JP2009175185A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ鏡筒と撮像装置本体を電気的に接続する専用部品を設けることなく簡単な構成で、レンズ鏡筒に静電気が印加された場合でも誤動作を確実に防止することを可能としたレンズ鏡筒及び撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置に組込むフレキシブル基板53を、メイン基板68の電気回路から制御信号が供給される第1の配線部53aと、発生した静電気をメイン基板68の接地箇所に導く第2の配線部53bから構成する。更に、第1の配線部53aと第2の配線部53bを異なる導通線で構成する。フレキシブル基板53の第2の配線部53bの一方の端部を、直進筒20を鏡筒ユニット1に固定する固定ネジ41を利用して鏡筒ユニット1に固定する。第2の配線部53bの他方の端部を、鏡筒ユニット1を撮像装置本体63に固定する固定ネジ65を利用して撮像装置本体63に固定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、静電気による電気回路への影響を防止する場合に好適なレンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
従来、撮影光学系を有するレンズ鏡筒と撮像装置本体から構成される撮像装置においては、レンズ鏡筒と撮像装置本体とを電気的に接続する専用部品を設ける構造が一般的である。このような構造を有する撮像装置では、レンズ鏡筒を構成する第1及び第2の移動枠の外周面に金属製の外周面カバーを取り付けると共に、レンズ鏡筒の前面には金属製の前面カバーを設けている。
また、レンズ鏡筒は、導電性板からなる中継部材と導電性部材によって、上記外周面カバーに生じた静電気を放電させる構成となっている。中継部材は、U字状の金属板から構成されており、前方に張り出した弾性片部と後方に張り出した接続片部とを備えている。中継部材におけるU字状の左右の折返片部を、レンズ鏡筒を構成する固定保持枠に設けられた箱状部の側板部に取り付けている。
中継部材の弾性片部は、左右の折返片部との間で導電性部材を挟持するようになっており、撮像装置の前カバーと接触している。また、中継部材の接続片部は、シャッタユニットと撮像装置本体の回路部を接続するフレキシブル回路基板のグランドラインに半田付けなどにより接続されている。固定保持枠に取り付けられた中継部材は、弾性片部が撮像装置の前カバーに接触して押し戻されることで、弾性片部と折返片部との間で導電性部材を確実に挟持し、導電性部材を外周面カバーに常時接触させる。
このように、中継部材の弾性片部が撮像装置の前カバーに接触していることから、中継部材が前カバーを介してグランドに電気的に接続される。この結果、レンズ鏡筒に静電気が印加されると、印加電流は外周面カバー→導電性部材→中継部材→前カバーという経路で放電される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−357757号公報(第5頁、図2)
しかしながら、上述した特許文献1記載の技術においては、レンズ筐体に導電性板からなる中継部材と導電性部材という専用部品を設ける必要があるため、部品点数が増加すると共にコストが上昇するという問題がある。また、レンズ鏡筒に中継部材と導電性部材を取り付けるスペースが必要になるため、レンズ鏡筒及び撮像装置本体が大型化するという問題がある。
本発明の目的は、レンズ鏡筒と撮像装置本体を電気的に接続する専用部品を設けることなく簡単な構成で、レンズ鏡筒に静電気が印加された場合でも、誤動作を確実に防止することを可能としたレンズ鏡筒及び撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、撮影動作に用いる撮影駆動系と、前記撮影駆動系と第1の回路基板を電気的に接続する第2の回路基板と、を備えるレンズ鏡筒において、前記第2の回路基板に、前記第1の回路基板の電気回路から供給される制御信号を前記撮影駆動系に伝達する複数の導通線を有する第1の配線部と、前記第1の配線部の導通線とは別に設けられた少なくとも1つの導通線を有し、静電気を前記第1の回路基板の接地箇所に導く第2の配線部と、を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、レンズ鏡筒に静電気が発生すると、静電気は第2の回路基板の第2の配線部の導通線を介して第1の回路基板の接地箇所に導かれる。これにより、レンズ鏡筒と撮像装置本体を電気的に接続する専用部品を設けることなく簡単な構成で、レンズ鏡筒に静電気が印加された場合でも、レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を搭載する撮像装置の誤動作を確実に防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置のレンズ鏡筒としての鏡筒ユニット1の構成を示す分解斜視図である。
