JP2009172082A - 車椅子用補助動力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 介助用もしくは自走用車椅子を電動式車椅子に改造することにより、介助者や高齢者、或いは体力などの衰えた人々に小型、軽量で通常の車椅子の操作と何ら変わらず簡単な操作で運行ができる安価で 補修が容易な車椅子用補助動力装置を提供すること。
【解決手段】車椅子の前輪の一方を本発明の駆動ユニットと交換することにより、接地面の凸凹などの各条件に影響されることなく、常に接地抵抗を維持することができる。また、車輪の軸にはワンウェイクラッチが装備されていて動力を供給していない時は、通常の操作運行が確保されている様になっている。 本発明の車椅子用補助動力装置は発停スイッチをON−OFFする以外、通常の車椅子と変わりなく運用できる。
【選択図】 図4
Description
本発明は介助者および車椅子使用者(以下、乗員という)により、容易に操作可能な車椅子用補助動力装置に関するものである。
高齢化社会の進行する中で障害者ばかりでなく、車椅子を使用する人々は増加している。電動車椅子は介助者や乗員が高齢者や体力、或いは腕力の衰えた人々には望まれる。しかし、電動車椅子は大変高価であり又、通常の車椅子は10Kg〜15Kg程度のものであるが、電動部分が装着されると30Kg〜50Kgと重く、乗員や介助者にとって取り回しや操作性が悪いのが現状である。
他方電動補助ユニットを後部もしくは前部の車椅子の下面に設置して比較的、安価に電動化する商品も見受けられる。これらの商品は地面の凸凹に順応して接地抵抗を保つのが困難で、平面のコンクリ−トや室内などの床面以外は使用が容易とはいえない。
本発明は以上のような問題点に鑑みなされたものであり、介助用もしくは自走用の車椅子を電動式車椅子に変更、改造するのに簡単で操作が単純である車椅子用補助動力装置を提供する事を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車椅子用補助動力装置は、駆動輪の動力として電動機や減速機、ワンウェイクラッチを一体とした駆動ユニットと制御回路を内蔵した電源ユニット及び発停スイッチにて構成される。
駆動ユニットは介助用及び自走用車椅子の一方の前輪に装着されるため、他方の前輪と同程度の高さを保つ大きさとする。
本発明の車椅子用補助動力装置を介助用及び自走用車椅子に取り付けて使用すれば、下記の様な効果を奏する事ができる。
車椅子を動力の補助無しで使用する時、従来通りの操作で介助者も乗員も使用できる。装置が小型、軽量で安価、運転がボタン一つのON−OFFで簡単、補修が容易であるため、乗員や介助者が手動車椅子で負担が多くなった時、あとから追加するだけで安価で安全な駆動装置が装備される。
車椅子を動力の補助無しで使用する時、従来通りの操作で介助者も乗員も使用できる。装置が小型、軽量で安価、運転がボタン一つのON−OFFで簡単、補修が容易であるため、乗員や介助者が手動車椅子で負担が多くなった時、あとから追加するだけで安価で安全な駆動装置が装備される。
本発明の実施の形態を図を用いて詳しく説明する。
図1は本発明の駆動ユニットの正面図(a)と側面図(b)であり、図2は本発明の駆動ユニットに取り付けた車輪軸の構造図であり、図3は本発明の駆動ユニットの動作範囲を示した上面図である。 図4は本発明の補助動力装置を取り付けた車椅子の側面図である。さらに図5は本発明の駆動ユニットに自走桿を付加した時の補助動力装置を取り付けた車椅子の側面図である。
図1は本発明の駆動ユニットの正面図(a)と側面図(b)であり、図2は本発明の駆動ユニットに取り付けた車輪軸の構造図であり、図3は本発明の駆動ユニットの動作範囲を示した上面図である。 図4は本発明の補助動力装置を取り付けた車椅子の側面図である。さらに図5は本発明の駆動ユニットに自走桿を付加した時の補助動力装置を取り付けた車椅子の側面図である。
これらの図の補助動力装置を取り付けるには図1の駆動ユニットを車椅子に取り付ける。本発明の駆動ユニットを取り付けるには車椅子の前輪の一方を取り外し、その取り外したパイプに駆動ユニットのポ−ル5を挿入し、その後ストッパ−7を固定する。
駆動ユニット図1(b)に示す取り付けポ−ル5は車輪の垂直軸より前方に位置し、その位置は車輪の半径3分の2以上から車輪の半径までの間にずらして取り付ける。 これにより自在キャスタ−として動作し、車椅子としての通常の動作が確保される。
駆動ユニット図2の車輪軸には、ワンウェイクラッチ8が設置され、電動機が停止の時に介助者或いは乗員が操作進行する場合に動力部と切り離され車輪はフリ−の状態となる。
駆動ユニット図1(a、b)のストッパ−7は自在キャスタ−の動作をする駆動ユニットが図3に示す如く、車椅子の支柱にストッパ−が当たることにより、角度約270度以内の回転範囲に留まり、動力部に供給する電力線のねじれが一定範囲内の発生しかしないことになる。 自在キャスタ−としての移動範囲は前進後進ともに角度45度は確保されている。
図1の駆動ユニットにおいてホルダ−6に自走桿11を挿入取り付けることにより、乗員が自走桿発停ボタンを操作し、自走桿の握り部位を左右に動かすことにより自由な方向に自走することができる。
次に電源ユニット9は車椅子の側面、或いは後部の空間に取り付ける。取り付け方法は比較的、小型軽量なのでフックなどでぶら下げる程度でも構わない。
この電源ユニットは直流電源で鉛蓄電池、或いはニッケル水素またはリチュ−ムなどのドライバッテリ−を収納し、充電時に外部入力電源を一定の電流で供給できる様にする制御回路及び電池残量表示回路などを附加して、一体型にした電源ユニットとする。
発停スイッチは介助者用と自走桿にもうけた部分と同一のものであるが、どちらで操作しても、或いは同時に操作しても構わない物である。
次の本発明の実施例を説明する。
図5から判るように本発明の車椅子用補助動力装置を構成する駆動ユニット図1を車椅子に取り付けるために、まず車椅子の前輪の一方を取り外し、該駆動ユニットを取り付ける。
図5から判るように本発明の車椅子用補助動力装置を構成する駆動ユニット図1を車椅子に取り付けるために、まず車椅子の前輪の一方を取り外し、該駆動ユニットを取り付ける。
次に車椅子の介助者用取手に発停スイッチ10を取り付ける。
次に車椅子の側面或いは後部の空間に電源ユニット9の箱を設置する。
図1,電源ユニット9,発停スイッチ10の設置が終了したら、駆動ユニット図1と発停スイッチ10より出ているケ−ブルのコネクタ−を電源ユニット9のソケットに挿入する。
