JP2009171001A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のデジタルカメラでは、画像の閲覧を禁止するセキュリティを解く操作に手間がかかり、また、画像データの保護も万全ではなかった。
【解決手段】 制御部14は、撮影画像の再生表示を制限するか否かの選択を撮影者に促す選択画面を液晶モニタ5に表示する(図4(a)参照)。撮影画像の再生表示を制限する選択肢「する」が撮影者によって選択されると、さらに、「再生画質の制限」,「再生画像拡大の制限」,「再生開始許容時間の制限」,「画像再生NG」の4つの選択肢を液晶モニタ5に表示する(S3,図4(b)参照)。液晶モニタ5における撮影画像の再生表示は、これら4つの選択肢の中から制限方法が選択されて(S5,S7,S9,S11)、表示時間や表示形態が制限される(図5,S23,S25,S27,S29参照)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像記録手段に記録された画像データに基づいて撮影画像を画像表示部に再生表示させる再生表示手段を備えたデジタルカメラに関するものである。
従来、この種のデジタルカメラは、メモリの大容量化に伴い、撮影した画像のデータを大量に保存でき、撮影者は、メモリを交換することなく、連続して撮影を続けられるようになった。また、撮影画像をデジタルデータにして扱うため、撮影画像の複製や加工が容易であり、フィルム式カメラに比べて利便性が向上している。一方、この種のデジタルカメラでは、撮影画像の管理が問題になってきており、画像データが保存されたメモリや、このメモリが内蔵されたカメラ自体が第三者の手に渡ってしまうと、大量の撮影画像が簡単に閲覧されたり、盗難されてしまう。このため、最近では、セキュリティ機能を備えたデジタルカメラが考案されている。
例えば、下記の特許文献1には、通常撮影時の通常画像の画像データと、プライベート撮影時のプライベート画像の画像データとが、それぞれ異なるメモリ領域に記録されるデジタルカメラが開示されている。このデジタルカメラでは、画像ロック機能がセットされるとプライベート画像の閲覧が禁止され、通常画像のみの閲覧が可能となる。このため、カメラを他人に閲覧させるような場合、予め画像ロック機能をセットしておくことで、プライベート画像が他人に見られて個人的な内容が暴露されてしまうことを防止することができる。このようなセキュリティ機能を備えたデジタルカメラとしては、特許文献1に開示されたデジタルカメラの他にも、例えば、予め登録しておいた指紋データや掌紋データなどを用いて個人認証を行うことによってセキュリティを図るものや、パスワード入力によってカメラ操作を許可することによってセキュリティを図るものなどがある。
特開2004−215103号公報
しかしながら、特許文献1に開示された上記従来のデジタルカメラでは、画像ロック機能をセットしてプライベート画像を表示させないようにすることで、個人的な画像データを保護することはできても、撮影者がプライベート画像を閲覧する際には、その都度、画像ロック機能の解除操作が必要となる。このため、特許文献1に開示された上記従来のデジタルカメラは、プライベート画像が第三者に閲覧されることを防ぐセキュリティを解く操作が、撮影者にとって手間のかかるものであった。
また、最近のデジタルカメラに装備されている背面ディスプレイは、高品位の画質で精細に拡大表示などが行えるため、撮影画像の細部までをも第三者に見られるおそれがある。また、背面ディスプレイに表示される撮影画像が他のカメラで第三者によって撮影され、画質の低下のほとんどない状態で簡単に盗難されてしまうおそれもある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、
撮影された画像のデータを記録する画像記録手段(15)と、
画像を表示する画像表示部(5)と、
画像記録手段(15)に記録された画像データに基づいて撮影画像を画像表示部(5)に再生表示させる再生表示手段(14)と
を備えて構成されるデジタルカメラ(1)において、
再生表示手段(14)による撮影画像の画像表示部(5)への再生表示の、開始が許容される許容時間または表示形態のうちの少なくともいずれか一方を規制することにより、再生表示手段(14)による撮影画像の画像表示部(5)への再生表示機能を制限する機能制限手段(14)
を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の画像表示部への再生表示の、開始が許容される許容時間または表示形態のうちの少なくともいずれか一方が規制されることにより、制限される。このため、機能制限手段によって撮影画像の画像表示部への再生表示の開始が許容される許容時間が規制された後は、画像表示部に再生表示される撮影画像を第三者が閲覧する機会や、他のカメラで撮影されることで第三者に盗難される機会が無くなり、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を防止することができる。一方、撮影者は、機能制限手段によって撮影画像の画像表示部への再生表示の開始が許容される許容時間が規制されるまでは、画像表示部に再生表示される撮影画像の閲覧を行うことができる。このため、撮影者は、従来のデジタルカメラのようにその都度再生表示機能の制限状態を解除する操作を行わなくても、機能制限手段によって前述の許容時間が規制されるまでは、撮影画像の閲覧を手間をかけることなく行うことが可能となる。この結果、撮影者が画像確認を手間なく行うことを可能としながら、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を防止することができるデジタルカメラが提供される。また、機能制限手段によって撮影画像の画像表示部への表示形態(例えば、後述する表示拡大率など)が規制されることにより、画像表示部に再生表示されている撮影画像が第三者により閲覧されたり盗まれても、撮影画像は明瞭に視認されないため、撮影画像の内容が第三者に明瞭に把握されてしまうことが防止される。
また、請求項2に記載の発明は、
許容時間を任意に設定可能な時間設定手段(6,14)と、
撮影画像が撮影されてからの経過時間を計測する経過時間計測手段(14)とを備え、
