JP2009168784A - 高周波センサ装置、処理装置、検知システム、物体検知方法及びプログラム - Google Patents

高周波センサ装置、処理装置、検知システム、物体検知方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構成により、レーダ波のメインローブによる検知かサイドローブによる検知かを判別することが出来る検知システムを提供することを課題とする。
【解決手段】センサ装置10は、レーダ波を送信し、反射波を受信する。その際にアンテナ14の側方に電波遮断物16を設け、サイドローブを断続的に遮断する。処理装置20は、受信波が連続的か断続的かにより、メインローブによる検知かサイドローブによる検知かを判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波センサ装置を用いた検知システムに関し、更に詳しくはサイドローブによる誤検知を防止する技術に関する。
センサに付属するアンテナから高周波の電波を出力して、物体による反射波をアンテナで受信して物体検知を行う検知システムが知られている。
高周波検知システムにおいては、受信アンテナの主ビームであって、放射パターンの最も高い範囲であるメインローブ以外に、主ビームのサイドに現れる、主ビームの次に強いビームであるサイドローブにおいても物体を検出することができる。
このとき、主にアンテナのメインローブを用いて物体を検知するが、検知物がセンサ近傍にあるとき、サイドローブによっても検知される場合がある。このサイドローブによる検知は、検知物が希望の検知エリア外にあるときも検知してしまうことがあり、誤検知となってしまう。また、センサが受信する信号(対象物からの反射波)からは、メインローブによる検出か、サイドローブによる検出かは区別できない。
検知システムによる検知精度を高くするためにもこのような誤検知はなくさなければならない。
このサイドローブによる誤検知を防止するものとしては、特許文献1に開示されている構成が考えられる。
特許文献1には、レドームもしくはこれを覆うレーダカバーに、アンテナとの位置に合わせてレドームもしくはレーダカバーよりも誘電損失の大きい層、若しくは磁気損失層を埋め込む等の構成が開示されている。この構成により、特許文献1のミリ波レーダは、安価な構造でサイドローブによる不要な反射を防止できる。
また特許文献2には、センサによる検知範囲を拡大する目的で、サイドローブによる検知結果も採用する技術が開示されている。
特許文献2の装置では、メインローブで検知できない範囲をメインローブとサイドローブの設置を工夫することによって、検知保証範囲を拡大している。
特開2004−312696号公報 特開2007−91208号公報
特許文献1の方法は、サイドローブによる検知を抑制するので、サイドローブによって生じる誤検知は抑制することが出来る。しかし、検知はメインローブのみで行うので、検知保証範囲は、サイドローブによる検知も用いた場合より狭くなってしまう。
また特許文献2の方法は、サイドローブによる検知も利用することによる検知保証範囲の拡大を期待できるが、カメラ画像による移動体検出のための構成を必要とし、ミリ波センサ以外の検知機構が必要になるため、装置構成が複雑かつコスト高いとなってしまう。
また、サイドローブが、検知対象エリア外を向いている場合には、サイドローブによる検出は誤検出となる。
本発明では、簡易な構成でなるべく物体検知範囲を広くし、かつ、安全に寄与可能な高周波センサ装置、処理装置、検知システム、物体検知方法及びプログラムを提供することを課題とする。
また本発明は、サイドローブによる誤検知をなくし、センサによる精度の高い検知を実現する高周波センサ装置、処理装置、検知システム、物体検知方法及びプログラムを提供することを課題とする。
更にアンテナメインローブによる検知と、サイドローブによる検知を区別することで検知物が希望のエリア内、エリア外を判定でき、エリア近傍に物体がある場合でも検知可能とする検知システムを提供することを課題とする。
また、検知エリアが踏み切りなどの事故の危険を伴う領域の場合でエリア近傍に主に人、生き物などの物体が存在すると判断された場合、検知物のエリア立ち入りに対して警告を発することができる高周波センサ装置、処理装置、検知システム、物体検知方法及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明による高周波センサ装置は、送信部、電波遮蔽物及び受信部を備える。
送信部は、レーダ波を送信する。
電波遮蔽物は、前記送信部の側方に設けられ、断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断する。
受信部は、前記送信部から送信された送信波に対する反射波を受信する。
この構成により、レーダ波のメインローブによるエリアにある物体からの反射波は、連続的になり、レーダ波のサイドローブによるエリアにある物体からの反射波は、断続的になる。
また本発明による処理装置は、前記高周波センサ装置により受信した反射波を処理する処理装置であって、データ受信部及びエリア判定部を備える。
