JP2009174928A - シュリンク外観検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シュリンク縁部の認識性を高め、シュリンクの印刷色に影響されることなく検査を行うことができるシュリンク外観検査方法を提供する。
【解決手段】牛乳11を収容した牛乳瓶2にシュリンク3を装着する。紫外線を通さないUVカット成分を含有した透明樹脂でシュリンク3を構成する。紫外線照射装置33からの紫外線42をシュリンク3に照射した状態において、各カメラ34,35,35でシュリンク3の画像を取得し、この取得画像を用いてシュリンク3の装着状態を検査する。
【選択図】図1
【解決手段】牛乳11を収容した牛乳瓶2にシュリンク3を装着する。紫外線を通さないUVカット成分を含有した透明樹脂でシュリンク3を構成する。紫外線照射装置33からの紫外線42をシュリンク3に照射した状態において、各カメラ34,35,35でシュリンク3の画像を取得し、この取得画像を用いてシュリンク3の装着状態を検査する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シュリンクの装着状態を検査するシュリンク外観検査方法に関する。
従来、牛乳瓶にシュリンクを装着した際には、装着されたシュリンクの画像をカメラで取得するとともに、この取得画像を画像処理することによって、前記シュリンクの装着状態が検査されている。
その検査内容としては、装着されたシュリンクの上下位置や、シュリンクの捲れや、皺や、穴あきが挙げられる。
しかしながら、画像処理技術を用いてシュリンクの装着状態を検査する際には、シュリンクと、その背景とを明確に区分して認識する必要がある。
このため、シュリンクの縁部が透明の場合、シュリンクの縁部と背景との区別がし難く、検査が安定しなかった。
また、シュリンクの縁部が、牛乳と同色の白色で印刷されている場合にも、シュリンクの縁部と背景との区別がし難くなるため、検査が安定しなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、シュリンク縁部の認識性を高め、シュリンクの印刷色に影響されることなく検査を行うことができるシュリンク外観検査方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のシュリンク外観検査方法にあっては、対象物に装着されたシュリンクの画像をカメラで取得し、この取得画像から前記シュリンクの装着状態を検査するシュリンク外観検査方法において、紫外線を通さないUVカット成分を含有した素材で前記シュリンクを構成する一方、このシュリンクに紫外線を照射した状態で取得した取得画像を用いて前記シュリンクの装着状態を検査する。
すなわち、対象物に装着されたシュリンクは、紫外線を通さないUVカット成分を含有した素材で形成されており、このシュリンクに紫外線を照射した状態で取得した取得画像では、前記シュリンク部分の像が黒色で示される。
このため、黒色のシュリンク像と背景像とが明瞭に区分され、その境が明確に認識される。
また、請求項2のシュリンク外観検査方法においては、前記対象物は、牛乳を収容した牛乳瓶である。
すなわち、前記対象物は、牛乳を収容した牛乳瓶であり、前記シュリンクの背景は、白色の牛乳によって構成される。
このため、前記取得画像では、前記シュリンク像が黒色で示される一方、前記牛乳で構成される背景像が白色で示され、その境がより明確となる。
以上説明したように本発明の請求項1のシュリンク外観検査方法にあっては、対象物に装着されたシュリンクを、UVカット成分を含有した素材で形成するとともに、このシュリンクに紫外線を照射した状態で取得画像を取得することによって、シュリンク部分のシュリンク像を黒色に示すことができる。
このため、黒色のシュリンク像と背景像とを明瞭に区分し、シュリンク縁部の認識性を高めることができ、その境を明確に認識することができる。
このため、シュリンクの縁部が透明であったり、背景色と同色であっても、シュリンクと背景とを区別することができため、シュリンクの印刷色に影響されることなく、装着されたシュリンクの上下位置や、シュリンクの捲れや、穴あき等の装着状態の検査を容易に、かつ正確に行うことができる。
このとき、前記シュリンクに皺が存在する場合、当該皺部分において紫外線が乱反射する。これにより、この皺部分を示す皺像が高輝度となるため、シュリンクに皺が形成されたことも容易に判別することができる。
また、請求項2のシュリンク外観検査方法では、前記取得画像において、牛乳瓶に装着されたシュリンク像を黒色で示すことがきる一方、前記牛乳瓶内の牛乳で構成された背景像を白色で示すことができ、その境をより明確にすることができる。
これにより、画像処理時での認識性をさらに高めることができ、装着状態の検査をさらに容易に、かつより正確に行うことができる。
このとき、前記シュリンクで紫外線をカットすることができるため、牛乳に紫外線が直接に当たる場合と比較して、牛乳の劣化を抑える効果も得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかるシュリンク外観検査装置1を示す図である。このシュリンク外観検査装置1は、対象物としての牛乳瓶2に装着されたシュリンク3の装着状態をを検査する装置であり、本発明のシュリンク外観検査方法を実施できるように構成されている。
