JP2009173311A - プラスチックキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャップのスカート状側壁3には、容器口部壁50と螺子係合する螺条11よりも上方に位置する部位において周方向に延びている洗浄用のスリット20が周方向に間隔をおいて複数形成されており、スリット20が形成されている部分のスカート状側壁3の内面には、各スリット20を通るようにして縦方向に且つ傾斜して延びている縦リブ30が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
前記スカート状側壁には、前記螺条よりも上方に位置する部位において周方向に延びているスリットが、周方向に間隔をおいて複数形成されているとともに、
前記スカート状側壁の内面には、上方から下方に向かって延びている縦リブが所定の間隔をおいて複数形成されており、各スリットが形成している空間部分には、少なくとも1本の縦リブが延びていると共に、
前記縦リブを上方からみたとき、その少なくとも一方の側面が、該縦リブの付け根部の中心とキャップの中心軸とを結ぶ基準面から遠ざかる方向に、前記スカート状側壁の内面から傾斜して延びている傾斜面となっていることを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
(1)前記縦リブの傾斜面の前記基準面に対する傾斜角θは、10乃至80度の範囲に設定されていること、
(2)前記縦リブの両側面が前記傾斜面となっていること、
ことが好適である。
図1は、本発明のプラスチックキャップの半断面側面図であり、
図2は、図1のキャップのI−I平断面図であり、
図3は、図1のキャップの要部側断面を、容器口部壁とともに示した図であり、
図4は、図1のキャップの要部側断面の拡大図であり、
図5は、図2のキャップの要部の拡大平断面図であり、
図6は、本発明のプラスチックキャップの別の形態を示す図2に対応した平断面図であり、
図7は、図6のキャップの図4に対応した要部の拡大側断面図であり、
図8は、図6のキャップの図5に対応した要部の拡大平断面図であり、
図9は、本発明のプラスチックキャップのさらに別の形態を示す図2に対応した平断面図であり、
図10は、図9のキャップの図5に対応した要部の拡大平面断面図である。
通常、該縦リブ30は、頂板部1の内面から延びていること(その上端が頂板部1の内面に連続していること)が好ましい(図4等参照)。即ち、縦リブ30の上端と頂板部1の内面との間に空間が形成されてしまうと、キャップ成形時の型抜きがしにくくなるおそれがある。
A≧B+C (1)
式中、Aは、各洗浄用のスリット20の周方向幅を示し、
Bは、隣り合う縦リブ30の間隔を示し、
Cは、各縦リブ30の付け根部の幅を示す、
を満足するようにスリット20、縦リブ30を設定しておくことが最適である。即ち、予め縦リブ30をこのような間隔、大きさで周方向に均等に配置しておけば、どのような位置から後加工を開始した場合にも、縦リブ30は、スリット20の内面側の両端部ではなく、中間部分を通ることとなり、縦リブ30の洗浄液案内効果が最大限に発揮されるからである。
図4、図5に示す形状の呼び径28mmのポリプロピレン製樹脂キャップを圧縮成形にて成形した。その後、スリット形成行程にてキャップスカート状側壁にスリット形成用カッターで後加工にてスリットを形成した。スリットは、キャップ頂板部天面から下方に2.5mmの高さ位置に、スリット周方向幅A:4.0mm、軸方向幅d:0.1mm(最小幅0.01mm)の寸法にて、周方向に均等間隔で6箇所配置され、また、縦リブは周方向幅:0.5mm、径方向幅L:0.5mm、傾斜角度θ:45°、軸方向長さ:0.1mm(スリット下端から下方に延びる長さ)で周方向に均等間隔で15個配置されている。
比較例キャップ1は、上記実施例におけるリブ形状のみ異なっており、縦リブが周方向幅:0.5mm、径方向幅:0.3mm、軸方向長さ:0.1mmで周方向に均等間隔で30個配置されている。実施例との違いは縦リブが径方向内方に傾斜して延びていない点である(即ち、角θがほぼ0度である縦リブ)。比較例キャップ2は、縦リブ自体が全く存在しない形状であり、その他は実施例と全て同じである。
各キャップのスリットからの洗浄液の浸入量を測定した。まず、予めTEバンドを除去したキャップを87℃熱水を充填した350mlPETボトルに被嵌し、キャッピングマシンにて巻締める。次にキャップスカート状側壁内面と容器口部外面との空間を下方から覆う樹脂製カバーを取り付け、加熱した洗浄液による熱殺菌シャワー工程(76℃−3.5分→50℃−4.2分→40℃−4分→35℃−5.9分→30℃−2.5分)を施した。その後サンプルを取りだし、樹脂製カバー内に回収されたスリットからの洗浄液浸入量を測定した。評価本数は、各5本とし、その平均を表1に示す。
5:インナーリング
7:アウターリング
11:キャップの螺条
20:スリット
30:縦リブ
30a:縦リブの傾斜面
50:容器口部壁
51:容器口部壁の螺条
Claims (3)
- 頂板部と、頂板部周縁から降下したスカート状側壁とを備え、該スカート状側壁の内面には、容器口部壁の外面と螺子係合する螺条が形成されているプラスチックキャップにおいて、
前記スカート状側壁には、前記螺条よりも上方に位置する部位において周方向に延びているスリットが、周方向に間隔をおいて複数形成されているとともに、
前記スカート状側壁の内面には、上方から下方に向かって延びている縦リブが所定の間隔をおいて複数形成されており、各スリットが形成している空間部分には、少なくとも1本の縦リブが延びていると共に、
前記縦リブを上方からみたとき、その少なくとも一方の側面が、該縦リブの付け根部の中心とキャップの中心軸とを結ぶ基準面から遠ざかる方向に、前記スカート状側壁の内面から傾斜して延びている傾斜面となっていることを特徴とするプラスチックキャップ。 - 前記縦リブの傾斜面の前記基準面に対する傾斜角θは、10乃至80度の範囲に設定されている請求項1に記載のプラスチックキャップ。
- 前記縦リブの両側面が前記傾斜面となっている請求項1または2に記載のプラスチックキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014207A JP4980940B2 (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | プラスチックキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008014207A JP4980940B2 (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | プラスチックキャップ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009173311A true JP2009173311A (ja) | 2009-08-06 |
JP4980940B2 JP4980940B2 (ja) | 2012-07-18 |
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ID=41028882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008014207A Active JP4980940B2 (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | プラスチックキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4980940B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015506316A (ja) * | 2012-01-06 | 2015-03-02 | クロージヤー・システムズ・インターナシヨナル・インコーポレーテツドClosure Systems International, Inc. | ライナーレスクロージャー |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57188656U (ja) * | 1981-05-26 | 1982-11-30 | ||
JPH11208693A (ja) * | 1998-01-28 | 1999-08-03 | Japan Crown Cork Co Ltd | 切り込みを有する合成樹脂製容器蓋及び切り込みの形成方法 |
JP2005255233A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Japan Crown Cork Co Ltd | 洗浄性に優れたプラスチックキャップ |
JP2006224996A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Japan Crown Cork Co Ltd | ライナー付プラスチックキャップ |
-
2008
- 2008-01-24 JP JP2008014207A patent/JP4980940B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2015506316A (ja) * | 2012-01-06 | 2015-03-02 | クロージヤー・システムズ・インターナシヨナル・インコーポレーテツドClosure Systems International, Inc. | ライナーレスクロージャー |
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Publication number | Publication date |
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JP4980940B2 (ja) | 2012-07-18 |
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