JP2009173479A - 熱交換器及び複合型燃料反応器 - Google Patents

熱交換器及び複合型燃料反応器 Download PDF

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Abstract

【課題】改質ガスで原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温することができ、システムの複雑化を招くことなく、原燃料ガス及び改質原料ガスを予熱できるようにすること。
【解決手段】高温流体の改質ガスと低温流体の原燃料ガス及び改質原料ガスとを熱交換する3流体式の熱交換器30cにおいて、原燃料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数のエレメント45a〜45cからなる第1のプレート群と、改質原料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数のエレメント56a〜56fからなる第2のプレート群とを備え、改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積M2となる前記第2のプレート群の表面積を、改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積M1となる第1のプレート群の表面積の2〜3倍に設定した。
【選択図】図2

Description

本発明は、炭化水素を主成分とする原燃料を水素リッチなガスに改質する前後において、原燃料の脱硫および改質ガス中のCO変成を行う燃料反応器に用いられる熱交換器及びそれを用いた複合型燃料反応器に関する。
従来、脱硫器とCO変成器と熱交換器とを一体に組込んだ複合型燃料反応器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図5は複合型燃料反応器を燃料電池発電装置に組み込んだ従来システムの反応ガス系及び冷却水系の基本構成を示す図である。燃料電池本体10は、燃料極10a及び空気極10bと両極間に適宜介装される冷却板10cからなる単位セルを積層して構成される。複合型燃料反応器11は、脱硫器11aとCO変成器11bと熱交換器11cとを一体に組込んだ構成をなしている。
炭化水素を主成分とする原燃料を複合型燃料反応器11内の熱交換器11cで加熱したのち、脱硫器11aへ送って脱硫する。次いでエゼクタ12で水蒸気分離器13より送られた水蒸気と混合し、改質器14へと送って水素濃度の高い改質ガスを得る。この高温の改質ガスは、複合型燃料反応器11内の熱交換器11cで上記の原燃料の加熱に利用されたのち、CO変成器11bへ送られ、残存するCOの濃度が1%以下となるよう変成される。このようにして得られた燃料ガスは、燃料電池本体10の燃料極10aへと送られ、ブロワ17から反応用空気が供給される空気極10bとの発電反応に供される。生成した燃料ガスの一部は、脱硫器11aへ送られる原燃料に混合されてリサイクルガスとして用いられる。燃料電池本体10の内部では燃料ガス中の水素のみが消費される。燃料極10aより排出されたガスは、改質器14のバーナー14aへ送り、ブロワ15から供給される空気と混合させて未反応の水素、あるいは微量に含まれるメタンやCOを燃焼させることにより、改質器14の加熱に有効に利用している。また、バーナー14aより排出される燃焼生成水を含んだ燃焼排ガスは、燃焼系予熱器16において燃焼用の空気および燃料極排ガスを加熱したのち、空気極10bからの反応生成水を含んだ排ガスとともに水回収系へと送られ、生成水が回収される。また、水蒸気分離器13に貯えられた水が冷却水循環ポンプ18により燃料電池本体10の冷却板10cへと送られ、燃料電池本体10において加熱されて排出される水と水蒸気の気液二相流が再び水蒸気分離器13へと戻される。また、熱回収用熱交換器19によってこの冷却水循環系より熱が回収される。
図6は上記複合型燃料反応器11の構成を示す断面図である。変成用触媒21を充填したCO変成器11bと脱硫用触媒22を充填した脱硫器11aとが併置して組み込まれている。また、燃料反応器11の外面には各機器の温度を効果的に所定温度に保持するための断熱材23が配されている。CO変成器11bには、上部の改質ガス入口24に近接する部分に原燃料を導入して加熱する熱交換器11cが、またその下側部分に冷却水を用いて触媒温度を調整するための冷却器25が配されており、さらに、CO変成器11bと脱硫器11aには、それぞれ起動時に触媒を加熱するためのヒーター26A,26Bが組み込まれている。また、CO変成器11bの上部に配された熱交換器11cは、蛇行するガス通路を備えた複数の平板を、図中紙面に垂直方向に重ね合わせて構成されている。
