JP2009175635A - 現像装置及びこれを搭載する画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー適量供給を達成し、画像濃度ムラを防止し、良好な画像品質を得る。
【解決手段】1成分現像の現像装置において、1成分トナーを攪拌しかつ供給ローラ17に供するスクリュ形状の第1搬送部材18、及び記現像ローラに当接して現像ローラ16上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材19を有する現像部と、現像部20へ1成分トナーを供給するス第2搬送部材22とトナーを攪拌させるアジテータ23を有するトナーカートリッジ部21とを有し、現像部20と前記トナーカートリッジ部21の間に仕切り部材25を配置し、仕切り部材に、トナー投下開口25bとトナー戻し開口25aを設け、開口25a、25b上で可動な蓋部材28を駆動する開口部面積を変える開口部面積変更機構30と第1搬送部材の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】1成分現像の現像装置において、1成分トナーを攪拌しかつ供給ローラ17に供するスクリュ形状の第1搬送部材18、及び記現像ローラに当接して現像ローラ16上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材19を有する現像部と、現像部20へ1成分トナーを供給するス第2搬送部材22とトナーを攪拌させるアジテータ23を有するトナーカートリッジ部21とを有し、現像部20と前記トナーカートリッジ部21の間に仕切り部材25を配置し、仕切り部材に、トナー投下開口25bとトナー戻し開口25aを設け、開口25a、25b上で可動な蓋部材28を駆動する開口部面積を変える開口部面積変更機構30と第1搬送部材の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、ファクシミリ、プリンタなど電子写真方式の画像形成装置に用いる現像装置及びこの現像装置を搭載する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像作成プロセスを用いる装置、例えば、複写機、レーザプリンタなどの画像形成装置は、回転する感光体ドラムを有し、この感光体ドラムの感光層を、帯電ローラを用いて一様に帯電させた後で、レーザ走査ユニットからのレーザビームによって露光して、静電潜像をトナーによって現像してトナー像とし、そのトナー像を記録シート上に転写させ、さらにその記録シートを熱定着装置に通過させてトナー像を熱定着するように構成されている。
かかる画像形成装置は、仕切り部材の開口部を介して連通している現像部とトナーカートリッジ部を有する1成分現像装置を含んでいる。かかる1成分現像装置において、現像部は、一般に、現像ローラと、1成分トナーを現像ローラに供給するために現像ローラに摺接する供給ローラと、現像トナーを攪拌し供給ローラに供するスクリュ形状の第1搬送部材と、現像ローラに当接して現像ローラ上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材(現像ブレード)を含んでいる。
かかる画像形成装置は、仕切り部材の開口部を介して連通している現像部とトナーカートリッジ部を有する1成分現像装置を含んでいる。かかる1成分現像装置において、現像部は、一般に、現像ローラと、1成分トナーを現像ローラに供給するために現像ローラに摺接する供給ローラと、現像トナーを攪拌し供給ローラに供するスクリュ形状の第1搬送部材と、現像ローラに当接して現像ローラ上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材(現像ブレード)を含んでいる。
一方、トナーカートリッジ部は、現像部へトナーを供給するスクリュ形状の第2搬送部材とトナーを攪拌させるアジテータを有するトナーカートリッジ部と、現像部とトナーカートリッジ部の間に配置させる仕切り部材を含んでいる。
トナーカートリッジ内のトナーはアジテータにより攪拌されて、トナーを中央方向に搬送する第2スクリュにより、仕切り部材中央部に設けられたトナー投下穴より、現像部へ供給される。現像部へ投下されたトナーは、トナーを両端方向へ搬送する第1スクリュにより、両端に向けて搬送されつつ供給ローラへと搬送される。
また、トナーは供給ローラから現像ローラへ供給され、ブレード形状のトナー規制部材により適当な層厚に薄膜化されて、対向する感光体へと転移し、感光体静電潜像の画像を形成する。さらに、現像ローラへの供給で余剰となったトナーは、仕切り部材の両端に設けられた穴より、第1スクリュにより現像部からトナーカートリッジ部へ持ち上げられて戻される。
トナーカートリッジ内のトナーはアジテータにより攪拌されて、トナーを中央方向に搬送する第2スクリュにより、仕切り部材中央部に設けられたトナー投下穴より、現像部へ供給される。現像部へ投下されたトナーは、トナーを両端方向へ搬送する第1スクリュにより、両端に向けて搬送されつつ供給ローラへと搬送される。
また、トナーは供給ローラから現像ローラへ供給され、ブレード形状のトナー規制部材により適当な層厚に薄膜化されて、対向する感光体へと転移し、感光体静電潜像の画像を形成する。さらに、現像ローラへの供給で余剰となったトナーは、仕切り部材の両端に設けられた穴より、第1スクリュにより現像部からトナーカートリッジ部へ持ち上げられて戻される。
ここで、第2スクリュにより投下供給されたトナーは、第1スクリュにより供給ローラ及び現像ローラの端部に向けて供給される。しかし、コピー枚数や原稿濃度の変化により、現像ローラ側のトナー消費量とトナーカートリッジ側からのトナー供給量のバランス不合致やトナー自重によるしまりなどにより、現像ローラや供給ローラ及び第1スクリュの端部側で、トナーパッキングが生じて正常にトナー搬送できなくなる。
これによって、現像ローラへのトナー供給異常が生じて画像ムラやスジ等の異常画像の原因となる。また、トナーパッキングにより第1スクリュに過大な負荷が掛かることになる。
かかるトナー供給異常、画像ムラやスジ等の異常画像の原因、トナーパッキングなどの問題を解決するために、従来から種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、現像ローラに当接するトナー規制部材にトナー脱落穴を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、現像部とトナーカートリッジの仕切り部材の開口位置と搬送部材の位置関係を特徴とする技術が開示されている。トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができるとしている。
特開2004−77944公報
特許第3656382号
これによって、現像ローラへのトナー供給異常が生じて画像ムラやスジ等の異常画像の原因となる。また、トナーパッキングにより第1スクリュに過大な負荷が掛かることになる。
かかるトナー供給異常、画像ムラやスジ等の異常画像の原因、トナーパッキングなどの問題を解決するために、従来から種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、現像ローラに当接するトナー規制部材にトナー脱落穴を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、現像部とトナーカートリッジの仕切り部材の開口位置と搬送部材の位置関係を特徴とする技術が開示されている。トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができるとしている。
しかしながら、原稿濃度変化や枚数による現像ローラ側のトナー消費変化に対応するため、トナーカートリッジ部側からのトナー供給は、トナー消費が多い場合を見込んだ供給がされている。さらに非現像の装置停止時に、上述したように、トナー粒径が小さいために、トナー自重による締まりが生じ易い。