すなわち、前記牛乳瓶2は、無色透明のガラスによって有底円筒状に形成されており、当該牛乳瓶2には、牛乳11が収容されている。この牛乳瓶2の上部に、上方へ向かうに従って縮径した縮径部12が一体形成されており、該縮径部12の上端には、飲み口が開口している。前記縮径部12の上端には、キャップ13が設けられており、前記飲み口は、前記キャップ13によって開放可能に閉鎖されている。
この牛乳瓶2には、熱収縮等によって前記シュリンク3が装着されており、当該牛乳瓶2は、その周面が底部から前記縮径部12の下部に渡って前記シュリンク3で覆われている。
このシュリンク3は、無色の透明樹脂で形成されており、この透明樹脂は、紫外線を通さないUVカット成分を含有した素材で構成されている。また、このシュリンク3には、商品名や絵柄などが印刷21が施されており、この印刷21と前記シュリンク3の上縁22及び下縁との間には、透明部分24,25が残存している(下縁は牛乳瓶2の底面側にあるため上縁22のみ図示)。
前記シュリンク外観検査装置1は、前記牛乳瓶2を搬送するベルトコンベア31上に構成されており、このベルトコンベア31に設定された検査位置32の上部に配設された紫外線照射装置33と、該紫外線照射装置33の上部に設けられた上部カメラ34と、前記ベルトコンベア31の両側部に設けられた一対の側部カメラ35,35と、各カメラ34,35,35及び前記紫外線照射装置33が接続された画像処理装置36とによって構成されている。
前記紫外線照射装置33は、円形リング状に形成されており、当該紫外線照射装置33には、周縁部に沿って紫外線発光ダイオード41,・・・が配列されている。各紫外線発光ダイオード41,・・・は、前記検査位置32に配置された前記牛乳瓶2の前記シュリンク3へ向けて配設されており、各紫外線発光ダイオード41,・・・から照射された紫外線42が、前記検査位置32を通過する牛乳瓶2のシュリンク3全面を照射できるように構成されている。
前記上部カメラ34は、前記紫外線照射装置33の中央開口部45を介して、前記検査位置32を撮像できるように配置されており、該検査位置32を通過する前記牛乳瓶2を真上から撮像できるように構成されている。これにより、この上部カメラ34では、前記牛乳瓶2のキャップ13や、当該牛乳瓶2の前記縮径部12まで延出した前記シュリンク3の上縁22部分を撮像できるように構成されている。
前記各側部カメラ35,35は、前記ベルトコンベア31で搬送される前記牛乳瓶2を側方から撮像できるように構成されており、各側部カメラ35,35では、前記牛乳瓶2が前記ベルトコンベア31に接した底部から前記キャップ13の上端までの全域を撮像できるように構成されている。これにより、各側部カメラ35,35によって前記牛乳瓶2に装着された前記シュリンク3を、その下部から上縁22に渡って撮像できるように構成されている。
そして、前記各カメラ34,35,35は、前記紫外線照射装置33から照射され前記牛乳瓶2で反射した紫外線42の反射光がレンズに直接到達しない位置に配置されている。
前記画像処理装置36は、パソコン等によって構成され、図外のセンサによって前記牛乳瓶2が前記検査位置32を通過するタイミングを取得できるように構成されており、前記牛乳瓶2が前記検査位置32を通過するタイミングに合わせて、前記紫外線照射装置33における各紫外線発光ダイオード41,・・・の発光タイミングと、前記各カメラ34,35,35で撮像した画像の取得タイミングとの同期をとれるように構成されている。
これにより、前記画像処理装置36は、前記牛乳瓶2が前記検査位置32を通過する際に、前記紫外線照射装置33の各紫外線発光ダイオード41,・・・を約1mS発光させると同時に、各紫外線発光ダイオード41,・・・からの紫外線42が前記シュリンク3を照射している間に前記各カメラ34,35,35で撮像された画像を取得するように構成されており、各カメラ34,35,35から取得した取得画像を画像処理することによって、前記牛乳瓶2に装着された前記シュリンク3の装着状態を検査し、その検査結果をモニター等に表示できるように構成されている。
以上の構成において、対象物としての牛乳瓶2に装着されたシュリンク3は、紫外線を通さないUVカット成分を含有した素材からなる透明樹脂で形成されており、このシュリンク3に、紫外線照射装置33からの紫外線42を照射した状態で取得した取得画像では、前記シュリンク3部分の像が黒色で示される。
このため、黒色のシュリンク像と背景像とを明瞭に区分し、シュリンク3縁部の認識性を高めることができ、その境を明確に認識することができる。
このため、前記シュリンク3の縁部に透明部分24,25が残存していたり、シュリンク3の印刷21が背景の牛乳11と同色の白色であっても、シュリンク3と、背景を構成する牛乳11とを区別することができため、シュリンク3の印刷色に影響されることなく、装着されたシュリンク3の上下位置や、シュリンク3の捲れや、穴あき等の装着状態の検査を容易に、かつ正確に行うことができる。
図2は、前記画像処理装置36で取得した画像を示す図であり、第一取得画像51には、前記牛乳瓶2に装着されたシュリンク3に穴52が開口した状態の取得画像が示されている。
この第一取得画像51において、前記シュリンク3を示すシュリンク像61は、黒色で示される一方、前記牛乳11を示す背景像62が白色で示され、その境がより明確となる。このとき、黒色のシュリンク像61の内側には、白色の背景像62が楕円形状に示されており、これによって当該シュリンク3に穴52が開設されていることを容易に、かつ正確に判断することができる。
