JP2009173204A - 車両における動力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルクラッチ及び発電機能を有するモータを備えた動力装置において、車両の作動状態に応じて最適な変速段を選択可能として出力性能及び発電性能を向上させる。
【解決手段】この動力装置は、互いに同軸的に設けられた第1及び第2入力軸15,16と、この両入力軸と平行に配置されて駆動車輪への出力軸18a,18bに連結された副軸17と、エンジン10の回転を第1及び第2入力軸に伝達する第1及び第2クラッチC1,C2を内蔵するエンジン用デュアルクラッチ12と、両入力軸と副軸の間に設けられた第1及び第2歯車切換機構20A,20Bと、エンジンとは別に出力軸を駆動する発電機能を有するモータ11を有している。モータの回転を第1及び第2入力軸に伝達する第3及び第4クラッチC3,C4を内蔵するモータ用デュアルクラッチ13を、エンジン用デュアルクラッチとは別に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、デュアルクラッチを使用した歯車変速装置を備えた自動車などの車両における動力装置において、電流が供給されれば電動機として作動し回転駆動されれば発電機として作動するよう制御される発電機能を有するモータを備えた動力装置に関する。
自動車などの車両用の自動変速装置としては流体トルクコンバータを使用したものが一般的であるが、流体トルクコンバータは動力伝達に滑りを伴うので伝達効率が低下するという問題がある。そのような問題を解決するために、歯車式手動変速装置をベースにした変速装置の自動化がいくつか提案されているが、その1例として交互に開閉される2つの摩擦クラッチを有する自動クラッチ、すなわちデュアルクラッチを使用した歯車変速装置を備えた動力装置がある。またハイブリッド車などの車両に使用される動力装置には、電流が供給されればエンジンと協働して駆動車輪を駆動するとともに、駆動車輪側から駆動されれば発電機として作動するよう制御されてバッテリに充電する発電機能を有するモータを備えたものがある。
デュアルクラッチを使用した歯車変速装置を備えた動力装置において、上述したような発電機能を有するモータを備えた動力装置としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。これは第1入力軸の外周に同軸的にかつ回転自在に筒状の第2入力軸を設け、エンジンのトルクはデュアルクラッチに内蔵される第1及び第2クラッチを介して第1及び第2入力軸に交互に伝達し、第1及び第2入力軸とこれらと平行に配置されて駆動車輪に連結される出力軸の間にはそれぞれ2段の第1及び第2歯車切換機構を設けて第1速〜第4速の歯車変速機構を形成し、発電機能を有するモータはクラッチを介することなく第2入力軸に連結したものである。この特許文献1ではさらに、第1及び第2入力軸と平行に駆動車輪に連結された第2出力軸及び後進アイドル軸を設けて、それらの間に第5速、第6速及び後進歯車機構を形成している。
特開2005−186931号公報(段落0019〜0037、図1、図3〜図6)。
上述した特許文献1の技術では、発電機能を有するモータはクラッチを介することなく第2入力軸に連結されているので、モータと出力軸の間では第2歯車切換機構による2つの変速段しか得られず、またモータに電流が供給されあるいは発電機として使用されているなどモータ軸にトルクが加わっている状態では、車両の作動状態に応じて第2歯車切換機構により変速段を切り換えることができない。このため車両の作動状態に応じて最適な変速段を選択することができず、モータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮できず、燃料消費率が低下するという問題がある。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
このために、請求項1の発明による車両における動力装置は、第1入力軸と、この第1入力軸に対し同軸的にかつ回転自在に設けられた第2入力軸と、両入力軸と平行に配置されて駆動車輪への出力軸に連結された副軸と、エンジンに連結されるクラッチカバーとこのクラッチカバーに内蔵されてその回転をそれぞれ第1及び第2入力軸に伝達する第1及び第2クラッチよりなるエンジン用デュアルクラッチと、第1入力軸と副軸の間に設けられた第1歯車切換機構と、第2入力軸と副軸の間に設けられた第2歯車切換機構と、電流が供給されればエンジンと協働して出力軸を駆動する電動機として作動するとともに出力軸側から駆動されれば発電機として作動するよう制御されるモータを備えた車両における動力装置において、モータに連結されるクラッチカバーとこのクラッチカバーに内蔵されてその回転をそれぞれ第1及び第2入力軸に伝達する第3及び第4クラッチよりなるモータ用デュアルクラッチを、エンジン用デュアルクラッチとは別に設けたことを特徴とするものである。