かかるトナー自重による締まりが生じると、トナーの循環が滞り、現像ローラ、供給ローラ、第1スクリュの軸方向端部側でトナーパッキングが生じる。このようなトナーパッキングが生じると、トナー搬送が正常にできなくなり、現像ローラへのトナー供給に異常が生じ画像ムラが発生し、これが画像品質に影響を与える。さらに、トナーパッキングにより、トナーを搬送する第1スクリュへの負荷が増大し、破損が生じてしまう問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、現像部とトナーカートリッジの仕切り部材の開口部面積を変えるか、又は仕切り部材を揺動させて、トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー適量供給を達成し、画像濃度ムラを防止し、良好な画像品質を得る1成分現像の現像装置、及びこの現像装置を搭載する画像形成装置を提供することにある。
かかるトナー自重による締まりが生じると、トナーの循環が滞り、現像ローラ、供給ローラ、第1スクリュの軸方向端部側でトナーパッキングが生じる。このようなトナーパッキングが生じると、トナー搬送が正常にできなくなり、現像ローラへのトナー供給に異常が生じ画像ムラが発生し、これが画像品質に影響を与える。さらに、トナーパッキングにより、トナーを搬送する第1スクリュへの負荷が増大し、破損が生じてしまう問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、現像部とトナーカートリッジの仕切り部材の開口部面積を変えるか、又は仕切り部材を揺動させて、トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー適量供給を達成し、画像濃度ムラを防止し、良好な画像品質を得る1成分現像の現像装置、及びこの現像装置を搭載する画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電子写真プロセスを用いる1成分現像の現像装置において、像担持体に向けて1成分トナーを送り出す現像ローラ、前記1成分トナーを前記現像ローラに供給するために該現像ローラに摺接する供給ローラ、前記1成分トナーを攪拌しかつ前記供給ローラに供するスクリュ形状の第1搬送部材、及び前記現像ローラに当接して該現像ローラ上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材を有する現像部と、該現像部へ前記1成分トナーを供給するスクリュ形状の第2搬送部材とトナーを攪拌させるアジテータを有するトナーカートリッジ部と、を有し、前記現像部と前記トナーカートリッジ部の間に仕切り部材を配置し、該仕切り部材に、前記トナーカートリッジ部から前記現像部へトナーを投下するトナー投下開口と前記現像部の余剰トナーを前記トナーカートリッジ部へ戻すトナー戻し開口を設け、該開口上で可動な蓋部材を駆動する開口部面積を変える開口部面積変更機構と、前記第1搬送部材の回転トルクの閾値の変化を感知するために前記第1搬送部材の回転トルクを検出する回転トルク検出機構と、を備える現像装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の上方に前記仕切り部材の中央方向に摺動する蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の前記仕切り部材の前記トナー投下開口に近い側に前記仕切り部材の長手方向軸線に対して左右に開く蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の、前記仕切り部材の端部側に、該端部側に跳ね上がる跳ね上がり式の蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の前記仕切り部材の前記トナー投下開口に近い側に前記仕切り部材の長手方向軸線に対して左右に開く蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の、前記仕切り部材の端部側に、該端部側に跳ね上がる跳ね上がり式の蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー投下開口の上方に該トナー投下開口の中央方向に向かって摺動する蓋部材を設け、前記トナー投下開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える構成にした請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー投下開口及び前記トナー戻し開口上に蓋部材を設け、前記仕切り部材の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記現像部と前記トナーカートリッジ部の間の前記仕切り部材はそれ自体揺動可能であり、該仕切り部材を揺動させる仕切り部材揺動制御機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー投下開口及び前記トナー戻し開口上に蓋部材を設け、前記仕切り部材の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記現像部と前記トナーカートリッジ部の間の前記仕切り部材はそれ自体揺動可能であり、該仕切り部材を揺動させる仕切り部材揺動制御機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記仕切り部材の前記トナー投下開口及び前記トナー戻し開口を覆う上方に蓋部材を設け、前記仕切り部材の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備え、かつ前記仕切り部材を揺動させる仕切り部材揺動機構を備える請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、像担持体上に形成された静電潜像を1成分トナーで現像して可視化し、トナー像を記録媒体上に転写し、該記録媒体上の前記トナー像を熱及び圧力により前記記録媒体上に定着させる画像形成装置において、前記静電潜像を前記1成分トナーで現像して可視化する現像装置として、請求項1乃至8のいずれか1項記載の現像装置を搭載する画像形成装置を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、像担持体上に形成された静電潜像を1成分トナーで現像して可視化し、トナー像を記録媒体上に転写し、該記録媒体上の前記トナー像を熱及び圧力により前記記録媒体上に定着させる画像形成装置において、前記静電潜像を前記1成分トナーで現像して可視化する現像装置として、請求項1乃至8のいずれか1項記載の現像装置を搭載する画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、現像部とトナーカートリッジ部の仕切り部材開口部の開口面積を変えるか、又は仕切り部材を揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー供給が均一に行なわれるので、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得る現像装置及びこれを搭載する画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による現像装置を適用し得る画像形成装置であるレーザプリンタの構成例を示す概略図である。図1のレーザプリンタAは、走査対象物としての感光体ドラム1、この感光体ドラムの周辺に配置された帯電チャージャ2、現像装置3の現像ローラ16、トナーカートリッジ4、クリーニングユニット15のクリーニングブレード5を含んでいる。
レーザプリンタAは、さらに、図1では感光体ドラム1の下方部分に、記録媒体13を収容している給紙トレイ6、給紙コロ7、レジストローラ対8、転写チャージャ11、定着ローラ9a及び加圧ローラ9bからなる定着装置9、排紙ローラ12、排紙トレイ10、そして、図1では感光体ドラム1の右上方部分にある光走査装置14などを備えている。
帯電チャージャ2、現像ローラ16、転写チャージャ11及びクリーニングブレード5は、それぞれ感光体ドラム1の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1の回転方向に関して、帯電チャージャ2、現像ローラ16、転写チャージャ11、クリーニングブレード5の順に配置されている。
レーザプリンタAは、さらに、図1では感光体ドラム1の下方部分に、記録媒体13を収容している給紙トレイ6、給紙コロ7、レジストローラ対8、転写チャージャ11、定着ローラ9a及び加圧ローラ9bからなる定着装置9、排紙ローラ12、排紙トレイ10、そして、図1では感光体ドラム1の右上方部分にある光走査装置14などを備えている。
