JP2009172178A - スプリンクラー式消火設備の防錆方法及び防錆処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設のスプリンクラー式消火設備の基本構成を変更することなく、消火給水配管設備及び又は消火散水配管設備に対して、所定濃度の防錆液を迅速に注入充満させる簡易な防錆方法と簡単構成の簡易接続装置を提供する。
【解決手段】一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、消火給水モーターポンプにより全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプを停止し、その後一次側消火給水配管設備又は、二次側散水消火配管設備の防錆液注入箇所に、接続アダプターを介して防錆液注入装置を接続すると共に防錆液注出箇所にリリース弁付排水管を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置の注入ポンプを起動して防錆液を攪拌拡散しながら注入し、この注入後、前記注入ポンプを停止し、前記接続アダプター、防錆液注入装置、リリース弁付排水管を適宜離脱する。
【選択図】図1
【解決手段】一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、消火給水モーターポンプにより全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプを停止し、その後一次側消火給水配管設備又は、二次側散水消火配管設備の防錆液注入箇所に、接続アダプターを介して防錆液注入装置を接続すると共に防錆液注出箇所にリリース弁付排水管を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置の注入ポンプを起動して防錆液を攪拌拡散しながら注入し、この注入後、前記注入ポンプを停止し、前記接続アダプター、防錆液注入装置、リリース弁付排水管を適宜離脱する。
【選択図】図1
Description
本発明は、消火給水配管設備(一次側配管設備)と、これに接続した消火散水配管設備(二次側配管設備)からなる閉鎖型のスプリンクラー式消火設備の防錆方法及び防錆処理装置に関するものである。
ビル等の建造物で一般に使用されているスプリンクラー式消火設備例を示す。このスプリンクラー式消火設備の消火給水配管設備は、地上レベルに消火用貯水槽を設け、ここにフート弁付きの吸引管を浸漬し、消火給水モーターポンプにより逆支弁と止水弁付設の給水元本管を介して、給水竪本管に接続したものである。
また、消火散水配管設備は、前記竪本配管107から各階毎に分岐し、上流側に制御弁、流水検知器、圧力スイッチと圧力計付設した自動警報弁、を下流に向かって順次配列した散水階本管と、各階の散水階本管に分岐接続して当該階の部屋の天井に配置され部屋内に散水するスプリンクラーヘッドを多数取り付けると共に、補助放水栓を適宜に連通配置した散水枝配管とからなる。スプリンクラーヘッドは配置直下の火災の熱を感知して自動的に開放作動し散水する。
尚、散水階本管の下流端部には、散水階本管と散水枝配管の通水機能を試験する試験用配管が接続されている。試験用配管には圧力計、開閉弁、オリフィス弁を下流に向かって順次介設してある。
また、消火散水配管設備は、前記竪本配管107から各階毎に分岐し、上流側に制御弁、流水検知器、圧力スイッチと圧力計付設した自動警報弁、を下流に向かって順次配列した散水階本管と、各階の散水階本管に分岐接続して当該階の部屋の天井に配置され部屋内に散水するスプリンクラーヘッドを多数取り付けると共に、補助放水栓を適宜に連通配置した散水枝配管とからなる。スプリンクラーヘッドは配置直下の火災の熱を感知して自動的に開放作動し散水する。
尚、散水階本管の下流端部には、散水階本管と散水枝配管の通水機能を試験する試験用配管が接続されている。試験用配管には圧力計、開閉弁、オリフィス弁を下流に向かって順次介設してある。
而して、上記閉鎖型のススプリンクラー式消火設備では、全配管内に、常時消火可能に充水しており、また定期的に消防設備点検や操作訓練の都度、専用の消火貯水槽内の水道水が送り込まれ入れ替えられる。
しかし全配管中に供給される水道水は、多量の酸素を溶存しているため、配管内壁や配管繋ぎ目、スプリンクラーヘッド等に錆が発生する。この錆びが発生すると、錆コブや、粉状、塊状の酸化剥離物の沈着などにより配管が損傷して、強度不足による亀裂、穴あきによる漏水発生や不意の突発放水による多額の水損被害も発生させる。また酸化剥離物が各種弁の付着堆積詰まり事故を惹起するなど、本来の消火機能を大幅に低減若しくは喪失させると共に設備寿命を著しく短くさせる。
このため日頃から頻繁に配管への付着堆積可能部分を定期的に整備点検し、付帯設備の作動性能を確認することが欠かせないが、これらのメンテナンスには多くの資材と労力と時間を必要とする。
