JP2009167778A - 外構塀 - Google Patents
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Abstract
【課題】発泡系合成樹脂パネルにて外構塀主体を構成して軽量化を図る上で、発泡ウレタンによる加水分解、更には連続気泡のために雨水がパネル全体に浸透し加水分解との相乗作用で加速的に組織結合が破壊することのないようにする。
【解決手段】上下間に亘る縦凹溝2を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端1aを、基礎体4に直線又は曲線的に連続載置し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管6を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げる。
【選択図】図4
【解決手段】上下間に亘る縦凹溝2を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端1aを、基礎体4に直線又は曲線的に連続載置し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管6を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げる。
【選択図】図4
Description
本発明は、建築物の敷地境界部等に施工される外構塀に関する。
一般的に外構塀は施工を含め大別して2通りの形態が存在する。
先ず一つの形態は、現場において型枠を組み、その型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの固化を待って型枠を撤去し、表面をモルタル仕上げの上、塗装を施すもの。
更に他の形態としては、コンクリートブロックの目地にモルタルを充填して結合し、上下左右に順次積み上げて広げて行き、所望によりその積み上げられたブロック表面をモルタル仕上げの上、塗装を施すものとが存在する。
然しながら、上記両形態共にコンクリート塀であって、相当な重量物となるが、外観重視志向からややもすると、それに見合う基礎工事が伴わず、特に最近の地震等による倒壊が多く見うけられることも周知の事実である。
先ず一つの形態は、現場において型枠を組み、その型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートの固化を待って型枠を撤去し、表面をモルタル仕上げの上、塗装を施すもの。
更に他の形態としては、コンクリートブロックの目地にモルタルを充填して結合し、上下左右に順次積み上げて広げて行き、所望によりその積み上げられたブロック表面をモルタル仕上げの上、塗装を施すものとが存在する。
然しながら、上記両形態共にコンクリート塀であって、相当な重量物となるが、外観重視志向からややもすると、それに見合う基礎工事が伴わず、特に最近の地震等による倒壊が多く見うけられることも周知の事実である。
上記背景下、下記技術文献1の存在が注目される。
即ち、コンクリートブロック等の基礎に支柱管を埋設直立させ、パネル連結材に支柱管を挿入し、更にこのパネル連結材の前後面に2枚の外装パネルを張付けている。
而して、この技術文献1のものは、そのパネル連結材として発泡ウレタンを用い、外装パネルを無機質セメント板として張り付けている。
ところで、この技術文献1のものでは、具体的に実施する上で、技術的に致命的な問題点を有し、現実的にはその実施化は困難といえる。
即ち、発泡ウレタンは加水分解する性質を有し、而も連続気泡のため、雨水がその発泡ウレタン製のパネル連結材全体に浸透し、加水分解との相乗作用によって、加速的に組織結合が破壊され、外装パネルである無機質セメント板との機械的結合関係が崩れ、倒壊に繋がることともなる。
即ち、コンクリートブロック等の基礎に支柱管を埋設直立させ、パネル連結材に支柱管を挿入し、更にこのパネル連結材の前後面に2枚の外装パネルを張付けている。
而して、この技術文献1のものは、そのパネル連結材として発泡ウレタンを用い、外装パネルを無機質セメント板として張り付けている。
ところで、この技術文献1のものでは、具体的に実施する上で、技術的に致命的な問題点を有し、現実的にはその実施化は困難といえる。
即ち、発泡ウレタンは加水分解する性質を有し、而も連続気泡のため、雨水がその発泡ウレタン製のパネル連結材全体に浸透し、加水分解との相乗作用によって、加速的に組織結合が破壊され、外装パネルである無機質セメント板との機械的結合関係が崩れ、倒壊に繋がることともなる。