帯電チャージャ2、現像ローラ16、転写チャージャ11及びクリーニングブレード5は、それぞれ感光体ドラム1の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1の回転方向に関して、帯電チャージャ2、現像ローラ16、転写チャージャ11、クリーニングブレード5の順に配置されている。
感光体ドラム1の表面には、感光層が形成されている。ここでは、感光体ドラム1は、図1における面内で時計回り(矢印方向)に回転するようになっている。帯電チャージャ2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるために設けられている。
上述した光走査装置14は、簡単に説明すれば、帯電チャージャ2で帯電された感光体ドラム1の表面に、上位装置(例えば、パソコン)からの画像情報に基づいて変調された光を照射する。
これにより、感光体ドラム1の表面では、光が照射された部分のみにおいて電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム1の表面上に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1の回転に伴って現像ローラ16の方向に移動する。
ところで、感光体ドラム1の長手方向(回転軸に沿った方向)は、一般に、「主走査方向」と呼ばれ、感光体ドラム1の回転方向は、一般に、「副走査方向」と呼ばれている。また、感光体ドラム1における走査開始位置から走査終了位置までの主走査方向の走査領域のうち、潜像が形成される領域を「有効画像形成領域」ともいう。
現像ローラ16の図示右方には、トナーが格納されるトナーカートリッジ4が配置されており、トナーは現像ローラ16に供給される。このトナーカートリッジ4内のトナー量は、電源投入時や印刷終了時などにチェックされ、残量が少ない時には図示しない表示部に交換を促すメッセージが表示される。
上述した光走査装置14は、簡単に説明すれば、帯電チャージャ2で帯電された感光体ドラム1の表面に、上位装置(例えば、パソコン)からの画像情報に基づいて変調された光を照射する。
これにより、感光体ドラム1の表面では、光が照射された部分のみにおいて電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム1の表面上に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1の回転に伴って現像ローラ16の方向に移動する。
ところで、感光体ドラム1の長手方向(回転軸に沿った方向)は、一般に、「主走査方向」と呼ばれ、感光体ドラム1の回転方向は、一般に、「副走査方向」と呼ばれている。また、感光体ドラム1における走査開始位置から走査終了位置までの主走査方向の走査領域のうち、潜像が形成される領域を「有効画像形成領域」ともいう。
現像ローラ16の図示右方には、トナーが格納されるトナーカートリッジ4が配置されており、トナーは現像ローラ16に供給される。このトナーカートリッジ4内のトナー量は、電源投入時や印刷終了時などにチェックされ、残量が少ない時には図示しない表示部に交換を促すメッセージが表示される。
現像ローラ16は、その回転に伴ってその表面にトナーカートリッジ4から供給されたトナーが帯電されて薄く均一に付着される。また、この現像ローラ16には、感光体ドラム1における帯電している部分(光が照射されなかった部分)と帯電していない部分(光が照射された部分)とで互いに逆方向の電界が生じるような電圧が印加されている。
そして、この印加電圧によって、現像ローラ16の表面に付着しているトナーは、感光体ドラム1の表面の光が照射された部分にだけ付着する。すなわち、現像ローラ16は、感光体ドラム1の表面に形成された潜像にトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着された潜像は、感光体ドラム1の回転に伴って転写チャージャ11の方向に移動する。
給紙トレイ6には転写対象物としての記録媒体13が格納されている。この給紙トレイ6の近傍には給紙コロ7が配置されている。この給紙コロ7は、記録媒体13を給紙トレイ6から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対8に向かって搬送する。
このレジストローラ対8は、転写チャージャ(転写ローラ)11の近傍に配置され、給紙コロ7によって取り出された記録媒体13をいったん保持するとともに、記録媒体13を感光体ドラム1の回転に合わせて感光体ドラム1と転写チャージャ11との間隙(ニップ)に向けて送り出す。図中、符号13’は送り出された記録媒体を示している。
そして、この印加電圧によって、現像ローラ16の表面に付着しているトナーは、感光体ドラム1の表面の光が照射された部分にだけ付着する。すなわち、現像ローラ16は、感光体ドラム1の表面に形成された潜像にトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着された潜像は、感光体ドラム1の回転に伴って転写チャージャ11の方向に移動する。
給紙トレイ6には転写対象物としての記録媒体13が格納されている。この給紙トレイ6の近傍には給紙コロ7が配置されている。この給紙コロ7は、記録媒体13を給紙トレイ6から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対8に向かって搬送する。
このレジストローラ対8は、転写チャージャ(転写ローラ)11の近傍に配置され、給紙コロ7によって取り出された記録媒体13をいったん保持するとともに、記録媒体13を感光体ドラム1の回転に合わせて感光体ドラム1と転写チャージャ11との間隙(ニップ)に向けて送り出す。図中、符号13’は送り出された記録媒体を示している。
転写チャージャ11には、トナーとは逆極性の電圧が印加されており、この電圧によって感光体ドラム1の表面上のトナーを電気的に記録媒体13’に引き付ける。この電圧により、感光体ドラム1の表面の潜像が記録媒体13’に転写される。ここで転写された記録媒体13’は、定着ローラ9に送られる。
この定着装置9では、定着ローラ9aと加圧ローラ9bによって熱及び圧力とが記録媒体13に加えられ、これによってトナーが記録媒体13’上に定着される。ここで定着された記録媒体13’は、排紙ローラ12を介して排紙トレイ10に送られ、排紙トレイ10上に順次スタックされる。
クリーニングユニット15のクリーニングブレード5は、転写後に感光体ドラム1の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。なお、除去された残留トナーは、再度利用されるようになっている。残留トナーが除去された感光体ドラム1の表面は、再度、帯電チャージャ2の位置に戻る。
この定着装置9では、定着ローラ9aと加圧ローラ9bによって熱及び圧力とが記録媒体13に加えられ、これによってトナーが記録媒体13’上に定着される。ここで定着された記録媒体13’は、排紙ローラ12を介して排紙トレイ10に送られ、排紙トレイ10上に順次スタックされる。
クリーニングユニット15のクリーニングブレード5は、転写後に感光体ドラム1の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。なお、除去された残留トナーは、再度利用されるようになっている。残留トナーが除去された感光体ドラム1の表面は、再度、帯電チャージャ2の位置に戻る。
図2は本発明を適用し得る現像装置の全体構成を示す概略図である。図3は図2の第1スクリュ、仕切り部材及び第2スクリュの関係を示す概略図である。図2に示した現像装置3は、感光体ドラム1近傍の現像ローラ16以外は図1に略述した現像装置3とは異なるが、本発明を適用する現像装置3の全体構成として詳述する。
図2及び図3を参照して示すように、トナーのみの1成分現像方式である現像装置3は、感光体ドラム1近傍の現像ローラ16と、1成分トナーを現像ローラ16に供給するために現像ローラ16に摺接する供給ローラ17と、現像トナーを攪拌し、供給ローラ17に供給する第1搬送部材である第1スクリュ18と、現像ローラ16に当接してこの現像ローラ16上のトナー層を一定の厚さの薄層とするトナー層規制部材(現像ブレード)19を含んでいる現像部20を有している。