データ受信部は、前記高周波センサ装置から前記反射波に基づく情報を受信する。
エリア判定部は、前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定する。
この構成により、物体がレーダ波のメインローブによるエリアに存在するのか、レーダ波のサイドローブによるエリアに存在するのかを判定することが出来る。
また本発明は、検知システム、物体検知方法及びプログラムもその範囲に含む。
本システムによれば、物体を検知した際、その物体がレーダ波のメインローブによるエリアで検知されたのか、レーダ波のサイドローブによって検知されたのかを判別することが出来、それぞれ異なった対処を行なうことができる。
また本システムは、簡単な構成により実現することが出来る。
以下に図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の検知システムの構成例を示す図である。
同図において、検知システム100は、センサ装置10及び処理装置20からなる。このセンサ装置10と処理装置20は、優先若しくは無線により接続されている。またこのセンサ装置10と処理装置20を一つの筐体で一体化した構成としても良い。
センサ装置10は、処理装置20の指示に基づいてミリ波等の高周波のレーダ波を送信し、反射波を受信する。そして受信した受信波についての情報を処理装置20に通知する。処理装置20は、センサ装置10を制御し、メインローブ及びサイドローブのエリア内に物体が存在するか、及びその物体の移動方向を検知するものである。また処理装置20は、検知の結果に基づいて警報等を発する。
センサ装置10は、CPU11、AD変換器12、信号処理器13、アンテナ14及び遮断器15を備える。
CPU11は、処理装置20からの指示を受付けて、レーダ波の送信を制御したり、受信波についての情報を処理装置20に通知したりするものである。AD変換器12は、受信波に対して高速フーリエ変換を行ったり、物体との距離、移動速度、受信波の受信電力を計算する。信号処理器13は、受信波に対してダウンコンバートや増幅を行う。アンテナ14は、レーダ波を送信し、送信したレーダ波が物体に反射した反射波を受信するものである。遮断部15は、アンテナ14の横側を定周期で遮断して、アンテナ14にサイドローブを断続的に受信させる不図示の電波遮蔽物を制御する。なお電波遮蔽物を制御は、CPU11が行う構成としても良い。
以下に本実施形態の検知システム100の動作を説明する。
処理装置20からの指示に基づいてCPU11は、アンテナ14からレーダ波を送信させ、また物体からの反射波をアンテナ14により受信する。この間遮断器15は、アンテナの両横側を断続的に遮断する。アンテナ14が反射波を受信するとこれを信号処理器13がダウンコンバートや増幅等を行ってAD変換器12に渡し、AD変換器12はこれを高速フーリエ変換してデジタルデータにし、また物体までの距離、物体の移動速度、受信電力を求め、これをCPU11に渡す。CPU11は、これらの情報を処理装置20に通知し、処理装置20では、通知された距離、移動速度、受信電力についての情報を蓄積すると共に、物体が希望する検知エリア内に存在するのかあるいはその近辺に存在するのかを判断して、警報等の処理を行なう。
本実施形態の検知システム100の特徴は、遮断部15によってアンテナ14の側面を定周期で遮断することにより、メインローブの受信は連続的に行なうことができるのに対して、サイドローブの受信は断続的になる。これにより受信した反射波が連続的かあるいは断続的かで、メインローブのものなのかサイドローブのものなのかを区別する。
図2にセンサ装置10から発せられるレーダ波の相関関係を示す。
同図に示すように、レーダ波のメインローブ31はセンサ装置10のアンテナ14の正面方向のエリアになる。またサイドローブ32は、アンテナ14の両横側のエリアとなる。
本実施形態の検知システム100では、アンテナの両横に電波遮蔽物16を設け、サイドローブ32による受信を断続的に遮断する。これによりメインローブ31からの反射波は連続的に受信できるのに対して、サイドローブ32からの受信は断続的になる。この受信の仕方から検知システム100は、物体がメインローブ31のエリア(以下これを検知対象エリアという)にあるのか、サイドローブ32のエリアにあるのかを判断することが出来る。
図3はセンサ装置10の外観を示す概略図である。
同図(a)は上面図、胴部(b)は側面図である。
同図に示すようにセンサ装置10には、アンテナ14のレーダ波照射方向の両側面に電波を遮断する三角状の羽を複数供えた回転式の電波遮断物16を備えている。
この電波遮断物16は、遮断器15によって回転され、この回転により、アンテナ14は、サイドローブ32の受信を断続的に遮る。
図4は本実施形態の検知システム100が受信する反射波のメインローブとサイドローブを説明するための図である。便宜上、受信電力を現す波形を直線で表しているが、実際の反射波を直線波形に限るものではない。また、メインローブの反射波とサイドローブの反射波とを区別しやすいように便宜上、受信電力についても、両者を隔たった間隔で表しているが、実際の反射波の受信電力はこれに限るものではない。