機能制限手段(14)による規制が、経過時間計測手段(14)によって計測された経過時間が時間設定手段(6,14)によって設定された許容時間に達すると、再生表示機能の制限を行うことを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、経過時間計測手段により計測された経過時間が時間設定手段によって設定された許容時間に達すると、機能制限手段によって制限される。このため、撮影者は、時間設定手段によって許容時間を設定することにより、例えば、撮影後における撮影画像の閲覧可能な時間を希望の時間に設定することができ、撮影画像の閲覧の際の撮影者の便宜が図られるようになる。
また、請求項3に記載の発明は、
機能制限手段(14)により再生表示機能が制限される表示形態を選択する制限形態選択手段(6,14)を備え、
機能制限手段(14)による表示形態の規制が、再生表示手段(14)による撮影画像の画像表示部(5)への再生表示を、制限形態選択手段(6,14)によって選択された表示形態に制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の画像表示部への再生表示が、制限形態選択手段により選択された表示形態に規制されて、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、制限形態選択手段によって選択された表示形態に制限され、撮影者の許容する表示形態に制限される。
また、請求項4に記載の発明は、
撮影された画像のデータを圧縮するデータ圧縮手段(14)を備え、
機能制限手段(14)による表示形態の規制が、画像表示部(5)に再生表示される画像データのデータ圧縮手段(14)による圧縮率を選択して画質を制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、画像表示部に再生表示される画像データのデータ圧縮手段による圧縮率が選択されて画質が規制されることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、選択された圧縮率で圧縮された画質に制限され、撮影者の許容する画質に制限される。
また、請求項5に記載の発明は、
再生表示手段(14)が、画像記録手段(15)に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を画像表示部(5)にサムネイル表示する機能を有し、
機能制限手段(14)による表示形態の規制が、複数のサムネイル画像の中から選択される一のサムネイル画像に対応する一の撮影画像の画像データに対して、データ圧縮手段(14)による圧縮率を適用して画質を制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、画像表示部にサムネイル表示される一のサムネイル画像に対応する一の撮影画像の画像データに対して、データ圧縮手段による圧縮率が適用されて、画像表示部に再生表示される一の撮影画像の画質が規制されることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される各サムネイル画像に対応する撮影画像は、選択された圧縮率で圧縮された画質に制限され、撮影者の許容する画質に制限される。
また、請求項6に記載の発明は、
再生表示手段(14)によって画像表示部(5)に再生表示される撮影画像を拡大表示する拡大表示手段(6,14)を備え、
機能制限手段(14)による表示形態の規制が、拡大表示手段(6,14)による拡大表示の設定倍率を所定倍率以下に制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、画像表示部に再生表示される撮影画像の拡大表示手段による拡大表示の設定倍率が、所定倍率以下に規制されることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、拡大表示が所定倍率以下に制限され、撮影者の許容する倍率での拡大表示に制限される。
また、請求項7に記載の発明は、
再生表示手段(14)が、画像記録手段(15)に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を画像表示部(5)にサムネイル表示する機能を有し、
機能制限手段(14)による表示形態の規制が、再生表示手段(14)による撮影画像の画像表示部(5)への再生表示をサムネイル表示に制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の画像表示部への表示形態がサムネイル表示に規制され、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、撮影者の許容するサムネイル表示画像に制限される。
また、請求項8に記載の発明は、機能制限手段(14)による許容時間の規制が、経過時間計測手段(14)によって計測された経過時間が時間設定手段(6,14)によって設定された許容時間に達すると、再生表示手段(14)による撮影画像の画像表示部(5)への再生表示を禁止することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、経過時間計測手段により計測された経過時間が時間設定手段によって設定された許容時間に達すると、撮影画像の画像表示部への再生表示が禁止されることにより、制限される。このため、撮影画像の画像表示部への再生表示機能が再生表示の禁止によって制限されるため、撮影画像の画像表示部への再生表示の開始を許容する許容時間が規制された後における、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を確実に防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、
機能制限手段(14)により再生表示機能が制限される度合いを選択する制限度合い選択手段(6,14)を備え、
機能制限手段(14)が、制限度合い選択手段(6,14)によって選択された度合いで再生表示機能を制限することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、制限度合い選択手段により選択された度合いに再生表示が規制されることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、制限度合い選択手段によって選択された度合いの再生表示に制限されて、撮影者の許容する度合いの再生表示に制限される。