図1において、鏡筒ユニット1は、撮像装置に搭載されるものであり、固定地板2、フォーカスユニット3、2群シャッタユニット4、1群バリアユニット5、ズームユニット6、ズーム駆動ユニット7、撮像素子ユニット8から構成されている。固定地板2(レンズ鏡筒基部)は、非導電体からなるプラスチック樹脂により構成されており、軸2a、軸2b、開口部2c、振止めガイド2d、フック2e(図2参照)を備えている。固定地板2には、後述のフレキシブル基板53(図5参照)が配置される。フォーカスユニット3〜撮像素子ユニット8の構成は以下詳述する。
図2は、鏡筒ユニット1のフォーカスユニット3の構成を示す分解斜視図である。
図2において、フォーカスユニット3は、フォーカスモータ9(撮影駆動系)、フォーカスカム筒15、3群ホルダ16、撮影光学系17、ガイド軸19等を備えている。尚、図2では、説明の便宜上、固定地板2、2群シャッタユニット4の2群ホルダ21、ズームユニット6の直進筒20も図示している。
フォーカスモータ9は、撮影動作(フォーカス動作)に用いるモータであり、固定ネジ10、11により固定地板2に固定されている。フォーカスモータ9の軸方向の先端部には、ピニオンギア12が圧入により固定されている。ピニオンギア12は、減速ギア13と噛合っている。減速ギア14は、減速ギア13及びフォーカスカム筒15のギア部と噛合っている。これにより、フォーカスモータ9の回転力は、減速ギア13、減速ギア14を介してフォーカスカム筒15に伝達される。
減速ギア13は、固定地板2の軸2aに回転可能に嵌合した状態で支持されており、フォーカスモータ9により保持されている。減速ギア14は、固定地板2の軸2bに回転可能に嵌合した状態で支持されており、後述する直進筒20により保持されている。
フォーカスカム筒15は、固定地板2の開口部2cの外周に回転可能に嵌合した状態で支持されており、直進筒20により保持されている。フォーカスカム筒15の軸方向の一方の側には、3群ホルダ16を光軸方向に進退移動させるためのカム15aが形成されている。フォーカスカム筒15の軸方向の他方の側には、減速ギア14と噛合うギア部15bが周方向に沿って形成されている。フォーカスカム筒15が反時計方向に回転することで、3群ホルダ16が光軸方向に繰り出されようになっている。
3群ホルダ16は、撮影光学系17を保持しており、フォーカスカム筒15のカム15aに沿って光軸方向に進退移動される。3群ホルダ16には、嵌合孔16aと、嵌合孔16aに対して周方向で対向する位置にコの字状の切り欠き部16bと、嵌合孔16aの近傍にフック16cが形成されている。3群ホルダ16は、嵌合孔16aがガイド軸19に摺動可能に嵌合することでガイド軸19を介して固定地板2に支持されている。また、3群ホルダ16は、切り欠き部16bが固定地板2の振止めガイド2dに摺動可能に嵌合することで回転が規制されている。
フォーカススプリング(SP)18は、軸方向の一方の端部が固定地板2のフック2eに掛けられており、軸方向の他方の端部が3群ホルダのフック16cに掛けられている。これにより、フォーカスSP18は、3群ホルダ16をフォーカスカム筒15のカム15aに当接させる方向に付勢している。ガイド軸19は、軸方向の一方の端部が固定地板2の穴(不図示)に嵌合しており、軸方向の他方の端部が後述する直進筒20の孔(不図示)に嵌合している。これにより、ガイド軸19は、固定地板2に支持されている。
図3は、鏡筒ユニット1の2群シャッタユニット4の構成を示す分解斜視図である。
図3において、2群シャッタユニット4は、2群ホルダ21、撮影光学系22、撮影光学系23、撮影光学系24、シャッタユニット25(撮影駆動系)、保持リング27等を備えている。
2群ホルダ21は、撮影光学系22〜24を保持し、後述するカム筒42の3本のカム溝42cに沿って光軸方向に進退移動する。2群ホルダ21には、カム筒42の3本のカム溝42cに摺動可能に嵌合する3本のカム軸21aと、直進筒20の3本の直進溝20aに摺動可能に嵌合する3本の直進キー21bが形成されている。シャッタユニット25は、固定ネジ26により2群ホルダ21に固定されており、2群ホルダ21と一体で光軸方向に進退移動する。保持リング27は、シャッタユニット25の前方に配置され、2群ホルダ21に固定されている。