同図に示すようにメインローブ31は、連続的な受信信号となっているのに対してサイドローブ32は断続的な受信信号となっている。
図4において太線がメインローブ、中太線がサイドローブの受信波を示している。
この信号の差によって、処理装置20は、受信した反射波がメインローブのものなのか、サイドローブのものなのかを判断する。
図5は、センサ装置10を制御すると共に、上記した物体の位置がメインローブによる希望する検知エリア内なのか、サイドローブによって検知される近辺エリアなのかを判断する処理装置20の構成例を示す図である。
同図において、処理装置20は、データ受信部21、データ蓄積部22、データ解析部23、制御コマンド送信部24、エリア判定部25、及び報知部26を備えている。
データ受信部21は、センサ装置10から、センサ装置10内で計算処理した、物体までの距離、速度、受信電力をデータとして受信する。データ蓄積部22は、データ受信部21がセンサ装置10から受信したデータを記憶、蓄積する。データ解析部23は、センサ装置10から受信したデータを解析し、例えば速度や電力のデータからしきい値を変更するコマンドを生成する等、センサ装置10の受信状態を分析し、その結果に基づいたコマンドを生成する。制御コマンド送信部24は、データ解析部23が生成したコマンドや、計測開始、終了をセンサ装置10に指示するコマンドをセンサ装置10に対して送信する。エリア判定部25は、センサ装置10からのデータから物体がメインローブによるエリアにあるのか、サイドローブによるエリアにあるのかを判定し、またその移動速度や方向から外部への報知が必要かどうかを判定し、報知が必要なら報知部26に放置を指示する。報知部26は、エリア判定部25からの指示に基づいて後述するように音声や電波等で外部に物体の存在を報知する。
このように本実施形態における検知システム100は、簡単な構成でメインローブによるエリアでの検知とサイドローブによるエリアでの検知を区別して検知することが出来る。
次に本実施形態の検知システム100を使った使用例を示す。
図6は、検知システム100の使用状況の一例を示す図である。
同図では、検知システム100のメインローブ31を検知対象エリア33に重なるようにセンサ装置10を配置してある。
このように配置すると、サイドローブ32は、検知対象エリア33の近辺の物体を検知する。そしてサイドローブ32のエリアに物体が侵入したのを検知すると、検知システム100は、その物体34の移動方向を検出し、その物体が検知対象エリア33に進入する可能性があると判断すると、報知部26が接続されている音声発生装置から物体34に対
して警告音を発生する。
これにより、本実施形態の検知システム100では、検知対象エリア33の近辺においても、検知対象エリアとは区別して検知を行うことが出来、検知対象エリアに物体34が侵入する前に対処留することが出来る。
次に本実施形態の検知システム100のより具体的な使用例を説明する。
図7は、第1の使用例を示す図である。
同図では、踏み切りなど、電車、車両などが通過する際に外部から物体が進入すると事故がおきる可能性が高い場所を検知エリアとするように2つの検知システム100−1、100−2が設置されている。
2つの検知システム100−1、100−2は、検知範囲となるメインローブによる検知範囲31−1、31−2が電車36の踏切34部分を含むように設置されている。
これにより、メインローブによる検知範囲31−1に進入した物体34−1があると、検知システム100−1は、報知部26が備える無線機を用いて無線通信で電車36に通知し、電車36はこれを受けてブレーキをかける等の処理を行なう。
また検知システム100−2のサイドローブによる検知範囲32−2に侵入した物体34−2があると、検知システム100−2のエリア判定部25が、検知した物体34−2の移動方向や速度から物体34−2が踏切34内に入ってくると予測すると、報知部26が備えるスピーカーから音声等を発して物体35−2に注意を促す。
このように本実施形態の検知システム100を用いることにより、検知対象エリア内に物体が存在する場合、それを検知し、通過しようとする電車36、車両などへ通報することができる。また、検知エリア内に進入しようとしているものも検知して対処できるので、例えば目の不自由な歩行者などが誤って検知対象エリア内に進入しようとしている場合、それに対し警告を発し進入を防止することができる。
図8は、検知システム100の第2の使用例を示す図である。
第2の使用例では、見通しの悪い交差点、駐車場出入り口など車両が通過する際に外部から物体が進入すると事故が起きる可能性が高い場所を検知システム100による検知対象エリアとするものである。
同図では、建物37により見通しの悪い交差点を検知対象エリア31とした使用例を示している。
この例では、検知対象エリア31内に物体が存在する場合、及び物体が進入しようとしている場合、検知システム100はそれを検知し、通過しようとする車両38へ報知部26によって無線通信により、交差点付近の情報として通報する。