この改善策として、従来、主に二次側配管設備の配管内の錆び発生を防止するため、加圧空気又は、加圧空気を問題有りとして不活性ガスをコンプレッサにより二次側配管に供給して充満させ消火水を充水しないようにした工夫が特許文献1(特開平11−197265号公報)などで紹介されている。
しかし、これとても多様で高額な付帯設備の導入と、これらの煩雑な操作を必要とし、しかもいざ消火本番の際は、二次側配管設備の配管内の加圧空気や不活性ガスを消火水にパージする時間を必要とし、消火散水の遅延を余儀なくされる問題がある。
特開平11−197265号公報
しかし全配管中に供給される水道水は、多量の酸素を溶存しているため、配管内壁や配管繋ぎ目、スプリンクラーヘッド等に錆が発生する。この錆びが発生すると、錆コブや、粉状、塊状の酸化剥離物の沈着などにより配管が損傷して、強度不足による亀裂、穴あきによる漏水発生や不意の突発放水による多額の水損被害も発生させる。また酸化剥離物が各種弁の付着堆積詰まり事故を惹起するなど、本来の消火機能を大幅に低減若しくは喪失させると共に設備寿命を著しく短くさせる。
このため日頃から頻繁に配管への付着堆積可能部分を定期的に整備点検し、付帯設備の作動性能を確認することが欠かせないが、これらのメンテナンスには多くの資材と労力と時間を必要とする。
この改善策として、従来、主に二次側配管設備の配管内の錆び発生を防止するため、加圧空気又は、加圧空気を問題有りとして不活性ガスをコンプレッサにより二次側配管に供給して充満させ消火水を充水しないようにした工夫が特許文献1(特開平11−197265号公報)などで紹介されている。
しかし、これとても多様で高額な付帯設備の導入と、これらの煩雑な操作を必要とし、しかもいざ消火本番の際は、二次側配管設備の配管内の加圧空気や不活性ガスを消火水にパージする時間を必要とし、消火散水の遅延を余儀なくされる問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、既設の前記スプリンクラー式消火設備の基本構成を変更することなく、消火給水配管設備及び又は消火散水配管設備に対して、空気及び水道水のみを残存させること無く公知の所定濃度の防錆液を迅速に注入充満させる簡易な防錆方法と簡単構成の簡易接続装置を提供する。
本発明の技術手段の特徴は「一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプにより全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプを停止し、その後一次側消火給水配管設備又は、二次側散水消火配管設備の防錆液注入箇所に、接続アダプターを介して防錆液注入装置を接続すると共に防錆液注出箇所にリリース弁付排水管を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置の注入ポンプを起動して防錆液を攪拌拡散しながら、一次側消火給水配管設備又は、二次側散水消火配管設備に防錆液を注入し、この注入後、前記注入ポンプを停止し、前記接続アダプター、防錆液注入装置、リリース弁付排水管を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。」と、この方法を実施する防錆装置であり、より具体的には次の(1)〜(4)に記載の通りである。
(1)、一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105停止し、その後二次側散水消火配管設備の当該階の散水階本管200の最上流の制御弁202を閉止し、その下流近傍の防錆液注入箇所とするゲージコック207介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管501にリリース弁付排水管800又は900を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603を起動して防錆液を攪拌拡散しながら、当該散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、前記注入ポンプ603を停止し、関係弁を閉止し、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
(2)、一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105を停止し、消火水モーターポンプ105の上流の防錆液注入箇所とするゲージコック102介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管501に、リリース弁付排水管800又は900を接続し、次いで関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を起動し、防錆液を攪拌拡散しながら一次側消火給水配管設備の消火用貯水槽100を除く給水元本管109と給水竪本管110及び二次側散水消火配管設備の散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を停止し、上記関係弁を閉止し、その後前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