図4は、鏡筒ユニット1の1群バリアユニット5の構成を示す分解斜視図である。
図4において、1群バリアユニット5は、1群ホルダ28、撮影光学系29、撮影光学系30、バリア駆動リング31、バリア羽根32、バリア羽根33、バリア保護カバー36等を備えている。
1群ホルダ28は、撮影光学系29、30を保持し、後述するカム筒42の3本のカム溝42dに沿って光軸方向に進退移動する。1群ホルダ28には、カム筒42の3本のカム溝42dに摺動可能に嵌合する3本のカム軸28aと、開口部28bと、孔28cと、孔28dと、直進筒20の3本の直進溝20bに摺動可能に嵌合する3本の直進キー28eが形成されている。
バリア駆動リング31は、1群ホルダ28の開口部28bの外周側に回転可能に嵌合している。バリア駆動リング31には、カム31a、軸31b、軸31cが形成されている。バリア駆動リング31のカム31aは、撮影動作を行わない非撮影動作時に、直進筒20のカム20cと当接するようになっている。バリア羽根32は、回転軸32aが1群ホルダ28の孔28cに回転可能に嵌合している。バリア羽根33は、回転軸33aが1群ホルダ28の孔28dに回転可能に嵌合している。これにより、バリア羽根32、33は、バリア駆動リング31の回転に追従してバリア保護カバー36の開口部36aを開閉する。
バリアスプリング34は、軸方向の一方の端部がバリア羽根32の軸32bに掛けられており、軸方向の他方の端部がバリア駆動リング31の軸31bに掛けられている。バリアスプリング35は、軸方向の一方の端部がバリア羽根33の軸33bに掛けられており、軸方向の他方の端部がバリア駆動リング31の軸31cに掛けられている。これにより、バリアスプリング34、35は、バリア羽根32、33を閉じ方向に付勢している。バリア保護カバー36は、1群ホルダ28に固定されることでバリア羽根32、33を1群ホルダ28に保持している。化粧板38は、固定テープ37によりバリア保護カバー36に固定されている。
図5は、鏡筒ユニット1のズームユニット6の構成を示す分解斜視図である。
図5において、ズームユニット6は、直進筒20、カム筒42、ズームモータ43(撮影駆動系)、減速ギア45、減速ギア46、ギアカバー49等を備えている。尚、図5では、説明の便宜上、固定地板2、フォーカスユニット3、2群シャッタユニット4、1群バリアユニット5も図示している。
直進筒20(レンズ鏡筒を構成する部品)は、導電体からなるプラスチック樹脂により構成されており、3本の固定ネジ39、40、41により固定地板2に固定されている。直進筒20には、2群シャッタユニット4を光軸方向に直進させる3本の直進溝20aと、1群バリアユニット5を光軸方向に直進させる3本の直進溝20bと、バリア羽根駆動リング31を駆動するカム20cが形成されている。
カム筒42の外周部には、3本のヘリコイドネジ42aが形成されている。カム筒42は、3本のヘリコイドネジ42aが固定地板2の3本のヘリコイドネジ2f(図2)に回転可能に螺合することで、固定地板2に支持されている。カム筒42のギア部42bには、減速ギア48が噛合っている。これにより、カム筒42にズームモータ43の回転力が伝達される。
カム筒42の内周部には、3本のカム溝42cと、3本のカム溝42dが形成されている。カム筒42の3本のカム溝42cは、2群ホルダ21のカム軸21aが摺動可能に嵌合しており、2群ホルダ21を光軸方向に進退移動させる。カム筒42の3本のカム溝42dは、1群バリアユニット5の1群ホルダ28のカム軸28aが摺動可能に嵌合しており、1群ホルダ28を光軸方向に進退移動させる。
ズームモータ43は、撮影動作(ズーム動作)に用いるモータであり、固定ネジ(不図示)により固定地板2に固定されている。ズームモータ43の軸方向の先端部には、ウォームギア44が圧入により固定されている。ウォームギア44が減速ギア45と噛合うことで、ズームモータ43の回転力は減速ギア45、46、47、48を介してカム筒42に伝達される。
減速ギア45は、固定地板2の軸2gに回転可能に嵌合した状態で支持されている。減速ギア46は、固定地板2の軸2hに回転可能に嵌合した状態で支持されている。減速ギア47は、固定地板2の軸2iに回転可能に嵌合した状態で支持されている。減速ギア48は、固定地板2の軸2kに回転可能に嵌合した状態で支持されている。減速ギア45、46、47、48は、ギアカバー49により固定地板2に保持されている。ギアカバー49は、3本の固定ネジ50、51、52により固定地板2に固定されている。