またそれと同時に、検知対象エリア31近傍にいる歩行者などに報知部26によって音声や表示等によって注意を呼びかける。
この第2の使用例では、検知対象エリア31である交差点に入っている人のみならずその近傍の人に対しても、一方に対しては車両に通報、もう一方に対しては警報を行う等、両者を分けて対処することが出来る。
図9は、検知システム100の第3の使用例を示す図である。
第3の使用例は、山間部の鉄道、高速道路、あるいは田畑など、主に野生動物などの物体が進入すると問題が生じる可能性が高い場所を検知エリアとする。
図9は、道路、鉄道等39にメインローブによる検知対象エリア31−1〜31−nが重なるように、複数の検知システム100−1〜100−nを設置している。
この設置の仕方の場合、検知システム100−1〜100−nのサイドローブ32−1〜32−nによるエリアは、道路、鉄道等39の境界部分になる。
この図9の使用例の場合、検知システム100は、検知対象エリア31となっている道路、鉄道等39に物体(野生動物40)が存在するとそれを検知し、通過しようとする電車、車両などへ通報すると同時に、道路、鉄道等39内にスピーカーなどから音響を発生させ、エリア内から野生動物を退避させる。また、サイドローブ32−1〜32−nで物体(野生動物40)の存在を検知し、エリア外からエリア内(道路、鉄道等39)へ野生動物40が進入しようとしている場合も同様に音声や照明等によって脅かして検知対象エリア31内への進入を防ぐ。
この第3の使用例では、検知対象エリア31付近に野生生物40がいる場合には、野生動物40を追い払うと同時に人に通知を行い、また野生動物40が検知対象エリア31付近にいる場合は追い払うのみで通知は行わない、というように検知対象エリア31に入った場合とその近辺にいる場合とで処理を分けることが出来る。
なお図4乃至図6の使用例では、検知システム100全体を検知対象エリア31付近に設置する構成であったが、検知対象エリア31のうちセンサ装置10のみを設置し、処理装置20は別のところに設置して、両社を通信接続する構成としても良い。またそのとき処理装置20に十分な処理能力を持たせるのならば、センサ装置10と処理装置20は、1対1の構成でなく1つの処理装置20に複数のセンサ装置10を接続し、1つの処理装置20が複数のセンサ装置10からのデータを処理する構成としたり、複数のセンサ装置10と複数の処理装置20を接続する構成としても良い。またそのとき、センサ装置10と処理装置20は、インターネット等の公衆回線を用いて接続する構成としても良い。
次に電波遮断物の種々の形態について説明する。
図10乃至図13は、電波遮断物の別例を示す図である。
図3に示した電波遮断物は電波を遮断する三角状の羽を複数供えた回転式の構成を有していたが、本実施形態の電波遮断物の構成はこれに限定されるものではなく、電波を遮断する電波遮断物16がセンサ装置10のアンテナの側面を断続的に遮断する構成であればどのような構成でも良い。
例えば図10はセンサ装置10aの側面図であるが、同図では、電波遮断物16aは、複数の丸型の羽を供えた回転式の構成を有する構成となっており、羽が回転することにより、アンテナ14の側面に対し電波を断続的に遮断する。
また図11に側面図を示すセンサ装置10bでは、電波遮断物16bは、往復運動によってアンテナ14の側面に対し電波を断続的に遮断している。
更に図12に側面図を示すセンサ装置10cでは、電波を遮断しないパイプ41に電波遮断物16cを設け、パイプ41を往復運動することによりアンテナ14の側面で送受信される電波を断続的に遮断している。
また図13(a)に上面図、同図(b)に側面図を示すセンサ装置10eでは、アンテナ14の側面に対して開閉式に回転して稼動する電波遮断物16eを設ける。この電波遮断物16eをアンテナ14の側面を開閉するように回転することにより、アンテナ14がサイドローブの送受信するのを断続的に遮断する。
このほかに、アンテナ14の側面に振り子状に電波遮断物16を設け、振り子が左右に
ゆれることによりサイドローブを断続的に遮断する構成等、電波遮断物16がアンテナ14の側面を断続的に遮断する構成であればどのような構成でも良い。
なおアンテナ14から送信されるレーダ波が数10GHz帯(例えば75GHz)ならば、電波遮断物16でアンテナの側面を遮断する周期は数msec程度が適当である。
また電波遮断物16の材質は金属等電波を遮断するものであれば何でも良い。
更に電波遮断物16でアンテナの側面を遮断する周期は、定周期でも不定周期でも良い。
また、アンテナの右側のサイドローブのエリアと左側のサイドローブのエリアをも区別するために、電波遮断物16でアンテナの側面を遮断する周期を左右で変え、受信周期から左右のエリア内の物体を検知する構成としても良い。あるいは一方は定周期、もう一方は不定周期に遮断して左右のサイドローブのエリアを区別する構成としても良い。
図14は、左右のサイドローブによるエリアを区別する時の、検知システム100が受信する反射波のメインローブとサイドローブを説明するための図である。