図2及び図3を参照して示すように、トナーのみの1成分現像方式である現像装置3は、感光体ドラム1近傍の現像ローラ16と、1成分トナーを現像ローラ16に供給するために現像ローラ16に摺接する供給ローラ17と、現像トナーを攪拌し、供給ローラ17に供給する第1搬送部材である第1スクリュ18と、現像ローラ16に当接してこの現像ローラ16上のトナー層を一定の厚さの薄層とするトナー層規制部材(現像ブレード)19を含んでいる現像部20を有している。
また、現像装置3は、第1スクリュ18の回転時の回転トルクを伝達する回転トルク伝達機構(図示せず)を有し、上述の現像部20へトナーを供給する第2搬送部材である第2スクリュ22と、トナーを攪拌させるアジテータ23と、トナーカートリッジ24と、を含んでいるトナーカートリッジ部21を有している。
さらに、現像装置3は現像部20及びトナーを収容する部分である現像ケース26を有している。現像ケース26内の前述の現像部20とトナーカートリッジ部21の間には仕切り部材25を配置している。現像装置3の図2の最上方には廃トナーを回収する回収ケースを部分的に示している。
この仕切り部材25には、第1スクリュ18によりトナーカートリッジ部21へトナーを持ち上げて戻すトナー戻し開口(トナー持ち上げ穴)25aと仕切り部材25の長手方向中央部近傍に設けられたトナー投下開口(トナー投下穴)25bとを備え、これらによって現像部20トナーカートリッジ部21を連通している。
さらに、現像装置3は現像部20及びトナーを収容する部分である現像ケース26を有している。現像ケース26内の前述の現像部20とトナーカートリッジ部21の間には仕切り部材25を配置している。現像装置3の図2の最上方には廃トナーを回収する回収ケースを部分的に示している。
この仕切り部材25には、第1スクリュ18によりトナーカートリッジ部21へトナーを持ち上げて戻すトナー戻し開口(トナー持ち上げ穴)25aと仕切り部材25の長手方向中央部近傍に設けられたトナー投下開口(トナー投下穴)25bとを備え、これらによって現像部20トナーカートリッジ部21を連通している。
後述するが、仕切り部材25には、そのトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bである開口部の大きさを変える機構を有する。また、第1スクリュ18の駆動機構からクラッチとカムを介して、現像部20とトナーカートリッジ部21の間の仕切り部材25を揺動する機構を有する。
この現像装置3では、1成分トナーの粒径5〜8μmのものを用いている。トナーカートリッジ24内のトナーはアジテータ23により攪拌・帯電される。このトナーを第2スクリュ22により軸方向中央へ搬送し、仕切り部材(仕切り板)25の長手方向中央部近傍に設けられたトナー投下開口25bから現像ケース26側へ供給する。
現像部20へ投下されたトナーは、第1スクリュ18により軸方向端部側へ搬送されつつ供給ローラ17へと搬送され、現像ローラ16へと供給される。ここで、余剰となったトナーは、仕切り部材25の両端部に設けられたトナー持ち上げ穴、すなわち、第1スクリュ18の作用によりトナーカートリッジ部21へトナーを戻すトナー戻し開口25aから、第1スクリュ18によりトナーカートリッジ部21へ持ち上げて戻され、再度攪拌されることになる。
この現像装置3では、1成分トナーの粒径5〜8μmのものを用いている。トナーカートリッジ24内のトナーはアジテータ23により攪拌・帯電される。このトナーを第2スクリュ22により軸方向中央へ搬送し、仕切り部材(仕切り板)25の長手方向中央部近傍に設けられたトナー投下開口25bから現像ケース26側へ供給する。
現像部20へ投下されたトナーは、第1スクリュ18により軸方向端部側へ搬送されつつ供給ローラ17へと搬送され、現像ローラ16へと供給される。ここで、余剰となったトナーは、仕切り部材25の両端部に設けられたトナー持ち上げ穴、すなわち、第1スクリュ18の作用によりトナーカートリッジ部21へトナーを戻すトナー戻し開口25aから、第1スクリュ18によりトナーカートリッジ部21へ持ち上げて戻され、再度攪拌されることになる。
ここで、上述したように、原稿濃度変化や枚数による現像ローラ16側のトナー消費変化に対応するために、トナーカートリッジ部21側からのトナー供給は、トナー消費が多い場合を見込んだ供給がされている。さらに、画像形成装置の非現像時である停止時に、上述したように、トナー粒径が小さいために、トナー自重による締まりが生じ易い。
これらにより、トナー戻し開口25aからのトナー循環が滞り、現像ローラ16、供給ローラ17、第1スクリュ18の軸方向端部側でトナーパッキングが生じる。トナーパッキングが生じると、トナー搬送が正常にできなくなり、現像ローラ16へのトナー供給に異常が生じ画像ムラが発生し、これが画像品質に影響を与える。さらに、トナーパッキングにより、トナーを搬送する第1スクリュ18への負荷が増大し、破損が生じてしまう問題がある。
これらにより、トナー戻し開口25aからのトナー循環が滞り、現像ローラ16、供給ローラ17、第1スクリュ18の軸方向端部側でトナーパッキングが生じる。トナーパッキングが生じると、トナー搬送が正常にできなくなり、現像ローラ16へのトナー供給に異常が生じ画像ムラが発生し、これが画像品質に影響を与える。さらに、トナーパッキングにより、トナーを搬送する第1スクリュ18への負荷が増大し、破損が生じてしまう問題がある。
図4は本発明による現像装置の仕切り部材の第1の実施の形態を示す概略平面図である。図5は図4の線a−aに沿う断面図である。図6は図4の仕切り部材の第1の実施の形態を蓋部材開放状態において示す概略平面図である。図7は図6の線b−bに沿う断面図である。図8は現像装置の仕切り部材に関連する制御部を示すブロック図である。
図2、図4乃至図8を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、この仕切り部材25の長手方向中央部にトナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bを有し、両端部近傍に現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口25aを覆う上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25b方向に向かって進退する蓋部材28を配置している。
すなわち、この蓋部材28はトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)の1部分であり、蓋部材28の仕切り部材25上への配置及び進退方法は任意の配置及び進退方法をとり得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25b方向に向かって進退可能であるとだけ述べるに留める。
図2、図4乃至図8を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、この仕切り部材25の長手方向中央部にトナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bを有し、両端部近傍に現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口25aを覆う上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25b方向に向かって進退する蓋部材28を配置している。
すなわち、この蓋部材28はトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)の1部分であり、蓋部材28の仕切り部材25上への配置及び進退方法は任意の配置及び進退方法をとり得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25b方向に向かって進退可能であるとだけ述べるに留める。
開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28の作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31(図8)を備える。
この第1の実施の形態では、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本実施の形態では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー持ち上げ穴であるトナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し、開口面積を広げて、トナー持ち上げを優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