また、請求項10に記載の発明は、
機能制限手段(14)が、経過時間計測手段(14)によって計測される経過時間に応じて再生表示機能を制限する度合いを高めることを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、再生表示の制限される度合いが経過時間計測手段によって計測される経過時間に応じて高められることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、その画像が撮影されてからの経過時間に応じて再生表示の制限される度合いが高められて、認識し難くなる。
また、請求項11に記載の発明は、再生表示機能を制限する度合いを高めるということが、経過時間に応じて拡大表示の拡大倍率の上限を徐々に低く設定することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、再生表示手段による撮影画像の画像表示部への再生表示機能は、機能制限手段によって、画像表示部に再生表示される撮影画像の拡大表示の倍率の上限が、その画像が撮影されてからの経過時間に応じて徐々に低くされることにより、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、その経過時間に応じてその拡大表示の倍率の上限が徐々に低くなり、拡大表示が制限されるようになる。
本発明によるデジタルカメラによれば、上記のように、撮影者が画像確認を手間なく行うことを可能としながら、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を防止することができるデジタルカメラが提供される。また、画像表示部に再生表示されている撮影画像が第三者により閲覧されたり盗まれても、撮影画像は明瞭に視認されないため、撮影画像の内容が第三者に明瞭に把握されてしまうことが防止される。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態によるデジタルカメラ1の外観を示しており、同図(a)はその正面斜視図、同図(b)はその背面図である。
同図(a)に示すように、デジタルカメラ1の正面中央部には、被写界からの光を撮像素子に導く光学レンズユニット2が設けられており、その左上方にはシャッターボタン3が設けられている。また、光学レンズユニット2の右側方には、鍵装置20の端子部21が挿脱可能な端子孔8が設けられている。鍵装置20の端子部21を端子孔8に挿入し、操作ボタン22に対して所定の操作を行うことで、後述するロックモードの設定および解除が行われる。
また、同図(b)に示すように、デジタルカメラ1の背面上部には、撮影者によって覗かれる光学ファインダー4が設けられており、その下方には、デジタルカメラ1の操作情報の表示や撮影画像の再生表示などが行われる液晶モニタ5が設けられている。この液晶モニタ5は、QVGA液晶で構成されており、最大で320px(ピクセル)×240pxの画質の画像を表示する。液晶モニタ5は、画像を表示する画像表示部を構成している。液晶モニタ5の右側には、撮影者によって操作されるマルチセレクタ6が設けられており、マルチセレクタ6の右側には蓋7が設けられている。この蓋7を開くことで、撮影した画像のデータを記録するメモリカード15(図2参照)が図示しないカードスロットに脱着される。
図2は、デジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。なお、同図において図1と同一または相当する部分には同一の符号を付して説明する。
デジタルカメラ1は、その本体内部に、撮像素子11、アナログ信号処理部12、A/D変換器13、およびデジタル信号処理部を含む制御部14を有している。制御部14には、液晶モニタ5、メモリカード15、および端子孔8が電気的に接続されている。上述したシャッターボタン3が撮影者によって押下されると、光学レンズユニット2を介して導かれた光が、撮像素子11の受光面11a上に結像する。撮像素子11は、例えば、周知のCCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサからなる。撮像素子11の受光面11a上に結像した被写界像はアナログの撮像信号に変換され、この撮像信号は、アナログ信号処理部11において増幅処理などの信号処理が施された後、A/D変換器13においてデジタル信号に変換される。
制御部14は、A/D変換器13でデジタル信号に変換された撮像信号に対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正などの画像処理を行い、撮影された画像のデータを生成する。生成されたこの画像データは、制御部14によって所定の圧縮率で圧縮されて、上述したカードスロットに挿入されたメモリカード15に記録される。制御部14は、メモリカード15に記録された画像データに基づいて、マルチセレクタ6に対する撮影者の操作に従い、撮影画像を液晶モニタ5に表示させる。
制御部14は、撮影された画像のデータを圧縮するデータ圧縮手段を構成している。また、メモリカード15は、撮影された画像のデータを記録する画像記録手段を構成している。また、制御部14は、メモリカード15に記録された画像データに基づいて撮影画像を液晶モニタ5に再生表示させる再生表示手段を構成していると共に、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示の、開始が許容される許容時間(許容時期)または表示形態のうちの少なくともいずれか一方を規制することにより、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能を制限する機能制限手段を構成している。また、制御部14は、時計(タイマ)機能を有しており、この時計機能によって、撮影画像が撮影されてメモリカード15に画像データが記録されてからの経過時間を計測する経過時間計測手段を構成している。
また、制御部14およびマルチセレクタ6は、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示指示を受け付けて再生動作可能な前述の許容時間を任意に設定可能な時間設定手段を構成していると共に、機能制限手段により再生表示機能が制限される表示形態を選択する制限形態選択手段を構成している。また、制御部14およびマルチセレクタ6は、再生表示手段によって液晶モニタ5に再生表示される撮影画像を所定の設定倍率に拡大表示する拡大表示手段を構成していると共に、機能制限手段により再生表示機能が制限される度合いを選択する制限度合い選択手段を構成している。