原燃料ガス入口27より熱交換器11cへと導入された原燃料は、改質ガス入口24より変成用触媒21へと導入された高温の改質ガスの顕熱、ならびにCO変成器11bでの変成反応に伴う発熱によって約300℃まで昇温された後、脱硫器11aに導入され硫黄分が除去される。脱硫器11aで脱硫されたガスは、原燃料ガス出口28より排出され、エゼクタ12を経て改質器14へと送られ改質される。改質器14内で350℃程度まで低減された改質ガスは、上部の改質ガス入口24より熱交換器11cに導入されて原燃料ガスに冷却された後、CO変成器11bへと導入される。CO変成器11bで、次式の反応により一酸化炭素が水素に変成される。
CO+HO → CO+H
変成用触媒21によってCO濃度の低いガスへと変成されて改質ガス出口29より放出され、燃料電池本体10へと送られる。
特開平11−189401号公報 特開平11−86894号公報
ところで、改質器14内で所定の水素量を発生させるためには、改質ガスを700℃まで昇温する必要がある。ところが、従来システムにおいては、改質器14に導入される改質原料は、脱硫器出口の原燃料ガスと170℃程度のスチームを混合した改質原料ガスをそのまま導入していることから、入口温度が180℃程度と低かった。
改質原料ガスを予熱することで上記問題を解決できるが、改質原料ガスを予熱してから改質器14に導入するために別置きの熱交換器を追加したのでは、機器数の増加とそれに伴う配管の増加によりシステムが複雑化する問題がある。
なお、高温流体の改質ガスと低温流体の原燃料ガス及び改質原料ガスとを熱交換する3流体式熱交換器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。かかる3流体式熱交換器を上記複合型燃料反応器11の熱交換器に適用することができれば、システムの複雑化を招くことなく、改質原料ガスを予熱することができると考えられる。
しかしながら、高温流体である改質ガス一流体で、低温ガスである原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温して計画通りの熱交換性能を実現するための構造は明らかになっていなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高温流体の改質ガスと低温流体の原燃料ガス及び改質原料ガスとを熱交換する3流体式熱交換器において改質ガスで原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温可能な構造を有する複合型燃料反応器を提供することを目的とする。
本発明の熱交換器は、改質ガス、脱硫前の原燃料ガス、脱硫後の原燃料ガスに水蒸気を混合した改質原料ガスを別々に導入し、前記改質ガスと前記脱硫前の原燃料ガスとの熱交換を行うと共に、前記改質ガスと前記改質原料ガスとの熱交換を行う熱交換器であって、改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積が、改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積の2倍から3倍であることを特徴とする。
この構成によれば、改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積を、改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積の2倍から3倍としたことにより、3流体式熱交換器において改質ガス一流体で原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温することができる。
また本発明は、上記熱交換器において、前記原燃料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数の平板からなる第1のプレート群と、前記改質原料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数の平板からなる第2のプレート群とを備え、前記第1のプレート群の表面積が改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積となり、前記第2のプレート群の表面積が改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積となることを特徴とする。