図6は、フレキシブル基板53の導通線の配線状態を示す展開図である。
図6において、フレキシブル基板53(第2の回路基板)は、固定地板2に配置される単一の基板であり(図11参照)、第1の配線部53aと第2の配線部53bから構成されている。第1の配線部53aは、後述するメイン基板68(図15参照)(第1の回路基板)の電気回路から制御信号が供給される配線部である。第2の配線部53bは、静電気を放電するための配線部である。
更に、フレキシブル基板53は、接続部53c、53d、53e、53f、コネクト部53g、導通線53h、孔53i、導通線53j、孔53mを備えている。フレキシブル基板53のコネクト部53gを撮像装置本体63のメイン基板68に接続することで、メイン基板68の電気回路から制御信号をフレキシブル基板53に供給し、鏡筒ユニット1を駆動させる。
フレキシブル基板53の第1の配線部53aは、複数の導通線53jを有する。複数の導通線53jは、コネクト部53gから各接続部53c、53d、53e、53fに延出されている。フレキシブル基板53の第2の配線部53bは、第1の配線部53aの複数の導通線53jとは別に設けられた少なくとも1つの導通線53hを有する。導通線53hの両端部には、それぞれ、孔53i、53mが形成されている。孔53i、53mの周囲には、図8に示すように、それぞれ、規定の面積を有しその表面が電気的に接続可能に露出したパターン53k、53nが形成されている。
図7は、固定地板2に対するフレキシブル基板53の第1の配線部53aの実装状態を示す斜視図である。図8は、固定地板2に対するフレキシブル基板53の第1の配線部53aの実装状態を示す背面図である。
図7、図8において、フレキシブル基板53は、固定地板2の外周形状に沿うように曲げられ配置されている。フレキシブル基板53の第1の配線部53aの接続部53c(図6)は、フォーカスモータ9に接続されている。また、接続部53dは、ズームモータ43に接続されている。また、接続部53eは、シャッタユニット25のシャッタフレキシブル基板25aに接続されている。また、接続部53fは、フォトインタラプタ54(撮影駆動系)に接続されている。
図9は、フレキシブル基板53の第2の配線部53bと鏡筒ユニット1との接続状態を示す背面図である。図10は、図9の矢視A−A線に沿う部分断面図である。
図9、図10において、フレキシブル基板53の第2の配線部53bは、固定地板2の背面側(結像面側)に配置されている。第2の配線部53bの一方の端部は、直進筒20を鏡筒ユニット1の固定地板2に固定する固定ネジ41を利用して鏡筒ユニット1に固定される。第2の配線部53bの他方の端部は、鏡筒ユニット1を固定する固定ネジ65を利用して後述する撮像装置本体63(図12参照)に固定される。
図10に示すように、固定ネジ41のネジ部41aは、フレキシブル基板53の第2の配線部53bの孔53iを貫通し直進筒20のネジ孔20eに締め付けられる。これにより、固定ネジ41と直進筒20が電気的に接続されている。固定ネジ41のネジ部41aと対向する位置に、ネジ部41aより外径が大きく形成されたビット部41bが設けられている。
この場合、ビット部41bは、フレキシブル基板53の第2の配線部53bの孔53iの外周部に形成されたパターン53kと接触する。これにより、固定ネジ41とフレキシブル基板53が電気的に接続されている。従って、鏡筒ユニット1は、直進筒20→固定ネジ41→フレキシブル基板53の第2の配線部53bという経路で、後述するメイン基板68の接地箇所に電気的に接続されていることになる。
図11は、鏡筒ユニット1の撮像素子ユニット8の構成を示す分解斜視図である。
図11において、撮像素子ユニットは、光学フィルタ55、防塵ゴム56、撮像素子57、固定板58、撮像素子フレキシブル基板62等を備えている。尚、図5では、説明の便宜上、固定地板2も図示している。
光学フィルタ55は、固定地板2の開口部2cを覆うように凹部2m内に配置され、防塵ゴム56により固定地板2に保持されている。防塵ゴム56は、撮像素子57が組み込まれることでチャージされ、光学フィルタ55と撮像素子57との間を密閉することでゴミ等の小さな異物の侵入を防止するようになっている。防塵ゴム56には、固定地板2の開口部2cより大きい開口部56aが形成されている。