前項に記載の車両における動力装置において、第2入力軸は筒状とし、第1入力軸は第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けることが好ましい。
前項に記載の車両における動力装置において、エンジン用及びモータ用デュアルクラッチはそれぞれ第2入力軸の両端部に同軸的に配置することが好ましい。
前各項に記載の車両における動力装置において、モータはモータ用デュアルクラッチの外周に同軸的に配置してそのクラッチカバーを駆動することが好ましい。
請求項1に記載の発明によれば、モータに連結されるクラッチカバーとこのクラッチカバーに内蔵されてその回転をそれぞれ第1及び第2入力軸に伝達する第3及び第4クラッチよりなるモータ用デュアルクラッチを、エンジン用デュアルクラッチとは別に設けたので、発電機能を有するモータと出力軸の間でも第1及び第2歯車切換機構による多くの変速段を利用することができ、またモータに電流が供給されあるいは発電機として使用されているなどモータ軸にトルクが加わっている状態でも、モータ用デュアルクラッチの第3及び第4クラッチを操作することにより車両の作動状態に応じて歯車切換機構により変速段を切り換えて最適な変速段を選択することができる。従ってエンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置のモータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮させることができ、燃料消費率を向上させることができる。
第2入力軸は筒状とし、第1入力軸は第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けた請求項2に記載の発明によれば、第1入力軸と第2入力軸を同軸的にかつ長手方向においても重ねて配置することができるのでデッドスペースを減少させることができ、これによりエンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置をコンパクトにまとまったものとすることができる。
エンジン用及びモータ用デュアルクラッチをそれぞれ第2入力軸の両端部に同軸的に配置した請求項3に記載の発明によれば、モータ用デュアルクラッチは第1及び第2歯車切換機構の間に配置されてデッドスペースが減少するので、エンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置を一層コンパクトにまとまったものとすることができる。
モータはモータ用デュアルクラッチの外周に同軸的に配置してそのクラッチカバーを駆動する請求項4に記載の発明によれば、モータとモータ用デュアルクラッチの間の連動機構が不要となるので構造が簡略化されるとともにエンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置をさらに一層コンパクトにまとまったものとすることができる。
以下に、図1〜図5により、本発明による車両における動力装置の最良の形態の説明をする。この実施形態は、前進5段の自動変速装置に本発明を適用したものであるが、第5速段は後進段に変更することも可能である(図6参照)。また第1入力軸または第2入力軸に別途後進段を設置することも可能である(図示省略)。
この実施形態は、図1に示すように、第1入力軸15及びこれを同軸的に囲んで回転自在に設けられた筒状の第2入力軸16と、この第2入力軸16の両端部に同軸的にそれぞれ配置されたエンジン用デュアルクラッチ12及びモータ用デュアルクラッチ13と、両入力軸15,16と平行に配置された副軸17と、各入力軸15,16と副軸17の間にそれぞれ設けられた第1歯車切換機構20A及び第2歯車切換機構20Bよりなるものである。副軸17は、それと平行に延びて左右の駆動車輪をそれぞれ駆動する左右の各出力軸18a,18bの中央部の差動装置19に、最終減速ギヤ対26a,26bを介して連結されている。
エンジン用デュアルクラッチ12は、この両入力軸15,16の一端側に同軸的に配置され、駆動軸10aを介してエンジン10などの原動機に連結されて回転駆動される1つのクラッチカバー12aと、このクラッチカバー12aに内蔵された第1摩擦クラッチ(第1クラッチ)C1及び第2摩擦クラッチ(第2クラッチ)C2よりなるものである。第1及び第2入力軸15,16の各一端はそれぞれ第1及び第2摩擦クラッチC1,C2のクラッチディスクに連結されてエンジン10により回転駆動可能である。第1及び第2摩擦クラッチC1,C2は、通常の作動状態では、切り換えの途中では半クラッチとなって一方の伝達トルクと他方の伝達トルクが互いに逆向きに増減し、切り換えの完了後は何れか一方が完全に係合されて伝達トルクが所定の最大値となり、他方が完全に解除されて伝達トルクが0となるように、歯車変速装置の制御装置(図示省略)により制御される。