この構成により、第1のプレート群を構成する平板と第2のプレート群を構成する平板の枚数で、改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積を改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積の2倍から3倍に設定することができる。
また本発明は、上記熱交換器において、前記第1及び第2のプレート群を構成する複数の平板は中心軸に対してシンメトリックに配置され、前記第2のプレート群の一部が、前記第1のプレート群よりも改質ガス流路の上流側に配置されていることを特徴とする。
この構成により、第1及び第2のプレート群を構成する複数の平板は中心軸に対してシンメトリックに配置したので、原燃料ガス及び改質原料ガスをそれぞれ均一に設計温度に上げることができ、設計温度が原燃料ガスよりも高温の改質原料ガスの熱交換を行う第2のプレート群を改質ガス流路の上流側に配置したことにより、設計温度の異なる2流体を効率的に熱交換することができる。
本発明の複合型燃料反応器は、脱硫前の原燃料ガスに含まれる硫黄分を除去する脱硫器と、改質ガスに含まれる一酸化炭素の含有量を変成用触媒との反応により低減させる変成器と、上記熱交換器とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、高温流体の改質ガスと低温流体の原燃料ガス及び改質原料ガスとを熱交換する3流体式熱交換器において改質ガスで原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温することができ、システムの複雑化を招くことなく、原燃料ガス及び改質原料ガスを予熱することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施の形態の熱交換器を備えた複合型燃料反応器を燃料電池発電装置に組み込んだ燃料電池発電システムにおける反応ガス系及び冷却水系の構成を示す図である。なお、図5に示す従来システムと同一部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。
複合型燃料反応器30は、脱硫用触媒を収納した脱硫器30aと、変成用触媒を収納したCO変成器30bと、3流体式熱交換器で構成される熱交換器部30cとを一体化して構成されている。
熱交換器部30cは、改質ガス(高温流体)と原燃料ガス(低温流体)及び改質原料ガス(低温流体)の3流体を熱交換するように構成されている。熱交換器部30cには、改質ガス、原燃料ガス及び改質原料ガスがそれぞれ導入される。原燃料ガスを改質ガスの熱で予熱してから脱硫器30aへ導き、改質原料ガスを改質ガスの熱で予熱してから改質器14へ導いている。改質ガスは、低温流体である原燃料ガス及び改質原料ガスとの熱交換並びにCO変成器30bに備えた冷却器(図1では不図示)による冷却後に燃料極10aへ導いている。
図2は複合型燃料反応器30の全体構造を示す正面図である。
同図に示すように、方形状断面をなす脱硫器30aに隣接して、方形状断面をなすと共に冷却器25を備えるCO変成器30bが配置され、CO変成器30bの上部に熱交換器部30cが配置されている。これらの脱硫器30a、CO変成器30b及び熱交換器部30cを一体化して断熱外被を施している。
冷却器25は、冷却器下部の冷却水入口25aから冷却水を取り込み、図示されていない冷却板を冷却した後、冷却器上部の冷却水出口25bより排出するように構成されている。CO変成器30bを通過する改質ガスは冷却器25の冷却板を介して冷却水との間で熱交換することで設計温度まで冷却されることになる。
図3は熱交換器部30cの正面図である。
熱交換器部30cは、原燃料ガスを加熱するための原燃料用熱交換器40と改質原料ガスを加熱するための改質原料用熱交換器50とを備え、高温の改質ガスが熱源として供給される。原燃料用熱交換器40は、熱交換器部30cの外壁を形成する筺体31の下方部に形成されている。原燃料用熱交換器40には、筺体31の下端部から中腹部にかけて両側の側壁から水平に交互に突出させた複数の板材42,43等で原燃料ガスが通る原燃料ガス流路が形成されている。原燃料ガス流路の一端部(下側)に原燃料ガス入口41が連通し、原燃料ガス流路の他端部(上側)に排出配管44を介して脱硫器30aが連通している。改質原料用熱交換器50は、筺体31の中腹部から上端部にかけて両側の側壁から水平に交互に突出させた複数の板材52,53等で改質原料ガスが通る改質原料ガス流路が形成されている。改質原料ガス流路の一端部(下側)に改質原料ガス入口51が連通し、改質原料ガス流路の他端部(上側)に排出配管54を介して改質原料ガス出口55が連通している。
原燃料用熱交換器40の原燃料ガス流路及び改質原料用熱交換器50の改質原料ガス流路には、複数の平板をガス体が通流するように間隙を設けて重ね合わせて配してなる第1及び第2のプレート群が設けられている。
