CCD型固体撮像素子10の動作を変更する。
画素欠陥検出部35は、図4に示すように、色分離部40、フィルタ処理部41、差分演算部42、及び画素欠陥特定部43によって構成されている。色分離部40は、前述のカラーフィルタ20の作用により、複数の色成分で構成される画像データ(RAWデータ)を同一の色成分ごとに分離する。具体的には、図5に示すように、各色セグメント20a〜20dの種類(R,B,G1,G2)ごとに、画像データ50を色分離画像51a〜51dに分離する。
フィルタ処理部41は、色分離部40により色分離された色分離画像51a〜51dのそれぞれに対して、メディアンフィルタ処理と平均化処理とを順に施し、点キズ等のノイズが除去された基準画像を生成する。メディアンフィルタ処理とは、画像中の注目画素を中心として3画素×3画素の局所領域を設定し、注目画素の値を局所領域内の画素(注目画素も含む)の中央値(メディアン)で置き換える処理を、注目画素を一画素ずつ変更しながら行う周知のフィルタ処理である。また、平均化処理とは、メディアンフィルタ処理と類似した周知のフィルタ処理であり、注目画素の値を局所領域内の画素(注目画素も含む)の平均値で置き換える点のみがメディアンフィルタ処理とは異なる。
差分演算部42は、フィルタ処理部41により各色分離画像51a〜51dからノイズが除去された各基準画像と元の色分離画像との間で、対応する画素同士について差分値を算出し、ノイズ成分のみからなる差分画像を生成する。画素欠陥特定部43は、差分演算部42により生成された各差分画像を所定の閾値(スライス値)と比較し、該閾値を超える画素を画素欠陥として特定し、その画素欠陥のアドレス情報(欠陥アドレス)を出力する。
図3に戻り、欠陥アドレス格納部36は、画素欠陥特定部43から出力された欠陥アドレスを記憶するメモリ装置であり、第1欠陥アドレス格納部36aと第2欠陥アドレス格納部36bとからなる。制御部32の制御に基づき、第1欠陥アドレス格納部36aには、CCD型固体撮像素子10を前述の第1撮像動作で動作させた場合に得られる画像データに基づいて画素欠陥検出部35により検出される画素欠陥の欠陥アドレス(第1欠陥アドレス)が記録され、第2欠陥アドレス格納部36bには、CCD型固体撮像素子10を前述の第2撮像動作で動作させた場合に得られる画像データに基づいて画素欠陥検出部35により検出される画素欠陥の欠陥アドレス(第2欠陥アドレス)が記録される。
欠陥種別判定部37は、第1欠陥アドレス格納部36aに格納された第1欠陥アドレスと第2欠陥アドレス格納部36bに格納された第2欠陥アドレスとを比較して、検出された各画素欠陥の種別を判定する。具体的には、欠陥種別判定部37は、図6に示すように、第1欠陥アドレスと第2欠陥アドレスとを比較し、双方に存在する画素欠陥(画素欠陥A)を「特殊な点欠陥」と判定し、第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥(画素欠陥B,C)を「一般的な点欠陥」と判定する。
この一般的な点欠陥とは、受光素子11に欠陥の原因が存在するものあり、受光素子11から信号電荷を読み出す第1撮像動作時には欠陥として検出されるが、受光素子11から信号電荷を読み出さない第2撮像動作時には欠陥としては検出されない。一方の特殊な点欠陥とは、VCCD13に欠陥の原因が存在するものであり、受光素子11から信号電荷を読み出すか否かに係わらず、第1及び第2撮像動作時に共通して欠陥として検出される。この特殊な点欠陥は、動作条件によって、VCCD13に沿う方向に延在する線欠陥に変化する可能性がある。
補正データ生成部38は、欠陥種別判定部37により判定された画素欠陥の種別に基づき、補正データを生成する。具体的には、補正データ生成部38は、画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、その欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、その欠陥アドレスに加えて、その欠陥アドレスと同一Xアドレスの全ての画素群の座標を補正アドレスして補正データを作成する。つまり、図7に示すように、一般的な点欠陥である画素欠陥B,Cは、点欠陥としてその座標を補正アドレスとして補正データに取り込み、特殊な点欠陥である画素欠陥Aは、その欠陥アドレスに加えて、その画素欠陥Aと同一Xアドレス(同一水平位置)の画素群の座標を補正アドレスとして追加し、線欠陥として補正データに取り込む。
次に、図8に示すフローチャートに基づいて検査装置30の作用を説明する。検査対象のCCD型固体撮像素子10を検査装置30の所定位置にセットし、検査をスタートさせると、まず、照明装置31が作動し、CCD型固体撮像素子10の撮像領域14に所定の波長範囲の一様光(検査光)が照射される(ステップS1)。
次いで、制御部32の制御の下で、駆動部33によりCCD型固体撮像素子10が駆動され、受光素子11からVCCD13への信号電荷の読み出しを伴う第1撮像動作が行われ、1画面分の撮像信号が出力される(ステップS2)。出力された1画面分の撮像信号は、アナログ信号処理部34によりデジタルの画像データとなり、画素欠陥検出部35に入力される。