モータ用デュアルクラッチ13は、第2入力軸16の他端側に同軸的に配置され、モータ11に連結されて回転駆動される1つのクラッチカバー13aと、それに内蔵された第3摩擦クラッチ(第3クラッチ)C3及び第4摩擦クラッチ(第4クラッチ)C4よりなるものである。第1入力軸15はモータ用デュアルクラッチ13を貫通してエンジン用デュアルクラッチ12と反対側に延びてその中間部は第3摩擦クラッチC3のクラッチディスクに連結されてモータ11により回転駆動可能であり、第2入力軸16は他端が第4摩擦クラッチC4のクラッチディスクに連結されてモータ11により回転駆動可能である。モータ11は電動及び発電機能を有するモータジェネレータであり、エンジン10に出力の余裕がない状態ではバッテリより電流が供給されエンジン10と協働して出力軸18a,18bを駆動する電動機として作動し、出力軸18a,18b側からエンジン10が駆動される状態あるいはエンジン10の出力に余裕がある状態では駆動され発電を行ってバッテリ(図示省略)に充電する発電機として作動するよう制御装置により制御される。この実施形態ではモータ11の外周側のステータは変速機ハウジングに直接固定され、内周側のロータはクラッチカバー13aの外周部に直接固定されている。エンジン用デュアルクラッチ12と同様、モータ用デュアルクラッチ13は、切り換えの途中では半クラッチとなって一方の伝達トルクと他方の伝達トルクが互いに逆向きに増減するように制御装置により制御される。
第1歯車変速機構20Aは、第1入力軸15と副軸17の間に設けられる第1速ギヤ対21a,21bと、第3速ギヤ対23a,23bと、この両ギヤ対による両軸15,17間の動力伝達を切り換える第1切換クラッチ30、ならびに、両軸15,17の間に設けられる第5速ギヤ対25a,25bと、このギヤ対による両軸15,17間の動力伝達を切り換える第3切換クラッチ32よりなるものである。
第1歯車切換機構20Aの第1速及び第3速ギヤ対は、それぞれの駆動ギヤ21a,23aが第1入力軸15に固定され、従動ギヤ21b,23bが副軸17に回転自在に設けられている。第1切換クラッチ30は、両従動ギヤ21b,23bの間となる副軸17にスプライン固定されたクラッチハブLと、第1速及び第3従動ギヤ21b,23bにそれぞれ固定された第1速及び第3速係合部材S1,S3と、クラッチハブLの外周に軸線方向移動自在にスプライン係合されたスリーブMよりなり、各従動ギヤ21b,23bを交互にまた両方を同時に副軸17に離脱可能に連結する周知のシンクロメッシュ機構(シンクロナイザリングは図示省略)である。第5速ギヤ対は、その駆動ギヤ25aが第1入力軸15に回転自在に設けられ、従動ギヤ25bが副軸17に固定されている。第3切換クラッチ32は、駆動ギヤ25aの一側となる第1入力軸15にスプライン固定されたクラッチハブLと、第5速従動ギヤ25aに固定された第5速係合部材S5と、クラッチハブLの外周に軸線方向移動自在にスプライン係合されたスリーブMよりなり、駆動ギヤ25aを第1入力軸15に離脱可能に連結する周知のシンクロメッシュ機構である。
第1切換クラッチ30のスリーブMは、図1に示す中立位置では各係合部材S1,S3の何れにも係合されていないが、外周の環状溝に係合されたシフトフォーク(図示省略)により第1速従動ギヤ21b側にシフトされれば、スリーブMはそちら側のシンクロナイザリングの作用により副軸17を第1速従動ギヤ対21bと同期して回転させ、次いで第1速係合部材S1の外周の外歯スプラインと係合し、第1速従動ギヤ21bと副軸17を一体的に連結して第1速段が形成される。この第1速段では、第1入力軸15の回転は、第1速ギヤ対21a,21b、副軸17、最終減速ギヤ対26a,26b及び差動装置19を介して出力軸18a,18bに伝達される。シフトフォークによりスリーブMを図示の中立位置に戻して係合部材S1,S3の何れからも離脱させれば第1速段は解除される。またスリーブMを第3速従動ギヤ23b側にシフトすれば、前述と同様にして副軸17が第3速従動ギヤ23bの回転と同期された後にこの両者が一体的に連結されて第3速段が形成される。この第3速段を解除して、第3切換クラッチ32のスリーブMをシフトフォークにより第5速駆動ギヤ25a側にシフトすれば、前述と同様にして、第5速段が形成され、スリーブMを図示の中立位置に戻せば第5速段は解除される。
第2歯車切換機構20Bは、第2入力軸16と副軸17の間に設けられる第2速ギヤ対22a,22bと、第4速ギヤ対24a,24bと、副軸17に設けられる第2切換クラッチ31よりなるものである。その具体的構造は、前述した第1入力軸15と副軸17の間に設けられる第1速及び第3速ギヤ対21a,21b,23a,23bと、副軸17に設けられる第1切換クラッチ30と実質的に同じである。第2切換クラッチ31のスリーブMが第2速従動ギヤ22b側にシフトされれば、第2速従動ギヤ22bが副軸17と連結され、第1入力軸15の回転は第2速ギヤ対22a,22bから副軸17を介して出力軸18a,18bに伝達され、スリーブMが第4速従動ギヤ24b側にシフトされれば、第4速従動ギヤ24bが副軸17と連結され、第1入力軸15の回転は第4速ギヤ対24a,24bから副軸17を介して出力軸18a,18bに伝達される。