特に、今日、この種業界の実情はモルタル仕上げが主流であって、モルタル塗り施工時に該モルタルに含有する水分が発泡ウレタンの連続気泡に浸透吸収され、モルタルの含水率が変動し、モルタルの固化特性にもバラつきが生じる。
勿論、この技術文献1のものにおいては、モルタル仕上げをせずに無機質セメント板にて外装パネルとしているから、一見問題は生じない様には見えるが、基礎への立上げ、更には目地施工等には当然モルタル施工が伴い同様の問題点を危惧することとなる。
勿論、この技術文献1のものにおいては、モルタル仕上げをせずに無機質セメント板にて外装パネルとしているから、一見問題は生じない様には見えるが、基礎への立上げ、更には目地施工等には当然モルタル施工が伴い同様の問題点を危惧することとなる。
本発明は、コンクリート打設、或いはコンクリートブロック積み上げによる重量外構塀に変え、発泡系合成樹脂パネルにて外構塀主体を構成して軽量化を図ることとし、その上で発泡ウレタンによる加水分解、更には連続気泡のために雨水がパネル全体に浸透し、加水分解との相乗作用によって、加速的に組織結合が破壊するということの課題を解決することとした。
又大型の発泡スチロールを前提として、端部での処理で、倒壊防止が出来、容易に施工できる方法を見出した。
即ち、支柱と横筋とを上部でモルタルにより、筋結することにより、倒壊しないで、隣接するパネルの動きも同じくし、問題を解決するに至った。
又大型の発泡スチロールを前提として、端部での処理で、倒壊防止が出来、容易に施工できる方法を見出した。
即ち、支柱と横筋とを上部でモルタルにより、筋結することにより、倒壊しないで、隣接するパネルの動きも同じくし、問題を解決するに至った。
本発明の外構塀は、上記課題を解決するために、上下間に亘る縦凹溝を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端を、基礎体のコンクリート打設と共に埋設して直線又は曲線的に連続載置し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げたことを特徴とするものである。
更に本発明は、上下間に亘る縦凹溝を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端を、コンクリート打設により予め形成された基礎体の固定溝に嵌合して直線又は曲線的に連続載置すると共に、モルタルにて結着し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げたことを特徴とするものである。
また、本発明は、発泡スチロール製パネルの上端全長に亘って左右端の縦凹溝と連なる水平凹溝を形成し、各発泡スチロール製パネルの水平凹溝間に亘って連結支柱管を貫通する様、補強横筋を挿通し、この水平凹溝及び縦凹溝、並びに補強横筋、更には連結支柱管内を含めた部分にモルタルを注入固化させて一体化したことを特徴とするものである。
また、本発明は、発泡スチロール製パネルを連結一体化して構成された外構塀主体の表面仕上を、モルタル仕上げとしたことを特徴とするものである。
特に本発明は、前記連結支柱管を挿通してその両端が該相隣接する発泡スチロール製パネルの底部間亘って位置する橋絡バーを基礎体に埋設することも特徴とするものである。
特に本発明は、前記連結支柱管を挿通してその両端が該相隣接する発泡スチロール製パネルの底部間亘って位置する橋絡バーを基礎体に埋設することも特徴とするものである。
(1)請求項1、2により、外構塀主体を構成する発泡系合成樹脂パネルを発泡スチロール製としているので、発泡ウレタンの如く加水分解が生ぜず、而も独立気泡であるから雨水がその気泡間を順次浸透していくこともなく、もって加水分解との相乗作用によって、加速的にパネルの組織結合が破壊することもなく、コンクリート塀に比し軽量で、地震等への対応にも有効となる。
(2)請求項3により、発泡スチロール製パネルの上端水平凹溝及び左右端縦凹溝、並びに補強横筋、更には連結支柱管内を含めた部分はモルタルの注入固化により、外構塀は一体化された強靭なものとなって、コンクリート塀に比し強度において難点を補完できると共に、特にモルタル使用においても、発泡ウレタンの加水分解、独立気泡からの雨水浸透、更にはモルタルの含水率変動、それに伴うモルタルの固化特性にもバラつきが生じることもない。