前述した動作は、図8に概略を示すように、CPUを含む制御回路29を介して行なわれ、この制御回路29には、蓋部材28、仕切り部材25、第1スクリュ18等が接続され、開口部面積変更機構30、回転トルク検出機構31、仕切り部材揺動制御機構32等の蓋部材28の作動に関連する機構等が接続されている。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部であるトナー戻し開口25aの開口面積を摺動自在の蓋部材28によって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
この第1の実施の形態では、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本実施の形態では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー持ち上げ穴であるトナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し、開口面積を広げて、トナー持ち上げを優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
前述した動作は、図8に概略を示すように、CPUを含む制御回路29を介して行なわれ、この制御回路29には、蓋部材28、仕切り部材25、第1スクリュ18等が接続され、開口部面積変更機構30、回転トルク検出機構31、仕切り部材揺動制御機構32等の蓋部材28の作動に関連する機構等が接続されている。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部であるトナー戻し開口25aの開口面積を摺動自在の蓋部材28によって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図9は本発明による現像装置の仕切り部材の第2の実施の形態を示す概略平面図である。図10は図9の線c−cに沿う断面図である。図11は図9の仕切り部材の第2の実施の形態を蓋部材開放状態において示す概略平面図である。図12は図11の線d−dに沿う断面図である。
図2、図9乃至図12を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
図2、図9乃至図12を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口25aを覆う上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆って中央寄り部、すなわち、トナー投下開口25bに近い側に配置し、トナー戻し開口25aを備える仕切り部材25の長手方向軸線から左右に開閉移動する2つの蓋部材28aを備えている。図9乃至図12では、トナー戻し開口25aは2部分からなるように示され、蓋部材28aはトナー戻し開口25aを部分的に覆うように構成されている。
すなわち、この蓋部材28aはトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構(図8)の1部分であり、蓋部材28aの仕切り部材25上への配置及び開閉移動方法は任意の配置及び開閉移動方法をとり得る。
従って、ここでは概念的にトナー戻し開口25aの上方でこのトナー戻し開口25aの長手方向と直交する方向に向かって左右に開くことが可能であるとだけ述べるに留める。また、開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28aの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構(図8)を備える。
すなわち、この蓋部材28aはトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構(図8)の1部分であり、蓋部材28aの仕切り部材25上への配置及び開閉移動方法は任意の配置及び開閉移動方法をとり得る。
従って、ここでは概念的にトナー戻し開口25aの上方でこのトナー戻し開口25aの長手方向と直交する方向に向かって左右に開くことが可能であるとだけ述べるに留める。また、開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28aの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構(図8)を備える。
この第2の実施の形態では、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本実施の形態では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー持ち上げ穴であるトナー戻し開口25aの蓋部材28aを摺動し、開口面積を広げて、トナー持ち上げを優先してトナーパッキングを防止する。
第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28aを元に戻す。前述した動作は、図8に概略を示すように、CPUを含む制御回路29を介して行なわれる。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー戻し開口25aの開口面積を左右に開く2つの蓋部材28aを変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28aを元に戻す。前述した動作は、図8に概略を示すように、CPUを含む制御回路29を介して行なわれる。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー戻し開口25aの開口面積を左右に開く2つの蓋部材28aを変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図13は本発明による現像装置の仕切り部材の第3の実施の形態を示す概略平面図である。図14は図13の線e−eに沿う断面図である。図15は図13の仕切り部材の第3の実施の形態を蓋部材開放状態において示す概略平面図である。図16は図15の線f−fに沿う断面図である。
図2、図13乃至図16を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25に、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口(持ち上げ穴)25aを覆う上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆ってこのトナー戻し開口25aの仕切り部材25の端部側に跳ね上がる跳ね上がり式の蓋部材28bを配置している。
図2、図13乃至図16を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25に、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口(持ち上げ穴)25aを覆う上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆ってこのトナー戻し開口25aの仕切り部材25の端部側に跳ね上がる跳ね上がり式の蓋部材28bを配置している。
図13乃至図16では、仕切り部材25に設けたトナー戻し開口25aは2つの穴部分からなるように示され、蓋部材28bはトナー戻し開口25aを部分的に覆うように構成されている。
すなわち、この蓋部材28bはトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構(図8)の1部分であり、蓋部材28bの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法をとり得る。
従って、ここでは概念的にトナー戻し開口25aの上方で回動することが可能であるとだけ述べるに留める。また、開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28bの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構(図8)を備える。