画素欠陥検出部35では、色分離部40により、図5に示すように、各色成分ごとに色分離画像が生成される(ステップS3)。この色分離画像は、フィルタ処理部41によりノイズ除去が行われ、基準画像が生成される(ステップS4)。この基準画像及び元の色分離画像は、差分演算部42に入力され、基準画像と色分離画像との間で、対応する画素同士について差分値が算出され、差分画像が生成される(ステップS5)。この差分画像は、画素欠陥特定部43に入力され、所定の閾値との比較により画素欠陥が特定され、その画素欠陥のアドレス情報(欠陥アドレス)が出力される(ステップS6)。この出力された欠陥アドレスは、第1欠陥アドレスとして第1欠陥アドレス格納部36aに格納される(ステップS7)。
次いで、CCD型固体撮像素子10の駆動が開始され、受光素子11からVCCD13への信号電荷の読み出さずに空転送のみを行う第2撮像動作が行われ、1画面分の撮像信号が出力される(ステップS8)。続く、ステップS9〜ステップS13までの処理は、上述のステップS3〜ステップS7の動作と同一であり、アナログ信号処理部34によりデジタルの画像データが生成された後、画素欠陥検出部35により、欠陥アドレスが検出され、第2欠陥アドレスとして第2欠陥アドレス格納部36bに格納される。
次いで、欠陥種別判定部37により、図6に示すように、第1欠陥アドレス格納部36aに格納された第1欠陥アドレスと、第2欠陥アドレス格納部36bに格納された第2欠陥アドレスとの比較が行われ、第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を「一般的な点欠陥」、第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を「特殊な点欠陥」と判定することで画素欠陥の種別が判定される(ステップS14)。
次いで、補正データ生成部38により、図7に示すように、欠陥種別判定部37により判定された画素欠陥の種別を参照し、画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、その欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、その欠陥アドレスに加えて、その特殊な点欠陥と同一Xアドレスの全ての画素群の座標を補正アドレスして補正データを作成する(ステップS15)。
以上のようにして生成された補正データは、CCD型固体撮像素子10をカメラに組み込む製造工程にて、CCD型固体撮像素子10により取得される画像データの補正回路を構成する際に使用される。動作条件によって線欠陥へ変化する特殊な点欠陥は、そのアドレスを含む線欠陥として、確実に補正が行われる。
なお、上記実施形態では、第1撮像動作を行った後に第2撮像動作を行っているが、勿論、この順序は逆であっても良い。
また、上記実施形態では、特殊な点欠陥について、その欠陥アドレスに加えて、その特殊な点欠陥と同一Xアドレスの全ての画素群の座標を補正アドレスとしているが、図9(a)に示すように、特殊な点欠陥(画素欠陥A)を起点とし、Y方向の上流側(HCCD15とは反対側)の画素群の座標のみを補正アドレスとして追加しても良い。また、図9(b)に示すように、特殊な点欠陥(画素欠陥A)を起点とし、上流側及び下流側へ所定素分(例えば10画素程度)の画素群の座標を補正アドレスとして追加しても良い。
また、上記実施形態では、現画像からノイズを除去し基準画像を生成するためのフィルタ処理として、メディアンフィルタ処理と平均化処理とを行っているが、フィルタ処理はこれに限られず、いずれか一方の処理のみを用いても良いし、また、その他のフィルタ処理を用いても良い。
また、上記実施形態では、単板カラー撮像方式のCCD型固体撮像素子を検査対象としているが、本発明は、モノクロ撮像を行うCCD型固体撮像素子を検査対象とする場合にも適用可能である。この場合には、色分離部40は不要となる。
CCD型固体撮像素子の構成を示す模式図である。 カラーフィルタの構成を示す概略平面図である。 検査装置の構成を示すブロック図である。 画素欠陥検出部の構成を示すブロック図である。 色分離処理を説明する説明図である。 欠陥種別判定処理を説明する説明図である。 補正データ生成処理を説明する説明図である。 検査装置の作用を説明するフローチャートである。 補正データ生成処理のその他の例を説明する説明図である。
符号の説明
10 CCD型固体撮像素子
11 受光素子
12 読み出しゲート(TG)
13 垂直転送路(VCCD)
15 水平転送路(HCCD)
20 カラーフィルタ
30 検査装置
31 照明装置
32 制御部
33 駆動部
35 画素欠陥検出部
36 欠陥アドレス格納部
36a 第1欠陥アドレス格納部
36b 第2欠陥アドレス格納部
37 欠陥種別判定部
38 補正データ生成部
40 色分離部
41 フィルタ処理部
42 差分演算部
43 画素欠陥特定部

Claims (4)

  1. 2次元マトリクス状に配置され、被写体光を光電変換して信号電荷を蓄積する複数の受光素子と、前記受光素子の垂直列ごとに配され、読み出しゲートを介して前記受光素子から読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路と、前記各垂直転送路の出力端に共通に接続され、前記各垂直転送路から転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路から転送された信号電荷を撮像信号に変換して出力する出力部とを備えた固体撮像素子の検査を行う固体撮像素子の検査装置において、