(3)請求項4により、発泡スチロール製パネルの表面の仕上をモルタル仕上としても、発泡ウレタンの如く加水分解、独立気泡からの雨水浸透、更にはモルタルの含水率変動も伴わず、もって外構塀全体を体裁良く、且つ違和感なく仕上ることが出来、コンクリート外構塀、ブロック積み上げ外構塀との外観上の遜色はなく、且つコンクリート打設、或いはコンクリートブロック積み上げによる重量外構塀に比し軽量化を達成でき、而も一枚の発泡スチロール製パネルの面積が、一個のコンクリートブロック(技術文献1のものも含め)の面積に比し、大幅に広いから、施工作業時間も短縮でき、且つ簡単となる。
(4)請求項5により、基礎体に埋設されている橋絡バーが連結支柱管の抜止作用を発揮し、而も発泡スチロール製パネルは底部、即ち下部を該橋絡バーにて、且つ上部を水平凹溝の補強横筋とで、上下より挟持され、モルタルの注入固化と相俟って外構塀全体を強固な一体化物に形成でき、もってコンクリート塀に比し強度における難点を補完できることとなる。
以下本発明を実施形態の図面に基づいて説明する。
図1は外構塀を寸断して一部を示す正面図、即ち相隣接する発泡スチロール製パネル1、1を連結した状態を示す正面図であって、発泡スチロール製パネル1は一定長さXに形成されると共に、上下間に亘る縦凹溝2、2を左右端に設け、且つ上端全長に亘って左右端の縦凹溝2、2と連なる水平凹溝3を有する。
尚、本発明における発泡スチロール製パネル1の長さXとして、100cm、高さもほぼ同じとしているが、それらは任意に設定することとなる。
図1は外構塀を寸断して一部を示す正面図、即ち相隣接する発泡スチロール製パネル1、1を連結した状態を示す正面図であって、発泡スチロール製パネル1は一定長さXに形成されると共に、上下間に亘る縦凹溝2、2を左右端に設け、且つ上端全長に亘って左右端の縦凹溝2、2と連なる水平凹溝3を有する。
尚、本発明における発泡スチロール製パネル1の長さXとして、100cm、高さもほぼ同じとしているが、それらは任意に設定することとなる。
本発明に使用する発泡スチロールは、ポリスチレン樹脂を発泡して板状に成型したもので、ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板および押出法ポリスチレンフォーム保温板があり、密度が20〜50kg/m3、圧縮強さが10〜100N/cm2、曲げ強さが10〜100N/cm2の性能を有するものである。
特に、押出法ポリスチレンフォーム保温板は、気泡が独立気泡で形成されているため、JIS A9511に規定する吸水量が0.01g/100cm2以下と非常に低く適している。さらに、シロアリによる食害を防止するため、防蟻性を有する発泡スチロールを使用することもできる。
この所望枚数の発泡スチロール製パネル1の下端1aを基礎体4のコンクリート打設と共に埋設して直線又は曲線的に連続載置して一体化する。
また、コンクリート打設により予め形成された基礎体4の固定溝5に嵌合して直線又は曲線的に連続載置すると共に、モルタルにて結着することも可能であり、選択することとなる。
特に、押出法ポリスチレンフォーム保温板は、気泡が独立気泡で形成されているため、JIS A9511に規定する吸水量が0.01g/100cm2以下と非常に低く適している。さらに、シロアリによる食害を防止するため、防蟻性を有する発泡スチロールを使用することもできる。
この所望枚数の発泡スチロール製パネル1の下端1aを基礎体4のコンクリート打設と共に埋設して直線又は曲線的に連続載置して一体化する。
また、コンクリート打設により予め形成された基礎体4の固定溝5に嵌合して直線又は曲線的に連続載置すると共に、モルタルにて結着することも可能であり、選択することとなる。
而してこの発泡スチロール製パネル1を所望枚数基礎体4に載置して直線又は曲線的に連続した外構塀主体Hを構成する。ここで言う直線的とは、外構塀全長を一直線的に施工する場合、更には外構塀の全長間で、直角に曲げた状態、更にはそれらと曲線との組合せた施工を言うものであり、特に限定するものではない。
この基礎体4に載置した相隣接する発泡スチロール製パネル1、1は互いに夫々の左右端の発泡スチロール製パネル1、1が対峙し、空間部分Pを成す。
図1、2は基礎体4に埋設直立された連結支柱管6がこの空間部分Pに介在する。
具体的施工時においては、所望の外構塀全長に対応させて一定ピッチ、即ち発泡スチロール製パネル1の巾長さX毎に、予め基礎体4に埋設直立させておき、その連結支柱管6、6間に発泡スチロール製パネル1の左右の縦凹溝2、2をスライドさせて差込み、順次差込むことにより、外構塀全長を構築することとなる。
図1、2は基礎体4に埋設直立された連結支柱管6がこの空間部分Pに介在する。
具体的施工時においては、所望の外構塀全長に対応させて一定ピッチ、即ち発泡スチロール製パネル1の巾長さX毎に、予め基礎体4に埋設直立させておき、その連結支柱管6、6間に発泡スチロール製パネル1の左右の縦凹溝2、2をスライドさせて差込み、順次差込むことにより、外構塀全長を構築することとなる。