図4と同様、便宜上、受信電力を現す波形を直線で表しているが、実際の反射波を直線波形に限るものではない。また、メインローブの反射波とサイドローブの反射波とを区別しやすいように便宜上、受信電力についても、両者を隔たった間隔で表しているが、実際の反射波の受信電力はこれに限るものではない。
同図の場合、右側と左側で電波遮断部16で遮断する周期を変えることにより、右側のサイドローブのエリアと左側のサイドローブのエリアを区別している。
同図では、右側の電波遮断部16の遮断周期が左側の電波遮断部16の遮断周期より2倍程度早く、処理装置20のエリア判定部25は、受信波の周期を調べることにより物体が右側のエリアにあるのか左側のエリアにあるのかの判別を行なうことができる。
図4において太線がメインローブ、中太線が右側のサイドローブ、細線が左側のサイドローブの受信波を示している。
次に本実施形態の検知システム100による物体検知時の動作処理を説明する。
図15は、本実施形態の検知システム100により、メインローブによるエリアとサイドローブによるエリアの検知を区別して検知を行う処理を示すフローチャートである。同図の処理は、全てのレーダ装置の方式において適用することが出来る。
同図の処理が開始されると、まずステップS1としてセンサ装置10は、アンテナ14から高周波のレーダ波を送信する。次にステップS2として、センサ装置10は、ステップS1で送信したレーダ波が物体に当たって反射してくる反射波をアンテナ14で受信する。
そしてセンサ装置10は、ステップS2で受信した反射波をデータに変換して処理装置20に送る。処理装置20ではエリア判定部25が、ステップS3として、受信した反射波が連続的か、断続的かを解析する。そして解析の結果、受信波が連続的であったなら、ステップS4としてその受信波は、反射波のメインローブによるものなので、エリア判定部25はメインローブによる検知と判断する。そしてステップS5として、エリア判定部25は、この検知が希望する検知エリア(検知対象エリア)内での検知であると認識し、対応する処理を行う。
一方ステップS3での解析の結果、受信波が断続的であった場合、エリア判定部25は、ステップS6としてこの検知はサイドローブでの検知であると判断する。そして、ステ
ップS7として希望する検知エリア外での検知であると認識し、検知対象エリア近傍の検知である場合の処理を行う。
このように、本実施形態の検知システム100によれば、メインローブによる検知とサイドローブによる検知を区別して検知することが出来る。
次に、ビート信号から物体の移動方向を検知してから検知した物体に対して警告を行う場合を説明する。
図16は、検知した物体に対して速度検出を行い、その結果から警告を行う場合の処理を示すフローチャートである。同図の処理は、FMCW方式や2周波CW方式の検知システムにおいて適用することが出来る。
同図の処理フローは、ステップS1からステップS7までは図12と同じ処理なので、説明は省略する。
ステップS7において希望する検知エリア(検知対象エリア)外の検知であると検知システム100の処理装置が認識すると、ステップS8aとして、報知部26は送信波(レーダ波)と物体からの反射波からビート信号を取得する。
そして報知部26は、ステップSa8で求めたビート信号を解析し、検知した物体が希望する検知エリアの方向に移動していると判断したならば、ステップSa9としてその物体に音声や表示等によって警告を行う。
またビート信号の解析の結果、検知した物体が希望する検知エリア方向には移動していないと判断したならば、報知部26は物体に対して警告等を行わない。
このように本実施形態の検知システム100で上記処理を行なうことによりでは、サイドローブによる検知の場合、検知した物体の移動方向を求めその方向に応じて対応処置を施すことが出来る。
次に、ドップラー効果による速度検出によって物体の速度を検出してから、検知した物体に対して警告を行う場合を説明する。
図17は、検知した物体に対して速度検出を行い、その結果から警告を行う場合の処理を示すフローチャートである。同図の処理も、図15の処理と同様全てのレーダ装置の方式において適用することが出来る。
同図の処理フローも、ステップS1からステップS7までは図12と同じ処理なので、説明は省略する。
ステップS7において希望する検知エリア外の検知であると検知システム100の処理装置が認識すると、ステップSb8として報知部26は受信波の周波数変動を調べ、ドップラー効果から検知物体の速度を検知する。
そして報知部26は、ステップSb8で求めた速度から検知物体がメインローブのエリアである希望する検知エリア(検知対象エリア)方向に移動していると判断したならば、ステップSb9として物体に対して音声等により警告を行う。
またステップSb8で求めた速度から、検知した物体が希望する検知エリア方向に移動していない場合には、報知部26は物体に対して警告等を行わない。
このように本実施形態の検知システム100で上記処理を行なうことにより、サイドローブによる検知の場合、検知した物体の移動方向を求めその方向に応じて対応処置を施すことが出来る。またこの処理では、ドップラー効果を用いるので全てのレーダ装置の方式において適用することが出来る。