本実施形態では、機能制限手段による前述の許容時間の規制は、後述するように、経過時間計測手段によって計測された経過時間が時間設定手段によって設定された許容時間に達すると、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示を禁止するなどして、再生表示機能の制限を行うことを含んでいる。また、機能制限手段による表示形態の規制は、後述するように、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示を、制限形態選択手段によって選択された表示形態に制限すること、また、液晶モニタ5に再生表示される画像データのデータ圧縮手段による圧縮率を選択して画質を制限すること、さらに、拡大表示手段による拡大表示の設定倍率を所定倍率以下に制限することを含んでいる。また、機能制限手段は、後述するように、制限度合い選択手段によって選択された度合いで再生表示機能を制限することを含んでいる。
図3は、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像の再生制限方法を設定する際に、制御部14によって行われる再生制限方法設定処理の概略を示すフローチャートである。また、図4(a)〜(e)は、図3に示す再生制限方法設定処理で制限方法を設定するにあたって液晶モニタ5に表示される種々の選択画面を示す図である。
この再生制限方法設定処理では、まず、制御部14は、鍵装置20の端子部21が端子孔8に挿入されているか否かを判別する。そして、鍵装置20の端子部21が端子孔8に挿入されていることを検出し、鍵装置20の操作ボタン22に対して第1の所定の操作(ロックモードを設定指示するための操作)が行われたときに、ロックモード(セキュリティモード)を開始させる(図3,S1参照)。ロックモードが開始されると、メモリカード15に記録される撮影画像のデータが暗号化されると共に、蓋7がロックされてメモリカード15が外部に取り出せなくなる。このロックモードは、鍵装置20を用いて操作ボタン22に対する第2の所定の操作(ロックモードを解除指示するための操作)が行われて解除されない限り、再生制限方法設定処理および後述する画像再生制限処理が終了しても継続して作動する。
続いて、制御部14は、画像再生制限方法設定モードを開始させる(S2)。画像再生制限方法設定モードは、撮影に用いられたデジタルカメラ1の液晶モニタ5に撮影画像を再生表示させる制限方法(制限内容、制限形態)を、撮影者に設定させる作動状態である。画像再生制限方法設定モードを開始させると、制御部14は、図4(a)に示す選択画面を液晶モニタ5に表示させ、液晶モニタ5で行われる撮影画像の再生表示を制限するか否かの選択を撮影者に促す。この選択画面では、液晶モニタ5に、「画像の再生を制限しますか?」という表示と共に、「する」および「しない」の選択肢が表示される。撮影者は、マルチセレクタ6を操作していずれかの選択肢に記号「*」を移動させることにより、「する」または「しない」の選択肢を選択することができる。このとき、選択肢「しない」が選択されると、制御部14は、再生制限方法設定処理を終了する。
一方、選択肢「する」が選択された場合、制御部14は、次に、図4(b)に示す選択画面を液晶モニタ5に表示させ(S3)、液晶モニタ5で行われる撮影画像の再生表示の制限方法の選択を撮影者に促す。この選択画面では、液晶モニタ5に、「制限方法を選択して下さい。」という表示と共に、「再生画質の制限」,「再生画像拡大の制限」,「再生開始許容時間の制限」,および「画像再生NG」の4つの選択肢が表示される。撮影者は、マルチセレクタ6を操作していずれかの選択肢に記号「*」を移動させることにより、撮影画像の再生表示の希望する制限方法を選択することができる。
次に、制御部14は、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生画質の制限」であるか否かを判別する(S4)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、図4(c)に示す選択画面を液晶モニタ5に表示させ、撮影画像が再生表示される際の画質を選択する操作を撮影者に促す。この選択画面では、液晶モニタ5に、「画質を選択して下さい。」という表示と共に、「320px×240px」,「240px×180px」,および「180px×135px」の3つの画質の圧縮率の選択肢が表示される。撮影者がマルチセレクタ6を操作していずれかの選択肢に記号「*」を移動させて再生画質を選択すると、制御部14は、撮影画像の再生時における再生画質を、撮影者によって選択された画質に設定する(S5)。
また、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生画質の制限」でなくてS4の判別が“NO”である場合、または、S5の処理が終了すると、続いて、制御部14は、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生画像拡大の制限」であるか否かを判別する(S6)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、図4(d)に示す選択画面を液晶モニタ5に表示させ、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像を拡大表示させる際の拡大率を選択する操作を撮影者に促す。この選択画面では、液晶モニタ5に、「拡大率を選択して下さい。」という表示と共に、「拡大不可」,「2倍拡大まで許可」,および「4倍拡大まで許可」の3つの拡大率(設定倍率)の選択肢が表示される。撮影者がマルチセレクタ6を操作していずれかの選択肢に記号「*」を移動させて拡大率を選択すると、制御部14は、撮影画像を拡大表示させる拡大率を、撮影者によって選択された拡大率までに許可する設定を行う(S7)。