すなわち、この蓋部材28bはトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構(図8)の1部分であり、蓋部材28bの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法をとり得る。
従って、ここでは概念的にトナー戻し開口25aの上方で回動することが可能であるとだけ述べるに留める。また、開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28bの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構(図8)を備える。
制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)による第1スクリュの回転トルクの検出により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー戻し開口25aの蓋部材28bを開いて開口面積を広げて、トナーカートリッジ部21へのトナトナー戻し(トナー持ち上げ)を優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28bを元に戻す。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25のトナー戻し開口25aの面積を跳ね上がり式の蓋部材28bによって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25のトナー戻し開口25aの面積を跳ね上がり式の蓋部材28bによって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図17は本発明による現像装置の仕切り部材の第4の実施の形態を示す概略平面図である。図18は図17の線g−gに沿う断面図である。図19は図17の仕切り部材の第4の実施の形態を蓋部材開放状態において示す概略平面図である。図20は図19の線h−hに沿う断面図である。
図2、図17乃至図20を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25に、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
この第4の実施の形態では、トナー投下開口25bの上方に、このトナー戻し開口25bを完全に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動する2つの蓋部材28cを配置している。このトナー投下開口25bに中央方向に摺動する蓋部材28cを設けて開口部面積を変える機構と第1搬送部材の回転トルクを検出する機構を備える。
すなわち、この蓋部材28cは、前述した蓋部材を1部分として含むトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)における蓋部材と同様な機能を有している。従って、ここでは、トナー戻し開口25bの開口部の面積を変える機構も開口部面積変更機構30(図8)として記載する。
前述と同様に、蓋部材28cの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法を採り得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動可能であるとだけ述べるに留める。
図2、図17乃至図20を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25に、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
この第4の実施の形態では、トナー投下開口25bの上方に、このトナー戻し開口25bを完全に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動する2つの蓋部材28cを配置している。このトナー投下開口25bに中央方向に摺動する蓋部材28cを設けて開口部面積を変える機構と第1搬送部材の回転トルクを検出する機構を備える。
すなわち、この蓋部材28cは、前述した蓋部材を1部分として含むトナー戻し開口25aの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)における蓋部材と同様な機能を有している。従って、ここでは、トナー戻し開口25bの開口部の面積を変える機構も開口部面積変更機構30(図8)として記載する。
前述と同様に、蓋部材28cの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法を採り得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動可能であるとだけ述べるに留める。
開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28cの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構を備える。
この第4の実施の形態では、制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)の検出により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口(トナー投下穴)25bの蓋部材28cを摺動し、開口面積を狭くしてトナー投下を規制し、現像ローラ16側でのトナー消費を優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー投下開口25bの蓋部材28cを元に戻す。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー投下開口25bの面積を蓋部材28cの摺動によって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
この第4の実施の形態では、制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)の検出により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口(トナー投下穴)25bの蓋部材28cを摺動し、開口面積を狭くしてトナー投下を規制し、現像ローラ16側でのトナー消費を優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー投下開口25bの蓋部材28cを元に戻す。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー投下開口25bの面積を蓋部材28cの摺動によって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図21は本発明による現像装置の仕切り部材の第5の実施の形態を、トナー投下開口の蓋部材開放かつトナー戻し開口の蓋部材閉止の状態で示す概略平面図である。図22は図21の仕切り部材の第5の実施の形態を、トナー投下開口の蓋部材閉止かつトナー戻し開口の蓋部材開放の状態で示す概略平面図である。この第5の実施の形態は第1の実施の形態と第4の実施の形態の組み合わせであるので、ここでは、断面図による説明は省略する。
図2、図21及び図22を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口25aの上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bに向かって摺動する蓋部材28を配置している。また、トナー投下開口25bの上方に、このトナー戻し開口25bを完全に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動する2つの蓋部材28cを配置している。
すなわち、この蓋部材28及び28cはトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)の1部分であり、ここでも、蓋部材28及び28cの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法をとり得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25bに向かって摺動可能であるとだけ述べるに留める。