次に上述した実施形態の作動の説明をする。エンジン10だけで駆動車輪を駆動して走行し、モータ11による駆動あるいは発電を行わない場合には、この実施形態の歯車自動変速装置の制御装置(図示省略)は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、エンジン用デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2並びに第1〜第3切換クラッチ30〜32を制御する。不作動状態ではエンジン用デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2はともに解除されており、各切換クラッチ30〜32は中立位置にある。停車状態においてエンジン10を起動させて歯車変速装置のシフトレバー(図示省略)を前進位置とすれば、制御装置は第1切換クラッチ30の第1速係合部材S1を係合させ、その他の各切換クラッチが中立位置となるようにして第1速段を形成する。アクセル開度が増大してエンジン10が所定の低回転速度を越えれば、制御装置はアクセル開度に合わせてエンジン用デュアルクラッチ12の第1摩擦クラッチC1の係合力を徐々に増加させ、これによりエンジン10の駆動トルクは、駆動軸10aから第1摩擦クラッチC1、第1入力軸15、第1速ギヤ対21a,21b、第1切換クラッチ30、副軸17、最終減速ギヤ対26a,26b、差動装置19を介して出力軸18a,18bに伝達され、自動車は第1速で走行し始める(図2(a) 参照)。
アクセル開度が増大するなどして自動車の作動状態が第2速走行に適した状態となれば、制御装置は、先ず第2切換クラッチ31の第2速係合部材S2を係合させて第2速段を形成してから、エンジン用デュアルクラッチ12を第2摩擦クラッチC2側に切り換えて第2速走行に切り換え、次いで第1切換クラッチ30の第1速係合部材S1を離脱させる(図2(b) 参照)。同様にして制御装置は、第3速及び第4速では、自動車の作動状態に応じた変速段を順次選択するとともに第1摩擦クラッチC1と第2摩擦クラッチC2を交互に選択して、自動車の作動状態に適した各変速段での走行が行われるようにする。自動車の作動状態が第5速走行に適した状態となれば、制御装置は、第3切換クラッチ32の第5速係合部材S5を係合させて第5速段を形成してから、エンジン用デュアルクラッチ12を第1摩擦クラッチC1側に切り換えて第5速走行に切り換える。5速走行状態からアクセル開度が減少するなどして自動車の作動状態が第4速走行に適した状態となれば、制御装置は、エンジン用デュアルクラッチ12を第2摩擦クラッチC2側に切り換えて第4速走行にシフトダウンさせる。アクセル開度がさらに減少するなどして自動車の作動状態が第3速走行に適した状態となれば、制御装置は、先ず第1切換クラッチ30の第3速係合部材S3を係合させて第3速段を形成してから、エンジン用デュアルクラッチ12を第1摩擦クラッチC1側に切り換えて第3速走行にシフトダウンさせる。アクセル開度がさらに減少されれば、以下同様にして制御装置によるシフトダウンがなされる。以上の作動状態では、モータ用デュアルクラッチ13の第3及び第4摩擦クラッチC3,C4は作動させない。
次に、エンジン10及びモータ11により協働して駆動車輪を駆動する場合には、制御装置は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、エンジン用デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2、モータ用デュアルクラッチ13の第3及び第4摩擦クラッチC3,C4並びに第1〜第3切換クラッチ30〜32を制御する。図2(a) と同様、エンジン10が第1速ギヤ対21a,21bを介して駆動車輪を駆動している第1速走行状態において、モータ11に電流を供給してモータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aを回転駆動し、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させて係合させれば、図3(a) に示すように、第1入力軸15にはエンジン10からの駆動トルクにモータ11からの駆動トルクが加わり、この協働により増大された駆動トルクは第1速ギヤ対21a,21b、第1切換クラッチ30、副軸17、最終減速ギヤ対26a,26b、差動装置19を介して出力軸18a,18bに伝達されて、駆動車輪を駆動する。この場合は、エンジン10及びモータ11は何れも第1速ギヤ対21a,21bを介して駆動車輪を駆動する。