また、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生画像拡大の制限」でなくてS6の判別が“NO”である場合、または、S7の処理が終了すると、続いて、制御部14は、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生開始許容時間の制限」であるか否かを判別する(S8)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、図4(e)に示す選択画面を液晶モニタ5に表示させ、液晶モニタ5における撮影画像の再生開始許容時間、つまり、液晶モニタ5に再生表示を開始することが許容される許容時間の入力操作を撮影者に促す。この選択画面では、液晶モニタ5に、「再生開始許容時間を選択して下さい。」という表示と共に、「撮影後□□□分後まで再生許可」の表示がなされる。撮影者がマルチセレクタ6を操作して「□□□」の部分に許容時間を分単位で例えば030と入力すると、制御部14は、液晶モニタ5に再生表示を開始することが許容される許容時間を、撮影者によって入力された許容時間例えば30分に設定する(S9)。
また、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「再生開始許容時間の制限」でなくてS8の判別が“NO”である場合、または、S9の処理が終了すると、続いて、制御部14は、マルチセレクタ6の操作によって選択された選択肢が「画像再生NG」であるか否かを判別する(S10)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、液晶モニタ5における撮影画像の再生表示を一切禁止する設定を行う(S11)。S10の判別が“NO”である場合、または、S11の処理が終了すると、再生制限方法設定処理は終了する。
図5は、液晶モニタ5に撮影画像が再生表示される際に、制御部14によって行われる画像再生制限処理の概略を示すフローチャートである。
この画像再生制限処理では、まず、制御部14は、撮影画像の閲覧者によるマルチセレクタ6の操作によって、液晶モニタ5における画像再生の指示がなされたか否かを判別する(図5,S21参照)。この判別が“NO”である場合、画像再生制限処理は終了する。
一方、S21の判別が“YES”である場合、制御部14は、画像再生の制限方法として「再生画質の制限」が撮影者によって設定されているか否かを判別する(S22)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、液晶モニタ5に再生する画像の画質を、図3,S5の処理で設定されている画質に制限する処理を実行する(S23)。例えば、画像再生制限処理により再生表示する画質が「240px×180px」の画質に制限設定されているときには、QVGA液晶の液晶モニタ5に表示可能(切替可能)な画質は、「240px×180px」または「180px×135px」であり、これらより高画質である「320px×240px」で表示することは制限(禁止)される。
また、「再生画質の制限」が設定されていなくてS22の判別が“NO”である場合、または、S23の処理が終了すると、続いて、制御部14は、画像再生の制限方法として「再生画像拡大の制限」が撮影者によって設定されているか否かを判別する(S24)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、液晶モニタ5に再生する際に許容される撮影画像の拡大率を、図3,S7の処理で設定されている設定倍率(拡大率)までに制限する処理を実行する(S25)。例えば、「拡大不可」の拡大率の設定がされているときには、液晶モニタ5に再生表示する撮影画像の拡大表示を一切禁止する(拡大操作を受け付けない)。また、「2倍拡大まで許可」あるいは「4倍拡大まで許可」の各設定がされているときには、液晶モニタ5に再生表示する撮影画像の拡大表示を、ユーザーによる不図示の拡大表示ボタンへの拡大指示操作に応じて、最大で2倍あるいは4倍の各拡大率まで許容する。もし、「2倍拡大まで許可」に制限設定されている場合には、ユーザーが拡大表示ボタンを操作しても、4倍拡大表示は行われない。
また、「再生画像拡大の制限」が設定されていなくてS24の判別が“NO”である場合、または、S25の処理が終了すると、続いて、制御部14は、画像再生の制限方法として「再生開始許容時間の制限」が撮影者によって設定されているか否かを判別する(S26)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、許容する再生開始時間(再生開始タイミング)、すなわち液晶モニタ5に再生表示を開始することが許容される許容時間を、図3,S9の処理で設定されている許容時間に制限する処理を実行する(S27)。この処理では、設定されている許容時間(例えばその画像が撮影されて以降30分)と撮影されてからの実際の経過時間とが比較され、その経過時間がその許容時間を超えていなければ、液晶モニタ5にその撮影画像が再生表示される(再生表示が許可される)が、経過時間が許容時間を超えていれば、その撮影画像の再生表示を指示するための操作をユーザーがデジタルカメラ1に対して行ったとしても、液晶モニタ5にその撮影画像が再生表示されるのが禁止される。
また、「再生開始許容時間の制限」が設定されていなくてS26の判別が“NO”である場合、または、S27の処理が終了すると、続いて、制御部14は、画像再生の制限方法として「画像再生NG」が撮影者によって設定されているか否かを判別する(S28)。この判別が“YES”である場合、制御部14は、液晶モニタ5における撮影画像の再生表示を一切禁止する処理を実行する(S29)。S28の判別が“NO”である場合、または、S29の処理が終了すると、画像再生制限処理は終了する。