図2、図21及び図22を参照して説明すると、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
このトナー戻し開口25aの上方には、このトナー戻し開口25aを少なくとも部分的に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bに向かって摺動する蓋部材28を配置している。また、トナー投下開口25bの上方に、このトナー戻し開口25bを完全に覆って中央方向、すなわち、トナー投下開口25bの長手方向に向かって摺動する2つの蓋部材28cを配置している。
すなわち、この蓋部材28及び28cはトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの開口部の面積を変える開口部面積変更機構30(図8)の1部分であり、ここでも、蓋部材28及び28cの仕切り部材25上への配置及び摺動方法は任意の配置及び摺動方法をとり得るので、ここでは概念的にトナー投下開口25bに向かって摺動可能であるとだけ述べるに留める。
開口部面積変更機構30の作動に関連して、蓋部材28aの作動に影響を及ぼす第1スクリュ18の回転トルクの閾値を感知するために第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構を備える。
この第5の実施の形態では、制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)の検出により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口25bを閉じてトナー供給を規制し、かつ、トナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し開口面積を広げて、トナー持ち上げを優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
第5の実施の形態によれば、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25開口部のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの面積を、これらの開口を覆う蓋部材28及び28cによって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行われ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
この第5の実施の形態では、制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)の検出により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口25bを閉じてトナー供給を規制し、かつ、トナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し開口面積を広げて、トナー持ち上げを優先してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
第5の実施の形態によれば、現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25開口部のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの面積を、これらの開口を覆う蓋部材28及び28cによって変えることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行われ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図23は本発明による現像装置の仕切り部材の第6の実施の形態を示す概略平面図である。図2、図23を参照して、現像部20とトナーカートリッジ部21を仕切っている仕切り部材25には、トナーカートリッジ部21から現像部20へトナーを投下するトナー投下開口25bと現像部20の余剰トナーをトナーカートリッジ部21へ戻すトナー戻し開口25aを有している。
第6の実施の形態では、第1乃至第5の実施の形態における仕切り部材25のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bを覆う蓋部材は配置していない。第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31(図8)と、図示はしてないが、第1スクリュ18の回転駆動部33に続くクラッチとカムにより構成される前述の仕切り部材25を揺動する仕切り部材揺動制御機構32と、を備える。
第6の実施の形態では、第1乃至第5の実施の形態における仕切り部材25のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bを覆う蓋部材は配置していない。第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31(図8)と、図示はしてないが、第1スクリュ18の回転駆動部33に続くクラッチとカムにより構成される前述の仕切り部材25を揺動する仕切り部材揺動制御機構32と、を備える。
制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)による第1スクリュ18の回転トルクの閾値の感知により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、第1スクリュの回転駆動部33からクラッチを介して仕切り部材25を揺動させて、現像部20のトナーを崩してトナーパッキングを防止する。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25を仕切り部材揺動機構32によって揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25を仕切り部材揺動機構32によって揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図24は本発明による現像装置の仕切り部材の第7の実施の形態を、トナー投下開口の蓋部材開放かつトナー戻し開口の蓋部材閉止の状態で示す概略平面図である。
図25は図24の仕切り部材の第7の実施の形態を、トナー投下開口の蓋部材閉止かつトナー戻し開口の蓋部材開放の状態で示す概略平面図である。この第7の実施の形態は第1、第4及び第6の実施の形態の組み合わせであるので、ここでは、断面図による説明は省略する。
この第7の実施の形態の仕切り部材25自体の構成は第5の実施の形態と同じであるので、それに関する説明はここで必要部分以外は省略する。また、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31(図8)と第1スクリュ18の回転駆動部33からクラッチとカムにより前述の仕切り部材25を揺動する仕切り部材揺動機構32を備える。
図25は図24の仕切り部材の第7の実施の形態を、トナー投下開口の蓋部材閉止かつトナー戻し開口の蓋部材開放の状態で示す概略平面図である。この第7の実施の形態は第1、第4及び第6の実施の形態の組み合わせであるので、ここでは、断面図による説明は省略する。
この第7の実施の形態の仕切り部材25自体の構成は第5の実施の形態と同じであるので、それに関する説明はここで必要部分以外は省略する。また、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクを検出する回転トルク検出機構31(図8)と第1スクリュ18の回転駆動部33からクラッチとカムにより前述の仕切り部材25を揺動する仕切り部材揺動機構32を備える。
第7の実施の形態では、図25に示すように、トナー戻し開口25aの蓋部材28が開放、トナー投下開口25bの蓋部材28cが閉止の状態において、図示はしてないが、第1スクリュ18の回転駆動部33に続くクラッチとカムにより構成される仕切り部材25を揺動する仕切り部材揺動機構32によって仕切り部材25を揺動する構成になっている。
制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)による第1スクリュ18の回転トルクの閾値の感知により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口25bの蓋部材28cを閉じてトナー供給を規制する。