上記の様に車椅子用補助動力装置を装備した車椅子において自走を行う場合には自走桿11を図5の様に駆動ユニットに挿入取り付けて、自走桿11より出ているコ−ドのコネクタ−を電源ユニット9のソケットに挿入する。
介助者が操作する場合に該補助動力装置を使用しない時、つまり発停スイッチ10を操作しない時は、通常の車椅子での扱い方と同様である。 該駆動ユニットは車輪の車軸にワンウェイクラッチが装備されているため介助者が前進のため車椅子を押すと駆動軸より切り離されフリ−となる。 また、介助者が前進の位置から後進に移る場合は該駆動ユニットを車椅子に取り付けている取り付け軸が車輪の車軸の垂直上方位置より偏心しているため、自在キャスタ−として動作し、駆動ユニットは後方移動に有利な方向に回転して自由な操作が従来の車椅子の操作と変わりなく行える。
次に介助者が発停スイッチを操作し、動力をONにすると該駆動ユニットのワンウェイクラッチが接続され、動力が車輪に伝達され、介助者の誘導する方向に車椅子を進行させる。
更に乗員が介助者に頼らず、自走をする場合には自走桿11を取り付けることにより、その自走桿に装備されている発停スイッチ13を操作する。 方向は自走管11の握り手部を進行方向に向ける事により、達成できる。
なお、実施例で説明した駆動ユニット図1や自走桿の形状や構造は説明のために模式的に表したものであり、同図に限定するものではない。 特に駆動ユニット図1については左右対称に加工され、車椅子前輪の左右どちらにも取り付け可能な様に制作し、電源ユニットのコントロ−ル方式や電池の充電の方式などは例えば過大トルク(過大電流が流れる)の時は電流制限をし、一定以上の電流が流れない様にまた、充電の時も電池を痛めない様にいたわりのある充電方式を採用し、安全と長寿命の補助動力装置となる様、留意してある。
1 電動機
2 減速機
3 車輪
4 フレ−ム
5 取り付けポ−ル
6 ホルダ−
7 ストッパ−
8 ワンウェイクラッチ
9 電源ユニット
10 発亭スイッチ
11 自走桿
12 車椅子本体
13 自走桿発亭ボタン
2 減速機
3 車輪
4 フレ−ム
5 取り付けポ−ル
6 ホルダ−
7 ストッパ−
8 ワンウェイクラッチ
9 電源ユニット
10 発亭スイッチ
11 自走桿
12 車椅子本体
13 自走桿発亭ボタン
Claims (3)
- 車椅子の前輪の1方を本発明の電動駆動ユニットと交換し、さらに電源ユニットと発停のスイッチを取り付けることで完全な対地接触が可能となる。介助者の操作により簡単に補助電動車椅子として走行できる車椅子用補助動力装置。
- 電動駆動ユニットに動力を供給していない時、つまり発停スイッチが停止状態の時は、該電動駆動ユニットの車輪ホイ−ルの軸受部にワンウェイクラッチが装着されていて、電動と手動の切り換え操作が無用で介助者、或いは自走者の手動にて通常運行が可能な車椅子用補助動力装置。
- 電動駆動ユニットのホルダ−に自走桿を装着する事で、その自走桿の発停スイッチを自走者が操作する事により、介助者に頼ることなく自走できる車椅子用補助動力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008012445A JP2009172082A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車椅子用補助動力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008012445A JP2009172082A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車椅子用補助動力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009172082A true JP2009172082A (ja) | 2009-08-06 |
Family
ID=41027894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008012445A Pending JP2009172082A (ja) | 2008-01-23 | 2008-01-23 | 車椅子用補助動力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009172082A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015159985A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 車椅子 |
EP3622931A1 (de) * | 2018-09-13 | 2020-03-18 | Alber GmbH | Hilfsantriebsvorrichtung für einen rollstuhl |
WO2021152179A1 (en) | 2020-01-31 | 2021-08-05 | Phoenix Instinct Ltd | Advanced wheelchair |
-
2008
- 2008-01-23 JP JP2008012445A patent/JP2009172082A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015159985A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 車椅子 |
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US11642256B2 (en) | 2018-09-13 | 2023-05-09 | Alber Gmbh | Auxiliary drive device for a wheelchair |
WO2021152179A1 (en) | 2020-01-31 | 2021-08-05 | Phoenix Instinct Ltd | Advanced wheelchair |
GB2592137A (en) * | 2020-01-31 | 2021-08-18 | Phoenix Instinct Ltd | Advanced wheelchair |
GB2592137B (en) * | 2020-01-31 | 2022-04-27 | Phoenix Instinct Ltd | Advanced wheelchair |
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