(3)、前記(1)又は前記(2)の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁801付排水管800は、排水管にリリース弁801を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
(4)、前記(1)又は前記(2)の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁付排水管900は、排水管900本体にリリース弁902とその下流に防錆液用の濃度計903を有するクッションタンク905を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
(1)、一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105停止し、その後二次側散水消火配管設備の当該階の散水階本管200の最上流の制御弁202を閉止し、その下流近傍の防錆液注入箇所とするゲージコック207介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管501にリリース弁付排水管800又は900を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603を起動して防錆液を攪拌拡散しながら、当該散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、前記注入ポンプ603を停止し、関係弁を閉止し、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
(2)、一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105を停止し、消火水モーターポンプ105の上流の防錆液注入箇所とするゲージコック102介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管501に、リリース弁付排水管800又は900を接続し、次いで関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を起動し、防錆液を攪拌拡散しながら一次側消火給水配管設備の消火用貯水槽100を除く給水元本管109と給水竪本管110及び二次側散水消火配管設備の散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を停止し、上記関係弁を閉止し、その後前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
(3)、前記(1)又は前記(2)の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁801付排水管800は、排水管にリリース弁801を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
(4)、前記(1)又は前記(2)の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁付排水管900は、排水管900本体にリリース弁902とその下流に防錆液用の濃度計903を有するクッションタンク905を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
本発明のスプリンクラー式消火設備の防錆方法と装置は、例えば既設の前記スプリンクラー式消火設備の基本構成を変更することなく、一次側消火給水配管設備又は二次側散水消火配管設備の防錆処理を、その処理に不要な既設のメーター等を接続している任意の接続管に、接続アダプター、防錆液注入装置、リリース弁付排水管等の簡易接続装置を簡単に交換接続するのみで、当該簡易接続装置内の空気抜きを迅速に行い、続いて注入ポンプで或いは注入ポンプと消火給水モーターポンプにより防錆液を攪拌拡散しながら、実消火の際に弊害とならないように消火用貯水槽100を除く防錆対象配管内のみに、防錆液を加圧注入すると共に水抜きを行って残存空気を皆無にし、防錆対象配管内の水を防錆液に効率的に全量置換するものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下に紹介する本発明の実施例により、詳細に説明する。
本実施例は、図1に示すスプリンクラー式消火設備の防錆方法と防錆処理装置である。
図1において、スプリンクラー式消火設備は、ビル等の建造物で一般に使用されているもので、前述したように、一次側消火給水配管設備とこれに接続した二次側散水消火配管設備からなる閉鎖型である。
このスプリンクラー式消火設備の一次側消火給水配管設備は、地上レベルに消化用貯水槽100を設け、ここに下端フート弁101、ゲージコック102と連成計103付きの吸引管104を浸漬し、吸引管104に消火給水モーターポンプ105を接続し、消火給水モーターポンプ105から、逆支弁106と止水弁107及び逆支弁106の前後をつなぐバイパス弁108を付設の給水元本管109を介して、屋上に立ち上げた給水竪本管110を接続したものである。