図4は原燃料用熱交換器40及び改質原料用熱交換器50に設けられたプレート群の模式図であり、図3のP方向から見たエレメント配置状況を示している。原燃料用熱交換器40の原燃料ガス流路に設けられた第1のプレート群は、熱伝導性に優れた金属材料を平板状に成形してなる複数の原燃料ガス用エレメント45a〜45cで構成されている。複数の原燃料ガス用エレメント45a〜45cを原燃料ガスが通過するように間隙を設けて重ね合わせて配している。原燃料ガス流路は筺体31の下端部から中腹部にかけて形成されているので、プレート群も原燃料ガス流路に合わせた領域に配置している。原燃料ガス流路を通る原燃料ガスの熱交換効率は原燃料ガス用エレメント45a〜45cの総表面積である伝熱面積M1で決まる。
また、改質原料用熱交換器50の改質原料ガス流路に設けられた第2のプレート群は、熱伝導性に優れた金属材料を平板状に成形してなる複数の改質原料ガス用エレメント56a〜56fで構成されている。複数の改質原料ガス用エレメント56a〜56fを改質原料ガスが通過するように間隙を設けて重ね合わせて配している。改質原料ガス流路は筺体31の中腹部から上部にかけて形成されているので、プレート群も改質原料ガス流路に合わせた領域に配置している。改質原料ガス流路を通る改質原料ガスの熱交換効率は改質原料ガス用エレメント56a〜56fの総表面積である伝熱面積M2で決まる。
本実施の形態では、原燃料用熱交換器40が3枚の原燃料ガス用エレメント45a〜45cで構成されているのに対して、改質原料用熱交換器50を6枚の改質原料ガス用エレメント56a〜56fで構成している。各エレメントが同一材質で同一表面積であれば、原燃料用熱交換器40よりも原燃料用熱交換器40の伝熱面積を2倍に設定していることになる。
熱交換器部30cは、上記したように高温流体である改質ガス一流体で、低温ガスである原燃料ガスと改質原料ガスの二流体を各々の適正温度まで昇温する必要がある。そこで、本実施の形態では、高温流体と低温流体を対向流とし、かつ、低温流体を並列に流す構造を採用している。このとき、熱交換器部内のプレート群を構成するエレメントを何枚(伝熱面積)どのように配置するのかが、所定の伝熱性能を満たす上で重要なポイントとなる。
各部の計画温度を以下の通り設定する。
改質ガスの入側温度(改質ガス入口24)が450℃、改質ガスの出側温度(改質ガス出口29)が250℃とし、原燃料ガスの入側温度(原燃料ガス入口41)が40℃、原燃料ガスの出側温度(配管44出口)が300℃とする。また、改質原料ガスの入側温度(改質原料ガス入口51)が190℃、改質原料ガスの出側温度(改質原料ガス出口55)が350℃とする。
上記の条件を満たすためには、(改質ガスと改質原料ガスとの間での伝熱面積)/(改質ガスと原燃料ガスとの間での伝熱面積)=2〜3にすることが望ましいことを、見出した。
また本実施の形態では、図4に示すように、改質原料ガスが通流する改質原料ガス用エレメント56a〜56f及び原燃料ガスが通流する原燃料ガス用エレメント45a〜45cが、中心軸に対してそれぞれシンメトリックに配置されている。これにより、改質原料ガス及び原燃料ガスを偏りなく熱交換して予熱することができる。
また本実施の形態では、図4に示すように、改質原料ガス用エレント56a〜56fの一部(上半分)を原燃料ガス用エレメント45a〜45cよりも改質ガスの上流方向に配置している。原燃料ガスの計画温度300℃よりも改質原料ガスの計画温度350℃の方が高いため、改質原料ガス用エレント56a〜56fの一部を改質ガスの上流方向に配置することで、効率的に計画通りの熱交換性能を実現することができる。
したがって、改質原料ガス及び原燃料ガスが計画温度に到達しない低温の状態で脱硫器30aや改質器14へ導入される不具合を防止することができる。
以上のように構成された本実施の形態では、改質器14において昇温された高温の改質ガスの温度を計画温度まで下げるため熱交換器部30cへ高温の改質ガスが導入される。高温流体(450℃)である改質ガスは、先ず改質原料用熱交換器50を通過する際に改質原料ガス用エレント56a〜56fを介して低温流体(190℃)である改質原料ガスとの間で熱交換が行われる。改質原料用熱交換器50を通過した高温の改質ガスは、次に原燃料用熱交換器40を通過する際に原燃料ガス用エレメント45a〜45cを介して低温流体(40℃)である原燃料ガスとの間で熱交換が行われる。上記した通り、(改質ガスと改質原料ガスとの間での伝熱面積M2)/(改質ガスと原燃料ガスとの間での伝熱面積M1)=2としたところ、改質原料ガスは改質原料ガス出口55では計画温度の350℃まで昇温し、原燃料ガスは配管44出口では計画温度の300℃まで昇温することができた。また、改質原料ガス用エレメント56a〜56f及び原燃料ガス用エレメント45a〜45cが、中心軸に対してそれぞれシンメトリックに配置されているので、改質原料ガス及び原燃料ガスが偏りなく均一に予熱される。