勿論、発泡スチロール製パネル1の巾長さXが、ピッチ数に合致しない場合は、その発泡スチロール製パネル1をその外構塀全長に適合させる様、任意の長さにて切断し、ゴム系接着剤にて接着して連結することとなる。
この連結支柱管6は、図6に示す如く、丸形管であるが、勿論、角形管、更には一端開口形管(C形チャンネルとも称する)の何れでもよく、限定するものではない。
この連結支柱管6は、図6に示す如く、丸形管であるが、勿論、角形管、更には一端開口形管(C形チャンネルとも称する)の何れでもよく、限定するものではない。
図1、2、4に示す如く、連結支柱管6の下端横孔7に橋絡バー8を挿通し、その両端が該相隣接する発泡スチロール製パネル1、1の底部間に亘って位置し、該橋絡バー8は基礎体4に埋設されているので連結支柱管6の抜止となる。
而して、直線又は曲線的に連続して載置された各々の発泡スチロール製パネル1の水平凹溝3に亘って連結支柱管6を貫通する様、補強横筋9を挿通しており、この水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化して一体化し、外構塀全体を強固なものとしている。
更に基礎体4には数本の横筋10が長手方向に、これと直交して横筋11が連結支柱管6を挿通しており、これら横筋10、11がクロスして基礎体4を強固なものとしている。また、基礎体4には基礎杭12には、横筋10とクロスして横筋13が配筋されている。
而して、直線又は曲線的に連続して載置された各々の発泡スチロール製パネル1の水平凹溝3に亘って連結支柱管6を貫通する様、補強横筋9を挿通しており、この水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化して一体化し、外構塀全体を強固なものとしている。
更に基礎体4には数本の横筋10が長手方向に、これと直交して横筋11が連結支柱管6を挿通しており、これら横筋10、11がクロスして基礎体4を強固なものとしている。また、基礎体4には基礎杭12には、横筋10とクロスして横筋13が配筋されている。
而して、発泡スチロール製パネル1を所望枚数基礎体4に載置し直線又は曲線的に連続して構成された外構塀主体Hの表面は、仕上材Wにて仕上げられる。実施例においてはこの仕上材WをモルタルMとして水平凹溝3及び縦凹溝2、並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分に注入されたモルタルMに順応する様にしているが、勿論、無機質セメント板を張り付けてもよい。
その後、掘削していた土を地面Gとして修復する。
その後、掘削していた土を地面Gとして修復する。
次に本発明に係る外構塀の施工順序について説明する。
先ず第1の施工例としては、地面Gに根基礎Bをコンクリート打設し、その根基礎Bの上部に基礎体4の高さ分を想定して発泡スチロール製パネル1を治具等にて持上げた仮位置状態とし、根基礎Bの上部に所定の型枠工事と共に、連結支柱管6、橋絡バー8の仮設置し、更には横筋10、11、13等の配筋を成す。
この状態にて一気にコンクリート打設作業を行い、発泡スチロール製パネル1、基礎体4、連結支柱管6、橋絡バー8、基礎杭12、横筋10、11、13が有機的に一体結合させる。
併せて、発泡スチロール製パネル1の水平凹溝3への補強横筋9の配筋を行い、水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化させて一体化し、強固な外構塀主体Hに形成する。
その後、外構塀主体Hの表面全体をモルタルM、無機質セメント板等の仕上材Wにて仕上げる。
先ず第1の施工例としては、地面Gに根基礎Bをコンクリート打設し、その根基礎Bの上部に基礎体4の高さ分を想定して発泡スチロール製パネル1を治具等にて持上げた仮位置状態とし、根基礎Bの上部に所定の型枠工事と共に、連結支柱管6、橋絡バー8の仮設置し、更には横筋10、11、13等の配筋を成す。
この状態にて一気にコンクリート打設作業を行い、発泡スチロール製パネル1、基礎体4、連結支柱管6、橋絡バー8、基礎杭12、横筋10、11、13が有機的に一体結合させる。
併せて、発泡スチロール製パネル1の水平凹溝3への補強横筋9の配筋を行い、水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化させて一体化し、強固な外構塀主体Hに形成する。
その後、外構塀主体Hの表面全体をモルタルM、無機質セメント板等の仕上材Wにて仕上げる。