このような本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、上述したように、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の液晶モニタ5への再生表示の、開始が許容される許容時間または表示形態のうちの少なくともいずれか一方が規制されることにより、制限される(図5,S23,S25,S27,S29参照)。このため、機能制限手段によって撮影画像の液晶モニタ5への再生表示の開始が許容される時間が図5,S27の処理によってある許容時間に規制された後は、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像を第三者が閲覧する機会や、他のカメラで撮影されることで第三者に盗難される機会が無くなり、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を防止することができる。一方、撮影者は、機能制限手段によって撮影画像の液晶モニタ5への再生表示の開始が許容される時間が規制されるまでは、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像の閲覧を行うことができる。このため、撮影者は、鍵装置20を使ってロックモードを一旦開始させれば(図3,S1参照)、その都度鍵装置20を用いたロックモードの解除をする操作を行わなくても、つまり、従来の文献1に開示されたデジタルカメラのようにその都度画像ロック機能を解除する操作を行わなくても、機能制限手段によって許容時間が規制されるまでは、撮影画像の閲覧を手間をかけることなく行うことが可能となる。この結果、撮影者が画像確認を手間なく行うことを可能としながら、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を防止することができるデジタルカメラ1が提供される。また、機能制限手段によって撮影画像の液晶モニタ5への表示形態が図5,S23,S25,またはS29の処理によって撮影者が許容する再生画質(図3,S5参照),拡大率(図3,S7参照),または再生禁止(図3,S11参照)に規制されることにより、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像がもし第三者により閲覧されたり盗まれても、撮影画像は明瞭に視認されないため、撮影画像の内容が第三者に明瞭に把握されてしまうことが防止される。
また、本実施形態では、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、経過時間計測手段により計測された経過時間が時間設定手段によって設定された許容時間(例えば撮影後30分)に達すると、機能制限手段によって、その画像の再生ができなくなるように制限される(図3,S9、図5,S27、図4(e)参照)。このため、撮影者は、時間設定手段によって許容時間を設定することにより、例えば撮影後における各撮影画像の閲覧が許容される時期を希望の時期(時間)に設定することができ、各撮影画像の閲覧の際の撮影者の便宜が図られるようになる。
また、本実施形態では、機能制限手段による再生表示機能の上記の制限は、経過時間計測手段により計測された経過時間が時間設定手段によって設定された許容時間(例えば撮影後30分)に達すると、撮影画像の液晶モニタ5への再生表示が禁止されることにより、行われる。このため、撮影画像の液晶モニタ5への再生表示の開始が許容されている時間が経った後における、撮影画像の第三者による閲覧や盗難を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の液晶モニタ5への再生表示が、制限形態選択手段により選択された「再生画質の制限」,「再生画像拡大の制限」,または「画像再生NG」のいずれかの表示形態に規制されて、制限される(図3,S3、図4(b)参照)。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、制限形態選択手段によって選択された表示形態に制限され、撮影者の許容する表示形態に制限される。
また、本実施形態では、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、液晶モニタ5に再生表示される画像データのデータ圧縮手段による圧縮率が選択されて画質が「320px×240px」,「240px×180px」または「180px×135px」のいずれかに規制されることにより、制限される(図3,S5、図5,S23、図4(c)参照)。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、選択された撮影者の許容する圧縮率で圧縮された画質に制限される。
また、本実施形態では、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像の拡大表示手段による拡大表示の設定倍率が、「拡大不可」,「2倍拡大まで許可」または「4倍拡大まで許可」のいずれかの所定倍率以下に規制されることにより、制限される(図3,S7、図5,S25、図4(d)参照)。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、拡大表示が撮影者の許容する所定倍率以下に制限される。
また、本実施形態では、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、制限度合い選択手段により選択された「320px×240px」,「240px×180px」または「180px×135px」のいずれかの度合いの画質に再生表示機能が規制されることにより(図5,S23参照)、または、制限度合い選択手段により選択された「拡大不可」,「2倍拡大まで許可」または「4倍拡大まで許可」のいずれかの度合いの拡大表示に再生表示機能が規制されることにより(図5,S25参照)、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、制限度合い選択手段によって選択された撮影者の許容する度合いの再生表示に制限される。
なお、上記実施形態では、画像データが選択された圧縮率で圧縮されることにより液晶モニタ5に再生表示される撮影画像の画質が、「320px×240px」,「240px×180px」または「180px×135px」で表される画質に制限される場合を説明したが(図3,S5、図5,S23、図4(c)参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、再生表示手段が、メモリカード15に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を液晶モニタ5にサムネイル表示する機能を有し、機能制限手段による表示形態の規制が、複数のサムネイル画像の中から選択される一のサムネイル画像に対応する一の撮影画像(本画像)の画像データに対して、データ圧縮手段による圧縮率を所望の圧縮率に制限して画質を制限するように構成することも、可能である。