前記消火給水モーターポンプ105と逆支弁107との間には、逆支弁111と止水弁112を介設した配管113を接続した呼水槽114を設け、前記給水元本管109には、前後に流調弁115、116を介設した圧力タンク117を設けてある。又給水竪本管110の最頂部には、逆支弁118と止水弁119を介設して屋上の高架水槽120に接続してある。
また、二次側散水消火配管設備は、前記竪本配管110から各階毎に散水階本管200を分岐し、散水階本管200の上流端部には、開閉弁201と制御弁202、流ゲージコック207、流水検知器203、自動警報弁204、自動警報弁204に付設した圧力スイッチ205、圧力計206を設けて有る。
各階の散水階本管200には、散水枝配管300を分岐接続し、散水枝配管300は当該階の消火区画内の天井に配置し、スプリンクラーヘッド301を多数取り付けてある。更に、散水階本管200には別途に開閉コック451付の補助放水栓400を適宜に連通配置してある。スプリンクラーヘッド301は、配置直下の火災の熱や煙を感知して自動的に開放作動し散水する一般公知の機能と構造でよい。
尚、散水階本管200の下流端部には、散水階本管200と散水枝配管300の通水機能を試験する試験用配管500が接続されている。試験用配管500には圧力計501、開閉コック502、オリフィス弁503を下流に向かって順次介設してある。
図1において、スプリンクラー式消火設備は、ビル等の建造物で一般に使用されているもので、前述したように、一次側消火給水配管設備とこれに接続した二次側散水消火配管設備からなる閉鎖型である。
このスプリンクラー式消火設備の一次側消火給水配管設備は、地上レベルに消化用貯水槽100を設け、ここに下端フート弁101、ゲージコック102と連成計103付きの吸引管104を浸漬し、吸引管104に消火給水モーターポンプ105を接続し、消火給水モーターポンプ105から、逆支弁106と止水弁107及び逆支弁106の前後をつなぐバイパス弁108を付設の給水元本管109を介して、屋上に立ち上げた給水竪本管110を接続したものである。
前記消火給水モーターポンプ105と逆支弁107との間には、逆支弁111と止水弁112を介設した配管113を接続した呼水槽114を設け、前記給水元本管109には、前後に流調弁115、116を介設した圧力タンク117を設けてある。又給水竪本管110の最頂部には、逆支弁118と止水弁119を介設して屋上の高架水槽120に接続してある。
また、二次側散水消火配管設備は、前記竪本配管110から各階毎に散水階本管200を分岐し、散水階本管200の上流端部には、開閉弁201と制御弁202、流ゲージコック207、流水検知器203、自動警報弁204、自動警報弁204に付設した圧力スイッチ205、圧力計206を設けて有る。
各階の散水階本管200には、散水枝配管300を分岐接続し、散水枝配管300は当該階の消火区画内の天井に配置し、スプリンクラーヘッド301を多数取り付けてある。更に、散水階本管200には別途に開閉コック451付の補助放水栓400を適宜に連通配置してある。スプリンクラーヘッド301は、配置直下の火災の熱や煙を感知して自動的に開放作動し散水する一般公知の機能と構造でよい。
尚、散水階本管200の下流端部には、散水階本管200と散水枝配管300の通水機能を試験する試験用配管500が接続されている。試験用配管500には圧力計501、開閉コック502、オリフィス弁503を下流に向かって順次介設してある。
次に、上記スプリンクラー式消火設備を防錆処理する際に使用する防錆処理装置例について図2〜図5と共に詳述する。
図2〜図6には、上記スプリンクラー式消火設備の前記防錆方法を実施する防錆処理装置例を示し、図2には防錆処理装置の防錆液注入装置600を、図3には防錆処理装置600のアダプター700を、図4にはリリース弁付排水管800を、図5には他の例リリース弁付排水管900を、図6にはアタッチメント450を各々示す。
図2の防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、逆支弁604の上流と防錆液容器601間にリリース弁608を介設した戻り管609を設けたものである。
図3の接続アダプター700は、防錆液注入装置600の注入本管605にエルボ管701の入側を接続し、エルボ管701の出側の一つは開閉コック702付の排水管703に接続し、他の一つは開閉コック704付の繋ぎ注入管705に接続する。繋ぎ注入管705は、消火給水モーターポンプ105の上流に設けたゲージコック102付き接続管に、又は二次側散水消火配管設備の防錆液注入対象階の散水階本管200最上流の制御弁202の下流近傍にある流水検知器204のゲージコック付き接続管に変換接続させるものである。
図4のリリース弁付排水管800の例は、排水管800にリリース弁801を介設したものであり、前記散水階本管200の最下流側に設けた試験用配管501の下流端部に接続させる。(501の下流端部は正しくないかもしれません。正しくは試験用配管に接続された圧力計。以下同様)