そして、トナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し開口面積を広げて、トナー戻し(トナー持ち上げ)を優先にするとともに、第1スクリュ18回転駆動部33からクラッチを介して仕切り部材25を揺動させて、現像部20のトナーを崩してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの面積を変えるとともに仕切り部材25を揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
制御回路29に接続された回転トルク検出機構(図8)による第1スクリュ18の回転トルクの閾値の感知により、第1搬送部材である第1スクリュ18の回転トルクが予め設定された閾値(本事例では、0.5Nmに設定)を超えた時に、仕切り部材25のトナー投下開口25bの蓋部材28cを閉じてトナー供給を規制する。
そして、トナー戻し開口25aの蓋部材28を摺動し開口面積を広げて、トナー戻し(トナー持ち上げ)を優先にするとともに、第1スクリュ18回転駆動部33からクラッチを介して仕切り部材25を揺動させて、現像部20のトナーを崩してトナーパッキングを防止する。第1スクリュ18の回転トルクが閾値以下になるとトナー戻し開口25aの蓋部材28を元に戻す。
現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25の開口部のトナー戻し開口25a及びトナー投下開口25bの面積を変えるとともに仕切り部材25を揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラ16へのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
図1に示した画像形成装置Aに上述した本発明による現像装置を搭載すれば、現像装置3の現像部20とトナーカートリッジ部21の仕切り部材25開口部の開口面積を変えるとともに仕切り部材25を揺動させることにより、トナーパッキングを防止し、現像ローラへのトナー供給が均一に行なわれ、画像濃淡ムラを防止し、良好な画像品質を得ることができる。
A 画像形成装置、1 像担持体(感光体ドラム)、3 現像装置、13 記録媒体、16 現像ローラ、17 供給ローラ、18 第1搬送部材(第1スクリュ)、19 トナー層規制部材、20 現像部、21 トナーカートリッジ部、22 第2搬送部材(第2スクリュ)、23 アジテータ、24 トナーカートリッジ、25 仕切り部材、25a トナー戻し開口、25b トナー投下開口、28 蓋部材(仕切り部材25の長手方向に摺動)、28a 蓋部材(仕切り部材25の長手方向に対して左右に摺動)、28b 蓋部材(跳ね上がり式の、仕切り部材25に対して回動)、28c 蓋部材(トナー投下開口用で仕切り部材25の長手方向に摺動)、29 制御回路、30 開口部面積変更機構、31 回転トルク検出機構、32 仕切り部材揺動制御機構、33 第1スクリュ18の回転駆動部
Claims (9)
- 電子写真プロセスを用いる1成分現像の現像装置において、像担持体に向けて1成分トナーを送り出す現像ローラ、前記1成分トナーを前記現像ローラに供給するために該現像ローラに摺接する供給ローラ、前記1成分トナーを攪拌しかつ前記供給ローラに供するスクリュ形状の第1搬送部材、及び前記現像ローラに当接して該現像ローラ上のトナー層を一定薄層とするトナー層規制部材を有する現像部と、該現像部へ前記1成分トナーを供給するスクリュ形状の第2搬送部材とトナーを攪拌させるアジテータを有するトナーカートリッジ部と、を有し、前記現像部と前記トナーカートリッジ部の間に仕切り部材を配置し、該仕切り部材に、前記トナーカートリッジ部から前記現像部へトナーを投下するトナー投下開口と前記現像部の余剰トナーを前記トナーカートリッジ部へ戻すトナー戻し開口を設け、該開口上で可動な蓋部材を駆動して開口部面積を変える開口部面積変更機構と、前記第1搬送部材の回転トルクの閾値の変化を感知するために前記第1搬送部材の回転トルクを検出する回転トルク検出機構と、を備えることを特徴とする現像装置。
- 前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の上方に前記仕切り部材の中央方向に摺動する蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記仕切り部材の前記トナー戻し開口の前記仕切り部材の前記トナー投下開口に近い側に前記仕切り部材の長手方向軸線に対して左右に開く蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記仕切り部材に設けた前記トナー戻し開口の前記仕切り部材の端部側に、該端部側に跳ね上がる跳ね上がり式の蓋部材を設け、前記トナー戻し開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記仕切り部材の前記トナー投下開口の上方に該トナー投下開口の中央方向に向かって摺動する蓋部材を設け、前記トナー投下開口の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備える構成にしたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記仕切り部材の前記トナー投下開口及び前記トナー戻し開口上に蓋部材を設け、前記仕切り部材の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記現像部と前記トナーカートリッジ部の間の前記仕切り部材はそれ自体揺動可能であり、該仕切り部材を揺動させる仕切り部材揺動制御機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記仕切り部材の前記トナー投下開口及び前記トナー戻し開口を覆う上方に蓋部材を設け、前記仕切り部材の開口部面積を変える開口部面積変更機構を備え、かつ前記仕切り部材を揺動させる仕切り部材揺動機構を備えることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 像担持体上に形成された静電潜像を1成分トナーで現像して可視化し、トナー像を記録媒体上に転写し、該記録媒体上の前記トナー像を熱及び圧力により前記記録媒体上に定着させる画像形成装置において、前記静電潜像を前記1成分トナーで現像して可視化する現像装置として、請求項1乃至8のいずれか1項記載の現像装置を搭載することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008016734A JP2009175635A (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | 現像装置及びこれを搭載する画像形成装置 |
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Family
ID=41030755
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8781370B2 (en) | 2009-12-25 | 2014-07-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer unit for an image forming apparatus |
JP2019045741A (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 現像装置および画像形成装置 |
US10338494B2 (en) | 2016-09-05 | 2019-07-02 | Konica Minolta, Inc. | Developing apparatus and image forming apparatus having developer movement apparatus |
-
2008
- 2008-01-28 JP JP2008016734A patent/JP2009175635A/ja active Pending
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