なおステップSb8のドップラー効果を用いて速度を求めるために用いる周波数変化は、レーダ波の高周波の周波数の変化を用いても、定周期で遮断する電波遮断部16による周波数変を用いても良いが、レーダ波の高周波周波数を用いる方が、正確な値が求まる。
次に電波遮断物16の動作周期を右側と左側で変えて、左右のサイドローブによる検知を区別する場合を説明する。
図18は、電波遮断物16の動作周期を左側を右側より大きく(小さく)し、右側と左側のサイドローブによる検知を区別するときの検知システム100の動作処理を示すフローチャートである。同図の処理も、図15、図17の処理と同様全てのレーダ装置の方式において適用することが出来る。
同図の処理フローは、ステップS1からステップS6までは上述した処理と同じ処理なので、説明は省略する。
ステップS6において、サイドローブによる検知と判断すると、ステップSc7としてエリア判定部25は、希望する検知エリア(検知対象エリア)外での検知であると判定する。またエリア判定部25は、受信波の周期を調べ受信波の周期が大きい(小さい)場合は、ステップSc8として右側(左側)のサイドローブによる検知であると判断し、受信波の周期が小さい(大きい)場合は、ステップSc9として左側(右側)のサイドローブによる検知であると判断する。
このように本実施形態の検知システム100で上記処理を行なうことにより、サイドローブによる検知が、右側のサイドローブによる検知か左側のサイドローブによる検知かを区別することが出来、それぞれに対応した事後処理を行なうことができる。
なお図18に示した処理以降の処理として、図16に示した処理のようにビート信号から検知物体の移動方向を求めたり、図17に示した処理のようにドップラー効果を用いて検知物体の速度を求めても良い。
図19は、処理装置20を情報処理装置によって構成して場合のシステム環境図である。
同図において、処理装置20は、CPU51、RAM等の主記憶装置52、ハードディスク等の補助記憶装置53、ディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイス等の入出力装置(I/O)54、通信インタフェースやモデム等のネットワーク接続装置55、及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読み取り装置56を有し、これらが互いにバス58により接続される構成を備えている。そして各構成要素は、バス58を介して互いにデータのやり取りを行う。
CPU51は、補助記憶装置53上のプログラムやネットワーク接続装置55を介してインストールしたプログラムを、主記憶装置52をワークメモリとして実行することにより、図5に示した処理装置20の構成要素の機能を実現し、また図15乃至図18に示したフローチャートの処理を実現する。なお報知部26に接続されるスピーカーや表示祈祷の警報に用いる構成要素は、ネットワーク接続装置55を介して接続されたり、あるいは不図示の通信インタフェースによってバス58に接続される。
図19の情報処理装置では、媒体読み取り装置57により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体58に記憶されているプログラム、データを読み出し、これを外部インタフェース56を介して本実施形態における処理装置20にロードする。そしてこのプログラムやデータを主記憶装置52や補助記憶装置53に記憶し、CPU51で実行したり用いたりすることにより、上述したフローチャートの処理をソフ
トウエア的に実現する。
また、図19の情報処理装置では、CD−ROM等の記憶媒体77を用いてアプリケーションソフトの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、高周波センサ装置、処理装置、検知システム及び物体検知方法に限らず、コンピュータにより使用されたときに、上述した本発明の実施形態の機能をコンピュータに行なわせるためのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体77やプログラムとして構成することもできる。
この場合、「記憶媒体」には、例えば図20に示されるように、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、メモリーカード、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置67に脱着可能な可搬記憶媒体66や、ネットワーク回線63経由で送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶部(データベース等)62、あるいは情報処理装置61の本体64内のメモリ(RAM又はハードディスク等)65等が含まれる。可搬記憶媒体66や記憶部(データベース等)62に記憶されているプログラムは、本体64内のメモリ(RAM又はハードディスク等)65にロードされて、実行される。