この状態において、第3摩擦クラッチC3の係合力を解除し、第2切換クラッチ31により第2速ギヤ対22a,22bによる第2速段を形成して、第4摩擦クラッチC4の係合力を増加させて係合させれば、モータ11からの駆動トルクは、第4摩擦クラッチC4、第2入力軸16、第2速ギヤ対22a,22b、第2切換クラッチ31、副軸17、最終減速ギヤ対26a,26b、差動装置19を介して出力軸18a,18bに伝達され、エンジン10からの駆動トルクと協働して駆動車輪を駆動する。さらに第4摩擦クラッチC4の係合力を一旦解除し、第2切換クラッチ31により第4速ギヤ対24a,24bによる第4速段を形成して、第4摩擦クラッチC4の係合力を再び増加させて係合させれば、モータ11からの駆動トルクは、第4摩擦クラッチC4、第2入力軸16、第4速ギヤ対24a,24b、第2切換クラッチ31、副軸17、最終減速ギヤ対26a,26b、差動装置19を介して出力軸18a,18bに伝達され、エンジン10からの駆動トルクと協働して駆動車輪を駆動する。すなわち、エンジン10が第1速ギヤ対21a,21bを介して駆動車輪を駆動する第1速走行状態においては、制御装置は自動車の作動状態に応じて、第1速ギヤ対21a,21b、第2速ギヤ対22a,22b及び第4速ギヤ対24a,24bの3つのギヤ対から最も適切な1つのギヤ対を選択し、モータ11はこの選択されたギヤ対を介して、エンジン10と協働して駆動車輪を駆動する。
また図2(b) と同様、エンジン10が第2速ギヤ対22a,22bを介して駆動車輪を駆動する第2速走行状態においては、モータ11は第1速ギヤ対21a,21b、第2速ギヤ対22a,22b、第3速ギヤ対23a,23b及び第5速ギヤ対25a,25bの4つのギヤ対から選択された最も適切なギヤ対を介して、エンジン10と協働して駆動車輪を駆動する。図3(b) は、上記場合において第1速ギヤ対21a,21bが選択された状態を示している。同様にエンジン10が第3速ギヤ対23a,23bを介して駆動車輪を駆動する第3速走行状態においては、モータ11は第2速ギヤ対22a,22b,第3速ギヤ対23a,23b及び第4速ギヤ対24a,24bの3つのギヤ対から選択された最も適切なギヤ対を介して、エンジン10と協働して駆動車輪を駆動する。またエンジン10が第4速ギヤ対24a,24bを介して駆動車輪を駆動する第4速走行状態においては、モータ11は第1速ギヤ対21a,21b、第3速ギヤ対23a,23b、第4速ギヤ対24a,24b及び第5速ギヤ対25a,25bの4つのギヤ対から選択された最も適切なギヤ対を介して、エンジン10と協働して駆動車輪を駆動する。さらにエンジン10が第5速ギヤ対25a,25bを介して駆動車輪を駆動する第5速走行状態においては、モータ11は第2速ギヤ対22a,22b,第4速ギヤ対24a,24b及び第5速ギヤ対25a,25bの3つのギヤ対から選択された最も適切なギヤ対を介して、エンジン10と協働して駆動車輪を駆動する。
次に、モータ11だけで駆動車輪を駆動する場合には、制御装置は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、バッテリからモータ11に供給する電流を制御し、モータ用デュアルクラッチ13の第3及び第4摩擦クラッチC3,C4並びに第1〜第3切換クラッチ30〜32を制御する。先ず停車状態においてバッテリからモータ11に電流を供給してモータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aを回転駆動し、第1切換クラッチ30により第1速ギヤ対21a,21bによる第1速段を形成して、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させれば、自動車はモータ11により第1速で走行し始める。その後は、エンジン10だけで駆動する場合と同様、自動車の作動状態に応じて、各第1〜第3切換クラッチ30〜32を切り換えて各変速段を順次形成するとともに、モータ用デュアルクラッチ13の第3及び第4摩擦クラッチC3,C4を交互に係合離脱させ、自動車の作動状態に応じた変速段を選択して、モータ11により走行する。
また、後進時には、第1切換クラッチ30により第1速ギヤ対21a,21bによる第1速段を形成し、モータ11の回転方向を逆転させ、第3切換クラッチC3の係合力を増加させれば、自動車はモータ11により後進走行をする。
次に、このモータ11による走行時に、エンジン10を始動させる場合の説明をする。図4(a) に示すように、前述と同様、第1速ギヤ対21a,21bを選択してモータ11により走行している状態において、第4摩擦クラッチC4と第2摩擦クラッチC2(または第3摩擦クラッチC3と第1摩擦クラッチC1)を係合させれば、モータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aの回転は第2入力軸16(または第1入力軸15)及びエンジン用デュアルクラッチ12のクラッチカバー12aを介してエンジン10にそのまま伝達されてエンジン10は始動される。