図5のリリース弁付排水管900の例は、排水管901にリリース弁902とその下流に、流出排液の防錆液置換濃度を測定する電気伝導度式のセンサー903と濃度計904を有するクッションタンク905を介設したものであり、前記散水階本管200の最下流側に設けた試験用配管500の圧力計501をゲージコックから取り外し接続させる。
図6のアタッチメント450は、補助放水栓400の開閉コック451に接続するもので、圧力計452と濃度測定用の流水取り出し管を接続するゲージコック453とオリフィス454を設けてなる。
図2〜図6には、上記スプリンクラー式消火設備の前記防錆方法を実施する防錆処理装置例を示し、図2には防錆処理装置の防錆液注入装置600を、図3には防錆処理装置600のアダプター700を、図4にはリリース弁付排水管800を、図5には他の例リリース弁付排水管900を、図6にはアタッチメント450を各々示す。
図2の防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、逆支弁604の上流と防錆液容器601間にリリース弁608を介設した戻り管609を設けたものである。
図3の接続アダプター700は、防錆液注入装置600の注入本管605にエルボ管701の入側を接続し、エルボ管701の出側の一つは開閉コック702付の排水管703に接続し、他の一つは開閉コック704付の繋ぎ注入管705に接続する。繋ぎ注入管705は、消火給水モーターポンプ105の上流に設けたゲージコック102付き接続管に、又は二次側散水消火配管設備の防錆液注入対象階の散水階本管200最上流の制御弁202の下流近傍にある流水検知器204のゲージコック付き接続管に変換接続させるものである。
図4のリリース弁付排水管800の例は、排水管800にリリース弁801を介設したものであり、前記散水階本管200の最下流側に設けた試験用配管501の下流端部に接続させる。(501の下流端部は正しくないかもしれません。正しくは試験用配管に接続された圧力計。以下同様)
図5のリリース弁付排水管900の例は、排水管901にリリース弁902とその下流に、流出排液の防錆液置換濃度を測定する電気伝導度式のセンサー903と濃度計904を有するクッションタンク905を介設したものであり、前記散水階本管200の最下流側に設けた試験用配管500の圧力計501をゲージコックから取り外し接続させる。
図6のアタッチメント450は、補助放水栓400の開閉コック451に接続するもので、圧力計452と濃度測定用の流水取り出し管を接続するゲージコック453とオリフィス454を設けてなる。
次に、上記スプリンクラー式消火設備を防錆処理装置により防錆処理する前記特徴(1)の防錆方法について詳述する。
一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により予め、全配管内に消火用水を充水してある状態から順に説明する。
1、二次側散水消火配管設備の当該階の散水階本管200の最上流の制御弁202を閉止し、その下流近傍の防錆液注入箇所の一例であるゲージコック206介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続する
2、散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管500にある圧力計501をゲージコックから取り外し、リリース弁付排水管800又は900を接続する。
3、散水階本管200及び枝管で構成される二次側散水消火配管の配管水量を計算し求める。防錆剤濃度は配管水量の0.3%であるので、例えば配管水量が100リットルを計算し得られた場合、
100×0.003=0.3(リットル)
が注入防錆剤量となる。注入防錆剤を3倍に希釈し、防錆液注入装置600の薬剤容器601に投入する。
上記防錆剤としては市販の公知防錆剤でよく、例えば株式会社ネオスの商品PN-
6、栗田工業株式会社の商品クリレックスL-209、L109、MP-803等を使用する。
4、関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603を起動して防錆液を攪拌拡散しながら、当該散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入する。
5、注入の間、配管内の余分になった水は、リリース弁付排水管800又は900から排水される。
6、この注入後、前記注入ポンプ603を停止し、関係弁を閉止し、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱し防錆処理を終了する。
一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により予め、全配管内に消火用水を充水してある状態から順に説明する。