上記の構成によれば、機能制限手段によって、液晶モニタ5にサムネイル表示される一のサムネイル画像に対応する一の撮影画像の画像データに対して所望の圧縮率が適用されて、液晶モニタ5の全面を使って再生表示されるその一の撮影画像の画質が規制される。このため、第三者によって閲覧される各サムネイル画像に対応する撮影画像は、撮影者の許容する圧縮率で圧縮された画質に制限される。
また、上記実施形態では、機能制限手段による表示形態の規制が、再生画質または拡大表示が制限された状態で液晶モニタ5に表示される場合、または画像再生が禁止される場合を説明したが(図5,S23,S25,S29参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、再生表示手段が、メモリカード15に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を液晶モニタ5にサムネイル表示する機能を有し、機能制限手段による表示形態の規制が、再生表示手段による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示をサムネイル表示のみに制限することを含む構成とすることも可能である。
上記の構成によれば、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、撮影画像の液晶モニタ5への表示形態がサムネイル表示に規制され、制限される。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、サムネイル表示画像に制限される。
また、上記実施形態では、制限度合い選択手段によって選択された度合いで再生表示機能が制限される場合を説明したが(図5,S23,S25参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、機能制限手段が、経過時間計測手段によって計測される経過時間に応じて、再生表示機能を制限する度合いを、例えば、「4倍拡大まで許可」,「2倍拡大まで許可」,「拡大不可」,および「画像再生NG」の順に、順次機能の制限度合い(制限の程度)を高めていく(自動的に変えていく)ようにしてもよい。
上記の構成によれば、制御部14による撮影画像の液晶モニタ5への再生表示機能は、機能制限手段によって、再生表示の制限される度合いが経過時間計測手段によって計測される経過時間に応じて自動的に高められることにより、制限される。再生表示機能を制限する度合いを高めるということが、上記の例のように、経過時間に応じて拡大表示の拡大倍率の上限を、4倍,2倍,拡大禁止といった順序で徐々に低く設定する構成の場合、第三者によって閲覧される撮影画像は、撮影画像の拡大表示の倍率の上限が経過時間に応じて徐々に低くなり、拡大表示が制限されるようになる。このため、第三者によって閲覧される撮影画像は、その画像が撮影されてからの経過時間に応じて再生表示の制限される度合いが自動的に高められて、認識し難くなる。
また、上記実施形態では、撮影画像が撮影されて画像データがメモリカード15に記録されてからの経過時間が許容時間に達すると、液晶モニタ5への再生表示が禁止されることによって再生表示機能が制限される場合を説明したが(図5,S27参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、撮影画像が撮影されてからの経過時間が許容時間に達すると、液晶モニタ5への再生表示を禁止する代わりに、液晶モニタ5で再生表示される再生画像の画質を図5,S23の処理のように制限したり、液晶モニタ5で再生表示される再生画像の拡大表示を図5,S25の処理のように制限したりするというように、表示形態を制限する構成にしてもよい。また、撮影画像が撮影されて画像データがメモリカード15に記録されてからの経過時間が許容時間に達した場合に、液晶モニタ5における再生表示を制限するのではなく、撮影画像が撮影されて画像データがメモリカード15に記録されてから、液晶モニタ5でその画像が再生表示された回数が所定回数に達した場合に、液晶モニタ5における再生表示を制限する構成とするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像の再生制限をすることが撮影者により選択された場合(図3,S5,S7,S9,S11参照)に再生表示が制限される場合を説明したが(図5,S23,S25,S27,S29参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、デジタルカメラ1の電源として用いられる電池の残量が少なくなったときに、液晶モニタ5における撮影画像の再生表示をサムネイル表示に切り換えるなどして、制御部14が処理するデータ量が少なくなるように、液晶モニタ5での再生表示が制限される構成にしてもよい。このようにして再生表示機能を制限することにより、撮影画像の再生表示に必要とされる消費電力が抑えられ、残りわずかとなった電池の消耗を極力防ぐことができる。
また、上記実施形態では、液晶モニタ5において再生表示される撮影画像の拡大表示を全ての撮影画像に対して制限する場合を説明したが(図3,S7、図5,S25、図4(d)参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、制御部14が顔認証機能を備え、この顔認証機能によって、再生表示させる撮影画像中に人物の顔が含まれることが検出されたり、あるいはその撮影画像において人物の顔が占める面積の割合が所定の大きさ以上であることが検出されたときに、液晶モニタ5に再生表示される撮影画像の拡大表示を制限する構成とすることも可能である。この構成によれば、撮影画像において人物の顔が主要被写体となっているような場合に、その人物の顔や顔の細部が拡大表示されてしまうことを防止できる。また、このように構成すれば、顔が拡大表示されてしまうことを嫌がる者に配慮がなされたデジタルカメラが提供される。
また、上記実施形態では、液晶モニタ5の画像再生が、「再生画質の制限」,「再生画像拡大の制限」,「再生開始許容時間の制限」または「画像再生NG」の中から選択されるいずれか一の制限方法または複数の制限方法で制限される場合を説明したが(図5,S23,S25,S27,S29参照)、本発明はこれに限られるものではない。例えば、液晶モニタ5の画像再生が、これら「再生画質の制限」,「再生画像拡大の制限」,「再生開始許容時間の制限」もしくは「画像再生NG」の中だけでなく、その他の制限方法をも含む複数の制限方法の中から任意に選択される一の制限方法または複数の制限方法の組合わせによって制限される構成としてもよい。