図4(a) は第1入力軸15と副軸17が第1速ギヤ対21a,21bにより連結されている場合を示したが、第1入力軸15と副軸17が第3速または第5速ギヤ対により連結され、第2入力軸16と副軸17が第2速または第4速ギヤ対により連結されている場合でも、第4摩擦クラッチC4と第2摩擦クラッチC2(または第3摩擦クラッチC3と第1摩擦クラッチC1)を係合させれば、エンジン10は同様に始動される。なお、このように第4摩擦クラッチC4と第2摩擦クラッチC2(または第3摩擦クラッチC3と第1摩擦クラッチC1)を係合させ、モータ11によりモータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aを回転駆動してエンジン10を始動させる場合には、第1〜第3切換クラッチ30〜31を全て中立位置とし、モータ11により副軸17が回転されないようにして自動車が停止した状態でも、モータ11によりエンジン10を起動することが可能である。
あるいはまた図4(b) に示すように、前述と同様、第1速ギヤ対21a,21bを選択してモータ11により走行している状態において、第2切換クラッチ31の第2速係合部材S2を係合させて第2速ギヤ対22a,22bにより第2入力軸16と副軸17を連結してから、第2摩擦クラッチC2を係合させれば、副軸17の回転は第2速係合部材S2、第2速ギヤ対22a,22b、第2入力軸16、第2摩擦クラッチC2を介してエンジン10に伝達されてエンジン10は始動される。図4(b) は第1入力軸15と副軸17が第1速ギヤ対21a,21bにより連結され、第2入力軸16と副軸17が第2速ギヤ対22a,22bにより連結されている場合を示したが、第1入力軸15と副軸17が第3速または第5速ギヤ対により連結され、第2入力軸16と副軸17が第4速ギヤ対により連結されている場合でも、エンジン10は同様に始動される。これらの場合には、第1及び第2入力軸15,16と副軸17の間の変速ギヤ対を切り換えることにより、モータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aとエンジン10の間の変速比を変えることができる。制御装置は自動車の作動状態に応じて、モータ11によりエンジン10を始動するのに最も適切な変速比を選択し、モータ11はこの適切な変速比でエンジン10を始動する。なお、モータ11による走行時に、エンジン10を始動させる場合には、自動車の走行に伴う運動エネルギもエンジン10を始動させるのに使用される。
次に、エンジン10だけで駆動車輪を駆動して走行している状態で、モータ11を発電機として作動させてバッテリに充電する場合の説明をする。この場合には、制御装置は発電機として作動するようにモータ11を制御するとともに、自動車の作動状態に応じて、エンジン用及びモータ用デュアルクラッチ12,13の第1〜第4摩擦クラッチC1〜C4、並びに第1〜第3切換クラッチ30〜32を制御する。図2(a) と同様、エンジン10が第1速ギヤ対21a,21bを介して駆動車輪を駆動している第1速走行状態において、制御装置がモータ11を発電機として作動するようにを制御し、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させて係合させれば、図5(a) に示すように、モータ11は第3摩擦クラッチC3を介して第1入力軸15により回転駆動され、発電を行ってバッテリに充電する。
また図2(b) と同様、エンジン10が第2速ギヤ対22a,22bを介して駆動車輪を駆動する第2速走行状態において、第1切換クラッチ30の第1速係合部材S1を係合させて第1速ギヤ対21a,21bにより第1入力軸15と副軸17を連結してから、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させて係合させれば、図5(b) に示すように、モータ11は第1切換クラッチ30、第1速ギヤ対21a,21b、第1入力軸15、第3摩擦クラッチC3を介して副軸17により回転駆動され、発電を行ってバッテリに充電する。この場合は、第1速ギヤ対21a,21bの代わりに第3速ギヤ対23a,23bにより第1入力軸15と副軸17を連結し、副軸17によりモータ11を回転駆動してバッテリに充電するすることもできる。そのようにすれば副軸17とモータ11の間の変速比を変えることができるので、モータ11により発電してバッテリに充電するのに適切な変速比を選択することができる。
また前述した第3速及び第5速走行状態においても、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させて係合させれば、モータ11は第3摩擦クラッチC3を介して第1入力軸15により回転駆動され、発電を行ってバッテリに充電する。さらに、前述した第4速走行状態においても、前述のように第1速ギヤ対21a,21bにより第1入力軸15と副軸17を連結してから、第3摩擦クラッチC3の係合力を増加させて係合させれば、モータ11は副軸17により回転駆動され、発電を行ってバッテリに充電する。この場合も前述と同様、第1速ギヤ対21a,21bの代わりに第3速ギヤ対23a,23bを使用して副軸17によりモータ11を回転駆動してバッテリに充電するすることもでき、これにより副軸17とモータ11の間の変速比を変えて、モータ11により発電してバッテリに充電するのに適切な変速比を選択することができる。