1、二次側散水消火配管設備の当該階の散水階本管200の最上流の制御弁202を閉止し、その下流近傍の防錆液注入箇所の一例であるゲージコック206介設管に、接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続する
2、散水階本管200の最下流側の防錆液注出箇所である試験用配管500にある圧力計501をゲージコックから取り外し、リリース弁付排水管800又は900を接続する。
3、散水階本管200及び枝管で構成される二次側散水消火配管の配管水量を計算し求める。防錆剤濃度は配管水量の0.3%であるので、例えば配管水量が100リットルを計算し得られた場合、
100×0.003=0.3(リットル)
が注入防錆剤量となる。注入防錆剤を3倍に希釈し、防錆液注入装置600の薬剤容器601に投入する。
上記防錆剤としては市販の公知防錆剤でよく、例えば株式会社ネオスの商品PN-
6、栗田工業株式会社の商品クリレックスL-209、L109、MP-803等を使用する。
4、関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603を起動して防錆液を攪拌拡散しながら、当該散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入する。
5、注入の間、配管内の余分になった水は、リリース弁付排水管800又は900から排水される。
6、この注入後、前記注入ポンプ603を停止し、関係弁を閉止し、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱し防錆処理を終了する。
次に、上記スプリンクラー式消火設備を防錆処理装置により防錆処理する前記特徴(2)の防錆方法について詳述する。
一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により予め、全配管内に消火用水を充水してある状態から順に説明する。
中位階(3階建て建築物の場合は2階)の試験用配管500、の開閉コック502を開き、試験用配管500から放水を行い放水試験圧力(通常0.7MPa程度)を測定する。これと並行して補助放水栓400にアタッチメント450を接続し、その開閉コック451を開き放水を行い放水試験圧力(通常0.7MPa程度)を測定する。開閉コック502と開閉コック451を閉る。
2.次に、予め、防錆液注入装置600にアダプター700を接続し、防錆液容器601に防錆液を所定量装入し、アダプター700の開閉コック702と開閉コック704を閉めた状態で注入ポンプ603を運転して、開閉コック702を静かに開き、エルボ管701、排水管703、繋ぎ注入管705の各管内空気を防錆剤と伴に透明な排水管703から排水し残気がなくなり満水時に開閉コック702を閉める。
3.放水試験圧力に応じた、防錆処理装置600の注入量設定を行う。通常0.7MPaの放水量は211リットル/分である。0.3%注入するので、211×0.003=0.633リットル/分 を設定する。
放水試験圧力と試験用配管500からの放水量の関係は
圧力(MPa) 放水量(L/分)
0.4 160
0.5 178
0.6 196
0.7 211
で求められる。
5.消火給水モーターポンプ105を停止し、その上流側管のゲージコック102を閉め連成計103を取り外す。
6.その後連成計103に代わって接続アダプター700の繋ぎ注入管705を接続する。
7.次いで、接続アダプター700のエルボ管701の入側に防錆液注入装置600の注入本管605を接続する。
8.次いで、散水階本管200の最下流側の試験用配管501の下流管部と補助放水栓400のアタッチメント450のゲージコック453にリリース弁付排水管800又は900を接続する。
9.この後、試験用配管500の開閉コック502と補助放水栓400の開閉コック451を開放し、次いで防錆液注入装置の注入ポンプ603を起動して防錆液を戻り管609に循環充満した後、ゲージコック102、開閉コック502、開閉コック451を開放し、防錆液注入装置の注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を起動して、一次側消火給水配管設備の各配管と二次側散水消火配管設備の各配管内に防錆液を所定量注入する。
10.リリース弁付排水管800又は900の排水で規定濃度に達したことを確認後、前記消火水モーターポンプ105と注入ポンプ603を停止し、ゲージコック102、開閉コック502、開閉コック451を閉止する。
11.次いで、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900、アタッチメント450を適宜離脱し、前記取り外した流水検知器202を螺合し元の状態に戻して防錆処理を終了する。
一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により予め、全配管内に消火用水を充水してある状態から順に説明する。