撮像素子57は、固定板58を挟み込むようにして撮像素子フレキシブル基板62に半田付けされている。固定板58は、撮像素子57を保持するものであり、3本の固定ネジ59、60、61により固定地板2に固定されている。撮像素子フレキシブル基板62は、撮像素子57が半田付けされており、固定板58の後方に配置されている。撮像素子フレキシブル基板62コネクト部62aは、後述するメイン基板68と接続されている。
次に、上記構成を有する本実施の形態の撮像装置において鏡筒ユニット1が撮像装置本体63に組込まれた状態について詳細に説明する。
図12は、鏡筒ユニット1が撮像装置本体63に固定される状態を示す分解斜視図である。図13は、鏡筒ユニット1が撮像装置本体63に固定された状態を示す背面図である。図14は、図13の矢視B−B線に沿う部分断面図である。
図12、図13、図14において、撮像装置本体63は、非導電体からなるプラスチック樹脂により構成されており、電池室63aを備えている。撮像装置本体63には、3本の固定ネジ65、66、67により鏡筒ユニット1が固定されている。グランド板64は、鏡筒ユニット1と撮像装置本体63を挟み込むように配置され、鏡筒ユニット1を固定する固定ネジ65により撮像装置本体63に固定されている。
図14に示すように、グランド板64の受面64aは、フレキシブル基板53の第2の配線部53bの孔53mの外周部に形成されたパターン53nと接触する。これにより、フレキシブル基板53とグランド板64が電気的に接続されている。従って、鏡筒ユニット1は、直進筒20→固定ネジ41→フレキシブル基板53の第2の配線部53b→グランド板64という経路で、後述するメイン基板68の接地箇所に電気的に接続されていることになる。
次に、メイン基板68が撮像装置本体63に組込まれた状態について詳細に説明する。
図15は、メイン基板68が撮像装置本体63に組込まれた状態を示す斜視図である。
図15において、メイン基板68は、鏡筒ユニット1の後方(背面側)に配置され、グランド板64の受面64b、64c、64d(図12参照)に支持され、3本の固定ネジ69、70、71によりグランド板64に固定されている。この場合、グランド板64の受面64b、64c、64dと、メイン基板68の表面が電気的に接続可能に露出したパターン(不図示)が電気的に接続されている。
メイン基板68には、フレキシブル基板53のコネクト部53gと撮像素子フレキシブル基板62のコネクト部62aが接続されている。これにより、メイン基板68の電気回路から制御信号をフレキシブル基板53と撮像素子フレキシブル基板62に供給し、鏡筒ユニット1を駆動させる。
次に、撮像装置の鏡筒ユニット1に静電気が印加された場合の放電について説明する。
外部から撮像装置の鏡筒ユニット1に静電気が印加されると、静電気に伴う印加電流は、直進筒20→固定ネジ41→フレキシブル基板53の第2の配線部53b→グランド板64という経路で(図14参照)、メイン基板68の接地箇所に導かれる。
その結果、印加電流は、フレキシブル基板53の第1の配線部53aに接続されているフォーカスモータ9、ズームモータ43、シャッタユニット25、フォトインタラプタ54、メイン基板68の電気回路を構成する電子部品に流れることがない。これにより、鏡筒ユニット1及び鏡筒ユニット1を搭載する撮像装置の誤動作を確実に防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。フレキシブル基板53に、メイン基板68の電気回路から供給される制御信号をフォーカスモータ9を含む撮影駆動系に伝達する第1の配線部53aと、発生した静電気をメイン基板68の接地箇所に導く第2の配線部53bを設ける。更に、第1の配線部53aと第2の配線部53bを異なる導通線で構成する。これにより、鏡筒ユニット1に発生した静電気を所定の接地箇所に導くための専用部品が不要になると共にコスト上昇を防止することが可能となる。更に、専用部品を取付けるスペースが不要となるためスペースの有効利用を図ることが可能となる。
また、フレキシブル基板53の第2の配線部53bの一方の端部を、直進筒20を鏡筒ユニット1に固定する固定ネジ41(締結手段)を利用して鏡筒ユニット1に固定する。また、第2の配線部53bの他方の端部を、鏡筒ユニット1を撮像装置本体63に固定する固定ネジ65(締結手段)を利用して撮像装置本体63に固定する。これにより、第2の配線部53bを固定する専用部品が不要になると共にコスト上昇を防止することが可能となる。更に、専用部品を取付けるスペースが不要となるためスペースの有効利用を図ることが可能となる。