図6は上述した車両における動力装置の実施形態の変形例を示す。大きな容量のモータ11が要求される場合には、モータ11及びその動力伝達経路に設けられるモータ用デュアルクラッチ13が大型化し、モータ11の外周部が副軸17と干渉することがある。この変形例はそのような場合に対応するものである。またこの変形例においては、第5速段の代わりに後進段を設けている。それ以外の構造は前述した実施形態と同様であるので、主としてこの相違点につき説明する。
副軸はモータ11の外周部と干渉する部分を削除して、長手方向に整列された第1及び第2副軸17a,17bに分割し、モータ11と反対側となる第2副軸17bの端部と第1入力軸15の間には、前述した実施形態の第5速ギヤ対25a,25bの代わりに後進ギヤ対29a,29bが設けられている。後進ギヤ対の駆動ギヤ29aと従動ギヤ29bは、後進アイドルギヤ(図示省略)を介して連結されている。モータ11の外周部より半径方向外側には、両副軸17a,17bと平行に連結軸27が設けられており、モータ11側となる第1副軸17aの一端部と、これと対応する連結軸27の一端部は、それぞれに固定したギヤ対28a,28bより連結され、また連結軸27の他端部には後進ギヤ対の従動ギヤ29bと噛合されるギヤ38cが固定されている。第1副軸17aと第2副軸17bは、ギヤ対28a,28b、連結軸27、ギヤ38c及び従動ギヤ29bを介して、同一回転速度で回転される。
この変形例の作動は、第3切換クラッチ32のスリーブMをシフトフォークにより後進駆動ギヤ29a側にシフトすれば、後進ギヤ対29a,29bによる後進段が形成されるのを除き、前述した実施形態と実質的に同一であるので、詳細な説明は省略する。
上述した実施形態では、クラッチカバー13aとこのクラッチカバー13aに内蔵されてその回転をそれぞれ第1及び第2入力軸15,16に伝達する第3及び第4クラッチC3,C4よりなるモータ用デュアルクラッチ13を設け、発電機能を有するモータ11は、エンジン用デュアルクラッチ12とは別に、このモータ用デュアルクラッチ13を介して第1及び第2入力軸15,16に連結されているので、モータ11と出力軸18a,18bの間でも第1及び第2歯車切換機構20A,20Bによる多くの変速段を利用することができ、またモータ11に電流が供給されあるいは発電機として使用されているなどモータ軸にトルクが加わっている状態でも、モータ用デュアルクラッチ13の第3及び第4クラッチC3,C4を操作することにより車両の作動状態に応じて、第1及び第2歯車切換機構20A,20Bの少なくとも一部により変速段を切り換えて、モータ11により出力軸18a,18bを回転駆動する場合及び発電してバッテリに充電する場合における最適な変速段を選択することができる。従ってエンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置のモータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮させることができ、燃料消費率を向上させることができる。
上述した実施形態では、第2入力軸16は筒状とし、第1入力軸15は第2入力軸16を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けており、このようにすれば第1入力軸15と第2入力軸16を同軸的にかつ長手方向においても重ねて配置することができるのでデッドスペースを減少させることができ、これによりエンジン用及びモータ用デュアルクラッチ12及び13を使用した車両における動力装置をコンパクトにまとまったものとすることができる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、第1入力軸15及び第2入力軸16をエンジン用デュアルクラッチ12から互いに反対方向に延びるように配置し、エンジン10からエンジン用デュアルクラッチ12への動力伝達はエンジン用デュアルクラッチ12のクラッチカバー12aに同軸的に設けたリングギヤを介して行うようにしてもよく、そのようにした場合でも、モータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮させることができ、燃料消費率を向上させることができるという効果を達成することができる。