更に第2の施工例としては、地面Gに根基礎Bをコンクリート打設し、その根基礎Bの上部に基礎体4の完成を想定して、所定の型枠工事と共に所望の横筋10、11、13を夫々配筋する。
併せて外構塀の全長形成を想定して、所望本数の連結支柱管6を一定ピッチで位置決めし、夫々に橋絡バー8を挿通する。
而して、その後コンクリートを打設し、基礎体4を形成すると共に、所望本数の連結支柱管6が一定ピッチにて直立固定され、配筋された横筋10、11、13等とで強固に一体化される。
続いて、上記状態において所望枚数の発泡スチロール製パネル1の左右端縦凹溝2、2を隣接する連結支柱管6に上方向からスライドすると共に、基礎体4の固定溝5に嵌合載置する。
併せて外構塀の全長形成を想定して、所望本数の連結支柱管6を一定ピッチで位置決めし、夫々に橋絡バー8を挿通する。
而して、その後コンクリートを打設し、基礎体4を形成すると共に、所望本数の連結支柱管6が一定ピッチにて直立固定され、配筋された横筋10、11、13等とで強固に一体化される。
続いて、上記状態において所望枚数の発泡スチロール製パネル1の左右端縦凹溝2、2を隣接する連結支柱管6に上方向からスライドすると共に、基礎体4の固定溝5に嵌合載置する。
この作業を順次繰返すことによって発泡スチロール製パネル1を直線又は曲線的に連続して嵌合載置すると共に、各発泡スチロール製パネル1の水平凹溝3に連結支柱管6を貫通して補強横筋9を挿通する。
上記状態において、水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化して一体化し、強固な外構塀主体Hに形成するものとしている。
上記状態において、水平凹溝3及び縦凹溝2並びに補強横筋9、連結支柱管6内を含めた部分にモルタルMを注入固化して一体化し、強固な外構塀主体Hに形成するものとしている。
尚、上記説明した施工順序は一例であって、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
H 外構塀主体
P 空間部分
W 仕上材
M モルタル
G 地面
1 発泡スチロール製パネル
2 縦凹溝
3 水平凹溝
4 基礎体
5 固定溝
6 連結支柱管
7 下端横孔
8 橋絡バー
9 補強横筋
10 横筋
11 横筋
12 基礎杭
13 横筋
P 空間部分
W 仕上材
M モルタル
G 地面
1 発泡スチロール製パネル
2 縦凹溝
3 水平凹溝
4 基礎体
5 固定溝
6 連結支柱管
7 下端横孔
8 橋絡バー
9 補強横筋
10 横筋
11 横筋
12 基礎杭
13 横筋
Claims (5)
- 上下間に亘る縦凹溝を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端を、基礎体のコンクリート打設と共に埋設して直線又は曲線的に連続載置し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げたことを特徴とする外構塀。
- 上下間に亘る縦凹溝を左右端に設けた一定長さの発泡スチロール製パネルを形成し、この所望枚数の発泡スチロール製パネルの下端を、コンクリート打設により予め形成された基礎体の固定溝に嵌合して直線又は曲線的に連続載置すると共にモルタルにて結着し、更に該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間に基礎体に埋設直立された連結支柱管を介在させ、且つ該相隣接する発泡スチロール製パネルの縦凹溝間と前記連結支柱管との部分にモルタルを注入固化させて連結一体化して外構塀主体を構成し、この外構塀主体の表面全体を仕上材にて仕上げたことを特徴とする外構塀。
- 前記発泡スチロール製パネルの上端全長に亘って左右端の縦凹溝と連なる水平凹溝を形成し、各発泡スチロール製パネルの水平凹溝間に亘って連結支柱管を貫通する様、補強横筋を挿通し、この水平凹溝及び縦凹溝、並びに補強横筋、更には連結支柱管内を含めた部分にモルタルを注入固化させて一体化したことを特徴とする請求項1、2いずれか1記載の外構塀。
- 前記発泡スチロール製パネルを連結一体化して構成された外構塀主体の表面仕上を、モルタル仕上げとしたことを特徴とする請求項1、2いずれか1記載の外構塀。
- 前記連結支柱管を挿通してその両端が該相隣接する発泡スチロール製パネルの底部間亘って位置する橋絡バーを基礎体に埋設したことを特徴とする請求項1、2いずれか1記載の外構塀。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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