また、フレキシブル基板53の第2の配線部53bに、第1の配線部53aの複数の導通線53jとは別に導通線53hを設ける構成としている。これにより、静電気の発生に伴う印加電流が原因で起こる鏡筒ユニット1及び鏡筒ユニット1を搭載する撮像装置の誤動作を確実に防止することが可能となる。
以上をまとめると、レンズ鏡筒と撮像装置本体を電気的に接続する専用部品を設けることなく簡単な構成で、レンズ鏡筒に静電気が印加された場合でもレンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を搭載する撮像装置の誤動作を確実に防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置のレンズ鏡筒としての鏡筒ユニットの構成を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットのフォーカスユニットの構成を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットの2群シャッタユニットの構成を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットの1群バリアユニットの構成を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットのズームユニットの構成を示す分解斜視図である。 フレキシブル基板の導通線の配線状態を示す展開図である。 固定地板に対するフレキシブル基板の第1の配線部の実装状態を示す斜視図である。 固定地板に対するフレキシブル基板の第1の配線部の実装状態を示す背面図である。 フレキシブル基板の第2の配線部と鏡筒ユニットとの接続状態を示す背面図である。 図9の矢視A−A線に沿う部分断面図である。 鏡筒ユニットの撮像素子ユニットの構成を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットが撮像装置本体に固定される状態を示す分解斜視図である。 鏡筒ユニットが撮像装置本体に固定された状態を示す背面図である。 図13の矢視B−B線に沿う部分断面図である。 メイン基板が撮像装置本体に組込まれた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 鏡筒ユニット(レンズ鏡筒)
2 固定地板(レンズ鏡筒基部)
9 フォーカスモータ(撮影駆動系)
20 直進筒(レンズ鏡筒を構成する部品)
25 シャッタユニット(撮影駆動系)
41、65 固定ネジ(締結手段)
43 ズームモータ(撮影駆動系)
53 フレキシブル基板(第2の回路基板)
53a 第1の配線部
53b 第2の配線部
53h、53j 導通線
53i、53m 孔
53k、53n パターン
54 フォトインタラプタ(撮影駆動系)
63 撮像装置本体
68 メイン基板(第1の回路基板)

Claims (4)

  1. 撮影動作に用いる撮影駆動系と、前記撮影駆動系と第1の回路基板を電気的に接続する第2の回路基板と、を備えるレンズ鏡筒において、
    前記第2の回路基板に、
    前記第1の回路基板の電気回路から供給される制御信号を前記撮影駆動系に伝達する複数の導通線を有する第1の配線部と、
    前記第1の配線部の導通線とは別に設けられた少なくとも1つの導通線を有し、静電気を前記第1の回路基板の接地箇所に導く第2の配線部と、を設けたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第2の配線部の一方の端部を、前記レンズ鏡筒を構成する部品をレンズ鏡筒基部に固定する締結手段を利用して前記レンズ鏡筒基部に固定し、前記第2の配線部の他方の端部を、前記レンズ鏡筒を撮像装置本体に固定する締結手段を利用して前記撮像装置本体に固定することを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第2の配線部の前記一方の端部と前記他方の端部にそれぞれ孔を形成し、前記孔の周囲に規定の面積を有しその表面が電気的に接続可能に露出したパターンを設けたことを特徴とする請求項2記載のレンズ鏡筒。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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