また上述した実施形態では、エンジン用及びモータ用デュアルクラッチ12,13を筒状の第2入力軸16の両端部に同軸的にそれぞれ配置しており、そのようにすればモータ用デュアルクラッチ13は第1及び第2歯車切換機構20A,20Bの間に配置されてデッドスペースが減少するので、エンジン用及びモータ用デュアルクラッチ12及び13を使用した車両における動力装置を一層コンパクトにまとまったものとすることができる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、前述のように第1入力軸15及び第2入力軸16をエンジン用デュアルクラッチ12から互いに反対方向に延びるように配置した場合において、モータ用デュアルクラッチ13をエンジン用デュアルクラッチ12の半径方向一側に配置し、第1及び第2摩擦クラッチC1,C2の各クラッチディスクをギヤを介して第1及び第2入力軸15,16に連結するようにしてもよく、そのようにした場合でも、モータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮させることができ、燃料消費率を向上させることができるという効果を達成することができる。
また上述した実施形態では、モータ11はモータ用デュアルクラッチ13の外周に同軸的に配置してそのクラッチカバー13aを駆動しており、このようにすれば、モータ11とモータ用デュアルクラッチ13の間の連動機構が不要となるので構造が簡略化されるとともにエンジン用及びモータ用デュアルクラッチを使用した車両における動力装置をさらに一層コンパクトにまとまったものとすることができる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、モータ11とモータ用デュアルクラッチ13の間の動力伝達はモータ用デュアルクラッチ13のクラッチカバー13aに同軸的に設けたリングギヤを介して行うようにすることもでき、そのようにした場合でも、モータの出力性能あるいは発電性能を充分に発揮させることができ、燃料消費率を向上させることができるという効果及び第1入力軸15はを第2入力軸16を同軸的かつ回転自在に貫通させあるいは両デュアルクラッチ12,13をそれぞれ第2入力軸16の両端部に同軸的にそれぞれ配置することによるコンパクト化の効果を達成することはできる。
本発明による車両における動力装置の一実施形態の全体構成を示すスケルトン図である。 図1に示す実施形態における、エンジンのみにより出力軸を駆動する場合の作動の説明図である。 図1に示す実施形態における、エンジン及びモータにより出力軸を駆動する場合の作動の説明図である。 図1に示す実施形態における、モータにより出力軸を駆動するとともにエンジンを始動する場合の作動の説明図である。 図1に示す実施形態における、エンジンにより出力軸を駆動するとともにモータにより発電するする場合の作動の説明図である。 図1に示す実施形態の変形例の全体構成を示すスケルトン図である。
符号の説明
10…エンジン、11…モータ、12…エンジン用デュアルクラッチ、12a…クラッチカバー、13…モータ用デュアルクラッチ、13a…クラッチカバー、15…第1入力軸、16…第2入力軸、17…副軸、18a,18b…出力軸、20A…第1歯車切換機構、20B…第2歯車切換機構、C1…第1摩擦クラッチ、C2…第2摩擦クラッチ、C3…第3摩擦クラッチ、C4…第4摩擦クラッチ。

Claims (4)

  1. 第1入力軸と、この第1入力軸に対し同軸的にかつ回転自在に設けられた第2入力軸と、前記両入力軸と平行に配置されて駆動車輪への出力軸に連結された副軸と、エンジンに連結されるクラッチカバーとこのクラッチカバーに内蔵されてその回転をそれぞれ前記第1及び第2入力軸に伝達する第1及び第2クラッチよりなるエンジン用デュアルクラッチと、前記第1入力軸と副軸の間に設けられた第1歯車切換機構と、前記第2入力軸と副軸の間に設けられた第2歯車切換機構と、電流が供給されれば前記エンジンと協働して前記出力軸を駆動する電動機として作動するとともに前記出力軸側から駆動されれば発電機として作動するよう制御されるモータを備えた車両における動力装置において、
    前記モータに連結されるクラッチカバーとこのクラッチカバーに内蔵されてその回転をそれぞれ前記第1及び第2入力軸に伝達する第3及び第4クラッチよりなるモータ用デュアルクラッチを、前記エンジン用デュアルクラッチとは別に設けたことを特徴とする車両における動力装置。
  2. 請求項1に記載の車両における動力装置において、前記第2入力軸は筒状とし、前記第1入力軸は前記第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けたことを特徴とする車両における動力装置。
  3. 請求項2に記載の車両における動力装置において、前記エンジン用及びモータ用デュアルクラッチはそれぞれ前記第2入力軸の両端部に同軸的に配置したことを特徴とする車両における動力装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両における動力装置において、前記モータは前記モータ用デュアルクラッチの外周に同軸的に配置してそのクラッチカバーを駆動したことを特徴とする車両における動力装置。
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