中位階(3階建て建築物の場合は2階)の試験用配管500、の開閉コック502を開き、試験用配管500から放水を行い放水試験圧力(通常0.7MPa程度)を測定する。これと並行して補助放水栓400にアタッチメント450を接続し、その開閉コック451を開き放水を行い放水試験圧力(通常0.7MPa程度)を測定する。開閉コック502と開閉コック451を閉る。
2.次に、予め、防錆液注入装置600にアダプター700を接続し、防錆液容器601に防錆液を所定量装入し、アダプター700の開閉コック702と開閉コック704を閉めた状態で注入ポンプ603を運転して、開閉コック702を静かに開き、エルボ管701、排水管703、繋ぎ注入管705の各管内空気を防錆剤と伴に透明な排水管703から排水し残気がなくなり満水時に開閉コック702を閉める。
3.放水試験圧力に応じた、防錆処理装置600の注入量設定を行う。通常0.7MPaの放水量は211リットル/分である。0.3%注入するので、211×0.003=0.633リットル/分 を設定する。
放水試験圧力と試験用配管500からの放水量の関係は
圧力(MPa) 放水量(L/分)
0.4 160
0.5 178
0.6 196
0.7 211
で求められる。
5.消火給水モーターポンプ105を停止し、その上流側管のゲージコック102を閉め連成計103を取り外す。
6.その後連成計103に代わって接続アダプター700の繋ぎ注入管705を接続する。
7.次いで、接続アダプター700のエルボ管701の入側に防錆液注入装置600の注入本管605を接続する。
8.次いで、散水階本管200の最下流側の試験用配管501の下流管部と補助放水栓400のアタッチメント450のゲージコック453にリリース弁付排水管800又は900を接続する。
9.この後、試験用配管500の開閉コック502と補助放水栓400の開閉コック451を開放し、次いで防錆液注入装置の注入ポンプ603を起動して防錆液を戻り管609に循環充満した後、ゲージコック102、開閉コック502、開閉コック451を開放し、防錆液注入装置の注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を起動して、一次側消火給水配管設備の各配管と二次側散水消火配管設備の各配管内に防錆液を所定量注入する。
10.リリース弁付排水管800又は900の排水で規定濃度に達したことを確認後、前記消火水モーターポンプ105と注入ポンプ603を停止し、ゲージコック102、開閉コック502、開閉コック451を閉止する。
11.次いで、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900、アタッチメント450を適宜離脱し、前記取り外した流水検知器202を螺合し元の状態に戻して防錆処理を終了する。
本発明のスプリンクラー式消火設備の防錆方法と装置は、前述のように、既設の前記スプリンクラー式消火設備の基本構成を変更することなく、一次側消火給水配管設備又は二次側散水消火配管設備の防錆処理を、その処理に不要な既設のメーター等を接続している任意の接続管に、接続アダプター、防錆液注入装置、リリース弁付排水管等の簡易接続装置を簡単に交換接続するのみで、当該簡易接続装置内の空気抜きを迅速に行い、続いて注入ポンプで或いは注入ポンプと消火給水モーターポンプにより防錆液を攪拌拡散しながら、実消火の際に弊害とならないように消火用貯水槽100を除く防錆対象配管内のみに、防錆液を加圧注入すると共に水抜きを行って管内残存空気を皆無にし、防錆対象配管内の水を防錆液に効率的に全量置換するものである。
このためスプリンクラー式消火設備を採用するホテル、事務所、工場、一般構層ビル等の各種施設管理産業に多大な貢献をするものである。
このためスプリンクラー式消火設備を採用するホテル、事務所、工場、一般構層ビル等の各種施設管理産業に多大な貢献をするものである。
100 消化用貯水槽
105 消火給水モーターポンプ
109 給水元本管
110 竪本配管
200 散水階本管
300 散水枝配管
301 スプリンクラーヘッド
400 補助放水栓
500 試験用配管
600 防錆処理装置
603 注入ポンプ
700 接続アダプター
800 リリース弁付排水管
900 リリース弁付排水管
105 消火給水モーターポンプ
109 給水元本管
110 竪本配管
200 散水階本管
300 散水枝配管
301 スプリンクラーヘッド
400 補助放水栓
500 試験用配管
600 防錆処理装置
603 注入ポンプ
700 接続アダプター
800 リリース弁付排水管
900 リリース弁付排水管
Claims (4)
- 一次側消火給水配管設備と二次側散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105停止し、その後二次側散水消火配管設備の当該階の散水階本管200の最上流の制御弁202を閉止し、その下流近傍ゲージコック206に接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の試験用配管501にリリース弁付排水管800又は900を接続した後、関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603を起動して防錆液を攪拌拡散しながら、当該散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、前記注入ポンプ603を停止し、関係弁を閉止し、前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