一方、前記シュリンク3に皺71,・・・が存在する場合、当該皺71,・・・による凹凸部分において前記紫外線42が乱反射する。これにより、図2中の第二取得画像72に示すように、この皺71,・・・による凹凸部分が高輝度となる。このため、シュリンク3に皺71,・・・が形成されたことも、容易に判別することができる。
そして、前記シュリンク3は、紫外線42をカットするため、このシュリンク3が装着された牛乳瓶2内の牛乳11への紫外線の照射を防止することができる。このため、シュリンク3が透明フィルムで構成され、内部の牛乳11に紫外線42が直接に当たる場合と比較して、牛乳11の劣化を抑える効果も得ることができる。
なお、本実施の形態では、牛乳11が収容された牛乳瓶2に前記シュリンク3を装着した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、他の飲料の容器に前記シュリンク3を装着した場合であっても、前述した作用効果を得ることができる。
また、前記シュリンク3を装着する対象物は、飲料の容器に限定されるものでは無い。
例えば、薬の箱に前記シュリンク3を装着しても良く、この場合にも、前述した作用効果を得ることができる。
1 シュリンク外観検査装置
2 牛乳瓶
3 シュリンク
11 牛乳
34 上部カメラ
35 側部カメラ
36 画像処理装置
42 紫外線
51 第一取得画像
61 シュリンク像
62 背景像
72 第二取得画像
2 牛乳瓶
3 シュリンク
11 牛乳
34 上部カメラ
35 側部カメラ
36 画像処理装置
42 紫外線
51 第一取得画像
61 シュリンク像
62 背景像
72 第二取得画像
Claims (2)
- 対象物に装着されたシュリンクの画像をカメラで取得し、この取得画像から前記シュリンクの装着状態を検査するシュリンク外観検査方法において、
紫外線を通さないUVカット成分を含有した素材で前記シュリンクを構成する一方、
このシュリンクに紫外線を照射した状態で取得した取得画像を用いて前記シュリンクの装着状態を検査することを特徴としたシュリンク外観検査方法。 - 前記対象物は、牛乳を収容した牛乳瓶であることを特徴とした請求項1記載のシュリンク外観検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008012093A JP2009174928A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | シュリンク外観検査方法 |
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Publications (1)
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ID=41030183
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JP2008012093A Pending JP2009174928A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | シュリンク外観検査方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102053091A (zh) * | 2010-11-10 | 2011-05-11 | 王喆 | 一种用于塑胶药瓶表面缺陷的视觉检测装置 |
JP2013156057A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Toppan Printing Co Ltd | 検査装置および検査方法 |
JP2018044890A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | アサヒビール株式会社 | 容器装着フィルムの検出装置、フィルム装着容器の検出システム、および容器装着フィルムの検出方法 |
CN109752315A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-14 | 北京大学口腔医学院 | 用于测量光固化材料收缩率的装置 |
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2008
- 2008-01-23 JP JP2008012093A patent/JP2009174928A/ja active Pending
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CN109752315A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-14 | 北京大学口腔医学院 | 用于测量光固化材料收缩率的装置 |
CN109752315B (zh) * | 2019-01-31 | 2023-11-24 | 北京大学口腔医学院 | 用于测量光固化材料收缩率的装置 |
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