    前記固体撮像素子の駆動を制御し、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第1撮像動作と、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第2撮像動作とを実行させる制御部と、
    前記各撮像信号に基づいて得られる各画像からノイズを除去して基準画像を生成し、この基準画像と前記画像との対応する画素ごとの差分値を所定の閾値と比較することで画素欠陥を検出する画素欠陥検出部と、
    前記第1撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第1欠陥アドレスとして記憶する第1欠陥アドレス格納部と、
    前記第2撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第2欠陥アドレスとして記憶する第2欠陥アドレス格納部と、
    前記第1欠陥アドレスと前記第2欠陥アドレスとを比較し、前記第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を一般的な点欠陥、前記第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を特殊な点欠陥と判定することで各画素欠陥の種別を判定する欠陥種別判定部と、
    画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、該欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、該欠陥アドレスに加えて、該特殊な点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして補正データを生成する補正データ生成部と、
    を備えたことを特徴とする固体撮像素子の検査装置。
  2. 前記画素欠陥検出部は、画像に対してメディアンフィルタ処理と平均化処理とを順に施すことによりノイズを除去し、基準画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の検査装置。
  3. 前記固体撮像素子は、カラーフィルタを備える単板カラー撮像の固体撮像素子であって、前記撮像信号に基づいて得られる画像を前記カラーフィルタの色成分ごとに分離して複数の色分離画像を生成する色分離部をさらに備え、前記画素欠陥検出部は、前記各色分離画像から画素欠陥を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像素子の検査装置。
  4. 2次元マトリクス状に配置され、被写体光を光電変換して信号電荷を蓄積する複数の受光素子と、前記受光素子の垂直列ごとに配され、読み出しゲートを介して前記受光素子から読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路と、前記各垂直転送路の出力端に共通に接続され、前記各垂直転送路から転送された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路から転送された信号電荷を撮像信号に変換して出力する出力部とを備えた固体撮像素子の検査を行う固体撮像素子の検査方法において、
    前記固体撮像素子の駆動を制御し、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出したうえで垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第1撮像動作と、前記受光素子から前記垂直転送路に信号電荷を読み出さずに垂直・水平転送動作を行い撮像信号を出力する第2撮像動作とを実行させ、
    前記各撮像信号に基づいて得られる各画像からノイズを除去して基準画像を生成し、この基準画像と前記画像との対応する画素ごとの差分値を所定の閾値と比較することで画素欠陥を検出し、
    前記第1撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第1欠陥アドレスとして、前記第2撮像動作の下で得られる画像から検出される画素欠陥のアドレスを第2欠陥アドレスとして記憶し、
    前記第1欠陥アドレスと前記第2欠陥アドレスとを比較し、前記第1欠陥アドレスにのみ存在する画素欠陥を一般的な点欠陥、前記第1及び第2欠陥アドレスに共通して存在する画素欠陥を特殊な点欠陥と判定することで各画素欠陥の種別を判定し、
    画素欠陥の種別が一般的な点欠陥の場合には、該欠陥アドレスをそのまま補正アドレスとし、画素欠陥の種別が特殊な点欠陥である場合には、該欠陥アドレスに加えて、該特殊な点欠陥と同一水平位置の画素群の座標を補正アドレスとして補正データを生成する
    ことを特徴とする固体撮像素子の検査方法。
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