- 一次側の消火給水配管設備と二次側の散水消火配管設備を有するスプリンクラー式消火設備において、一次側消火給水配管設備の消火給水モーターポンプ105により全配管内に消火用水を充水し、その後消火給水モーターポンプ105を停止し、消火水モーターポンプ105の上流のゲージコック102接続管に接続アダプター700を介して防錆液注入装置600を接続すると共に散水階本管200の最下流側の試験用配管501にリリース弁付排水管800又は900を接続し、次いで関係弁を開放して防錆液注入装置600の注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を起動し、防錆液を攪拌拡散しながら一次側消火給水配管設備の消化用貯水槽100を除く給水元本管109と給水竪本管110及び二次側散水消火配管設備の散水階本管200とこれに接続しスプリンクラーヘッド301を具備する各散水枝配管300に防錆液を注入し、この注入後、注入ポンプ603と前記消火水モーターポンプ105を停止し、上記関係弁を閉止し、その後前記接続アダプター700、防錆液注入装置600、リリース弁付排水管800又は900を適宜離脱することを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆方法。
- 前記請求項1又は前記請求項2のスプリンクラー式消火設備の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁801付排水管800は、排水管にリリース弁801を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
- 前記請求項1又は前記請求項2のスプリンクラー式消火設備の防錆方法を実施する防錆処理装置であって、前記防錆液注入装置600は、防錆液容器601に吸引管602を浸漬した注入ポンプ603の吐出側に逆支弁604を介設した注入本管605を接続し、その逆支弁604の前後に圧力計606、607を設け、この注入本管605に接続する接続アダプター700は、開閉コック702、704付の繋ぎ注入管705と排水管703を有し、前記リリース弁付排水管900は、排水管900本体にリリース弁902とその下流に防錆液用の濃度計903を有するクッションタンク905を介設したことを特徴とするスプリンクラー式消火設備の防錆処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014491A JP2009172178A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | スプリンクラー式消火設備の防錆方法及び防錆処理装置 |
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JP2008014491A JP2009172178A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | スプリンクラー式消火設備の防錆方法及び防錆処理装置 |
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Family Applications (1)
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JP2008014491A Pending JP2009172178A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | スプリンクラー式消火設備の防錆方法及び防錆処理装置 |
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JP (1) | JP2009172178A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084823A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | ホーチキ株式会社 | 消火設備 |
-
2008
- 2008-01-25 JP JP2008014491A patent/JP2009172178A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015084823A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | ホーチキ株式会社 | 消火設備 |
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