改質原料ガス用エレント56a〜56f及び原燃料ガス用エレメント45a〜45cを介して低温流体である改質原料ガス及び原燃料ガスとの間で熱交換された改質ガスは、さらに冷却器25で250℃まで冷却される。冷却器25で計画温度250℃まで冷却された改質ガスは燃料極10aへ導入される。
このように本実施の形態によれば、(改質ガスと改質原料ガスとの間での伝熱面積M2)/(改質ガスと原燃料ガスとの間での伝熱面積M1)=2〜3としたので、計画通りの熱交換性能を実現することができた。
また本実施の形態によれば、改質原料予熱器を複合型燃料反応器30内に内蔵することで、改質器14内での熱伝達量を低減し、改質器14のコンパクト化を図ることができる。
本発明は、脱硫器とCO変成器と熱交換器とを一体に組込んだ複合型燃料反応器に適用可能である。
一実施の形態に係る複合型燃料反応器を組み込んだ燃料電池発電システムにおける反応ガス系及び冷却水系の構成を示す図 上記一実施の形態に係る複合型燃料反応器の全体構造を示す正面図 図2に示す複合型燃料反応器に備えた熱交換器部の正面図 熱交換器部を図3のP方向から見たエレメント配置状況を示す図 複合型燃料反応器を燃料電池発電装置に組み込んだ従来システムの反応ガス系及び冷却水系の基本構成を示す図 図5に示す複合型燃料反応器の構成を示す断面図
符号の説明
10…燃料電池本体、10a…燃料極、10b…空気極、10c…冷却板、11…複合型燃料反応器、11a…脱硫器、11b…CO変成器、11c…熱交換器、12…エゼクタ、13…水蒸気分離器、14…改質器、14a…バーナー、15…ブロア、16…燃焼系予熱器、17…ブロア、18…冷却水循環ポンプ、19…熱回収用熱交換器、21…変成用触媒、22…脱硫用触媒、23…断熱材、24…改質ガス入口、25…冷却器、25a…冷却水入口、26A,26B…ヒーター、27…原燃料ガス入口、28…原燃料ガス出口、29…改質ガス出口、30…複合型燃料反応器、30a…脱硫器、30b…CO変成器、30c…熱交換器部、31…筺体、40…原燃料用熱交換器、41…原燃料ガス入口、42,43…板材(原燃料ガス流路)、44…配管、45a〜45c…原燃料ガス用エレメント、50…改質原料用熱交換器、51…改質原料ガス入口、52,53…板材52,53(改質原料ガス流路)、54…排出配管、55…改質原料ガス出口、56a〜56f…改質原料ガス用エレメント

Claims (4)

  1. 改質ガス、脱硫前の原燃料ガス、脱硫後の原燃料ガスに水蒸気を混合した改質原料ガスを別々に導入し、前記改質ガスと前記脱硫前の原燃料ガスとの熱交換を行うと共に、前記改質ガスと前記改質原料ガスとの熱交換を行う熱交換器であって、
    改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積が、改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積の2倍から3倍であることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記原燃料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数の平板からなる第1のプレート群と、前記改質原料ガスのガス流路に間隙を設けて重ね合わせた複数の平板からなる第2のプレート群とを備え、前記第1のプレート群の表面積が改質ガス/原燃料ガスの伝熱面積となり、前記第2のプレート群の表面積が改質ガス/改質原料ガスの伝熱面積となることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記第1及び第2のプレート群を構成する複数の平板は中心軸に対してシンメトリックに配置され、前記第2のプレート群の一部が、前記第1のプレート群よりも改質ガス流路の上流側に配置されていることを特徴とする請求項2記載の熱交換器。
  4. 脱硫前の原燃料ガスに含まれる硫黄分を除去する脱硫器と、改質ガスに含まれる一酸化炭素の含有量を変成用触媒との反応により低減させる変成器と、請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱交換器とを備えたことを特徴とする複合型燃料反応器。
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