JP2009168225A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Osamu Kimura
修 木村
Hideo Sugimoto
日出夫 杉本
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Abstract

【課題】本発明の課題は、変位センサにより、ばねの押し付け力の減退または回転部の偏心量を検出して警報することにより、所定の精度を維持する動力伝達装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、モータ29により回転されるウォームギヤ22に噛み合わされて回転するウォームホイール16と、ウォームギヤ22をウォームホイール16に押し付ける圧縮ばね25と、圧縮ばね25の一端が取付けられると共にウォームギヤ22が設けられ、ウォームホイール16方向に移動自在に設けられたウォームギヤ機構21と、圧縮ばね25の他端が取付けられ固定されたばねホルダ24と、ばねホルダ24とウォームギヤ機構21の間の距離を検出する渦電流式変位センサ30と、渦電流式変位センサ30が所定の閾値に達したことを検出すると警報を出す警報装置とを備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動機の検査装置、製造装置、カメラの雲台等に用いられるウォームホイールとウォームギヤの動力伝達装置に関するものである。
ウォームホイールとウォームギヤの動力伝達装置を使用した回転ステージ機構のバックラッシを少なくする機構を有するものはあるが装置を長期的に使用した場合、部品の劣化等の保守機能を有した装置はない。
図2(a),(b),(c)は従来の動力伝達装置を示す平面図、側面図、正面図であり、バックラッシを少なくした回転ステージ機構の一例を示す。
すなわち、図2(a),(b),(c)に示すように、固定台11上には固定軸12がねじ13により固定して取付けられ、前記固定軸12の周囲には一対のアンギュラ玉軸受14が所定間隔離して挿入して取付けられる。前記アンギュラ玉軸受14の外輪側には、筒状の外輪ハウジング15が挿入して取付けられ、前記外輪ハウジング15の下部外周にはウォームホイール16がねじ17により取付けられる。尚、前記アンギュラ玉軸受14は固定軸11に取付けられた予圧リング18のセットスクリュー19によって回転の乱れを無くしている。
一方、前記固定台11上のウォームホイール16の外周部に対応する位置にはスライドテーブル20が固定軸11方向に移動自在にして設けられる。スライドテーブル20は移動方向と直交する方向のゆるみがない様に調整されている。
前記スライドテーブル20上にはウォームギヤ機構21が固定して設けられ、前記ウォームギヤ機構21上にはウォームギヤ22が前記ウォームホイール16と噛み合うようにして取付けられる。
前記ウォームギヤ22はアンギュラ玉軸受26及びハウジング27により、軸方向のゆるみが無い様に取付けられ、前記ウォームギヤ22の一端はカップリング28を介してモータ29に連結される。
したがって、ウォームギヤ22を固定したウォームギヤ機構21はスライドテーブル20を介してウォームギヤ22の軸方向と直角方向に移動可能な形で連結されている。前記ウォームギヤ機構21のウォームホイール16と反対側にはばね受23が衝立状に設けられ、前記固定台11上のばね受23と対向した位置にはばねホルダ24が衝立状に設けられる。前記ばね受23と前記ばねホルダ24の間には圧縮ばね25がウォームギヤ22をウォームホイール16に押し付けるようにして取付けられる。前記圧縮ばね25の作用力により、ウォームギヤ22は、常にウォームホイール16に対し、バックラッシが無くなる様に押し付けられている。
モータ29の回転に伴い、モータ29に連結されたウォームギヤ22が回転し、ウォームギヤ22に噛み合ったウォームホイール16に駆動力が伝達され、ウォームホイール16が回転する。
ウォームホイール16の回転に伴いウォームホイール16とアンギュラ玉軸受14の心ずれ、ウォームホイール16又はウォームギヤ22の歯面精度及びピッチ精度等に起因してウォームギヤ22とウォームホイール16の歯当たりに隙間が生じようとするが、圧縮ばね25の作用により、ウォームギヤ22とウォームホイール16の歯当たりに生じる隙間が無くなる方向にウォームギヤ機構21が移動することにより、バックラッシを少なくしている。
以上がウォームホイールとウォームギヤを使用した場合のバックラッシを少なくする構造であるが、上記構造を有する装置において長期的な装置の使用(24時間稼動等)で各部品の劣化が問題になる。
特に、上記構造でバックラッシを少なくする為に、圧縮ばねの弾性を利用している。この圧縮ばねの経時変化(ヘタリ)が起こると所定の性能(精度)が得られなくなる。
さらに、回転部の経時変化(潤滑油不足、部品の劣化等)で回転部がスムーズに動作しない時には、ウォームギヤがウォームホイールから離れる方向に移動し、所定の性能(精度)が得られなくなる。
上記のような経時変化が起こったとしても通常の動作(回転)においては支障無く、装置の異常が発見できない。
特開平10-123428号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、変位センサにより、ばねの押し付け力の減退または回転部の偏心量を検出して警報することにより、所定の精度を維持する動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の動力伝達装置は、モータにより回転されるウォームギヤと、前記ウォームギヤに噛み合わされて回転するウォームホイールと、前記ウォームギヤを前記ウォームホイールに押し付けるばねと、前記ばねの一端が取付けられると共に前記ウォームギヤが設けられ、前記ウォームホイール方向に移動自在に設けられたウォームギヤ機構と、前記ばねの他端が取付けられ固定されたばねホルダと、前記ばねホルダと前記ウォームギヤ機構の間の距離を検出する変位センサと、前記変位センサが所定の閾値に達したことを検出すると警報を出す警報装置とを具備することを特徴とするものである。