また、既に説明したCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体には、上記に例として挙げたものの他にも、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザーを用いた次世代光ディスク記憶媒体、赤色レーザーを用いるHD−DVD9、青紫色レーザーを用いるBlue Laser DVD、ホログラムなど、今後開発される種々の大容量記憶媒体を用いて本発明を実施することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
高周波センサ装置において、
レーダ波を送信する送信部と、
前記送信部の側方に設けられ、断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断する電波遮蔽物と、
前記送信部から送信された送信波に対する反射波を受信する受信部と、
を備えたことを特徴とする高周波センサ装置。
(付記2)
前記電波遮断物は、前記送信部の右側と左側で前記サイドローブの遮断の仕方が異なることを特徴とする付記1に記載の高周波センサ装置。
(付記3)
前記電波遮断物を回転させて前記サイドローブを断続的に遮断することを特徴とする付記1に記載の高周波センサ装置。
(付記4)
前記レーダ波は、数10GHzの周波数で、前記電波遮断物は、前記サイドローブを数10msec周期で遮断することを特徴とする付記1に記載の高周波センサ装置。
(付記5)
前記高周波センサ装置により受信した反射波を処理する処理装置であって、
前記高周波センサ装置から前記反射波に基づく情報を受信するデータ受信部と、
前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定するエリア判定部と、
を備えたことを特徴とする処理装置。
(付記6)
前記エリア判定部の判定結果に基づいて、報知を行う報知部を更に備えることを特徴と
する付記5に記載の処理装置。
(付記7)
前記エリア判定部による判定結果が、前記サイドローブによるエリアであるとの判定であるとき、前記報知部は、検知した物体の移動方向を求め、当該移動方向に基づいて報知を行うことを特徴とする付記6に記載の処理装置。
(付記8)
前記報知部は、前記移動方向を送信波と前記反射波のビート信号から前記移動方向を求めることを特徴とする付記7に記載の処理装置。
(付記9)
前記報知部は、前記移動方向を前記反射波に対するドップラー効果から前記移動方向を求めることを特徴とする付記7に記載の処理装置。
(付記10)
前記報知部による報知は、前記検知した物体に対する報知であることを特徴とする付記6に記載の処理装置。
(付記11)
前記報知部による報知は、無線通信による報知であることを特徴とする付記6に記載の処理装置。
(付記12)
前記エリア判定部は、前記判定結果が前記サイドローブによるエリアであるとの判定であるとき、前記受信波の断続の仕方から、左側の前記サイドローブによるエリアと右側の前記サイドローブによるエリアの判別を行うことを特徴とする付記5に記載の処理装置。(付記13)
レーダ波を送信して反射波を受信する高周波センサ装置と当該反射波を処理する処理装置とが接続された検知システムであって
前記高周波センサ装置は、
前記レーダ波を送信する送信部と、
前記送信部の側方に設けられ、断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断する電波遮蔽物と、
前記送信部から送信された送信波に対する反射波を受信する受信部と、
前記反射波に基づく情報を前記処理装置に送信するデータ送信部と、
を備え、
前記処理装置は、
前記高周波センサ装置から前記反射波に基づく情報を受信するデータ受信部と、
前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定するエリア判定部と、
を備えることを特徴とする検知システム。
(付記14)
前記処理装置は、複数の前記高周波センサ装置と接続され、当該複数高周波センサ装置が受信した前記反射波を処理することを特徴とする付記13に記載の検知システム。
(付記15)
送信部からレーダ波を送信して反射波を受信することにより物体を検知する物体検知方法であって、
前記送信部の側方に設けた電波遮蔽物によって断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断しながら、前記レーダ波を送信し、かつ前記反射波を受信し、
前記受信した反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記受信波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定する
ことを特徴とする物体検知方法。
(付記16)
レーダ波を送信して反射波を受信する高周波センサ装置と接続された情報処理装置で実行されるプログラムであって
前記高周波センサ装置から反射波に基づく情報を受信し、
前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定する
ことを前記情報処理装置に実行させるプログラム。