上記実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、画像記録手段に記録された画像データに基づいて撮影画像を画像表示部に再生表示させる再生表示手段を備えたカメラ付き携帯電話機などの他の種々の撮影装置に本発明を適用することも可能である。このような装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
本実施形態によるデジタルカメラの外観を示しており、(a)は正面斜視図、(b)は背面図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラの制御部によって行われる再生制限方法設定処理の概略を示すフローチャートである。 図3に示す再生制限方法設定処理において液晶モニタに表示される種々の選択画面を示す図である。 図1に示すデジタルカメラの制御部によって行われる画像再生制限処理の概略を示すフローチャートである。
符号の説明
1…デジタルカメラ
2…光学レンズユニット
5…液晶モニタ
6…マルチセレクタ
8…端子孔
11…撮像素子
12…アナログ信号処理部
13…A/D変換器
14…制御部
15…メモリカード
20…鍵装置
21…端子部

Claims (11)

  1. 撮影された画像のデータを記録する画像記録手段と、
    画像を表示する画像表示部と、
    前記画像記録手段に記録された画像データに基づいて撮影画像を前記画像表示部に再生表示させる再生表示手段と
    を備えて構成されるデジタルカメラにおいて、
    前記再生表示手段による撮影画像の前記画像表示部への再生表示の、開始が許容される許容時間または表示形態のうちの少なくともいずれか一方を規制することにより、前記再生表示手段による撮影画像の前記画像表示部への再生表示機能を制限する機能制限手段
    を備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記許容時間を任意に設定可能な時間設定手段と、
    前記撮影画像が撮影されてからの経過時間を計測する経過時間計測手段とを備え、
    前記機能制限手段による規制は、前記経過時間計測手段によって計測された経過時間が前記時間設定手段によって設定された許容時間に達すると、前記再生表示機能の制限を行うことを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記機能制限手段により前記再生表示機能が制限される表示形態を選択する制限形態選択手段を備え、
    前記機能制限手段による前記表示形態の規制は、前記再生表示手段による撮影画像の前記画像表示部への再生表示を、前記制限形態選択手段によって選択された表示形態に制限することを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 撮影された画像のデータを圧縮するデータ圧縮手段を備え、
    前記機能制限手段による前記表示形態の規制は、前記画像表示部に再生表示される画像データの前記データ圧縮手段による圧縮率を選択して画質を制限することを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記再生表示手段は、前記画像記録手段に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を前記画像表示部にサムネイル表示する機能を有し、
    前記機能制限手段による前記表示形態の規制は、複数のサムネイル画像の中から選択される一のサムネイル画像に対応する一の撮影画像の画像データに対して、前記データ圧縮手段による圧縮率を適用して画質を制限することを含むことを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記再生表示手段によって前記画像表示部に再生表示される撮影画像を拡大表示する拡大表示手段を備え、
    前記機能制限手段による前記表示形態の規制は、前記拡大表示手段による拡大表示の設定倍率を所定倍率以下に制限することを含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  7. 前記再生表示手段は、前記画像記録手段に記録された画像データに基づいて複数の撮影画像を前記画像表示部にサムネイル表示する機能を有し、
    前記機能制限手段による前記表示形態の規制は、前記再生表示手段による撮影画像の前記画像表示部への再生表示をサムネイル表示に制限することを含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  8. 前記機能制限手段による前記許容時間の規制は、前記経過時間計測手段によって計測された経過時間が前記時間設定手段によって設定された許容時間に達すると、前記再生表示手段による撮影画像の前記画像表示部への再生表示を禁止することを含むことを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  9. 前記機能制限手段により前記再生表示機能が制限される度合いを選択する制限度合い選択手段を備え、
    前記機能制限手段は、前記制限度合い選択手段によって選択された度合いで前記再生表示機能を制限することを含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  10. 前記機能制限手段は、前記経過時間計測手段によって計測される前記経過時間に応じて前記再生表示機能を制限する度合いを高めることを含むことを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  11. 前記再生表示機能を制限する度合いを高めるとは、前記経過時間に応じて拡大表示の拡大倍率の上限を徐々に低く設定することを含むことを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。
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