本発明の動力伝達装置は、ウォームギヤをウォームホイールに押し付けるばねのたわみ量(位置)を変位センサによって、常時、位置検出し、出荷時設定した所定の閾値に達した時、アラームで警報することにより、ばねの押し付け力の減退を検出して警報することができる。したがって、自動機におけるバックラッシレス回転ステージ機構のアラーム機能として効果がある。
尚、生産ラインに設置される自動機は無人の場合が多く、異常時のアラーム機能があると未然に不具合を防止できる。
また、変位センサを利用して回転部の偏心量も測定できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1(a),(b),(c)は本発明の実施形態に係る動力伝達装置を示す平面図、側面図、正面図であり、バックラッシを少なくした回転ステージ機構の一例を示す。図1(a),(b),(c)中、図2(a),(b),(c)と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
すなわち、図2(a),(b),(c)に示すように、モータ29により回転されるウォームギヤ22と、前記ウォームギヤ22に噛み合わされて回転するウォームホイール16と、前記ウォームギヤ22を前記ウォームホイール16に押し付ける圧縮ばね25と、前記圧縮ばね25の一端が取付けられると共に前記ウォームギヤ22が設けられ、前記ウォームホイール16方向に移動自在に設けられたウォームギヤ機構21と、前記圧縮ばね25の他端が取付けられ固定されたばねホルダ24と、前記ばねホルダ24と前記ウォームギヤ機構21の間の距離を検出する渦電流式変位センサ30と、前記渦電流式変位センサ30が所定の閾値に達したことを検出すると警報を出す警報装置(図示せず)とを備えて構成される。
前記渦電流式変位センサ30はばねホルダ24に埋め込んだ状態で固定される。一方、可動するウォームギヤ機構21側のばね受23には前記渦電流式変位センサ30の軸線上に電磁誘導し易い導電板、例えば金属板31が固定される。前記渦電流式変位センサ30と金属板31は対向して設けられる。
前記渦電流式変位センサ30はコイルを備え、この変位センサ30のコイルに交流電流を流すと、変位センサ30のコイルを貫いて交番磁束が生じる。変位センサ30のコイルに対向して金属板31を置けば、金属板31が交番磁束を切るので、金属板31の中に渦電流が流れる。金属板31に流れる渦電流が発生する磁束は、前記変位センサ30のコイルの磁束を打ち消す方向に発生する。したがって、金属板31に流れる渦電流によって変位センサ30のコイルの磁束は減らされる。すなわち、変位センサ30のコイル電流が同じでも磁束が少なくなるので、変位センサ30のコイルのインダクタンス値Lが小さくなったことになる。したがって、変位センサ30のコイルのインダクタンス値Lの減少量を測れば、金属板31に流れる渦電流の大きさが分かる。金属板31に流れる渦電流は変位センサ30のコイルと金属板31との距離Aが小さいほど大きく、変位センサ30のコイルのインダクタンス値Lは小さくなる。そのため、変位センサ30のコイルと金属板31との距離Aを非接触で測ることができる。
したがって、ウォームギヤ22をウォームホイール16に押し付ける圧縮ばね25のたわみ量(位置)であるウォームギヤ機構21とばねホルダ24との間の距離Aを渦電流式変位センサ30によって常時検出し、前記距離Aが出荷時設定した所定の閾値に達した時、警報装置(図示せず)でアラーム警報することにより、圧縮ばね25の押し付け力の減退を検出して警報することができる。
また、渦電流式変位センサ30で距離Aを測定して、ウォームホイール16を含む回転部の偏心量の測定も可能となる。
以上のように、ウォームホイールとウォームギヤで回転させる回転ステージ機構において、バッククラッシを防止する機構として、ウォームギヤをウォームホイールにウォームギヤ軸と直交する方向に押し付ける機構がある。この場合、押し付ける手段としてばねを使用する例が多い。このばねの押し付け力が弱くなると所定の精度が得られなくなり、特に、長期的に使用する自動機では、無人による稼動が多く、押し付け力が弱くなっている状態で生産する可能性があり、不良品を製作する恐れがある。このばねの押し付け力の減退をアラーム警報することにより、所定の精度を維持することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施形態に係る動力伝達装置を示す平面図、側面図、正面図である。 従来の動力伝達装置を示す平面図、側面図、正面図である。
符号の説明
11…固定台、12…固定軸、13…ねじ、14…アンギュラ玉軸受、15…外輪ハウジング、16…ウォームホイール、17…ねじ、18…予圧リング、19…セットスクリュー、20…スライドテーブル、21…ウォームギヤ機構、22…ウォームギヤ、23…ばね受2、24…ばねホルダ、25…圧縮ばね、26…アンギュラ玉軸受、27…ハウジング、28…カップリング、29…モータ、30…渦電流式変位センサ、31…金属板。

Claims (1)

  1. モータにより回転されるウォームギヤと、
    前記ウォームギヤに噛み合わされて回転するウォームホイールと、
    前記ウォームギヤを前記ウォームホイールに押し付けるばねと、
    前記ばねの一端が取付けられると共に前記ウォームギヤが設けられ、前記ウォームホイール方向に移動自在に設けられたウォームギヤ機構と、
    前記ばねの他端が取付けられ固定されたばねホルダと、
    前記ばねホルダと前記ウォームギヤ機構の間の距離を検出する変位センサと、
    前記変位センサが所定の閾値に達したことを検出すると警報を出す警報装置と
    を具備することを特徴とする動力伝達装置。
JP2008009624A 2008-01-18 2008-01-18 動力伝達装置 Withdrawn JP2009168225A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117480A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Akutesu Kk 回転ステージ装置

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