本実施形態の検知システムの構成例を示す図である。 センサ装置から発せられるレーダ波の相関関係を示す図である。 センサ装置の外観を示す概略図である。 本実施形態の検知システムが受信する反射波のメインローブとサイドローブを示す図である。 処理装置の構成例を示す図である。 検知システムの使用状況の一例を示す図である。 検知システムの第1の使用例を示す図である。 検知システムの第2の使用例を示す図である。 検知システムの第3の使用例を示す図である。 電波遮断物の別例を示す図(その1)である。 電波遮断物の別例を示す図(その2)である。 電波遮断物の別例を示す図(その3)である。 電波遮断物の別例を示す図(その4)である。 左右のサイドローブによるエリアを区別する時の、検知システムが受信する反射波のメインローブとサイドローブを示す図である。 本実施形態の検知システムにより、メインローブによるエリアとサイドローブによるエリアの検知を区別して検知を行う処理を示すフローチャートである。 本実施形態の検知システムにより、検知した物体に対して速度検出を行い、その結果から警告を行う場合の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の検知システムにより、検知した物体に対して速度検出を行い、その結果から警告を行う場合の処理を示すフローチャートである。 右側と左側のサイドローブによる検知を区別するときの検知システムの動作処理を示すフローチャートである。 処理装置を情報処理装置によって構成して場合のシステム環境図である。 記憶媒体の例を示す図である。
符号の説明
10 センサ装置
11、51 CPU
12 AD変換器
13 信号処理器
14 アンテナ
15 遮断器
16 電波遮蔽物
20 処理装置
21 データ受信部
22 データ蓄積部
23 データ解析部
24 制御コマンド送信部
25 エリア判定部
26 報知部
52 主記憶装置
53 補助記憶装置
54 出力装置(I/O)
55 ネットワーク接続装置
56 媒体読み取り装置
57 媒体読み取り装置
58 バス
100 検知システム

Claims (5)

  1. 高周波センサ装置において、
    レーダ波を送信する送信部と、
    前記送信部の側方に設けられ、断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断する電波遮蔽物と、
    前記送信部から送信された送信波に対する反射波を受信する受信部と、
    を備えたことを特徴とする高周波センサ装置。
  2. 前記高周波センサ装置により受信した反射波を処理する処理装置であって、
    前記高周波センサ装置から前記反射波に基づく情報を受信するデータ受信部と、
    前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定するエリア判定部と、
    を備えたことを特徴とする処理装置。
  3. レーダ波を送信して反射波を受信する高周波センサ装置と当該反射波を処理する処理装置とが接続された検知システムであって
    前記高周波センサ装置は、
    前記レーダ波を送信する送信部と、
    前記送信部の側方に設けられ、断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断する電波遮蔽物と、
    前記送信部から送信された送信波に対する反射波を受信する受信部と、
    前記反射波に基づく情報を前記処理装置に送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記処理装置は、
    前記高周波センサ装置から前記反射波に基づく情報を受信するデータ受信部と、
    前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定するエリア判定部と、
    を備えることを特徴とする検知システム。
  4. 送信部からレーダ波を送信して反射波を受信することにより物体を検知する物体検知方法であって、
    前記送信部の側方に設けた電波遮蔽物によって断続的に前記レーダ波のサイドローブを遮断しながら、前記レーダ波を送信し、また前記反射波を受信し、
    前記受信した反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記受信波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定する
    ことを特徴とする物体検知方法。
  5. レーダ波を送信して反射波を受信する高周波センサ装置と接続された情報処理装置で実行されるプログラムであって
    前記高周波センサ装置から反射波に基づく情報を受信し、
    前記反射波が連続的であるとき、レーダ波のメインローブによるエリアでの検知と判定し、前記反射波が断続的であるとき前記レーダ波のサイドローブによるエリアでの検知と判定する
    ことを前記情報処理装置に実行させるプログラム。
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